JPS6213140Y2 - - Google Patents

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JPS6213140Y2
JPS6213140Y2 JP16622581U JP16622581U JPS6213140Y2 JP S6213140 Y2 JPS6213140 Y2 JP S6213140Y2 JP 16622581 U JP16622581 U JP 16622581U JP 16622581 U JP16622581 U JP 16622581U JP S6213140 Y2 JPS6213140 Y2 JP S6213140Y2
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shaft
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【考案の詳細な説明】 この考案は、ミツシヨンケースに入力軸、中間
伝動軸、バツク軸及び出力軸を機体前後方向に向
けてほぼ平行に支承し、前記入力軸と中間伝動軸
とを常咬ギヤを介して連動させるとともに、前記
入力軸に支承した遊転ギヤと前記中間伝動軸とを
減速ギヤによつて連動し、前記中間伝動軸には前
進1速用の小径ギヤと前進2速用の大径ギヤとを
一体化した2段ギヤを遊転支承するとともに、そ
の大径ギヤを前記遊転ギヤに咬合連動し、前記出
力軸には前記2段ギヤに選択咬合自在な大径ギヤ
と小径ギヤとを一体化した前進1−2速切換え用
のシフトギヤを前後シフト自在にスプライン嵌着
し、前記バツク軸には前記2段ギヤの大径ギヤに
咬合自在な大径ギヤと中立位置にある前記シフト
ギヤの小径ギヤに咬合自在な小径ギヤとを一体化
してなるバツクギヤを前後シフト自在にスプライ
ン嵌着し、更に、前記中間伝動軸と出力軸の間に
は、シフト部材の前後シフトにより前進3−4速
の切換えを行うギヤ変速機構を装備した農用作業
車の変速構造に関するものである。
上記構成の変速構造においては前進1−2速切
換え用のシフトギヤ、前進3−4速切換え用のシ
フト部材、並びにバツクギヤを夫々前後シフト自
在なシフトフオークに係合し、それらシフトフオ
ークを変速レバーの左右揺動で選択し、選択した
シフトフオークを変速レバーの前後揺動でシフト
する手段がとられていた。しかし、この構成では
前進1−2速用シフトギヤの小径ギヤ、つまり2
速用ギヤにバツクギヤを咬合させているために、
このバツクギヤは前進1−2速用シフトギヤの2
速用小径ギヤ側に配備されることとなり、従つて
このバツクギヤの後進位置へのシフト方向は前進
1速のシフト方向と同じになり、一般の乗用車の
フロアシフト型変速パターンとは異なつたものと
なつていた。このため乗用車の変速パターンに慣
れている運転者にとつては誤操作を生じるおそれ
があつた。
このような点から農用作業車における変速パタ
ーンを乗用車と同じにする要望が生じるのである
が、ギヤミツシヨン自体の改造で所望の変速パタ
ーンを得るには大幅な改造が必要で実用上に難点
があつた。
本考案はかゝる実情に着目してなされたもので
あつて、シフトフオークの操作部の改造のみで簡
単に変速パターンの変更を行えるようにしたもの
である。
次に、本考案実施の態様を例示図に基づいて詳
述する。
前後に車輪1,2を設けた走行車体の前部に操
縦座席3を設けると共にその後方に荷台4を設
け、主として農用に利用する運搬車を構成してあ
る。
前後車輪1,2を駆動するに、エンジンEから
の動力を、変速機構5を介して前後夫々の差動機
構6,7に伝達し、差動機構6,7夫々から前後
車輪1,2に伝達するように構成してある。
前記変速機構5を構成するに、ミツシヨンケー
ス8に、エンジンEのベルト連動した入力軸9、
中間伝動軸10、バツク軸11及び出力軸12を
機体前後方向に向けて平行に軸架し、前記出力軸
12にスプライン嵌着したシフトギヤ13と、シ
ンクロメツシユ機構14,14を付設したシフト
スリーブ15、及び、前記バツク軸11に嵌着し
たバツクギヤ16夫々に対する択一的なシフト操
作により前進4段後進1段の変速を行えるように
してある。
つまり、前記入力軸9と中間伝動軸10とを常
咬減速ギヤ17,18を介して連動させるととも
に、中間伝動軸10に一体形成したギヤ19と入
力軸9に遊転支承したギヤ20とを減速連動し、
又、中間伝動軸10には前進1速用の小径ギヤ2
1と前進2速用の大径ギヤ22とを一体化した2
段ギヤ23を遊転支承するとともに、その大径ギ
ヤ22を前記遊転ギヤ20に一体化したギヤ24
に咬合連動させてある。そして、前記出力軸12
にスプライン嵌着した前記シフトギヤ13を後方
にシフトしてその大径ギヤ25を中間伝動軸10
の小径ギヤ21に咬合させることで前進1速を
得、又、シフトギヤ13を前方にシフトしてその
小径ギヤ26を中間伝動軸10の大径ギヤ22に
咬合させて前進2速が得られるようになつてい
る。
又、中間伝動軸10には前進3速用ギヤ27と
前進4速用ギヤを固着するとともに、出力軸12
にはこれらギヤ27,28に常咬する遊転ギヤ2
9,30を装備し、この遊転ギヤ29,30と前
記シフトスリーブ15との間に前記シンクロメツ
シユ機構14,14を介在してあり、シフトスリ
ーブ15の後方シフトで前進第3速、前方シフト
で前進第4速が得られるよう構成してある。
又、前記バツク軸11にスプライン嵌着したバ
ツクギヤ16には中間伝動軸10の2速用ギヤ2
2に咬合自在な大径ギヤ31とシフトギヤ13の
小径ギヤ26に咬合自在な小径ギヤ32とを設け
てあり、このバツクギヤ16の後方シフトによつ
て後進が得られるよう構成してある。
そして、前記変速機構5に対する操作構造は次
のように構成してある。
即ち、ミツシヨンケース8内に、前進1−2速
切換え用の前記シフトギヤ13と前進3−4速切
換え用のシフトスリーブ15の夫々に連係された
第1、第2シフトフオーク33,34を前後方向
にシフト自在に軸承するとともに、バツクギヤ1
6に係合された第3シフトフオーク35を縦軸心
X周りに揺動自在に支承し、このシフトフオーク
35のボス部から延出した二股アーム36を、他
のシフトフオーク33,34と平行に前後シフト
自在に軸承したシフトカラー37のピン38に係
合させてある。そして、前記第1、第2シフトフ
オーク33,34のボス部及びシフトカラー37
から延出した係合片33a,34a,37aを左
右に並設し、これら係合片33a…に択一係合さ
れる変速アーム39が、ミツシヨンケース8に前
後シフト自在並びに回動自在に貫通支承した操作
軸40のケース内突入端に固着してある。
又、ミツシヨンケース8の前面から片持ち状に
延出した筒状フレーム41の前端に変速操作枠4
2を座席3の左側に位置させて設け、この枠42
に球支点43を介して変速レバー44を前後左右
に揺動自在に取付けてある。そして、前記操作軸
40の前端を筒状フレーム41内に支承した中継
軸45に自在継手46を介して連結するととも
に、中継軸45の前端に取付けたアーム47と、
前記変速レバー44の下方延出端44aとを係合
連結してある。又、変速レバー44をレバーガイ
ド48に形成した操作溝49を通して上方に延出
してある。
上記構成によると、変速レバー44を操作溝4
9の中立径路Nにおいて左右に揺動することによ
つて操作アーム39を左右に揺動させて係合片3
3a…の選択を行い、変速レバー44を変速操作
径路A,B,Cのいずれかにおいて前後に揺動す
ることによつて選択したシフトフオークを切換え
操作することができる。
つまり、左側の変速径路Aでの前後揺動で前進
第1速F1と第2速F2、左右中央の変速径路Bで
の前後揺動で前進第3速F3と第4速F4、又、右
側の変速径路Cでの後方揺動で後進Rが得られる
ようになつており、このレバーシフトパターンは
一般乗用車のフロアシフト型のものと同じであ
る。
又、図中の50は座席3の左側に設けたクラツ
チペダルであり、前記入力軸9の受動プーリ51
に内装した多板式クラツチ52に連係してある。
尚、前進3−4速切換え機構としては、出力軸
12にスプライン嵌着した2段シフトギヤを前後
シフトしてギヤ27又は28に直接咬合切換えす
る構造のものを用いてもよい。又、後進用シフト
フオーク35の揺動軸心Xを左右に向けてもよ
く、要はシフトカラー37の動きと反対方向にシ
フトフオーク35を揺動させればよい。
以上説明したように、本考案による農用作業車
の変速構造は冒記構成において、特に前記ミツシ
ヨンケース8に、前進1−2速切換え用の前記シ
フトギヤ13に係合するシフトフオーク33と、
前進3−4速切換え用の前記シフト部材15に係
合するシフトフオーク34とを前後シフト自在に
軸支するとともに、前記バツクギヤ16に係合す
るシフトフオーク35を前記シフトフオーク3
3,34のシフト方向と直交する軸心X周りに揺
動自在に支承し、この後進切換え用シフトフオー
ク35とピン係合連動されて前記シフトフオーク
35によるギヤ移動方向と反対方向に前後動する
シフトカラー37を設け、前記前進変速用の一対
のシフトフオーク33,34と前記シフトカラー
37とを前後左右に揺動自在な変速レバー44の
左右揺動で選択し、その選択したシフトフオーク
33,34又はシフトカラー37を前記変速レバ
ー44の前後揺動で前後シフトするよう構成して
あることを特徴とするものであるから、ギヤミツ
シヨン及び前進変速用シフトフオークの操作機構
には何んらの改造を加えることなく、後進切換え
用シフトフオーク及びこれの操作機構の改造のみ
で変速レバーのシフトパターンを一般乗用車のそ
れと同じにすることができ、比較的簡単な改造で
変速操作しやすい変速構造を構成できるに至つ
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用作業車の変速構造の実
施の態様を例示し、第1図は農用運搬車の全体側
面図、第2図は変速機構の縦断側面図、第3図は
変速機構の縦断背面図、第4図は変速操作部分の
縦断側面図、第5図は変速操作部分の斜視図、第
6図はレバーガイド部分の平面図である。 8……ミツシヨンケース、9……入力軸、10
……中間伝動軸、11……バツク軸、12……出
力軸、17,18……常咬ギヤ、19,20……
減速ギヤ、21……小径ギヤ、22……大径ギ
ヤ、23……2段ギヤ、24……遊転ギヤ、25
……大径ギヤ、26……小径ギヤ、13……シフ
トギヤ、16……バツクギヤ、15……シフト部
材、31……大径ギヤ、32……小径ギヤ、33
……前進1−2速用シフトフオーク、34……前
進3−4速用シフトフオーク、35……後進用シ
フトフオーク、37……シフトカラー、44……
変速レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミツシヨンケース8に入力軸9、中間伝動軸1
    0、バツク軸11及び出力軸12を機体前後方向
    に向けてほぼ平行に支承し、前記入力軸9と中間
    伝動軸10とを常咬ギヤ17,18を介して連動
    させるとともに、前記入力軸9に支承した遊転ギ
    ヤ24と前記中間伝動軸10とを減速ギヤ19,
    20によつて連動し、前記中間伝動軸10には前
    進1速用の小径ギヤ21と前進2速用の大径ギヤ
    22とを一体化した2段ギヤ23を遊転支承する
    とともに、その大径ギヤ22を前記遊転ギヤ24
    に咬合連動し、前記出力軸12には前記2段ギヤ
    23に選択咬合自在な大径ギヤ25と小径ギヤ2
    6とを一体化した前進1−2速切換え用のシフト
    ギヤ13を前後シフト自在にスプライン嵌着し、
    前記バツク軸11には前記2段ギヤ23の大径ギ
    ヤ22に咬合自在な大径ギヤ31と中立位置にあ
    る前記シフトギヤ13の小径ギヤ26に咬合自在
    な小径ギヤ32とを一体化してなるバツクギヤ1
    6を前後シフト自在にスプライン嵌着し、更に、
    前記中間伝動軸10と出力軸12の間には、シフ
    ト部材15の前後シフトにより前進3−4速の切
    換えを行うギヤ変速機構を装備した農用作業車の
    変速構造であつて、前記ミツシヨンケース8に、
    前進1−2速切換え用の前記シフトギヤ13に係
    合するシフトフオーク33と、前進3−4速切換
    え用の前記シフト部材15に係合するシフトフオ
    ーク34とを前後シフト自在に軸支するととも
    に、前記バツクギヤ16に係合するシフトフオー
    ク35を前記シフトフオーク33,34のシフト
    方向と直交する軸心X周りに揺動自在に支承し、
    この後進切換え用シフトフオーク35とピン係合
    連動されて前記シフトフオーク35によるギヤ移
    動方向と反対方向に前後動するシフトカラー37
    を設け、前記前進変速用の一対のシフトフオーク
    33,34と前記シフトカラー37とを前後左右
    に揺動自在な変速レバー44の左右揺動で選択
    し、その選択したシフトフオーク33,34又は
    シフトカラー37を前記変速レバー44の前後揺
    動で前後シフトするよう構成してあることを特徴
    とする農用作業車の変速構造。
JP16622581U 1981-11-07 1981-11-07 農用作業車の変速構造 Granted JPS5871828U (ja)

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JP16622581U JPS5871828U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 農用作業車の変速構造

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JP16622581U JPS5871828U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 農用作業車の変速構造

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JPS5871828U JPS5871828U (ja) 1983-05-16
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JP16622581U Granted JPS5871828U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 農用作業車の変速構造

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JPS62224760A (ja) * 1986-03-24 1987-10-02 Fuji Tool & Die Co Ltd 変速機の変速操作機構

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JPS5871828U (ja) 1983-05-16

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