JPS6240823Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6240823Y2 JPS6240823Y2 JP1982025070U JP2507082U JPS6240823Y2 JP S6240823 Y2 JPS6240823 Y2 JP S6240823Y2 JP 1982025070 U JP1982025070 U JP 1982025070U JP 2507082 U JP2507082 U JP 2507082U JP S6240823 Y2 JPS6240823 Y2 JP S6240823Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift
- shift lever
- shaft
- clutch housing
- operating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 37
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、車輌の変速操作装置に関する。
(従来の技術)
トラクタ等の走行動力車輌においては、エンジ
ンの後方にクラツチハウジング、ミツシヨンケー
スを順次接続して車体を構成し、ミツシヨンケー
ス上に変速台を装着し、内部の変速装置を操作す
る変速レバーを変速台に取付けているのが一般的
である。
ンの後方にクラツチハウジング、ミツシヨンケー
スを順次接続して車体を構成し、ミツシヨンケー
ス上に変速台を装着し、内部の変速装置を操作す
る変速レバーを変速台に取付けているのが一般的
である。
(考案が解決しようとする問題点)
従来は変速台、変速レバーがミツシヨンケース
上にあつたので、変速装置の変速部に連動するシ
フトロツド等をミツシヨンケース内の上部に組込
まなければならず、従つて、変速台の部分が非常
に高くなり、トラクタ等ではオペレータの乗降時
に変速台、変速レバーが障害になる問題があつ
た。また変速台、シフトロツド等がミツシヨンケ
ースの上部にあるため、それだけ車体全体の重心
位置も高くなつていた。
上にあつたので、変速装置の変速部に連動するシ
フトロツド等をミツシヨンケース内の上部に組込
まなければならず、従つて、変速台の部分が非常
に高くなり、トラクタ等ではオペレータの乗降時
に変速台、変速レバーが障害になる問題があつ
た。また変速台、シフトロツド等がミツシヨンケ
ースの上部にあるため、それだけ車体全体の重心
位置も高くなつていた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、変
速レバーをクラツチハウジング側に寄せる一方、
クラツチハウジング内の空間を有効に利用して操
作機構を組込み、高さを低く抑えかつ重心も低く
できるようにすることを目的とする。
速レバーをクラツチハウジング側に寄せる一方、
クラツチハウジング内の空間を有効に利用して操
作機構を組込み、高さを低く抑えかつ重心も低く
できるようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、そのための手段として、エンジン2
の後方にクラツチハウジング3とミツシヨンケー
ス4を順次設けた車輌において、クラツチハウジ
ング3に、該クラツチハウジング3を上方に貫通
する上下方向の操作軸21を設け、この操作軸2
1の上端側に、該操作軸21を上下及び回動操作
する変速レバー16を設け、ミツシヨンケース4
内の変速装置41を変速操作するための2本のシ
フトロツド36,37を、前端側がクラツチハウ
ジング3内に突出するように下部側に前後方向に
設け、クラツチハウジング3内で各シフトロツド
36,37の前端部に係合体49,50を夫々設
け、この係合体49,50の上方でクラツチハウ
ジング4内に横軸51を設け、この横軸51に、
各係合体49,50に対して選択的に係合すべく
横方向に摺動自在でかつ係合側の係合体49,5
0を介して各シフトロツド36,37を前後に摺
動させるべく回動自在にシフトレバー53を支持
し、操作軸21の下端に、該操作軸21の回動に
よりシフトレバー53を横軸51上で横方向に摺
動させかつ上下動によりシフトレバー53を横軸
51廻りに回動させるためのアーム57を設けた
ものである。
の後方にクラツチハウジング3とミツシヨンケー
ス4を順次設けた車輌において、クラツチハウジ
ング3に、該クラツチハウジング3を上方に貫通
する上下方向の操作軸21を設け、この操作軸2
1の上端側に、該操作軸21を上下及び回動操作
する変速レバー16を設け、ミツシヨンケース4
内の変速装置41を変速操作するための2本のシ
フトロツド36,37を、前端側がクラツチハウ
ジング3内に突出するように下部側に前後方向に
設け、クラツチハウジング3内で各シフトロツド
36,37の前端部に係合体49,50を夫々設
け、この係合体49,50の上方でクラツチハウ
ジング4内に横軸51を設け、この横軸51に、
各係合体49,50に対して選択的に係合すべく
横方向に摺動自在でかつ係合側の係合体49,5
0を介して各シフトロツド36,37を前後に摺
動させるべく回動自在にシフトレバー53を支持
し、操作軸21の下端に、該操作軸21の回動に
よりシフトレバー53を横軸51上で横方向に摺
動させかつ上下動によりシフトレバー53を横軸
51廻りに回動させるためのアーム57を設けた
ものである。
(実施例)
以下、図示の実施例について本考案を詳述す
る。なお、実施例では前後進型のトラクタを例示
する。
る。なお、実施例では前後進型のトラクタを例示
する。
第1図において、1はトラクタ車体で、エンジ
ン2の後方にクラツチハウジング3及びミツシヨ
ンケース4を順次接続して構成されており、前輪
5及び後輪6を有する。7はエンジン2等を覆う
ボンネット、8はこのボンネット7の後方に設け
られた後部ボンネットで、クラツチハウジング3
の上方に配置されている。9は作業機昇降用の油
圧装置、10は後輪フエンダーで、この後輪フエ
ンダー10間に油圧装置9を覆うように後部床カ
バー11が設けられている。12はミツシヨンケ
ース4の両側に配置されたステツプであり、この
ステツプ12間にミツシヨンケース4等を覆うよ
うに前部床カバー13が設けられている。14は
運転席、15は操向ハンドルであつて、これらは
後部ボンネット8近傍の取付部と油圧装置9近傍
の取付部に夫々前後反転装着可能とされており、
前向き運転時には仮想線、後向き運転時には実線
の如く夫々装着する。16はミツシヨンケース4
内のPTO変速装置41を操作する変速レバー
で、クラツチハウジング3と後部ボンネツト8と
の間に配置され、第2図及び第3図の如く上下及
び左右に操作自在に支持されている。即ち、クラ
ツチハウジング3の上壁17上面には、操向ハン
ドル15の前部取付部18の側方に位置すべく支
持筒体19が取付板20を介して装着され、この
支持筒体19には上下並びに回動自在に上下方向
の操作軸21が挿支されると共に、ブラケツト2
2を有する回動筒23が回動自在に套嵌されてい
る。一方、変速レバー16の前端部には二又部2
4が設けられ、その二又部24は前端でピン25
によりブラケツト22に上下動自在に枢支され、
またこのピン25より後方側で操作軸21上端の
ブラケツト26にピン27及び長孔28を介して
連結されており、従つて、変速レバー16の上下
操作時に操作軸21が上下に摺動し、左右操作時
に軸心廻りに回動する。
ン2の後方にクラツチハウジング3及びミツシヨ
ンケース4を順次接続して構成されており、前輪
5及び後輪6を有する。7はエンジン2等を覆う
ボンネット、8はこのボンネット7の後方に設け
られた後部ボンネットで、クラツチハウジング3
の上方に配置されている。9は作業機昇降用の油
圧装置、10は後輪フエンダーで、この後輪フエ
ンダー10間に油圧装置9を覆うように後部床カ
バー11が設けられている。12はミツシヨンケ
ース4の両側に配置されたステツプであり、この
ステツプ12間にミツシヨンケース4等を覆うよ
うに前部床カバー13が設けられている。14は
運転席、15は操向ハンドルであつて、これらは
後部ボンネット8近傍の取付部と油圧装置9近傍
の取付部に夫々前後反転装着可能とされており、
前向き運転時には仮想線、後向き運転時には実線
の如く夫々装着する。16はミツシヨンケース4
内のPTO変速装置41を操作する変速レバー
で、クラツチハウジング3と後部ボンネツト8と
の間に配置され、第2図及び第3図の如く上下及
び左右に操作自在に支持されている。即ち、クラ
ツチハウジング3の上壁17上面には、操向ハン
ドル15の前部取付部18の側方に位置すべく支
持筒体19が取付板20を介して装着され、この
支持筒体19には上下並びに回動自在に上下方向
の操作軸21が挿支されると共に、ブラケツト2
2を有する回動筒23が回動自在に套嵌されてい
る。一方、変速レバー16の前端部には二又部2
4が設けられ、その二又部24は前端でピン25
によりブラケツト22に上下動自在に枢支され、
またこのピン25より後方側で操作軸21上端の
ブラケツト26にピン27及び長孔28を介して
連結されており、従つて、変速レバー16の上下
操作時に操作軸21が上下に摺動し、左右操作時
に軸心廻りに回動する。
第3図乃至第6図において、29はクラツチハ
ウジング3内に設けられたダブルクラツチ装置
で、エンジン2からの動力を二重軸構造の走行推
進軸30及びPTO推進軸31を介してミツシヨ
ンケース4内の各変速装置に伝達しており、この
ダブルクラツチ装置29はクラツチペダル32に
よりクラツチレバー軸33、解除フオーク34、
解除ハブ35を介して断続操作可能である。36
は第1シフトロツド、37は第2シフトロツド
で、これらは第3図及び第4図に示すように、ミ
ツシヨンケース4内の一側下部に、上下に並べて
前後方向に配置されており、この各シフトロツド
36,37はミツシヨンケース4内の隔壁38,
39に摺動自在に支持されると共に、クラツチハ
ウジング3とミツシヨンケース4との間の隔壁3
8を前方に貫通してクラツチハウジング3内に突
出せしめられている。そして、この各シフトロツ
ド36,37にはミツシヨンケース4内でPTO
変速装置41のPTO変速軸42上の被操作体、
例えばシフター43,44に夫々係合するシフト
フオーク45,46が固設され、またクラツチハ
ウジング3内に突出した前端部には、係合凹部4
7,48を横方向に対向して夫々切欠形成した係
合体49,50が固設されている。51は横軸
で、第4図及び第5図に示すように係合体49,
50の上方近傍でクラツチハウジング3の側壁5
2に螺着されており、この横軸51には係合体4
9,50の係合凹部47,48に選択的に係合す
るシフトレバー53がボス54を介して横方向に
摺動自在でかつ軸心廻りに回動自在に支持され、
またそのボス54には係合筒55が前方側に突設
されている。シフトレバー53の下端部は第6図
に示すように一対の係合体49,50内に位置し
ており、横方向の摺動により各係合体49,50
の係合凹部47,48に対して選択的に係脱自在
であり、横軸51廻りの回動により係合側の係合
体49,50を介して各シフトロツド36,37
を前後に摺動させるようになつている。
ウジング3内に設けられたダブルクラツチ装置
で、エンジン2からの動力を二重軸構造の走行推
進軸30及びPTO推進軸31を介してミツシヨ
ンケース4内の各変速装置に伝達しており、この
ダブルクラツチ装置29はクラツチペダル32に
よりクラツチレバー軸33、解除フオーク34、
解除ハブ35を介して断続操作可能である。36
は第1シフトロツド、37は第2シフトロツド
で、これらは第3図及び第4図に示すように、ミ
ツシヨンケース4内の一側下部に、上下に並べて
前後方向に配置されており、この各シフトロツド
36,37はミツシヨンケース4内の隔壁38,
39に摺動自在に支持されると共に、クラツチハ
ウジング3とミツシヨンケース4との間の隔壁3
8を前方に貫通してクラツチハウジング3内に突
出せしめられている。そして、この各シフトロツ
ド36,37にはミツシヨンケース4内でPTO
変速装置41のPTO変速軸42上の被操作体、
例えばシフター43,44に夫々係合するシフト
フオーク45,46が固設され、またクラツチハ
ウジング3内に突出した前端部には、係合凹部4
7,48を横方向に対向して夫々切欠形成した係
合体49,50が固設されている。51は横軸
で、第4図及び第5図に示すように係合体49,
50の上方近傍でクラツチハウジング3の側壁5
2に螺着されており、この横軸51には係合体4
9,50の係合凹部47,48に選択的に係合す
るシフトレバー53がボス54を介して横方向に
摺動自在でかつ軸心廻りに回動自在に支持され、
またそのボス54には係合筒55が前方側に突設
されている。シフトレバー53の下端部は第6図
に示すように一対の係合体49,50内に位置し
ており、横方向の摺動により各係合体49,50
の係合凹部47,48に対して選択的に係脱自在
であり、横軸51廻りの回動により係合側の係合
体49,50を介して各シフトロツド36,37
を前後に摺動させるようになつている。
操作軸21は横軸51の上方に位置するように
支持筒体19及び隔壁38の突出部56により支
持され、この操作軸21の下端には逆L字状のア
ーム57が固着されている。アーム57の下端に
は係合突起58が設けられ、その先端の球状部5
9が係合筒55に係合している。そして、アーム
57は操作軸21の回動によりシフトレバー53
を横軸51上で横方向に摺動させ、かつ上下動で
シフトレバー53を横軸51廻りに回動させるよ
うになつている。60は走行変速軸である。
支持筒体19及び隔壁38の突出部56により支
持され、この操作軸21の下端には逆L字状のア
ーム57が固着されている。アーム57の下端に
は係合突起58が設けられ、その先端の球状部5
9が係合筒55に係合している。そして、アーム
57は操作軸21の回動によりシフトレバー53
を横軸51上で横方向に摺動させ、かつ上下動で
シフトレバー53を横軸51廻りに回動させるよ
うになつている。60は走行変速軸である。
第3図、第7図乃至第9図に示すように、シフ
トロツド36,37とミツシヨンケース4の側壁
61との間には、ロツクプレート62が一対のシ
フトフオーク45,46に対応して配置されてい
る。ロツクプレート62はミツシヨンケース4の
側壁61に螺着された枢支軸63により上下動自
在に枢支されている。ロツクプレート62には、
シフトフオーク45に対応する部位に、前後方向
の長孔64と枢支軸63を中心とする円弧状の長
孔65とが交差状に形成されると共に、シフトフ
オーク46に対応する部位に上下方向の長孔66
が形成されている。一方、各シフトフオーク4
5,46のシフトロツド36,37側のボス部6
7,68には、長孔64,65に摺動自在に嵌合
するピン69と、長孔66に摺動自在に嵌合する
ピン72とが夫々設けられている。
トロツド36,37とミツシヨンケース4の側壁
61との間には、ロツクプレート62が一対のシ
フトフオーク45,46に対応して配置されてい
る。ロツクプレート62はミツシヨンケース4の
側壁61に螺着された枢支軸63により上下動自
在に枢支されている。ロツクプレート62には、
シフトフオーク45に対応する部位に、前後方向
の長孔64と枢支軸63を中心とする円弧状の長
孔65とが交差状に形成されると共に、シフトフ
オーク46に対応する部位に上下方向の長孔66
が形成されている。一方、各シフトフオーク4
5,46のシフトロツド36,37側のボス部6
7,68には、長孔64,65に摺動自在に嵌合
するピン69と、長孔66に摺動自在に嵌合する
ピン72とが夫々設けられている。
上記構成において、PTO変速の際には、上下
中間のM位置にある変速レバー16をL位置又は
R位置に左右に選択操作した後、そのL位置又は
R位置で変速レバー16をU位置又はD位置へと
上下に変速操作すれば良い。即ち、変速レバー1
6を左右に選択操作すると、ブラケツト22を支
持する回動筒23が支持筒体19に対して回動自
在であるため、操作軸21がその軸心廻りに回動
し、アーム57、係合突起58を介してシフトレ
バー53が横軸51上を横方向に摺動し、一対の
係合体49,50に対して選択的に係合する。そ
して、変速レバー16がL位置にある時にはシフ
トレバー53が係合体49に係合し、またR位置
にある時には係合体50に係合する。
中間のM位置にある変速レバー16をL位置又は
R位置に左右に選択操作した後、そのL位置又は
R位置で変速レバー16をU位置又はD位置へと
上下に変速操作すれば良い。即ち、変速レバー1
6を左右に選択操作すると、ブラケツト22を支
持する回動筒23が支持筒体19に対して回動自
在であるため、操作軸21がその軸心廻りに回動
し、アーム57、係合突起58を介してシフトレ
バー53が横軸51上を横方向に摺動し、一対の
係合体49,50に対して選択的に係合する。そ
して、変速レバー16がL位置にある時にはシフ
トレバー53が係合体49に係合し、またR位置
にある時には係合体50に係合する。
第2図に仮想線で示すように変速レバー16を
R位置に操作してシフトレバー53を係合体50
に係合させた後、中立状態のM位置にある変速レ
バー16をU位置へと上方に変速操作すると、ピ
ン27、ブラケツト26を介して操作軸21が上
方に摺動するので、アーム57、係合突起58、
係合筒55を介してシフトレバー53が横軸51
廻りにa矢示方向に回動する。そのため係合体5
0を介してシフトロツド37がb矢示の如く前方
に摺動し、シフトフオーク46を介してPTO変
速装置41のシフター44が前方に動き、中立か
ら所定の変速状態に切換わる。
R位置に操作してシフトレバー53を係合体50
に係合させた後、中立状態のM位置にある変速レ
バー16をU位置へと上方に変速操作すると、ピ
ン27、ブラケツト26を介して操作軸21が上
方に摺動するので、アーム57、係合突起58、
係合筒55を介してシフトレバー53が横軸51
廻りにa矢示方向に回動する。そのため係合体5
0を介してシフトロツド37がb矢示の如く前方
に摺動し、シフトフオーク46を介してPTO変
速装置41のシフター44が前方に動き、中立か
ら所定の変速状態に切換わる。
この時、シフトフオーク46のピン72がロツ
クプレート62の長孔66に係合しているので、
シフトフオーク45が中立位置にあれば、そのピ
ン69が第3図に示すように長孔64,65の交
差部にあり、ピン69は長孔65に沿つて相対摺
動可能であるため、ロツクプレート62がシフト
ロツド37の摺動に伴つて枢支軸63廻りにc矢
示方向に回動する。しかし、シフトフオーク45
が変速位置にあれば、ピン69が長孔65から長
孔64側に位置しているため、ロツクプレート6
2は回動できず、シフトロツド37は前方に摺動
しない。
クプレート62の長孔66に係合しているので、
シフトフオーク45が中立位置にあれば、そのピ
ン69が第3図に示すように長孔64,65の交
差部にあり、ピン69は長孔65に沿つて相対摺
動可能であるため、ロツクプレート62がシフト
ロツド37の摺動に伴つて枢支軸63廻りにc矢
示方向に回動する。しかし、シフトフオーク45
が変速位置にあれば、ピン69が長孔65から長
孔64側に位置しているため、ロツクプレート6
2は回動できず、シフトロツド37は前方に摺動
しない。
このような変速レバー16の操作によりPTO
変速装置41を4段変速することができるのであ
るが、この変速レバー16はクラツチハウジング
3上にあるため、例えば第1図仮想線の如くミツ
シヨンケース2上に変速台70と変速レバー71
とを設けたものに比較して、この部分を低くする
ことができる。従つて、ミツシヨンケース4をお
おう前部床カバー13の高さを必要最小限度に抑
えることができ、ステツプ12の近傍の空間が広
がり、居住性が向上し、かつ乗降等も容易にでき
る。また変速レバー16が前方に位置するため、
前向き運転、後向き運転の何れの場合も、その操
作が容易になり、操作性が向上する。
変速装置41を4段変速することができるのであ
るが、この変速レバー16はクラツチハウジング
3上にあるため、例えば第1図仮想線の如くミツ
シヨンケース2上に変速台70と変速レバー71
とを設けたものに比較して、この部分を低くする
ことができる。従つて、ミツシヨンケース4をお
おう前部床カバー13の高さを必要最小限度に抑
えることができ、ステツプ12の近傍の空間が広
がり、居住性が向上し、かつ乗降等も容易にでき
る。また変速レバー16が前方に位置するため、
前向き運転、後向き運転の何れの場合も、その操
作が容易になり、操作性が向上する。
なお実施例はPTO変速用を例示したが、その
他の走行変速用であつても同様に実施できる。
他の走行変速用であつても同様に実施できる。
(考案の効果)
本考案によれば、クラツチハウジング3上に変
速レバー16を設けているので、ミツシヨンケー
ス4上に変速レバー71を設けたものに比較し
て、ミツシヨンケース4上の突出部分を低くで
き、居住性が良好でかつ乗降も容易にできる。ま
た、単に変速レバー16をクラツチハウジング3
上に配置するのみでなく、操作軸21、シフトロ
ツド36,37をクラツチハウジング3内に突出
させ、クラツチハウジング3内の空間を利用して
係合体49,50、シフトレバー53、アーム5
7を設けているので、クラツチハウジング3上の
突出部分も低く抑えることができる。しかもシフ
トロツド36,37はミツシヨンケース4の下部
に配置しているため、係合体49,50、シフト
レバー53等の位置も低くなり、上方への突出部
分を低くできることと相俟つて、全体の重心を低
くできる利点がある。更に操作軸21の下端のア
ーム57で直接係合体49,50を選択し操作す
る構造とはせず、係合体49,50の上方に横軸
51を設け、この横軸51に支持されたシフトレ
バー53で係合体49,50を選択し操作するよ
うにしているので、変速時の動きが非常に円滑に
なる。またクラツチハウジング3内であるため、
その側壁52等を利用して横軸51を簡単に設け
ることができ、製作時の組立作業も容易である。
速レバー16を設けているので、ミツシヨンケー
ス4上に変速レバー71を設けたものに比較し
て、ミツシヨンケース4上の突出部分を低くで
き、居住性が良好でかつ乗降も容易にできる。ま
た、単に変速レバー16をクラツチハウジング3
上に配置するのみでなく、操作軸21、シフトロ
ツド36,37をクラツチハウジング3内に突出
させ、クラツチハウジング3内の空間を利用して
係合体49,50、シフトレバー53、アーム5
7を設けているので、クラツチハウジング3上の
突出部分も低く抑えることができる。しかもシフ
トロツド36,37はミツシヨンケース4の下部
に配置しているため、係合体49,50、シフト
レバー53等の位置も低くなり、上方への突出部
分を低くできることと相俟つて、全体の重心を低
くできる利点がある。更に操作軸21の下端のア
ーム57で直接係合体49,50を選択し操作す
る構造とはせず、係合体49,50の上方に横軸
51を設け、この横軸51に支持されたシフトレ
バー53で係合体49,50を選択し操作するよ
うにしているので、変速時の動きが非常に円滑に
なる。またクラツチハウジング3内であるため、
その側壁52等を利用して横軸51を簡単に設け
ることができ、製作時の組立作業も容易である。
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は全体の側面図、第2図は変速レバー支持
部の平面図、第3図は要部の断面側面図、第4図
は第3図のA−A線断面図、第5図は第3図のB
−B線断面図、第6図は選択係合部の斜視図、第
7図は変速装置の断面図、第8図は第3図のC−
C線断面図、第9図は第8図のD−D線断面図で
ある。 2……エンジン、3……クラツチハウジング、
4……ミツシヨンケース、16……変速レバー、
21……操作軸、36,37……シフトロツド、
49,50……係合体、53……シフトレバー、
57……アーム。
第1図は全体の側面図、第2図は変速レバー支持
部の平面図、第3図は要部の断面側面図、第4図
は第3図のA−A線断面図、第5図は第3図のB
−B線断面図、第6図は選択係合部の斜視図、第
7図は変速装置の断面図、第8図は第3図のC−
C線断面図、第9図は第8図のD−D線断面図で
ある。 2……エンジン、3……クラツチハウジング、
4……ミツシヨンケース、16……変速レバー、
21……操作軸、36,37……シフトロツド、
49,50……係合体、53……シフトレバー、
57……アーム。
Claims (1)
- エンジン2の後方にクラツチハウジング3とミ
ツシヨンケース4を順次設けた車輌において、ク
ラツチハウジング3に、該クラツチハウジング3
を上方に貫通する上下方向の操作軸21を設け、
この操作軸21の上端側に、該操作軸21を上下
及び回動操作する変速レバー16を設け、ミツシ
ヨンケース4内の変速装置41を変速操作するた
めの2本のシフトロツド36,37を、前端側が
クラツチハウジング3内に突出するように下部側
に前後方向に設け、クラツチハウジング3内で各
シフトロツド36,37の前端部に係合体49,
50を夫々設け、この係合体49,50の上方で
クラツチハウジング4内に横軸51を設け、この
横軸51に、各係合体49,50に対して選択的
に係合すべく横方向に摺動自在でかつ係合側の係
合体49,50を介して各シフトロツド36,3
7を前後に摺動させるべく回動自在にシフトレバ
ー53を支持し、操作軸21の下端に、該操作軸
21の回動によりシフトレバー53を横軸51上
で横方向に摺動させかつ上下動によりシフトレバ
ー53を横軸51廻りに回動させるためのアーム
57を設けたことを特徴とする車輌の変速操作装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982025070U JPS58126526U (ja) | 1982-02-23 | 1982-02-23 | 車輌の変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982025070U JPS58126526U (ja) | 1982-02-23 | 1982-02-23 | 車輌の変速操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58126526U JPS58126526U (ja) | 1983-08-27 |
JPS6240823Y2 true JPS6240823Y2 (ja) | 1987-10-19 |
Family
ID=30037043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1982025070U Granted JPS58126526U (ja) | 1982-02-23 | 1982-02-23 | 車輌の変速操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58126526U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4911790U (ja) * | 1972-04-28 | 1974-01-31 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5261813U (ja) * | 1975-10-31 | 1977-05-07 |
-
1982
- 1982-02-23 JP JP1982025070U patent/JPS58126526U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4911790U (ja) * | 1972-04-28 | 1974-01-31 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58126526U (ja) | 1983-08-27 |
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