JPH0716929Y2 - 歩行型農作業機 - Google Patents

歩行型農作業機

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JPH0716929Y2
JPH0716929Y2 JP6445489U JP6445489U JPH0716929Y2 JP H0716929 Y2 JPH0716929 Y2 JP H0716929Y2 JP 6445489 U JP6445489 U JP 6445489U JP 6445489 U JP6445489 U JP 6445489U JP H0716929 Y2 JPH0716929 Y2 JP H0716929Y2
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JP
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lever
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shift lever
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JP6445489U
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貞雄 山中
秀剛 水谷
敏彦 草野
敏 藤本
宏 西川
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、機体後側に対地作業装置を備えた歩行型農作
業機に関する。
〔従来の技術〕
前述のような歩行型農作業機では、作業者は対地作業装
置の後側に立って作業を行うような状態となる為に、対
地作業装置が作動している状態で機体が後進すると危険
な状態となる。
そこで、第6図及び第7図に示すように、両持ち平板状
の牽制部材(17)を軸芯(P3)周りに回動自在に支持し
て、作業装置レバー(図外)を入り位置に操作すると前
記牽制部材(17)の端部(17a)が変速レバー(9)の
後進側への移動径路(18a),(18b)内に入り込むよう
な構造を備えたものがある。これにより、変速レバー
(9)を前記移動径路(18a),(18b)内に入れるよう
に後進側(第6図及び第7図において紙面右方)に操作
した場合に、変速レバー(9)が牽制部材(17)の端部
(17a)に接当して、後進側への操作ができないのであ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上の、第6図及び第7図の構造では作業装置レバーを
入り位置に操作した場合に、平面視(第7図参照)にお
いて牽制部材(17)が変速レバー(9)に対して直角で
はない傾いた姿勢になっていると、その状態で変速レバ
ー(9)を後進側に操作して行って牽制部材(17)に接
当した場合に、牽制部材(17)が軸芯(P3)周りに倒れ
てしまうようなおそれがある。従って、このような状態
となると作業装置レバーを入り位置に操作している状態
で、走行用の変速レバーを後進側に操作してしまうよう
な状態となってしまう。
ここで本考案は、誤作動のない安全機構を得ることを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は以上のような歩行型農作業機において、
前後進切換可能な走行用の変速装置を操作する変速レバ
ーにおいて、その後進側への操作方向に対して略直交す
る方向の軸芯周りに回動自在に、且つ、変速レバーの後
進側への操作が前記軸芯から遠ざかる方向となるように
牽制部材を支持すると共に、前記対地作業装置への動力
を入切操作する作業装置レバーを入り位置に操作する
と、前記牽制部材が回動してその揺動端側の係止部が前
記変速レバーの後進側への移動径路内に入り込むよう
に、作業装置レバーと牽制部材とを連動連結して、変速
レバーの後進側への操作が変速レバーの前記係止部内側
への接当により阻止されるように構成してあることにあ
り、その作用及び効果は次のとおりである。
〔作用〕
前述のように構成すると、例えば第1,3,4図に示すよう
に作業装置レバー(7)を入り位置に操作すると牽制部
材(11)が軸芯(P1)周りに回動して、牽制部材(11)
の係止部(11a)が変速レバー(9)の後進側への移動
径路内に入り込む。この状態で変速レバー(9)を後進
側(紙面右方)に操作しようとしても、変速レバー
(9)が牽制部材(11)における係止部(11a)の内側
に接当して、変速レバー(9)を後進側に操作できない
ことになる。
このように変速レバー(9)を後進側に操作しようとす
る場合、変速レバー(9)により牽制部材(11)の係止
部(11a)を軸芯(P1)から遠ざかる方向に押すような
状態となる。このような場合、平面視において(第4図
参照)牽制部材(11)が変速レバー(9)に対して直角
ではなく、少し傾いていても変速レバー(9)で牽制部
材(11)を紙面右方に押すことにより、牽制部材(11)
が変速レバー(9)に対して直角となるように向けられ
て行くので、牽制部材(11)の係止部(11a)が変速レ
バー(9)の後進側の移動径路から外れると言うような
事態は生じない。
〔考案の効果〕
以上のように、変速レバーの後進側への操作を阻止する
牽制部材が後進側の移動径路から外れると言うような誤
作動を防止できるような構造が得られて、歩行型農作業
機における安全機構の作動不良の防止を図ることができ
た。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図に示すように、走行用の車輪(1)を備えたミッ
ションケース(2)の前部にエンジン(3)、ミッショ
ンケース(2)の上部に燃料タンク(4)、ミッション
ケース(2)の後部に操縦ハンドル(5)及び対地作業
装置(6)としてのロータリ耕耘装置を備えて歩行型農
作業機を構成している。
第1図に示すように、ロータリ耕耘装置(6)への動力
の入切操作及び変速操作を行う作業装置レバー(7)が
備えられ、この作業装置レバー(7)に対して逆T字状
のガイド孔(8a)を備えたレバーガイド(8)が設けら
れている。これにより、作業装置レバー(7)をガイド
孔(8a)に沿って下方に操作し左右に操作することによ
って、ロータリ耕耘装置(6)へ動力を伝達しこれを高
低2段に変速操作できるのである。そして、第2図に示
すように作業装置レバー(7)をガイド孔(8a)の中央
から上方に操作することによって、ロータリ耕耘装置
(6)への動力を断ってこれを停止させることができる
のである。
これに対して、複数段に亘って変速可能で、且つ、前後
進切換可能な走行用の変速装置(図示せず)が備えら
れ、第1図及び第3図に示すようにこの変速装置用の変
速レバー(9)にレバーガイド(10)が設けられてい
る。この変速装置は後進側へは高低2段に変速可能とな
っており、レバーガイド(10)に高速後進側の第1操作
経路(10a)と低速後進側の第2操作経路(10b)とが設
けられている。そして、変速レバー(9)には第1及び
第2操作経路(10a),(10b)側に向く舌片(9a)が固
定されている。
そして、第1図及び第3図に示すようにレバーガイド
(10)の裏側には、第1及び第2操作経路(10a),(1
0b)方向に略直交する方向の軸芯(P1)周りに回動自在
に、クランク状の牽制部材(11)が取り付けられてい
る。又、この牽制部材(11)はその上側と下側の両側が
各々ブラケット(12)により、両持ち状に支持されてい
る。これに対して、作業装置レバー(7)側のレバーガ
イド(8)の裏側には、横軸芯(P2)周りに上下揺動自
在にアーム(13)が支持されており、このアーム(13)
と牽制部材(11)とがワイヤ(14)により連動連結され
ている。
以上の構造により、作業装置レバー(7)を上方に操作
してロータリ耕耘装置(6)を停止させている状態で
は、第2図に示すようにスプリング(15)の付勢力及び
位置決め用のストッパー(16)により、牽制部材(11)
における揺動端側の係止部(11a)としてのクランク部
が変速レバー(9)の舌片(9a)の移動軌跡から内奥側
に外れた状態で停止している。これにより、変速レバー
(9)を第1又は第2操作経路(10a),(10b)内に入
り込ませるように後進側(紙面右方)に操作して行って
も、変速レバー(9)の舌片(9a)が牽制部材(11)の
クランク部(11a)に接当することはなく、変速レバー
(9)の後進側への操作が支障なく行える。
そして、作業装置レバー(7)をガイド孔(8a)に沿っ
て下方に操作して高速側又は低速側に操作すると、第1,
3,4図に示すようにアーム(13)が作業装置レバー
(7)により下方に押し下げられて、ワイヤ(14)がア
ーム(13)側に引き操作されることになる。これによ
り、牽制部材(11)が軸芯(P1)周りに回動操作され
て、牽制部材(11)のクランク部(11a)が変速レバー
(9)の舌片(9a)の移動軌跡内に入り込む。
この状態で変速レバー(9)を第1又は第2操作経路
(10a),(10b)内に入り込ませるように後進側(紙面
右方)に操作して行くと、変速レバー(9)の舌片(9
a)が牽制部材(11)におけるクランク部(11a)の内側
(クランク部(11a)の紙面左側面)に接当することに
なり、変速レバー(9)の後進側への操作ができないこ
とになる。そして、変速レバー(9)の舌片(9a)がク
ランク部(11a)に接当した状態で、変速レバー(9)
を無理に後進側(紙面右方)に操作しようとしても、ク
ランク部(11a)を軸芯(P1)から離れる方向に押すこ
とになるので、牽制部材(11)が傾いて変速レバー
(9)の舌片(9a)がクランク部(11a)から外れるよ
うなことがないのである。
本考案は、走行用として主変速装置と副変速装置を備え
たものにおいて、副変速装置が高速側に操作されている
場合には、主変速装置を後進側に操作できないように牽
制する構造にも適用できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る歩行型農作業機の実施例を示し、第
1図は作業装置レバーを入り位置に操作している状態で
の作業装置レバー及び変速レバー付近の斜視図、第2図
は作業装置レバーを切り位置に操作している状態での作
業装置レバー及び変速レバー付近の斜視図、第3図は作
業装置レバーを入り位置に操作している状態での牽制部
材付近の正面図、第4図は第1図における牽制部材付近
の平面図、第5図は歩行型農作業機の全体側面図、第6
図は従来構造を示し、作業装置レバーを入り位置に操作
している状態で牽制部材付近の正面図、第7図は第6図
における牽制部材付近の平面図である。 (6)……対地作業装置、(7)……作業装置レバー、
(9)……変速レバー、(11)……牽制部材、(11a)
……牽制部材の揺動端側の係止部、(P1)……軸芯。
フロントページの続き (72)考案者 藤本 敏 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)考案者 西川 宏 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体後側に対地作業装置(6)を備えた歩
    行型農作業機であって、前後進切換可能な走行用の変速
    装置を操作する変速レバー(9)において、その後進側
    への操作方向に対して略直交する方向の軸芯(P1)周り
    に回動自在に、且つ、変速レバー(9)の後進側への操
    作が前記軸芯(P1)から遠ざかる方向となるように牽制
    部材(11)を支持すると共に、前記対地作業装置(6)
    への動力を入切操作する作業装置レバー(7)を入り位
    置に操作すると、前記牽制部材(11)が回動してその揺
    動端側の係止部(11a)が前記変速レバー(9)の後進
    側への移動径路内に入り込むように、作業装置レバー
    (7)と牽制部材(11)とを連動連結して、変速レバー
    (9)の後進側への操作が変速レバー(9)の前記係止
    部(11a)内側への接当により阻止されるように構成し
    てある歩行型農作業機。
JP6445489U 1989-05-31 1989-05-31 歩行型農作業機 Expired - Lifetime JPH0716929Y2 (ja)

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JPH033025U JPH033025U (ja) 1991-01-14
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