JPH04118428A

JPH04118428A - 掘削作業車の油圧回路構造

Info

Publication number: JPH04118428A
Application number: JP23809290A
Authority: JP
Inventors: Kazuyoshi Arii; 一善有井
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1990-09-06
Filing date: 1990-09-06
Publication date: 1992-04-20
Anticipated expiration: 2012-07-30
Also published as: JP2635206B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、油圧式走行装置を左右一対備えた作業車の油
圧回路構造に関する。

〔従来の技術〕

油圧式走行装置の一例であるクローラ走行装置（クロー
ラを油圧モータで駆動）を左右一対備えた作業車として
バックホウかある。このバックホウにおいては例えば特
開昭６３−７４２４号公報の第１図に開示されているよ
うに、第１及び第２ポンプからの作動油を先ずクローラ
走行装置用の制御弁に供給し、この制御弁の下手側にバ
ックホウ装置駆動用等の制御弁を接続しているものかあ
る。

直進しながらバックホウ装置を駆動する場合、クローラ
走行装置用の制御弁よりも上手側（ポンプ側）にバック
ホウ装置用の制御弁か位置していると、第１又は第２ポ
ンプからの作動油がバックホウ装置側に奪われてしまい
、片側のクローラ走行装置用の油圧モータの回転か低下
して機体が斜めに向いてしまう。そこで、前記公報では
第１及び第２ポンプからの作動油を先ずクローラ走行装
置用の制御弁に供給して、機体か直進して行くように構
成している。

前記公報のように機体の直進性を重視する構造では、逆
にクローラ走行装置用の制御弁の下手側か作動油の不足
気味となるので、直進中にバックホウ装置か動かし難く
なる。そこで、前記公報では旋回台用の第３ポンプを備
えて、この第３ポンプからの作動油をクローラ走行装置
用の制御弁の下手側に適時補給するように構成している
。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記構造では公報の第１図に示すように、第３ポンプ（
前記公報の（９））からの作動油を旋回台用の油圧モー
タ（前記公報（１））に給排操作する切換弁（前記公報
の（１１））が、単純な３位置切換式となっている。

従って、クローラ走行装置用の制御弁の下手側に作動油
を供給する状態に切換える開閉弁（前記公報の（２０）
）、旋回台用の切換弁（前記公報の（１１））か中立位
置に在る場合に第３ポンプからの作動油を排油する開閉
弁（前記公報の（１９））を備えている。このように、
前記構造では切換弁と複数組の開閉弁か必要となってい
る為に、構造の簡素化の面で改良の余地がある。

本発明は以上のような構成の簡素化を図ることを目的と
している。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の特徴は、第１ポンプ及び第２ポンプの最上子側
部の各々に、左右一対の油圧式走行装置用の一対の制御
弁を各々接続し、前記両制御弁の下手側の各々に、油圧
アクチュエータ用の制御弁を接続してある作業車の油圧
回路構造において、次のように構成することにある。つ
まり、 ■〔イ〕中立位置にバイパス部を備えたセンターバイパ
ス型式で、油圧アクチュエータ用の制御弁を複数組備え
る。

〔口〕第３ポンプからの第１油路に、前記センターバイ
パス型式の制御弁のバイパス部を直列に接続する。

〔ハ〕前記第１油路から分岐させた第２油路を、前記セ
ンターバイパス型式の制御弁における作動油給排用の各
ポートに並列的に接続する。

〔二〕前記センターバイパス型式の制御弁における最下
手側の制御弁のバイパス部からの第３油路と、前記第２
油路とにおいて、前記第３油路を遮断し、且つ、前記第
２油路からの作動油を、前記油圧式走行装置用の制御弁
の下手側の制御弁に供給可能な切換弁を備える。

〔ホ〕前記油圧式走行装置の作動中にこの油圧式走行装
置の下手側の前記制御弁を操作すると、これに連動して
前記切換弁を、油圧式走行装置の下手側の前記制御弁へ
の作動油の供給側に切換操作する操作手段を備える。

■　前項■の構成において、前記切換弁が、前記第３油
路を遮断し且つ前記第２油路からの作動油を前記油圧式
走行装置用の制御弁の下手側の制御弁に供給する状態と
、前記第３油路を遮断し且つ前記第２油路からの作動油
をサービスポートに供給する状態とに切換可能に構成さ
れている。

〔作　用〕

（ｉ）前項■のように構成すると、例えは第１図に示す
ように油圧式走行装置の作動中（制御弁（１３ａ）、　
（１３ｂ）か操作されている状態）において、油圧アク
チュエータ（７）、　（８）、　（９）用の制御弁（１
５）、　（１９）、　（２１）を操作すると、操作手段
によって切換弁（３１）が位置（３１ａ）に切換操作さ
れる。これにより第３ポンプ（２７）からの作動油が、
第２油路（２９）から切換弁（３１）を介して前記制御
弁（１５）、　（１９）、　（２１）に供給される。

以上のように、従来構造において用いられていた開閉弁
（前記公報の第１図における（１９）、　（２０））は
不要になる。又、第３ポンプ（２７）に接続されている
複数組の制御弁（２５）。

（２６）が、中立位置（２５Ｎ）、　（２６Ｎ）にバイ
パス部（２５ａ）、　（２６ａ）を備えたセンターバイ
パス型式であり、このようなセンターバイパス型式の制
御弁を第３ポンプ（２７）に３組４組と多く接続して行
くことか容易に行える。

（ｉｉ）前項■のように構成すると例えは第３図に示す
ように、切換弁（３１）か油圧式走行装置の下手側の制
御弁（１５）、　（１９）、　（２１）に作動油を供給
する本発明の目的の為のものであると同時に、サービス
ポート（３８）に作動油を供給するものにも兼用される
ことになる。

〔発明の効果〕

以上のように、従来構造における２組の開閉弁を省略し
て構造の簡素化を図り、製作コストを抑えることができ
た。

そして、第３ポンプに多数の制御弁を容易に接続するこ
とができて、種々の機能の油圧アクチュエータを装備し
易い油圧回路構造となる。

又、作動油補給用の切換弁をサービスポート用にも兼用
することによって、さらに機能の向上及び構造の簡素化
を図ることかできた。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図はバックホウの全体側面を示しており、左右一対
のクローラ走行装置（Ｉａ）、　（１ｂＸ油圧式走行装
置に相当）の上部に旋回台（２）か支持され、旋回台（
２）の前部にバックホウ装置（３）が備えられている。

二のバックホウ装置（３）は、第１油圧シリンダ（７）
（油圧アクチュエータに相当）により上下に揺動駆動さ
れるブーム（４）、第２油圧シリンダ（８）（油圧アク
チュエータに相当）により前後に揺動駆動されるアーム
（５）、及び第３油圧シリンダ（９）（油圧アクチュエ
ータに相当）により掻き込み揺動駆動されるパケット（
６）等で構成されている。

次に、第１．２．３油圧シリンダ（７）、　（８）、　
（９）に対する油圧回路構造について説明する。第１図
に示すように、第１ポンプ（１０）からの油路（１１）
が、右のクローラ走行装置（１ａ）の油圧モータ（１２
ａ）に対するセンターバイパス型式の制御弁（１３ａ）
に接続されると共に、制御弁（１３ａ）からの油路（１
４）が、アーム（５）用の第２油圧シリンダ（８）に対
するセンターバイパス型式の制御弁（１５）に接続され
ている。

第２ポンプ（１６）からの油路（１７）が、左のクロー
ラ走行装置（１ｂ）の油圧モータ（１２ｂ）に対するセ
ンターバイパス型式の制御弁（１３ｂ）に接続されてい
る。そして、制御弁（１３ｂ）からの油路（１８）が、
パケット（６）用の第３油圧シリンダ（９）に対するセ
ンターバイパス型式の制御弁（１９）に接続されると共
に、油路（１８）から分岐した油路（２０）が、ブーム
（４）用の第１油圧シリンダ（７）に対するセンターバ
イパス型式の制御弁（２工）に接続されている。

第１図に示すように、旋回台（２）回転駆動用の油圧モ
ータ（２２）　（油圧アクチュエータに相当）及び第２
図のドーザ（２３）用の第４油圧シリンダ（２４）　（
油圧アクチュエータに相当）に対して、中立位置（２５
Ｎ）、　（２６Ｎ）にバイパス部（２５ａ）、　（２６
ａ）を備えたセンターバイパス型式の制御弁（２５）。

（２６）が備えられている。そして、制御弁（２５）。

（２６）の中立位置（２５Ｎ）、　（２６Ｎ）において
、第３ポンプ（２７）からの第１油路（２８）に、制御
弁（２５）。

（２６）のバイパス部（２５ａ）、　（２６ａ）が直列
に接続されるように設定している。さらに、第１油路（
２８）から分岐した第２油路（２９）が、制御弁（２５
）。

（２６）における作動油給排用の各ポートに並列的に接
続されている。

最下手側の制御弁（２６）のバイパス部（２６ａ）から
の第３油路（３０）と、第２油路（２９）とが切換弁（
３１）に接続されており、この切換弁（３１）からの油
路（３２）が油路（１４）及び油路（１８）、　（２０
）に並列的に接続されている。

切換弁（３１）はパイロット操作式であり、第１゜２．
３油圧シリンダ（７）、　（８）、　（９）の何れかに
作動油か給排操作されると、そこからのパイロット圧を
切換弁（３１）に供給するパイロット油路（３３）か設
けられると共に、このパイロット油路（３３）に電磁操
作式の開閉弁（３４）が設けられている。そして、クロ
ーラ走行装置（１ａ）、　（１ｂ）用の制御弁（１３ａ
）、　（１３ｂ）においては、中立位置から正転側又は
逆転側に操作されたことを検出するリミットスイッチ（
３５ａ）、　（３５ｂ）か設けられており、両リミット
スイッチ（３５ａ）、　（３５ｂ）のうちの少なくとも
一方から信号か入力されると（制御弁（１３ａ）、　（
１３ｂ）のうちＣ少なくとも一方か正転側又は逆転側に
操作された状態）、開閉弁（３４）を開操作する制御装
置（３６）が備えられている。

以上の構造により、通常の状態では切換弁（３１）は第
１図に示す中立位置（３１Ｎ）に位置しており、第２油
路（２９）が遮断されて第３油路（３０）かタンク（３
７）に連通している。そして、制御弁（１３ａ）、　（
１３ｂ）のうちの少なくとも一方か操作されると（左右
のクローラ走行装置（１ａ）、　（１ｂ）のうちの少な
くとも一方か作動する状態）、開閉弁（３４）が開操作
される。この状態において、制御弁（１５）、　（１９
）、　（２１）のうちの何れかを操作すると、第１．２
．３油圧シリンダ（７）、　（８）、　（９）への作動
油供給系からパイロット圧か発生し、そのパイロット圧
により切換弁（３１）が第１位置（３１ａ）に切換操作
される。

これにより、第３油路（３０）か遮断されると共に、第
２油路（２９）が油路（３２）に連通して、第３ポンプ
（２７）からの作動油が第２油路（２９）及び油路（３
２）を介して制御弁（１５）、　（１９）、　（２１）
用の油路（１４）、　（１８）、　（２０）に送り込ま
れるのである。

〔別実施例〕

油圧式のブレーカ等の他の油圧装置接続用のサービスボ
ー）　（３８）を備えた機体の場合、第３図に示すよう
に、サービスポート（３８）への作動油の給排方向を切
換えるセンターバイパス型式の制御弁（３９）を切換弁
（３１）に接続する。

この構造では、切換弁（３１）の中立位置（３１Ｎ）に
て第２油路（２９）、制御弁（１５）、　（１９）、　
（２１）への油路（３２）及びサービスポート（３８）
用の制御弁（３９）への油路（４０）か遮断され、第３
油路（３０）かタンク（３７）に連通ずる。切換弁（３
１）の第１位置（３１ａ）にて第２油路（２９）と油路
（３２）か連通ずると共に、第３油路（３０）及び油路
（４０）か遮断される。

そして、切換弁（３１）の第２位置（３１ｂ）にて第３
油路（３０）及び油路（３２）か遮断されると共に、第
２油路（２９）がサービスボー）　（３８）用の制御弁
（３９）への油路（４０）に連通ずるのである。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る作業車の油圧回路構造の実施例を示
し、第１図は各油圧シリンダ及び各制御弁の油圧回路図
、第２図はバックホウの全体側面図、第３図は別実施例
における切換弁付近の油圧回路図である。（１ａ）、　（１ｂ）・・−−−−油圧式走行装置、（
７）、　（８）、　（９）。（２２）、　（２４）・・・・・・油圧アクチュエータ
、（１０）・・・・・・第１ポンプ、（１３ａ）、　（
１３ｂ）・・・・・・油圧代走付装置用の制御弁、（１
５）、　（１９）、　（２１）、　（２５）、　（２６
）・・・・・・油圧アクチュエータ用の制御弁、（１６
）・・・・・・第２ポンプ、（２５Ｎ）、　（２６Ｎ）
・・・・・・制御弁の中立位置、（２５ａ）、　（２６
ａ）・・・・・・制御弁のバイパス部、（２７）・・・
・・・第３ポンプ、（２８）・・・・・・第１油路、（
２９）・・・・・・第２油路、（３０）・・・・・・第
３油路、（３１）・・・・・・切換弁、（３８）・・・
・・・サービスポート。

Claims

【特許請求の範囲】１、第１ポンプ（１０）及び第２ポンプ（１６）の最上
手側部の各々に、左右一対の油圧式走行装置（１ａ）、
（１ｂ）用の一対の制御弁（１３ａ）、（１３ｂ）を各
々接続し、前記両制御弁（１３ａ）、（１３ｂ）の下手
側の各々に、油圧アクチュエータ（７）、（８）、（９
）用の制御弁（１５）、（１９）、（２１）を接続して
ある作業車の油圧回路構造であって、下記の〔イ〕〜〔
ホ〕に記載の構成を備えてある作業車の油圧回路構造。〔イ〕中立位置（２５Ｎ）、（２６Ｎ）にバイパス部（
２５ａ）、（２６ａ）を備えたセンターバイパス型式で
、油圧アクチュエータ（２２）、（２４）用の制御弁（
２５）、（２６）を複数組備える。〔ロ〕第３ポンプ（２７）からの第１油路（２８）に、
前記センターバイパス型式の制御弁（２５）、（２６）
のバイパス部（２５ａ）、（２６ａ）を直列に接続する
。〔ハ〕前記第１油路（２８）から分岐させた第２油路（
２９）を、前記センターバイパス型式の制御弁（２５）
、（２６）における作動油給排用の各ポートに並列的に
接続する。〔ニ〕前記センターバイパス型式の制御弁（
２５）、（２６）における最下手側の制御弁（２６）の
バイパス部（２６ａ）からの第３油路（３０）と、前記
第２油路（２９）とにおいて、前記第３油路（３０）を
遮断し、且つ、前記第２油路（２９）からの作動油を、
前記油圧式走行装置（１ａ）、（１ｂ）用の制御弁（１
３ａ）、（１３ｂ）の下手側の制御弁（１５）、（１９
）、（２１）に供給可能な切換弁（３１）を備える。〔ホ〕前記油圧式走行装置（１ａ）、（１ｂ）の作動中
にこの油圧式走行装置（１ａ）、（１ｂ）の下手側の前
記制御弁（１５）、（１９）、（２１）を操作すると、
これに連動して前記切換弁（３１）を、油圧式走行装置
（１ａ）、（１ｂ）の下手側の前記制御弁（１５）、（
１９）、（２１）への作動油の供給側に切換操作する操
作手段を備える。２、前記切換弁（３１）が、前記第３油路（３０）を遮
断し且つ前記第２油路（２９）からの作動油を前記油圧
式走行装置（１ａ）、（１ｂ）用の制御弁（１３ａ）、
（１３ｂ）の下手側の制御弁（１５）、（１９）、（２
１）に供給する状態と、前記第３油路（３０）を遮断し
且つ前記第２油路（２９）からの作動油をサービスポー
ト（３８）に供給する状態とに切換可能に構成されてい
る請求項１記載の作業車の油圧回路構造。