JPS6222417Y2 - - Google Patents

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JPS6222417Y2
JPS6222417Y2 JP1981085291U JP8529181U JPS6222417Y2 JP S6222417 Y2 JPS6222417 Y2 JP S6222417Y2 JP 1981085291 U JP1981085291 U JP 1981085291U JP 8529181 U JP8529181 U JP 8529181U JP S6222417 Y2 JPS6222417 Y2 JP S6222417Y2
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seat
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pto
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタの運転操縦装置に関する。
(従来の技術) トラクタの運転操縦装置は、前後方向に離間し
て、前記に操向用ハンドルを、後側に座席を配置
して、前向運転姿勢で操縦されるのが一般的であ
る。
この場合、走行系変速レバーとPTO系変速レ
バーとは、ハンドルと座席との間に所謂直列配置
で具備されていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、トラクタは作業内容の豊富さが
要求され、従つて、前向運転姿勢のみでなく、後
向運転姿勢での操縦が必要となつているも、ハン
ドル、各種変速レバーおよび座席を直列に配置し
た従来の技術では前向運転姿勢しかできず、後向
運転は不可能であつた。
また、座席の前後に同種系列の制御レバーを配
置し、座席を旋回自在として設けることにより、
前向運転と後向運転とを可能とした技術が、建設
機械の車両に採用したものがあるけれども、この
技術によれば、一組の制御レバー装置が必要とな
り、構造上複雑であり、トラクタに採用するとき
には、乗降口が狭くなる等から、特別の細工が必
要で、現実には適用不可能である。
本考案は、操縦ハンドル、座席および走行系変
速レバー、PTO系変速レバーはいずれも一組で
あつても、前向運転姿勢と後向運転姿勢とに簡単
に姿勢変更可能でありながら、各運転姿勢であつ
ても、走行系変速レバーおよびPTO系変速レバ
ーを無理な姿勢でなく、安定した姿勢で操作可能
にするとともに、乗降障害はなくし、居住性の向
上を図つたことを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案はエンジンを覆うボンネツトと、左右一
対の後輪フエンダと、を備え、ボンネツト後部側
と後輪フエンダ前部側との間に左右一対のステツ
プを有し、ボンネツト後部側の車体上に、前向運
転用操向ハンドルを立設して備え、後輪フエンダ
間に、前向運転用座席を備え、更に、走行系変速
装置およびPTO系変速装置をそれぞれ変速操作
する走行系変速レバーとPTO系変速レバーとを
有するトラクタの運転操縦装置において、 ボンネツト後部側の車体上に、前向運転用操向
ハンドルの第1取付け部を設け、該第1取付け部
より上方のボンネツト後部上面側に、後向運転用
座席の第2取付け部を設け、 後輪フエンダ間のフロアーシート上に、ハンド
ル用第1取付け部より高い位置でかつ座席用第2
取付け部より低い位置において前向運転用座席の
第1取付け部と後向運転用操向ハンドルの第2取
付け部とをそれぞれ設け、操向ハンドルと座席と
のそれぞれを対応する各取付け部に着脱固定自在
に備えて前向運転姿勢と後向運転姿勢とに姿勢変
更可能とされており、 左右一対の前向運転用ステツプのいずれか一方
の外側方側でかつボンネツト後部一側部側と一方
の後輪フエンダ前端部側との間に、内部に空間を
有する箱形の操作パネル部を立設して備え、 該操作パネル部の上面側には走行系変速レバー
およびPTO系変速レバーの各変速孔が形成さ
れ、該変速孔のそれぞれに各変速レバーが挿通さ
れてパネル部の上面側より上方に突出されてお
り、 更に、各変速レバーのそれぞれは前後に離間し
て配置された操向ハンドルと座席との一側外方に
位置されて前後いずれの運転姿勢における座席よ
り操作可能とされており、後輪フエンダ間のフロ
アーシート上に、前向運転用ステツプより高い位
置において後向運転用のステツプ部が形成されて
いることを特徴とするものである。
(作 用) トラクタで前向運転を行なうときは、ハンドル
用第1取付け部に操向ハンドルを立設させ、座席
用第1取付け部に座席を固定して、ハンドルを前
側で座席を後側に配置してなされる。
この場合、運転者はその足元を前向運転用左右
ステツプ上に乗せかけて操縦する。
トラクタで後向運転を行なうときは、ハンドル
用第1取付け部より操向ハンドルを取外して左右
後輪フエンダ間のフロアーシートに設けたハンド
ル用第2取付け部に取外した操向ハンドルを立設
させ、座席用第1取付け部より座席を取外して、
ボンネツト後部上面側の座席用第2取付け部に取
外した座席を固定して、ここに、ハンドルを後側
で座席を前側に配置してなされる。
この場合、運転者はその足元をフロアーシート
に形成した後向運転用ステツプ部上に乗せかけて
操縦する。
前向運転、後向運転のいずれの場合において
も、車体巾の一側方に操作パネル部があり、この
操作パネル部の上面より走行系およびPTO系の
各変速レバーが上方に突出しているので、運転者
は変速操作可能である。
また、操作パネル部がボンネツト後部一側端側
と後輪フエンダ前端部側との間において立設され
ていることから、運転者に対する防泥、作物(草
木を含む)接触もなく作業できるし、操作パネル
部をこのように設けても、一方のステツプを介し
て乗降は確保される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図に従い説明する。
第1図乃至第3図において、車輛の一例たる前
後進型トラクタ1は、エンジン2、クラツチハウ
ジング3及びミツシヨンケース4等により車体5
が構成され、エンジン2に固定された左右1対の
フレーム6にラジエータ7が搭載され、前車軸8
が支持されている。
9はクラツチハウジング3に固定された枠体
で、その内部に遮蔽板10を有し、遮蔽板10の
前方にはエアクリーナ11が配置され、このエア
クリーナ11と前記エンジン2及びラジエータ7
はボンネツト12で覆われている。
トラクタ1は四輪駆動型を例示しており、13
が前輪、14が後輪であり、15,16は前輪駆
動用推進軸及び前輪デブ装置を示している。
ミツシヨンケース4の後上部には油圧装置19
が配置され、その後下部には左右1対のロアリン
ク20が枢支され、油圧装置19のリフトアーム
21とロアリンク20とはリフトロツド22で連
結されており、ロアリンク20はトツプリンク
(図示せず)と共に3点リンク機構23を構成
し、ロータリ耕耘機、播種機、フオークリフト、
除雪機等の作業機24を昇降自在に装着可能であ
る。そして、ミツシヨンケース4後面に挿出され
たPTO軸24aと作業機24とが自在継手軸を
介して連動連結される。
油圧装置19の上方はカバー体25のフロアシ
ート部26で覆われており、このカバー体25は
フロアシート部26の前端から下方へ下つてフロ
ントシート部27となり、左右フロントシート部
27の下端から前方へ延設されて左右1対の前進
用ステツプ部28R,28Lとなり、またフロア
シート部26の後端から後方へ上つて連結部29
となつており、これらは板金叉は強化プラスチツ
クで一体成形されている。
30は左右後輪14の内方、上方及び前上方を
覆つている左右1対のフエンダで、前記カバー体
25の各側縁が固着されるか、又はカバー体25
と同一材料で一体形成されている。
前記フロアシート部26の中央上面には前進用
座席33Fを着脱自在に装着する取付部34が構
成され、その前下方のミツシヨンケース4上には
前進用ハンドル35Fをその上端に有するハンド
ルポスト36Fの取付部37が設けられ、この取
付部37から前輪13まで中継軸38,39及び
中継ボツクス40等のステアリング機構41が設
けられていて、ハンドル35Fの操作により前輪
13を操向操作可能にし、これらハンドル35F
や座席33F等は車輛操縦部Aを構成する。
44R,44Lは左右ブレーキペダル、45は
クラツチペダルで、3本のペダル44,45はペ
ダル軸46に支持されており、左右ブレーキペダ
ル44R,44Lの踏込動作はロツド47R,4
7Lを介して油圧シリンダ48(左右1対有る)
を作動して、この油圧シリンダ48の圧油により
ミツシヨンケース4の左右に配置した油圧ブレー
キ装置49を作動する。また、クラツチペダル4
5の踏込動作はレバー50,51及びロツド52
を介してクラツチハウジング3内のクラツチを断
接する。
以上の構成は従来の前進姿勢型トラクタに備え
られているものと略同じであり、前後進型トラク
タ1の場合は更に次のような構成が加えられ、配
置又は構造等が変更されている。
55は前進ハンドルポスト36Fの前方で枠体
9に取付けられているボツクスで、その上面は開
口していて後進用座席33Rの取付部36が設け
られており、枠体9に枢支されたカバー57が嵌
合自在になつており、その内部にはバツテリ58
が配置されている。
ミツシヨンケース4上の油圧装置19の右側方
には後進ハンドル35Rを上端に有するハンドル
ポスト36Rを取付ける取付部59が設けられて
おり、この取付部59と中継ボツクス40との間
には中継軸60,61が設けられ、後進ハンドル
35Rの操作を中継ボツクス40に伝達して、前
輪13の操向操作ができるように構成されてい
る。
前記後進用の座席33R、ハンドル35R及び
ハンドルポスト36Rは前進用のそれらと全く同
一であり、1台のトラクタ1に1組だけ用意され
ていて、各取付部34,37,56,59に着脱
自在であり、取付位置を変更して、前進姿勢用と
後進姿勢用とに併用している。
油圧装置19の左側方には左右1対の後進用ブ
レーキペダル62R,62Lが配置され、油圧シ
リンダ48を車体5に対して固定しているブラケ
ツト63に軸64を介して枢支されており、前記
ロツド47R,47Lと夫々連結されていて、左
右油圧シリンダ48を作動可能である。
また、油圧装置19の右側方には後進用クラツ
チペダル65が配置されており、このクラツチペ
ダル65は前記軸64と同芯の軸(図示せず)に
枢支され、油圧装置19を跳び越えて軸64に枢
支されたロツド66、このロツド66に連結され
たロツド67及びアーム68を介してレバー50
に踏込力が伝達されるように構成されている。
車輛操縦部Aの一側である左フエンダ30Lと
ボツクス55との間はオペレータが乗降可能な乗
降口となつているが、右フエンダ30Rとボツク
ス55との間には操作パネル部70(及びスイツ
チボツクス71)が配置されている。
操作パネル部70には主変速レバー72、副変
速レバー73、PTO変速レバー74及び超減速
用変速レバー75の変速レバー関係と、トラクタ
メータ76、燃料計及びイージーチエツカ等のメ
ータ関係とが設けられ、各変速レバー72,7
3,74とミツシヨンケース4内のシフタとはボ
ーデンワイヤ等により操作力伝達可能になつてい
る。
尚、操作パネル部70の下方には燃料タンクが
配置されており、その内側方には右フエンダー3
0Rを貫通して油圧装置19用のコントロールレ
バー77が設けられている。
前記カバー体25のフロアシート部26には後
進用ブレーキペダル62R,62L及びクラツチ
ペダル65が貫通されており、この部分のフロア
シート部26が左右1対の後進用ステツプ83
R,83Lとなつている。この後進用ステツプ8
3R,83Lは油圧装置19を挾んでその左右に
位置し、前進用ステツプ28より後方で1段高く
なつている。
また、取付部56に取付けられた後進用座席3
3Rも前進用座席33Fよりもステツプ28,8
3の場合と略同高さだけ1段高く配置されてお
り、後進用の座席33Rとステツプ83の関係は
前進用のそれらと略同一配置関係となつている。
後進用座席33Rは前進用ステツプ28の略上
方に位置するが、上下高さが十分離れており、ま
た左フエンダ30Lとも十分離れているので、前
進用ステツプ28を利用してのオペレータの乗降
には支障はなく、また、着座には後進用ステツプ
83を利用できるので支障はない。
また、後進用ステツプ83の前下方に前進用ス
テツプ28が位置するので、後進作業中に後方視
界を広くしたい場合、例えば作業機24の下部を
見たり後方遠方を見たりする場合は、オペレータ
は前進用ステツプ28に立つて作業することがで
きる。
更に、後進用ステツプ83R,83Lの中間は
油圧装置19の上方で、フロアシート部26を膨
出して保護部48を形成しており、この保護部8
4の上面後部に前進用座席33F用の取付部34
が設けられているもので、後進作業時には保護部
84の上面前部にも足を置くことができ、一種の
後進用ステツプを構成している。
第4図乃至第7図において、上記操作パネル部
70は、右フエンダ30Rの前方に形成された側
箱部87の上面開口部にボルト等を介して着脱自
在に取着されたパネル本体88を有している。該
パネル本体88には、主変速レバー72を貫挿す
る平面H形の主変速孔89が貫設され、主変速レ
バー72はこの主変速孔89の形状に沿つて移動
自在である。主変速レバー72の主変速孔89各
孔端部位置への移動操作で、ミツシヨンケース4
内でシフタが主変速装置の第1速乃至第3速及び
バツクを択一的に選択し、主軸に対し所望の変速
状態を与え、主変速レバー72の主変速孔89中
央位置への移動操作で中立状態を与える。そし
て、この各変速時の主変速レバー72の位置に対
応して、パネル本体78上面に「1」、「2」、
「3」、「R」を表示した表示体90及び主変速レ
バー72であることを示す「MAIN」の表示体9
0とが設けられている。該表示体90は上記符号
を表示した表示板90aと、該表示板90a下面
に突設された嵌合突起90bとで構成され、該嵌
合突起90bがパネル本体88に穿設された嵌合
孔91に嵌脱自在に嵌着され、各表示体90はい
ずれの嵌合孔91に対しても取着自在とされてい
る。
又、パネル本体88には、PTO変速レバー7
4を貫挿する平面H形のPTO変速孔92が貫設
され、PTO変速レバー74の、PTO変速孔92
各孔端部位置への移動操作で、ミツシヨンケース
4内でシフタがPTO変速装置の第1速乃至第4
速を択一的に選択し、PTO軸24aに対し所望
の変速状態を与える。その他の表示例90を含む
構成は主変速レバー72、主変速孔89の場合と
同要領で構成される。
又、パネル本体88には、副変速レバー73を
貫挿する平面I形の副変速孔93が貫設され、副
変速レバー73の、副変速孔93各孔端部位置へ
の移動操作で、ミツシヨンケース4内でシフタが
副変速軸の高、低速を択一的に選択し、副変速軸
に対し所望の変速状態を与える。その他の表示体
90を含む構成は主変速レバー72、主変速孔8
9の場合と同要領で構成されている。
第4図乃至第7図において、前記側箱部87
は、右フエンダ30Rの両側から夫々前方へ延設
された内・外側壁板87a,87bと、これら両
側壁板87a,87bの前端を連結する前壁板8
7cと、右フエンダ30Rの一部を構成する右フ
エンダ前部板とで構成され、これら各板87a,
87b,87cの上端は枠部材87dで縁取りさ
れ、この枠部材87dの上面に、該枠部材87d
の開口部87eを開閉自在に施蓋するように前記
した如く、パネル本体88が取着されている。
又、少くとも内側壁板87aは枠部材87d等
に、着脱自在に取着されて側箱部87の一部を構
成する。
変速レバー台97は、変速レバー72,73,
74,75を集中的に配置するためのもので、側
箱部87内にボルト98を介して着脱自在に設け
られ、全体として前下りの形状とされている。
該変速レバー台97の後部上面には軸心横向の
主副変速レバー軸99が単一の軸として架設さ
れ、該軸99の軸方向内方寄りに主変速レバー支
持具100が同一軸心回り相対回動自在に外挿さ
れ、該主変速レバー支持具100に前記主変速レ
バー72が左右揺動自在に枢結され、該主変速レ
バー72を外側方に揺動させるスプリング101
が設けられている。また、主変速レバー支持具1
00を挾み、主副変速レバー軸99に同一軸心回
り相対回動自在の内・外側連動体102,103
が外嵌されている。
内側連動体102は、主副変速レバー軸99に
相対回動自在に外嵌するボス部102aと、該ボ
ス部102aから上方に突設されその上端が主変
速レバー72方向に折曲された内側連動板102
bとで構成され、該内側連動板102bの折曲端
には、主変速レバー72の左右揺動時に該主変速
レバー72と係脱自在に係合する係合切欠102
cが形成されている。そして、上記内側連動板1
02bには主変速用第1ボーデンワイヤー104
のインナーワイヤー104a一端が着脱自在に枢
結され、アウターワイヤー104bの同端一端は
変速レバー台97に突設されたワイヤー保持具1
05に着脱自在に保持されている。該ワイヤー保
持具105はアングル形状片とされ、その一片が
変速レバー台97に当接固着され、他片にU字状
の欠切溝105aが形成され、上記アウターワイ
ヤー104bは該欠切溝105aに嵌脱自在に内
嵌され、かつアウターワイヤー104bに螺合さ
れた一対のナツト104c,104cでワイヤー
保持具105の上記一片を挾持することで、アウ
ターワイヤー104bは変速レバー台97に保持
される。以下説明するワイヤー保持具105は上
記と略同構成である。
前記外側連動体103は、主副変速レバー軸9
9に相対回動自在に外嵌するボス部103aと、
該ボス部103aから上方に突設されその上端が
主変速レバー72方向に折曲された外側連動板1
03bと、同ボス部103aから下方へ突設され
た連動突片103eとで構成され、該外側連動板
103bの折曲端には、主変速レバー72の左右
揺動時に該主変速レバー72と係脱自在に係合す
る係合切欠103cが形成されている。そして、
上記連動突片103eには主変速用第2ボーデン
ワイヤー106のインナーワイヤー106a一端
が枢結され、アウターワイヤー106bの同端一
端は変速レバー台97下面に穿設されたワイヤー
保持具105に保持されている。
然して、主変速レバー72の主変速孔89中央
位置での左右揺動操作で、該主変速レバー72が
内・外側連動体102,103の係合切欠102
c,103cの一方に択一的に係合し、この係合
状態から、主変速孔89の各孔端部位置へ主変速
レバー72を主副変速レバー軸99回りに前後揺
動操作せしめれば、内・外側連動体102,10
3のうちの一方が主変速レバー72に同行して前
後回動せしめられ、これに連動する一方のインナ
ーワイヤー104a,106aが押・引動作せし
められる。
前記主副変速レバー軸99の軸方向外方寄りに
は副変速ボス部107が同一軸心回り相対回動自
在に外嵌され、該副変速ボス部107に前記副変
速レバー73の下部基端が固着され、かつ同ボス
部107に上方に突出する副変速連動体108が
突設されている。そして、該副変速連動体108
の上端部には副変速用ボーデンワイヤー109の
インナーワイヤ109a一端が枢結され、アウタ
ーワイヤー109bの同端一端は変速レバー台9
7に突設されたワイヤー保持具105に保持され
ている。
然して、副変速レバー73の前後揺動操作で、
副変速連動体108が副変速孔93に沿つて、前
後に揺動し、インナーワイヤー109aが押・引
動作せしめられる。
上記変速レバー台97の前部上面には軸心横向
の第1PTO変速レバー軸110がブラケツト11
1を介して片持状に突設され、該第1PTO変速レ
バー軸110の突出端に第1PTO連動体112が
同一軸心回り相対回動自在に外装されている。該
第1PTO連動体112は第1PTO変速レバー軸1
10に相対回動自在、かつ嵌脱自在に外嵌するボ
ス部112aと、該ボス部112aから上方へ突
設された長手方向横向のPTO連動板112bと
で構成され、該PTO連動板112bの突出端
に、PTO変速レバー74下端の二又部113が
摺接状に外嵌され、PTO連動板112bと二又
部113とを枢結する軸心前後方向の枢軸114
が設けられ、PTO変速レバー74は、この枢軸
114軸心回りに左右揺動自在とされて、かつ、
二又部113とPTO連動板112bの嵌合によ
りPTO変速レバー74と第1PTO連動体112と
は一体的に第1PTO変速レバー軸110軸心回り
に前後回動自在とされている。また、PTO連動
板112bにはPTO変速用第1ボーデンワイヤ
ー115のインナーワイヤ115a一端が枢結さ
れ、アウターワイヤー115bの同端一端は変速
レバー台97に突設されたワイヤー保持具105
に保持されている。
PTO変速レバー74下方の変速レバー台97
上面に、縦軸である第2PTO変速レバー軸116
回り回動自在のベルクランク式第2PTO連動体1
17が設けられ、該第2PTO連動体112の一片
上面に球状係合体118が突設されている。一
方、二又部113下端には、下方に開口し、前後
方向に長手の係合溝119が形成され、該係合溝
119と上記係合体118とが摺接状に係合自在
とされると共に、この係合状態の係合体118中
心は第1PTO変速レバー軸110の軸心上に位置
せしめられ、PTO変速レバー74の前後揺動操
作時には係合溝119と係合体118とは単に摺
接する以外相互に干渉しない構成とされ、一方、
PTO変速レバー74の左右揺動操作で係合溝1
19と係合体118の係合を介して第2PTO連動
体117が第2PTO変速レバー軸116回りに揺
動自在とせしめられる。そして、第2PTO連動体
117の他片にPTO変速用第2ボーデンワイヤ
ー120のインナーワイヤー120a一端が枢結
され、アウターワイヤー120bの同端一端は変
速レバー台97に突設されたワイヤー保持具10
5に保持されている。
然して、PTO変速レバー74のPTO変速孔9
2中央位置での左右揺動操作で、先ず、係合溝1
19と係合体118の係合と、第2PTO連動体1
17の連動とを介して第2ボーデンワイヤ120
のインナーワイヤー120aが択一的に押・引動
作せしめられる。そして、このインナーワイヤー
120aの押若しくは引動作せしめられた状態か
ら次に、PTO変速孔92の各孔端部位置へPTO
変速レバー74を第1PTOの変速レバー軸110
回りに前後揺動せしめれば、二又部113と
PTO連動板112bの嵌合により第1PTOの連動
体112が同行状に前後揺動せしめられ、PTO
変速用第1ボーデンワイヤー115のインナーワ
イヤー115a一端が押・引動作せしめられる。
前記主副変速レバー軸99の下方位置で、変速
レバー台97下面には軸心横向の超減速用変速レ
バー軸121が固定ボス部122を介して軸心回
り回動自在に設けられ、該超減速用変速レバー軸
121の軸方向内方端は内側壁板87aを挿抜自
在に貫通して、車輛操縦部A内に突出され、その
端面に板金製の前記超減速用変速レバー75がボ
ルト123を介して着脱自在に取着され、該レバ
ー75は上方へ突出されて前後揺動自在とされて
いる。また、上記超減速用変速レバー軸121の
軸方向外方端には連動杆124が下方へ突設さ
れ、その下端部に超減速用変速ボーデンワイヤー
125のインナーワイヤ125a一端が枢結さ
れ、アウターワイヤー125bの同端一端は変速
レバー台97下面に突設されたワイヤー保持具1
05に保持されている。
上記各変速レバー72,73,74,75上端
には操作部としてのグリツプ部126が夫々着脱
自在に設けられ、該グリツプ部126の取外しに
より、上記した如き構成からパネル本体88を着
脱自在であり、かつパネル本体88の取外しと、
客ボーデンワイヤー104,106,109,1
15,120,125の取外し、及び超減速用変
速レバー75の取外しにより、他の変速レバー7
2,73,74等を取着した状態の変速レバー台
97をアセンプリーとして開口部87eから挿抜
自在、かつ側箱部87に着脱自在とされ、及び/
若しくは、内側壁板87aの取外しによる開口部
からも側箱部87内に挿抜自在、かつ着脱自在と
されている。
第8図乃至第11図において、ミツシヨンケー
ス4上面に、取付部37の前・両側方を覆うよう
に、ボルト127を介して支持台128が着脱自
在に取着され、該支持台128の両側部に夫々2
つのワイヤー保持具105が設けられ、これらワ
イヤー保持具105に主変速用第1、第2ボーデ
ンワイヤー104,106のアウターワイヤー1
04b,106b及びPTO変速用第1、第2ボ
ーデンワイヤー115,120のアウターワイヤ
ー115b,120bが着脱自在に保持され、副
変速用及び超減速用ボーデンワイヤー109,1
25のアウターワイヤー109b,125bは
夫々ミツシヨンケース4に着脱自在に突設された
ワイヤー保持具105,105に保持されてい
る。そして、各インナーワイヤー104a,10
6a,109a,115a,120a,125a
の他端は、ミツシヨンケース4に貫設された6本
のシフト軸129に夫々外嵌するシフトレバー1
30に枢結され、シフト軸129は軸心回り回動
自在に支承されると共に夫々ミツシヨンケース4
内のシフタに連動連結されている。又、上記支持
台128上面はボルト131を介してボツクス5
5の底板55aを支持しており、該底板55a上
にバツテリ58が着脱自在に載置されている。そ
して、上記シフト軸129等は、ミツシヨンケー
ス4に着脱自在に設けられるカバー体132で覆
われている。
而して、ミツシヨンケース4内の各変速装置は
公知であるため説明を省略するが、各変速レバー
72,73,74,75に連動連結される主、
副、PTO、超減速用変速装置はミツシヨンケー
ス4内で相互に連動連結されており、各変速レバ
ー72,73,74,75の種々の変速位置の組
合せにより、各種速度の異なる走行がなされ、か
つ、回転数の異なるPTO軸24aの各種状態が
得られ、このPTO軸24aが作業機24を種々
所望の状態で作業せしめる。
第12図乃至第14図において、右フエンダ3
0Rの後輪14に対向する面の上部には、外側方
に突出する軸心横向の支持軸135が、右フエン
ダ30Rに固着されたボルト136を介して着脱
自在に締着され、該支持軸135には該軸回り回
動自在とされる連結レバー137が外嵌され、該
連結レバー137に、前記コントロールレバー7
7下端がボルト138を介して締着されると共に
連結ロツド139の一端が枢結されている。該連
結ロツド139の他端はその長手方向にボルト部
材140が溶着延設されており、更に、該ボルト
部材140に螺合された一対のナツト141,1
41間に連結片142一端が挾持され、該連結片
142の他端は連結ロツド139の長手方向離反
方向に更に折曲延設されている。
一方、油圧装置19に内蔵されたコントロール
弁を操作するための操作ロツド143が油圧装置
19から外側方に横向軸心回り回動自在に突設さ
れ、該操作ロツド143の突出端にボルト144
を介して第2連結片145一端が固着され、該第
2連結片145の他端は操作ロツド143の軸心
方向離反方向に折曲延設されている。そして、該
第2連結片145の延設端は、軸心横向の連結軸
146一端外周に形成された切欠平坦面147に
ボルト143aを介して締着され、連結軸146
の他端は、右フエンダ30Rから垂下された支承
ブラケツト148に軸心回り回動自在に支承さ
れ、上記連結軸146は操作ロツド143と同一
軸心上に位置されている。また、連結軸146に
は第2連結レバー149が径方向に突設され、該
第2連結レバー149と連結片142の延設端と
が枢結されている。
然して、上記コントロールレバー77の支持軸
135回りの前後揺動操作で操作ロツド143が
軸心回りに回動せしめられ、これによりコントロ
ール弁が作動してリフトアーム21が上下揺動さ
れ作業機24の昇降動作が制御される。上記の場
合、連結ロツド139は右フエンダ30R上部か
ら右フエンダ30Rの下方にまで、同右フエンダ
30Rの後輪14の対向面150に沿つて位置せ
しめられており、この対向面150には連結ロツ
ド139を収容すべく、収容溝151が折曲形成
されている。そして、この収容溝151の開口部
には連結ロツド139を収容した状態で施蓋する
蓋板152がボルト153を介して着脱自在に設
けられている。
即ち、上記した如く、連結ロツド139をフエ
ンダ30と後輪14間に位置させることにより、
車輛操縦部Aの構成が簡素化され操縦性が向上さ
れる。また、連結ロツド139に、土が付着する
という問題は蓋板152の採用で解決される。
尚、以上は図示の例によるが、各変速レバー7
2,73,74,75と、ミツシヨンケース4内
の各変速装置とは上記ボーデンワイヤーに代えて
リンク機構等を用いてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、ボンネツト後部側の車体上に
前向運転用ハンドルの第1取付け部を設け、後輪
フエンダ間のフロアシート上に前向運転用座席の
第1取付け部を設けるとともに、ボンネツト後部
側の上面側に後向運転用座席の第2取付け部を設
け、後輪フエンダ間のフロアーシート上に後向運
転用ハンドルの第2取付け部を設けて、操向ハン
ドルと座席とを各取付け部に着脱自在に設け得る
ようにしているため、前向運転姿勢と後向運転姿
勢とに操向ハンドルと座席とを位置変更可能とな
り、ここに、前向運転と後向運転とを作業状態に
応じて容易に変更でき、運転姿勢が安定できる。
また、ボンネツト後部の一端側と後輪フエンダ
前端側との間でかつ前向運転用ステツプの一方側
の側端部側に、箱形の操向パネル部を立設させ、
該パネル部の上面より走行系とPTO系の変速レ
バーを上方に突出させて具備させているので、各
変速レバーは前向運転姿勢、後向運転姿勢のいず
れの場合でも、座席一側方に位置することとな
り、前向運転、後向運転のいずれにおいても座席
より無理なく変速操作が可能となる。
更に、操向パネル部は箱形であり、この操向パ
ネル部に各変速レバーを装備するにも箱形である
が故に、装備が容易であるし、しかも、一方のス
テツプ外側端側より立設されていることから、該
操向パネル部を立設したにも拘らず、前向運転時
の運転者の足元を乗せかけることに障害はない
し、運転者の足元だけでなく運転者に対する防泥
も図れるし、例えば果樹園作業において樹木が運
転者に接触するのも防止できる等居住性を向上で
きる。
また、後向運転用座席の第2取付け部はトラク
タ後部側の上面側に設けてあり、従つて後向運転
のときは座席の位置を高くすることができること
から、左右の後輪フエンダ等があつても運転視界
が充分に確保されて作業状況の確認も容易かつ確
実となる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図はその全体
側面図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1
図の−線矢視一部断面図、第4図は第2図の
部分拡大図、第5図は第4図の−線矢視断面
図、第6図は第4図の−線矢視断面図、第7
図は第4図の−線矢視断面図、第8図は第1
図の部分拡大断面図、第9図は第8図の−線
矢視図、第10図は第9図の−線矢視断面
図、第11図は第9図のXI−XI線矢視図、第12
図は第1図の部分拡大断面図、第13図は第12
図の−線矢視断面図、第14図は第12
図の−線矢視断面図である。 72,73,74,75……変速レバー、97
……変速レバー台。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンを覆うボンネツトと、左右一対の後輪
    フエンダと、を備え、ボンネツト後部側と後輪フ
    エンダ前部側との間に左右一対のステツプを有
    し、ボンネツト後部側の車体上に、前向運転用操
    向ハンドルを立設して備え、後輪フエンダ間に、
    前向運転用座席を備え、更に、走行系変速装置お
    よびPTO系変速装置をそれぞれ変速操作する走
    行系変速レバーとPTO系変速レバーとを有する
    トラクタの運転操縦装置において、 ボンネツト後部側の車体上に、前向運転用操向
    ハンドルの第1取付け部を設け、該第1取付け部
    より上方のボンネツト後部上面側に、後向運転用
    座席の第2取付け部を設け、 後輪フエンダ間のフロアーシート上に、ハンド
    ル用第1取付け部より高い位置でかつ座席用第2
    取付け部より低い位置において前向運転用座席の
    第1取付け部と後向運転用操向ハンドルの第2取
    付け部とをそれぞれ設け、操向ハンドルと座席と
    のそれぞれを対応する各取付け部に着脱固定自在
    に備えて前向運転姿勢と後向運転姿勢とに姿勢変
    更可能とされており、 左右一対の前向運転用ステツプのいずれか一方
    の外側方側でかつボンネツト後部一側部側と一方
    の後輪フエンダ前端部側との間に、内部に空間を
    有する箱形の操作パネル部を立設して備え、 該操作パネル部の上面側には走行系変速レバー
    およびPTO系変速レバーの各変速孔が形成さ
    れ、該変速孔のそれぞれに各変速レバーが挿通さ
    れてパネル部の上面側より上方に突出されてお
    り、 更に、各変速レバーのそれぞれは前後に離間し
    て配置された操向ハンドルと座席との一側外方に
    位置されて前後いずれの運転姿勢における座席よ
    り操作可能とされており、後輪フエンダ間のフロ
    アーシート上に、前向運転用ステツプより高い位
    置において後向運転用のステツプ部が形成されて
    いることを特徴とするトラクタの運転操縦装置。
JP1981085291U 1981-06-09 1981-06-09 Expired JPS6222417Y2 (ja)

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JP1981085291U JPS6222417Y2 (ja) 1981-06-09 1981-06-09

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JPS57195919U JPS57195919U (ja) 1982-12-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS609078Y2 (ja) * 1979-05-14 1985-04-01 ヤンマー農機株式会社 コンバインにおける運転部のステップ構造

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