JP2574070Y2 - アクチュエータの作動油切換装置 - Google Patents

アクチュエータの作動油切換装置

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JP2574070Y2
JP2574070Y2 JP1992055827U JP5582792U JP2574070Y2 JP 2574070 Y2 JP2574070 Y2 JP 2574070Y2 JP 1992055827 U JP1992055827 U JP 1992055827U JP 5582792 U JP5582792 U JP 5582792U JP 2574070 Y2 JP2574070 Y2 JP 2574070Y2
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actuator
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switching valve
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は油圧掘削機等に装着した
アタッチメントを作業内容に応じて交換する時、油圧回
路に接続された油路切換弁を切り換えるだけで、交換し
たアタッチメント用の油圧回路に簡単に切り換えること
ができる。
【0002】
【従来の技術】従来、上部旋回体と下部走行体とからな
る油圧掘削機においては、作業機を構成しているブー
ム、アーム、バケツト等を駆動させるための油圧シリン
ダや、左右の履帯を駆動する走行モータ等、多数の油圧
アクチュエータを備えており、これらの各アクチュエー
タを自在に駆動するため、通常、2個の可変容量型油圧
ポンプ1R,1Lを搭載している。また、作業機として
通常装着されているバケットの代わりにアタッチメント
としてクラッシャ、油圧ブレーカ等を装着して構築物、
岩塊等の破砕作業その他作業を行うことがある。これら
の各アタッチメントは、該各アタッチメント駆動用のア
クチュエータが異なるため、該アクチュエータの要求流
量も異なっている。図3は従来の技術の一例を示す図
で、例えばクラッシャを駆動する場合は2ポンプ分の流
量を必要とし、油圧ブレーカを駆動する場合には1ポン
プ分の流量でよい。
【0003】一方、上記の各アタッチメントは1台の油
圧掘削機を用いて、必要の都度アタッチメントを交換し
て使用することが多い。従って油圧掘削機に対しては装
着するアタッチメントに即時適応できるように、該アタ
ッチメントに供給する流量を容易に切換えられることが
要求されている。このような要求に対して、従来の油圧
掘削機においては、1ポンプと2ポンプ間の流量切換え
を図3に示すように、2つの操作弁2R,2Lのうちの
一方のみの操作弁を切換えることによって行っている。
即ち、可変容量型油圧ポンプ(以下主油圧ポンプとい
う)1Rに接続されている右側のサービス弁2Rの出口
ポートからアタッチメントのアクチュエータ5に至る油
圧回路3,4には、左側のサービス弁2Lの出口ポート
がそれぞれ接続され、合流するようになっている。リリ
ーフ弁10により一定圧に保持されたコントロールポン
プ8の油圧は、アタッチメントを操作するペダル6の操
作量に応じてパイロット圧力制御弁7により制御され、
該パイロット圧を左右のサービス弁2R,2Lに供給す
ることにより左右のサービス弁2R,2Lを操作するよ
うに構成されている。
【0004】次に、アタッチメントとしてブレーカを駆
動する時は切換スイッチ11をOFFにすると共に、低
圧安全弁用切換弁16、およびオイルクーラ直結切換弁
17をそれぞれa位置に切り換える。従って、パイロッ
ト切換弁12A,12Bはa位置となり、前記パイロッ
ト圧力制御弁7のパイロット圧は左側のサービス弁2L
のパイロットシリンダのみに供給されて主油圧ポンプ1
Lの吐出油を制御して油圧回路3,4を介してブレーカ
駆動用アクチュエータ5(図では油圧モータで表示)に
供給され、該アクチュエータ5の排出油はオイルクーラ
直結切換弁17よりフィルタ19、クーラ13を介して
タンク14にドレンされることにより、前記ブレーカ駆
動用アクチュエータ5が駆動される。また、低圧安全弁
用切換弁16が閉止されているためブレーカ用低圧安全
弁18により管路の圧力を制御する。
【0005】次に、アタッチメントとしてクラッシャを
駆動する時は切換スイッチ11をONにすると共に、低
圧安全弁用切換弁16、およびオイルクーラ直結切換弁
17をそれぞれb位置に切り換える。従って、、パイロ
ット切換弁12A,12Bはb位置となり、前記パイロ
ット圧力制御弁7のパイロット圧は左右のサービス弁2
R,2Lの各パイロットシリンダに供給されて各主油圧
ポンプ1R,1Lの吐出油を制御して油圧回路3,4に
て合流させてクラッシャ駆動用アクチュエータ(ブレー
カ駆動用アクチュエータ5と交換したアクチュエータ)
に供給し、該アクチュエータ5の排出油はオイルクーラ
直結切換弁17よりサービス弁2Rからはクーラ13を
介して、また、サービス弁2Lから直接タンク14にド
レンされることにより、前記クラッシャが駆動される。
また、低圧安全弁用切換弁16が開放されているため前
記ブレーカ用低圧安全弁18より設定圧の低いクラッシ
ャ用低圧安全弁15により管路の圧力が制御される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の技術におい
ては、作業内容によりアタッチメントとしてブレーカと
クラッシャを交換して使用するときに低圧安全弁用切換
弁16、およびオイルクーラ直結切換弁17の両方をそ
れぞれ切り換える必要があるため、オペレータにとって
切換操作が面倒であるという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は前記従来の技術
における課題を解決するためになされたもので、請求項
1は、油圧ポンプと、該油圧ポンプにより駆動される第
1アクチュエータと、該第1アクチュエータと交換して
駆動される第2アクチュエータと、前記油圧ポンプと第
1アクチュエータ、または第2アクチュエータとを接続
する管路に介設された操作弁と、該操作弁と前記第1ア
クチュエータ、または第2アクチュエータとを接続する
管路に介設された第1油路切換弁、および第2油路切換
弁と、該第1油路切換弁、および第2油路切換弁の連動
機構と、第1アクチュエータ用低圧安全弁と、第2アク
チュエータ用低圧安全弁とより成り、前記第1アクチュ
エータ駆動時には、前記第1油路切換弁は操作弁と第1
アクチュエータとを接続し、前記第2油路切換弁は操作
弁と第1アクチュエータを接続し、前記油圧ポンプ吐出
口は第1アクチュエータ用低圧安全弁に接続され、ま
た、第2アクチュエータ駆動時には第1油路切換弁は操
作弁と第2アクチュエータ、および第2アクチュエータ
用低圧安全弁とを接続し、第2油路切換弁は第2アクチ
ュエータとオイルタンクとを接続することを特徴とす
る。
【0008】
【作用】請求項1は、第1アクチュエータ駆動時には第
1油路切換弁、および第2油路切換弁は共に、第1アク
チュエータと操作弁とを接続する位置に切り換えられる
ため、通常の油圧回路と同様に油圧ポンプは操作弁を介
して第1アクチュエータに接続されると共に、前記油圧
ポンプ吐出口は第1アクチュエータ用低圧安全弁に接続
される。従って、第1アクチュエータは操作弁の操作量
に応じた速度で駆動されると共に、油圧ポンプの吐出圧
は第1アクチュエータ用低圧安全弁により制御される。
次に、第1アクチュエータと交換した第2アクチュエー
タ駆動時には第1油路切換弁は第2アクチュエータと操
作弁および第2アクチュエータ用低圧安全弁とを接続す
ると共に、第2油路切換弁は第2アクチュエータをオイ
ルタンクに接続する位置に切り換えられるため、油圧ポ
ンプの吐出油は操作弁により制御されて第1油路切換弁
を介して第2アクチュエータに供給されると共に、該第
2アクチュエータは第2アクチュエータ用低圧安全弁に
接続され、第2アクチュエータの排出油は第2油路切換
弁を介してタンクに戻る。前記第1アクチュエータ駆動
時と第2アクチュエータ駆動時には、第1油路切換弁、
および第2油路切換弁は連動機構によりワンタッチによ
り切り換えられるためオペレータにとって切換操作が容
易となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面により詳述
する。図1はクラッシャ駆動時の油圧回路を示す図で、
油圧ポンプ1と、該油圧ポンプ1により駆動されるクラ
ッシャ用アクチュエータ5aと、前記油圧ポンプ1とク
ラッシャ用アクチュエータ5aとを接続する油圧管路
3,4に介設された操作弁2と、該操作弁2と前記クラ
ッシャ用アクチュエータ5aとを接続する油圧管路3,
4に介設された第1油路切換弁20、および第2油路切
換弁21と、該第1油路切換弁20と第2油路切換弁2
1とを連動して切り換えるためのリンク機構22と、該
リンク機構22を構成するリンク22aによって切り換
わるリミットスイッチ23と、該リミットスイッチ23
により切り換わる電磁開閉弁25と、クラッシャ用低圧
安全弁15と、ブレーカ用低圧安全弁18とより成る。
【0010】図1に示されるクラッシャ用アクチュエー
タ5aの駆動時には、リンク機構22をクラッシャ矢印
の方向に操作すると、第1油路切換弁20は操作弁2と
クラッシャ用アクチュエータ5aとを油圧管路3を介し
て接続し、前記第2油路切換弁21は操作弁2とクラッ
シャ用アクチュエータ5aとを管路4を介して接続す
る。また、リンク機構22を構成するリンク22aによ
りリミットスイッチ23がONになると、電磁開閉弁2
5のソレノイド25aに電源24の電圧が印加されるた
め、該電磁開閉弁25は開位置となり、前記油圧ポンプ
1の吐出口は電磁開閉弁25を介してクラッシャ用低圧
安全弁15に接続される。このようにして、クラッシャ
用アクチュエータ5aは操作弁2の操作量に応じた速度
で駆動され、油圧はクラッシャ用低圧安全弁15により
規制される。また、操作弁2から排出された戻油はオイ
ルクーラ13を介してタンク14にドレンされる。
【0011】また、図2はブレーカ駆動時の油圧回路を
示す図で、油圧ポンプ1と、該油圧ポンプ1により駆動
される、前記クラッシャ用アクチュエータ5aと交換し
たブレーカ用アクチュエータ5bと、前記油圧ポンプ1
とブレーカ用アクチュエータ5bとを接続する油圧管路
3,4に介設された操作弁2と、該操作弁2と前記ブレ
ーカ用アクチュエータ5bとを接続する油圧管路3,4
に介設された第1油路切換弁20、および第2油路切換
弁21と、該第1油路切換弁20と第2油路切換弁21
とを連動して切り換えるためのリンク機構22と、該リ
ンク機構22を構成するリンク22aによって切り換わ
るリミットスイッチ23と、該リミットスイッチ23に
より切り換わる電磁開閉弁25と、クラッシャ用低圧安
全弁15と、ブレーカ用低圧安全弁18とより成る。
【0012】図2に示されるブレーカ用アクチュエータ
5bの駆動時には、リンク機構22をブレーカ矢印の方
向に操作すると、第1油路切換弁20は操作弁2とブレ
ーカ用アクチュエータ5bおよびブレーカ用低圧安全弁
18とを油圧管路3を介して接続し、前記第2油路切換
弁21はブレーカ用アクチュエータ5bを戻り管路27
を介して増設フィルタ26、オイルクーラ13よりタン
ク14にドレンする。また、リンク機構22を構成する
リンク22aによりリミットスイッチ23がOFFにな
ると、電磁開閉弁25のソレノイド25aには電源24
の電圧が印加されないため、該電磁開閉弁25は閉位置
となり、前記油圧ポンプ1の吐出口とクラッシャ用低圧
安全弁15とは電磁開閉弁25により遮断される。この
ようにして、ブレーカ用アクチュエータ5bは操作弁2
の操作量に応じた速度で駆動され、油圧はブレーカ用低
圧安全弁18により規制される。また、ブレーカ駆動時
には油圧機器等からゴミが排出され易いが、該排出され
た戻油中のゴミは増設フィルタ26により殆ど濾過する
ことができる。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上の通り構成したので次のよ
うな効果がある。。アタッチメントを交換するときは、
オペレータが第1油路切換弁と第2油路切換弁とを同時
に切り換えることにより、ワンタッチで各アタッチメン
ト用の油路に切り換えることができるため、オペレータ
の省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例におけるクラッシャ駆動時の油圧
回路を示す図である。
【図2】本考案実施例におけるブレーカ駆動時の油圧回
路を示す図である。
【図3】従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 操作弁 3,4 油圧管路 5a クラッシャ用アクチュエータ 5b ブレーカ用アクチュエータ 13 オイルクーラ 15 クラッシャ用低圧安全弁 18 ブレーカ用低圧安全弁 20 第1油路切換弁 21 第2油路切換弁 22 リンク機構 22a レバー 23 リミットスイッチ 24 電源 25 電磁開閉弁 25a ソレノイド 26 増設フィルター 27 戻り管路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと、該油圧ポンプにより駆動
    される第1アクチュエータと、該第1アクチュエータと
    交換して駆動される第2アクチュエータと、前記油圧ポ
    ンプと第1アクチュエータ、または第2アクチュエータ
    とを接続する管路に介設された操作弁と、該操作弁と前
    記第1アクチュエータ、または第2アクチュエータとを
    接続する管路に介設された第1油路切換弁、および第2
    油路切換弁と、該第1油路切換弁、および第2油路切換
    弁の連動機構と、第1アクチュエータ用低圧安全弁と、
    第2アクチュエータ用低圧安全弁とより成り、前記第1
    アクチュエータ駆動時には、前記第1油路切換弁は操作
    弁と第1アクチュエータとを接続し、前記第2油路切換
    弁は操作弁と第1アクチュエータを接続し、前記油圧ポ
    ンプ吐出口は第1アクチュエータ用低圧安全弁に接続さ
    れ、また、第2アクチュエータ駆動時には第1油路切換
    弁は操作弁と第2アクチュエータ、および第2アクチュ
    エータ用低圧安全弁とを接続し、第2油路切換弁は第2
    アクチュエータとオイルタンクとを接続することを特徴
    とするアクチュエータの作動油切換装置。
JP1992055827U 1992-07-16 1992-07-16 アクチュエータの作動油切換装置 Expired - Lifetime JP2574070Y2 (ja)

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