JPH082031Y2 - 作業車の油圧式走行駆動装置 - Google Patents

作業車の油圧式走行駆動装置

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JPH082031Y2
JPH082031Y2 JP1989141412U JP14141289U JPH082031Y2 JP H082031 Y2 JPH082031 Y2 JP H082031Y2 JP 1989141412 U JP1989141412 U JP 1989141412U JP 14141289 U JP14141289 U JP 14141289U JP H082031 Y2 JPH082031 Y2 JP H082031Y2
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JP
Japan
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hydraulic
drive
brake valve
hydraulic pump
work vehicle
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JP1989141412U
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JPH0381188U (ja
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昭男 松井
法身 中村
哲雄 山口
忠夫 足立
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、正逆回転切り替え自在な可変容量型の油圧
ポンプと、油圧モータとを一対の駆動油路によって閉回
路が形成される状態で接続して成る油圧式無段変速装置
によって左右走行装置のそれぞれを駆動するように構成
した作業車の油圧式走行駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
上記作業車において、従来、油圧式無段変速装置を構
成する油圧ポンプの中立操作による無段変速装置の停止
操作により、走行装置を停止操作するようになってい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来、油圧式無段変速装置にあってはポンプ斜板の振
動等に起因して精度よい中立現出が困難であることか
ら、駐停車時における確実な機体停止が得にくくなって
いた。
本考案の目的は、機体停止が確実に、しかも、比較的
構造簡単に得られるように改造することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、目的達成のために、冒頭に記した作業車の
油圧式走行駆動装置において、 前記左右走行装置それぞれの油圧式無段変速装置にお
いて、前記一対の駆動油路を共に閉じるロック位置と、
共に開放する駆動位置とに切り換え自在な2位置切換え
型のブレーキ弁を備えるとともに、前記油圧ポンプが前
進側および後進側に操作されると前記ブレーキ弁が前記
駆動位置に自動的に切り換わり、かつ、前記油圧ポンプ
が中立に操作されると前記ブレーキ弁が前記ロック位置
に自動的に切り換わる状態に前記ブレーキ弁と前記油圧
ポンプとを連係させてあることを特徴とする。
その作用および効果はつぎのとおりである。
〔作用〕
油圧ポンプを前進側または後進側に操作すると、ブレ
ーキ弁が自動的に駆動位置に切り換わって一対の駆動油
路を共に開放する。このため、油圧モータが油圧ポンプ
からの油によって前進側または後進側に駆動され、走行
装置を前進側にも後進側にも所望どおり駆動する。
油圧ポンプを中立に操作すると、ブレーキ弁が自動的に
ロック位置に切り換わって一対の駆動油路を共に閉じ
る。このため、油圧ポンプが斜板振動などによって出力
を停止しにくいことがあっても、油圧モータは確実に停
止して走行装置を停止させる。
〔考案の効果〕
正逆回転自在な油圧ポンプや閉回路型の油路を備えた
油圧式無段変速装置を採用していて、他の油圧装置と同
じ油タンクを共用しやすいとともに、油圧ポンプの斜板
操作を行うだけで操作簡単に前後進切り換えできるもの
でありながら、駐停車の際には、ブレーキ弁が油圧モー
タを確実に停止させ、しかも、ブレーキ弁は油圧ポンプ
の中立操作に連係して自動的にロック位置に切り換わる
ことにより、走行装置に確実にブレーキを掛けられるよ
うになった。
その上、ブレーキ弁は2位置切換え型であってその切
り換えが比較的構造簡単な操作構造によってできるとと
もに、無段変速装置にこれの中立操作時にのみ作用する
ように連係させたネガティブブレーキ等、機械式ブレー
キを付加するに比してブレーキ弁を付加するだけの簡単
な構造で済み、構造面や経済面でも有利にできた。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
第3図に示すように、機体後部にエンジン(E)を有
したクローラ式走行機体の前部にリフトシリンダ(C)
によって昇降操作されるリンク機構(1)を介して昇降
操作自在にリール式芝刈り装置(2)を連結すると共
に、コントロール装置(図示せず)からの操作信号をア
ンテナ(3)により受信し、入力信号に基づいて走行お
よび作業用制御を自動的にする制御機構(4)を走行機
体に備えさせて、ラジオコントロールが可能なリール式
芝刈り機を構成してある。
機体走行を可能にするに、エンジン(E)に一対の可
変容量型油圧ポンプ(P),(P)を連動させ、そし
て、第1図に示すように、一方の油圧ポンプ(P)にブ
レーキ弁(5)を備える一対の駆動油路(6),(6)
によって閉回路が形成される状態に接続した油圧モータ
(M)を左右走行装置(7a),(7b)の一方の駆動用ミ
ッション(8a)に連動させると共に、他方の油圧ポンプ
(P)にブレーキ弁(5)を備える一対の駆動油路
(6),(6)によって閉回路が形成される状態に接続
した油圧モータ(M)を他方の走行装置(7b)の駆動用
ミッション(8b)に連動させてある。すなわち、左右走
行装置(7a),(7b)の夫々に対し、油圧ポンプ(P)
の斜板角度変更操作をすることにより、エンジン出力を
中立を挾んで前進側と後進側に切換えて、かつ、前後進
側いずれにおいても無段階に変速して駆動用ミッション
(8a)または(8b)に伝達することによって走行装置
(7a)または(7b)の駆動や停止をするように油圧式無
段変速装置(T1)または(T2)を構成してある。
前記ブレーキ弁(5),(5)のいずれもは電磁操作
部(5a)の操作をすることによって駆動位置(D)とロ
ック位置(B)とに切換えるように電磁弁に構成すると
共に、駆動位置(D)になると、前記一対の駆動油路
(6),(6)それぞれのモータ側油路(6a)とポンプ
側油路(6b)とを接続することにより、一対の駆動油路
(6),(6)を共に開放し、油圧モータ(M)を油圧
ポンプ(P)に接続して油圧モータ(M)の駆動を可能
にし、ロック位置(B)になると、一対の駆動油路
(6),(6)それぞれのモータ側油路(6a)を閉じる
ことにより、一対の駆動油路(6),(6)を共に閉じ
て油圧モータ(M)の停止ロックをするように構成して
ある。そして、第2図に示すように、一方のブレーキ弁
(5)をこのブレーキ弁(5)を備える無段変速装置
(T1)の操作用モータ(9)に対する信号出力に連係し
て信号出力されるように走行制御機構(10)に連係さ
せ、他方のブレーキ弁(5)をこのブレーキ弁(5)を
備える無段変速装置(T2)の操作用モータ(9)に対す
る信号出力に連係して信号出力されるように走行制御機
構(10)に連係させてある。これにより、無段変速装置
(T1)と(T2)のそれぞれにおいて、油圧ポンプ(P)
が前進側および後進側に操作されるとブレーキ弁(5)
が駆動位置(D)に自動的に切り換わり、かつ、油圧ポ
ンプ(P)が中立に操作されるとブレーキ弁(5)がロ
ック位置(B)に自動的に切り換わるように、油圧ポン
プ(P)とブレーキ弁(5)とを連係させてある。
つまり、走行時にはブレーキ弁(5)が駆動位置
(D)に切換わって走行装置(T1)または(T2)の駆動
が可能となるのである。そして、走行停止時にはブレー
キ弁(5)がロック位置(B)に切換わって油圧モータ
(M)を停止ロック状態にすることにより、油圧ポンプ
(P)の斜板振動等に起因する中立不確定にかかわらず
走行装置(7a)または(7b)にブレーキが確実に掛かる
ように配慮してある。
第1図に示す油圧モータ(11)は芝刈り装置(2)に
伝導する動力取出し軸(12)の駆動をするものである。
尚、芝刈り以外に稲・麦の刈取り等の各種作業を作業
対象とする作業車にも、また、ラジオコントロールの
他、操縦者が搭乗したり走行して操縦する作業車にも適
用できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の油圧式走行駆動装置の実施
例を示し、第1図は油圧回路図、第2図は走行制御系の
ブロック図、第3図は芝刈り機全体の側面図である。 (5)……ブレーキ弁、(6)……駆動油路、(7a),
(7b)……走行装置、(B)……ロック位置、(D)…
…駆動位置、(T1),(T2)……油圧式無段変速装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 足立 忠夫 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭55−171624(JP,U) 特公 昭62−51787(JP,B2) 実公 昭63−42690(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆回転切り替え自在な可変容量型の油圧
    ポンプ(P)と、油圧モータ(M)とを一対の駆動油路
    (6),(6)によって閉回路が形成される状態で接続
    して成る油圧式無段変速装置(T1またはT2)によって左
    右走行装置(7a),(7b)のそれぞれを駆動するように
    構成した作業車の油圧式走行駆動装置であって、 前記左右走行装置(7a),(7b)それぞれの油圧式無段
    変速装置(T1またはT2)において、前記一対の駆動油路
    (6),(6)を共に閉じるロック位置(B)と、共に
    開放する駆動位置(D)とに切り換え自在な2位置切換
    え型のブレーキ弁(5)を備えるとともに、前記油圧ポ
    ンプ(P)が前進側および後進側に操作されると前記ブ
    レーキ弁(5)が前記駆動位置(D)に自動的に切り換
    わり、かつ、前記油圧ポンプ(P)が中立に操作される
    と前記ブレーキ弁(5)が前記ロック位置(B)に自動
    的に切り換わる状態に前記ブレーキ弁(5)と前記油圧
    ポンプ(P)とを連係させてある作業車の油圧式走行駆
    動装置。
JP1989141412U 1989-12-06 1989-12-06 作業車の油圧式走行駆動装置 Expired - Lifetime JPH082031Y2 (ja)

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JPH0381188U JPH0381188U (ja) 1991-08-20
JPH082031Y2 true JPH082031Y2 (ja) 1996-01-24

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ID=31688310

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55171624U (ja) * 1979-05-28 1980-12-09
JPS6251787A (ja) * 1985-08-30 1987-03-06 Mitsubishi Electric Corp 回転式圧縮機
JPS6342690U (ja) * 1986-09-09 1988-03-22

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JPH0381188U (ja) 1991-08-20

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