JPS6232108Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6232108Y2
JPS6232108Y2 JP1982141564U JP14156482U JPS6232108Y2 JP S6232108 Y2 JPS6232108 Y2 JP S6232108Y2 JP 1982141564 U JP1982141564 U JP 1982141564U JP 14156482 U JP14156482 U JP 14156482U JP S6232108 Y2 JPS6232108 Y2 JP S6232108Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
handle post
levers
shaft
selection mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982141564U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5945122U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14156482U priority Critical patent/JPS5945122U/ja
Publication of JPS5945122U publication Critical patent/JPS5945122U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6232108Y2 publication Critical patent/JPS6232108Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輌の変速操作装置に関し、運転席
の前方の空間を広く確保し、乗降、居住性等を良
好にしたものである。
トラクタ等の車輌では、ボンネツトと運転席と
の間のトラクタ車体上部側に主変速レバー等の変
速レバーを配置していたが、これでは変速レバー
が乗降時の障害になる欠点があつた。そこで、ハ
ンドルポストの上部に変速レバーを付設し、トラ
クタ車体上部の障害物をなくすことが考えられて
いる。しかし、多段変速式の場合、1本の変速レ
バーで操作するためには当然選択機構が必要であ
り、この選択機構をハンドルポストの上部に設け
れば、その部分が大きく後方に脹むことになり、
下部空間を広くできる反面、上部空間が狭くなつ
て、乗降は勿論のこと、運転時の居住性も悪くな
ると言う問題がある。
本考案は、このような従来の問題点を解消する
ことを目的として提供されたものであつて、その
特徴とするところは、車体1上に、ハンドル5を
支持するハンドルポスト43を立設し、このハン
ドルポスト43に付設した変速レバー46により
選択機構59を介してミツシヨンケース7内の変
速装置8の複数部位を選択操作するようにした車
輌の変速操作装置において、ミツシヨンケース7
の一側に、変速装置8の複数部位に連動する複数
個のレバー29,30を回動自在に設けると共
に、ハンドルポスト43下部の一側近傍に、前記
複数個のレバー29,30に対応する複数個の中
継用レバー81,82を回動自在に設け、これら
レバー29,30、81,82を車体1に沿つて
設けられたロツド83,84を介して連動連結
し、ハンドルポスト43下部の他側近傍に前記選
択機構59を設け、この選択機構59と前記複数
個の中継用レバー81,82とをハンドルポスト
43の前側近傍を通る連動機構105,106を
介して連動連結した点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1図において、1はトラクタ車体、2は前
輪、3は後輪、4はボンネツト、5はハンドル、
6は運転席である。
トラクタ車体1はミツシヨンケース7等から成
り、そのミツシヨンケース7内には、第2図に示
すように走行用の主変速装置8、前後進切換装置
9等が内蔵されている。主変速装置8は主軸10
上のギヤー11〜14、変速軸15上に遊転自在
に套嵌されかつギヤー11〜14に常時咬合する
遊転ギヤー16〜19、遊転ギヤー16,17、
18,19を変速軸15に選択結合するシフター
20,21等から成り、そのシフター20,21
には第3図の如くフオーク軸22上のシフトフオ
ーク23,24が係合する。シフトフオーク2
3,24にはミツシヨンケース7の側壁7aに挿
支されたレバー軸25,26内端のシフトレバー
27,28が夫々係合せしめられ、またレバー軸
25,26の外端にはレバー29,30が設けら
れており、従つて、各シフター20,21はこの
レバー29,30により操作可能である。前後進
切換装置9は遊転ギヤー31と伝動軸32とを変
速軸15に選択結合するシフター33を有し、そ
のシフター33は前記シフター20,21と略同
様にレバー34によりレバー軸35を介して操作
可能である。遊転ギヤー31はバツクギヤー3
6、ギヤー37を介して、また伝動軸32はギヤ
ー38,39を介して夫々駆動軸40に連動連結
されている。勿論、駆動軸40はデフ装置等を介
して前輪2、後輪3を駆動するように構成成され
ている。
ハンドル5は、第4図に示すように、トラクタ
車体1の中央部に装着された操向ボツクス42に
ハンドルポスト43を介して支持され、またその
ハンドルポスト43はボンネツト4に後方から装
着されたカバー44により覆われると共に、カバ
ー44上端の操作パネル45を貫通して上方向に
突出せしめられている。ハンドルポスト43に
は、右側に主変速レバー46とアクセルレバー4
7が、左側に前後進切換レバー48が夫々付設さ
れている。
主変速レバー46は基部側に二又部49を有
し、その二又部49は変速操作軸50及び支持部
材51の上端にピン52,53により夫々枢着さ
れている。変速操作軸50はハンドルポスト43
と略平行であつて、ハンドルポスト43に固定の
ボス部54を操向ボツクス42に突出形成された
支持部55とにより上下方向に摺動自在でかつ軸
心廻りに回動自在に支持されると共に、バネ56
により上方に付勢されている。支持部材51はボ
ス部54により回動自在に支持されており、従つ
て、主変速レバー46はピン53廻りに上下操作
が、変速操作軸50廻りに前後操作が夫々可能で
あり、この各操作に連動して変速操作軸50が上
下動及び回動する。主変速レバー46の二又部4
9には、第5図及び第6図に示すように、ピン5
3を中心とする略円弧状に形成された表示板57
が装着され、この表示板57には主変速装置8の
中央位置及び1速から4速までの各変速位置を表
示する「N」「1」「2」「3」「4」の表示が夫々
付されている。一方、この表示板57と近接する
操作パネル45には、主変速レバー46を各位置
に操作した時に、表示板57の各表示が択一的に
対応するように表示窓58が形成され、この表示
窓58から主変速装置8の変速状態を視認できる
ようになつている。
主変速レバー46は、ハンドルポスト43の右
側にあるのに対し、レバー29,30はミツシヨ
ンケース7の左側にあり、この両者はハンドルポ
スト43の下部近傍に設けられた選択機構59と
二重軸構造の連動軸60,61とを介して連動せ
しめられている。選択機構59は、第7図乃至第
10図に示すように、回動レバー62、選択係合
部材63、作動アーム64,65、係合部材6
6,67、回動体68,69等から構成される。
回動レバー62は変速操作軸50の下端に取付け
られており、この回動レバー62の先端部に、変
速操作軸50と平行な選択係合部材63が上下に
突出するように固設されている。作動アーム6
4,65は回動レバー62を上下から挾むように
配置され、かつボス部70,71を介して支軸7
2により回動自在に支持されており、この作動ア
ーム64,65の一端側には選択係合部材63が
選択的に係合する長孔73,74が形成され、ま
た他端側には係合部材66,67が固設されてい
る。係合部材66,67は回動体68,69の切
欠部に係合され、また回動体68,69は連動軸
60,61の一端に固設されたレバー75,76
のボス部77,78により横軸心廻りに回動自在
に保持されている。なお支軸72は操向ボツクス
42に一体形成された上下一対の支持部材55,
79に、変速操作軸50と平行になるように挿支
されている。連動軸60,61は内外同心状に套
嵌されて相対回動自在であり、これら連動軸6
0,61は操向ボツクス42の前部側に横方向に
形成された軸受ケース80にブツシユ等を介して
挿支されており、この各連動軸60,61の他端
に中継用レバー82,83が固設され、その各レ
バー81,82はミツシヨンケース7の側壁7a
に沿つて設けられたロツド83,84を介してレ
バー29,30に連動連結されている。
なお、連動軸60、レバー75により選択機構
59とレバー81とを連動させる連動機構105
が、連動軸61、レバー76により選択機構59
とレバー82とを連動させる連動機構106が
夫々構成されている。
前後進切換レバー48は、第4図,第7図及び
第11図に示すように、ハンドルポスト43に付
設のブラケツト85,86により回動自在に支持
された切換操作軸87の上端に固設され、またこ
の切換操作軸87の下端には係合部材88が偏心
して設けられている。係合部材88は揺動アーム
89上端のボス部90に横軸心廻りに回動自在に
支持された回動体91に係合されている。揺動ア
ーム89はハンドルポスト43に固定の横軸92
に中間部で枢支され、この揺動アーム89は下端
のリンク93を介して回動軸94内端のレバー9
5に連動連結されている。回動軸94はトラクタ
車体1上に装着されたU字状のブラケツト96の
筒体97に横方向に挿支され、その外端に固設さ
れたレバー98からロツド99を介してレバー3
4に連動連結されている。なお前後進切換レバー
48の基部側にも前後進の別の表示をする表示を
付した表示板100が設けられており、この表示
板100に対応して操作パネル45に表示窓10
1が設けられている。
次に作用を説明する。主変速装置8を変速する
際には、主変速レバー46を上下に操作して、
1,2速と3,4速の別を撰択した後、主変速レ
バー46を前後方向に操作すれば良い。例えば、
主変速装置8を第3速に操作する場合には、先ず
手変速レバー46をピン53廻りに第4図実線の如
く下方(a矢印)に操作する。するとピン52を
介して変速操作軸50が上方(第4図b矢印)に
摺動し、回動レバー62、選択係合部材63が一
体に上昇し、その選択係合部材63が作動アーム
64の長孔73に係合し、作動アーム65から離
脱する。そこで、次に主変速レバー46を前方
(第5図c矢示)に操作すると、変速操作軸50
を介して回動レバー62が操作軸軸心廻りに一体
回動するので、選択係合部材63を介して作動ア
ーム64が支軸72廻りに第8図d矢示方向に回
動する。一方、係合部材66が回動体68に係合
しているので、作動アーム64がd矢示方向に回
動すれば、係合部材66、回動体68、レバー7
5を介して連動軸61が第7図,第9図のe矢示
方向に回動する。そのため、レバー82、ロツド
84を介してレバー30が前方へ引張られながら
レバー軸26廻りに第7図f矢示方向に回動し、
シフトレバー28、シフトフオーク24を介して
シフター21が第2図g矢示方向に摺動するの
で、シフター21が遊転ギヤー19を変速軸15
に結合し、主変速装置8は第3速となる。
主変速レバー46を上方に操作した時、表示板
57の3・4速側の中立表示「N」が表示窓58
に対応し、この表示窓52から中立であることが
視認できる。続いて主変速レバー46を前方に操
作すれば、第3速の表示窓58に対応する。従つ
て。前述のようにして主変速装置8を第3速に変
速した時には、表示窓58は第3速の表示「3」
となり、主変速装置8が現在第何速にあるかが容
易に判かる。
フロントローダ作業の如く頻繁に前後進を繰返
す必要がある場合には、前後進切換レバー48を
前後に操作すれば、前後進切換装置9のシフター
33が前後に摺動し、前後進切換装置9が前進、
後進に切換わる。
構造上、選択機構59、二重軸構造の連動軸6
0,61をハンドルポスト43の下部近傍、殊に
操向ボツクス42の前方側に配置することによ
り、ボンネツト4と運転席6との間のミツシヨン
ケース7上部側に機構部材を設ける必要がなく、
運転席7の前下方の空間を十分に確保できる。ま
た選択機構59がハンドルポスト43の下部近傍
にあるため、カバー44が後方に大きく脹んで突
出することもなく、ボンネツト4と運転席6の間
隔も十分確保できる。従つて、運転者の乗降が容
易であると共に、運転席6に着座して運転する際
の居住性も良好である。
なお、選択機構59の係合部材66,67とレ
バー29,30とはプツシユプルワイヤー等の可
撓ケーブルで連動連結しても良い。
本考案によれば、選択機構をハンドルポストの
下部近傍に設けているので、変速レバーをハンド
ルポストに付設しているにも拘らず、この部分で
の後方への脹み、突出を防止でき、従つて、運転
席前方の下部空間は勿論のこと、上部空間をも大
きく確保でき、乗降が容易であると共に居住性が
向上する。
またミツシヨンケース7側のレバーにロツドを
介して連動する中継用レバーと、選択機構とをハ
ンドルポストの下部で互いに反対側近傍に振分け
て配置しているので、ハンドルポストの一側にま
とめて設けるものに比較して、これら中継用レバ
ー及び選択機構が車体から側方に大きく張出すこ
とがなく、全体をコンパクト化できる。更に中継
用レバーと選択機構とをハンドルポストの下部側
に振分けて配置した場合、両者を連動連結する連
動機構が必要になるが、この連動機構をハンドル
ポストの前側近傍を通るように設けているので、
連動機構が運転席の前下方に出て乗降の障害とな
ることもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を例示するものであつ
て、第1図はトラクタ全体の側面図、第2図は動
力伝達系の構成図、第3図は主変速の断面背面
図、第4図はハンドル部の断面背面図、第5図は
表示部の断面平面図、第6図は第5図−矢視
拡大図、第7図はポスト下部の側面図、第8図は
選択部の平面図、第9図は同断面側面図、第10
図は同展開断面図、第11図はポスト下部の断面
背面図である。 1……トラクタ車体、5……ハンドル、6……
運転席、7……ミツシヨンケース、8……主変速
装置、29,30……レバー、42……操向ボツ
クス、43……ハンドルポスト、44……カバ
ー、45……操向パネル、46……主変速レバ
ー、48……前後進切換レバー、50……変速操
作軸、57,100……表示板、58,101…
…表示窓、59……選択機構、60,61……連
動軸、63……選択係合部材、64,65……作
動アーム、83,84……ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体1上に、ハンドル5を支持するハンドルポ
    スト43を立設し、このハンドルポスト43に付
    設した変速レバー46により選択機構59を介し
    てミツシヨンケース7内の変速装置8の複数部位
    を選択操作するようにした車輌の変速操作装置に
    おいて、ミツシヨンケース7の一側に、変速装置
    8の複数部位に連動する複数個のレバー29,3
    0を回動自在に設けると共に、ハンドルポスト4
    3下部の一側近傍に、前記複数個のレバー29,
    30に対応する複数個の中継用レバー81,82
    を回動自在に設け、これらレバー29,30、8
    1,82を車体1に沿つて設けられたロツド8
    3,84を介して連動連結し、ハンドルポスト4
    3下部の他側近傍に前記選択機構59を設け、こ
    の選択機構59と前記複数個の中継用レバー8
    1,82とをハンドルポスト43の前側近傍を通
    る連動機構105,106を介して連動連結した
    ことを特徴とする車輌の変速操作装置。
JP14156482U 1982-09-17 1982-09-17 車輌の変速操作装置 Granted JPS5945122U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14156482U JPS5945122U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 車輌の変速操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14156482U JPS5945122U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 車輌の変速操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5945122U JPS5945122U (ja) 1984-03-26
JPS6232108Y2 true JPS6232108Y2 (ja) 1987-08-17

Family

ID=30316586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14156482U Granted JPS5945122U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 車輌の変速操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5945122U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0743531Y2 (ja) * 1986-02-14 1995-10-09 株式会社クボタ 走行車輌の操縦装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5555432U (ja) * 1978-10-11 1980-04-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5945122U (ja) 1984-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6232108Y2 (ja)
JPS6215058Y2 (ja)
JPS6233639Y2 (ja)
JP4695467B2 (ja) トラクタの変速操作装置
JP2001287565A (ja) トラクタの変速操作装置
JPH03593Y2 (ja)
JPH0121046Y2 (ja)
JPS6325216Y2 (ja)
JP3367172B2 (ja) 動力車両の変速操作装置
JPS6232900Y2 (ja)
JPH0236740Y2 (ja)
JP2521195Y2 (ja) 農用トラクタ
JP3749759B2 (ja) 作業車の走行形態表示構造
JPS6245941Y2 (ja)
JPH0219353Y2 (ja)
JPS6232105Y2 (ja)
JPS6212717Y2 (ja)
JPS6240823Y2 (ja)
JPS6343189Y2 (ja)
JP3732356B2 (ja) 作業車におけるhst操作ボックスの取付け構造
JPH0352235Y2 (ja)
JP3059422B2 (ja) 耕うん機
JP3192331B2 (ja) 走行車両の変速操作装置
JP2004168228A (ja) トラクタの変速操作装置
JPS6234831Y2 (ja)