JP4443526B2 - 作業車の操作構造 - Google Patents

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本発明は、操作レバーの各操作位置への選択操作を可能にする少なくとも2つの操作経路とこれらの操作経路を接続する選択経路を備えてある作業車の操作構造に関する。
上記のような作業車の操作構造としては、例えば、十字方向への揺動操作が可能に構成された操作レバーの操作経路に、操作レバーの低速前進位置、高速前進位置、及び後進位置の各操作位置への選択操作を可能にする左右向きの変速中立位置(選択経路)を備え、その変速中立位置の左端部に、バネの作用で操作レバーが係入する凹部を配置し、変速中立位置の右端部に高速前進位置を配置し、変速中立位置の中間部に低速前進位置と後進位置とを配置したものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2003−54283号公報(段落番号0040〜0044、図8〜10)
上記の構成によると、操作レバーを低速前進位置又は後進位置から変速中立位置に向けて操作する場合には、バネの作用で操作レバーが凹部に係入することで、操縦者は、操作レバーの操作位置を視認する手間を要することなく、操作レバーが変速中立位置に到達したことを認識することができる。又、操作レバーを凹部から高速前進位置に操作する場合には、操作レバーが変速中立位置の他端部に接当することで、操縦者は、操作レバーの操作位置を視認する手間を要することなく、操作レバーが変速中立位置の他端部に到達したことを認識することができ、その他端部に設定した高速前進位置に操作レバーを無駄なく円滑に位置させることができる。
本発明の目的は、連係軸と筒状連係軸とを相対摺動可能かつ相対回動可能に嵌合した二重軸構造とすることで、連係軸と筒状連係軸とを分散配備する場合に比較して、それらの配置に要する領域を小さくできるようにすることにある。
上記の目的を達成するため、本発明のうちの請求項1に記載の発明では、操作レバーの各操作位置への選択操作を可能にする少なくとも2つの操作経路とこれらの操作経路を接続する選択経路を備えてある作業車の操作構造において、縦軸心周りに回動自在に装備した筒状連係軸の上部にブラケットを固定し、このブラケットに、前記操作レバーの基部に備えた連係部材を横軸心周りに揺動自在に支持させて、前記操作レバーを、前記筒状連係軸に対する前記横軸心周りでの揺動操作によって前記選択経路に沿って移動し、前記縦軸心周りでの揺動操作によって前記操作経路に沿って移動するように構成し、前記筒状連係軸に、上部にリング状の連係溝を形成した連係軸を、前記縦軸心に沿う方向に相対摺動可能に、かつ、前記縦軸心周りに相対回動可能に内嵌し、前記連係溝に、前記連係部材に固設した連係ピンを係入して、前記操作レバーの前記横軸心周りでの動作のみを前記連係軸に伝えることにより、前記操作レバーの動作を伝える連係機構を、前記操作レバーの前記横軸心周りでの揺動操作に連動して前記連係軸が前記縦軸心に沿う方向に移動し、前記操作レバーの前記縦軸心周りでの揺動操作に連動して前記筒状連係軸が前記縦軸心周りに回動する二重軸構造に構成し、前記操作位置のうちの中立位置を、前記選択経路での前記操作経路との接続箇所から外れた位置に設定し、前記連係部材に、前記連係ピンに対して遠近方向に変位可能な可動部材を備え、前記連係ピンと前記可動部材とにわたってバネを架設し、前記ブラケットに、前記選択経路での前記操作レバーの前記中立位置から離れる方向への前記横軸心周りの揺動操作に伴って、前記バネの付勢に抗して前記連係ピンから離れる方向に前記可動部材を案内するガイド部を形成して、前記可動部材と前記バネと前記ガイド部によって前記操作レバーを前記中立位置に付勢するように構成し、かつ、前記可動部材と前記バネと前記ガイド部とが前記筒状連係軸と前記縦軸心周りに一体回動するように構成してある。
この構成によると、連係軸と筒状連係軸とを相対摺動可能かつ相対回動可能に嵌合した二重軸構造とすることで、連係軸と筒状連係軸とを分散配備する場合に比較して、それらの配置に要する領域を小さくすることができる。
本発明のうちの請求項2に記載の発明では、上記請求項1に記載の発明において、前記選択経路の一端部に前記中立位置を設定し、前記選択経路の他端部と所定の中間部に前記操作経路を接続し、前記操作レバーが前記選択経路の前記中間部に到達する際に、前記ガイド部の前記可動部材に対する前記遠近方向の案内成分が変化するように前記ガイド部を形成することにより、前記操作レバーが前記選択経路の前記中間部に到達する際に前記操作レバーの操作抵抗が変動して、前記操作レバーが前記選択経路の前記中間部に到達したことを操縦者に認識させるように構成してある。
この構成によると、操作レバーを選択経路の一端部に設定した中立位置や他端部に接続した操作経路の操作位置に操作する場合には、操作レバーが選択経路の一端部又は他端部に接当することで、操縦者は、操作レバーの操作位置を視認する手間を要することなく、操作レバーが選択経路の一端部又は他端部に到達したことを認識することができ、その一端部に設定した中立位置や他端部に接続した操作経路の操作位置に操作レバーを無駄なく円滑に位置させることができる。
そして、例えば、ガイド部を、操作レバーを選択経路の一端部側又は他端部側で操作している間は、可動部材に作用する前記遠近方向の案内成分が少なくなり、操作レバーが選択経路の所定の中間部に到達すると、可動部材に作用する前記遠近方向の案内成分が多くなるように形成すれば、操作レバーを選択経路の一端部側又は他端部側で操作している間は、操作レバーの操作にかかわらず、バネの作用による操作抵抗が小さい状態又は大きい状態で一定又は略一定となり、操作レバーが選択経路の所定の中間部に到達すると、操作レバーの操作に応じて、バネの作用による操作抵抗が小さい状態から大きい状態又は大きい状態から小さい状態に変化する。
逆に、ガイド部を、操作レバーを選択経路の一端部側又は他端部側で操作している間は、可動部材に作用する前記遠近方向の案内成分が多くなり、操作レバーが選択経路の所定の中間部に到達すると、可動部材に作用する前記遠近方向の案内成分が少なくなるように形成すれば、操作レバーを選択経路の一端部側又は他端部側で操作している間は、操作レバーの操作に応じて、バネの作用による操作抵抗が小さい状態から大きい状態又は大きい状態から小さい状態に変化し、操作レバーが選択経路の所定の中間部に到達すると、操作レバーの操作にかかわらず、バネの作用による操作抵抗が一定又は略一定となる。
つまり、前者及び後者の構成にかかわらず、操作レバーが所定の中間部に到達する際には、操作抵抗が、一定又は略一定の状態から変化する状態、又は、変化する状態から一定又は略一定の状態に変動することになり、これによって、操縦者は、操作レバーの操作位置を視認する手間を要することなく、操作レバーが選択経路における所定の中間部に到達したことを認識することができ、その所定の中間部に接続した操作経路の操作位置に操作レバーを無駄なく円滑に位置させることができる。
従って、操作レバーを、選択経路の一端部に設定した中立位置や選択経路の他端部及び所定の中間部にそれぞれ接続した操作経路の操作位置に、常に無駄なく円滑に操作できるようになり、結果、操作性の向上を図ることができる。
図1には作業車の一例であるトラクタの全体側面が示されており、このトラクタは、前部フレーム1や後部フレーム兼用のミッションケース2などによって車体フレーム3が構成され、車体フレーム3の前部側に防振搭載したエンジン4からの動力を、ミッションケース2に内装したギヤ式変速装置5などを介して左右一対の前輪6及び後輪7に伝達する四輪駆動型に構成されている。
ミッションケース2の後部には、ミッションケース2に内装した油圧式の昇降シリンダ(図示せず)の作動で上下方向に揺動駆動される左右一対のリフトアーム8や、エンジン動力の外部への取り出しを可能にする動力取出軸9、などが装備されている。
車体フレーム3の後部側には、搭乗ステップ10を敷設し、かつ、ステアリングホイール11や運転座席12などを備えて搭乗運転部13が形成され、その搭乗運転部13における運転座席12の後方箇所に、略門形の保護フレーム14が立設されている。
図示は省略するが、左右のリフトアーム8には、ミッションケース2の後部に昇降揺動可能に連結装備されるリンク機構が連結され、動力取出軸9には、そのリンク機構に連結されるロータリ耕耘装置などの作業装置に備えた入力軸が伝動軸などを介して接続される。
図1〜11に示すように、ギヤ式変速装置5は、ステアリングホイール11の左方に配備した変速レバー(操作レバーの一例)15の揺動操作に基づいて前進3段、後進1段の変速操作が行われるように、その変速操作軸16が2系統の連係機構17,18を介して操作連係されている。
変速レバー15は、ガイド板19に形成したガイド溝19Aに沿って揺動操作され、ガイド溝19Aは、上下向きの選択経路19aの上端部に中立位置Nが位置し、選択経路19aにおける下端部の後側に前進1速位置F1が位置し、選択経路19aにおける所定の中間部の後側に前進2速位置F2が位置し、選択経路19aにおける下端部の前側に前進3速位置F3が位置し、選択経路19aにおける所定の中間部の前側に後進位置Rが位置するように、横向きの略H形に形成されている。
変速操作軸16は、ミッションケース2の上部に左右向きに配備され、変速レバー15をガイド溝19Aの選択経路19aに沿って上下方向に揺動操作すると、その動作が2系統の連係機構17,18のうちの第1連係機構17を介して伝達されることで、その軸心X方向(左右方向)に摺動する。又、変速レバー15を選択経路19aと、前進1速位置F1、前進2速位置F2、前進3速位置F3、又は後進位置Rとにわたって前後方向に揺動操作すると、その動作が2系統の連係機構17,18のうちの第2連係機構18を介して伝達されることで、その軸心X周りに回動する。
図10に示すように、ギヤ式変速装置5は、変速操作軸16を左右方向に摺動させると、変速操作軸16に一体装備した操作軸20を、第1シフトフォーク21の係合凹部21Aに係合する状態と、第2シフトフォーク22の係合凹部22Aに係合する状態とに切り換えることができる。この切り換えは、第1シフトフォーク21の係合凹部21Aと第2シフトフォーク22の係合凹部22Aとが左右に並んで連通する、ギヤ式変速装置4の中立状態においてのみ行える。
図8及び図10に示すように、変速操作軸16には、変速操作軸16を右方向に摺動付勢する押しバネ23が外嵌され、この押しバネ23の付勢に抗して変速操作軸16を左方に摺動させると、操作軸20が第1シフトフォーク21の係合凹部21Aに係合する。
この係合状態で、変速操作軸16をその軸心X周りに前方向に回転させると、操作軸20が後方に向けて揺動するとともに、第1シフトフォーク21が前後向きの第1ガイド軸24に沿って後方に向けて摺動し、かつ、第1シフトフォーク21と一体摺動する第1シフトギヤ25が、前後向きの支軸26に沿って後方に向けて摺動して後方の前進低速ギヤ(図示せず)に噛合し、これによって、ギヤ式変速装置5の前進1速状態が現出される。
逆に、上記の係合状態で、変速操作軸16をその軸心X周りに後方向に回転させると、操作軸20が前方に向けて揺動するとともに、第1シフトフォーク21が第1ガイド軸24に沿って前方に向けて摺動し、かつ、第1シフトフォーク21と一体摺動する第1シフトギヤ25が、支軸26に沿って前方に向けて摺動して前方の前進高速ギヤ(図示せず)に噛合し、これによって、ギヤ式変速装置5の前進3速状態が現出される。
一方、押しバネ23の付勢方向である右方に変速操作軸16を摺動させると、操作軸20が第2シフトフォーク22の係合凹部22Aに係合する。
この係合状態で、変速操作軸16をその軸心X周りに前方向に回転させると、操作軸20が後方に向けて揺動するとともに、第2シフトフォーク22が前後向きの第2ガイド軸27に沿って後方に向けて摺動し、かつ、第2シフトフォーク22と一体摺動する第2シフトギヤ28が、支軸26に沿って後方に向けて摺動して後方の前進中速ギヤ(図示せず)に噛合し、これによって、ギヤ式変速装置5の前進2速状態が現出される。
逆に、上記の係合状態で、変速操作軸16をその軸心X周りに後方向に回転させると、操作軸20が前方に向けて揺動するとともに、第2シフトフォーク22が第2ガイド軸27に沿って前方に向けて摺動し、かつ、第2シフトギヤ28が、支軸26に沿って前方に向けて摺動して前方の後進ギヤ(図示せず)に噛合し、これによって、ギヤ式変速装置5の後進状態が現出される。
図2〜9及び図11に示すように、変速レバー15の基端部には、帯鋼板からなる前後の連係部材29,30、及び、ガイド板19のガイド溝19Aに挿通する丸鋼材からなる被ガイド杆31、などが一体装備され、その被ガイド杆31がガイド板19で操作案内されることによって、ガイド溝19Aに沿った揺動操作を行える。
ガイド板19は、ステアリングホイール11を支持する支持枠32の左下部にボルト連結した上部ブラケット33に溶接され、この上部ブラケット33には軸支用のボス34が溶接装備されている。
車体フレーム3における上部ブラケット33との対向箇所には、搭乗ステップ10から上部ブラケット33のボス34に向けて突出する軸支用のボス35を溶接装備した下部ブラケット36が連結されている。
上下のボス34,35は、それらにわたる上下向きの筒状連係軸37をその軸心Z周りに回動可能に支持する。
筒状連係軸37は、丸パイプ材からなる筒軸で、その上端部には、右上方に向けて延出するブラケット38が溶接され、その下端部には、右側方に向けて延出する第1揺動アーム39が溶接されている。
第1揺動アーム39には、その遊端部から搭乗ステップ10の上面に沿って後方に向けて延出する第1押引ロッド40が連結され、この第1押引ロッド40の後端部が、車体フレーム3の左側部に備えた左右向きの支軸41を支点にして前後方向に揺動する第2揺動アーム42に連結されている。
第2揺動アーム42は、後方に向けて延出する第3揺動アーム43と一体揺動し、この第3揺動アーム43には、その遊端部から後上方に向けて延出する第2押引ロッド44が連結され、この第2押引ロッド44の後端部が、変速操作軸16の左端部に一体装備した第4揺動アーム45に連結されている。
一方、ブラケット38は、その上部が前後の連係部38A,38Bを有する二股状に形成され、その後側の連係部38Bに、変速レバー15における後側の連係部材30が、連結ボルト46などを介して連結され、この連結によって、変速レバー15は、その連結ボルト46の軸心Yを中心とした上下揺動操作と、筒状連係軸37の軸心Zを中心とした前後揺動操作とが可能になり、変速レバー15の前後揺動操作に連動して筒状連係軸37がその軸心Z周りに回動する。
つまり、筒状連係軸37、ブラケット38、第1揺動アーム39、第1押引ロッド40、支軸41、第2揺動アーム42、第3揺動アーム43、第2押引ロッド44、及び第4揺動アーム45、などによって、変速レバー15の前後揺動操作に連動して、その揺動方向に対応する方向に、変速操作軸16をその軸心X周りに回動させる第2連係機構18が構成されている。
筒状連係軸37には、その軸心Zを共有する連係軸47が上下方向に相対摺動可能に、かつ、筒状連係軸37の相対回動を許容するように内嵌され、この連係軸47の上端部には、変速レバー15の各連係部材29,30に固設した連係ピン48が係入されるリング状の連係溝47Aが形成されている。
連係軸47は、その下端部から後下方に向けて延出する第1押引ロッド49が連結され、この第1押引ロッド49の後端部が、下部ブラケット36の左側部に備えた左右向きの支軸50を支点にして上下方向に揺動する第1揺動アーム51に連結されている。
第1揺動アーム51は、上方に向けて延出する第2揺動アーム52と一体揺動し、この第2揺動アーム52には、その遊端部から後方に向けて延出する第2押引ロッド53が連結され、この第2押引ロッド53の後端部が、車体フレーム3の左側部に備えた上下向きの回動軸54を支点として前後方向に揺動する第3揺動アーム55に連結され、この第3揺動アーム55は、回動軸54の上部から前方に向けて延出する第4揺動アーム56と一体揺動し、この第4揺動アーム56の遊端部が、変速操作軸16の左端部に形成したリング状の連係溝16Aに係入されている。
つまり、連係軸47、第1押引ロッド49、支軸50、第1揺動アーム51、第2揺動アーム52、第2押引ロッド53、回動軸54、第3揺動アーム55、及び第4揺動アーム56、などによって、変速レバー15の上下揺動操作に連動して、その揺動方向に対応する方向に、変速操作軸16をその軸心Xに沿って摺動させる第1連係機構17が構成されている。
そして、上記のように、第1連係機構17の連係軸47と第2連係機構18の筒状連係軸37とを、相対摺動可能かつ相対回動可能に外嵌した二重軸構造とすることで、それらの連係軸47,37を分散配備する場合に比較して、それらの配置に要する領域を小さくすることができ、これによって、ステアリングホイール11との持ち替え操作が行い易いステアリングホイール11の近傍に変速レバー15を配備するために、フロントパネル57で形成される比較的狭い空間に、ステアリング操作系などとともに、変速操作系である第1連係機構17及び第2連係機構18を通すようにしても、フロントパネル57を運転座席12側に寄せて立設する、あるいは、フロントパネル57を運転座席12側に向けて大きく膨出させる、などの手段を講じることなく、それらの間隔を比較的大きく確保することができ、その結果、操作性の向上を図り、良好な居住性を確保しながら、ステアリング操作系や変速操作系などの組み付けやメンテナンスを行い易くすることができる。
図2〜6及び図11に示すように、変速レバー15と上部ブラケット33との間には、変速レバー15を上方に向けて揺動付勢する押しバネ58が介装されており、この押しバネ58の付勢で、変速レバー15の被ガイド杆31が、ガイド板19におけるガイド溝19Aの中立位置N、前進1速位置F1、前進2速位置F2、前進3速位置F3、又は後進位置Rに接当することで、変速レバー15を、中立位置N、前進1速位置F1、前進2速位置F2、前進3速位置F3、及び後進位置Rに保持することができる。
図3〜6及び図11に示すように、変速レバー15の各連係部材29,30は、それらに固設した連係ピン48と連結ボルト46との間の位置に、それらの長手方向に沿う長孔29A,30Aが対向して穿設され、それらの長孔29A,30Aには、それらに沿った各連係ピン48に対する遠近方向への変位が可能となるように、丸鋼材からなる可動部材59が挿通装備され、各連係ピン48の外端部と可動部材59の両端部とにわたって、それぞれ引っ張りバネ60が架設されている。
一方、変速レバー15が連結されるブラケット38の各連係部38A,38Bには、変速レバー15の選択経路19aに沿った上下方向の揺動操作に伴って、可動部材59を、各連係ピン48に対する遠近方向に案内するガイド部としてのガイド孔38Cが穿設されている。
つまり、各連係部材29,30に穿設した長孔29A,30A、ブラケット38に穿設した一対のガイド孔38C、一対の連係ピン48、可動部材59、及び一対の引っ張りバネ60によって、選択経路19aに沿って変速レバー15を上下方向に揺動操作する際に操作抵抗を付与する操作抵抗付与手段61が構成されている。又、各連係ピン48を、対応する引っ張りバネ60の一端部が係止される係止部に兼用してある。
各ガイド孔38Cは、可動部材59に作用する各連係ピン48に対する遠近方向の案内成分を変化させる略S字状の湾曲案内部38aを有するように形成されている。具体的には、変速レバー15を選択経路19aの上端部から下端部に向けて操作するほど、可動部材59を各連係ピン48から離れる方向に案内し、かつ、変速レバー15を選択経路19aの上端部側又は下端部側で操作している間は、可動部材59に作用する各連係ピン48に対する遠近方向の案内成分が小さくなり、変速レバー15が選択経路19aの所定の中間部に到達すると、可動部材59に作用する各連係ピン48に対する遠近方向の案内成分が多くなるように形成されている。
この構成から、変速レバー15を、選択経路19aの上端部に位置する中立位置Nから、選択経路19aにおける所定の中間部に位置する前進2速位置F2及び後進位置Rに対する連通部に至るまでの間で上下方向に揺動操作している間は、変速レバー15の操作にかかわらず、操作抵抗付与手段61の作用による操作抵抗が小さい状態で略一定となる。
又、選択経路19aの下端部に位置する前進1速位置F1及び前進3速位置F3に対する連通部から、選択経路19aにおける前進2速位置F2及び後進位置Rに対する連通部に至るまでの間で上下方向に揺動操作している間は、変速レバー15の操作にかかわらず、操作抵抗付与手段61の作用による操作抵抗が大きい状態で略一定となる。
そして、変速レバー15が、中立位置Nから下方への操作で選択経路19aにおける所定の中間部に位置する前進2速位置F2及び後進位置Rに対する連通部に到達すると、変速レバー15の操作に応じて、操作抵抗付与手段61の作用による操作抵抗が小さい状態から大きい状態に急激に変化し、逆に、前進1速位置F1及び前進3速位置F3に対する連通部から上方への操作で選択経路19aにおける所定の中間部に位置する前進2速位置F2及び後進位置Rに対する連通部に到達すると、変速レバー15の操作に応じて、操作抵抗付与手段61の作用による操作抵抗が大きい状態から小さい状態に急激に変化することになる。
つまり、変速レバー15が選択経路19aの中立位置N(上端部)から前進2速位置F2及び後進位置Rに対する連通部(所定の中間部)に到達する場合には、操作抵抗付与手段61の作用によって、変速レバー15の操作荷重が急に重くなり、逆に、変速レバー15が前進1速位置F1及び前進3速位置F3に対する連通部(下端部)から前進2速位置F2及び後進位置Rに対する連通部(所定の中間部)に到達する場合には、変速レバー15の操作荷重が急に軽くなることから、操縦者は、変速レバー15の操作位置を視認する手間を要することなく、変速レバー15が選択経路19aにおける前進2速位置F2及び後進位置Rに対する連通部(所定の中間部)に到達したことを容易に認識することができ、その連通部から前進2速位置F2又は後進位置Rへの変速レバー15の操作を無駄なく円滑に行うことができる。
図2、図8及び図9に示すように、変速操作軸16に一体装備した第4揺動アーム45の遊端部には、変速操作軸16と平行に並ぶ規制ピン62が、変速操作軸16と左右方向に一体摺動し、かつ、変速操作軸16を支点にして第4揺動アーム45と一体揺動するように溶接されている。
一方、車体フレーム3において、第1連係機構17の回動軸54を支持するブラケット63には、規制ピン62の挿通を許容する貫通孔64aが右壁部64Aに穿設された平面視略U字状の規制板64が立設されている。
規制ピン62は、変速レバー15の上下方向への揺動操作で、変速レバー15の被ガイド杆31が、選択経路19aにおける前進2速位置F2及び後進位置Rに対する連通部から中立位置N側に外れるのに伴って、規制板64の貫通孔64aに挿通し、選択経路19aにおける中立位置N側から前進2速位置F2及び後進位置Rに対する連通部に到達するのに伴って、規制板64の貫通孔64aから離脱するように設定されている。
つまり、規制ピン62と規制板64によって、変速レバー15の被ガイド杆31が、選択経路19aの中立位置Nから前進2速位置F2及び後進位置Rに対する連通部に至るまでの間において、変速操作軸16がその軸心X周りに回動することを確実に規制する規制機構65が構成されており、これによって、選択経路19aでの被ガイド杆31に対する前後方向の融通などに起因して、変速操作軸16がその軸心X周りに回動して、ギヤ式変速装置5が中立状態から前進2速状態又は後進状態に変速操作される虞を確実に防止することができる。
規制板64の左壁部64Bは、規制機構65による規制が解除された際の規制ピン62との接触を回避できる形状に形成されるとともに、その外側面に、変速レバー15の後進位置への揺動操作に連動して、変速操作軸16がその軸心X周りに後方向に回転する場合にのみ、規制ピン62によってオン操作されるバックアップスイッチ66が装備されている。
バックアップスイッチ66は、オン操作された際のオン信号を車体に備えたマイクロコンピュータからなる制御装置67に出力し、制御装置67は、バックアップスイッチ66からのオン信号に基づいて、昇降シリンダに対する作動油の流動を制御する制御弁68の作動を制御して、左右のリフトアーム8を所定の上限位置まで自動上昇させるように構成されている。
そして、変速操作軸16に一体装備した規制ピン62でバックアップスイッチ66を操作するように構成したことで、バックアップスイッチ66の位置調節などを行わなくても、変速操作軸16の動作でギヤ式変速装置5の後進状態が現出される場合には、規制ピン62によってバックアップスイッチ66が必ずオン操作されることになって、左右のリフトアーム8を所定の上限位置に向けて確実に自動上昇させることができ、結果、この自動バックアップ機能を成立させる際の組み付け性の向上を図ることができる。
図示は省略するが、左右のリフトアーム8の昇降操作は、搭乗運転部13に備えた昇降操作用の操作具の操作などに基づいて、制御装置67が制御弁68の作動を制御することで行える。
図8〜10に示すように、変速操作軸16は、その外周面に単一の円錐状の凹部16Bが形成されている。ミッションケース2には、変速操作軸16が、ギヤ式変速装置5の中立状態を現出する回動姿勢で、所定の右端位置に到達している場合にのみ、変速操作軸16の凹部16Bに検出部69Aが係入することでオン状態に切り換わり、その凹部16Bから検出部69Aが離脱して変速操作軸16の周面に接触することでオフ状態に切り換わる中立検出スイッチ69が装備されている。
図示は省略するが、中立検出スイッチ69は、オン状態に切り換わることでエンジン始動回路への通電を許容し、オフ状態に切り換わることでエンジン始動回路への通電を阻止する。
つまり、変速操作軸16の凹部16Bと中立検出スイッチ69によって、変速操作軸16が、所定の回動姿勢まで回動してギヤ式変速装置5の中立状態を現出した状態で、所定の右端位置に到達した場合にのみ、エンジン4の始動を許容する始動牽制機構70が構成されており、これによって、エンジン4の始動に伴って車体が不測に走行を開始する虞を防止することができる。
又、変速操作軸16は、所定の右端位置に到達した状態では、前述した規制機構65の作用によって、ギヤ式変速装置5の中立状態を現出する所定の回動姿勢に保持されることから、エンジン4の始動に伴って車体が走行を開始する虞をより確実に防止することができ、更に、変速操作軸16を所定の右端位置に到達させた中立状態では、必ず、中立検出スイッチ69の検出部69Aが変速操作軸16の凹部16Bに係入して、中立検出スイッチ69がオン状態に切り換わることから、エンジン4の始動を確実に行える。
尚、変速レバー15と変速操作軸16とは、変速レバー15の中立位置Nが変速操作軸16の所定の右端位置に対応するように操作連係されている。
〔別実施形態〕
〔1〕作業車としては、コンバインや田植機などの農用作業車や、バックホーやホイールローダなどの建設用作業車、あるいは、草刈機などであってもよい。
〔2〕操作レバー15としては、静油圧式などの無段変速装置を変速操作する変速レバー、作業装置の駆動速度を変速する作業用の変速レバー、あるいは、作業装置を昇降操作する昇降レバーなどであってもよい。
〔3〕操作レバー15としては、運転座席12の横側方などに配備されるものであってもよい。
〔4〕選択経路19aの両端部と所定の中間部のそれぞれに配置される所定の操作位置としては種々の変更が可能である。例えば、選択経路19aの一端部に中立位置Nを、選択経路19aにおける他端部の後側に後進位置Rを、選択経路19aにおける所定の中間部の前側に前進1速位置F1を、その所定の中間部の後側に前進2速位置F2を、それぞれ配置するようにしてもよく、又、選択経路19aにおける一端部の前側に前進1速位置F1を、その一端部の後側に前進2速位置F2を、選択経路19aにおける他端部の後側に後進位置Rを、選択経路19aにおける所定の中間部の前側に前進3速位置F3を、その所定の中間部の後側に前進4速位置F4を、それぞれ配置するようにしてもよい。
〔5〕選択経路19aの一端部に中立位置Nを、選択経路19aにおける他端部の前側に高速前進変速領域を、選択経路19aにおける所定の中間部の前側に低速前進変速領域を、その所定の中間部の後側に後進変速領域を、それぞれ配置するようにしてもよい。
〔6〕係止部48と可動部材59とにわたって架設するバネ60として押しバネやつる巻きバネなどを採用してもよい。
〔7〕可動部材59を案内するガイド部38Cを、溝や切り欠き又は専用部材などで形成するようにしてもよい。
〔8〕ガイド孔38Cを、変速レバー15を選択経路19aの上端部側又は下端部側で操作している間は、可動部材59に作用する各連係ピン48に対する遠近方向の案内成分が多くなり、変速レバー15が選択経路19aの所定の中間部に到達すると、可動部材59に作用する各連係ピン48に対する遠近方向の案内成分が小さくなるように形成してもよい。
トラクタの全体側面図 変速操作構造の側面図 変速操作構造における変速レバー付近の背面図 変速操作構造における変速レバー付近の分解斜視図 変速操作構造における変速レバー付近の縦断背面図 変速操作構造における変速レバー付近の横断平面図 変速レバーの操作経路を示す図 変速操作構造における変速操作軸付近の横断平面図 変速操作構造における変速操作軸付近の縦断側面図 変速操作構造における変速操作軸付近の縦断正面図 操作抵抗付与手段の構成を示す要部の縦断背面図
15 操作レバー
17 連係機構
18 連係機構
19a 選択経路
29 連係部材
30 連係部材
37 筒状連係軸
38 ブラケット
38C ガイド部
47 連係軸
47A 連係溝
48 連係ピン
59 可動部材
60 バネ
F1 操作位置
F2 操作位置
F3 操作位置
中立位置(操作位置)
操作位置
横軸心
縦軸心

Claims (2)

  1. 操作レバーの各操作位置への選択操作を可能にする少なくとも2つの操作経路とこれらの操作経路を接続する選択経路を備えてある作業車の操作構造であって、
    縦軸心周りに回動自在に装備した筒状連係軸の上部にブラケットを固定し、このブラケットに、前記操作レバーの基部に備えた連係部材を横軸心周りに揺動自在に支持させて、前記操作レバーを、前記筒状連係軸に対する前記横軸心周りでの揺動操作によって前記選択経路に沿って移動し、前記縦軸心周りでの揺動操作によって前記操作経路に沿って移動するように構成し、
    前記筒状連係軸に、上部にリング状の連係溝を形成した連係軸を、前記縦軸心に沿う方向に相対摺動可能に、かつ、前記縦軸心周りに相対回動可能に内嵌し、前記連係溝に、前記連係部材に固設した連係ピンを係入して、前記操作レバーの前記横軸心周りでの動作のみを前記連係軸に伝えることにより、前記操作レバーの動作を伝える連係機構を、前記操作レバーの前記横軸心周りでの揺動操作に連動して前記連係軸が前記縦軸心に沿う方向に移動し、前記操作レバーの前記縦軸心周りでの揺動操作に連動して前記筒状連係軸が前記縦軸心周りに回動する二重軸構造に構成し、
    前記操作位置のうちの中立位置を、前記選択経路での前記操作経路との接続箇所から外れた位置に設定し、
    前記連係部材に、前記連係ピンに対して遠近方向に変位可能な可動部材を備え、前記連係ピンと前記可動部材とにわたってバネを架設し、前記ブラケットに、前記選択経路での前記操作レバーの前記中立位置から離れる方向への前記横軸心周りの揺動操作に伴って、前記バネの付勢に抗して前記連係ピンから離れる方向に前記可動部材を案内するガイド部を形成して、前記可動部材と前記バネと前記ガイド部によって前記操作レバーを前記中立位置に付勢するように構成し、かつ、前記可動部材と前記バネと前記ガイド部とが前記筒状連係軸と前記縦軸心周りに一体回動するように構成してある作業車の操作構造。
  2. 前記選択経路の一端部に前記中立位置を設定し、前記選択経路の他端部と所定の中間部に前記操作経路を接続し、前記操作レバーが前記選択経路の前記中間部に到達する際に、前記ガイド部の前記可動部材に対する前記遠近方向の案内成分が変化するように前記ガイド部を形成することにより、前記操作レバーが前記選択経路の前記中間部に到達する際に前記操作レバーの操作抵抗が変動して、前記操作レバーが前記選択経路の前記中間部に到達したことを操縦者に認識させるように構成してある請求項1記載の作業車の操作構造。
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