JPH0514898Y2 - - Google Patents

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JPH0514898Y2
JPH0514898Y2 JP1987002165U JP216587U JPH0514898Y2 JP H0514898 Y2 JPH0514898 Y2 JP H0514898Y2 JP 1987002165 U JP1987002165 U JP 1987002165U JP 216587 U JP216587 U JP 216587U JP H0514898 Y2 JPH0514898 Y2 JP H0514898Y2
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、操縦ハンドルを機体に対して前後向
き変更自在に構成してある歩行型作業機に関す
る。
〔従来の技術〕
前述のように操縦ハンドルを前後向き変更可能
に構成した歩行型耕耘機の一例が特開昭60−
191823号公報に示されている。この機種は通常の
操縦ハンドル位置での前進2段と後進1段に変速
可能な主変速装置と高低2段の副変速装置を備え
た構成である。そして、副変速装置が高速側に操
作されている場合には主変速装置を後進側に操作
できないように、又、主変速装置が後進側に操作
されている場合には副変速装置を高速側に操作で
きないようにして、歩行型耕耘機が高速で後進す
ることを防止し作業者の安全を確保しているので
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の構成は高速で後進する状態、つまり通常
位置にある操縦ハンドルが延出されている方向へ
高速で進行する状態のみが防止される構成であ
る。ところが、操縦ハンドルを逆の前向きに変更
した場合には上記の主変速装置は、作業者にとつ
て前進1段・後進2段の変速状態を持つことにな
るので、前記牽制作用によつて副変速装置を高速
側に操作しての前進ができなくなると共に、高速
で作業者側に進行する変速状態で現出されること
になつて安全上好ましくない。
ここで本考案は前述の点に着目して、操縦ハン
ドルを前後何れの向きに操作しても安全性が確保
されるように、且つ、変速段数も多く取れるよう
に構成することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために講じた本考案の技術
手段は、機体に対して前後向き変更自在な操縦ハ
ンドルと、複数段の前進及び後進状態に変速操作
可能な主変速装置と、高低2段に変速操作可能な
副変速装置と、機体に対して前後向き変更自在な
主変速レバーとを備える歩行型作業機において、
下記[イ]〜[ニ]に記載の構成 を備えたことである。
[イ] 前記主変速装置は、機体前後方向での一
方向における機体進行速度を変速する第1操作
軸と、それとは逆方向における機体進行速度を
変速する第2操作軸とを備えるとともに、前記
第1、第2の各操作軸のうちの何れか一方を前
記主変速レバーの操作に連係させるように択一
的に選択する操作部材を備えている。
[ロ] 前記操作部材と主変速レバーとは、、操
作部材側を一定位置に維持させたまま、機体に
対する操作レバーの前後向きを切り換えて連結
可能な連動部を介して連結されている。
[ハ] 前記操作部材には、前記副変速装置が低
速位置に操作されている場合に、前記操縦ハン
ドルの延出方向に対する機体の前進及び後進を
許しながら、前記副変速装置が高速位置に操作
されている場合には、前記操縦ハンドルの遊端
が延出されている方向へ進行する主変速装置の
変速操作を阻止する牽制機構を連係させてあ
る。
[ニ] 前記牽制機構は、副変速レバーの高低変
速操作に連係して位置変更操作自在に設けられ
た係合部材と、前記操作部材の操作に連動して
変位する牽制アームとから構成され、かつ、こ
の係合部材と牽制アームとの相対位置が、前記
係合部材の位置移動経路に牽制アームが侵入し
て係合部材の前記高速位置側への移動を規制す
る状態と、牽制アームが前記移動経路から退出
して係合部材の高速位置側への移動を許す状態
とに切り換え自在に構成されている。
〔作用〕
上記技術手段を講じたことによる作用は次の通
りである。
前述の構成において、例えば主変速装置を前進
2段。後進2段とすると、高低2段の副変速装置
を加えることによつて前進4段。後進4段に変速
可能となるのであるが、前記牽制機構によつて操
縦ハンドルが延出されている方向、つまり作業者
側へ進行する状態での3速・4速の高速状態が現
出しないようになる。この牽制作用は操縦ハンド
ルの向きを変える度に切換わるので、操縦ハンド
ルの向きにかかわらず作業者にとつて常に前進4
段・後進2段と言う変速状態が得られるのであ
る。
〔考案の効果〕
以上のように、操縦ハンドルの向きにかかわら
ず、作業者にとつての前進変速段数を多く設定で
き、且つ、作業者側に進行する高速後進状態が現
出しないように構成できたので安全性を維持しな
がら多様化する作業状況に対応できるようになつ
た。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第6図に示すように、主変速装置及び副変速装
置(以上図示せず)を内装したミツシヨンケース
1下部の左右に車輪2a,2bを備えると共に、
ミツシヨンケース1前部にエンジン3、ミツシヨ
ンケース1上部に操縦ハンドル4を設け、ミツシ
ヨンケース1の前後部のブラケツト5にロータリ
耕耘装置等の各種作業装置を連結自在にして、農
用の歩行型作業機を構成している。
第1,2,3,6図に示すように、前記操縦ハ
ンドル4はミツシヨンケース1上部の縦軸芯P1
周りに回動自在で、前後に向きを変更できるよう
に構成されている。そして、エンジン3からの動
力はベルトケース21内のベルト伝動機構22を
介してミツシヨンケース1の入力軸23に入力さ
れるのであるが、前記ベルトケース21とミツシ
ヨンケース1との間の空間がカバー13で覆われ
て、このカバー13内に各機構が配置されてい
る。
さらに詳述すると、ミツシヨンケース1の側面
から主変速装置用の第1・第2操作軸7,8が突
出しており、この第1・第2操作軸7,8を軸芯
方向に挿抜することによつて、その操作軸側の進
行方向に2段に変速が可能である。前記第1・第
2操作軸7,8近傍には、第1ボス部材9がミツ
シヨンケース1の横軸P3周りに揺動自在に支持
されると共に、第1ボス部材9に対し第2ボス部
材10が回動自在に嵌合されている。
前記第2ボス部材10から操作アーム11が延
出されて第1・第2操作軸7,8に設けられた第
1・第2係合部7a,8aの一方に係入すると共
に、第2ボス部材10内面のスプライン部に主変
速レバー6が係入してあり、この主変速レバー6
はカバー13上面の挿通孔18を通り延出されて
いる。つまり、第2ボス部材10が、主変速レバ
ー6の向き如何に拘らずに前進変速用の第1操作
軸7と後進操作用の第2操作軸8とを択一的に選
択する操作アーム11と主変速レバー6とを連結
可能な連動部として機能しているのである。
第1図に示す状態で主変速レバー6を第2ボス
部材10の縦軸芯P2周りに揺動操作することに
よつて第1操作軸7が挿抜操作され、機体は紙面
に向つて左側に高低2段の変速操作で進行して行
くのである。
次に、主変速レバー6を中立位置に戻し下方に
揺動操作すると、操作アーム11が第2係合部8
aに係入する。これによつて第2操作軸8が操作
可能となり、機体は紙面に向つて右側に高低2段
の変速操作で進行して行くのである。そして、主
変速レバー6を上方に持ち上げてスプライン嵌合
を外せば、主変速レバー6を縦軸芯P2周りに
180°回転させることができ、主変速レバー6の向
きを前後に変更できるのである。
又、第1・第2操作軸7,8の各々から操作位
置を示す表示部材7b,8bがカバー13上面に
まで延出されている。これに対し、カバー13に
も操作位置に対応する4箇所に開口部14a,1
4b,15a,15bが設けられており、第1・
第2操作軸7,8の操作状態を目視できるように
して主変速装置の変速位置表示機構19が構成さ
れている。
主変速装置と副変速装置との牽制構成について
述べると、主変速装置と副変速装置との牽制機構
Aは、副変速レバー20に連係され、かつ、操縦
ハンドル4の向き変更に則して操作される係合部
材16と、操作アーム11に連動して変位する牽
制アーム17との相対干渉及び干渉離脱によつて
構成してある。すなわち、第1,2,3図に示す
ように、副変速レバー20がミツシヨンケース1
側面の軸芯P4周りに揺動自在に取付けられてカ
バー13背面のガイド孔24を通り延出されてお
り、副変速レバー20により副変速装置用の操作
軸12を挿抜することによつて副変速装置を高低
2段に変速操作することができるのである。前記
操作軸12には係合部材16が外嵌され、この係
合部材16から操作アーム16aが延出されてい
る。これに対して、ミツシヨンケース1の横軸芯
P5周りに牽制アーム17が揺動自在に支持され
ると共に、第1ボス部材9から延出したアーム9
aが牽制アーム17ボス部の係合部17aに係入
している。この構造によつて、主変速レバー6の
横軸芯P3周りの揺動操作に連動して、牽制アー
ム17が横軸芯P5周りに揺動操作される。
第1図及び第3図に示す状態は副変速レバー2
0を低速側に操作し、主変速レバー6に連係する
操作アーム11を第1操作軸7に連係させた状態
である。この状態では係合部材16先端の通過軌
跡内に牽制アーム17の先端が入り込んでいない
ので副変速レバー20を高速側に操作できるので
あるが、第4図に示す状態に主変速レバー6を操
作すると牽制アーム17の先端が係合部材16先
端の通過軌跡内に入り込み、副変速レバー20の
高速側への操作が阻止されるのである。逆に、副
変速レバー20を先に高速側に操作しておけば第
4図に示す状態への主変速レバー6の操作が阻止
される。以上のようにして主変速レバー6及び操
縦ハンドル4が延出されている方向への高速での
進行が阻止されるのである。
次に、操縦ハンドル4及び主変速レバー6の向
きを逆にし、且つ、係合部材16の操作アーム1
6aを第5図に示す状態に操作する。この状態で
操作アーム11が第1操作軸7に連係する状態に
主変速レバー6を操作すると、牽制アーム17の
先端が係合部材16先端の通過軌跡内に入り込ん
で、先に述べたように操縦ハンドル4及び主変速
レバー6が延出されている方向への高速での進行
が阻止されるのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る歩行型作業機の実施例を示
し、第1図は紙面に向つて左側に進行する変速状
態での主変速レバー周りの側面図、第2図は第1
図における平面図、第3図は第1図における背面
図、第4図は第1図に示す状態から機体が紙面に
向つて右側に進行する変速状態に主変速レバーを
切換えて、副変速レバーの高速側への操作が阻止
されている状態を示す側面図、第5図は第1図に
示す操縦ハンドルの向きを逆にした場合におい
て、機体が紙面に向つて左側に進行する状態に主
変速レバーを切換えて副変速レバーの高速側への
操作が阻止されている状態を示す側面図、第6図
は歩行型作業機の全体側面図である。 4……操縦ハンドル、6……主変速レバー、7
……第1操作軸、8……第2操作軸、9……操作
部材、10……連動部、11……操作アーム、1
6……係合部材、17……牽制アーム、20……
副変速レバー、A……牽制機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 機体に対して前後向き変更自在な操縦ハンドル
    4と、複数段の前進及び後進状態に変速操作可能
    な主変速装置と、高低2段に変速操作可能な副変
    速装置と、機体に対して前後向き変更自在な主変
    速レバー6とを備えるとともに、下記[イ]〜
    [ニ]に記載の構成を備えている歩行型作業機。 [イ] 前記主変速装置は、機体前後方向での一
    方向における機体進行速度を変速する第1操作
    軸7と、それとは逆方向における機体進行速度
    を変速する第2操作軸8とを備えるとともに、
    前記第1、第2の各操作軸7,8のうちの何れ
    か一方を前記主変速レバー6の操作に連係させ
    るように択一的に選択する操作部材9を備えて
    いる。 [ロ] 前記操作部材9と主変速レバー6とは、
    操作部材9側を一定位置に維持させたまま、機
    体に対する操作レバー6の前後向きを切り換え
    て連結可能な連動部10を介して連結されてい
    る。 [ハ] 前記操作部材9には、前記副変速装置が
    低速位置に操作されている場合には、前記操縦
    ハンドル4の延出方向に対する機体の前進及び
    後進を許しながら、前記副変速装置が高速位置
    に操作されている場合には、前記操縦ハンドル
    4の遊端が延出されている方向へ進行する主変
    速装置の変速操作を阻止する牽制機構Aを連係
    させてある。 [ニ] 前記牽制機構Aは、副変速レバー20の
    高低変速操作に連係して位置変更操作自在に設
    けられた係合部材16と、前記操作部材9の操
    作に連動して変位する牽制アーム17とから構
    成され、かつ、この係合部材16と牽制アーム
    17との相対位置が、前記係合部材16の位置
    移動経路に牽制アーム17が侵入して係合部材
    16の前記高速位置側への移動を規制する状態
    と、牽制アーム17が前記移動経路から退出し
    て係合部材16の高速位置側への移動を許す状
    態とに切り換え自在に構成されている。
JP1987002165U 1987-01-10 1987-01-10 Expired - Lifetime JPH0514898Y2 (ja)

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JPS63110126U JPS63110126U (ja) 1988-07-15
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868483U (ja) * 1981-11-02 1983-05-10 株式会社クボタ 歩行型作業機の後進作業牽制装置
JPS5970827U (ja) * 1982-11-02 1984-05-14 株式会社神崎高級工機製作所 自走式作業車の車速変速装置

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