JP5000992B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧変速機構を構成するHSTポンプおよびHSTモータを備え、制御機構により主変速レバーの回動量に応じてHSTポンプの可動斜板の傾斜角を調節し、HSTポンプからHSTモータへ圧送する作動油の吐出量を増減させて車速を自動制御するとともに、可動斜板の傾斜角を調節する、可動斜板を回動させるHSTポンプのトラニオン軸に連係するサーボアームに操作部材を連結し、この操作部材により手動で可動斜板を回動させて、車両を走行させる手動走行用の操作部材を備える作業車両に関し、より詳細には、操作部材は、プレートと、アームと、からなり、サーボアームに接続したアームを、プレートにより回動することで可動斜板を回動させることに関する。
従来の作業車両の一例としてのトラクタの、油圧変速機構(HST機構)では、主変速レバーの操作位置を、主変速レバーに設けられた検出器により検出した情報に基づいて、コントローラなどの制御装置が、アクチュエータなどでHST機構を構成する油圧式のHSTポンプの可動斜板の斜板角度を調節することにより、HSTポンプからHSTモータへ圧送する作動油の吐出量を制御し、主変速レバーで指示される車速となるように自動制御される(特許文献1)。そして、制御装置など電気系統の故障などにより主変速レバーを回動させてもアクチュエータが作動せず、HSTポンプの可動斜板を回動させることができなくなって、車両が走行不能となる。この車両が圃場などに留まってしまった場合には、手動走行させるためのレバーなどの操作部材を、運転席床下に有する、一端がHSTポンプの可動斜板に連係するリンク機構の他端に接続し、前記操作部材を運転席から手動で回動させることによりHSTポンプの可動斜板を回動させ、車両を走行可能とし、圃場内などから車両を走行させて出すことができるものがある。
特開2003−130176号公報
しかし、このようなトラクタなど作業車両に有する手動走行用の操作部材では、HSTポンプの可動斜板を回動させるトラニオン軸に連係される、手動用のサーボアームに連結された中間リンクのクランクアームに前記レバーを連結させなければならず、このレバーからサーボアームまでのリンク機構が複雑になり、部品点数も多くコストアップになるほか、制御装置など電気系統の故障など緊急時に対応させるための使用頻度が少ない、適当な長さを有するレバーを、運転席周辺など車両内に格納するための無駄なスペースが必要になるという問題があった。
そこで、この発明の目的は、手動走行用の操作部材を簡単な構成にすることにより、コストダウンを図るとともに、生産性を向上させた作業車両を提供するものである。
このため請求項1に記載の発明は、油圧変速機構を構成するHSTポンプおよびHSTモータを備え、制御機構により主変速レバーの回動量に応じて前記HSTポンプの可動斜板の傾斜角を調節し、前記HSTポンプから前記HSTモータへ圧送する作動油の吐出量を増減させて車速を自動制御するとともに、前記可動斜板の傾斜角を調節する、前記可動斜板を回動させる前記HSTポンプのトラニオン軸に連係するサーボアームに操作部材を連結し、該操作部材により手動で前記可動斜板を回動させて、車両を走行させる手動走行用の操作部材を備える作業車両において、前記操作部材は、プレートと、アームと、からなり、前記サーボアームに接続した前記アームを、前記プレートにより回動することで前記可動斜板を回動させ、前記アームは、該アームの一端部に前記サーボアームに接続する接続部を備えるとともに、前記アームの中途部に、前記プレート固定用の挟持部と、前記接続部の内部面に平行な前記アームの中心線に対して傾斜させて設けた前進走行用の二面幅と、該前進走行用の二面幅の傾斜とは異なる方向であって、前記接続部の内部面に平行な前記アームの中心線に対して傾斜させて設けた後進走行用の二面幅とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の手動走行用の操作部材を備える作業車両において、前記プレートは、前記アームを固定および回動させる切込部と、前記プレートおよび前記アームを、ステーを介して前記HSTポンプを覆設するクラッチハウジング上に固定する固定具の貫通穴とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、油圧変速機構を構成するHSTポンプおよびHSTモータを備え、制御機構により主変速レバーの回動量に応じてHSTポンプの可動斜板の傾斜角を調節し、HSTポンプからHSTモータへ圧送する作動油の吐出量を増減させて車速を自動制御するとともに、可動斜板の傾斜角を調節する、可動斜板を回動させるHSTポンプのトラニオン軸に連係するサーボアームに操作部材を連結し、この操作部材により手動で可動斜板を回動させて、車両を走行させる手動走行用の操作部材を備える作業車両において、操作部材は、プレートと、アームと、からなり、サーボアームに接続したアームを、プレートにより回動することで可動斜板を回動させ、アームは、このアームの一端部にサーボアームに接続する接続部を備えるとともに、アームの中途部に、プレート固定用の挟持部と、接続部の内部面に平行なアームの中心線に対して傾斜させて設けた前進走行用の二面幅と、この前進走行用の二面幅の傾斜とは異なる方向であって、接続部の内部面に平行なアームの中心線に対して傾斜させて設けた後進走行用の二面幅とを備えるので、従来のように油圧ポンプとアームとを連係させるリンク機構を用いる必要がなく、部品点数を削減するとともに簡単な構成により、油圧ポンプの可動斜板を手動で回動させることができる。また、従来のように長さを有するアームを別途格納するスペースを必要とせず、さらに油圧ポンプの可動斜板を手動で前進側と後進側とに回動させることができる。従って、コンパクトにするとともにコストダウンさせ、かつ生産性および操作機能性を向上させた手動走行用の操作部材を備える作業車両を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、プレートは、アームを固定および回動させる切込部と、プレートおよびアームを、ステーを介してHSTポンプを覆設するクラッチハウジング上に固定する固定具の貫通穴とを備えるので、アームの固定および回動を同一のプレートで行うことができ、簡単な構成で油圧ポンプの可動斜板を手動で回動させることができる。従って、コンパクトにするとともにコストダウンさせた手動走行用の操作部材を備える作業車両を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明を実施するための最良の形態について詳述する。
図1(a)は、本発明に係る作業車両の一例であるホイール式トラクタの側面図、図1(b)は、同ホイール式トラクタの平面図、図2は同トラクタのキャビン内を後方より見た斜視図、図3は同トラクタの油圧変速機構(HST機構)を構成するHSTポンプおよびHSTモータの側面断面図である。
この例のトラクタ1は、車体フレーム2前後の車軸25,26にそれぞれ枢支される前輪3および後輪4を備え、前輪3の上方にボンネット5を形成し、その内側には原動機部としてのエンジン6およびエンジン6の後部にクラッチハウジング7が配置され、さらにこのクラッチハウジング7の後部にはミッションケース8が配設されており、エンジン6からの動力が前輪3および後輪4に伝達される。そして、ボンネット5の後部に連続してキャビン9を設けてもよい。
キャビン9内には、フロア17上に車両操作部としてのエンジンキー、アクセルペダル,クラッチペダル10などの操作ペダル、ステアリングハンドル11、リバーサレバー18、運転席12などが設けられる。また、運転席12の両側方に有する左右フェンダ13には、例えば、主変速レバー14、副変速レバー15やPTO変速レバー16などの各種操作レバーが備えられる。そして、キャビン9の外周はそれぞれフロント・リアガラス19、ドア20、屋根21などを取付けてもよい。また、キャビン9の下方には、運転者がキャビン9に乗降するための昇降ステップ22を車体フレーム2に固定して取り付けられる。なお、符号7aは、後述するフロアカバーである。
そして、エンジン6からの動力は、ミッションケース8後端から突出したPTO軸23に伝達され、このPTO軸23から図示しないユニバーサルジョイントや作業機装着装置24などを介して車両後端に装着された不図示の作業機を駆動させる。
さらに、本発明に係るトラクタ1では、機体の走行速度などを変速させる直進用の油圧変速機構(HST機構)27が、フロア17の下方であって、クラッチハウジング7の前部に配設される。このHST機構27は、図3に示すように、油圧式のHSTポンプ28と油圧式のHSTモータ29とで構成されている。該HSTポンプ28とHSTモータ29とは、例えば上下に並設(機体前後に分割配置してもよい)され、これらHSTポンプ28およびHSTモータ29のそれぞれ後端部には、センターセクション30が配置されている。
このHSTポンプ28は、駆動軸28aと、該駆動軸28aが挿嵌され駆動軸28aとともに回動するシリンダブロック28bと、該シリンダブロック28bに摺動自在に挿嵌されたプランジャ28cと、該プランジャ28cに当接した可動斜板28dと、該可動斜板28dに連結された一端部にピン軸28fを有する操作アーム28eの中途部に設けられたトラニオン軸28gとから構成された可変容量型とされる。可動斜板28dは、プランジャ28cの摺動量を規制し、該HSTポンプ28における作動油の吐出量が調節可能とされる。センターセクション30には不図示の油路が設けられており、HSTポンプ28より作動油が該油路を介してHSTモータ29に供給される。
そして、HSTモータ29は、HSTポンプ28と同様にセンターセクション30に挿嵌され、一端をクラッチハウジング7により回動自在に支持された出力軸29aと、該出力軸29aが挿嵌され該出力軸29aとともに回動するシリンダブロック29bと、該シリンダブロック29bに摺動自在に挿嵌されたプランジャ29cと、該プランジャ29cに当接した固定斜板29dとから構成される。
上記の構成により、エンジン6などからの駆動力が駆動軸28aに入力され、HSTポンプ28が駆動される。そして、HSTポンプ28の駆動により該HSTポンプ28から吐出された作動油がセンターセクション30を介してHSTモータ29に供給されて、該作動油の流出入によりHSTモータ29が駆動し、HSTモータ29の駆動力が出力軸29aに伝達される。
また、主変速レバー14の枢支部には、例えばポテンショメータなどの検出器31が配設され、この主変速レバー14の回動操作位置を検出できるようにしている。一方、HSTモータ29の出力軸29a近傍などにも、この出力軸29aの回転量や回転方向を検出する検出器32が設けられ、これら検出器31,32は、不図示のコントローラに電気的に接続されており、このコントローラは、主変速レバー14の操作位置や検出器31,32の検出値をもとに、オペレータによって主変速レバー14で指示される車速となるよう、不図示のアクチュエータによりトラニオン軸28gを介してHSTポンプ28の可動斜板28dの傾斜角度を調節し、HSTポンプ28から吐出される作動油の吐出流量が増減される。
そして、オペレータがリバーサレバー18を前進側に操作して、主変速レバー14を回動させると、HSTポンプ28から主変速レバー14の回動操作量に応じた吐出流量の作動油が、HSTモータ29へ送り込まれる。このHSTモータ29は、前記流体圧を受けて駆動され、その出力が前輪3または後輪4の車軸25,26へ伝えられて、車両を前進方向へ走行させる。一方、オペレータが主変速レバー14をニュートラル位置に回動操作すると、HSTポンプ28からの作動油の吐出がなくなり、HSTモータ29への流体圧伝達は停止される。また、リバーサレバー18を後進側に操作して、主変速レバー14を回動させると、HSTポンプ28から主変速レバー14の回動操作量に応じた、前述の前進側とは逆方向である吐出流量の作動油が、HSTモータ29へ送り込まれ、該HSTモータ29はこの流体圧を受けて前述の前進側とは逆方向に駆動され、その出力が前輪3または後輪4の車軸25,26へ伝えられ、車両を後退方向へ走行させる。このように主変速レバー14の回動位置によって車速が自動制御される。
さらに、HSTポンプ28とHSTモータ29との容量比で車軸25,26への駆動伝達比が決まる上述したHST機構27に加えて、主変速レバー14を高速域にしたときに、車軸25,26への駆動力伝達を効率よくするため、前記高速域でのエンジン6からの動力伝達をHST機構27を介さない機械駆動とし、中・低速域で用いるHST機構27と併用する、油圧―機械式変速機構(HMT機構)をトラクタ1に備えてもよい。
このHMT機構は、例えば、HST機構27であるHSTポンプ28の入力軸28aと、不図示の副変速軸などとの間に設けられた、主変速レバー14に連動する油圧式の図示しないHMTクラッチにより作動され、主変速レバー14での変速操作を高速域にした場合、検出器31による主変速レバー14の回動位置の検出情報に基づいて、前記コントローラの制御によりHSTモータ29の出力軸29aと、副変速軸などとの間に設けられた図示しないHSTクラッチの接続を遮断してHSTモータ29の出力軸29aと、副変速軸との連動を遮断するとともに、HMTクラッチを接続させて、HSTポンプ28の入力軸28aと、副変速軸とを連動させる。このため、前記高速域においては、エンジン6からの駆動力がHST機構27を通らずに直接副変速軸に入力され、不図示の前後輪デフ装置を介して車軸25,26などに伝達し、車体を主変速レバー14の高速域に応じた車速で走行させることが可能となり、高速域の駆動力を車軸25,26に効率よく伝達することができる。なお、HMTクラッチの接続により、HSTポンプ28の入力軸28aの駆動力と、HSTモータ29の出力軸29aの駆動力とを後輪デフ装置に入力し、この後輪デフ装置内で合成された両駆動力を、副変速軸などに伝達する構成にしてもよい。
また、車両を中低速走行に戻す場合は、上述した操作とは逆に主変速レバー14を中低速域にすると、検出器31による主変速レバー14の回動位置の情報に基づいて、前記コントローラの制御などにより、HMTクラッチの接続を遮断し、HSTクラッチを接続させ、エンジン6からの動力を、HST機構24を介して副変速軸や前輪駆動出力軸などから車軸25,26に伝達する結果、車両が中低速走行される。
次に、本願発明の特徴である手動走行用の操作部材35について、その具体的構成を説明する。図4は操作部材を含むHSTポンプ近傍を拡大した正面図、図5は操作部材の側面斜視図、図6はアームの側面斜視図、図7は、アームの平面図(a)およびA矢視断面図(b)と、B矢視断面図(c)、図8はプレートの平面図、図9は固定具を外した状態を示す操作部材の平面図、図10は、アームをサーボアームに接続させた操作部材の拡大正面図(a)およびプレートの回動を示す操作部材の平面図(b)である。
本願発明の手動走行用の操作部材35は、図4に示すように、HST機構24を構成するHSTポンプ28に覆設するクラッチハウジング7上であって、HSTポンプ28の可動斜板28dを回動させるトラニオン軸28gに連係する、クラッチハウジング7の開口部7a上を含むサーボアーム28h上に備えられる。
この操作部材35は、図5に示すように、HSTポンプ28のサーボアーム28hに接続するアーム36と、該アーム36を回動させるプレート37と、アーム36およびプレート37を、開口部7aを含むクラッチハウジング7上にステー39を介して固定するボルトなどの固定具38とから構成される。
アーム36は、図6および図7(a)に示すようにHSTポンプ28のサーボアーム28hに接続させた位置からクラッチハウジング7のやや上方に至るまでの比較的全長が短い金属などのピン形状を有するもので、一端部はサーボアーム28hを挟持する二股の接続部36aが設けられ、アーム36の中途部は後述するプレート37により固定される挟持部36bとなる。そして、アーム36の他端部近傍には、図7(b)に示すA矢視断面図のように、接続部36aの二股内部面36abに平行なアーム36の中心線lに対して例えば10°の角度で反時計回り方向に傾斜させて設けた前進走行用(後進走行用でもよい)の二面幅36cと、図7(c)に示すB矢視断面図ように、前進走行用の二面幅36cとは異なる方向であって、接続部36aの二股内部面36abに平行なアーム36の中心線lに対して例えば10°の角度で時計回り方向に傾斜させて設けた後進走行用(前進走行用でもよい)の二面幅36dとが設けられる。なお、二面幅36c,36dの傾斜角度は、サーボアーム28hを介してHSTポンプ28の可動斜板28dの所望する傾斜角度に応じて適宜変更してもよい。
プレート37は、図8に示すような金属などの薄い板で構成され、一端は端部が開口された切込部37aが設けられており、該切込部37aに続きプレート37の中途部に向けて、アーム36の挟持部36bおよびアーム36の二面幅36c,36dと略等しい幅を有するアーム固定・回動部37bとが設けられる。また、プレート37の中途部には、固定具38の幅に略等しい貫通穴37dが設けられる。なお貫通穴37dは、アーム36の挟持部とアーム固定部37bとを嵌合させる位置決めや、アーム36回動後にプレート37を固定させる際に、プレート37を摺動可能とする長穴形状を有することが好ましい。さらに、プレート37の他端は、作業者がプレート37を持ち易いように湾曲などさせた形状の取手部37eが設けられる。
また、ステー39はプレート37よりさらに大きい、薄い金属板などの部材から成るもので、クラッチハウジング7上に有し、アーム36と固定具38とが接する面の位置には、アーム36および固定具38が貫通可能な貫通穴39a,39bがそれぞれ設けられる。
そして、ステー39の貫通穴39aが、クラッチハウジング7の開口部7a上であって、HSTポンプ28のサーボアーム28h上に位置するようにして、ステー39の端部近傍をクラッチハウジング7上にボルト39c,39dなどで固定し、このステー39がクラッチハウジング7および開口部7a上に固設される。
次いで、ステー39の貫通穴39aにプレート37のアーム固定部37bが重なる位置で、接続部36aを下方(サーボアーム28e側)に向けたアーム36の挟持部36bを、プレート37のアーム固定・回動部37bに嵌合させ、アーム36をステー39の貫通穴39aに貫通させるとともに、ステー39の貫通穴39bにプレート37の貫通穴37dのアーム36側が重なる位置で、固定具38を貫通させ、この固定具38を締結することにより、クラッチハウジング7上にステー39を介してアーム36およびプレート37が固定される。なお、このとき、アーム36のやや上部に有する挟持部36bをアーム固定・回動部37bに嵌合させているので、図4に示すように、アーム36の接続部36aがサーボアーム28hに接触することなく、クラッチハウジング7上にステー39を介してアーム36が固定される。
ここで、例えば、圃場などでトラクタ1を走行させながら作業を行っているときに、主変速レバー14などの回動によって車両の走行状態を自動制御する前記コントローラなどの電気系統が故障するなどして、HSTポンプ28の可動斜板28dの傾斜角度を自動調節できなくなり、この可動斜板28dが中立位置に回帰された状態となる。その結果、車両が走行不能となり、修理などのため車両を一時的に走行させて圃場などから出すために、可動斜板28dを手動で回動させる際には、まず作業者は、運転席12などからフロア17の、HSTポンプ28に位置するクラッチハウジング7の上方に有するフロアカバー7aを取り外す。
次いで、HSTポンプ28に位置するクラッチハウジング7上に固定して設けられている操作部材35の固定具38を工具などで緩めて取り外し、図9に示すように、プレート37のアーム固定・回動部37bをアーム36の挟持部36bからアーム36とは反対方向に摺動させ、さらに、図10(a)に示すように、アーム36の接続部36aを、可動斜板28dを回動させるHSTポンプ28のトラニオン軸28gに連係するサーボアーム28hに連結させる。このとき、可動斜板28dが中立位置にあり、HSTポンプ28の入力軸28aに直交するように位置するサーボアーム28hを、アーム36の接続部36aの二股により上下からこのサーボアーム28hを挟持するように連結させる。
そして、車両を前進走行させる場合には、プレート37のアーム固定・回動部37bをアーム36の前進走行用(HSTポンプ28の設置位置によっては後進走行用)の二股内部面36abに平行なアーム36の中心線lに対して10°の角度で反時計回り方向(時計回り方向でもよい)に傾斜する二面幅36cに嵌合させる。次いで、ステー39の長手方向端部に対して、プレート37の長手方向端部が、反時計回り方向に10°の角度で傾斜しているため、図10(b)に示すように、プレート37の長手方向端部とステー39の長手方向端部とが平行になるように、プレート37を手動で時計方向に略10°回動させる。なお、このときプレート37を回動させたまま、固定具38を貫通穴37dおよびステー39の貫通穴39bに貫通させて締結し、プレート37をステー39上に固定してもよい。
その結果、プレート37によるサーボアーム28hの回動が、トラニオン軸28gを介して可動斜板28dの傾斜角を中立位置から車両前進走行方向に略10°回動させるため、この可動斜板28dを小さく傾斜させることにより、HSTポンプ28から少量の作動油をHSTモータ29へ吐出させ、車両を低速で前進走行可能にし、作業者は主変速レバー14の回動に頼らず、ステアリングハンドルとブレーキ操作によりトラクタ1を前進走行で圃場などから出すことができる。
また、車両を後進走行させる場合には、プレート37のアーム固定・回動部37bをアーム36の後進走行用(HSTポンプ28の設置位置によっては前進走行用)の二股内部面36abに平行なアーム36の中心線lに対して10°の角度で時計回り方向(反時計回り方向でもよい)に傾斜する二面幅36dに嵌合させ、上記同様にステー39の長手方向端部に対して、プレート37の長手方向端部が、時計回り方向に10°傾斜しているため、プレート37の長手方向端部とステー39の長手方向端部とが平行になるように、プレート37を手動で反時計回り方向に略10°回動させる。
その結果、プレート37によるサーボアーム28hの回動が、トラニオン軸28gを介して可動斜板28dの傾斜角を中立位置から車両後進走行方向に略10°回動させるため、この可動斜板28dを小さく傾斜させることにより、HSTポンプ28から少量の作動油をHSTモータ26へ吐出させ、車両を低速で後進走行可能にし、作業者は主変速レバー14の回動に頼らず、ステアリングハンドルとブレーキ操作によりトラクタ1を後進走行で圃場などから出すことができる。
なお、プレート37のアーム固定・回動部37bを、前進走行用の二面幅36cと、後進走行用の二面幅36dとに任意に嵌合させて、プレート37を双方向に回動し、車両を低速の前進走行と、後進走行とで圃場などから出すこともできる。また、二面幅36c,36dの二股内部面36abに平行なアーム36の中心線lに対する傾斜角度は10°に限定されず、10°未満にして車両の走行をさらに低速域にさせたり、10°以上に設けて車両の走行を中速域にすることもできる。さらに、プレート37の長手方向端部とステー39の長手方向端部とが平行になる回動位置は、前記二面幅36c,36dで設定した傾斜角度によるサーボアーム28hの回動量の目安であり、プレート37を手動により、上記したプレート37の長手方向端部とステー39の長手方向端部とが平行になる位置から任意に回動量を増減させることで、車両の前進もしくは後進の走行速度を増減することができる。
以上詳述したように、この例のトラクタ1は、油圧変速機構(HST機構)27を構成するHSTポンプ28およびHSTモータ29を備え、コントローラなど(制御機構)により主変速レバー14の回動量に応じてHSTポンプ28の可動斜板28dの傾斜角を調節し、HSTポンプ28からHSTモータ29へ圧送する作動油の吐出量を増減させて車速を自動制御するとともに、可動斜板28dの傾斜角を調節する、可動斜板28dを回動させるHSTポンプ28のトラニオン軸28gに連係するサーボアーム28hに、プレート37と、アーム36とからなる操作部材35を連結し、このサーボアーム28hに接続したアーム36を、プレート37により回動することで、可動斜板28dを回動させて車両を走行させるものである。加えて、プレート37は、アーム36を固定および回動させる切込部37aと、プレート37およびアーム36を、ステー39を介してHSTポンプ28を覆設するクラッチハウジング7上に固定する固定具38の貫通穴37dとを備えるとともに、アーム36は、このアーム36の一端部にサーボアーム28hに接続する接続部36aを備えるとともに、アーム36の中途部に、プレート37固定用の挟持部36bと、接続部36aの内部面36abに平行なアームの中心線lに対して傾斜させて設けた前進走行用の二面幅36cと、この前進走行用の二面幅36cの傾斜とは異なる方向であって、接続部36aの内部面36abに平行なアームの中心線lに対して傾斜させて設けた後進走行用の二面幅36dとを備える。
また、上述の例では、作業機の一例としてのホイール式トラクタ(作業車両)について説明したが、この発明はこれに限定されるものではなく、クローラ式トラクタのほか、農作業機としてコンバインなど、また、建設作業機としてブルトーザなど、または除雪車両などあらゆるHST機構における手動走行用の操作部材を備える作業車両に適用することができる。
本発明に係る作業車両の一例であるホイール式トラクタの側面図(a)および平面図(b)である。 トラクタのキャビン内を後方より見た斜視図である。 トラクタの油圧変速機構(HST機構)を示す側面断面図である。 操作部材を含むHSTポンプ近傍を拡大した正面図である。 操作部材の側面斜視図である。 アームの側面斜視図である。 アームの平面図(a)と、そのA矢視断面図(b)およびB矢視断面図(c)である。 プレートの平面図である。 固定具を外した状態を示す操作部材の平面図である。 アームをサーボアームに接続させた操作部材の拡大正面図(a)およびプレートの回動を示す操作部材の平面図(b)である。
符号の説明
27 HST機構
28 HSTポンプ
28d 可動斜板
28h サーボアーム
29 HSTモータ
35 操作部材
36 アーム
36a 接続部
36ab 内部面
36b 挟持部
36c,36d 二面幅
37 プレート
37a 切込部
37b アーム固定・回動部
37d 貫通穴
37e 取手部
38 固定具
39 ステー
39a,39b 貫通穴
39c,39d ボルト

Claims (2)

  1. 油圧変速機構を構成するHSTポンプおよびHSTモータを備え、制御機構により主変速レバーの回動量に応じて前記HSTポンプの可動斜板の傾斜角を調節し、前記HSTポンプから前記HSTモータへ圧送する作動油の吐出量を増減させて車速を自動制御するとともに、前記可動斜板の傾斜角を調節する、前記可動斜板を回動させる前記HSTポンプのトラニオン軸に連係するサーボアームに操作部材を連結し、該操作部材により手動で前記可動斜板を回動させて、車両を走行させる手動走行用の操作部材を備える作業車両において、前記操作部材は、プレートと、アームと、からなり、前記サーボアームに接続した前記アームを、前記プレートにより回動することで前記可動斜板を回動させ、前記アームは、該アームの一端部に前記サーボアームに接続する接続部を備えるとともに、前記アームの中途部に、前記プレート固定用の挟持部と、前記接続部の内部面に平行な前記アームの中心線に対して傾斜させて設けた前進走行用の二面幅と、該前進走行用の二面幅の傾斜とは異なる方向であって、前記接続部の内部面に平行な前記アームの中心線に対して傾斜させて設けた後進走行用の二面幅とを備えることを特徴とする手動走行用の操作部材を備える作業車両。
  2. 前記プレートは、前記アームを固定および回動させる切込部と、
    前記プレートおよび前記アームを、ステーを介して前記HSTポンプを覆設するクラッチハウジング上に固定する固定具の貫通穴とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の手動走行用の操作部材を備える作業車両。
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