JPS6245941Y2 - - Google Patents

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JPS6245941Y2
JPS6245941Y2 JP1981197010U JP19701081U JPS6245941Y2 JP S6245941 Y2 JPS6245941 Y2 JP S6245941Y2 JP 1981197010 U JP1981197010 U JP 1981197010U JP 19701081 U JP19701081 U JP 19701081U JP S6245941 Y2 JPS6245941 Y2 JP S6245941Y2
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reverse
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JP1981197010U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、農用トラクタにおける変速操作装置
に係り、詳しくは前後進切替操作装置と副変速操
作装置の連動に関するものである。
一般に、前後進切替装置を有するトラクタにお
いて、小型特殊自動車(15Km/h以下)では、副
変速装置を高速状態にしたままで後進しても、速
度が遅いために危険性が少く、却つて作業能率上
好ましいが、大型特殊自動車(30Km/h以下)で
は、副変速装置の高速状態における後進は危険性
が大きく、通常、該高速後進は避るべきである。
しかし、従来、前後進レバーと副変速レバーは、
別々に配置されていたため、不用意に高速後進状
態になり、事故を生じる虞れがあると共に、高速
前進状態から後進に切替る際、2本のレバーの操
作を必要とし、操作性がまた、場合によつては、
高速後進を行う方が作業能率上望ましいこともあ
り、高速後進を規制するものであつても、該規制
を解除し得るように構成するのが望ましい。一
方、ロータリ耕うん作業等で超低速前進している
場合、圃場端で機体の向きを変える際に、超低速
による後進では作業能率を低下してしまう。
そこで、本考案は、副変速装置及び前後進切替
装置を有する農用トラクタにおいて、副変速操作
リンク系と前後進切替操作リンク系とを、前後進
レバーを前進位置から後進位置に切替る副変速レ
バーが低速位置に切替られるように連動する。連
動手段を設け、かつ前記前後進切替操作リンク系
に、前記前後進レバーが前進位置にあつても前記
副変速レバーの低速位置から他の位置への操作を
許容する遊びを介在することを特徴とし、もつて
上述欠点を解消した農用トラクタにおける変速操
作装置を提供することを目的とするものである。
以下、図面に沿つて、本考案による実施例を説
明する。
トラクタの伝動装置1は、第1図に示すよう
に、主ミツシヨン2、副ミツシヨン3及び終減速
装置5よりなる。主ミツシヨン2は多くの選択歯
車よりなり、エンジン6からクラツチ7を介して
動力伝達されており、かつ副ミツシヨン3におけ
る歯車9及び10を有するスリーブ軸11に動力
伝達していると共に、PTO副軸12に動力伝達
している。副ミツシヨン3は前後進切替装置3a
及び副変速装置3bよりなり、前後進切替装置3
aは歯車9と噛合する正転歯車13及び歯車10
とアイドラ歯車15を介して噛合している逆転歯
車16を有しており、これら両歯車13,16に
選択的にクラツチ17が係合し得る。また、副変
速装置3bはクラツチ17から直結されて動力伝
達されている高速歯車19、低速歯車20及び超
低速歯車21を有しており、かつこれら歯車1
9,20,21に選択的に摺動歯車22が噛合し
得る。更に、該歯車22は終減速装置5を介して
走行車輪23に連動しており、従つてエンジン6
の回転は主ミツシヨン2において適宜変速され、
また副ミツシヨン3の前後進切替装置3aにより
前後進に切替えられ、更に副変速装置3bで高、
低又は超低速に変速されて走行車輪23を駆動し
てトラクタを走行する。
そして、第2図に示すように、副変速用摺動歯
車22はケース25に回転自在に支持されている
シフターアーム26により操作され、更に該アー
ム26の軸部26aはケース25にボルト27
(第4図)により固定されているプレート29で
抜止めされていると共に、ケース25の外部にお
いてアーム30が固定されている。更に、第3図
及び第4図に示すように、アーム30はボール3
1及びスプリング32、並びにプレート29に形
成された孔33よりなるクリツクストツプ機構で
適宜位置決めされると共に、ロツド35がピン3
6で抜止めされて連結されており、更にその外周
に凸部37が形成されている。一方、前後進切替
クラツチ17も、摺動歯車22と同様に、シフタ
ーアームにより操作され、更に該アーム軸部39
はケース25にボルト40により固定されている
プレート41で抜止めされていると共に、ケース
25の外部においてアーム42が固定されてい
る。更に、アーム42はボール43、スプリング
45及び孔46よりなるクリツクストツプ機構で
適宜位置決めされると共に、ロツド47がピン4
9で抜止めされて連結されており、更にロツド4
7の中間部には突起50が形成されている。
一方、トラクタの運転席51側方には、単一軸
52により副変速レバ53及び前後進レバー55
が回転自在に支持されており、かつこれらレバー
53,55は同一高さ位置においてそれぞれノブ
53a,55aが固着されている。そして、副変
速レバー53には前記ロツド35の他端がピン5
6により抜止めされて連結されている。また、前
後進レバー55に固着されたブラケツト57には
長孔58が形成されており、該長孔58には前記
ロツド47の他端がボルト59及びナツト60に
より摺動自在に連結されている。なお、第4図
中、61は軸52をケースに固定するナツト、6
3はレバー53,55を軸52に抜止めするワツ
シヤー、65はその抜止め用ピンである。
本実施例は以上のような構成よりなるので、副
変速レバー53と前後進レバー55とは同一平面
が操作され、そして、前後進レバー55は長孔5
8、ボルト59、ロツド47、アーム42及びシ
フターアーム軸39を介して前後進切替クラツチ
17に連結しており、該レバー55がA位置にあ
る場合、クラツチ17は正転歯車13に係合し、
トラクタは前進Fし、またB位置にある場合、ク
ラツチ17は逆転歯車16に係合し、トラクタは
後進Rする。一方、副変速レバー53はロツド3
5、アーム30及びシフターアーム26を介して
摺動歯車22に連結しており、該レバー55がA
位置にある場合、歯車22は低速歯車20に噛合
して低速状態Lになり、B位置にある場合、歯車
22は高速歯車19に噛合して高速状態Hにな
り、C位置にある場合、歯車22は超低速歯車2
1に噛合して超低速状態SLになる。
そして、第5図に示すように、副変速レバー5
3がA位置、即ち低速位置Lにあると、アーム3
0はボール31等のクリツクストツプ機構に基づ
き低速位置L′に位置決め保持される。この状態で
は、アーム30の凸部37はロツド47の突起5
0と干渉しない下位置にあり、ロツド47従つて
前後進レバー55は自由に動き得る。これによ
り、副変速レバー53が低速位置L、即ちトラク
タが低速走行状態にある場合、前後進レバー55
を操作してロツド47を矢印D方向に移動するこ
とにより、トラクタを前進Fから後進Rに容易に
切替ることができる。
また、第6図に示すように、副変速レバー53
がB位置、即ち高速位置Hにあると、アーム30
は高速位置H′に位置決め保持される。この状態
では、アーム30の凸部37はロツド47の突起
50と干渉する上位置にある。従つて、前後進レ
バー55を前進Fから後進Rに操作すると、ロツ
ド47も実線位置から2点鎖線位置に移動し、突
起50がアーム30の凸部37に当接してアーム
30を矢印E方向に回動する。これにより、トラ
クタを前進から後進Rに切替ると同時に、アーム
30は低速位置L′に切替えられ、トラクタは低速
走行状態に切替えられる。
更に、前後進レバー55を後進位置Rに位置し
た状態で、副変速レバー53を低速位置Lから高
速位置Hに操作すると、アーム30の凸部37は
ロツド47の突起50に当接するが、ロツド47
は第7図に示すように、長孔58にボルト59が
案内されることにより上方に移動し得、これによ
り第6図に一点鎖線で示すようにロツド47が上
方に逃げてアーム30を高速位置H′に移動し得
る。従つて、トラクタを後進した状態で、副変速
レバー53を高速位置Hに切替えることにより、
高速後進することができる。
なお、副変速レバー53における高速位置Hと
超低速位置SLを逆にすれば、ロータリ耕うん作
業等で超低速で前進している状態から、圃場端で
後進して機体の向きを変える際、前後進レバー5
5を後進位置にすると、自動的に低速位置Lに切
替られ、作業能率を向上することができると共
に、省エネルギーとなる。
以上説明したように、本考案によれば、副変速
操作リンク系26,26a,30,35と前後進
切替操作リンク系39,42,47,57,5
8,59とを連動37,50し、前後進レバー5
5を前進位置Fから後進位置Rに切替ると、副変
速レバー53が低速位置Lに切替えられるように
構成したので、前後進レバー55のみの操作によ
り、高速状態又は超低速状態から低速後進状態に
切替操作でき、操作性が向上すると共に、不用意
に高速後進状態になることを防止して、安全性を
向上することができる。更に、前後進レバー55
の操作により副変速装置3bを低速位置Lに自動
切換えるものであるにもかかわらず、前後進レバ
ー55を後進位置Rに切換えた後、副変速レバー
53を低速位置Lから他の位置(高速位置H)に
操作することにより、前述自動切換えを解除し
て、所望の速度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用し得るトラクタの伝動装
置を示す概略図、第2図は副変速装置の選択摺動
歯車の操作部分を示す断面図、第3図は副変速操
作リンク系及び前後進切替操作リンク系を示す側
面図、第4図はその分解斜視図、第5図ないし第
7図は作用を説明する図で、第5図は副変速の低
速位置における連動部分を示す側面図、第6図は
同高速位置における側面図、第7図は前後進切替
リンク系の遊び部分を示す側面図である。 1……伝動装置、3a……前後進切替装置、3
b……副変速装置、26,26a,30,35…
…副変速リンク系、37,50……連動手段(凸
部、突部)、39,42,47,57,58,5
9……前後進切替操作リンク系、53……副変速
レバー、55……前後進レバー、58……遊び
(長孔)、L……低速位置、H……高速位置、F…
…前進位置、R……後進位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 副変速装置及び前後進切替装置を有する農用ト
    ラクタにおいて、 副変速操作リンク系と前後進切替操作リンク系
    とを、前後進レバーを前進位置から後進位置に切
    替ると副変速レバーが低速位置に切替られるよう
    に連動する連動手段を設け、 かつ前記前後進切替操作リンク系に、前記前後
    進レバーが後進位置にあつても前記副変速レバー
    の低速位置から他の位置への操作を許容する遊び
    を介在してなる、 農用トラクタにおける変速装置。
JP19701081U 1981-12-24 1981-12-24 農用トラクタにおける変速操作装置 Granted JPS5897033U (ja)

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JPS5897033U JPS5897033U (ja) 1983-07-01
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0318772Y2 (ja) * 1984-10-09 1991-04-19
JP5665600B2 (ja) * 2011-02-24 2015-02-04 ヤンマー株式会社 トラクタ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639366B2 (ja) * 1977-08-12 1981-09-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54120557U (ja) * 1978-02-13 1979-08-23
JPS607264Y2 (ja) * 1979-08-31 1985-03-11 株式会社クボタ 作業車

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JPS5639366B2 (ja) * 1977-08-12 1981-09-12

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