JPH0635752Y2 - 複合操作レバー構造 - Google Patents

複合操作レバー構造

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JPH0635752Y2 JP13704788U JP13704788U JPH0635752Y2 JP H0635752 Y2 JPH0635752 Y2 JP H0635752Y2 JP 13704788 U JP13704788 U JP 13704788U JP 13704788 U JP13704788 U JP 13704788U JP H0635752 Y2 JPH0635752 Y2 JP H0635752Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、操作レバーを、互いに直交する2つの軸芯周
りで十字方向に揺動操作自在に構成するとともに、前記
操作レバーの一方向の揺動操作に連係して操作される第
1被動装置と、前記操作レバーの前記一方向に直交する
方向の揺動操作に連係して操作される第2被動装置とを
備えてなる複合操作レバー構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、作業車の1つであるコンバインにおいては、例え
ば、実開昭62-136137号公報に開示されているように、
操作レバーの一方向(前後方向)の揺動操作により刈取
部の昇降操作が行えるように、又、この操作レバーの一
方向(前後方向)と直交する方向(左右方向)の揺動操
作によりサイドクラッチブレーキによる旋回操作が行え
るように連係しているものがある。
そして、この開示されている構造においては、ワイヤの
インナーワイヤを操作レバーに連結し、ワイヤのアウタ
ーワイヤを機体の固定側に連結して、操作レバーの左右
方向の揺動をワイヤのインナーワイヤの引き動作に変換
してサイドクラッチブレーキを操作するような構造とな
っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような操作レバーの場合、操作レバーを前後方向に
揺動操作して刈取部の昇降操作を行っている間は、この
操作レバーの左右方向の揺動操作によるサイドクラッチ
ブレーキの操作は行われないはずである。しかしなが
ら、前述のような構造であると、操作レバーを前後方向
に揺動操作した場合、機体の固定側に連結してあるワイ
ヤのアウターワイヤは固定状態に在るのに対して、ワイ
ヤのインナーワイヤが連結されている操作レバーのアー
ム部は僅かではあるが、ワイヤのアウターワイヤに対し
て変位することになる。つまり、アウターワイヤに対し
て僅かながらインナーワイヤが引き操作されることにな
り、これによって、サイドクラッチブレーキが操作され
て不測にサイドクラッチブレーキによる旋回操作が行わ
れてしまうおそれがある。
ここで本考案は前述のような問題に着目してなされたも
のであり、操作レバーを一方向に揺動操作している場合
において、この一方向と直交する方向の操作レバーの揺
動操作により操作される被動装置が不測に操作されてし
まうような状態を防止することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、互いに直交する2つの軸芯周りで
十字方向に揺動操作自在に構成された操作レバーを、そ
の操作レバーの一方向の揺動操作に伴って操作される第
1被動装置と、前記操作レバーの前記一方向に直交する
方向の揺動操作に伴って操作される第2被動装置とに連
係させてなる複合操作レバー構造において、前記互いに
直交する2つの軸芯を、前記操作レバーを揺動自在に取
り付けた第2支軸の軸芯と、前記第2支軸を取り付けた
第1支軸の軸芯とで構成し、前記第1被動装置に連係さ
れたワイヤのインナーワイヤを前記操作レバーに連結
し、このワイヤのアウターワイヤを前記第1支軸に固定
して、前記第2支軸の軸芯である第2軸芯周りでの前記
操作レバーの揺動操作により前記ワイヤを介して前記第
1被動装置が正逆切換操作されるように、かつ、前記第
1支軸の軸芯である第1軸芯周りにおける前記操作レバ
ーの揺動操作により、前記第1支軸を介して前記第2被
動装置が正逆切換操作されるように連係してあることに
あり、その作用・効果は次の通りである。
〔作用〕
本考案の特徴構成によると、操作レバーを第1支軸の軸
芯である第1軸芯周りに揺動操作すると、当然のことな
がら、第1支軸が第1軸芯周りに回動操作されることに
なって第2被動装置が正逆切換操作される。又、その操
作に伴って、操作レバーに連結されているワイヤのイン
ナーワイヤが操作レバーとともに第1軸芯周りで揺動変
位するのであるが、ワイヤのアウターワイヤも操作レバ
ーとともに第1軸芯周りで揺動変位するようになるの
で、操作レバーの第1軸芯周りの揺動操作に伴って、ワ
イヤのアウターワイヤに対してインナーワイヤが不測に
引き操作されて第1被動装置が正逆切換操作されるよう
なことがない。そして、操作レバーを第1支軸の軸芯で
ある第1軸芯と直交する第2支軸の軸芯である第2軸芯
周りに揺動操作すると、ワイヤのインナーワイヤが引き
操作されることによって第1被動装置が正逆切換操作さ
れるだけとなり、当然のことながら、操作レバーの第2
軸芯周りの揺動操作に伴って、第1支軸が第1軸芯周り
に回動操作されて第2被動装置が正逆切換操作されるよ
うなことがない。
〔考案の効果〕
以上のように、互いに直交する2つの軸芯周りで十字方
向に揺動操作自在な1本の操作レバーで、2組の被動装
置を正逆切換操作できるようにワイヤを用いて連係して
いるものにおいて、操作レバーの一方向の揺動操作によ
り一方の被動装置を操作している際に、他方の被動装置
が思い掛けず操作されるような状態が防止できるように
なった。つまり、安全性を向上させることができるよう
になった。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はコンバインにおける操作レバー(1)周りの構
造を示しており、機体操縦部における1つの軸芯である
左右軸芯(P1)周りに回動自在に支持された第1支軸(2
A)に支持ブラケット(3)を固着すると共に、この支
持ブラケット(3)に左右軸芯(P1)と直交するもう1つ
の軸芯である前後軸芯(P2)を備えるように支持された第
2支軸(2B)に操作レバー(1)を前後軸芯(P2)周りに
揺動自在に取り付けてあり、これにより操作レバー
(1)を、互いに直交する前後左右の2つの軸芯(P1),
(P2)周りで十字方向に揺動操作できるようにしている。
互いに直交する前後左右の2つの軸芯(P1),(P2)のう
ち、左右軸芯(P1)を、第2支軸(2B)を支持する支持ブ
ラケット(3)が固着された第1支軸(2A)の軸芯であ
る第1軸芯で構成し、前後軸芯(P2)を、操作レバー
(1)を取り付けた第2支軸(2B)の軸芯である第2軸
芯で構成している。
操作レバー(1)には、この操作レバー(1)の左右方
向(B)の揺動操作により操作される第1被動装置とし
ての旋回装置(7)と、この操作レバー(1)の前後方
向(A)の揺動操作により操作される第2被動装置とし
ての昇降装置(4)とが連係されている。
次に、第10図に示すコンバインの刈取部(36)を油圧に
より昇降操作する昇降装置(4)と操作レバー(1)と
の連係、及び、第5図に示すサイドクラッチブレーキ
(5R),(5L)を油圧により操作する旋回装置(7)と
操作レバー(1)との連係構造について詳述すると、第
1、5、10図に示すように、第1支軸(2A)の端部に固
定されたアーム(2a)と、昇降装置(4)の操作部(4
a)とが連係ロッド(6)を介して連動連結されてお
り、操作レバー(1)を左右軸芯(P1)周りに前後方向
(A)に沿って揺動操作することにより、刈取部(36)
の昇降操作が行えるのである。
そして、油圧操作式のサイドクラッチブレーキ(5R),
(5L)対して作動油の給排操作を行う旋回装置(7)
が、昇降装置(4)に連結されて1つのユニット状にな
っており、この旋回装置(7)に連結されたプッシュフ
ルワイヤ(8)が操作レバー(1)にまで延出されてい
る。第1図及び第7図に示すように、このプッシュフル
ワイヤ(8)において、そのインナーワイヤ(8a)が操
作レバー(1)に固着された操作アーム(37)に連結さ
れると共に、アウターワイヤ(8b)が第1支軸(2A)に
固着されている。これにより、操作レバー(1)の前後
方向(A)の揺動操作(刈取部(36)の昇降操作)を行
ったとしても、プッシュフルワイヤ(8)のインナーワ
イヤ(8a)は押し引き操作されることがないので、旋回
装置(7)が不測に操作されるようなことはない。
さらに、旋回装置(7)について詳述すると、第1図及
び第5図に示すように、サイドクラッチブレーキ(5
R),(5L)の操作シリンダ(11)に対して作動油の給
排操作を行うスプール式の制御弁(9)と、可変リリー
フ弁(10)とで旋回装置(7)が構成されている。そし
て、制御弁(9)を操作する操作アーム(17)に前記プ
ッシュフルワイヤ(8)のインナーワイヤ(8a)が連結
され、アウターワイヤ(8b)が可変リリーフ弁(10)の
操作アーム(18)に連結されている。
これに対して、サイドクラッチブレーキ(5R),(5L)
の構造は第5図及び第10図に示すように、左右のクロー
ラ走行装置(38)の駆動軸(12)に対してシフト部材
(13)がスプライン構造にてスライド自在に外嵌されて
おり、第5図の状態は両シフト部材(13)が駆動ギヤ
(14)に咬み合って左右の駆動軸(12)に動力が伝達さ
れている状態である。そして、前記シフト部材(13)を
操作シリンダ(11)により揺動式の操作アーム(15)を
介してスライド操作して駆動ギヤ(14)より離間させる
ことにより、一方のクローラ走行装置(38)への動力の
伝達が断たれて緩旋回が行る。そして、さらにシフト部
材(13)をスライド操作すると多板式のサイドブレーキ
(16)が押圧入り操作されて、一方のクローラ走行装置
(38)に制動が掛かり信地旋回が行えるのである。
以上の構造により、例えば、操作レバー(1)を左右方
向(B)に沿って右サイドクラッチ切位置(右クラッチ
OFF)にまで倒し操作すると、第2図に示すようにイン
ナーワイヤ(8a)が引き操作されることにより制御弁
(9)が切換操作されて、右側のサイドクラッチブレー
キ(5R)の操作シリンダ(11)に作動油が供給され、第
5図に示す右のシフト部材(13)が紙面右方にスライド
して駆動ギヤ(14)より離れる。この場合、右のシフト
部材(13)がサイドブレーキ(16)を押圧する前の中立
位置で可変リリーフ弁(10)から作動油が抜けて、右の
シフト部材(13)が中立位置で停止するのである。これ
が、一方のクローラ走行装置(38)への動力の伝動が断
たれた緩旋回状態である。
そして、前述の第2図に示すような右サイドクラッチ切
状態において、制御弁(9)のスプール(図示せず)は
ストロークエンドに達してそれ以上動けない状態に在
る。従って、この第2図の状態から操作レバー(1)を
右サイドブレーキ入位置(右ブレーキON)にさらに倒し
操作してインナーワイヤ(8a)を引くと、旋回装置
(7)側においてアウターワイヤ(8b)が紙面左方に移
動する。これにより、操作アーム(18)を介して可変リ
リーフ弁(10)のリリーフ圧が高められて、第5図に示
す左の操作シリンダ(11)が前記中立位置よりさらに伸
張して、右のシフト部材(13)が右のサイドブレーキ
(16)を押圧入操作するのである。これが、一方のクロ
ーラ走行装置(38)に制動が掛けられた信地旋回状態で
ある。
前述のような動きは操作レバー(1)の左サイドクラッ
チ切位置(左クラッチOFF)及び左サイドブレーキ入位
置(左ブレーキON)においても同様である。つまり、操
作レバー(1)を左サイドクラッチ切位置(左クラッチ
OFF)に操作すると、第1図の状態から制御弁(9)の
操作アーム(17)のみが紙面左方に揺動操作されて緩旋
回が行えるのであり、操作レバー(1)を左サイドブレ
ーキ入位置(左ブレーキON)に操作すると、可変リリー
フ弁(10)の操作アーム(18)が紙面右方に揺動操作さ
れて信地旋回が行えるのである。
前記可変リリーフ弁(10)は第3図に示すように、ボー
ル状のポペット(10a)とスライド式の支持台(10b)と
の間にスプリング(10c)を取り付けたような構造にな
っている。そして、操作アーム(18)の支軸(19)の半
分が切欠かれて、その切欠き面(19a)に支持台(10b)
が接当している。以上の構造により、操作アーム(18)
が紙面左方又は右方に揺動操作されても、つまり、操作
レバー(1)を左サイドブレーキ入位置(左ブレーキO
N)又は右サイドブレーキ入位置(右ブレーキON)に操
作しても、支持台(10b)は紙面左方に押し操作されて
リリーフ圧が高められるのである。又、スプリング(10
d)は支持台(10b)を紙面右方に付勢するものである。
又、プッシュフルワイヤ(8)におけるアウターワイヤ
(8b)と操作アーム(18)との連結構造であるが、第3
図及び第4図に示すように、操作アーム(18)における
横軸芯(P3)周りにアウターワイヤ(8b)用の支持ブラケ
ット(20)が回動自在に支持されると共に、この支持ブ
ラケット(20)の上部を挾み込むように板バネ(21)が
取り付けられており、支持ブラケット(20)が極端に回
動しないようにしている。
そして、第1図及び第2図に示すように、制御弁(9)
用の操作アーム(17)に取り付けられたアクチュエータ
(22)は、植付穀稈に沿って機体を自動走行させる場合
に、制御装置(図示せず)からの信号に基づいて制御弁
(9)を切換操作するものである。この場合、プッシュ
フルワイヤ(8)のインナーワイヤ(8a)が操作アーム
(17)に対して長穴(17a)を介して連結されており、
アクチュエータ(22)の作動ストロークよりも長穴(17
a)を短いものに設定してある。これにより、アクチュ
エータ(22)により制御弁(9)が切換操作される際
に、プッシュフルワイヤ(8)を介して操作レバー
(1)が左右に僅かに揺動操作されることになって、自
動走行状態を操縦者が操作レバー(1)により目視確認
できるのである。又、操作レバー(1)による手動操作
中では、アクチュエータ(22)は自由に動く状態となっ
ている。
次に、操作レバー(1)を左右方向(B)において中央
の中立位置(N)に付勢する構造について詳述すると、
第6図(イ)及び第7図に示すように、支持ブラケット
(3)の前後軸芯(P2)周りに、操作レバー(1)とは関
係なく独自に揺動自在な第1揺動アーム(23)及び第2
揺動アーム(24)が取り付けられている。そして、操作
レバー(1)の操作アーム(37)に固定された第1ピン
(25)が第1及び第2揺動アーム(23),(24)の間に
挿入され、この第1ピン(25)を挾み付けるようにバネ
(26)が第1及び第2揺動アーム(23),(24)に亘り
架設されている。これに対して、操作アーム(37)に牽
制穴(27)が設けられると共に、支持ブラケット(3)
に固定された第2ピン(28)がこの牽制穴(27)に挿通
され、さらに第1及び第2揺動アーム(23),(24)の
間に挿通されている。
以上の構造により、操作レバー(1)を、例えば、右サ
イドクラッチ切位置(右クラッチOFF)及び右サイドブ
レーキ入位置(右ブレーキON)側に倒し操作して行く
と、第2ピン(28)により第2揺動アーム(24)が止め
られた状態で操作アーム(37)の第1ピン(25)により
第1揺動アーム(23)が紙面左方に揺動操作されて行
く。これにより、バネ(26)の付勢力で操作レバー
(1)が中央の中立位置(N)に戻されようとするので
ある。逆に操作レバー(1)を左サイドクラッチ切位置
(左クラッチOFF)及び左サイドブレーキ入位置(左ブ
レーキON)側に倒し操作すると、第1揺動アーム(23)
が止められた状態で第2揺動アーム(24)が紙面右方に
揺動操作されて、操作レバー(1)が中央の中立位置
(N)に戻されようとするのである。
そして、操作レバー(1)を左サイドブレーキ入位置
(左ブレーキON)又は右サイドブレーキ入位置(右ブレ
ーキON)に倒し操作すると、第6図(ロ)に示すよう
に、第2ピン(28)が牽制穴(27)の内面に接当して操
作レバー(1)をそれ以上倒し操作できなくなるのであ
る。
又、支持ブラケット(3)には第7図及び第6図
(イ),(ロ)に示すように、操作レバー(1)が中立
位置(N)の近傍に在ることを検出する接触式のセンサ
ー(29)が固定されている。そして、このセンサー(2
9)により操作レバー(1)が中立位置(N)の近傍に
在ることが検出されている間にのみ、アクチュエータ
(22)による自動走行が行われるのであり、この自動走
行中に操作レバー(1)を手動操作すればこれが優先さ
れて、自動走行が一時中断されるのである。
次に、操作レバー(1)を前後方向(A)及び左右方向
(B)に沿って案内するレバーガイド(30)の構造につ
いて詳述すると、第9図及び第8図(イ)に示すよう
に、1/4円状のレバーガイド(30)が4組備えられて、
このレバーガイド(30)が上下一対の支持板(31),
(32)で挾み込まれて、この両支持板(31),(32)の
間でスライドできるように支持されている。又、支持板
(32)の上面に設けられている凸部(32a)は、レバー
ガイド(30)の側部に接当して、レバーガイド(30)が
それ以上内方に入り込まないようにするものである。
そして、ピアノ線等の弾性線材から成る平面視C字状の
戻しバネ(33)が各レバーガイド(30)の外側を取り囲
むように取り付けられると共に、戻しバネ(33)の開き
部(33a)がレバーガイド(30)とレバーガイド(30)
の間に位置するように配置され、下側の支持板(32)に
固定された係止部(34)を戻しバネ(33)の開き部(33
a)に入り込ませているのである。
以上の構造により、第1図及び第8図(イ)に示すよう
に、操作レバー(1)が前後方向(A)及び左右方向
(B)に案内されるのであり、第8図(ロ)に示すよう
に、操作レバー(1)によりレバーガイド(30)の1つ
を押しのけるようにして前後方向(A)と左右方向
(B)の間の斜め方向に操作することにより、刈取部
(36)の昇降操作と旋回操作が同時に行えるのである。
そして、操作レバー(1)を中立位置(N)に戻すと、
戻しバネ(33)の付勢力でレバーガイド(30)が所定位
置に戻るのであり、戻しバネ(33)が操作レバー(1)
周りに回転しようとしても、係止部(34)と開き部(33
a)との接当作用によりその回転が止められるのであ
る。そして、この戻しバネ(33)は金属製である為、レ
バーガイド(30)をゴム板製にしたりするよりも、長年
の使用に耐えることができるのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る複合操作レバー構造の実施例を示
し、第1図は操作レバー基部付近の構造並びに操作レバ
ーと昇降装置、旋回装置との連係状態を示す図、第2図
は操作レバーを右サイドクラッチ切位置に操作した場合
の旋回装置との連係状態を示す図、第3図は可変リリー
フ弁の構造及び可変リリーフ弁の操作アームとアウター
ワイヤとの連結構造を示す正面図、第4図は可変リリー
フ弁の操作アームとアウターワイヤとの連結構造を示す
側面図、第5図は左右のサイドクラッチブレーキの構造
とこれに対する油圧回路を示す図、第6図(イ)は操作
レバーを中立位置に操作した場合での操作レバー基部付
近の正面図、第6図(ロ)は操作レバーを右サイドブレ
ーキ入位置に操作した場合での操作レバー基部付近の正
面図、第7図は操作レバー基部付近の側面図、第8図
(イ)は操作レバーのレバーガイド付近の横断平面図、
第8図(ロ)は第8図(イ)に示す状態から操作レバー
を斜め方向に操作した状態を示すレバーガイド付近の横
断平面図、第9図はレバーガイド付近の分解斜視図、第
10図はコンバイン前半の側面図である。 (1)……操作レバー、(2A)……第1支軸、(2B)…
…第2支軸、(4)……第2被動装置、(7)……第1
被動装置、(8)……ワイヤ、(8a)……インナーワイ
ヤ、(8b)……アウターワイヤ、(P1)……第1軸芯、(P
2)……第2軸芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに直交する2つの軸芯(P1),(P2)周り
    で十字方向に揺動操作自在に構成された操作レバー
    (1)を、その操作レバー(1)の一方向の揺動操作に
    伴って操作される第1被動装置(7)と、前記操作レバ
    ー(1)の前記一方向に直交する方向の揺動操作に伴っ
    て操作される第2被動装置(4)とに連係させてなる複
    合操作レバー構造であって、 前記互いに直交する2つの軸芯(P1),(P2)を、前記操作
    レバー(1)を揺動自在に取り付けた第2支軸(2B)の
    軸芯と、前記第2支軸(2B)を取り付けた第1支軸(2
    A)の軸芯とで構成し、 前記第1被動装置(7)に連係されたワイヤ(8)のイ
    ンナーワイヤ(8a)を前記操作レバー(1)に連結し、
    このワイヤ(8)のアウターワイヤ(8b)を前記第1支
    軸(2A)に固定して、 前記第2支軸(2B)の軸芯である第2軸芯(P2)周りでの
    前記操作レバー(1)の揺動操作により前記ワイヤ
    (8)を介して前記第1被動装置(7)が正逆切換操作
    されるように、かつ、前記第1支軸(2A)の軸芯である
    第1軸芯(P1)周りにおける前記操作レバー(1)の揺動
    操作により、前記第1支軸(2A)を介して前記第2被動
    装置(4)が正逆切換操作されるように連係してある複
    合操作レバー構造。
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