JPH0223906Y2 - - Google Patents
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- JPH0223906Y2 JPH0223906Y2 JP14660885U JP14660885U JPH0223906Y2 JP H0223906 Y2 JPH0223906 Y2 JP H0223906Y2 JP 14660885 U JP14660885 U JP 14660885U JP 14660885 U JP14660885 U JP 14660885U JP H0223906 Y2 JPH0223906 Y2 JP H0223906Y2
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- JP
- Japan
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- operating
- lever
- arm
- shift
- dimensional direction
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 24
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 15
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000010187 selection method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、互いに異なる変速機構に連動する一
対の操作アームを変速作動させるために一本の操
作レバーを設けるようにしたトラクタの変速操作
装置に係るものである。
対の操作アームを変速作動させるために一本の操
作レバーを設けるようにしたトラクタの変速操作
装置に係るものである。
この種、互いに異なる変速機構に連動する一対
の操作アームに選択的に係合連動すると共に、こ
の操作アームを変速作動させる一本の操作レバー
を設けるようにしたトラクタの変速操作装置とし
て例えば、実開昭57−5326号公報が提案されてい
る。
の操作アームに選択的に係合連動すると共に、こ
の操作アームを変速作動させる一本の操作レバー
を設けるようにしたトラクタの変速操作装置とし
て例えば、実開昭57−5326号公報が提案されてい
る。
しかしながら、この変速操作装置は、その操作
レバーの基端を、所定間隔をおいて上方に向けて
突出した互いに対向する一対の操作アーム間の中
央に位置させており、操作アーム上方に空間部を
形成することができないばかりでなく、操作レバ
ーの取付角度を斜め傾斜に設定することができな
いため、その変速装置は、特に小型トラクタ等で
ミツシヨンケース外側面よりも突出する運転席下
方のフエンダ内側面とミツシヨンケース外側面と
の間に形成される狭い空間部内に、その操作アー
ム上方が運転席下方に近接する状態で収納配設す
ることができず、運転席側方のフエンダ上に操作
レバーが臨むサイドセレクト化が困難であるとい
う問題点があつた。
レバーの基端を、所定間隔をおいて上方に向けて
突出した互いに対向する一対の操作アーム間の中
央に位置させており、操作アーム上方に空間部を
形成することができないばかりでなく、操作レバ
ーの取付角度を斜め傾斜に設定することができな
いため、その変速装置は、特に小型トラクタ等で
ミツシヨンケース外側面よりも突出する運転席下
方のフエンダ内側面とミツシヨンケース外側面と
の間に形成される狭い空間部内に、その操作アー
ム上方が運転席下方に近接する状態で収納配設す
ることができず、運転席側方のフエンダ上に操作
レバーが臨むサイドセレクト化が困難であるとい
う問題点があつた。
本考案は上述した従来の実情に鑑み、その欠点
を解消すべく創案されたものであつて、小型のト
ラクタにあつても、運転席側方のフエンダ上に操
作レバーが臨むサイドセレクト方式の変速操作装
置を、操縦性および居住性を損なうことなく実現
できるトラクタの変速操作装置を提供することを
目的とするものである。
を解消すべく創案されたものであつて、小型のト
ラクタにあつても、運転席側方のフエンダ上に操
作レバーが臨むサイドセレクト方式の変速操作装
置を、操縦性および居住性を損なうことなく実現
できるトラクタの変速操作装置を提供することを
目的とするものである。
上記目的を達成する本考案によるトラクタの変
速操作装置は、一次元方向と二次元方向とに移動
操作自在に設けた一本の操作レバーを、一次元方
向の操作移動により互いに異なる変速機構に連動
する一対の操作アームに選択的に係合連動させる
と共に、その係合連動状態での二次元方向の操作
移動により前記操作アームを変速作動させるよう
にしたトラクタの変速操作装置において、上記操
作レバーの取付ボスを前記操作アームの側方に位
置させかつ操作アーム間で係合部より下方に配設
すると共に、操作レバー基部が横向き状に取付け
られるようにしたことを特徴とするものである。
速操作装置は、一次元方向と二次元方向とに移動
操作自在に設けた一本の操作レバーを、一次元方
向の操作移動により互いに異なる変速機構に連動
する一対の操作アームに選択的に係合連動させる
と共に、その係合連動状態での二次元方向の操作
移動により前記操作アームを変速作動させるよう
にしたトラクタの変速操作装置において、上記操
作レバーの取付ボスを前記操作アームの側方に位
置させかつ操作アーム間で係合部より下方に配設
すると共に、操作レバー基部が横向き状に取付け
られるようにしたことを特徴とするものである。
以下、本考案を一実施例として示す図面につい
て説明する。
て説明する。
第6図〜第8図に示すように、トラクタ(図示
せず)の機体を構成するよう前後方向に配設され
たミツシヨンケース1内には、ミツシヨンケース
1の前方に配設された図示しないエンジンに連結
され後輪2を駆動するための動力伝動装置3が内
臓されており、この動力伝動装置2には機体速度
を変更するための変速機構4が設けられている。
せず)の機体を構成するよう前後方向に配設され
たミツシヨンケース1内には、ミツシヨンケース
1の前方に配設された図示しないエンジンに連結
され後輪2を駆動するための動力伝動装置3が内
臓されており、この動力伝動装置2には機体速度
を変更するための変速機構4が設けられている。
この変速機構4は、互いに異なる二つの変速機
構となつており、第4図に示す実施例では、前後
方向に配設された変速軸5上に第一変速歯車6と
第二変速歯車7とが配設され、これら両変速歯車
6,7に先端がそれぞれ嵌合する第一シフトフオ
ーク8と第二シフトフオーク9とは、それぞれに
基端がシフトレール10に嵌挿され、中立位置
と、この中立位置の前後に設けた変速位置とにわ
たつて摺動固定自在となるよう設けられ、これら
シフトフオーク8,9の上方には、シフトレール
10の軸芯方向と直交する軸芯方向に配設された
第一レバー軸11と第二レバー軸12とがそれぞ
れにミツシヨンケース1側壁に回転自在に支架さ
れている。
構となつており、第4図に示す実施例では、前後
方向に配設された変速軸5上に第一変速歯車6と
第二変速歯車7とが配設され、これら両変速歯車
6,7に先端がそれぞれ嵌合する第一シフトフオ
ーク8と第二シフトフオーク9とは、それぞれに
基端がシフトレール10に嵌挿され、中立位置
と、この中立位置の前後に設けた変速位置とにわ
たつて摺動固定自在となるよう設けられ、これら
シフトフオーク8,9の上方には、シフトレール
10の軸芯方向と直交する軸芯方向に配設された
第一レバー軸11と第二レバー軸12とがそれぞ
れにミツシヨンケース1側壁に回転自在に支架さ
れている。
この第一レバー軸11の内側軸端には、第二レ
バー軸12の外径にその長孔13が嵌入すると共
に、下方の第一シフトフオーク8側の凹部14に
嵌入するピン16が固定された第一シフトレ両レ
バー軸11,12を貫通して位置決めされる規制
プレート21が設けられ、そして第9図に示すよ
うに、規制プレート21の中央に穿設した孔22
には規制プレート21の板厚よりも外径が大きい
ボール23が嵌挿され、また両シフトレバー1
5,20の互いに対向する面には中立位置でのみ
前記ボール23が嵌入する凹孔24,25がそれ
ぞれに設けられており、この中立位置から両シフ
トレバー15,20の一方が選択的に移動する
際、移動した側によつて押されたボール23が他
方の凹孔内に移動嵌入することにより他方の移動
が自動的に阻止され、変速歯車の二重噛合を防止
するためのインターロツク機構26に構成されて
いる。
バー軸12の外径にその長孔13が嵌入すると共
に、下方の第一シフトフオーク8側の凹部14に
嵌入するピン16が固定された第一シフトレ両レ
バー軸11,12を貫通して位置決めされる規制
プレート21が設けられ、そして第9図に示すよ
うに、規制プレート21の中央に穿設した孔22
には規制プレート21の板厚よりも外径が大きい
ボール23が嵌挿され、また両シフトレバー1
5,20の互いに対向する面には中立位置でのみ
前記ボール23が嵌入する凹孔24,25がそれ
ぞれに設けられており、この中立位置から両シフ
トレバー15,20の一方が選択的に移動する
際、移動した側によつて押されたボール23が他
方の凹孔内に移動嵌入することにより他方の移動
が自動的に阻止され、変速歯車の二重噛合を防止
するためのインターロツク機構26に構成されて
いる。
また、前記第一レバー軸11の外側軸端には第
一シフトアーム27が、また第二レバー軸12の
外側軸端には第二シフトアーム28がそれぞれに
固定されている。
一シフトアーム27が、また第二レバー軸12の
外側軸端には第二シフトアーム28がそれぞれに
固定されている。
前記ミツシヨンケース1の上方に固定したブラ
ケツト29の上方には、このブラケツト29に装
着されミツシヨンケース1の幅員よりも幅広に構
成された運転席30が設けられており、この運転
席30よりも下方のブラケツト29には運転席3
0側方のフエンダ31側に向けて略水平状に突出
するホルダー32が固定されており、このホルダ
ー32の突出端部には、連動支点部50が固定さ
れるようになつており、この連動支点部50は次
のように構成されている。
ケツト29の上方には、このブラケツト29に装
着されミツシヨンケース1の幅員よりも幅広に構
成された運転席30が設けられており、この運転
席30よりも下方のブラケツト29には運転席3
0側方のフエンダ31側に向けて略水平状に突出
するホルダー32が固定されており、このホルダ
ー32の突出端部には、連動支点部50が固定さ
れるようになつており、この連動支点部50は次
のように構成されている。
すなわち、前述したホルダー32には、機体の
進行方向に直交する左右方向の軸芯Sを有する前
後方向軸33を支架するよう配設された軸受プレ
ート34が固定されており、この前後方向軸33
には3個の前後方向筒36が嵌挿され、左右の前
後方向筒36,36の外周には上方に突出し互い
に対向して左右一対となる操作アーム35,35
がそれぞれに固着され、中間の前後方向筒36の
下方には、操作アーム35,35間の中央位置
で、しかも軸芯Sと直交する前後方向に向く軸芯
Zを中心とする左右方向筒37が固定され、この
左右方向筒37には前記軸芯Zを中心として回動
自在な左右方向軸となる支点ボルト38が嵌挿さ
れ、この支点ボルト38には両操作アーム35,
35間の中間を横切るように上方に延びて側面形
状が逆U字状る形成された揺動杆39の基端が固
定されており、この揺動杆の上部には両端に各操
作アーム35,35に係合する係合部40,40
を有する係合プレート41が固着されており、前
記揺動杆39の一方の基端側には揺動杆39を操
作アーム35,35間の中央位置に戻すためのス
プリング49が設けられている。
進行方向に直交する左右方向の軸芯Sを有する前
後方向軸33を支架するよう配設された軸受プレ
ート34が固定されており、この前後方向軸33
には3個の前後方向筒36が嵌挿され、左右の前
後方向筒36,36の外周には上方に突出し互い
に対向して左右一対となる操作アーム35,35
がそれぞれに固着され、中間の前後方向筒36の
下方には、操作アーム35,35間の中央位置
で、しかも軸芯Sと直交する前後方向に向く軸芯
Zを中心とする左右方向筒37が固定され、この
左右方向筒37には前記軸芯Zを中心として回動
自在な左右方向軸となる支点ボルト38が嵌挿さ
れ、この支点ボルト38には両操作アーム35,
35間の中間を横切るように上方に延びて側面形
状が逆U字状る形成された揺動杆39の基端が固
定されており、この揺動杆の上部には両端に各操
作アーム35,35に係合する係合部40,40
を有する係合プレート41が固着されており、前
記揺動杆39の一方の基端側には揺動杆39を操
作アーム35,35間の中央位置に戻すためのス
プリング49が設けられている。
さらに、前後方向筒36の外径には、その軸芯
Sと直交する方向で斜め前方に向かつて延びる第
一シフトアーム42と第二シフトアーム43との
基端がそれぞれに固定されており、この第一シフ
トアーム42と下方の第一シフトアーム27との
間が連結ロツド44により枢支連結されると共
に、第二シフトアーム43と下方の第二シフトア
ーム28との間が連結ロツド45により枢支連結
されることにより、連動支点部50は、ミツシヨ
ンケース1に設けた異なる変速機構4の第一レバ
ー軸11および第二レバー軸12に連動連結され
るようになつている。
Sと直交する方向で斜め前方に向かつて延びる第
一シフトアーム42と第二シフトアーム43との
基端がそれぞれに固定されており、この第一シフ
トアーム42と下方の第一シフトアーム27との
間が連結ロツド44により枢支連結されると共
に、第二シフトアーム43と下方の第二シフトア
ーム28との間が連結ロツド45により枢支連結
されることにより、連動支点部50は、ミツシヨ
ンケース1に設けた異なる変速機構4の第一レバ
ー軸11および第二レバー軸12に連動連結され
るようになつている。
そして、この連動支点部50には、この連動支
点部50に固定した取付ボス47を介して操作レ
バー46の基部が固定されるようになつている。
すなわち、前記軸芯Zを中心として回動自在な支
点ボルト38に固定した揺動杆39には操作レバ
ー46の取付ボス47が固着されており、この取
付ボス47は第1図および第2図に示すように操
作アーム35,35間を避け操作アーム35の側
方となる揺動杆39の後方側で、かつ操作アーム
35,35間に臨む係合部40よりも下方位置に
固着されるようになつている。
点部50に固定した取付ボス47を介して操作レ
バー46の基部が固定されるようになつている。
すなわち、前記軸芯Zを中心として回動自在な支
点ボルト38に固定した揺動杆39には操作レバ
ー46の取付ボス47が固着されており、この取
付ボス47は第1図および第2図に示すように操
作アーム35,35間を避け操作アーム35の側
方となる揺動杆39の後方側で、かつ操作アーム
35,35間に臨む係合部40よりも下方位置に
固着されるようになつている。
このように取付ボス47を操作アーム35,3
5間を避けた操作アーム35の側方に位置させる
ことにより、変速機構4に連動する一対の操作ア
ーム35,35上方には操作レバー46が位置し
ない空間部を形成することができると共に、さら
に操作アーム35の側方に配設された操作レバー
46の基部は、軸芯S方向の前後方向軸33に対
しθ゜だけ変位する斜め横向き状に取付けられるよ
うにすることにより、操作レバー46の基部上方
にも空間部を形成することができる。
5間を避けた操作アーム35の側方に位置させる
ことにより、変速機構4に連動する一対の操作ア
ーム35,35上方には操作レバー46が位置し
ない空間部を形成することができると共に、さら
に操作アーム35の側方に配設された操作レバー
46の基部は、軸芯S方向の前後方向軸33に対
しθ゜だけ変位する斜め横向き状に取付けられるよ
うにすることにより、操作レバー46の基部上方
にも空間部を形成することができる。
これにより、変速操作装置はその一対の操作ア
ーム35,35上方と操作レバー46の基部上方
とが運転席30下方に近接する状態でフエンダ5
1内側面とミツシヨンケース1外側面との間の狭
い空間部内に収納配設できることと、横向き状に
延設した操作レバー46をフエンダ51上方側に
指向させ得ることとが相俟つて、小型のトラクタ
にあつても、運転席30側方のフエンダ31上に
操作レバー46が臨むサイドセレクト方式の変速
操作装置を、操縦性および居住性を損なうことな
く実現できる。
ーム35,35上方と操作レバー46の基部上方
とが運転席30下方に近接する状態でフエンダ5
1内側面とミツシヨンケース1外側面との間の狭
い空間部内に収納配設できることと、横向き状に
延設した操作レバー46をフエンダ51上方側に
指向させ得ることとが相俟つて、小型のトラクタ
にあつても、運転席30側方のフエンダ31上に
操作レバー46が臨むサイドセレクト方式の変速
操作装置を、操縦性および居住性を損なうことな
く実現できる。
したがつて、従来の操作レバーの基端が操作ア
ーム間に位置したもののように、操作アーム上方
に空間部を形成することができない変速操作装置
では、運転席下方のフエンダ内側面とミツシヨン
ケース外側面との間に形成される狭い空間部内に
収納配設することができないという問題点を解消
することができる。
ーム間に位置したもののように、操作アーム上方
に空間部を形成することができない変速操作装置
では、運転席下方のフエンダ内側面とミツシヨン
ケース外側面との間に形成される狭い空間部内に
収納配設することができないという問題点を解消
することができる。
また、取付ボス47は割りボス形式に構成され
ており、この割りボス形式の取付ボス47には操
作レバー46がボルト48の締付けにより位置決
めされた上、固定されるようになつており、この
操作レバー46の先端側は斜め上方に延長されレ
バーガイド50に設けたH型の案内溝51内に臨
ませてあり、このレバーガイド52はフエンダ3
1上方の運転席30側方に固定することにより、
運転席30側方のフエンダ31を利用したサイド
セレクト方式による変速操作装置が構成されるよ
うになつている。
ており、この割りボス形式の取付ボス47には操
作レバー46がボルト48の締付けにより位置決
めされた上、固定されるようになつており、この
操作レバー46の先端側は斜め上方に延長されレ
バーガイド50に設けたH型の案内溝51内に臨
ませてあり、このレバーガイド52はフエンダ3
1上方の運転席30側方に固定することにより、
運転席30側方のフエンダ31を利用したサイド
セレクト方式による変速操作装置が構成されるよ
うになつている。
しかして、この操作レバー46は、軸芯Zを中
心とする一次元方向と、軸芯Sを中心とする二次
元方向とに移動操作自在に構成され、この操作レ
バー46の一次元方向の操作移動により軸芯Zを
中心にして揺動杆39とこの揺動杆39に固定の
係合プレート41とが揺動し、この係合プレート
41の揺動によりその係合部40が互いに異なる
変速機構4に連動する一対の操作アーム35,3
5に選択的に係合連動するようになつており、そ
の係合連動状態のままで軸芯Sを中心とする二次
元方向の操作移動により前記操作アーム35,3
5を変速作動させることができるようになつてい
る。すなわち、実施例においては操作レバー46
を左側に倒して前後操作することにより1速およ
び後進、右側に倒して前後に移動操作することに
より2速および3速に変速作動できるようになつ
ている。
心とする一次元方向と、軸芯Sを中心とする二次
元方向とに移動操作自在に構成され、この操作レ
バー46の一次元方向の操作移動により軸芯Zを
中心にして揺動杆39とこの揺動杆39に固定の
係合プレート41とが揺動し、この係合プレート
41の揺動によりその係合部40が互いに異なる
変速機構4に連動する一対の操作アーム35,3
5に選択的に係合連動するようになつており、そ
の係合連動状態のままで軸芯Sを中心とする二次
元方向の操作移動により前記操作アーム35,3
5を変速作動させることができるようになつてい
る。すなわち、実施例においては操作レバー46
を左側に倒して前後操作することにより1速およ
び後進、右側に倒して前後に移動操作することに
より2速および3速に変速作動できるようになつ
ている。
また、スプリング49により操作レバー46が
直立位置に復帰し、この操作レバー46の中立状
態では、係合プレート41両端の係合部40,4
0が両操作アーム35,35に同時に係合連動す
るようになつており、この位置での前後操作は前
述のインターロツク機構26により阻止されて歯
車の二重噛合が防止されるようになつている。こ
の中立状態から操作レバー46を軸芯Zを中心に
して右または左方向に選択的に傾動操作させるこ
とにより、係合プレート41は傾動した側の係合
部40が傾動側の操作アーム35に深く係合し、
反対側の係合部40はその側の操作アーム35か
ら離間するようになつている。
直立位置に復帰し、この操作レバー46の中立状
態では、係合プレート41両端の係合部40,4
0が両操作アーム35,35に同時に係合連動す
るようになつており、この位置での前後操作は前
述のインターロツク機構26により阻止されて歯
車の二重噛合が防止されるようになつている。こ
の中立状態から操作レバー46を軸芯Zを中心に
して右または左方向に選択的に傾動操作させるこ
とにより、係合プレート41は傾動した側の係合
部40が傾動側の操作アーム35に深く係合し、
反対側の係合部40はその側の操作アーム35か
ら離間するようになつている。
これを要するに本考案によるトラクタの変速操
作装置は、一次元方向と二次元方向とに移動操作
自在に設けた一本の操作レバーを、一次元方向の
操作移動により互いに異なる変速機構に連動する
一対の操作アームに選択的に係合連動させると共
に、その係合連動状態での二次元方向の操作移動
により前記操作アームを変速作動させるようにし
たトラクタの変速操作装置において、上記操作レ
バーの取付ボスを前記操作アームの側方に位置さ
せかつ操作アーム間で係合部より下方に配設する
と共に、操作レバー基部が横向き状に取付けられ
るようにしたので、異なる変速機構に連動する変
速操作装置を、一次元方向と二次元方向とに移動
操作自在な一本の操作レバーにより変速作動させ
ることができる変速操作装置でありながら、しか
も、変速機構に連動する一対の操作アーム上方に
は操作レバーが位置しない空間部を形成すること
ができると共に、さらに操作アームの側方に配設
された操作レバーの基部は横向き状となつている
ため、操作レバー基部上方にも空間部を形成する
ことができる。
作装置は、一次元方向と二次元方向とに移動操作
自在に設けた一本の操作レバーを、一次元方向の
操作移動により互いに異なる変速機構に連動する
一対の操作アームに選択的に係合連動させると共
に、その係合連動状態での二次元方向の操作移動
により前記操作アームを変速作動させるようにし
たトラクタの変速操作装置において、上記操作レ
バーの取付ボスを前記操作アームの側方に位置さ
せかつ操作アーム間で係合部より下方に配設する
と共に、操作レバー基部が横向き状に取付けられ
るようにしたので、異なる変速機構に連動する変
速操作装置を、一次元方向と二次元方向とに移動
操作自在な一本の操作レバーにより変速作動させ
ることができる変速操作装置でありながら、しか
も、変速機構に連動する一対の操作アーム上方に
は操作レバーが位置しない空間部を形成すること
ができると共に、さらに操作アームの側方に配設
された操作レバーの基部は横向き状となつている
ため、操作レバー基部上方にも空間部を形成する
ことができる。
したがつて、変速装置は、その操作アーム上方
と操作レバー基部上方とが運転席下方に近接する
状態でフエンダ内側面とミツシヨンケース外側面
との間の狭い空間部内に収納配設できることと、
操作レバーはその基部を横向き状に延設して先端
側をフエンダ上方側に指向させ得ることとが相俟
つて、小型のトラクタにあつても、運転席側方の
フエンダ上に操作レバーが臨むサイドセレクト方
式の変速操作装置を、操縦性および居住性を損な
うことなく実現できる。
と操作レバー基部上方とが運転席下方に近接する
状態でフエンダ内側面とミツシヨンケース外側面
との間の狭い空間部内に収納配設できることと、
操作レバーはその基部を横向き状に延設して先端
側をフエンダ上方側に指向させ得ることとが相俟
つて、小型のトラクタにあつても、運転席側方の
フエンダ上に操作レバーが臨むサイドセレクト方
式の変速操作装置を、操縦性および居住性を損な
うことなく実現できる。
図面は本考案による一実施例を示すものであつ
て、第1図は第3図のA矢視による拡大平面図、
第2図は第3図のB矢視による拡大後面図、第3
図は変速操作装置を示す側面図、第4図は変速操
作装置を示す後面図、第5図はレバーガイドを示
す平面図、第6図はミツシヨンケースの一部を示
す平面断面図、第7図はミツシヨンケースの一部
を示す側面断面図、第8図はミツシヨンケースの
縦断面図、第9図は第8図に示すC部の拡大断面
図である。 1……ミツシヨンケース、4……変速機構、1
2……第二レバー軸、31……フエンダ、35…
…操作アーム、40……係合部、41……係合プ
レート、46……操作レバー、47……取付ボ
ス、50……連動支点部。
て、第1図は第3図のA矢視による拡大平面図、
第2図は第3図のB矢視による拡大後面図、第3
図は変速操作装置を示す側面図、第4図は変速操
作装置を示す後面図、第5図はレバーガイドを示
す平面図、第6図はミツシヨンケースの一部を示
す平面断面図、第7図はミツシヨンケースの一部
を示す側面断面図、第8図はミツシヨンケースの
縦断面図、第9図は第8図に示すC部の拡大断面
図である。 1……ミツシヨンケース、4……変速機構、1
2……第二レバー軸、31……フエンダ、35…
…操作アーム、40……係合部、41……係合プ
レート、46……操作レバー、47……取付ボ
ス、50……連動支点部。
Claims (1)
- 一次元方向と二次元方向とに移動操作自在に設
けた一本の操作レバーを、一次元方向の操作移動
により互いに異なる変速機構に連動する一対の操
作アームに選択的に係合連動させると共に、その
係合連動状態での二次元方向の操作移動により前
記操作アームを変速作動させるようにしたトラク
タの変速操作装置において、上記操作レバーの取
付ボスを前記操作アームの側方に位置させかつ操
作アーム間で係合部より下方に配設すると共に、
操作レバー基部が横向き状に取付けられるように
したことを特徴とするトラクタの変速操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14660885U JPH0223906Y2 (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14660885U JPH0223906Y2 (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6254827U JPS6254827U (ja) | 1987-04-04 |
JPH0223906Y2 true JPH0223906Y2 (ja) | 1990-06-29 |
Family
ID=31059230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14660885U Expired JPH0223906Y2 (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0223906Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-09-27 JP JP14660885U patent/JPH0223906Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6254827U (ja) | 1987-04-04 |
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