JPS6321446Y2 - - Google Patents

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JPS6321446Y2
JPS6321446Y2 JP1982056044U JP5604482U JPS6321446Y2 JP S6321446 Y2 JPS6321446 Y2 JP S6321446Y2 JP 1982056044 U JP1982056044 U JP 1982056044U JP 5604482 U JP5604482 U JP 5604482U JP S6321446 Y2 JPS6321446 Y2 JP S6321446Y2
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JP
Japan
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switching valve
oil passage
oil
low speed
hydraulic motor
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JP1982056044U
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JPS58157831U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、作業車の油圧回路であつて、特に、
油圧モータで走行駆動を行うものに関する。
一般に、この種の作業車の油圧回路では、走行
油圧モータの駆動と作業機の操作を同時に行ない
得ないものである。一般にはこれで充分である
が、しかしながら、場合によつては作業機を使用
しながら走行を行ないたい場合がある。例えば、
掘削機を備えた作業車両において、車輪が湿地に
嵌りこんだ場合、バケツトを地盤へ食い込ませ、
走行油圧モータを駆動すると同時に、アームを作
動させて、このアームのかき込み力を利用して、
車体を脱出させたい場合がある。この場合、走行
油圧モータとアームを同時に使用できない従来の
油圧回路においては、このような方法による湿地
脱出が困難であつた。なお、実開昭55−108814号
公報には、多段変速機構を用いた歯車式動力伝達
システムの例ではあるが、多段変速機構の後段側
の最終減速軸と、走行用の車輪以外の作業機との
間に、上記多段変速機構が例えば高速側に操作さ
れたときに、両者間の動力伝達を自動的に遮断す
るクラツチ機構を介在させるようにした構成が示
されている。したがつて、この歯車式動力伝達シ
ステムを搭載した作業車では、低速走行時には上
記クラツチ機構が自動的にクラツチ入りの状態と
なり、それによつて作業機が駆動しながら走行す
ることになる。しかしながら、その場合には、上
記のクラツチ機構が常時接続状態となるため、低
速での湿地帯走行時にスタツクすると、走行用の
駆動力の一部が作業機の駆動力に取られて走行駆
動力が充分に得られず、スタツク状態からの脱出
が殆ど不可能になるという難点がある。
また、実開昭53−144624号公報には、等容量に
構成された2個の油圧ポンプのうちの一方の油圧
ポンプの下流側に、一対の走行油圧モータのうち
の一方の走行油圧モータへ圧油を供給する制御弁
を備えた多連弁を配置するとともに、同様な多連
弁を他方の油圧ポンプの下流側に配置して、その
多連弁に他方の走行油圧モータへ圧油を供給する
制御弁を備えて、その制御弁と互いに並列する別
の制御弁を介して、アームを駆動するためのアー
ムシリンダへ圧油を供給するようにした構成が開
示されている。
しかし、このような油圧回路を装備した作業車
では、各走行油圧モータへ圧油を各々供給する両
方の油圧ポンプが等容量であり、しかも変速用の
手段も装備されていないため、走行速度を変化さ
せられないという難点がある。しかも、湿地帯脱
出時に、同一の多連弁から圧油が供給されるアー
ムシリンダと走行油圧モータを同時に作動させよ
うとすると圧油の流量が分散するため、双方の走
行油圧モータの駆動力がアンバランスとなつて直
進走行が不可能となり、アームシリンダの作動を
補助駆動力とする湿地帯走行が出来ないという難
点がある。
この考案は、このような問題点に鑑みて、作業
車の走行速度を低速走行状態と高速走行状態とに
容易に変更できるばかりでなく、かつ低速走行状
態においても充分な駆動力を発生することが出来
るとともに、必要に応じて走行油圧モータとは独
立して作業機の一部の作業機用アクチユエータを
作動させることが出来る油圧回路を提供すること
を目的としている。
この考案は、このような目的を達成するため
に、ブーム、アーム及びバケツトからなる作業機
を備えた作業車において、エンジン3によつて駆
動される一対の油圧ポンプ1a,1bのうちの一
方の油圧ポンプ1aの下流側に、走行油圧モータ
8へ通じる油路7に接続された出口ポート6aを
備えた高低速切換弁5を配置し、その高低速切換
弁5の他方の出口ポート6bと、アームシリンダ
20等の作業機用アクチユエータへ供給される圧
油を切換えるための作業機用切換弁19との間
に、上記油路7とは独立した油路23を介設する
とともに、他方の油圧ポンプ1bの吐出側を、前
記作業機用切換弁19とは別の作業機用切換弁1
1,12の入口側へ、上記各油路7,23とは互
いに独立した第3の油路15を介して連通させ
て、その油路15に連続して上記作業機用切換弁
11,12をキヤリオーバーした油路17を、前
記走行油圧モータ8への油路7に合流させたこと
を特徴としている。
以下、本考案の構成を図示の油圧回路図に基づ
いて説明すると、図において、1a,1bは、エ
ンジン3によつて駆動される一対の油圧ポンプで
あつて、その一方の油圧ポンプ1aの吐出側が、
その油路4を2方向に切換える高低速切換弁5の
入口側へ連結されている。高低速切換弁5の2つ
の出口ポート6a,6bのうち、高速切換え時に
通ずる一方の出口ポート6aが、油路7を介し
て、走行油圧モータ8の切換弁9へ連結され、こ
れによつて高速回路10を構成している。11,
12は、夫々、掘削作業機のバケツトシリンダ1
3と、ブームシリンダ14への油圧を切換える一
対の切換弁であつて、これら各切換弁11,12
が、直列に配置されるとともに、前記高低速切換
弁5に接続されていない他方の油圧ポンプ1bの
吐出側が油路15を介して、一方の切換弁12の
入口側へ接続されている。これら各切換弁11,
12は、夫々、中立時のみ、切換弁11,12を
そのまま通過するキヤリオーバーポート16を有
し、このキヤリオーバーポート16を通過した出
口側が、油路17を介して、前記高低速切換弁5
と走行油圧モータ8用切換弁9を連絡する油路7
へ合流されて、走行油圧モータ8の切換弁9へ接
続されており、これによつて、低速回路18を構
成している。即わち、高低速切換弁5の低速切換
時においては、この高低速切換弁5からの油圧
は、走行油圧モータ8へ供給されず、したがつ
て、この走行油圧モータ8は、前記作業機用切換
弁11,12をキヤリオーバーされる低速回路1
8のみによつて、すなわち一方の油圧ポンプ1b
のみで駆動される。すなわち、この走行油圧モー
タ8には、前記の切換弁11,12の中立時にお
いて、前記のキヤリオーバーポート16を介して
油路17へキヤリオーバーした油圧ポンプ1bか
らの圧油しか供給されないから、絶対的な供給油
量が少なくなつて低速回転し、結果的に低速走行
状態になるのである。この場合において、油圧ポ
ンプ1hからの略全吐出量が、その油圧ポンプ1
bに接続した油路15及びその油路15に連続し
て上記作業機用切換弁11,12をキヤリオーバ
ーした油路17を介して、走行油圧モータ8へ通
じる油路7に供給されるから、その走行油圧モー
タ8が充分な走行駆動力を保持したまま低速回転
することとなつて、低速走行時にも充分な走行性
能が確保され、湿地帯走行時に際してもスリツプ
することなく走行できるのである。その際、走行
油圧モータ8へ供給される圧油と、アームシリン
ダ20へ供給される圧油とは全く別系統となつて
いるため、アームシリンダ20の伸縮動作による
バケツトの掻込力を補助的に利用して湿地帯脱出
を図る際に、その影響が走行油圧モータ8におい
て発生する走行駆動力に及ぶことがなく、直進走
行状態で湿地帯脱出走行を行なうことができるこ
とになる。
他方、高低速切換弁5を高速側へ切換えると、
もう一つの油圧ポンプ1aから吐出された圧油
が、その油圧ポンプ1aに接続された高低速切換
弁5の出口ポート6aから走行油圧モータ8へと
通じる油路7へ吐出され、その油路7において前
記の作業機用切換弁11,12をキヤリオーバー
して油路17へ流出する前記油圧ポンプ1bから
の圧油と合流して、そこで合流した圧油が走行油
圧モータ8へと供給されるから、それによつて走
行油圧モータ8への総供給油量が増大して高速回
転し、結果的に高速走行状態となるのである。
次に、19は、アームシリンダ20への圧油を
切換える切換弁、21は、車両の上部旋回車体を
旋回させる旋回モータ22への圧油を切換える切
換弁であつて、これらの切換弁19,21が、互
いに直列配置されるとともに、前段の切換弁、即
わち、アームシリンダ20用切換弁19の入口側
が、前記高低速切換弁5の他方の出口、即わち、
低速切換時に通ずる出口6b側へ油路23を介し
て接続されている。したがつて、前述したよう
に、高低速切換弁5を低速側に切換えると、この
高低速切換弁5側の油圧ポンプ1aからの圧油
は、走行油圧モータ8へ供給されず、もう1つの
油圧ポンプ1bのみによつて走行油圧モータ8が
駆動されることとなるが、この時、高低速切換弁
5からの圧油は、油路23を介してアームシリン
ダ20用の切換弁19へ供給されることとなるか
ら、この低速時、アームシリンダ20用切換弁1
9を切換え操作すれば、アームシリンダ20を駆
動させることができ、それ故、走行油圧モータ8
を低速駆動すると同時に、アームシリンダ20を
も操作することができ、アームの操作と走行駆動
を同時に行なうことができるので、アームの掻き
込み力を利用しつつ、湿地からの脱出を行なうこ
とができる。
以上のように、本考案では、エンジン3によつ
て駆動される一対の油圧ポンプ1a,1bのうち
の一方の油圧ポンプ1aの下流側に、走行油圧モ
ータ8へ通じる油路7に接続された出口ポート6
aを備えた高低速切換弁5を配置し、その高低速
切換弁5の他方の出口ポート6bと、アームシリ
ンダ20等の作業機用アクチユエータへ供給され
る圧油を切換えるための作業機用切換弁19との
間に、上記油路7とは独立した油路23を介設し
たことにより、高低速切換弁5を切換操作するこ
とによつて、走行中ではあつても上記の作業機用
切換弁19に圧油を供給して、アームシリンダ2
0等の作業機用アクチユエータを作動させること
が出来るという効果が得られる。
また、前記の高低速切換弁5を単に高速位置に
切換操作することにより、2個の油圧ポンプ1
a,1bから吐出された圧油が、走行油圧モータ
8へ通じる油路7で合流して総供給油量が増大し
て高速走行が可能となるから、高速・低速の変更
操作が、高価な歯車式変速機構を用いることなく
安価に実現されるという利点がある。
しかも、他方の油圧ポンプ1bの吐出側を、前
記作業機用切換弁19,21とは別の作業機用切
換弁11,12の入口側へ、上記各油路7,23
とは互いに独立した第3の油路15を介して連通
させて、その油路15に連続して上記作業機用切
換弁11,12をキヤリオーバーした油路17
を、前記走行油圧モータ8への油路7に合流させ
たことにより、前記一方の油圧ポンプ1aの下流
側に配置された高低速切換弁5を、作業機用切換
弁19の方へ通じる出口ポート6bから圧油が吐
出されるように低速位置に切換操作するととも
に、もう一方の油圧ポンプ1bから吐出した圧油
を、走行油圧モータ8へ通じる油路7へ、上記作
業機用切換弁19とは別の作業機用切換弁11,
12をキヤリオーバーさせて供給することによ
り、低速走行状態ではあつても作業車を充分な駆
動力でもつて駆動することができ、湿地帯走行時
に際してもスリツプすることなくスムーズに走行
することが出来るという利点がある。しかも、湿
地帯走行時にスタツクして走行油圧モータ8が空
転状態となつても、その走行油圧モータ8へ圧油
が供給されない前記一方の油圧ポンプ1aの圧油
が、走行油圧モータ8へ通じる油路7とは独立し
た油路23を介して、上記の作業機用切換弁1
9,20へ供給されるから、例えばアームシリン
ダ20を油圧駆動して、地盤に食い込ませたバケ
ツト等を引き寄せる等の補助作業を行なうことに
より、走行油圧モータ8に発生する走行駆動力を
補助して湿地帯脱出作業にも利用することができ
るのである。この場合において、走行油圧モータ
8へ供給される圧油と、アームシリンダ20へ供
給される圧油とは全く別系統となつているため、
バケツトの掻込動作を行なわせるためのアームシ
リンダ20の供給油量の変化による影響が、走行
油圧モータ8において発生する走行駆動力に及ぶ
ことがなく、直進走行状態で湿地帯脱出作業を行
なうことができるという顕著な作用効果が得られ
ることになる。また、高速走行時には、前記のア
ームシリンダ20等の作業機用アクチユエータを
操作するための作業機用切換弁19への圧油の供
給が完全に遮断されるから、その作業機用切換弁
19によつて操作される作業機用アクチユエータ
が走行時に作動するという不測の事態が回避され
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示す油圧回路図で
ある。 1a,1b……油圧ポンプ、3……エンジン、
5……高低速切換弁、6a,6b……出口ポー
ト、7,15,17,23……油路、8……走行
油圧モータ、11,12,19……作業機用切換
弁、20……アームシリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブーム、アーム及びバケツトからなる作業機を
    備えた作業車において、エンジン3によつて駆動
    される一対の油圧ポンプ1a,1bのうちの一方
    の油圧ポンプ1aの下流側に、走行油圧モータ8
    へ通じる油路7に接続された出口ポート6aを備
    えた高低速切換弁5を配置し、その高低速切換弁
    5の他方の出口ポート6bと、アームシリンダ2
    0等の作業機用アクチユエータへ供給される圧油
    を切換えるための作業機用切換弁19との間に、
    上記油路7とは独立した油路23を介設するとと
    もに、他方の油圧ポンプ1bの吐出側を、前記作
    業機用切換弁19とは別の作業機用切換弁11,
    12の入口側へ、上記各油路7,23とは互いに
    独立した第3の油路15を介して連通させて、そ
    の油路15に連続して上記作業機用切換弁11,
    12をキヤリオーバーした油路17を、前記走行
    油圧モータ8への油路7に合流させたことを特徴
    とする作業車の油圧回路。
JP5604482U 1982-04-16 1982-04-16 作業車の油圧回路 Granted JPS58157831U (ja)

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JP5604482U JPS58157831U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 作業車の油圧回路

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JP5604482U JPS58157831U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 作業車の油圧回路

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JPS58157831U JPS58157831U (ja) 1983-10-21
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ID=30066587

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JP5604482U Granted JPS58157831U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 作業車の油圧回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53144624U (ja) * 1977-04-20 1978-11-15
JPS55108814U (ja) * 1979-01-26 1980-07-30

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