JP3732356B2 - 作業車におけるhst操作ボックスの取付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、HST変速装置を設けた作業車におけるHST操作ボックスの取付け構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からトラクタやコンバインのような農業用の作業車には、左右の走行部にそれぞれHST変速装置を設けて、2本の操作レバーの操作により、機体直進時の変速操作、および旋回時の減速操作をしていたが、常に2本の操作レバーを別々に操作するのでは、円滑な変速操作を行うのに無理な点があった。
【0003】
そこで、HST変速装置の操作ワイヤに走行変速レバーとステアリングハンドルとを連動連結して、走行変速レバーの操作により直進時の変速および前後進の切替えを行い、またステアリングハンドルの操作により、旋回内側のHST装置を減速、停止、または逆転させるようにしたものが提案されている。
【0004】
ところが、このようにするには、走行変速レバーおよびステアリングハンドルに連係してHST変速装置を操作する専用のHST操作ボックスを別に設ける必要がある。このため全体構造が複雑になり、しかも、このようなHST操作ボックスは、邪魔にならないように通常は機体フレームの下側に配置しているので、HST操作ボックス全体を鋳物ケースにする等の防泥手段を施す必要があった。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来の不具合を解消すべく創作されたものであって、走行変速レバーおよびステアリングハンドルに連係してHST変速装置を操作するHST操作ボックスを設けたものでありながら、このHST操作ボックスを利用してステアリングハンドルを容易に取付けることができるようにして全体構造を簡単にし、しかもHST操作ボックスには、殊更、防泥手段等を施す必要のない作業車におけるHST操作ボックスの取付け構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明が講じた技術的手段は、HST変速装置を設けた作業車において、走行変速レバーおよびステアリングハンドルに連係してHST変速装置を操作するHST操作ボックスを、底板を介して機体フレームに固定すると共に、ヒンジを介して上下に開閉するボンネットを取付ける前面コラムと、HST操作ボックスとをブラケットを介して連結固定して、一体的な枠体を形成する一方、この枠体にステアリングハンドル、メータパネル、上部カバー体、および下部カバー体を取付けて運転操作部を構成することにより、上記HST操作ボックスを運転席ステップに立設するステアリングハンドルの取付コラムに兼用することにより、HST操作ボックスを設けても全体構造を簡単にできるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次ぎに本発明の実施の形態を、図面に示された実施例に基づいて詳細に説明する。まず図1〜図2において、1は農業用の作業車として例示するHST変速装置を備えたトラクタであって、左右のクローラ走行部2を備えた機体フレーム3の前部に、ボンネット4で覆われたエンジン部5が搭載されており、機体フレーム3の後部には運転席6が配設されている。7は上記運転席6前方のステップ上に立設されるステアリングハンドル、8は運転席6の側方に設けた前後方向に揺動する走行変速レバーである。
【0008】
9はHST変速装置を構成するHSTポンプであって、このHSTポンプ9は、右側のクローラ走行部2を駆動する油圧モータに連結されるHSTポンプと、左側のクローラ走行部2を駆動する油圧モータに連結されるHSTポンプとによって構成されている。
【0009】
10はHST操作ボックスであって、図3に示すように、上記HSTポンプ9のトラニオンレバー11、11を回動させる操作ワイヤ12、12が、HST操作ボックス10に内装した操作部連動機構を介して前記ステアリングハンドル7および走行変速レバー8に連動連結されていて、後述するように、走行変速レバー8の操作で機体を変速前後進させると共に、機体の旋回時には、ステアリングハンドル7の操作で旋回内側のクローラ走行部2を減速、停止、または逆転させるようになっている。
【0010】
そして上記HST操作ボックス10を機体フレーム3上に取付けることにより、運転席6のステップ上方に立設する前記ステアリングハンドル7の取付コラムに兼用されている。
【0011】
すなわち、13は運転席6の前面に配設された前面コラムであって、この前面コラム13の運転席6側に、上下方向に配置したHST操作ボックス10の両側面が、ブラケット14を介して連結固定されている。またHST操作ボックス10の下端部は、底板15を介して機体フレーム3上に固定されていて、HST操作ボックス10と前面コラム13とによって強固な枠体16が一体的に形成されている。そして、この枠体16にステアリングハンドル7、メータパネル17、上部カバー体18および下部カバー体19を取付けて運転操作部を構成することにより、上記HST操作ボックス10がステアリングハンドル7の取付コラムに兼用されている。
【0012】
また、上記前面コラム13の前側には、ヒンジ20を介して上下に開閉するボンネット4と、このボンネット4を支承して円滑に開閉作動させるガスダンパー21とが直接取付けられている。
【0013】
22は機体フレーム3側に立設した走行変速レバー8の取付ブラケットであって、この取付ブラケット22に走行変速レバー8の下端側が枢着されており、走行変速レバー8の上部側がガイドボックス23に設けたガイド溝24に案内されて前後に揺動自在となっている。
【0014】
また走行変速レバー8の下端側には、ブラケット25で支持された操作ワイヤ26の基端部が固定され、操作ワイヤ26の先端がHST操作ボックス10側に設けた回動リンク27に連結されている。そして回動リンク27に連結した操作ワイヤ28がHST操作ボックス10に内装した操作部連動機構に連結されており、さらに操作部連動機構がステアリングハンドル7に連係されていて、走行変速レバー8の操作で左右のクローラ走行部2を変速させると共に、ステアリングハンドル7の操作で旋回内側のクローラ走行部2を変速させるようになっている。
【0015】
すなわち、上記操作部連動機構には、回動リンク27に連係して回動する一対の揺動体と、この揺動体にそれぞれ係合して作動する操作リンクが設けてあり、この操作リンクが前記操作ワイヤ12、12を押し引きしてトラニオンレバー11、11を回動させる。
【0016】
またステアリングハンドル7の操作に連動して別々に回動する旋回リンクが設けてあり、この旋回リンクが上記揺動体と操作リンクとの係合位置を変更させることにより、この操作リンクが操作ワイヤ12を押し引きして一方のトラニオンレバー11を回動させる。
したがって、機体の直進時に走行変速レバー8を変速操作すれば、揺動体に係合している操作リンクが操作ワイヤ12、12を押し引きして機体を変速前後進させる。そして機体の旋回時には、ステアリングハンドル7を右又は左に操作すると、揺動体との係合位置が変わった操作リンクが一方の操作ワイヤ12を押し引きして旋回内側のクローラ走行部2を減速、停止、または逆転させるようになっている。
【0017】
本発明は上記のように、走行変速レバー8およびステアリングハンドル7に連係してHST変速装置を操作するHST操作ボックス10が設けてあるので、機体の直進時には、走行変速レバー8の操作により走行速度を自由に変速することができ、またステアリングハンドル7を操作すれば旋回内側のクローラ走行部2を減速させて円滑に旋回することができる。
【0018】
そして、上記HST操作ボックス10を機体フレーム3上に取付けて、運転席6の前面コラム13に連結固定することにより、HST操作ボックス10をステアリングハンドル7の取付コラムに兼用したので、運転席6のステップ上に立設するステアリングハンドル7を直接HST操作ボックス10に連結することができる。このため、ステアリングハンドル7に連係するHST操作ボックス10でHST変速装置を操作する際の遊びが少なくなって精度の良い変速操作を行うことができ、しかもHST操作ボックス10に連結するステアリングハンドル7のシャフト部分7aの長さを短くすることができる。
【0019】
また、HST操作ボックス10と前面コラム13とが、ブラケット14を介して連結固定されているので、前面コラム13を簡単な構成としても、HST操作ボックス10によって強固な枠体16が形成されるので、メータパネル17、上部カバー体18等を取付けて運転フレームとしても利用できるうえ、前面コラム13の前側に、上下に開閉するボンネット4のヒンジ20を直接取付ることができるので、ボンネットの支点フレームを別に設ける必要はない。
【0020】
このようにHST操作ボックス10をステアリングハンドル7の取付コラムに兼用してあるので、HST操作ボックス10を設けたものであっても、全体構造を簡単なものにすることができる。
しかも機体フレーム3上の運転席6前面に取付けたHST操作ボックス10には、走行作業中、泥土等が掛かる惧れはないので、機体フレームの下側に配置したときのように、HST操作ボックス全体を鋳物ケースにする等の面倒な防泥手段を施す必要はない。
【0021】
【発明の効果】
これを要するに本発明は、HST変速装置を設けた作業車において、走行変速レバーおよびステアリングハンドルに連係してHST変速装置を操作するHST操作ボックスを、底板を介して機体フレームに固定すると共に、ヒンジを介して上下に開閉するボンネットを取付ける前面コラムと、HST操作ボックスとをブラケットを介して連結固定して、一体的な枠体を形成する一方、この枠体にステアリングハンドル、メータパネル、上部カバー体、および下部カバー体を取付けて運転操作部を構成することにより、上記HST操作ボックスを運転席ステップに立設するステアリングハンドルの取付コラムに兼用したことから、運転席ステップに立設するステアリングハンドルを、直接HST操作ボックスに連結できるので、ステアリングハンドルに連係してHST変速装置を操作するときの遊びを少なくでき、しかもHST操作ボックスに連結するステアリングハンドルのシャフト部分を短くすることができる。
【0022】
そして、HST操作ボックスと前面コラムとが、ブラケットを介して連結固定されているので、前面コラムを簡単な構成としても、HST操作ボックスによって強固な枠体が形成されるので、メータパネル、上部カバー体等を取付けて運転フレームとしても利用できるうえ、前面コラムの前側に、上下に開閉するボンネットのヒンジを直接取付ることができるので、ボンネットの支点フレームを別に設ける必要はなく、HST操作ボックスを設けても全体構造を簡単にでき、しかも機体フレーム上に取付けたHST操作ボックスには、泥土等が掛かる惧れがないので、殊更面倒な防泥手段等を施す必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車の全体側面図である。
【図2】同上一部の拡大側面図である。
【図3】要部の構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
3 機体フレーム
6 運転席
7 ステアリングハンドル
8 走行変速レバー
10 HST操作ボックス

Claims (1)

  1. HST変速装置を設けた作業車において、走行変速レバーおよびステアリングハンドルに連係してHST変速装置を操作するHST操作ボックス10を、底板15を介して機体フレーム3に固定すると共に、ヒンジ20を介して上下に開閉するボンネット4を取付ける前面コラム13と、HST操作ボックス10とをブラケット14を介して連結固定して、一体的な枠体16を形成する一方、この枠体16にステアリングハンドル7、メータパネル17、上部カバー体18、および下部カバー体19を取付けて運転操作部を構成することにより、上記HST操作ボックス10を運転席ステップに立設するステアリングハンドル7の取付コラムに兼用したことを特徴とする作業車におけるHST操作ボックスの取付け構造。
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