JPH077653Y2 - 田植機の伝動構造 - Google Patents

田植機の伝動構造

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JPH077653Y2
JPH077653Y2 JP1985196930U JP19693085U JPH077653Y2 JP H077653 Y2 JPH077653 Y2 JP H077653Y2 JP 1985196930 U JP1985196930 U JP 1985196930U JP 19693085 U JP19693085 U JP 19693085U JP H077653 Y2 JPH077653 Y2 JP H077653Y2
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transmission
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、走行装置及び植付け装置の変速を行なえるよ
うにした田植機の伝動構造に関する。
〔従来の技術〕
かかる田植機の伝動構造においては、一般に、植付走行
速度の切換えに拘わらず、株間(機体進行方向での植付
ピツチ)を一定にするために、走行系と植付系とが同調
されており、かつ、走行装置を路上走行用の高速度又は
後進速度に変速された場合には、植付部を作動させない
ようにして植付装置の高速作動及び逆転作動による損傷
を回避するようにしてある。
ところで、従来では、路上走行時において走行装置を誤
操作により植付け用速度に切換えてしまうことを抑制す
るために、路上走行用の高速度と後進速度とを切換える
操作系と高速の植付け用速度と低速の植付け用速度とを
切換える操作系とを格別に設けるようにしていた(例え
ば実公昭53-14584号参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記構成の田植機を、例えば畦際でスイツチターンをさ
せる、つまり機体を前後に繰り返して移動させて方向転
換させるには、後進と植付け走行とを繰り返して行なわ
なければならないため、2つの操作系を各別に選択操作
しなければならず、その前後進のための切換操作が煩ら
わしい不都合があるだけでなく、スイツチターン中に選
択ミスにより路上走行速度に誤操作してしまう不都合も
あつた。
本考案は、上記実状に鑑みてなされたものであつて、そ
の目的は、畦際で行なうスイツチターン時等における機
体の前後進の切換えを迅速、かつ、適確に行なえるよう
にする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、動力が入力される第1軸に大小の
植付け走行用ギヤ、後進用ギヤ及び路上走行用ギヤを夫
々固着し、第2軸に、植付け走行用ギヤの一方、もしく
は路上走行用ギヤのいずれかと、第2軸とを択一的に連
動連結する第1変速機構、及び植付け走行用ギヤの他
方、もしくは後進用ギヤのいずれかと第2軸とを択一的
に連動連結する第2変速機構とを備え、第2軸と走行装
置への伝動軸とを常時連動連結し、前記第1変速機構
は、第1軸側の植付け走行用ギヤへの連動状態又は中立
状態で一方向クラッチを備える植付け装置への伝動軸に
連動連結され、路上走行用ギヤへの咬合状態で植付け装
置への伝動軸との連動を解除されるように選択操作自在
に構成されている点にある。
〔作用〕
すなわち、後進用ギヤと植付け走行用ギヤとから構成さ
れる第2変速機構のみを操作するだけで機体の前後進の
切換えを行なえる。しかも、誤操作により第1変速機構
が操作されて路上走行用速度に変速されることはない。
そして、前記第1変速機構が中立時において第2変速機
構が後進速度に変速されても、ワンウエイクラツチによ
り逆回転力が植付装置に伝達されることはない。又、第
1変速機構が路上走行速度にあるときには、第1変速機
構と植付装置との連動が断たれるのである。
〔考案の効果〕
したがつて、路上走行及び後進時には、植付装置を作動
させないようにしながらも、畦際でのスイツチターン等
における機体の前後進の切換えを迅速、かつ、適確に行
なえるのであり、もつて、所望の機能を備えさせながら
も操作性の向上を図ることができるようになつた。
〔実施例〕
第1図は、田植機の伝動構造を示し、以下、その伝動構
造を詳細に説明する。
エンジン(図示せず)からの動力が入力プーリ(1)を
介して入力される第1軸(2)に大小の植付け走行用ギ
ヤ(3),(4)、後進用ギヤ(5)及び路上走行用ギ
ヤ(6)を夫々固着し、前記第1軸(2)に入力された
動力を植付装置(7)及び走行装置(8)に伝達する第
2軸(9)に、前記植付け走行用ギヤ(3),(4)の
うちの一方(4)、もしくは前記路上走行用ギヤ(6)
のいづれかと第2軸(9)とを択一的に連動連結する第
1変速機構としての第1シフト部材(10)をスプライン
外嵌し、前記植付け走行用ギヤ(3),(4)のうちの
他方(3)、もしくは後進用ギヤ(5)のいづれかと第
2軸(9)とを択一的に連動連結する第2変速機構とし
ての爪クラツチ式の第2シフト部材(11)を前記第2軸
(9)にスプライン外嵌すると共に、前記第2軸(9)
と走行装置(8)の走行系とをギヤ(19)を介して常時
連動連結して、第1,第2シフト部材(10),(11)の位
置に拘らず、常時走行系にエンジンからの動力を伝達す
るようにしある。そして、前記第1シフト部材(10)が
中立もしくは植付け用速度にあるときのみ、第2軸
(9)の動力が植付け装置(7)に伝達される伝動系を
設けて、第1シフト部材(10)が路上走行用速度にある
ときには、植付け装置(7)を駆動しないようにしてあ
る。又、前記伝動系に前進用の正回転動力のみを植付け
装置(7)に伝達する一方向クラツチ(12)を介装し
て、第2シフト部材(11)が後進速度にある場合に、そ
の逆転動力が植付装置(7)に伝達されて植付装置
(7)を損傷してしまうことを回避するようにしてあ
る。
前記第1,第2シフト部材(10),(11)を摺動操作する
操作レバー(13)を第2図に基づいて説明すれば、第1,
第2シフト部材(10),(11)を摺動させるためのシフ
トフオーク(14),(15)をボス部(16a),(17a)が
外嵌されるシフトフオーク軸(16),(17)に外嵌する
と共に、前記ボス部(16a),(17a)に係入可能な係止
ピン(18)を前記操作レバー(13)に連動連結し、もつ
て、操作レバー(13)をニユートラル(N)状態におい
てシフトフオーク軸(16),(17)に対して直行する方
向、つまり左右方向に揺動することによりシフトフオー
ク(14),(15)の選択を行ない、その選択後において
前後方向に操作することにより第1及び第2シフト部材
(10),(11)を摺動移動させるようにして、畦際での
スイツチターンにおける機体の前後進を操作レバー(1
3)の前後揺動のみで行なえるようにして操作性の向上
を図ると共に、例えば第1及び第2シフト部材(10),
(11)のうちの一方(10)を操作する場合において、操
作しない他方のシフト部材(11)を一旦ニユートラル
(N)にしておかないと操作できないようにしてある。
前記第2軸(9)に伝達された動力は、前記第1シフト
部材(10)を介して植付装置(7)へ伝達すると共に、
前記第2軸(9)に外嵌固定されるギヤ(19)を介して
前輪のデフ装置(20)に伝達されるのであり、植付け装
置(7)への伝動系及び前輪のデフ装置(20)への伝動
系について説明する。
前記第1シフト部材(10)が中立もしくは植付け用速度
にある場合に、前記一方向クラツチ(12)及び大小の株
間変速ギヤ(21),(22)が外嵌される第3軸(23)を
介して前記第2軸(9)の動力が入力される第4軸(2
4)に前記株間変速ギヤ(21),(22)のうちのいづれ
かを選択する第3シフト部材(25)を外嵌すると共に、
前記第4軸(24)にギヤ連動連結される第5軸(26)と
定位置停止クラツチ(27)を備える出力軸(28)とをベ
ベルギヤ(29)により連動連結してある。
又、前記第2軸(9)に外嵌固定されるギヤ(19)を第
6軸(30)に外嵌着されるギヤ(31)とを連動連結する
と共に、デフ装置(20)を備える前車軸(32)に前記第
6軸(30)をギヤ連動連結してある。尚、前記前車軸
(32)の出力は、後車軸(33)に伝達されている。
尚、植付装置(7)の作動状態を点検したい場合には、
前記植付け用のギヤ(3)と咬合するギヤ(34)と一体
形成されるギヤ(35)に前記一方向クラツチ(12)を咬
合可能な位置にずらすことによつて植付装置(7)のみ
を駆動するようにするのである。
〔別実施例〕
前記実施例では、植付け用の高速ギヤ(3)と後進用ギ
ヤ(5)との切換えによりスイツチターンにおける機体
の前後進を行なうようにしたが、植付け用の低速ギヤ
(4)と後進用ギヤ(5)との組合せで行なうようにし
てもよい。
又、前記第2変速機構(11)を爪クラツチ式に構成した
が、ギヤシフト式でもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る田植機の伝動構造の実施例を示し、
第1図は伝動系統図、第2図は第1及び第2変速機構の
操作構造を示す斜視図である。 (2)……第1軸、(3,(4)……植付け走行用ギヤ、
(5)……後進用ギヤ、(6)……路上走行用ギヤ、
(7)……植付け装置、(8)……走行装置、(9)第
2軸、(10)……第1変速機構、(11)……第2変速機
構、(12)……一方向クラツチ、(23)……植付け装置
への伝動軸、(30)……走行装置への伝動軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力が入力される第1軸(2)に大小の植
    付け走行用ギヤ(3),(4)、後進用ギヤ(5)及び
    路上走行用ギヤ(6)を夫々固着し、第2軸(9)に、
    植付け走行用ギヤ(3),(4)の一方、もしくは路上
    走行用ギヤ(6)のいずれかと、第2軸(9)とを択一
    的に連動連結する第1変速機構(10)、及び、植付け走
    行用ギヤ(3),(4)の他方、もしくは後進用ギヤ
    (5)のいずれかと第2軸(9)とを択一的に連動連結
    する第2変速機構(11)とを備え、第2軸(9)と走行
    装置(8)への伝動軸(30)とを常時連動連結し、前記
    第1変速機構(10)は、第1軸(2)側の植付け走行用
    ギヤ(4)への連動状態又は中立状態で一方向クラッチ
    (12)を備えた植付け装置(7)への伝動軸(23)に連
    動連結され、路上走行用ギヤ(6)への咬合状態で植付
    け装置(7)への伝動軸(23)との連動が解除されるよ
    うに選択操作自在に構成されている田植機の伝動構造。
JP1985196930U 1985-12-20 1985-12-20 田植機の伝動構造 Expired - Lifetime JPH077653Y2 (ja)

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