JPH0246417Y2 - - Google Patents

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JPH0246417Y2
JPH0246417Y2 JP12019885U JP12019885U JPH0246417Y2 JP H0246417 Y2 JPH0246417 Y2 JP H0246417Y2 JP 12019885 U JP12019885 U JP 12019885U JP 12019885 U JP12019885 U JP 12019885U JP H0246417 Y2 JPH0246417 Y2 JP H0246417Y2
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variable displacement
travel
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pump
hydraulic
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は油圧シヨベル等の建設機械に備えられ
る走行油圧回路に関する。
〔考案の背景〕
第3図はこの種の走行油圧回路として従来提案
された実開昭59−35118号公報に記載されたもの
である。
この第3図において、1は原動機、P1,P2
この原動機1によつて駆動される可変容量油圧ポ
ンプ、2,3はこれらの油圧ポンプP1,P2の吐
出量を制御するシリンダ、M1,M2は可変容量油
圧ポンプP1,P2から吐出される圧油によつて駆
動する走行用油圧モータである。4,5は可変容
量油圧ポンプP1,P2と走行用油圧モータM1,M2
との間に介設されたコントロールバルブで、それ
ぞれ走行用油圧モータM1,M2の駆動を制御する
走行用切換弁6,7と、走行用油圧モータM1
M2とは異なる他のアクチユエータの駆動を制御
する他のアクチユエータ用切換弁を含んで多連に
形成されている。8,9は走行用切換弁6,7の
それぞれと連動して切換えられる信号弁、12,
13はこれらの信号弁8,9に連絡されるパイロ
ツトポンプ、10,11は信号弁8,9のそれぞ
れとシリンダ2,3とを連絡する信号回路であ
る。
この従来の走行油圧回路にあつては、走行時す
なわち走行用油圧モータM1,M2の駆動時には、
走行用切換弁6,7と連動して信号弁8,9が位
置8a,9aに切換えられ、パイロツトポンプ1
2,13のパイロツト圧が信号回路10,11を
経てシリンダ2,3のポート2a,3aに導か
れ、これによつてシリンダ2,3は可変容量油圧
ポンプP1,P2の自己圧による作動以上に作動し
て当該可変容量油圧ポンプP1,P2の吐出量が最
大となるように制御され、当該走行油圧回路が備
えられる車輌を高速で走行させることができる。
また、走行をおこなわず、他のアクチユエータの
駆動時には、信号弁8,9が中立に保たれ、パイ
ロツトポンプ12,13からシリンダ2,3のポ
ート2a,3aにパイロツト圧が導かれず、シリ
ンダ2,3は可変容量油圧ポンプP1.P2から吐出
される圧油の自己圧のみに応じて作動し、したが
つて該可変容量油圧ポンプP1,P2の吐出量は上
述の走行時に比べて小さく制限される。このよう
なシリンダ2,3を介しておこなわれる可変容量
油圧ポンプP1,P2の吐出量の制御によつて、平
坦地における高速走行の実現および他のアクチユ
エータを介しておこなわれる各種の作業の効率の
向上を図つている。
しかし、このように構成される従来の走行油圧
回路にあつては、走行操作と他のアクチユエータ
による作業とを同時におこなう複合操作時には、
信号弁8,9が切換えられることから、上述した
ようにパイロツトポンプ12,13の圧油がシリ
ンダ2,3のポート2a,3aに導かれ、これに
よつて可変容量油圧ポンプP1,P2の吐出量は最
大となり、常に大流量が走行用油圧モータM1
M2ならびに他のアクチユエータに供給され、し
たがつて他のアクチユエータを介して小さな動き
が要求される作業、すなわち微操作をおこないた
い場合にも、当該他のアクチユエータに比較的大
きな流量が供給されてしまうので、この微操作が
困難となる不具合がある。
なお、第4図は第3図に示す可変容量油圧ポン
プP1,P2の吐出油の流量Qと圧力Pとの関係を
示す説明図であるが、この従来の走行油圧回路は
上述したように、走行用油圧モータM1,M2の単
独操作時、ならびに走行用油圧モータM1,M2
他のアクチユエータとの複合操作時には特性線A
で示されるP−Q特性を有し、他のアクチユエー
タの単独操作時には特性線Bで示されるP−Q特
性を有するようになつている。
〔考案の目的〕
本考案は上記した従来技術における実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、高速走行を実現
できるとともに、走行油圧モータと他のアクチユ
エータの複合操作時に小流量を他のアクチユエー
タに供給することのできる走行油圧回路を提供す
ることにある。
〔考案の概要〕
この目的を達成するために本考案は、コントロ
ールバルブに備えられる他のアクチユエータ用切
換弁と連動して走行用油圧モータに圧油を供給す
る可変容量油圧ポンプの吐出量を小さく設定する
設定手段を設けた構成にしてある。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の走行油圧回路を図に基づいて説
明する。
第1図は本考案の一実施例を示す回路図であ
る。なお、この図において前述した第3図に示す
ものと同等のものは同一符号で示してある。この
第1図において、20は可変容量油圧P1,P2
吐出量を制御するシリンダ、21,22は可変容
量油圧ポンプP1,P2の吐出油の圧力に応じて吐
出量を制御するシリンダ、23はシリンダ20に
連結させたシヤトルバルブ、P3はエンジン1に
よつて駆動されるパイロツトポンプ、24,25
はそれぞれパイロツトポンプP3とシヤトルバル
ブ23との間に介設したスイツチバルブである。
これらのスイツチバルブ24,25は、シヤトル
バルブ23をタンクに連通させる切換位置と、パ
イロツトポンプP3のパイロツト圧をシヤトルバ
ルブ23に導くことを可能にする切換位置との2
つの切換位置を有している。26,27はコント
ロールバルブ4,5に含まれる走行用切換弁を切
換える走行用操作レバー、28,29はそれぞれ
コントロールバルブ4,5に含まれる他のアクチ
ユエータ用切換弁を切換える他のアクチユエータ
用操作レバーである。30,31は操作レバー2
8,29の操作に相応してスイツチバルブ24,
25を切換えるカムリンクである。上記したシリ
ンダ20、シヤトルバルブ23、スイツチバルブ
24,25、パイロツトポンプP3、操作レバー
28,29、およびカムリンク30,31はコン
トロールバルブ4,5に含まれる他のアクチユエ
ータ用切換弁と連動して、可変容量油圧ポンプ
P1,P2の吐出量を小さく設定する設定手段を構
成している。
この実施例では、同第1図に示す状態にあつて
はスイツチバルブ24,25を介してシヤトルバ
ルブ23が連通している。したがつて、走行用操
作レバー26,27を操作してコントロールバル
ブ4,5に含まれる走行用切換弁を切換えると、
原動機1によつて駆動される可変容量油圧ポンプ
P1,P2の吐出油の圧力に相応してシリンダ21,
22が作動し、この可変容量油圧ポンプP1,P2
の傾転量が最大となるように該シリンダ21,2
2によつて制御され、可変容量油圧ポンプP1
P2から大きな流量が走行用切換弁を経て走行用
油圧モータM1,M2に供給され、これによつて高
速走行をおこなうことができる。
また、上述のような走行操作の実施中か否かに
かかわらず、操作レバー28,29のいずれかが
操作され、コントロールバルブ4,5に含まれる
対応する他のアクチユエータ用切換弁が切換えら
れると、カムリンク30、あるいはカムリンク3
1を介してスイツチバルブ24,25が切換えら
れ、これによりパイロツトポンプP3のパイロツ
ト圧が該スイツチバルブ24,25を経てシヤト
ルバルブ23に導かれ、さらにシリンダ20に導
かれ、シリンダ20が収縮する。そして、シリン
ダ20の収縮に伴つてシリンダ21,22は可変
容量油圧ポンプP1,P2の吐出油の圧力に抗して
収縮する方向に作動し、可変容量油圧ポンプP1
P2の吐出量は小さく制限され、この制限された
流量がコントロールバルブ4,5に含まれる他の
アクチユエータ用切換弁を介して他のアクチユエ
ータに供給され、所定の作業がおこなわれる。
第2図は第1図に示す実施例における可変容量
油圧ポンプP1,P2の吐出油の流量Qと圧力Pと
の関係を示す説明図であるが、走行用油圧モータ
M1,M2の単独操作時には特性線Cで示されるP
−Q特性を有し、他のアクチユエータの単独操作
時、ならびに走行用油圧モータM1,M2と他のア
クチユエータの操作との複合操作時には特性線D
で示されるP−Q特性を有する。
したがつて、この第2図に示す特性を有するこ
の実施例にあつては、上述のように操作レバー2
6,27のみの操作によつて可変容量油圧ポンプ
P1,P2の吐出量を最大に設定した高速走行を実
現できるとともに、走行用油圧モータM1,M2
他のアクチユエータの複合操作時には、操作レバ
ー28,29のいずれかの操作に伴つて可変容量
油圧ポンプP1,P2の吐出量を小さく設定し、小
流量を他のアクチユエータに供給することがで
き、当該他のアクチユエータの微小駆動による微
小操作を容易に実現させることができる。
なお、上記実施例にあつては可変容量油圧ポン
プP1,P2の吐出量を小さく設定する設定手段が
パイロツトポンプP3とスイツチバルブ24,2
5を備え、パイロツトポンプP3のパイロツト圧
をスイツチバルブ24,25を介してシヤトルバ
ルブ23に導くようにしてあるが、本考案はこれ
に限られず、例えばスイツチバルブ24,25を
設けずにこれらのコントロールバルブ4,5に含
まれる他のアクチユエータ用切換弁と該他のアク
チユエータを連絡する管路を流れる圧油をシヤト
ル弁23に導き、これによつてシリンダ20を作
動させる構成とすることもできる。
〔考案の効果〕
本考案の走行油圧回路は以上のように構成して
あることから、高速走行を実現できるとともに、
走行用油圧モータと他のアクチユエータの複合操
作時には小流量を他のアクチユエータに供給で
き、従来困難であつた他のアクチユエータの微操
作が容易に可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の走行油圧回路の一実施例を示
す回路図、第2図は第1図に示す実施例における
可変容量油圧ポンプの吐出量の流量Qと圧力Pと
の関係を示す説明図、第3図は従来の走行油圧回
路を示す回路図、第4図は第3図に示す走行油圧
回路における可変容量油圧ポンプの吐出油の流量
Qと圧力Pとの関係を示す説明図である。 P1,P2……可変容量油圧ポンプ、P3……パイ
ロツトポンプ、M1,M2……走行用油圧モータ、
20,21,22……シリンダ、23……シヤト
ルバルブ、24,25……スイツチバルブ、2
6,27……走行用操作レバー、28,29……
他のアクチユエータ用操作レバー、30,31…
…カムリンク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 可変容量油圧ポンプと、この可変容量油圧ポ
    ンプの吐出量を制御するシリンダと、上記可変
    容量油圧ポンプから吐出される油圧によつて駆
    動する走行用油圧モータと、該可変容量油圧ポ
    ンプと該走行用油圧モータとの間に介設され、
    走行用油圧モータの駆動を制御する走行用切換
    弁および他のアクチユエータの駆動を制御する
    他のアクチユエータ用切換弁を含むコントロー
    ルバルブとを備えた走行油圧回路において、上
    記他のアクチユエータ用切換弁と連動して上記
    可変容量油圧ポンプの吐出量を小さく設定する
    設定手段を設けたことを特徴とする走行油圧回
    路。 2 設定手段が、他のアクチユエータ用切換弁と
    連動して切換えられるスイツチバルブと、この
    スイツチバルブに連絡されるパイロツトポンプ
    とを有し、スイツチバルブの切換えに応じてパ
    イロツトポンプの圧油を、吐出量を制御するシ
    リンダに導き、該シリンダを駆動させることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の走行油圧回路。
JP12019885U 1985-08-07 1985-08-07 Expired JPH0246417Y2 (ja)

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JP12019885U JPH0246417Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

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JP12019885U JPH0246417Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

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JPS6228634U JPS6228634U (ja) 1987-02-21
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