JPH0521128Y2 - - Google Patents

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JPH0521128Y2
JPH0521128Y2 JP14907088U JP14907088U JPH0521128Y2 JP H0521128 Y2 JPH0521128 Y2 JP H0521128Y2 JP 14907088 U JP14907088 U JP 14907088U JP 14907088 U JP14907088 U JP 14907088U JP H0521128 Y2 JPH0521128 Y2 JP H0521128Y2
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shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、農用トラクタ等の移動農機に適応で
きる中立位置保持装置に関し、さらに詳しくはト
ランスミツシヨンに装備して油圧駆動無段変速機
構の中立位置を保持する中立位置保持装置に関す
るものである。
〔従来技術〕
この種、油圧駆動無段変速機構が装備されたト
ランスミツシヨンを有する移動農機にあつては、
油圧駆動無段変速機構の操作軸を中立位置に保持
するための中立位置保持装置が付設されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この中立保持装置は、従来では、バネにより附
勢されるボールとデイテント孔とによつて行われ
てれているが、中立位置から前進または後進位置
に操作時、ボールがデイテント孔から抜ける際の
操作荷重が大となる反面、ボールがデイテント孔
から抜けてしまうと急に操作荷重が小となるの
で、思わず急発進したり、微小角での低速走行が
困難であるという欠点があつた。
また、この種の中立位置保持装置として例え
ば、実公昭61−11782号公報がある。しかし、こ
のものは、そのトラニトン軸に固定の板状部材に
V字状の切欠き部を設け、このV字状の頂部に対
して突起部材を弾性的に係合維持させるレバー機
構を、一側の支点を中心にして揺動自在に構成し
てあるので、板状部材の変位に対しその規制側と
してのレバー機構が支点を中心にして揺動し、ト
ラニトン軸の中立位置保持が正確に維持されない
という欠点があつた。
そこで、本考案は上述した従来の実情に鑑み、
その欠点を解消すべく創案されたもので、油圧駆
動無段変速機構の操作軸側に弾性係合するローラ
を設けると共に、このローラを規制する規制板を
機体側に固定できる移動農機の中立位置保持装置
を提供することを目的として実施するものであ
る。
〔問題を解決するための手段〕 上記目的を達成する本考案は、油圧駆動無段変
速機構の操作軸を、該操作軸に固定の操作部材に
より回動操作する移動農機において、上記操作軸
側に突設したアームに一端が枢支連結された規制
アームの他端を、該規制アームと操作軸側に突設
した受座との間に配設したバネにより操作軸から
遠ざかる方向に附勢し、上記規制アームに枢支し
たローラを、機体側に固定した板状部材に形成の
V字状切欠き部に、頂部に復帰する中立位置と斜
面に沿う前・後進状態に移動させてなるものであ
る。
〔作用〕
したがつて、油圧駆動無段変速機構16の操作
軸17を、該操作軸17に固定の操作アーム36
により回動操作するよう構成したものにあつて
も、ローラ31を有する規制アーム25は操作軸
17側に設けることによつて、ローラ31の移動
を規制するV字状切欠き部32を有する板状部材
22は機体側に固定され、規制部材としての板状
部材22側が移動しないから、油圧駆動無段変速
機構16の操作軸17を確実に中立位置Nに保持
し得る。
また、バネ27により操作軸17から遠ざかる
方向に附勢された規制アーム25側に設けたロー
ラ31を、板状部材22に形成のV字状切欠き部
32に、頂部32aに復帰する中立位置Nと斜面
32bに沿う前進状態Fまたは後進状態Bに移動
させることによつて、ローラ31が斜面32aに
沿つて移動する前・後進状態では、バネ27の圧
縮に伴う反力を、操作アーム36全体を中立方向
に復帰させる方向に作用させて、ローラ31はV
字状切欠き部32の頂部32a、つまり中立位置
Nに復帰させ、その位置に保持される。
これにより、操作アーム36を中立位置Nに確
実に復帰できるものでありながら、操作アーム3
6を中立位置Nから前・後進変速方向への切換操
作時の荷重変動を少なくでき、微小角での低速走
行を円滑に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例として示す図面につい
て詳細に説明する。
第4図に示すように、農用トラクタTは、機体
前方にボンネツト1に覆われるエンジン2が配設
され、このエンジン2の後方には後方に向けて延
びるトランスミツシヨンケース4の前部が接続固
定され、これらエンジン2、トランスミツシヨン
ケース4で農用トラクタのモノコツク機体5が構
成されている。上記トランスミツシヨンケース4
後方の左右両側には後輪6が取付けられる車軸を
夫々支架する左右の車軸ケース7が取付け固定さ
れ、またエンジン2の左右両側に基端側が夫々固
定されたシヤーシ9は前方に向けて延長されてお
り、このシヤーシ9の下方に前輪ケースが取付け
られ、この前輪ケースに支架された前輪軸に左右
に前輪10が夫々取付けられている。後輪6と前
輪10とはともにトランスミツシヨンの走行系か
ら駆動される四輪駆動形式に構成されている。
上記ボンネツト1の後方には前輪10を操向す
るステアリングホイール11が配設され、このホ
イール11の後方には運転座席12が配設されて
いる。この運転座席12下方には上記ミツシヨン
ケース4の上方に固定される油圧シリンダ13が
配設され、この油圧シリンダ13の後方には支点
軸14を中心にして上下に揺動する左右一対のリ
フトアーム15が設けられており、油圧シリンダ
13内に設けられたピストンが進退し支点軸に固
定のアームを回動させることで上記リフトアーム
15が上下に駆動される。このリフトアーム15
には、図示しない三点リンク機構を介してロータ
リ耕耘機等の作業機が連結される。
第4図のA−A矢視断面として示す第1図のよ
うに、トランスミツシヨンケース4内には、図面
は省略してあるが、可動斜板の角度を変えポンプ
の吐出量を変えることにより無段に変速できる可
変容量型ポンプ(可変容量型可逆斜板ポンプ)か
らなる油圧駆動無段変速機構16が配設されてお
り、この油圧駆動無段変速機構16の一側には操
作軸17が突設されている。この操作軸17の外
径に嵌合固定された延長軸19はケース側壁4a
の開口部20を貫通して外側に延長されボス19
aに形成されている。この開口部20の上方側に
は、ケース側壁4aに取付ボルト21で固定され
る板状部材22が設けられ、この板状部材22
は、第3図の如く、左右両側に設けた長孔18を
介して上記取付ボルト21によつて固定されるこ
とで、左右または上下方向に位置調節自在となる
よう構成されている。
また、ボス19aには、第2図に示すように左
側にアーム23が突設され、このアーム23に左
側の一端が連結ピン24により枢支連結された規
制アーム25は、中央部で凸状に湾曲されて右側
まで延長され、その右側の末端に形成した下向き
突出部25aと、ボス19aの右側に突設した受
座26との間にはバネ27が介在されており、こ
のバネ27の附勢力により規制アーム25は、上
記連結ピン24を中心にして操作軸から遠ざかる
方向に附勢されると共に、その凸状に湾曲する中
央部位に固定の支軸29にはローラ31が回動自
在に位置決めされている。
上記板状部材22には、ローラ31に対向する
V字状の切欠き部32が形成されており、一方の
規制アーム25側に枢支したローラ31は、板状
部材22に形成のV字状切欠き部32に沿つて移
動するよう対設され、上記V字状切欠き部32は
第3図の如く頂部32aとこの頂部32aに接続
する斜面32bとから構成されている。この規制
アーム25に設けたローラ31と、V字状切欠き
部32を有する板状部材22とによつて油圧駆動
無段変速機構16の中立位置保持機構30が構成
されている。
この中立位置保持機構30は、取付ボルト21
の外側端面に取付ボルト33により固定されるカ
バー34により被覆されるが、このカバー34の
外側には、上記延長軸19の外側軸端に設けた角
軸部19bに嵌入され割りボス35を介して固定
される操作アーム36が設けられており、この操
作アーム36は、第4図に示す如く、連結ロツド
37を介して運転座席12の側方に配設された操
作レバー39に連動連結されている。
上記操作レバー39は鋳鉄材で形成され剛性の
高い油圧シリンダ13に支持される支点軸を中心
にして第2図Bに示す中立状態N、この中立状態
Nを挟み第2図Aに示す前進状態Fと第2図Cに
示す後進状態Bとにわたつて操作でき、操作角度
が大になるほど機体速度が早くなるようになつて
いる。なお、図中符号40は連結手段は図示して
ないがフートペダルに連結するための操作アーム
である。
中立状態Nにある操作アーム36を、前進状態
Fまたは後進状態に操作すると、操作軸17と一
体に規制アーム25が同方向に回動し、ローラ3
1が板状部材22の斜面32bに沿つて下方側へ
移動するので、これに伴い連結ピン24を中心に
して規制アーム25全体が下方側へ回動され、バ
ネ27を圧縮することになる。このバネ27の圧
縮に伴う反力は、操作アーム36全体を中立方向
に復帰させる方向に作用しているので、前・後進
状態にある操作アーム36を中立N方向に移動す
ると、斜面32bに位置するローラ31はV字状
切欠き部32の頂部32b、つまり中立位置Nに
復帰するよう移動し、その中立位置Nに保持され
ることになる。
したがつて、操作アーム36を中立位置Nに確
実に保持できるものでありながら、操作アーム3
6を中立位置Nから前・後進変速方向への切換操
作時の荷重変動を少なくでき、微小角での低速走
行を円滑に行うことができる。
〔考案の構成〕
以上に説明してきたように本考案は、油圧駆動
無段変速機構の操作軸を、該操作軸に固定の操作
部材により回動操作するよう構成したものにあつ
ても、ローラを有する規制アームは操作軸側に設
けることによつて、ローラの移動を規制するV字
状切欠き部を有する板状部材は機体側に固定さ
れ、規制部材としての板状部材側が移動しないか
ら、油圧駆動無段変速機構の操作軸を確実に中立
位置に保持できる。
また、バネにより操作軸から遠ざかる方向に附
勢された規制アーム側に設けたローラを、板状部
材に形成のV字状切欠き部に、頂部に復帰する中
立位置と斜面に沿う前進状態または後進状態に移
動させることによつて、ローラが斜面に沿つて移
動する前・後進状態では、バネの圧縮に伴う反力
を、操作アーム全体を中立方向に復帰させる方向
に作用させて、ローラをV字状切欠き部の頂部、
つまり中立位置Nに復帰させ、その位置に確実に
保持できる。
したがつて、操作部材を中立位置に確実に保持
できるものでありながら、操作アームを中立位置
から前・後進変速方向への切換操作時の荷重変動
を少なくでき、微小角での低速走行を円滑に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は第3
図のA−A矢視断面における中立位置保持装置の
側面図、第2図Aは操作アームの前進状態を示す
作用説明正面図、第2図Bは操作アームの中立状
態を示す作用説明正面図、第2図Cは操作アーム
の後進状態を示す作用説明正面図、第3図は規制
アームの正面図、第4図は本考案を実施した農用
トラクタの全体側面図である。 4……トランスミツシヨンケース、4a……側
壁、13……油圧シリンダ、16……油圧駆動無
段変速機構、17……操作軸、19……延長軸、
19a……ボス、19b……角軸部、20……開
口部、22……板状部材、23……アーム、24
……連結ピン、25……規制アーム、25a……
下向き突起部、26……受座、27……バネ、3
0……中立保持機構、31……ローラ、32……
V字状切欠き部、32a……頂部、32b……斜
面、34……カバー、37……連結ロツド、36
……操作アーム、39……操作レバー、N……中
立位置、F……前進状態、B……後進状態。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧駆動無段変速機構の操作軸を、該操作軸に
    固定の操作部材により回動操作する移動農機にお
    いて、上記操作軸側に突設したアームに一端が枢
    支連結された規制アームの他端を、該規制アーム
    と操作軸側に突設した受座との間に配設したバネ
    により操作軸から遠ざかる方向に附勢し、上記規
    制アームに枢支したローラを、機体側に固定した
    板状部材に形成のV字状切欠き部に、頂部に復帰
    する中立位置と斜面に沿う前・後進状態に移動さ
    せてなる移動農機の中立位置保持装置。
JP14907088U 1988-11-17 1988-11-17 Expired - Lifetime JPH0521128Y2 (ja)

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