JP4537939B2 - トラクタの操作装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に示されるものは、操向用のハンドル9(操縦ハンドルに相当)、主変速レバー13(変速レバーに相当)を設けてある。主変速レバー13は基部に二又部32を有し、二又部32は、変速用の操作軸33及び支持部材34の上端にピン35,36により枢支されている。操作軸33は、ハンドルポスト11に固定のボス部37により上下並びに回動自在に支持され、その上下動で選択動作、軸芯廻りの回動で変速動作を夫々行うように構成されており、この動作の組み合わせで主変速装置を操作できるようになっているものである。
特許文献2に示されるものは、パワーステアリング機構11の上部に支持ブラケット12が固定され、支持ブラケット12の横軸芯P1周りに二股状の支持部材13が揺動自在に支持され、支持部材13に円筒状のステアリングポスト14が固定され、ステアリングポスト14にステアリングホルダ15、ステアリング軸18を介して操縦ハンドル6が支持されている。固定レバー29がバネ35により固定位置に保持されると、天秤アーム32の係合部32aが係止部材33の係止部33aの一つに係合して、操縦ハンドル6及びステアリング軸18の上下角度が固定される。固定レバー29をバネ35に抗して解除位置に操作すると、天秤アーム32の係合部32aが係止部材33の係止部33aから離れ、操縦ハンドル6及びステアリング軸18の上下角度を変更することができるものである。
前記操縦ハンドルを、前記車体外壁体及び運転パネルで囲繞される空間内の上部箇所で、この空間内に固定配備されているハンドルポストのベース側部材に対して車体前後方向に取付け角調節自在に支持させ、
前記変速レバーの基部を、前記車体外壁体及び運転パネルで囲繞される空間内の上部箇所で、前記ハンドルポストのベース側部材に対する相対位置が固定された支持体に揺動自在に支持するとともに、この変速レバーの把持部を前記車体外壁体及び運転パネルで囲繞される空間の外側に延出し、
前記変速レバーの操作を前記走行用変速装置に伝える連動部材のうち、前記車体外壁体及び運転パネルで囲繞される空間内に配備される連動部材を、前記ハンドルポストの横側部に位置させて上下方向に配設し、
前記操縦ハンドルが最も車体前方側に移動した取付け角に調節され、かつ、前記変速レバーが中立位置に操作された状態において、前記操縦ハンドルのハンドル支軸の軸芯に沿う方向視で変速レバーがハンドル支軸と車体横方向に並んだ状態又はハンドル支軸よりも車体前方側に位置した状態で位置するように、前記中立位置を設定してある。
従って、本第1発明によると、運転の際、操縦ハンドルも変速レバーも運転座席側に寄った取付け位置や操作位置に位置させて操作しやすくし、ハンドル操作や変速操作の面から運転しやすいようにすることができるものでありながら、乗り降りの際、操縦ハンドルを最も前方側に角度調節するとともに変速レバーを中立位置に操作し、操縦ハンドルも変速レバーも障害物になりにくくて乗り降りしやすくなる。
図1に示すように、左右一対の操向操作及び駆動自在な前車輪1、左右一対の駆動自在な後車輪2、車体前端部に設けたエンジン3が装備された原動部4、車体後端部に設けた運転座席5が装備された運転部6、運転座席5の後側近くに設けた転倒保護枠7を備えた自走車体の車体フレームの後部を構成しているミッションケース8の上部に、左右一対のリフトアーム9をミッションケース内に位置する油圧シリンダ(図示せず)によって上下揺動操作自在に設け、前記ミッションケース8の後壁部に動力取り出し軸10を設けて、トラクタを構成してある。
つまり、変速レバー42の基部42aと前記変速アーム41aとを連動させる部材によって、前記変速レバー42の前記軸芯Xまわりでの揺動操作を変速操作部41に伝達するための連動部材が構成されている。
前記連動ロッド76は、揺動リンク75及び変速アーム41aに球面利用の継ぎ手77を介して連結されており、変速操作部41が摺動操作された際、変速アーム41aが揺動リンク75に対して車体横方向に相対移動することを各継ぎ手77の屈折作用によって吸収されるようになっている。
つまり、変速レバー42の基部42aと前記変速操作部41の環状溝41bとを連動させる部材によって、前記変速レバー42の前記軸芯Yまわりでの揺動操作を変速操作部41に伝達するための連動部材が構成されている。
すなわち、位置決めバー62の作用部62aが一方の前後ガイド溝63の後端側に位置することによって変速レバー42を後進位置Rに位置決めする。位置決めバー62の作用部62aが一方の前後ガイド溝63の前端側に位置することによって変速レバー42を前進2速位置F2に位置決めする。位置決めバー62の作用部62aが他方の前後ガイド溝64の後端側に位置することによって変速レバー42を前進1速位置F1に位置決めする。位置決めバー62の作用部62aが他方の前後ガイド溝64の前端側に位置することによって変速レバー42を前進3速位置F3に位置決めする。位置決めバー62の作用部62aが切欠き67に位置することによって変速レバー42を中立位置Nに位置決めする。
レバーガイド50は、さらに、次の如く形成してある。ガイド盤部51の車体上方向き面51aが、後進位置R、前進2速位置F2、中立位置Nが位置する部分において、運転パネル20の前記スイッチ盤面22と平行又はほぼ平行になり、かつ、スイッチ盤面22と同一又はほぼ同一の平面上に位置した状態に形成してある。
すなわち、前記複数本の前後経路54,55のうちの車体内側に位置する前後経路54は、変速レバー42がレバー位置決め機構60の一方の前後向きガイド溝63に案内されて揺動操作される際、すなわち変速レバー42が前進2速位置F2と後進位置Rに切り換えるように軸芯Yまわりで揺動操作される際、変速レバー42の縦杆身部分42cが移動する操作経路を形成している。前記複数本の前後経路54,55のうちの車体外側に位置する前後経路55は、変速レバー41がレバー位置決め機構60の他方のガイド溝64に案内されて揺動操作される際、すなわち変速レバー42が前進1速位置F1と前進3速位置F3とに切り換えるように軸芯Xまわりで揺動操作される際、変速レバー42の前記縦杆身部分42cが移動する操作経路を形成している。前記連通経路56は、変速レバー42がレバー位置決め機構60の連通溝66に沿わせて揺動操作される際、すなわち変速レバー42が前記操作経路54と55の一方から他方に移動させるように軸芯Yまわりで揺動操作される際、変速レバー42の前記縦杆身部分42cが移動する操作経路を形成している。
そして、変速レバー42を軸芯Xまわりで操作経路54や55に沿わせて車体前後方向に揺動操作すると、この操作力が連動軸70、連動アーム72、連動ロッド73、揺動リンク74、揺動リンク75、連動ロッド76、変速アーム41aによって変速操作部41の他端側に伝達されてこの変速操作部41が回転し、走行用変速装置40は、選択したシフトギヤを摺動操作して所定の伝動ギヤ(図示せず)に係脱させる。
これにより、変速レバー42を操作経路55の車体後方側端部に位置する前進1速位置F1に操作すれば、走行用変速装置40が前進第1速状態になり、変速レバー42を操作経路54の車体前方側端部に位置する前進2速位置F2に操作すれば、走行用変速装置40が前進第2速状態になり、変速レバー42を操作経路55の車体前方側端部に位置する前進3速位置F3に操作すれば、走行用変速装置40が前進第2速状態よりも高速の前進第3速状態になる。変速レバー42を操作経路54の車体後方側端部に位置する後進位置Rに操作すると、走行用変速装置40が後進状態になる。
上記実施例の如く、操縦ハンドル11が最も前方側に移動した状態に角度調節されると、中立位置Nに操作された変速レバー42がハンドル支軸12と車体横方向に並ぶように中立位置Nを設定する他、操縦ハンドル11が最も前方側に移動した状態に角度調節されると、中立位置Nに操作された変速レバー42がハンドル支軸12よりも車体前方側に位置するように中立位置Nを設定して実施してもよい。この場合も、本発明の目的を達成することができる。
12 ハンドル支軸
40 走行用変速装置
42 変速レバー
73 連動ロッド
74,75 揺動リンク
82 操作ケーブル
90b 高配置レベル側のステップ部
91 低配置レベル側のステップ部
92 カバー
93 運転ステップ
94 段差部
N 変速レバーの中立位置
Claims (4)
- 走行用変速装置を操作する変速レバーを、車体外壁体の上部に位置する運転パネルの上側で回転操作自在に装備されている操縦ハンドルの横側方位置で揺動操作可能に設けたトラクタの操作装置であって、
前記操縦ハンドルを、前記車体外壁体及び運転パネルで囲繞される空間内の上部箇所で、この空間内に固定配備されているハンドルポストのベース側部材に対して車体前後方向に取付け角調節自在に支持させ、
前記変速レバーの基部を、前記車体外壁体及び運転パネルで囲繞される空間内の上部箇所で、前記ハンドルポストのベース側部材に対する相対位置が固定された支持体に揺動自在に支持するとともに、この変速レバーの把持部を前記車体外壁体及び運転パネルで囲繞される空間の外側に延出し、
前記変速レバーの操作を前記走行用変速装置に伝える連動部材のうち、前記車体外壁体及び運転パネルで囲繞される空間内に配備される連動部材を、前記ハンドルポストの横側部に位置させて上下方向に配設し、
前記操縦ハンドルが最も車体前方側に移動した取付け角に調節され、かつ、前記変速レバーが中立位置に操作された状態において、前記操縦ハンドルのハンドル支軸の軸芯に沿う方向視で変速レバーがハンドル支軸と車体横方向に並んだ状態又はハンドル支軸よりも車体前方側に位置した状態で位置するように、前記中立位置を設定してあるトラクタの操作装置。 - 前記車体外壁体及び運転パネルで囲繞される空間内に配備される連動部材が、前記ハンドルポストのベース側部材に対して支持された回転伝動可能な連動軸によって構成されている請求項1記載のトラクタの操作装置。
- 前記変速レバーの操作を前記走行用変速装置に伝える連動部材のうち、前記車体外壁体及び運転パネルで囲繞される空間の外側で運転ステップ上に配置される部分の連動部材を、運転ステップの段差部の隅を通るように配置して運転ステップ上に設けるとともに、この連動部材を覆うカバーを、前記段差部で高配置レベル側に位置するステップ部と、低配置レベル側に位置するステップ部とにわたって傾斜状態に配置してある請求項1又は2記載のトラクタの操作装置。
- 前記走行用変速装置にシフトギヤ選択を行わせる前記変速レバーの操作力を走行用変速装置に伝達するように変速レバーと走行用変速装置とを連動させている操作ケーブルを設け、前記走行用変速装置にシフトギヤ係脱を行わせる前記変速レバーの操作力を走行用変速装置に伝達するように変速レバーと走行用変速装置とを連動させている連動ロッド及び揺動リンクを設けてある請求項1、2、又は3記載のトラクタの操作装置。
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