JPH0414274Y2 - - Google Patents

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JPH0414274Y2
JPH0414274Y2 JP20180386U JP20180386U JPH0414274Y2 JP H0414274 Y2 JPH0414274 Y2 JP H0414274Y2 JP 20180386 U JP20180386 U JP 20180386U JP 20180386 U JP20180386 U JP 20180386U JP H0414274 Y2 JPH0414274 Y2 JP H0414274Y2
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arm
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speed
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、操向操作自在な前輪への伝動系に、
後輪駆動速度と略等しい駆動速度で伝動する標準
駆動動状態と、後輪駆動速度より大きい駆動速度
で伝動する増速駆動状態とに切換える機械操作ク
ラツチ式の前輪変速装置を備えた作業車の前輪変
速操作構造に関する。
〔従来の技術〕
近年では前述のような前輪変速装置を備えた四
輪駆動型の作業車が現れてきており、旋回時に前
輪変速装置を増速駆動側に操作すると地面を荒ら
すことなく、又、軟弱な地面でも容易に急旋回が
行えるのである。
そして、前記前輪変速装置を咬合式クラツチ等
の構造の簡単な機械操作式に構成した機種におい
て、前輪変速装置の操作連係構造を第7図に示す
ような構造としているような機種がある。これ
は、機体前部の一側部の縦軸芯P3周りに操作ア
ーム24を揺動自在に支持すると共に、操作アー
ム24の揺動端と前端変速装置とをワイヤ25を
介して連動連結している。そして、前記操作アー
ム24の中程には前輪操向用ピツトマンアーム2
2が位置しており、ピツトマンアーム22と操作
アーム24との間にカム機構26を設けて、直進
状態から設定角度以上のピツトマンアーム22の
揺動動作により操作アーム24が揺動しワイヤ2
5が引き操作されて、前輪変速装置が増速駆動側
に切換操作されるように構成しているのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の構造であると、第7図に示すように前記
操作アーム24は機体フレーム横幅に亘る長いも
のである為、操作アーム配置用に比較的大きなス
ペースが必要である。さらに、前輪変速装置から
はワイヤ25を介して操作アーム24に操作反力
が作用するが、この操作反力はピツトマンアーム
22の位置から操作アーム24の揺動端に至るア
ーム長Lを有する曲げモーメントとして、操作ア
ーム24のカム機構26を形成している箇所に作
用する構造である為に構造上、強度上改良の余地
があつた。
ここで本考案は前述の点に着目して、ピツトマ
ンアームと前輪変速装置とを機械的に連係させる
構造をコンパクトに、且つ、強度面で有利な構造
となるように構成することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴は冒記した作業車の前輪変速装置
構造において、前輪操向用のピツトマンアーム側
方の縦軸芯周りに揺動自在な天秤アームを設ける
と共に、前記天秤ームの一端部と前輪変速装置の
切換操作部とを機械的に連動連結し、天秤アーム
の地端部と前記ピツトマンアームとの間にカム機
構を構成して、直進状態から設定角度以上のピツ
トマンアームの揺動動作により、天秤アームが揺
動して前輪変速装置が増速駆動側に切換操作され
るように構成してあることにあり、その作用及び
効果は次のとおりである。
〔作 用〕
前述のように構成すると第6図に示すように、
前記天秤アーム24はピツトマンアーム22から
ワイヤ25の位置に至る長さであり、従来の操作
アームに比べて約半分の長さでよい。
そして、前輪変速装置からの操作反力は同じで
あつても天秤アーム24に作用する曲げモーメン
トとしてのアーム長は縦軸芯P2から揺動端に
至る長さであるから、天秤アーム24の縦軸芯
P2部位に作用する曲げモーメントも小さいもの
となる。
〔考案の効果〕
以上のように、天秤アームの長さを従来構造の
約半分の長さに短縮にでき、且つ、天秤アームに
作用する曲げモーメントも小さくすることができ
て、連係機構をコンパクトにまとめることができ
たと共に、強度上有利な構造となつて耐久性も向
上することとなつた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例の一つである四輪駆動型
の農用トラクタについて、図面に基づいて説明す
る。
第5図に示すように、操向自在な左右一対の前
輪1a,1b及び後輪2a,2bを駆動可能に備
えた機体後部に各種作業装置を昇降自在に連結す
るリフトアーム3及び、前記作業装置に動力を伝
達するPTO軸4を設けて四輪駆動型の農用トラ
クタを構成している。
機体後部のミツシヨンケース5を下部に前輪1
a,1bに対する前輪変速装置6を設けている
が、この構成について詳述すると第4図及び第5
図に示すように、後輪2a,2bのデフ駆動軸
(図外)から動力を受け取る出力ギア7に対し、
伝動軸10に固定された第1駆動ギア8が咬合
い、伝動軸10他端に第2駆動ギア11が固定さ
れている。前記伝動軸10に対して前輪出力軸1
4が並設されると共に、前記第1・第2駆動ギア
8,11と咬合う第1・第2従動ギア9,13を
前輪出力軸14に遊転外嵌している。
そして、第1・第2従動ギア9,13の間にス
リーブ15が固定され、このスリーブ15にシフ
ト部材16がスプライン嵌合されている。このシ
フト部材16と第1従動ギア9との間で咬合式ク
ラツチ18を構成すると共に、シフト部材16と
第2従動ギア13の間で多板式の摩擦クラツチ1
2を構成している。前記シフト部材16をスライ
ド操作して第1従動ギア9に咬合させると、前輪
1a,1bと後輪2a,2bの駆動速度が略等し
い標準駆動状態で動力が前輪出力軸14から前輪
デフ機構19に伝達され、シフト部材16を逆方
向にスライド操作してシフト部材16により摩擦
クラツチ12を押圧入り操作すると、前輪1a,
1bの駆動速度が後輪2a,2bよりも増速され
た増速駆動状態で動力が前輪デフ機構19に伝達
されるのである。
次に、前輪変速装置6と操縦ハンドル32との
連係構造について詳述すると、第1、2、3図に
示すように、操縦ハンドル32と連係されたパワ
ーステアリングユニツト17が機体前部の左フレ
ーム20bに取付けられると共に、右フレーム2
0aに連結部材21を介して連結されている。前
記パワーステアリングユニツト17にはピツトマ
ンアーム22が縦芯軸P1周りに揺動駆動自在に
取付けられると共に、ピツトマンアーム22はタ
イロツド23を介して前輪1a,1bと連係され
ている。
前記連結部材21下面の縦軸芯P2周りに天秤
アーム24が揺動自在に軸支されると共に、天秤
アーム24の一端がワイヤ25を介して前輪変速
装置6の切換操作部6aとしてのシフターと連動
連結されている。前記天秤アーム24の他端とピ
ツトマンアーム22との間にはカム機構26が構
成されているのであるが、その構成につて詳述す
ると、ピツトマンアーム22に円弧状のカム穴2
7aを有するカム板27を固定すると共に、天秤
アーム24他端から下方に突出したローラー部2
4aが前記カム穴27aに係入してカム機構26
を構成しているのである。
第1図に示す状態は略直進状態であり前輪変速
装置6の切換操作部6aは標準駆動状態となつて
いる。第1図に示す状態から操縦ハンドル32を
操作してピツトマンアーム22が設定角度以上に
揺動操作されると、天秤アーム24が縦軸芯P2
周りに揺動しワイヤ25が引き操作される。これ
により、前輪変速装置6のシフター6aを介しシ
フト部材16により摩擦クラツチ12が押圧入り
操作されて、増速駆動状態が現出されるのであ
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の前輪変速操作構造
の実施例を示し、第1図はピツトマンアーム及び
天秤アーム周りの平面図、第2図は第1図におけ
る−方向からの矢視図、第3図は第1図にお
ける−方向からの矢視図、第4図は前輪変速
装置の縦断側面図、第5図は農用トラクタの全体
側面図、第6図及び第7図は本考案と従来例とを
比較する為の概略図である。 1a,1b……前輪、6……前輪変速装置、6
a……切換操作部、22……ピツトマンアーム、
24……天秤アーム、26……カム機構、P2
…縦軸芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操向操作自在な前輪1a,1bへの伝動系に、
    後輪駆動速度と略等しい駆動速度で伝動する標準
    駆動状態と、後輪駆動速度より大きい駆動速度で
    伝動する増速駆動状態とに切換える機械操作クラ
    ツチ式の前輪変速装置6を備えた作業車の前輪変
    速操作構造であつて、前輪1a,1b操向用のピ
    ツトマンアーム22側方の縦軸芯P2周りに揺動
    自在な天秤アーム24を設けると共に、前記天秤
    アーム24の一端部と前輪変速装置6の切換操作
    部6aとを機械的に連動連結し、天秤アーム24
    の他端部と前記ピツトマンアーム22との間にカ
    ム機構26を構成して、直進状態から設定角度以
    上のピツトマンアーム22の揺動動作により、天
    秤アーム24が揺動して前輪変速装置6が増速駆
    動側に切換操作されるように構成してある作業車
    の前輪変速操作構造。
JP20180386U 1986-12-26 1986-12-26 Expired JPH0414274Y2 (ja)

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JP20180386U JPH0414274Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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JP20180386U JPH0414274Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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JPS63104226U JPS63104226U (ja) 1988-07-06
JPH0414274Y2 true JPH0414274Y2 (ja) 1992-03-31

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