JPS6230506Y2 - - Google Patents

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JPS6230506Y2
JPS6230506Y2 JP1981139265U JP13926581U JPS6230506Y2 JP S6230506 Y2 JPS6230506 Y2 JP S6230506Y2 JP 1981139265 U JP1981139265 U JP 1981139265U JP 13926581 U JP13926581 U JP 13926581U JP S6230506 Y2 JPS6230506 Y2 JP S6230506Y2
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JP1981139265U
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、前後進切換え機構、主変速機構、及
び副変速機構をエンジンと走行装置との伝動経路
中に直列に介装した農用トラクタの伝動構造に関
する。 近年、農用トラクタにおいてはフロントロー
ダ、ドーザ等の前装アタツチメントを装着するこ
とが多くなり、後進走行が主作業走行の一部とし
て使われる頻度が高くなつた。このため後進速度
の変速範囲の拡大及び前後進切換えの容易化が必
要となり、上記のような3種の変速機構を用いた
伝動形態が採用されるに至つている。この伝動形
態は主副変速機構を用いて所望の走行速度を設定
した上で、独立に前後進の選択を行うので、前後
進共に多段の変速が可能になるとともに、前後進
の切換えが簡単に行える利点を有しているのであ
るが、その反面、危険な後進高速状態をもたらす
おそれがあつた。 そこで危険な後進高速状態を回避するために、
従来では、 (イ) 主変速機構の最高速と前後進切換え機構の後
進との同時入りを牽制する。 (ロ) 副変速機構の高速と前後進切換え機構の後進
との同時入りを牽制する。 という牽制手段が用いられているが、前者(イ)の手
段によれば、副変速機構の高低に拘らず主変速機
構の最高速で後進入りが牽制されるので、例え
ば、主変速機構が4段で、副変速機構が高低2段
の変速であれば、全8段の変速域のうちで4段目
と8段目とで後進入りが牽制され、4段目よりも
高速の5〜7段目では牽制されないという、ちぐ
はぐな牽制状態となり、安全上好ましくない。ま
た、後者(ロ)の手段によれば、副変速機構が高速状
態であるときには、主変速機構の操作状態に関係
なく、後進入りが牽制されるので、例えば、上の
例の場合では、4〜8段目の総ての操作域で後進
入りが牽制され、後進での変速段数を充分にとれ
ないという不便さがあつた。 本考案は、前記3種の変速機構を備えて便利に
用いられ農用トラクタにおいて後進高速を牽制す
るにあたり、機体後進での作業を多段にわたつて
行えるように後進での変速段数を充分大きく確保
しながらも、最も危険な最高速での高速後進は確
実に避けられるように、前記3種の変速機構の操
作状態と関連させて、構造簡単で、かつ、操作性
の良い後進高速牽制構造を得ることにその目的が
ある。 上記目的を達成するための本考案の特徴とする
構成は、主変速機構、前後進切換え機構、及び、
副変速機構をエンジンと走行装置との伝動経路中
に直列に介装した農用トラクタの伝動装置におい
て、前記主変速機構の変速レバーと前記前後進切
換え機構の切換レバーとを近接させて並設すると
ともに、前記両レバーの中間に揺動軸芯を備えて
天秤状に揺動自在に構成された牽制具を、その両
遊端部が、前記揺動に伴つて主変速レバーの最高
速位置と前後進切換え操作レバーの後進位置とに
対して背反的に干渉するように位置設定して配設
し、さらに、この牽制具を天秤揺動自在に枢支支
持した牽制具支持部材を、前記牽制具の揺動軸心
と直交する軸心周りに回動自在に配設し、かつ、
その牽制具支持部材に、前記牽制具が前記両レバ
ーの何れに対する牽制作用をも解除するように両
レバーの操作域から離れる側へ付勢する弾機を連
結するとともに、この牽制具支持部材を、前記副
変速レバーに対して、その副変速レバーが低速及
び中立にあるときには前記弾機の付勢力によつて
牽制具の両遊端部が共に牽制作動位置から離れ、
前記副変速レバーが高速にあるときには前記弾機
の付勢力に抗して牽制具の両遊端部が上記背反牽
制作動位置に復帰するように連係させて、前記牽
制具支持部材が前記副変速レバーの作動に連動し
て変位されるよう構成してある点にあり、かかる
構成から次の作用ならびに効果を奏する。 すなわち、単純に主変速機構の最高速での後進
入りを牽制するだけのものではなく、さらに副変
速の操作状態が高低何れの状態であるかも条件に
加えて判断し、3種の変速機構の各条件が所定の
状態となつたときに高速後進が牽制されるように
構成されている。従つて、前記条件の何れかが満
たされていない状態では後進入りが牽制されず、
広い変速範囲で後進作業を行えながら、各条件が
満たされるところの危険な最高速では確実に後進
入りを牽制し、危険を回避しやすいものである。 また、副変速機構の操作状態に応じて牽制の有
無を変更するにあたり、牽制具の揺動軸芯とは直
交する軸芯周りに回動自在に配設された牽制具支
持部材の姿勢を切換えることによつて行うので、
3種の条件を判断しての牽制でありながら、その
牽制切換えのための構造はきわめて簡素化し易い
ものである。つまり、牽制具自体は、主変速機構
と前後進切換え機構との2種の条件によつて操作
されることだけを考慮して構成され、副変速機構
による条件は、牽制具を支持している牽制具支持
部材の姿勢変化によつて応答させれば良いので、
他の変速機構との関連は無視した独立的な構造を
付加するだけの、構造的には割合に簡単な構成に
よつて目的の牽制機能を有した後進高速牽制構造
を得られたものである。 以下に、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。 第1図は農用トラクタの全体を示し、前部デイ
ゼル型エンジン1、クラツチハウジング2、後部
伝動ケース3を接続して車体フレームとなし、前
記エンジン1の下部に、向き変更操作可能な左右
駆動前輪4,4を支承し、前記伝動ケース3の両
横側部に、左右駆動後輪5,5を支承し、前記伝
動ケース3の上部に運転席6を取付け、更に、前
記伝動ケース3の後部にPTO軸7を支承すると
ともに、作業装置連結用の油圧駆動型リフトアー
ム14を設け、もつて、機体後部に連結する耕耘
装置等の作業装置を前記PTO軸7の出力にて駆
動しながら進行に伴い作業するように構成してあ
る。 第2図に示すように、前記伝動ケース3の内部
にはエンジン出力を断続する主クラツチ8からの
出力を2個のシフトギア9a,9bの択一的な摺
動により4段に変速する主変速機構、この主変
速機構からの出力を可動クラツチ10aの摺動
により正転状態と逆転状態に切換える前後進切換
え機構10、この機構10からの出力をシフトギ
ヤ11aの摺動により高低速2段に変速して前記
後輪5,5の差動変速機構12に伝動する副変速
機構11、並びに主クラツチ8からの出力をシフ
トギア13aの摺動によつて高低2段に変速する
PTO変速機構13を設けてある。 伝動ケース3の前方上部には前記主変速機構
に対する変速レバー15と前記前後進切換え機構
10に対する切換えレバー16とを左右に並設す
るとともに、PTO変速機構13に対する変速レ
バー17を設けてある。又、伝動ケース3の左外
側面の前部には主クラツチペダル18、後部には
副変速機構11に対する変速レバー19を設けて
ある。 前記主変速レバー15は左右の揺動で前記シフ
トギア9a,9bに対するシフトフオークを選択
し、前後揺動で選択した1,2速用シフトギヤ9
a、又は3,4速用シフトギア9bを前後シフト
するよう構成してあり、第3図中に示すように1
速V1−2速V2切換え径路と3速V3−4速V4切換
え径路を中立径路でつないだ略H型変速径路で操
作するよう構成してある。又、前後進切換レバー
16は前方揺動で前進F、後方揺動で後進Rとな
る。又、前記副変速レバー19は前方揺動で高速
H、後方揺動で低速Lとなるように設定してあ
る。 又、PTO変速レバー17は中立Nから右方向
への揺動で低速L、左方向への揺動で高速Hとな
つている。そして、低速アタツチメント駆動時に
誤つてレバー17を高速Hに切換えることがない
ように、高速牽制レバー20を牽制方向にバネ付
勢して別途設けてある。 尚、上記各レバーとこれによつて操作される変
速機構との詳細な連係構造は本考案の特徴としな
いので省略する。 上記構成による走行変速形態によると基本的に
は前進8段、後進8段の変速が可能であるが、主
変速4速V4及び幅変速高速Hでの後進Rが危険
であるため、以下のような牽制構造によつてこの
変速状態を現出不能に牽制してある。 前記主変速レバー15と前後進切換レバー16
を伝動ケース3上面に固着したレバーガイド21
から夫々突設するとともに、これらレバー15,
16の支点後方上方箇所において、レバーガイド
21の左右側板に亘つて回動自在に支軸22を支
承し、この支軸22の中間に外嵌してピン止めし
たスリーブ23に、天秤状の牽制具24を支点ピ
ン25を介して揺動自在に枢着してある。この牽
制具24は、その左右両端部24a,24bが
夫々主変速レバー15の4速V4位置と、前後進
切換えレバー16の後進R位置に背反的に干渉す
るよう構成してある。又、前記スリーブ23から
突設したアーム26とレバーガイド21の上端と
に亘つて、前記牽制具24が、主変速レバー15
および前後進切換レバー16の変速操作から離れ
る側へ移行するように付勢する弾機としての引張
りスプリング27を張設し、支軸22とともに牽
制具24を後方に回動付勢し、且つレバーガイド
21の内面に設けたストツパー28に前記支点ピ
ン25の頭部を接当させて回動限界としてある。
そして、このようにスプリング27で後方回動限
界まで移動された前記牽制具24の左右両端24
a,24bは、天秤揺動しても4速V4位置及び
後進R位置のいづれにも干渉しない位置に位置に
退避されるように構成してある。 又、レバーガイド21の左側板から突出した支
軸22の端部にはアーム29を固設し、このアー
ム29と前記副変速レバー19の基端に固設した
アーム30とに亘つてレリーズワイヤ31を連結
してある。そして、レーリズワイヤ31のインナ
ーワイヤ後端は長孔32を有する金具33を介し
て副変速レバー19のアーム30にピン連結し、
副変速レバー19が低速Lと中立Nとに亘つて操
作される間はレリーズワイヤ31を引張せず、中
立Nから高速Hへの切換え時にのみレリーズワイ
ヤ31を引張し、前記支軸22をスプリング27
に抗して回動させ、牽制具24を並設両レバー1
5,16に対する牽制機能を発揮する前方位置に
移行させるよう構成してある。 上記牽制構造によると主変速4速V4、副変速
高速Hの後進Rが牽制されるのであるが、支軸2
2の軸心に対する牽制具24の距離が短くて牽制
具24に作用する力で支軸22を回動してレリー
ズワイヤ31を操作することは不能となつている
ために、上記牽制作動は次のような形態で行われ
る。 主変速4速V4及び後進Rの状態から、副変
速レバー19の高速Hへの切換えは不能とな
る。 主変速4速V4及び副変速高速Hの状態で前
後進切換えレバー16を後進Rに切換えると、
主変速レバー15が4速V4から外される。 副変速高速H及び後進Rの状態で主変速レバ
ー15を4速V4に入れると前後進切換レバー
16が後進Rから外される。 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用トラクタの後進高速牽
制構造の実施例を示し、第1図はトラクタの全体
側面図、第2図は伝動構造の側面図、第3図は走
行変速操作部の平面図、第4図は高進高速牽制構
造の側面図、第5図は高進高速牽制構造の平面
図、第6図はPTO変速操作部の平面図である。 1……エンジン、……主変速機構、10……
前後進切換え機構、11……副変速機構、15…
…主変速レバー、16……前後進切換レバー、1
9……副変速レバー、22……牽制具支持部材、
24……牽制具、24a,24b……遊端部、2
7……弾機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主変速機構、前後進切換え機構10、及び、
    副変速機構11をエンジン1と走行装置との伝動
    経路中に直列に介装した農用トラクタの伝動装置
    において、前記主変速機構の変速レバー15と
    前記前後進切換え機構10の切換レバー16とを
    近接させて並設するとともに、前記両レバー1
    5,16の中間に揺動軸芯を備えて天秤状に揺動
    自在に構成された牽制具24を、その両遊端部2
    4a,24bが、前記揺動に伴つて主変速レバー
    15の最高速位置V4と前後進切換え操作レバー
    16の後進位置Rとに対して背反的に干渉するよ
    うに位置設定して配設し、さらに、この牽制具2
    4を天秤揺動自在に枢支支持した牽制具支持部材
    22を、前記牽制具24の揺動軸心と直交する軸
    心周りに回動自在に配設し、かつ、その牽制具支
    持部材22に、前記牽制具24が前記両レバー1
    5,16の何れに対する牽制作用をも解除するよ
    うに両レバー15,16の操作域から離れる側へ
    付勢する弾機27を連結するとともに、この牽制
    具支持部材22を、前記副変速レバー19に対し
    て、その副変速レバー19が低速L及び中立Nに
    あるときには前記弾機27の付勢力によつて牽制
    具24の両遊端部24a,24bが共に牽制作動
    位置から離れ、前記副変速レバー19が高速Hに
    あるときには前記弾機27の付勢力に抗して牽制
    具24の両遊端部24a,24bが上記背反牽制
    作動位置に復帰するように連係させて、前記牽制
    具支持部材22が前記副変速レバー19の作動に
    連動して変位されるよう構成してあることを特徴
    とする農用トラクタの後進高速牽制構造。
JP13926581U 1981-09-19 1981-09-19 農用トラクタの後進高速牽制構造 Granted JPS5843522U (ja)

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JPS5843522U JPS5843522U (ja) 1983-03-23
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JP3019277B2 (ja) * 1991-12-13 2000-03-13 井関農機株式会社 動力車両の変速装置

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