JPH0236740Y2 - - Google Patents

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JPH0236740Y2
JPH0236740Y2 JP1983200821U JP20082183U JPH0236740Y2 JP H0236740 Y2 JPH0236740 Y2 JP H0236740Y2 JP 1983200821 U JP1983200821 U JP 1983200821U JP 20082183 U JP20082183 U JP 20082183U JP H0236740 Y2 JPH0236740 Y2 JP H0236740Y2
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JP
Japan
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shaft
mounting member
transmission case
operating shaft
vehicle
Prior art date
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JP1983200821U
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English (en)
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JPS60110018U (ja
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輌の変速操作装置に関するもので
ある。
トラクタ等の車輌において、例えば主変速装置
を操作する主変速レバーは、ミツシヨンケース上
の中央部に配置し、オペレータの股間に位置する
ように設けているので、乗降時に障害となる他、
その主変速レバーを支持するために変速台に起状
を設ける必要がある。そのため、オペレータの足
元近傍の邪魔になり、操作性、居住性の点で問題
があつた。
そこで、実開昭58−112638号公報で開示されて
いるように、操作軸の軸端に、支持アームを備
え、操作軸と支持アームとにわたつて変速レバー
を枢支したトラクタの所謂サイドシフト形操作レ
バー装置が提案されている(従来例の1)。
また、実公昭46−26012号公報には車体に取付
部材を装着し、この取付部材に挿入支持された操
作軸の突出端に、支持アームと変速レバーを備え
た自動車用の所謂サイドシフト形操作レバー装置
が提案されている(従来例の2)。
しかしながら、従来例の1では操作軸がトラク
タ車体でるミツシヨンケースに横架支持されてい
るので、その組付、分解等のメンテナンスが非常
に困難であつた。
従来例の2は取付部材が上下2段の受部材とケ
ーシングとからなつていて、このため、上下方向
に嵩高となつており、従つて、フロアーシート
(床板)を有するトラクタに適用するには問題が
あつた。
本考案は、変速レバーを側方に配置して居住性
を良好にすると共に、その側方の変速レバーから
もミツシヨンケース内の変速装置を容易かつ円滑
に操作し得るようにした車輌の所謂サイドシフト
形変速操作装置において、特に、車体上面とこれ
を被覆する床カバーとの空間を有効利用した技術
を提供しようとするものである。
すなわち、本考案は、車体上の前後に操縦ハン
ドルと運転席とを有し、車体を覆う床カバーを有
し、車輌の前記車体となるミツシヨンケース上に
取付部材を装着しており、この取付部材に、前記
ミツシヨンケース内の変速装置に連動して軸心方
向に摺動自在でかつ軸心廻りに回動自在な操作軸
を横方向外方に突出させて設け、前記取付部材に
操作軸の軸心廻りにのみ回動自在な支持アームを
設け、前記操作軸及び支持アームに、前後・左右
に操作可能な変速レバーの基部側を枢支連結した
ものにおいて、前記取付部材は上下方向に偏平状
とされて、ミツシヨンケースの上部を塞ぐ蓋体に
備えられ、かつ、前記床カバーとミツシヨンケー
スとの間に収められており、該取付部材には、前
記操作軸を挿入して支持する軸支孔を有する軸部
が横方向外方に突出されて備えられており、 更に、前記取付部材にはミツシヨンケース側の
上面に形成された開口部と上下に相対して開口部
が形成されており、 前記軸支孔に挿入して支持されている操作軸に
は、変速装置に連動する係合体が前記開口部に収
められて備えられており、 前記支持アームは前記取付部材の軸部に支持さ
れていることを特徴とするものである。
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1図において、1はトラクタ車体で、ミツ
シヨンケース2等から成り、前輪3及び後輪4を
有する。5はボンネツト、6は左右一対の後輪フ
エンダー、7は作業機昇降用の油圧装置、8は後
部床カバー、9は運転席、10はステツプ、11
はミツシヨンケース2を覆う前部床カバー、13
はハンドル、14はドアーであり、前記操縦ハン
ドル13と運転席9は車体1上の前後に配置さ
れ、又、乗降用ステツプ10は車体1の側部に備
えられている。
ミツシヨンケース2の内部には走行用の主変速
装置15、副変速装置16等が内蔵されており、
その主変速装置15に組込まれた3個のシフター
又はシフトギヤーは3本のシフトフオーク17,
18,19により操作される。シフトフオーク1
7,18,19は第2図乃至第4図に示すように
ミツシヨンケース2上面に装着された蓋体20の
突出部21,22によりシフトロツド23,2
4,25を介して前後方向にシフト動作可能に支
持され、またこの各シフトフオーク17,18,
19の上端部には係合部が夫々形成されている。
26は上下方向に偏平状の取付部材であつて、蓋
体20上に4本のボルト27により取付けられて
おり、この取付部材20にはミツシヨンケース2
の略中央部に位置するように開口部28が形成さ
れると共に、横方向の操作軸29が挿支されてい
る。操作軸29は軸心方向に摺動自在でかつ軸心
廻りに回動自在であると共に、開口部28を横方
向に貫通するように設けられており、その開口部
28対応位置に係合体30が下方に突出するよう
に固定されている。係合体30は蓋体20の開口
部31を介してシフトフオーク17,18,19
の上端の係合部に択一的に係脱自在である。操作
軸29はミツシヨンケース2から横方向外方に突
出せしめられ、また取付部材26もミツシヨンケ
ース2から同方向に若干突設せしめられており、
その突出部側に操作軸29を挿入して支持する軸
支孔を有する軸部32が形成されている。軸部3
2には支持アーム33のボス部34側が軸心廻り
に回動のみ自在に套嵌されている。支持アーム3
3は操作軸29と同方向に、その先端部近傍まで
突出させられている。35はドアー14の内側近
傍部位に配置された変速レバーで、上端にグリツ
プ36、下端に二又部37を夫々有し、その二又
部37は操作軸29及び支持アーム33の先端部
を前後から挾んだ状態でピン38,39により
夫々に枢支連結されており、該変速レバー35は
乗降用ステツプ10と反対側の車体側部に配置さ
れている。なお変速レバー35は前部床カバー1
1の孔を貫通して上方へ突出せしめられ、またそ
の貫通部には可撓カバー40が設けられている。
41はシフトロツド23,24,25の位置決め
機構で、突出部22内に設けられている。42は
操作軸29の位置決め機構で、取付部材26が偏
平状であるため水平方向に設けられている。
上記構成において、変速レバー35を左右方向
に操作すると、支持アーム33が横方向に移動不
能であるため、ピン39廻りに変速レバー35が
第2図仮想線のように揺動し、これにピン38で
連結された操作軸29が横方向に摺動し、係合体
30がシフトフオーク17,18,19の何れか
の係合部に係合する。例えば、変速レバー35が
第2図に示す実線の中央にある時には、係合体3
0がシフトフオーク18に係合し、このシフトフ
オーク18を選択する。そして、次に第2図の実
線位置から前後方向に変速レバー35を操作する
と、軸部32回りに支持アーム33が回動自在で
あるため、これと操作軸29とが軸心廻りに回動
し、係合体30がシフトロツド24と共にシフト
フオーク18を第4図仮想線の如く前後にシフト
動作をし、このシフトフオーク18に係合するシ
フター又はシフトギヤーをシフトさせ、所定の変
速段に変速できる。
変速レバー35はこのように操作するのである
が、運転席9の前方右側に位置し、ミツシヨンケ
ース2から側方に離れているので、オペレータの
足元の邪魔にならず、また乗降時の障害になるこ
ともない。しかも取付部材26は偏平状であり、
これから横方向外方に突出した操作軸29の先端
側に変速レバー35を枢支連結しているので、ミ
ツシヨンケース2上の凸凹を少なくし、嵩張りを
小さくできる。従つて、前部床カバー11をミツ
シヨンケース2から大きく離す必要がなく、コン
パクト化が可能である。
本考案は以上の通りであり、次の利点がある。
軸支孔を有する軸部が横方向外方に突出されて
いる取付部材は、ミツシヨンケースの上部を塞ぐ
蓋体に備えられていて、車体を覆う床カバーとミ
ツシヨンケースとの間に収められているので、床
カバーによるフロアーが広くなり、居住性と操作
性を大幅に向上できる。
この際、取付部材は上下方向に偏平状とされて
いるので、床カバーとミツシヨンケースとの間に
収めるにも、床カバーを格別上方にする必要性は
なく、この点から、乗降と操作性を容易にでき
る。
更に、取付部材は軸支孔を有する軸部が横方向
外方に突出されており、前記軸支孔に操作レバー
を有する操作軸が挿入されているので、操作軸を
横方向外方に突出させた長軸なものとしてもその
操作軸の撓みがなく、このため、操作軸の軸心方
向における摺動および軸心廻りの回動も円滑かつ
軽快となり、変速操作を容易とできる。
また、取付部材の軸支孔に操作軸を挿入すると
ともに支持アームは軸支孔を有する軸部材に支持
され、操作軸と支持アームに変速レバーが枢支連
結されているので、取付部材に、操作軸、支持ア
ームおよび変速レバーをユニツトとして備えてこ
のユニツト化された取付部材を蓋体に備えている
のでミツシヨンケース上面に取付けることがで
き、ここに変速レバー系の車体側に対する取付け
取外しが容易になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はトラ
クタ全体の側面図、第2図は要部の断面背面図、
第3図は同破断側面図、第4図は同破断平面図で
ある。 2……ミツシヨンケース、11……バ床カバ
ー、15……主変速装置、17〜19……シフト
フオーク、20……蓋体、26……取付部材、2
9……操作軸、30……係合体、35……変速レ
バー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体上の前後に操縦ハンドルと運転席とを有
    し、車体を覆う床カバーを有し、車輌の前記車体
    となるミツシヨンケース上に取付部材を装着して
    おり、この取付部材に、前記ミツシヨンケース内
    の変速装置に連動して軸心方向に摺動自在でかつ
    軸心廻りに回動自在な操作軸を横方向外方に突出
    させて設け、前記取付部材に操作軸の軸心廻りに
    のみ回動自在な支持アームを設け、前記操作軸及
    び支持アームに、前後・左右に操作可能な変速レ
    バーの基部側を枢支連結したものにおいて、 前記取付部材は上下方向に偏平状とされてミツ
    シヨンケースの上部を塞ぐ蓋体に備えられ、か
    つ、前記床カバーとミツシヨンケースとの間に収
    められており、前記取付部材には前記操作軸を挿
    入して支持する軸支孔を有する軸部が横方向外方
    に突出されて備えられており、 更に、前記取付部材にはミツシヨンケース側の
    上面に形成された開口部と上下に相対して開口部
    が形成されており、 前記軸支孔に挿入して支持されている操作軸に
    は、変速装置に連動する係合体が前記開口部に収
    められて備えられており、 前記支持アームは前記取付部材の軸部に支持さ
    れていることを特徴とする車輌の変速操作装置。
JP20082183U 1983-12-28 1983-12-28 車輌の変速操作装置 Granted JPS60110018U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20082183U JPS60110018U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 車輌の変速操作装置

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JP20082183U JPS60110018U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 車輌の変速操作装置

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Publication Number Publication Date
JPS60110018U JPS60110018U (ja) 1985-07-26
JPH0236740Y2 true JPH0236740Y2 (ja) 1990-10-05

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JP20082183U Granted JPS60110018U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 車輌の変速操作装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4495277B2 (ja) * 1999-09-20 2010-06-30 セイレイ工業株式会社 管理機の変速装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921948Y2 (ja) * 1982-06-09 1984-06-30 株式会社神崎高級工機製作所 農用トラクタ等における変速操作装置

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JPS60110018U (ja) 1985-07-26

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