JPH0353305Y2 - - Google Patents

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JPH0353305Y2
JPH0353305Y2 JP6417287U JP6417287U JPH0353305Y2 JP H0353305 Y2 JPH0353305 Y2 JP H0353305Y2 JP 6417287 U JP6417287 U JP 6417287U JP 6417287 U JP6417287 U JP 6417287U JP H0353305 Y2 JPH0353305 Y2 JP H0353305Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、油圧トランスミツシヨンを有する農
用トラクタ等の移動農機に適応できる切換装置に
関する。さらに詳しくは、油圧トランスミツシヨ
ンを制御する操作系を、手動と足動とに択一的に
切換るようにした移動農機の切換装置に関するも
のである。
〔従来技術〕
第1図に示すように、農用トラクタに設けた油
圧トランスミツシヨン3(以下HSTと称する)
の側方には制御軸6が突出され、この制御軸6に
は上下に延びる連動アーム7が固定され、この連
動アーム7は、その上方アーム9が手動系の連結
ロツド11を介して手動レバー10側に連結可能
となつており、また、その下方アーム12が足動
系の連結ロツド13を介して足踏みペタル15に
連結可能となつている。
この手動レバー10と足踏みペタル15との選
択切換にあたり従来では、第5図〜第7図に示す
ごとく手動系の連結ロツド11および足動系の連
結ロツド13それぞれにRピン45が嵌入できる
連結孔46が設けられ、この連結孔46に単一の
Rピン45を差し換えることにより、一方が接続
状態となると同時に他方が接続解除状態となるよ
うになつている。つまり、第5図に示すように、
手動系連結ロツド11の連結孔46から抜いたR
ピン45を足動系連結ロツド13の連結孔46に
挿入することにより、連動アーム7は足踏みペタ
ル15のみに接続され、足踏みペタル15による
HSTの制御ができるが、手動系の連結ロツド1
1は、第6図のように足踏みペタル15の踏み込
みによる連動アーム7の傾動に伴いその連結筒1
1a内で摺動するだけで、手動レバー10が移動
しないようになつている。
また同様に足動系連結ロツド13の連結孔46
から抜いたRピン45を手動系連結ロツド11側
の連結孔46に挿入することにより、連結ロツド
11側が手動レバー10に接続され、手動レバー
10によるHSTの制御ができるが、足動系の連
結ロツド13は、手動レバー10の操作による連
動アーム7の傾動に伴いその連結筒13a内で摺
動するだけで、足踏みペタル15が移動しないよ
うになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来のものでは連結ロツドを連結す
るRピンを紛失した場合、連結ロツドの接続が不
能となるばかりでなく、さらにRピンを2本使用
することにより手動系の連結ロツドおよび足動系
の連結ロツドとの両方が同時に接続される危険が
あるという問題点があつた。
そこで、本考案は上述した従来の問題点を解消
すべく創案されたもので、同時接続防止機構の切
換により一方の連結ロツドは接続可能となるも、
他方の連結ロツドは接続不能となるようにした移
動農機の切換装置を提供することを目的として実
施するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成する本考案による移動農機の切
換装置は、油圧トランスミツシヨンを制御する制
御軸に固定した連動アームに、手動レバーに接続
する連結ロツドと足踏みペタルに接続する連結ロ
ツドとを択一的に連結可能になすと共に、前記連
動アームに対設した同時接続防止機構を、連動ア
ームに手動レバーの連結ロツドのみが接続し足踏
みペタル側が接続不能となる手動位置と、連動ア
ームに足踏みペタルの連結ロツドのみが接続し手
動レバー側が接続不能となる足動位置とに、選択
切換自在に構成してなるものである。
〔作用〕
したがつて、油圧トランスミツシヨン3の制御
軸6に固定の連動アーム7に、手動レバー10の
連結ロツド11と足踏みペタル15の連結ロツド
とを択一的に連結するものでありながら、この連
動アーム7に対設した同時接続防止機構30を、
手動位置イと足動位置ロとに選択切換えることに
より、手動位置イでは連動アーム7に手動レバー
10側の連結ロツド11蚤が接続し足踏みペタル
15側を接続不能にでき、また足動位置ロでは連
動アーム7に足踏みペタル15側の連結ロツド1
3のみが接続し手動レバー10側を接続不能にで
きる。
また、同時接続防止機構30の切換えにより接
続可能な連結ロツドと接続不能な連結ロツドとを
目視状態で知り得る。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例として示す図面につい
て詳細に説明する。
第1図〜第2図において、農用トラクタ1の前
方に配設されたエンジン(図外)の後方には前後
方向に延びるクラツチハウジング2の前方が連結
固定され、このクラツチハウジング2の後方には
HSTユニツト3の前方が連結固定され、また
HSTユニツト3の後方にはトランスミツシヨン
ケース4の前方が連結固定され、これらで農用ト
ラクタ1の機体が構成されている。このトランス
ミツシヨンケース3の上方には油圧ケース5が固
定されている。
前記HSTユニツト3内には油圧により作動す
る無段変速装置が内蔵され、この無段変速装置を
制御する制御軸6がHSTユニツト3の側方に突
出されている。この制御軸6の突出部には上下に
延びる連動アーム7が固定され、この連動アーム
7は、その上方アーム9が連結ロツド11を介し
て詳細は後述する手動レバー10に連結可能とな
り、その下方アーム12が連結ロツド13を介し
て足踏みペタル15に連結可能となつている。
前記トランスミツシヨンケース4の上方にはブ
ラケツト14が固定され、このブラケツト14に
は左右方向の軸芯X−Xを中心にして回動する第
一回動ボス16が皿バネ17等により所定の抵抗
が付与された状態で支架されており、さらにこの
回動ボス16の上方には前後方向の軸芯Y−Yを
中心にして回動する第二回動ボス19が回動可能
に支架され、この第二回動ボス19の上方に固定
された水平方向の基端部10aに続く取付杆10
bの上方は、機体側方に配設され後輪を覆うフエ
ンダ21の上面に向けて斜め上方に延長され、こ
の取付杆10bの上方は上方に延びる手動レバー
10に形成されている。
前記基端部20aの第二回動軸19の軸芯を超
えフエンダ21と反対方向に延びる端部と、下方
の機体との間には、基端部10aを上方に向けて
附勢する上下方向の圧縮コイルバネ22が設けら
れ、また手動レバー10はフエンダ21の上面に
固定されたレバーガイド23のガイド孔23aに
嵌入され、この手動レバー10は前記圧縮コイル
バネ22の附勢力に抗してガイド孔23a内を中
立Nを中心にして前方側の前進F位置と、後方側
の後進R位置とにわたり操作できるようになつて
いるが、このレバーガイド23には、このレバー
ガイド23とは別体に構成され手動レバー10に
直接に接触して案内するガイド板24が着脱自在
に設けられ、このガイド板24は定位置のレバー
ガイド23に対し取付位置が調節可能となるよう
設けられているので、ガイド板24が磨耗した際
にはガイド板24のみの交換ができる。
また、第一回動ボス16には、前記バネ22に
隣接しこの回動軸芯に対し直交する方向の揺動ア
ーム25が固定されており、この揺動アーム25
の先端に一端が枢支連結された手動系連結ロツド
11の他端を、連動アーム7の上方アーム9の先
端にボルトを介して連結した場合(足動系の連結
ロツド13は不接続)には、手動レバー10は中
立N位置を中心とする前進F位置への操作による
前進方向におけるHSTの無段変速状態と、中立
位置Nを中心とする後進R位置への操作による後
進方向におけるHSTの無段変速状態とにわたり
制御できるようになつている。
前述した足踏みペタル15は、機体に固定の支
点軸26を中心にして揺動自在に設けられ、支点
軸26よりも下方に向けて延長された揺動アーム
15aの下端に一端が枢支連結された足動系連結
ロツド13他端を、前述した連動アーム7の下方
アーム12の下端にボルトを介して連結した場合
(手動系の連結ロツド11は不接続)には、この
足踏みペタル15は、中立N位置を中心とする前
方側への踏み込みによりHSTの前進F状態にお
ける無段変速状態と、また中立N位置を中心とす
る後方側への踏み込みによりHSTの後進R状態
における無段変速状態とにわたり制御できるよう
になつている。
第3図〜第4図において、連動アーム7には同
時接続防止機構30が対設されており、この同時
接続防止機構30は次のようになつている。つま
り、上方アーム9の側方には制御軸6と平行する
方向の支点軸27が突出され、この支点軸27に
回動自在に位置決めされた回動ボス29には上方
に延びる上方レバー31と下方に延びる下方レバ
ー32とが所定角度に固定されており、この上方
レバー31と上方アーム9との間にはねじりコイ
ルバネ35が介在されている。この上方レバー3
1を前方側へ傾動操作した際には、第3図のよう
にねじりコイルバネ35の上方レバー31側が上
方アーム9の幅中心よりも上方に移動する支点越
え状態となり、下方レバー32が下方ストツパー
33に接当する手動位置イに切換られる。また、
上方レバー31を後方側へ傾動操作した際には、
第4図のようにねじりコイルバネ35の上方レバ
ー31側が上方アーム9の幅中心よりも後方に移
動する支点越え状態となり、上方レバー31が上
方ストツパー34に接当する足動位置ロに切換ら
れるようになつている。また、上方ストツパー3
4は上方アーム9の後側方に、下方ストツパー3
3は下方アーム12の幅方向略中央部にそれぞれ
固定されている。
なお上方アーム9にはその前進F方向の最大移
動位置を規制するストツパー36が設けられ、ま
た下方アーム12にはその後進R方向の最大移動
位置を規制するストツパー37が設けられてい
る。
しかして、同時接続防止機構30を、その支点
軸27を中心として第3図に示す手動位置イに切
換えた時、ストツパー33に接当した下方レバー
32が下方アーム12の表面に重合し、連動アー
ム7の下方レバー12側には足動系連結ロツド1
3の接続が不能状態となるが、反対側の上方レバ
ー32は上方アーム9から離間して連動アーム7
の上方アーム9側には手動系連結ロツド11の接
続ができる状態となるので、手動レバー10に連
結された連結ロツド11を、連動アーム7の上方
アーム9に、ボルトにより連結することにより、
HSTの制御軸6を手動操作系のみの連動状態と
することができる。
また、同時接続防止機構30を、その支点軸2
7を中心として第4図に示す足動位置ロに切換え
た時、ストツパー34に接当して上方レバー31
が上方アーム9の表面に重合し、連動アーム7の
上方アーム9側には手動系連結ロツド11の接続
が不能状態となるが、反対側の下方レバー32は
下方アーム12から離間して連動アーム7の下方
アーム12側には足動系連結ロツド13の接続で
きる状態となるので、足踏みペタル15に連繋さ
れた連結ロツド13を、連動アーム7の下方アー
ム12に、ボルトにより連結することにより、
HSTの制御軸6を足動操作系のみの連動状態と
することができる。
なお、連動アーム7に接続しない側の連結ロツ
ドは、図示しないホルダーに支持させておくよう
になつている。
〔考案の効果〕
本考案による移動農機の切換装置は、油圧トラ
ンスミツシヨンを制御する制御軸に固定した連動
アームに、手動レバーに接続する連結ロツドと足
踏みペタルに接続する連結ロツドとを択一的に連
結可能になすと共に、前記連動アームに対設した
同時接続防止機構を、連動アームに手動レバーの
連結ロツドのみが接続し足踏みペタル側が接続不
能となる手動位置と、連動アームに足踏みペタル
の連結ロツドのみが接続し手動レバー側が接続不
能となる足動位置とに、選択切換自在に構成して
なるが故に、油圧トランスミツシヨンの制御軸に
固定した連動アームに、手動レバーと足踏みペタ
ルとを択一的に連結するものでありながら、この
連動アームに対設した同時接続防止機構を、手動
位置と足動位置とに選択切換えることにより、手
動位置では連動アームに手動レバーの連結ロツド
のみが接続し足踏みペタル側を接続不能とするこ
とができ、また、足動位置では連動アームに足踏
みペタル側の連結ロツドのみが接続し手動レバー
側を接続不能とすることがすることができる。
しかも、同時接続防止機構の切換えにより接続
可能な連結ロツドと接続不能な連結ロツドとを目
視状態で知り得ることに相俟つて、同時接続の危
険を確実に防止できる。
したがつて、従来の単一の連結ピンを抜き差し
するもののように、連結ピンを紛失した場合、両
連結ロツドの接続が不能になるばかりでなく、さ
らに連結ピンを2本使用することにより手動系連
結ロツドおよび足動系連結ロツドの両方が同時接
続される危険があるという問題点を解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し第1
図は要部を示す農用トラクタの側面図、第2図は
要部を示す農用トラクタの正面図、第3図は切換
装置の側面図、第4図は作用説明図。第5図〜第
7図は従来例を示し第5図および第6図は手動系
連結ロツドと足動系連結ロツドとの作用説明図、
第7図は第5図のA−A矢視断面である。 1……農用トラクタ、3……油圧トランスミツ
シヨン(HST)、6……制御軸、7……連動アー
ム、9……上方アーム、10……手動レバー、1
1……連結ロツド、13……連結ロツド、15…
…足踏みペタル、30……同時接続防止機構、3
1……上方レバー、32……下方レバー、35…
…ねじりコイルバネ、イ……手動位置、ロ……足
動位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧トランスミツシヨンを制御する制御軸に固
    定した連動アームに、手動レバーに接続する連結
    ロツドと足踏みペタルに接続する連結ロツドとを
    択一的に連結可能になすと共に、前記連動アーム
    に対設した同時接続防止機構を、連動アームに手
    動レバーの連結ロツドのみが接続し足踏みペタル
    側が接続不能となる手動位置と、連動アームに足
    踏みペタルの連結ロツドのみが接続し手動レバー
    側が接続不能となる足動位置とに、選択切換自在
    に構成してなる移動農機の切換装置。
JP6417287U 1987-04-30 1987-04-30 Expired JPH0353305Y2 (ja)

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JP6417287U JPH0353305Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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JP6417287U JPH0353305Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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