JPH0414270Y2 - - Google Patents

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JPH0414270Y2
JPH0414270Y2 JP17859986U JP17859986U JPH0414270Y2 JP H0414270 Y2 JPH0414270 Y2 JP H0414270Y2 JP 17859986 U JP17859986 U JP 17859986U JP 17859986 U JP17859986 U JP 17859986U JP H0414270 Y2 JPH0414270 Y2 JP H0414270Y2
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front wheel
lever
transmission
operated
speed
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、操向自在な前輪への伝動系に、後輪
駆動速度に略等しい駆動速度で伝動する標準駆動
状態と、後輪駆動速度より大きい駆動速度で伝動
する増速駆動状態に切換える前輪変速装置を備え
ると共に、操縦ハンドルと前記前輪変速装置を連
係させて、直進状態から設定角度以上の操向操作
により前輪変速装置が増速駆動側に操作されるよ
うに構成してある作業車の前輪変速操作構造に関
する。
〔従来の技術〕
前述のような前輪変速装置を備えると、作業地
面を荒らすことなく、又、軟弱な作業地でも容易
に急旋回が行えて旋回性が優れたものになるので
あるが、比較的高速で走行中に操向操作した場合
に前輪変速装置が増速駆動側に切換操作される
と、高速で急旋回することになり危険な状態とな
るので、これに対する安全機構が必要となつてく
る。この構成の一例が特開昭60−4470号公報に開
示されている。
この構成は操縦ハンドルと前輪変速装置との連
係を電気的に構成して、切換レバーにより連係及
び連係解除状態に切換操作できるようにしてい
た。一方、走行用副変速装置の変速レバーが低速
側にあることをリミツトスイツチ等により電気的
に検出することにより、前記切換レバーが連係側
に操作されていても、変速レバーが低速側になけ
れば、旋回時に前輪変速装置が増速駆動側に操作
されないように制御装置を構成して、安全性を確
保しているのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述のように、前輪変速装置の連係を司る切換
レバー及び走行用の変速レバーの操作位置を電気
的に検出する構成であると、切換レバーが連係側
に位置し、且つ変速レバーが高速側に位置してい
ると言う状態の現出することが有り得る。このよ
うな状態では前述の電気的な牽制作用によつて、
操縦ハンドルを操向操作しても前輪変速装置は増
速駆動側に操作されないのであるが、例えば、操
縦者が変速レバーは低速側に位置し切換レバーは
連係側に操作されていて、旋回時に前輪変速装置
が増速駆動側に操作されると思つているにもかか
わらず、操縦者の思い違いにより変速レバーが高
速側に位置している場合には、操縦者が前輪変速
装置が増速駆動側に操作されるものと考えながら
操縦ハンドルを操向操作しても、前輪変速装置が
増速駆動側に操作されないことになる。
従つて、作業地内の障害物の近くで以上のよう
な事態となると、旋回し切れずに障害物に衝突し
てしまうと言うような事態に発展するおそれがあ
る。これは、操縦者が切換レバー及び変速レバー
の操作状態を十分に把握していない為に発生する
現象であり、操向系の操作以外に作業装置の操作
も行わなければならない作業者において、特にこ
のような傾向が強いものと言へる。
ここで本考案は前述の点に着目して、操縦者が
前輪変速装置用の切換レバーと走行用の変速レバ
ーの操作状態を十分に把握できるようにすること
を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴は冒記した作業車の前輪変速操作
構造において、前記操縦ハンドルと前輪変速装置
とを連係状態と連係解除状態とに切換える切換レ
バーを連係位置に操作すると、走行用の変速レバ
ーの高速側への操作を機械的に牽制阻止し、前記
変速レバーを高速側に操作すると、前記切換レバ
ーの連係側への操作を機械的に牽制阻止するよう
に構成してあることにあり、その作用及び効果は
次のとおりである。
〔作 用〕
前述のように構成すると、例えば切換レバーが
連係側に位置している場合に、変速レバーを低速
側から高速側に操作しようとしても、この操作が
機械的に牽制阻止されるので、この時に操縦者は
変速レバーが低速側に位置し、切換レバーが連係
側に位置していたことを確認することができるの
である。
逆に、変速レバー高速側に位置している場合
に、切換レバーを連係側に操作しようとしても、
この操作が機械的に牽制阻止されるので、この時
に操縦者は切換レバーが連係解除側に位置し、変
換レバーが高速側に位置していたことを確認する
ことができるのである。
〔考案の効果〕
以上のように、前輪変速装置用の切換レバーと
走行用の変速レバーの動作を機械的に相互牽制す
るように構成することにより、両レバー操作時の
相互牽制作用によつて操縦者が、その都度両レバ
ーの操作状態を確認できるので、操縦者が走行系
の変速状態を常に認識しながら適確な各種操作を
行うことができるようになり、安全性が向上する
こととなる。
〔実施例〕
以下、本考案を適用した実施例である四輪駆動
型の農用トラクタについて、図面に基づいて説明
する。
第7図に示すように、左右一対の操向型の前輪
1,1及び後輪2,2を各々駆動自在に支持した
機体フレーム3にエンジン4、主クラツチ5、ミ
ツシヨンケース6及び操縦部7を搭載し、機体後
部にロータリー耕耘装置等の各種作業装置を昇降
自在に連結するためのリフトアーム8、及び作業
装置に動力を伝達するPTO軸9を設けて四輪駆
動型の農用トラクタを構成している。
次に農用トラクタの動力伝達系統について詳述
すると、第7図に示すように、エンジン4からの
動力は主クラツチ5を介してミツシヨンケース6
内の主変速装置及び第1・2副変速装置(以上図
示せず)に伝達され、変速操作されて後輪2に伝
達されると共に、後輪2に伝達される直前から分
岐した動力が前輪変速装置10に送られ、前輪出
力軸15を介して前輪デフ機構1aに伝達され
る。
前記前輪変速装置10は前輪1の駆動速度が後
輪2と略同じの標準駆動状態と、前輪1の駆動速
度が後輪2より増速される増速駆動状態の2状態
に変速操作可能に構成されている。さらに、操縦
ハンドル12と前輪変速装置10とが機械的に連
係されており、操縦ハンドル12を直進状態から
設定角度以上に操向操作することによつて、前輪
変速装置10が標準駆動状態から増速駆動状態に
切換操作されるのである。
次に、第1・第2副変速装置の変速レバー13
の連係構造について詳述すると第1図に示すよう
に、ミツシヨンケース6側面に固定された支持部
材16の横軸芯P1周りに変速レバー13の支点
部材17が揺動を自在に軸支されると共に、この
支点部材17の前後軸芯P2周りに変速レバー1
3が揺動自在に軸支されて、変速レバー13が前
後左右に十字揺動操作自在に構成されているであ
る。
そして、前記支点部材17から下方に突出され
た操作アーム17aと第2副変速装置の操作部1
8とがロツド19を介して連動連結されている。
さらに、前記支持部材16下部の縦軸芯P3周り
にベルクランク20が揺動自在に軸支され、その
一端が第1副変速装置の操作部21とロツド22
を介して連動連結されている。これに対して、前
記変速レバー13の下端部に、長穴を有するリー
プ部材13aが設けられており、前記ベルクラン
ク20の他端に立設されたピン20aがループ部
材13aに係入されているのである。
従つて、変速レバー13を平面視H字状のレバ
ーガイド23に沿つてポジシヨンf1に操作するこ
とにより第1・第2副変速装置の両者共に低速側
に、ポジシヨンf2にて第1副変速装置が低速側で
第2副変速装置が高速側、ポジシヨンf3にて第1
副変速装置が高速側で第2副変速装置が低速側、
ポジシヨンf4にて第1・第2副変速装置の両者共
に高速側に操作することができるのである。
次に、前輪変速装置10と操縦ハンドル12と
を連結状態と連係解除状態とに切換える切換レバ
ー14の連係構造について詳述すると第1図及び
第2図に示すように、ミツシヨンケース6側面の
横軸芯P4周りにボス部材24が回動自在に軸支
されると共に、ボス部材24先端の縦方向に円筒
部材25が固定されている。前記ボス部材24下
面に固定されたブラケツト24aの前後軸芯P5
周りには正面視逆L字状の操作部材26が揺動自
在に軸支されており、操作部材26の一端が前輪
変速装置10内に挿入されている。
さらに、前記円筒部材25に切換レバー14が
上下方向に摺動自在に挿通され、切換レバー14
下端が前記操作部材26の他端に連結されてい
る。この切換レバー24を第2図及び第3図に示
すレバーガイド27に沿つて操作することによ
り、操作部材26がボス部材24の横軸芯P4
りに揺動操作されて、後輪2のみの2輪駆動状態
(2WD)と、操縦ハンドル12及び前輪変速装置
10とが連係しない通常の4輪駆動状態(4WD
−)に切換操作することができるのである。
そして、切換レバー14をボジシヨン(4WD
−)において上方に引き上げ、操作部材26を
ブラケツト24aの前後軸芯P5周りに揺動操作
することにより、操縦ハンドル12と前輪変速装
置10とが連係した4輪駆動状態(4WD−)
に切換操作することができるのである。
又、第3図及び第4図に示すように、切換レバ
ー14のレバーガイド27内には、切換レバー1
4をボジシヨン(2WD)及び(4WD−),
(4WD−)に保持するデテント部材28が設け
られており、このデテント部材28は板バネを屈
曲成形して構成されている。そして、切換レバー
14は操作部材26に連結された下半部に対し
て、デテント部材28側の上半部が回動する構成
であると共に、上半部に切欠き面14aが形成し
てある。これにより、切換レバー14をボジシヨ
ン(2WD)に操作した後に、第4図に示すよう
に切換レバー14を回動操作して、切欠き面14
aをデテント部材28の係止面28aに当て付け
て、切換レバー14をポジシヨン(2WD)に確
実に保持することができるのである。
以上のように構成された変速レバー13及び切
換えレバー14の操作系において、第1図及び第
2図に示すように切換レバー14側の操作部材2
6の一体に凸部26aが設けてあり、切換レバー
14をポジシヨン(4WD−)に操作すると、
第2図及び第5図に示すように、前記凸部26a
が変速レバー13側におけるループ部材13aの
ポジシヨンf4の操作位置にはいり込んで、変速レ
バー13のポジシヨンf4への操作を接当阻止する
ように構成しているのである。
逆に、変速レバー13をポジシヨンf4に操作し
ておくと、第6図に示すように、切換レバー14
をポジシヨン(4WD−)に操作しようとして
も、操作部材26の凸部26aがループ部材13
aに下面から接当して、切換レバー14をポジシ
ヨン(4WD−)に操作できないのである。
〔別実施例〕
前述の実施例では第1・第2副変速装置を一本
の変速レバー13で操作する構造であつてが、両
副変速装置を各々の第1変速レバー29及び第2
変速レバー30で操作する構造も採用することが
でき、その構造が第8図、第9図に示されてい
る。
これは、同図に示すように第1変速レバー29
がロツド31を介して前述のベルクランク20の
一端に連結されると共に、第2変速レバー30下
端にレバー軸芯周りに回動自在な牽制部材32を
取付け、この牽制部材32の長穴にベルクランク
20の他端に立設したピン20aを係入してい
る。このように構成することによつて、第1・第
2の両変速レバー29,30を共に高速側Hに操
作すると、第10図に示すように牽制部材32先
端が切換レバー14側における操作部材26の凸
部26aの通過軌跡内にはいり込んで、切換レバ
ー14のポジシヨン(4WD−)への操作が接
当阻止されるのである。
これに対して、切換レバー14をボジシヨン
(4WD−)に操作しておけば、同様の接当作用
によつて第1・第2変速レバー29,30を共に
高速側Hに操作することはできないのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の前輪変速操作構造
の実施例を示し、第1図は変速レバーと第1・第
2副変速装置との連係構造、及び切換レバーと前
輪変速装置との連係構造を示す分解斜視図、第2
図は切換レバーと前輪変速装置との連係部付近の
正面図、第3図は切換レバー周りの側面図、第4
図は切換レバーのレバーガイドの平面図、第5図
は変速レバーのポジシヨンf4への操作が阻止され
ている状態を示す平面図、第6図は切換レバーの
ポジシヨン(4WD−)への操作が阻止さてい
る状態を示す平面図、第7図は農用トラクタの全
体側面図、第8図は別実施例における操作牽制系
の側面図、第9図は第8図における−方向か
らの矢視図、第10図は第8図において第1・第
2変速レバーを共に高速側の操作した状態での
−方向からの矢視図である。 1……前輪、10……前輪変速装置、12……
操縦ハンドル、13……変速レバー、14……切
換レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操向自在な前輪1への伝動系に、後輪駆動速度
    に略等しい駆動速度で伝動する標準駆動状態と、
    後輪駆動速度より大きい駆動速度で伝動する増速
    駆動状態に切換える前輪変速装置10を備えると
    共に、操縦ハンドル12と前記前輪変速装置10
    を連係させて、直進状態から設定角度以上の操向
    操作により前輪変速装置10が増速駆動側に操作
    されるように構成してある作業車の前輪変速操作
    構造であつて、前記操縦ハンドル12と前輪変速
    装置10とを連係状態と連係解除状態とに切換え
    る切換えレバー14を連係位置に操作すると、走
    行用の変速レバー13の高速側への操作を機械的
    に牽制阻止し、前記変速レバー13を高速側に操
    作すると、前記切換レバー14の連係側への操作
    を機械的に牽制阻止するように構成してある作業
    車の前輪変速操作構造。
JP17859986U 1986-11-19 1986-11-19 Expired JPH0414270Y2 (ja)

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JPS6382628U JPS6382628U (ja) 1988-05-31
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