JPH0492029A - バックホウの油圧回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、左右走行装置に各列に付設の第１走行モータ
と第２走行モータとを駆動する第１油圧ポンプ及び第２
油圧ポンプを設けると共に、旋回モータを駆動する第３
油圧ポンプを設けたバックホウの油圧回路に関する。

〔従来の技術〕

上記バックホウにおいて、従来、例えば実開昭６３−１
８５８５４号公報に示されるように、第１油圧ポンプか
らの圧油と第２油圧ポンプからの圧油を第１走行モータ
と第２走行モータに各別に供給する状態と、第１及び第
２油圧ポンプからの圧油の合流圧油を第１走行モータと
第２走行モータに直列的に供給する状態とに切換え自在
な変速バルブを設けられ、走行変速が可能になったもの
があった。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来、作業場で機体を自走移動させる等、非作業走行を
する際、変速バルブを直列的供給状態に切換えて高速側
に変速しても、走行速度か比較的遅くて作業能率か悪く
なっていた。又、この場合、エンジンか第１及び第２油
圧ポンプを駆動すると同時に第３油圧ポンプをも駆動し
ていること、エンジンは第１ないし第３油圧ポンプをア
クチュエータ駆動負荷か在る状態で同時駆動できる出力
を備えていることから、エンジン出力の損失が大になっ
ていた。

本発明の目的は、比較的多い変速段階の速度を選択して
、必要に応じた適切な速度状態で走行したり、エンジン
出力を極力無駄なく利用できるようにすることにある。

Ｃ課題を解決するための手段〕 本発明は、目的達成のために、冒頭に記したバックホウ
の油圧回路において、前記第１油圧ポンプからの圧油ど
前記第２油圧ポンプからの圧油とを前記第１走行モータ
と前記第２走行モータに各別に供給する第１給油状態と
、前記第１油圧、ポンプ及び前記第２油圧ポンプからの
圧油の合流圧油を前記第１走行モータと前記第２走行モ
ータに直列的に供給する第２給油状態と、前記第１油圧
ポンプ、前記第２油圧ポンプ及び前記第３油圧ポンプか
らの合流圧油を前記第１走行モータと前記第２走行モー
タに直列的に供給する第３給油状態とに切換え操作自在
な弁機構を設けてある。その作用及び効果は次の通りで
ある。

〔作　用〕

弁機構を第１給油状態に切換えると、第１油圧ポンプか
らの圧油と第２油圧ポンプからの圧油が第１走行モータ
と第２走行モータどに各別に供給され、第１及び第２走
行モータが走行装置を低速駆動する。弁機構を第２給油
状態に切換えると、第１及び第２油圧ポンプからの圧油
が合流状態で第１走行モータと第２走行モータに直列的
に供給され、第１及び第２走行モータが走行装置を中速
駆動する。弁機構を第３給油状態に切換えると、第１な
いし第３油圧ポンプの全てからの圧油か合流状態で第１
走行モータと第２走行モータに直列的に供給され、第１
及び第２走行モータか走行装置を高速駆動する。

〔発明の効果〕

走行地の条件や操樅者の希望等に応じ、低速走行で安全
に移動したり、中速走行で比較的安全にかつ比較的迅速
に移動することのみならず、第１ないし第３油圧ポンプ
からの合流油での直列駆動による高速走行で迅速に移動
することもできるように、走行変速を多段にして有利に
走行できるようになった。

しかも、高速走行時には、本来は非走行用である第３油
圧ポンプを走行用に用いてエンジン出力を無駄なく利用
できるよう有利なものになった。

〔実施例〕

次に実施例を示す。

第２図に示すように、ドーザ（１）を有したクローラ式
走行機台に旋回台（２）を付設し、この旋回台（２）に
原動部（３）及び運転部（４）を備えさせるど共にスイ
ングブラケッ）−（５）を介しで向き変更自在にバック
ホウ装置（６）を取付けて、ドーザ付きバックホウを構
成しである。

機体走行を可能にすると共に、バックボウ装置（６）、
旋回台（２）及びドーザ（１）の操作を可能にするに、
原動部（３）に第１ないし第３油圧ポンプ（Ｐ１）、　
（ＰＩ）、　（Ｐｓ）を同一のエンジン（Ｅ）によって
駆動するように構成して設けると共に、第１図に示すよ
うに油圧回路を構成しである。

即ち、サービスポート（７）に接続のザービスバルブ（
Ｓ）、アームシリンダ（Ｃ，）に接続のアームバルブ（
Ｖｌ）、ブーム増速バルブ（Ａ）、左右のクローラ式走
行装置（８ａ）、　（８ｂ）の一方（８ａ）に付設され
た第１走行モータ（Ｍａ）に変速バルブ（９）、ロータ
ジヨイント（１０）を介して接続した第１走行バルブ（
Ｖａ）をセンターバイパス型の多連弁に形成すると共に
第１油圧ポンプ（Ｐｌ）に並列的に圧油供給されるよう
に接続しである。他方のクローラ式走行装置（８ｂ）に
付設された第２走行モ−夕（Ｍｂ）に変速バルブ（９）
、ロータジヨイント（ｌＯ）を介して接続した第２走行
バルブ（Ｖｂ）、ツームシリンダ（Ｃ２）に接続したブ
ームバルブ（■２）、パケットシリンダ（Ｃ２）に接続
したパケットバルブ（Ｖ１）をセンターバイパス型の多
連弁に形成すると共に第２油圧ポンプ（Ｐ２）に並列的
に圧油供給されるように接続しである。旋回台（２）に
付設された旋回モータ（Ｍ）に接続した旋回バルブ（Ｖ
）、スイングシリンダ（Ｃ４）に接続したスイングバル
ブ（■４）、ドーザシリンダ（Ｃ５）にロータジヨイン
ト（１０）を介して接続したドーザバルブ（■１）をセ
ンターバイパス型の多連弁に形成すると共に旋回バルブ
（Ｖ）の中立状態においてスイングバルブ（■１）とド
ーザバルブ（Ｖ１）とに並列的に圧油供給されるように
第３油圧ポンプ（Ｐｌ）に接続しである。

バルブ（Ｖ）、　（Ｖ４）及び（■１）との多連弁に形
成すると共に旋回バルブ（Ｖ）及びドーザバルブ（Ｖ１
）の中立状態においてのみ圧油供給されるようにドーザ
バルブ（Ｖ１）に接続した増速バルブ（１１）と、前記
変速バルブ（９）とにより、走行変速用の弁機構（１２
）を構成しである。変速バルブ（９）にパイロット操作
油路（１３）を接続すると共に、このパイロット操作油
路（１３）に備えであるパイロット操作弁（１４）に変
速スイッチ（１５）を有した制御装置（１６）を付設し
、増速バルブ（１１）を足踏みペダル式又は手動レバー
式の操作具（１６）を付設し、変速スイッチ（１５）を
してのパイロット操作弁（１４）の切換操作による変速
バルブ（９）の切換え操作と、操作具（１７）による増
速バルブ（１１）の切換え操作とにより弁機構（１２）
の切換え操作をして低・中・高三段階の走行変速をする
ようにしである。

即ち、パイロット操作弁（１４）を低圧側（Ｉ１）に切
換え操作して変速バルブ（９）を並列接続位置（Ｘ）に
切換えると共に、増速バルブ（１１）を排油位置（ｌｌ
ａ）に切換えると、変速バルブ（９）が再走行モータ（
Ｍａ）、　（Ｍｂ）を第１走行バルブ（Ｖａ）と第２走
行バルブ（Ｖｂ）に各別に接続し、増速バルブ（１１）
が第３油圧ポンプ（ｐｉ）からの圧油をドレン油路（１
８）に各別に出力することにより、弁機構（１２）が第
１給油状態になって第１油圧ポンプ（ＰＩ）からの圧油
と第２油圧ポンプ（Ｐ２）からの圧油とを台走行モータ
（Ｍａ１）と第２走行モータ（Ｍｂ）に各別に供給し、
再走行モータ（Ｍａ）、　（Ｍｂ）か走行装置（８ａ）
、　（８ｂ）を低速駆動するのである。パイロット操作
弁（１４）を高速位置（Ｈ）に切換え操作して変速バル
ブ（９）を直列接続位置（Ｙ）に切換えると共に、増速
バルブ（１１）を排油位置（ｌｌａ）に切換えると、変
速バルブ（９）かモータ側油路（１９）と（２０）を、
かつ、バルブ側油路（２１）と（２２）を夫々直列に接
続し、増速バルブ（１１）が第３油圧ポンプ（ｐｍ）か
らの圧油をドレン油路（１８）に排出することにより、
弁機構（１２）が第２給油状態になって第１油圧ポンプ
（Ｐｌ）からの圧油と第２油圧ポンプ（Ｐ１）からの圧
油と合流させて第１走行モータ（Ｍａ）と第２走行モー
タ（Ｍｂ）に直列的に供給し、再走行モータ（Ｍａ）、
　（Ｍｈ）が走行装置（８ａ）、　（８ｂ）を中速駆動
するのである。変速バルブ（９）を直列接続位置（Ｙ）
に切換えると共に増速バルブ（１１）を正転側給油位置
（ｌｌｂ）又は逆転側給油位置（ｌｉｅ）に切換えると
、変速バルブ（９）かモータ側油路（１９）と（２０）
を、かつ、バルブ側油路（２１）と（２１）を夫々直列
に接続し、増速バルブ（１１）が第３油圧ポンプ（ｈ）
からの圧油をバルブ側油路（２２）に供給して第２油圧
ポンプ（Ｐ２）からの圧油に合流させることにより、弁
機構（１２）か第３給油状態になって第１ないし第３油
圧ポンプ（ＰＩ）、　（ＰＩ）、　（ｐｓ）のいずれも
からの圧油を合流させて第１走行モータ（Ｍａ）と第２
走行モータ（Ｍｂ）に直列的に供給し、走行モータ（Ｍ
ａ）、　（Ｍｂ）が走行装置（８ａ）、　（８ｂ）を高
速駆動するのである。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るバックホウの油圧回路の実施例を示
しく第１図は油圧回路、第２図はドーザ付きバックホウ
全体の側面図である。 （８ａ）、　（８ｂ）・・・・・・走行装置、（１２）
・・・・・・弁機構、（Ｍ）・・・・・・旋回モ・−タ
、（Ｍａ）・・・・・・第１走行モー　タ、（Ｍｂ）・
・・・・・第２走行モ・−夕、（Ｐ１）・・・・・・第
１油圧ポンプ、（Ｐ２）・・・・・・第２油１トボンブ
、（Ｐ３）・・・・・・第３油圧ポンプ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 左右走行装置（８ａ）、（８ｂ）に各列に付設の第１走
   行モータ（Ｍａ）と第２走行モータ（Ｍｂ）とを駆動す
   る第１油圧ポンプ（Ｐ＿１）及び第２油圧ポンプ（Ｐ＿
   ２）を設けると共に、旋回モータ（Ｍ）を駆動する第３
   油圧ポンプ（Ｐ＿３）を設けたバックホウの油圧回路で
   あって、 前記第１油圧ポンプ（Ｐ＿１）からの圧油と前記第２油
   圧ポンプ（Ｐ＿２）からの圧油とを前記第１走行モータ
   （Ｍａ）と前記第２走行モータ（Ｍｂ）に各別に供給す
   る第１給油状態と、前記第１油圧ポンプ（Ｐ＿１）及び
   前記第２油圧ポンプ（Ｐ＿２）からの圧油の合流圧油を
   前記第１走行モータ（Ｍａ）と前記第２走行モータ（Ｍ
   ｂ）に直列的に供給する第２給油状態と、前記第１油圧
   ポンプ（Ｐ＿１）、前記第２油圧ポンプ（Ｐ＿２）及び
   前記第３油圧ポンプ（Ｐ＿３）からの合流圧油を前記第
   １走行モータ（Ｍａ）と前記第２走行モータ（Ｍｂ）に
   直列的に供給する第３給油状態とに切換え操作自在な弁
   機構（１２）を設けてあるバックホウの油圧回路。