JP5006016B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、フェンダ上のレバー溝から突出させて設けた、レバーガイド上に連設するPTO変速レバーと、レバーガイドを係合させる、エンジンからの回転動力をこの回転方向と同じ方向に変速部材を介してPTO軸に伝達する変速部材に継設する正回転側リンク部材と、レバーガイドを係合させる、エンジンからの回転動力を、この回転方向とは逆方向に回転させる変速部材を介してPTO軸に伝達する変速部材に継設する逆回転側リンク部材とを備える作業車両に関し、より詳細には、レバーガイドの下端部に、弾性部材と、外筒を介して係合部材とを備えるとともに、外筒の両側方に、正回転側リンク部材に連係するアームと、逆回転側リンク部材に連係するアームと、係合部材の摺動を規制するガイド板とを備え、係合部材を、正回転側リンク部材に連係するアームの中央に、車両上下方向および前後方向に設けたガイド溝と、ガイド板の中央に、車両上下方向および前後方向に設けたガイド溝とに嵌入させることに関する。
図11は、従来の作業車両として一例を示すホイール式トラクタの、運転席近傍の左側面図である。このトラクタ71は、操向ハンドル72の後部に座席73が配置され、該座席73の左右には、左右フェンダ74が立設される。そして、左側のフェンダ74にレバーガイド75を付設し、該レバーガイド75に、主変速レバー76とPTO変速レバー77と副変速レバー78などの主要レバーを集中的に配置させることにより、オペレータは、この範囲のみでレバー操作をして、オペレータが姿勢を崩すことなく変速操作ができ、オペレータの疲労軽減と、操作の確実性が得られる(特許文献1)、という。
特開平8−48168号公報
しかし、このような位置に配置されるPTO変速レバーをオペレータが操作する際、このPTO変速レバーを左右に倒すことにより、エンジンからの回転動力をPTO出力軸に前記回転動力と同方向である正回転で伝達する場合と、前記回転動力とは逆回転で伝達する場合とに切り換えるので、PTO変速レバーのレバーガイド幅を広く設ける必要があり、運転室などをコンパクトにすることができないという問題があった。さらには、座席両側部に設けたアームレストを倒してオペレータが使用する際に、このアームレストと、PTO変速レバーとの隙間が狭くなり、PTO変速レバーの左右方向の操作スペースが制約されるため、前記したPTO出力軸に伝達する正回転と逆回転との切換操作を確実に行うことができないという問題もあった。
そこで、この発明の目的は、PTO変速レバーの操作性を改善して、作業性を向上させた作業車両を提供するものである。
このため、請求項1に記載の発明は、フェンダ上のレバー溝から突出させて設けた、レバーガイド上に連設するPTO変速レバーと、前記レバーガイドを係合させる、エンジンからの回転動力を該回転方向と同じ方向に変速部材を介してPTO軸に伝達する前記変速部材に継設する正回転側リンク部材と、前記レバーガイドを係合させる、前記エンジンからの回転動力を、該回転方向とは逆方向に回転させる前記変速部材を介して前記PTO軸に伝達する前記変速部材に継設する逆回転側リンク部材と、を備える作業車両において、
前記レバーガイドの下端部に、弾性部材と、外筒を介して係合部材と、を備えるとともに、前記外筒の両側方に、前記正回転側リンク部材に連係するアームと、前記逆回転側リンク部材に連係するアームと、前記係合部材の摺動を規制するガイド板と、を備え、前記係合部材を、前記正回転側リンク部材に連係するアームの中央に、車両上下方向および前後方向に設けたガイド溝と、前記ガイド板の中央に、車両上下方向および前後方向に設けたガイド溝と、に嵌入させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両において、前記逆回転側リンク部材に連係するアームは、上端部を開口した車両上下方向の切込部を有し、前記PTO変速レバーの操作により前記PTO軸を逆回転させるときにのみ、前記係合部材が前記切込部に嵌入することを特徴とする
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両において、前記PTO変速レバーを中立位置にしたときのみ、前記PTO変速レバーを上下方向に回動可能とするとともに、前記弾性部材は、付勢力を調節可能とする調節部材を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、フェンダ上のレバー溝から突出させて設けた、レバーガイド上に連設するPTO変速レバーと、レバーガイドを係合させる、エンジンからの回転動力をこの回転方向と同じ方向に変速部材を介してPTO軸に伝達する変速部材に継設する正回転側リンク部材と、レバーガイドを係合させる、エンジンからの回転動力を、この回転方向とは逆方向に回転させる変速部材を介してPTO軸に伝達する変速部材に継設する逆回転側リンク部材とを備える作業車両において、レバーガイドの下端部に、弾性部材と、外筒を介して係合部材とを備えるとともに、外筒の両側方に、正回転側リンク部材に連係するアームと、逆回転側リンク部材に連係するアームと、係合部材の摺動を規制するガイド板とを備え、係合部材を、正回転側リンク部材に連係するアームの中央に、車両上下方向および前後方向に設けたガイド溝と、ガイド板の中央に、車両上下方向および前後方向に設けたガイド溝とに嵌入させるので、従来のようにPTO変速レバーを車両進行方向に対して左右方向に倒してPTO軸の回転方向の切換操作を行う必要がなく、PTO変速レバーを上下方向に摺動させることでPTO軸の回転方向を切換えることができる。従って、PTO変速レバーの余分な操作スペースを必要とせず、アームレストを倒して使用する場合でも確実にPTO軸の回転方向を切換えることができ、PTO変速レバーの操作性を向上させ、作業性を向上させた作業車両を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、逆回転側リンク部材に連係するアームは、上端部を開口した車両上下方向の切込部を有し、PTO変速レバーの操作によりPTO軸を逆回転させるときにのみ、係合部材が切込部に嵌入するので、PTO軸の正回転と逆回転との切換操作を確実に行うことができる。従って、PTO変速レバーの操作性を向上させた作業車両を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、PTO変速レバーを中立位置にしたときのみ、PTO変速レバーを上下方向に回動可能とするとともに、弾性部材は、付勢力を調節可能とする調節部材を備えるので、オペレータの操作ミスを防ぎ、PTO軸の正回転と逆回転との切換操作を確実に行うことができる。また、PTO変速レバーを上下方向に摺動させてPTO軸の回転方向を切換える際、PTO変速レバーの押圧をオペレータの好みの押圧にすることができる。従って、PTO変速レバーの操作性を向上させた作業車両を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明を実施するための最良の形態について詳述する。
図1(a)は、本発明に係る作業車両の一例であるホイール式トラクタの側面図、図1(b)は、同ホイール式トラクタの平面図、図2は同トラクタのキャビン内を後方より見た斜視図、図3はトラクタのPTO動力伝達機構を示す側面断面図、図4はトラクタの油圧変速機構を示す側面断面図である。
この例のトラクタ1は、車体フレーム2前後の車軸3,4にそれぞれ枢支される前輪5および後輪6を備え、前輪5の上方にボンネット7を形成し、その内側には原動機部としてのエンジン8およびエンジン8の後部にクラッチハウジング9が配置され、さらにこのクラッチハウジング9の後部にはミッションケース10が配設されており、エンジン8からの動力が前輪5および後輪6に伝達される。そして、ボンネット7の後部に連続してキャビン11を設けてもよい。
キャビン11内には、車両操作部として、クラッチペダル12、ブレーキペダル13などの操作ペダル、ステアリングハンドル14、運転席15などが設けられる。また、運転席15の両側にはアームレスト16を備え、このアームレスト16の両側方に有する左右フェンダ17には、例えば、主変速レバー18、副変速レバー19、PTO変速レバー20などの各種操作レバーがレバー溝17aから突出させて備えられる。そして、キャビン11の外周はそれぞれフロントガラス21、リヤガラス22、ドア23、屋根24などを取付けてもよい。また、キャビン11の下方には、運転者がキャビン11に乗降するための昇降ステップ25を車体フレーム2に固定して取り付けられる。
そして、エンジン8からの動力は、ミッションケース10後端から突出したPTO軸26に伝達され、このPTO軸26から図示しないユニバーサルジョイントや作業機装着装置27などを介して車両後端に装着された不図示の作業機を駆動させる。なお、符号hは油圧変速機構(HST機構)、符号pはPTO動力伝達機構である。
まず、PTO動力伝達機構pについて図3を用いて説明する。エンジン8からの動力が伝達される入力軸28の後端位置に入力ギア29が刻設される。また、入力ギア29よりも、さらに後端にPTO3速係合爪30が構成される。この入力ギア29に対してカウンター軸31上に係合ギア32が噛合しており、該係合ギア32はPTO逆転軸33上のギア34と噛合している。また、該PTO逆転軸33上のギア35が入力軸28の後端部分に遊嵌されたギア36と噛合している。そして、該ギア36にPTO逆転係止爪37が刻設されている。また、入力軸28の後端に軸受された同一軸心のPTO変速軸38の外周に、スプラインが刻設されており、該スプラインにPTOスライダー39(変速部材)が摺動可能に係合される。また、PTO変速軸38の後部には、PTO2速ギア40が遊嵌されており、該PTO2速ギア40の前端位置にPTO2速係合爪41が刻設される。また、PTO2速ギア40のボス部にPTO1速係止爪42が遊嵌されており、該PTO1速ギア43に内向きに、PTO1速係止爪42が刻設される。該PTO1速ギア43は、カウンター軸31上の係合ギア44と噛合し、PTO2速ギア40は、カウンター軸31上の係合ギア45と噛合される。
そして、入力軸28からの回転が、入力ギア29からカウンター軸31上の係合ギア32に伝達され、該カウンター軸31後部の係合ギア44と係合ギア45は、PTO変速軸38上のPTO1速ギア43とPTO2速ギア40と噛合している。また、PTO逆転軸33上のギア34が、カウンター軸31上の係合ギア32と噛合しており、PTO逆転軸33のもう1枚のギア35が逆回転を逆転ギア36に伝達している。また、PTO変速軸38上に遊嵌された逆転ギア36にPTO逆転係止爪37が設けられている。そして、PTOスライダー39は、PTO変速軸38上のスプライン部に係合して前後に摺動可能としている。該PTOスライダー39は、外周の前後端部にPTO逆転係止爪部39aと、PTO2速係止爪部39bとを刻設しており、外周の中央部は、PTO変速レバー20に継設した後述するリンク部材に連係する不図示のPTOシフターが嵌入する溝部39cが設けられる。またPTOスライダー39の内周の前後端には、PTO3速係合爪部39dと、PTO2速係合爪部39eとが刻設されている。
ここで、PTO変速レバー20を逆転位置に回動させると、後述する逆回転側リンク部材および前記PTOシフターを介してPTOスライダー39が最前端位置へ摺動され、エンジン8からの動力は、入力軸28の入力ギア29からカウンター軸31の係合ギア32を経て、PTO逆転軸33上のギア34とギア35を回転させ、該ギア35と噛合した逆転ギア36が回転する。そして該逆転ギア36の内側に刻設したPTO逆転係止爪37が、PTO逆転係止爪部39aと噛合して、エンジン8などの回転動力とは逆回転の動力がPTOジョイント軸45などを介してPTO軸26に伝達される。このとき、該PTO逆転係止爪37とPTO逆転係止爪部39aが噛合した状態では、逆転ギア36はPTO3速係合爪30と係合しない位置の前方に位置しており、PTO3速係合爪30はPTO3速係合爪部39dとPTO2速係合爪部39eとの間に位置して非係合状態とされる。またPTO2速係止爪部39bも非係合状態とされる。PTO2速係合爪部39eはPTO変速軸38上のスプラインと係合状態で動力伝達している。
また、PTO変速レバー20をPTO3速の位置に回動させると、後述する正回転側リンク部材および前記PTOシフターを介してPTOスライダー39が最前端の逆転の位置から後退し、PTO逆転係止爪部39aとPTO逆転係止爪37の係合状態は解除され、PTO3速係合爪部39dとPTO3速係合爪30が係合する。この状態において、PTO2速係合爪部39eはスプライン係合しているが、他の爪とは噛合していない。また、PTO逆転係止爪部39aとPTO2速係止爪部39bも非係合状態となっている。これにより、PTO3速係合爪30の、エンジン8の回転動力と同じ方向(正回転)の回転動力が逆転ギア36からPTOスライダー39に伝達され、PTO2速係合爪部39eからPTO変速軸38に伝達される。そして、PTO変速レバー20をPTO2速の位置に回動させると、前述同様リンク部材およびPTOシフターを介してPTOスライダー39がさらに後方へ後退し、逆転ギア36はPTO変速軸38のスプラインと係合状態で、PTO2速係合爪部39eがスプラインから外れて、PTO2速ギア40のPTO2速係合爪41と噛合した状態となる。このとき、PTO逆転係止爪部39aとPTO2速係止爪部39bは非係合状態である。さらに、PTO変速レバー20をPTO1速の位置に回動させると、前記リンク部材およびPTOシフターを介して、PTOスライダー39がさらに後方へ移動し、PTO2速係合爪41はPTO3速係合爪部39dとPTO2速係合爪部39eとの間で非係合状態となり、PTO2速係止爪部39bがPTO1速ギア43のPTO1速係止爪42と噛合状態となる。逆転ギア36はPTO変速軸38のスプラインと係合している。
以上の構成により、PTOの逆転,3速,2速,1速の合計4段の変速回転がすべてPTO変速軸38に伝達される。該PTO変速軸38はPTOジョイント軸46と不図示のPTO減速軸を介してPTO軸26に伝達される。
さらに、本発明に係るトラクタ1では、機体の走行速度などを変速させる直進用の油圧変速機構(HST機構)hが、クラッチハウジング9の前部に配設される。このHST機構hは、図4に示すように、油圧式のHSTポンプ47と油圧式のHSTモータ48とで構成されている。該HSTポンプ47とHSTモータ48とは、例えば上下に並設(機体前後に分割配置してもよい)され、これらHSTポンプ47およびHSTモータ48のそれぞれ後端部には、センターセクション49が配置されている。
このHSTポンプ47は、駆動軸47aと、該駆動軸47aが挿嵌され駆動軸47aとともに回動するシリンダブロック47bと、該シリンダブロック47bに摺動自在に挿嵌されたプランジャ47cと、該プランジャ47cに当接した可動斜板47dと、該可動斜板47dに連結された一端部にピン軸47fを有する操作アーム47eの中途部に設けられたトラニオン軸47gとから構成された可変容量型とされる。可動斜板47dは、プランジャ47cの摺動量を規制し、該HSTポンプ47における作動油の吐出量が調節可能とされる。センターセクション49には不図示の油路が設けられており、HSTポンプ47より作動油が該油路を介してHSTモータ48に供給される。
そして、HSTモータ48は、HSTポンプ47と同様にセンターセクション49に挿嵌され、一端をクラッチハウジング9により回動自在に支持された出力軸48aと、該出力軸48aが挿嵌され該出力軸48aとともに回動するシリンダブロック48bと、該シリンダブロック48bに摺動自在に挿嵌されたプランジャ48cと、該プランジャ48cに当接した固定斜板48dとから構成される。
上記の構成により、エンジン8などからの駆動力が駆動軸47aに入力され、HSTポンプ47が駆動される。そして、HSTポンプ47の駆動により該HSTポンプ47から吐出された作動油がセンターセクション49を介してHSTモータ48に供給されて、該作動油の流出入によりHSTモータ48が駆動し、HSTモータ48の駆動力が出力軸48aに伝達される。
また、主変速レバー18の枢支部には、例えばポテンショメータなどの検出器50 が配設され、この主変速レバー18の回動操作位置を検出できるようにしている。一方、HSTモータ48の出力軸48a近傍などにも、この出力軸48aの回転量や回転方向を検出する検出器51が設けられ、これら検出器50,51は、不図示のコントローラに電気的に接続されており、このコントローラは、主変速レバー18の操作位置や検出器50,51の検出値をもとに、オペレータによって主変速レバー18で指示される車速となるよう、不図示のアクチュエータによりトラニオン軸47gを介してHSTポンプ47の可動斜板47dの傾斜角度を調節し、HSTポンプ47から吐出される作動油の吐出流量が増減される。
そして、オペレータが主変速レバー18を前進側(例えば機体前方方向)に操作すると、HSTポンプ47から主変速レバー18の回動操作量に応じた吐出流量の作動油が、HSTモータ48へ送り込まれる。このHSTモータ48は、前記流体圧を受けて駆動され、その出力が前輪5または後輪6の車軸3,4へ伝えられて、車両を前進方向へ走行させる。一方、オペレータが主変速レバー18を中立位置に回動操作すると、HSTポンプ47からの作動油の吐出がなくなり、HSTモータ48への流体圧伝達は停止される。また、主変速レバー18を後退側(例えば機体後方方向)に回動操作すると、HSTポンプ47から主変速レバー18の回動操作量に応じた、前述の前進側とは逆方向である吐出流量の作動油が、HSTモータ48へ送り込まれ、該HSTモータ48はこの流体圧を受けて前述の前進側とは逆方向に駆動され、その出力が前輪5または後輪6の車軸3,4へ伝えられ、車両を後退方向へ走行させる。このように主変速レバー18の回動位置によって車速が自動制御される構成にしてもよい。
しかし、上述したHST機構hのみによる車軸への駆動力伝達では、作動油の全容量がHSTポンプ47自体の大きさで決定され、主変速レバー18での変速操作を高速域にした場合、取付けスペースや車体重量、燃費などを考慮して設けられた適度な大きさのHSTポンプ47では、作動油の吐出量に限界を生じるため、HSTモータ48の出力軸48aの回転数が上限以上にならないため、主変速レバー18の高速域に応じた車速にならず、動力伝達の効率が悪くなる。このため、変速機構を、前記高速域でのエンジン8からの動力伝達をHST機構hを介さない機械駆動とし、中・低速域で用いるHST機構hと併用する、油圧―機械式変速機構(HMT機構)を、トラクタ1に備えてもよい。
このHMT機構は、公知技術であるため詳細を図示しないが、例えば、HST機構46であるHSTポンプ47の入力軸47aに有する不図示のギアなどと、不図示の副変速軸などに連係する不図示のギアなどとの間に設けられた、主変速レバー18に連動する油圧式の図示しないHMTクラッチにより作動され、主変速レバー18での変速操作を高速域にした場合、前記検出器による主変速レバー18の回動位置の情報に基づいて、前記コントローラの制御により前記HSTクラッチの接続を遮断してHSTモータ48の出力軸48aと、前記副変速軸との連動を遮断するとともに、前記HMTクラッチを接続させてHSTポンプ47の入力軸47aと、前記副変速軸とを連動させる。このため、前記高速域においては、エンジン8からの駆動力がHST機構hを通らずに直接前記副変速軸に入力され、不図示の前後輪デフ装置を介して車軸3,4などに伝達し、車体を主変速レバー18の高速域に応じた車速で走行させることが可能となり、高速域の駆動力を車軸に効率よく伝達することができる。なお、前記HMTクラッチの接続により、HSTポンプ47の入力軸47aの駆動力と、HSTモータ48の出力軸48aの駆動力とを不図示の後輪デフ装置に入力し、この後輪デフ装置内で合成された両駆動力を、前記副変速軸などに伝達する構成にしてもよい。
なお、車体を中低速走行に戻す場合は、上述した操作とは逆に主変速レバー18を中低速域にすると、前記検出器による主変速レバー18の回動位置の情報に基づいて、前記コントローラの制御などにより、前記HMTクラッチの接続を遮断し、前記HSTクラッチを接続させ、エンジン8からの動力を、HST機構46を介して前記副変速軸などから車軸3,4に伝達する結果、車体が中低速走行される。
次に、本願発明のPTO変速レバーについて、その具体的構成を説明する。図5は、PTO変速機構を示す右側面図、図6はPTO変速機構の背面模式図、図7は逆回転側リンク部材に継設するアームを拡大した側面模式図、図8は正回転側リンク部材に継設するアームを拡大した側面模式図、図9はガイド板を拡大した側面模式図、図10はレバーガイドに有するPTO変速レバーを拡大した平面模式図である。
PTO変速機構52は、図5〜6に示すように、フェンダ17上のレバー溝17aから突出させて設けたPTO変速レバー20の下部に、下端部を略水平状(傾斜させてもよい)に屈曲させた水平部53aを有するレバーガイド53が設けられ、このレバーガイド53の水平部53aの下部には、例えばアルミなどの金属からなる外筒54が取付けられる。さらに、外筒54の同じ高さ位置の中央近傍であって、外筒54の車両外側部と、車両内側部とに、例えばアルミなどの金属からなるパイプ状の係合部材56が水平状に固設される。なお、これら外筒54および係合部材56は金属製に限られず、さらに係合部材56の形状もパイプ状に限定されない。
また、この外筒54内のスペースであって、レバーガイド53の水平部53aの下端部と、不図示のPTOシフターを介してPTOスライダー39に連係されるリンク機構57を構成する回転軸57a上に設けたステー58との間には、バネなどの弾性部材59が取付けられる。そして、レバーガイド53の水平部53aの中央近傍に設けられた貫通穴53bに、弾性部材59の上端部に接触させて弾性部材59の付勢力およびストロークを調節するボルトなどの調節部材58が設けられる。
そして、ステー58を挟むようにして、ステー58の両側方であって、回転軸57a上には、リンク機構57を構成する、PTO軸26を逆回転させるために前記PTOシフターを介してPTOスライダー39(変速部材)を前述したように摺動させる逆回転側リンク部材57bに連係するアーム60と、PTO軸26を正回転させるとともに変速するための前記PTOシフターを介してPTOスライダー39(変速部材)を前述したように摺動させる正回転側リンク部材57cに連係する、アーム60の高さよりも高いアーム61と、さらにPTO変速レバー18およびレバーガイド53に連動する係合部材56の摺動方向をガイドするアーム61と略同一の高さを有するガイド板62とが固設される。なおアーム60,61およびガイド板62は金属もしくは樹脂などから構成してもよい。
このアーム60は、図7に示すようなプレートの上部に、上端部を開口させるとともに、下端部60aを有する上下方向の切込部60bが設けられ、この切込部60bの前後幅は係合部材56の前後幅に略等しいサイズを有する。なお、上下方向の切込部60bは、後述するPTO変速レバー20が中立位置(図7に示すN)にあるときに係合部材56が上下方向に摺動可能な位置に備えられる。
次いで、アーム61は、図8に示すようなプレートの上部中央近傍に、左側面視略逆L字形状のガイド溝61aが設けられる。このガイド溝61aの幅も係合部材56の前後幅に略等しいサイズを有する。また、上下方向のガイド溝61bの下端部から後方に向けてガイド溝61cが延設され、全体として左側面視略L字形状を有する。そして、アーム61のガイド溝61cの高さ位置は、アーム60の切込部60bの下端部の高さ位置に等しくするとともに、アーム61のガイド溝61bの上端部は、アーム60の切込部60bの上端部の高さ位置よりも高く構成される。なお、アーム61のガイド溝61bは、後述するPTO変速レバー20が中立位置(図8に示すN)にあるときに係合部材56が上下方向に摺動可能な位置に備えられる。
次に、ガイド板62は、図9に示すようなプレートの上部中央近傍に、左側面視略逆τ(タウ)字形状のガイド溝62aが設けられる。このガイド溝61aの幅も係合部材56の前後幅に略等しいサイズを有する。そして、アーム61のガイド溝61bの上端部の高さ位置に等しいガイド板62のガイド溝62a上端部は、前後方向のガイド溝62bを有し、このガイド溝62bの中央近傍から下方に向けて延設されたガイド溝62cの前後位置は、アーム60の切込部60bおよびアーム61のガイド溝61bそれぞれの前後位置に等しく、これら切込部60b、ガイド溝61bおよびガイド溝62cに嵌合した係合部材56が上下方向に摺動される。なお、ガイド板62のガイド溝62cは、後述するPTO変速レバー20が中立位置(図9に示すN)にあるときに係合部材56が上下方向に摺動可能な位置に備えられる。
さらに、ガイド板62のガイド溝62c下端部から後方向に向けてガイド溝62dが延設され、全体として左側面視略τ字形状を有している。そして、ガイド板62のガイド溝62dと、アーム61のガイド溝61cと、アーム60の切込部60bの下端部とは、それぞれ同じ高さ位置に有し、ガイド板62のガイド溝62dと、アーム61のガイド溝61cとに嵌合した係合部材56が前後方向に摺動される。
また、前述した弾性部材59の上下方向の長さは、これらアーム60の切込部60bの上下方向の長さ、アーム61のガイド溝61cの上下方向の長さ、およびガイド板62のガイド溝62cの上下方向の長さよりも長く構成される。
ここで、例えば、運転席15のオペレータがアームレスト16を倒して使用しながら図10に示すようにPTO変速レバー20を回動操作し、PTO軸26の回転数や回転方向を切り換えて、作業機を駆動させる際、まず、PTO軸26を正回転させるとともに、変速させる場合には、例えば、PTO変速レバー20が上方に上がった位置で、このPTO変速レバー20を後方向の1速および、前方向に順に中立(N)、2速、3速など前後方向にレバー溝17aの変速位置に合せて回動させ、前述したようにアーム61およびリンク機構57を介してPTOスライダー39を所望の変速位置に摺動させる。
このとき、PTO変速レバー20およびレバーガイド53が上下方向の上部に位置するため、係合部材56は、アーム61のガイド溝61aの上端であるガイド溝61bの上端およびガイド板62のガイド溝62aの上端であるガイド溝62bに嵌入されているが、アーム60の切込部60bの上方に係合部材56が位置するため、係合部材56はアーム60に接触せず、係合されない。
そして、例えばPTO軸26を1速にするとき、PTO変速レバー20を後方向に回動させると、レバーガイド53を介してアーム61のガイド溝61bに嵌入される係合部材56は、ガイド板62のガイド溝62bに沿って後方向に摺動するため、アーム61を後方向に回動させて回転軸57aおよび正回転側リンク部材57cなどを介してPTOスライダー39を1速位置に摺動させる結果、PTO軸26が1速で正回転される。
また、例えば、PTO軸26を2速または3速にするとき、PTO変速レバー20を前方向に回動させると、レバーガイド53を介してアーム61のガイド溝61bに嵌入される係合部材56は、ガイド板62のガイド溝62bに沿って前方向に摺動するため、アーム61を前方向に回動させて回転軸57aおよび正回転側リンク部材57cなどを介してPTOスライダー39を2速または3速位置に摺動させる結果、PTO軸26が2速または3速で正回転される。
次いで、PTO軸26を逆回転させる場合には、PTO変速レバー20を中立位置に回動させた後、オペレータは、アームレスト16とPTO変速レバー20との間の狭いスペースを気にすることなく、PTO変速レバー20を例えば下方向に弾性部材59を介して押圧し、レバーガイド53とともにPTO変速レバー20を押し下げる。このとき、ガイド板62に有する係合部材56は、ガイド溝62cの上端に位置するため、PTO変速レバー20はこの中立位置でのみ下方向へ押し下げることができる。従って、係合部材56は、アーム61のガイド溝61bと、ガイド板62のガイド溝62cとに沿って下方向に摺動され、係合部材56は、アーム60の切込部60b下端、アーム61のガイド溝61b下端およびガイド板62のガイド溝62c下端まで摺動される。
そして、PTO変速レバー20を前方へ回動させると、係合部材56は、アーム61のガイド溝61b下端からガイド溝61cに沿って後方のガイド溝61c後端、およびガイド板62のガイド溝62c下端からガイド溝62dに沿って後方のガイド溝62d後端に摺動させることで、アーム60の切込部60b下端に嵌入される係合部材56がアーム60を後方向(図7に示すR方向)へ回動させて、回転軸57aおよび逆回転側リンク部材57bなどを介してPTOスライダー39を逆回転位置に摺動させる結果、PTO軸26が逆回転される。
また、このとき、オペレータの好みによりPTO変速レバー20の押圧を調節することもできる。この場合、前述したボルトなどの調節部材58を工具や手で適宜緩めることにより、弾性部材59がその付勢力により上下方向に拡張し、PTO変速レバー20を下方へ押すために大きな力を必要とするため、操作感を有するPTO軸26の正回転と逆回転との切換を行うことができる。また、前述とは反対に、調節部材58を適宜締めることにより、弾性部材59が付勢力に抗して上下方向に収縮するため、オペレータは少しの力でPTO変速レバー20を下方へ押すことができ、PTO軸26の正回転と逆回転との切換を行うことができる。
なお、PTO軸26を逆回転から正回転の所望する回転数もしくは中立に戻すときは、上述とは逆にPTO変速レバー20を前方向に回動すると、係合部材56をアーム61のガイド溝61c後端からガイド溝61b下端、およびガイド板62のガイド溝62d後端からガイド溝62c下端まで摺動されるので、アーム60の切込部60b下端に有する係合部材56により、回転軸57a上を後方に傾斜させていたアーム60を回転軸57a上の垂直位置に戻し、回転軸57aおよびリンク部材57bなどを介してPTOスライダー39を摺動させ、PTO軸26の逆回転位置を解除するとともに、ガイド溝61bおよびガイド溝62cのそれぞれ下端に位置(中立位置)する係合部材56は、弾性部材59の付勢力によって上方に押し上げられるので、PTO変速レバー20をPTO軸26の正回転である所望の変速段に回動または中立位置のままにする。
以上の構成により、オペレータは、例えばアームレスト16を倒して使用する際、アームレスト16とPTO変速レバー20との間の左右幅の狭いスペースにおいても、PTO変速レバー20の操作を上下方向に摺動させるので、PTO軸26の正回転と逆回転との切換を確実に行うことができる。なお、PTO軸26の正回転から逆回転への切換は、上述してきたようなPTO変速レバー20を押し下げることに限定されず、アーム60,61やガイド板62の各ガイド溝およびリンク機構57などの配置を変えてPTO変速レバー20を押し上げる構造にしてもよい。さらには、PTO軸26の正回転でのPTO変速レバー20も上述のような変速回動位置に限定されない。
以上詳述したように、この例のトラクタ1は、フェンダ17上のレバー溝17aから突出させて設けた、レバーガイド53上に連設するPTO変速レバー20と、レバーガイド53を係合させる、エンジン8からの回転動力をこの回転方向と同じ方向にPTOスライダー39など(変速部材)を介してPTO軸26に伝達するPTOスライダー39などに継設する正回転側リンク部材57cと、レバーガイド53を係合させる、エンジン8からの回転動力を、この回転方向とは逆方向に回転させるPTOスライダー39などを介してPTO軸26に伝達するPTOスライダー39などに継設する逆回転側リンク部材57bとを備え、レバーガイド53の下端部に、弾性部材59と、外筒54を介して係合部材56とを備えるとともに、外筒54の両側方に、正回転側リンク部材57cに連係するアーム61と、逆回転側リンク部材57bに連係するアーム60と、係合部材56の摺動を規制するガイド板62とを備え、係合部材56を、正回転側リンク部材57cに連係するアーム61の中央近傍に設けたガイド溝61aと、ガイド板62の中央近傍に設けたガイド溝62aとに嵌入させるものである。加えて、逆回転側リンク部材57bに連係するアーム60は、上端部を開口した切込部60bを有し、PTO変速レバー20の操作によりPTO軸26を逆回転させるときにのみ、係合部材56が切込部60bに嵌入し、PTO変速レバー20を中立位置にしたときのみ、PTO変速レバー20を上下方向に回動可能とする。さらには、弾性部材59は、付勢力を調節可能とする調節部材58を備える。
また、上述の例では、作業機の一例としてのホイール式トラクタ(作業車両)について説明したが、この発明はこれに限定されるものではなく、クローラ式トラクタのほか、農作業機としてコンバインなど、また、建設作業機としてブルトーザなど、さらには除雪機などPTO変速機構を備えたあらゆる作業車両に適用することができる。
本発明に係る作業車両の一例であるホイール式トラクタの側面図(a)および平面図(b)である。 トラクタのキャビン内を後方より見た斜視図である。 トラクタのPTO動力伝達機構を示す側面断面図である。 トラクタの油圧変速機構(HST機構)を示す側面断面図である。 PTO変速機構を示す右側面図である。 PTO変速機構の背面模式図である。 逆回転側リンク部材に継設するアームを拡大した側面模式図である。 正回転側リンク部材に継設するアームを拡大した右側面模式図である。 ガイド板を拡大した右側面模式図である。 レバーガイドに有するPTO変速レバーを拡大した平面模式図である。 従来の作業車両としての一例を示すホイール式トラクタの、運転席近傍の左側面図である。
符号の説明
20 PTO変速レバー
53 レバーガイド
53a 水平部
53b 貫通穴
54 外筒
56 係合部材
57 リンク機構
57a 回転軸
57b 逆回転側リンク部材
57c 正回転側リンク部材
58 調節部材
59 弾性部材
60,61 アーム
60a 下端部
60b 切込部
61a,61b,61c,62a,62b,62c,62d ガイド溝
62 ガイド板

Claims (3)

  1. フェンダ上のレバー溝から突出させて設けた、レバーガイド上に連設するPTO変速レバーと、前記レバーガイドを係合させる、エンジンからの回転動力を該回転方向と同じ方向に変速部材を介してPTO軸に伝達する前記変速部材に継設する正回転側リンク部材と、前記レバーガイドを係合させる、前記エンジンからの回転動力を、該回転方向とは逆方向に回転させる前記変速部材を介して前記PTO軸に伝達する前記変速部材に継設する逆回転側リンク部材と、を備える作業車両において、
    前記レバーガイドの下端部に、弾性部材と、外筒を介して係合部材と、を備えるとともに、前記外筒の両側方に、前記正回転側リンク部材に連係するアームと、前記逆回転側リンク部材に連係するアームと、前記係合部材の摺動を規制するガイド板と、を備え、前記係合部材を、前記正回転側リンク部材に連係するアームの中央に、車両上下方向および前後方向に設けたガイド溝と、前記ガイド板の中央に、車両上下方向および前後方向に設けたガイド溝と、に嵌入させることを特徴とする作業車両。
  2. 前記逆回転側リンク部材に連係するアームは、上端部を開口した車両上下方向の切込部を有し、前記PTO変速レバーの操作により前記PTO軸を逆回転させるときにのみ、前記係合部材が前記切込部に嵌入することを特徴とする、請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記PTO変速レバーを中立位置にしたときのみ、前記PTO変速レバーを上下方向に回動可能とするとともに、前記弾性部材は、付勢力を調節可能とする調節部材を備えることを特徴とする、請求項1に記載の作業車両。
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