JPS61142235A - 油圧ショベル等の建設機械の油圧回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は油圧ショベル等の建設機械の油圧回路に関する
ものである。

（従来技術） 建設機械の走行中に他のアクチェータを作動させた場合
、従来の油圧ショベルの油圧回路はすべての方向切換弁
がパラレル接続されているため、直進走行中に負荷の軽
いアクチェータを作動させた方の走行モータ側に供給さ
れる油量が、他の一方の走行モータ側に供給される油量
より少なくなり蛇行する。又直進走行中に負荷圧が高い
他のアクチェータを走行中に作動させると、そのアクチ
ェータが作動しないという欠点があった。

即ち、例えば第４図に示す如き従来の油圧ショベルの油
圧回路図は、慨路次の様に植成されている。

１は第１の油圧ポンプ、２は第２の油圧ポンプ、３は第
１．第２の油圧ポンプ１，２を駆動する原動機である。

４は第１の方向切換弁のグループであって、メインリリ
ーフバルブ４ａ、左走行モータ用方向切換弁４ｂ、旋回
モータ用方向切換弁４ｃ、アームシリンダ用方向切換弁
４ｄ、第２のブーム用方向切換弁４ｅよりなっていて、
これら方向切換弁４ｂ〜４ｅはパラレル接続となってい
る。４ｆは中立通路、匂はパラレル通路、　４ｈは戻り
通路である。

５は第２の方向切換弁のグループで、メインリリーフバ
ルブ５ａ、右走行モータ用方向切換弁５ｂ、第１のブー
ムシリンダ用方向切換弁５ｃ、バケットシリンダ用方向
切換弁５ｄよりなり、各方向切換弁５ｂ〜５ｄはパラレ
ル接続となっている。５ｆは中立通路、九はパラレル通
路、　５ｈは戻り通路である。６は第１の油圧ポンプ１
と第１の方向切換弁のグループ４の主入ロポートＰ工を
結ぶ管路、７は第２の油圧ポンプ２と第２の方向切換弁
のグループ５の主入ロボートＰｌを結ぶ管路である。

このような従来の油圧ショベルの油圧回路では以下の如
き不具合がある。すなわち、 １）左走行モータ用方向切換弁４ｂと右走行モータ用方
向切換弁５ｂを操作中（同方向に操作すると直進走行と
なり、又互に逆に操作するとスピンターンとなる）にア
ーム操作をすると、アームシリンダ用方向切換弁４ｄと
左走行モータ用方向切換弁４ｂとはパラレル接続のため
、アーム駆動圧く左走行モータ駆動圧の関係であると、
左走行用方向切換弁４ｂ側に比較して負荷の軽いアーム
シリンダ用方向切換弁４ｄ側に第１の油圧ポンプ１の圧
油が流れる傾向となる。その結果主走行モータの速度が
右走行モータの速度より遅くなり、アームは動くが直進
走行或いはスピンターンができないこととなる。

又アームシリンダ駆動圧〉左走行モータ駆動圧であると
、アームシリンダに与える圧力が不足するので、直進走
行又はスピンターンはできてもアームは動かない。

２）左走行モータ用方向切換弁４ｂと右走行モータ用方
向切換弁５ｂを操作中（直進走行あるいはスピンターン
中）に旋回操作をする場合、左走行モータ用方向切換弁
４ｂと旋回用方向切換弁４ｃはパラレル接続となってい
るため、旋回モータ駆動圧〈走行モータ駆動圧であると
、左走行モータ用方向切換弁４ｂ側に比較して負荷の軽
い旋回モータ用方向切換弁４ｃ側に第１の油圧ポンプ１
の圧油が流れる傾向となる。その結果表走行モータの速
度が右走行モータの速度より遅くなり旋回動作はするが
直進走行あるいはスピンターンができない。

又旋回モータ駆動圧〉走行モータ駆動圧の場合では、旋
回モータに与える圧力が不足して、直進走行あるいはス
ピンターンはできても旋回動作ができない。

３）左走行モータ用方向切換弁４ｂと右走行モータ用方
向切換弁５ｂを操作中、（直進走行中あるいはスピンタ
ーン中）にパケット操作をする場合、右走行モータ用方
向切換弁５ｂとバケットシリンダ用方向切換弁５ｃとは
パラレル接続となっているため、バケットシリンダ駆動
圧〈右走行モータ用駆動圧であると、右走行モータ用方
向切換弁５ｂ側に比較して負荷の軽いパケット用方向切
換弁５ｄ側に第２の油圧ポンプ２の圧油が流れる傾向と
なる。

その結果右走行モータ速度が左走行モータ速度より遅く
なりパケットは動くが直進走行あるいはスピンターンが
できない。

さらにバケットシリンダ駆動圧〉右走行モータ駆動圧で
あると、バケットシリンダに与える圧力が不足し、直進
走行はできてもパケットは動かない。

４）左走行モータ用方向切換弁４ｂと右走行モータ用方
向切換弁５ｂを操作中（直進走行中又はスピンターン）
ブーム操作をする場合、左走行モータ用方向切換弁４ｂ
と第２のブームシリンダ用方向切換弁４ｅとが、又右走
行モータ用方向切換弁５ｂと第１のブームシリンダ用方
向切換弁５ｃとが各々パラレル接続となっているため、
ブームシリンダ駆動圧〈走行モータ駆動圧であると負荷
の軽い第１゜第２ブームシリンダ用方向切換弁４ｅ、５
ｃの方に第１．２の油圧ポンプ１．２の圧油が夫々流れ
、ブームは動くが走行あるいはスピンターンができない
こととなる。

又ブームシリンダ駆動圧〉走行モータ駆動圧であると、
ブームシリンダに与える圧力が不足し、直進走行あるい
はスピンターンはできてもブームは動かない。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は上記公知技術の問題点を解決しようとするもの
で走行中に他のアクチェータを作動させた場合でも、直
進走行あるいはスピンターンが可能で、しかも他のアク
チェータも確実に作動できるようにした油圧回路を提供
しようとするものである。

（問題点を解決する手段） 本発明は以上のような従来の油圧ショベルの油圧回路の
不具合を解決するためなされたもので、その解決手段は
次の通りである。即ち、アクチェータの圧油を制御する
２つの方向制御弁のグループの内筒１の方向切換弁のグ
ループには左右の走行の内、定められた一方の走行モー
タ用方向切換弁（以下左走行モータ用とする）を上流側
に、走行との複合操作の対象とするアクチェータ用の方
向切換弁たとえば旋回モータ用、アームシリンダ用、及
び第２のブームシリンダ用の方向切換弁を逆流防止用チ
ェック弁を介して走行モータ用方向切換弁に対して直列
に接続する６なおこれら旋回モータ用、アームシリンダ
用及び第２のブームシリンダ用の各方向切換弁は互にパ
ラレル接続し、第２の方向切換弁のグループには左右の
走行の内、定められた他方の走行モータ用方向切換弁（
以下右走行モータ用とする）を上流に、走行との複合操
作の対象となるアクチェータ用の方向切換弁たとえば第
１のブームシリンダ用及びバケットシリンダ用の方向切
換弁を逆流防止用チェック弁を介して走行モータ用方向
切換弁に対して直列に接続する。なお、これら第１のブ
ームシリンダ用及びバケットシリンダ用の各方向切換弁
は互にパラレル接続している。

さらに前記第１あるいは第２の方向切換弁のグループの
いずれか一方の走行モータ用方向切換弁の上流に切換弁
を設け、この切換弁によって第１゜第２の油圧ポンプの
圧油の流れを以下の如く切換えるように構成している。

なお、説明上、上記切換弁は第２の方向切換弁のグルー
プに設けた場合とする。つまり、切換弁が イ）Ａ位置にある場合は、第１の油圧ポンプは第１の方
向切換弁のグループの第１の入口ポートに入って中立通
路に供給され、文節２の油圧ポンプは第２の方向切換弁
のグループの第１の入口ポートに入り、前記切換弁を介
して中立通路に供給されている。

口）前記切換弁がＢ位置に切換った場合は、第１の油圧
ポンプは第１の方向切換弁の第１の入口ボートに入り、
中立通路に供給されるとともに、第２の方向切換弁のグ
ループの第２の入口ボートに入り、前記切換弁を介して
中立通路に供給される。又、第２の油圧ポンプは第２の
方向切換弁の第１の入口ポートに入り前記切換弁を介し
て、第１の方向切換弁のグループの左走行モータ用方向
切換弁以外の方向切換弁のパラレル通路と、第２の方向
切換弁のグループの右走行モータ用方向切換弁以外の方
向切換弁のパラレル通路に供給されている。

（発明の実施例） 以下本発明の油圧ショベル等建設機械の油圧回路の実施
例について説明する。第１図は本発明の第１の実施例の
油圧回路図、第２図は本発明の第２の実施例の油圧回路
図で、第３図は本発明の第３実施例の油圧回路図である
。これらの図において第４図の従来例と同一構成要素に
ついては同一符号で示すものとする。

（第１実施例） 第１図の第１の実施例に於て、１は第１の油圧ポンプ、
２は第２の油圧ポンプ、３は第１．第２の油圧ポンプ１
，２及びパイロット用油圧ポンプ１０を駆動する原動機
、４は第１の方向切換弁のグループであって、メインリ
リーフバルブ４ａ、上流より左走行モータ用方向切換弁
４ｂ、旋回モータ用方向切換弁４Ｃ、アームシリンダ用
方向切換弁４ｄ、第２のブームシリンダ用方向切換弁４
ｅ、の順に設けており、これら方向切換弁で走行との複
合操作の対象となる旋回モータ用、アームシリンダ用及
び第２のブームシリンダ用の各方向切換弁４ｃ〜４ｅを
左走行モータ用方向切換弁４ｂに対して直列に接続して
いる。なお、旋回モータ用、アームシリンダ用及び第２
のブームシリンダ用の各方向切換弁４０〜４ｅはパラレ
ル接続としている為、順序がかわってもよい。４ｆは中
立通路、４ｇはパラレル通路で第２の入口ポートＰｏと
接続されている。４ｈは戻り通路、４１は左走行モータ
用方向切換弁４ｂの下流に直列に設けた他の方向切換弁
４ｃ〜４ｅの中立通路４ｆとパラレル通路４ｇを接続す
る通路に設けた逆流防止用チェック弁で中立通路４ｆか
らパラレル通路４ｇに自由に流れ、その逆には流れない
様に組込まれている。４ｂ’　、４ｃ’　、４ｄ’は左
走行モータ用、旋回モータ用及びアームシリンダ用の各
方向切換弁４ｂ〜４ｄに連動する補助弁である。

５は第２の方向切換弁のグループで、メインリリーフバ
ルブ５ａと、上流より右走行モータ用方向切換弁５ｂ、
第１のブームシリンダ用方向切換弁５Ｃ、バケットシリ
ンダ用方向切換弁５ｄの順に設けられており、これらの
方向切換弁で走行との複合操作“の対象となる第１のブ
ームシリンダ用及びバケットシリンダ用の各方向切換弁
５ｃ　、　５ｄを右走行モータ用方向切換弁５ｂに対し
て直列に接続している。

なお、第１のブームシリンダ用及びバケットシリンダ用
の各方向切換弁はパラレルに接続されている為に、順序
がかわってもよい、　５ｅは右走行モータ用方向切換弁
５ｂの上流に設けられた切換弁で、これにより第１．第
２の油圧ポンプ１，２の圧油の供給状態を切り換えうる
。５ｆは中立通路、５ｇはパラレル通路、５ｈは戻り通
路、５１は右走行モータ用方向切換弁５ｂの下流に直列
に設けられ、他の方向切換弁５ｃ　、　５ｄの中立通路
５ｆとパラレル通路録を接続する通路に設けた逆流防止
用チェック弁で。

中立通路５ｆからパラレル通路５ｇに自由に流れ、その
逆には流れない様に組まれているａ　５ｂ’　、５ｃ’
　ｒ５ｄ’は右走行モータ用、第１のブームシリンダ用
及びバケットシリンダ用用の各方向切換弁５ｂ〜５ｄに
連動する補助弁である。

６は第１の油圧ポンプ１と第１の方向切換弁のグループ
４の第１入ロボートＰｉとを接続する管路。７は第２の
油圧ポンプ２と第２の方向切換弁のグループ５の第１入
ロボートＰｉとを接続する管路、８は第１の油圧ポンプ
１と第２の方向切換弁のグループ５の第２入ロボートｐ
ｌとを接続する管路、９は切換弁５ｅの出口ボートＰａ
と第１の方向切換弁のグループ４の第２人口ボートＰｏ
とを接続する管路、１０はパイロット用ポンプ、１１は
前記パイロット用ポンプ１０の最高圧を制限するリリー
フバルブ、１２はパイロット用ポンプＩＯの圧油を切換
弁５ｅに導びく管路、Ｉ３は前記管路１２から分岐して
補助弁５ｂ’　と接続する管路、１４は前記管路１２か
ら分岐して補助弁４ｂ’　を接続する管路、１５は補助
弁５ｂ’　からタンクに接続する管路、１６は補助弁５
ｂ’の出口と補助弁５ｃ’　を接続する管路、１７は補
助弁５ｃ’の出口と補助弁５ｄ’を接続する管路、１８
は補助弁５ｄ’の出口と補助弁４ｄ’　を接続する管路
、１９は補助弁４ｄ’の出口と補助弁４ｃ’　を接続す
る管路である。２０は補助弁４ｂ’　、４ｃ’の各出口
と接続する管路で管路２１でもってタンクと接続されて
いる。ここで左右の・走行モータ用方向切換弁４ｂ　、
　５ｂと同時に左右の走行モータ用方向切換弁４ｂ、５
ｂ以外の他の方向切換弁４ｃ、４ｄ、５ｃ、５ｄのいず
れかを切換ると管路Ｉ２の圧力が上昇し、切換弁５ｅが
Ａ位置よりＢ位置に切換る。

この構成で切換弁５ｅによる第１．第２の油圧ポンプ１
，２の圧油の流れは以下のようになる。

イ）切換弁５ｅがＡ位置（第１図の状態）にある場合； 第１の油圧ポンプ１の圧油は管路６を通って第１の方向
切換弁のグループ４の第１入ロボートＰｉに供給され、
中立通路４ｆを通り、タンク通路４ｈに流れる６又旋回
モータ用方向切換弁４ｃの上流で逆流防止チェック弁４
１を介してパラレル通路匂にもつながる。

又、第１の油圧ポンプ１の圧油は管路８を通って第２の
方向切換弁のグループ５の第２入ロボートｐｌに供給さ
れるが、切換弁５ｅによって遮断されている。第２の油
圧ポンプ２の圧油は７を通って第２の方向切換弁のグル
ープ５の第１人ロボートＰ　ｌに供給され、切換弁５ｅ
　、中立通路５ｆを通り、タンク通路５ｈに流れる。文
節１のブームシリンダ用方向切換弁５ｃの上流で逆流防
止チェック弁５１を介してパラレル通路５ｇにもつなが
る。

口）切換弁５ｅがＢ位置に切換った場合；第１の油圧ポ
ンプ１の圧油は管路６を通り、第１の方向切換弁のグル
ープ４の第１入ロボートｐｌに供給され、中立通路４ｆ
に流れる。又管路８を通った第１の油圧ポンプｌの圧油
は、第２の方向切換弁グループ５の第２入ロボートｐｌ
に供給され切換弁５ｅを介して中立通路５ｆに流れる。

つまり第１の油圧ポンプｌの圧油は左右走行モータ用方
向切換弁４ｂ、５ｂに専用として供給される。

−力筒２の油圧ポンプ２の圧油は、管路７を通って第２
の方向切換弁のグル一プ５の第１入目ボートＰ１に供給
され、切換弁５ｅを介してパラレル通路５ｇと、第２の
方向切換弁のグループ５の出口ポートＰｏに供給される
。この出口ポートＰＯを出た圧油は配管９を通り、第１
の方向切換弁のグループ４の第２人口ポートＰｏに供給
され、パラレル通路４ｇに流れる。つまり第２の油圧ポ
ンプ２の圧油は左右の走行モータ用切換弁４ｂ、５ｂ以
外の他のアクチェータ用方向切換弁４ｃ〜４ｅ及び５ｃ
、５ｄに専用に供給されることとなる。

（第２実施例） 第２図は本発明の第２実施例を示すものである。

これは第１図に示す実施例と基本的には同一構成である
が、異なる点は切換弁５ｅの構造が異なることである。

これについて説明すると切換弁５ｅがＢ位置に切り換っ
た時、第２の油圧ポンプ２の圧油すなわち左右の走行モ
ータ用の方向切換弁４ｂ、５ｂ以外の他のアクチェータ
用の各方向切換弁４ｃ〜４ｅ及５ｃ、５ｄに供給される
圧油の余剰分を、切換弁５ｅの内部に直列に設けられた
絞り及びチェック弁を介して左右の走行モータ用の方向
切換弁４ｂ　、　Ｓｂ側に供給することで、第２の油圧
ポンプ２の圧油を有効に利用することができるようにし
たことにある。

（第３実施例） 第３図は本発明の第３の実施例を示すものである。これ
も第１図に示す実施例と基本的には同一構成であるが、
異なる点は第１．第２の方向切換弁のグループ４，５の
各々のパラレル通路４ｇ、５ｇと、中立通路４ｆ、５ｆ
を接続する通路４Ｊ、５Ｊを夫々設け、それらの通路４
ｊ、５ｊに絞り４Ｑ、５Ｑ及びチェック弁４に、５ｋを
直列に設けたことである。なお各チェック弁４ｋ　、　
５にはパラレル通路４ｇ、５ｇから中立通路４ｆ。

５ｆには自由に圧油は流れうるが、その逆には流れない
ようにしている。

以上の構成で切換弁５ｅがＢ位置に切り換った時、第２
の油圧ポンプ２の圧油すなわち左右の走行モータ用の方
向切換弁４ｂ、５ｂ以外の他のアクチェータ用の各方向
切換弁４ｃ〜４ｅ及び５ｃ　、　５ｄに供給される圧油
の余剰分を、通路４ｊ　、　５ｊに設けられた絞り４Ｑ
、５Ｑ及びチェック弁４ｋ　、　５ｋを介して左右の走
行モータ用の方向切換弁４ｂ、５ｂ側に供給することで
、第２の油圧ポンプ２の圧油を有効に利用することがで
きる。

又、上記第１図〜第３図に示された各実施例の回路図で
、切換弁５ｅを作動させるのに、各補助弁４ｂ’〜４ｄ
’及び５ｂ’〜５ｄ’の動きの組合せでパイロット用ポ
ンプ１０の圧油を上昇させて行なうようにした構成を説
明したが、これらの回路図に示す回路組合せに限定する
ものでなく、他の回路の組合せでも良く又、他の方法例
えば手動式あるいは電気式で行なっても勿論よい。

（発明の作用） 本発明は以上の通りの構成であって、その作用を以下説
明する。

Ａ）左右の走行モータ用の方向切換弁４ｂ、５ｂを切換
え、他のアクチェータ用方向切換弁４Ｃ〜４ｅ。

５ｃ　、　５ｄを切換えない場合（つまり走行単独操作
の場合）； パイロット用ポンプ１０の圧油は補助弁５ｂ′。

５ｃ’　、　５ｄ’　、４ｄ’　、４ｃ′は開き状態で
あるためタンクに戻り、管路１２には油圧力の発生はな
く、切換弁５ｅは図の状態のままであり、第１の油圧ポ
ンプ１の圧油は管路６、第１の方向切換弁のグループ４
の第１入ロボート中立、中立通路４ｆを経て左走行モー
タ用方向切換弁４ｂに供給される。文節２の油圧ポンプ
２の圧油は管路７、第２の方向切換弁のグループ５の第
１入ロボート中立、切換弁５ｅ、中立通路５ｆを経て右
走行モータ用方向切換弁５ｂに供給される。よって従来
の油圧回路と同様の作動が可能である。

Ｂ）左右の走行モータ用方向切換弁４ｂ、５ｂは切換え
ず（図の状態）にしておき、他のアクチェータ用の方向
切換弁４ｃ〜４ｅ　、　５ｃ　、　５ｄを切換えた場合
；パイ日ソ１〜用ポンプ１０の圧油は補助弁４ｂ′。

５ｂ’は開き状態であるため、タンクに戻り、管路１２
には油圧力の発生はなく、切換弁５ｅは図示の状態のま
まであり、第１．第２の方向切換弁のグループ４，５の
中立通路４ｆ、５ｆは前記走行モータ用方向切換弁４ｂ
、５ｂ以外の他のアクチェータ用の方向切換弁４ｃ〜４
ｅ　、　５ｃ　、　５ｄのいずれかで遮断されているの
で、第１の油圧ポンプ１の圧油は管路６、第１の方向切
換弁のグループ４の第１入ロボート中立通路４ｆ、左走
行モータ用方向切換弁４ｂ、中立通路４ｆとパラレル通
ｉ！８４ｇを接続する通路に設けられた逆流防止チェッ
ク弁４１を経て、旋回モータ用、アームシリンダ用及び
第２のブームシリンダ用の各方向切換弁４０〜４ｅにパ
ラレルに供給される。文節２の油圧ポンプ２の圧油は管
路７、第２の方向切換弁のグループ５の第１入ロボート
中立、切換弁５ｃ、中立通路５ｆ、右走行モータ用方向
切換弁５ｂ、中立通路５ｆとパラレル通路５ｇを接続す
る通路に設けられた逆流防止チェック弁５１を経て第１
のブームシリンダ用及びバケットシリンダ用の各方向切
換弁５ｃ　、　５ｄにパラレルに供給される。よって従
来の油圧回路と同様の作動が可能となる。

Ｃ）左右の走行モータ用方向切換弁４ｂ　、　５ｂを同
方向あるいは逆方向に同時に操作して、他のアクチェー
タ用の方向切換弁４Ｃ〜４ｅ、５ｃ、５ｄを同時に切換
えた場合、説明上旋回モータ用方向切換弁４Ｃを切換え
た場合について説明する； パイロットポンプ１０の圧油は補助弁４ｂ’　、４ｃ’
により遮断されるので、管路１２の油圧力はりす−フバ
ルブ１１の設定圧まで上昇し切換弁５ｅは切換ってＢ位
置となるので、第１の油圧ポンプ１の圧油は管路６、第
１の方向切換弁のグループ４の第１入ロポｈＰｘ、中立
通路４ｆを経て左走行モータ用方向切換弁４ｂに供給さ
れる。なお、左走行モータ用方向切換弁４ｂにより中立
通路４ｆは遮断されるので、それ以降の方向切換弁４Ｃ
〜４Ｃには第１の油圧ポンプｌの圧油は供給されない。

一方管路８にも供給された第１の油圧ポンプ１の圧油は
、第２の方向切換弁のグループ５の第２人ロポートＰ２
．切換弁５ｅを経て中立通路５ｆを通じ、右走行モータ
用方向切換弁５ｂに供給される。

なお右走行モータ用方向切換弁５ｂにより中立通路５ｆ
は遮断されるので、それ以降の方向切換弁５ｃ。

５ｄには第１の油圧ポンプｌの圧油は供給されない。

一方、第２の油圧ポンプ２の圧油は管路７を通じ、第２
の方向切換弁のグループ５の第１入ロポｈＰｘに供給さ
れ、切換弁５ｅによって第２の方向切換弁のグループ５
のパラレル通路５ｇと出口水ｈＰｏに供給される。この
内、パラレル通路５ｇに供給された第２の油圧ポンプ２
の圧油は、第１のブームシリンダ用及びバケットシリン
ダ用の各方向切換弁５ｃ、５ｄにパラレルに供給される
。又、第２の方向切換弁のグループ５の出口ボートＰＯ
に供給された第２の油圧ポンプ２の圧油は管路９を介し
て第１の方向切換弁のグループ４の第２人口ボートＰｏ
を経て、パラレル通路４ｇを通じ、旋回モータ用、アー
ムシリンダ用及び第２のブームシリンダ用の各方向切換
弁４ｃ、４ｄ、４ｅにパラレルに供給される。

以上を要約すると、第１の油圧ポンプ１の圧油は、左右
の走行モータ用方向切換弁４ｂ　、　５ｂに専用に供給
され、こら九の方向切換弁４ｂ、５ｂが同方向に切換っ
ていれば直進走行は維持される。逆方向に切換っていれ
ばスピンターンが維持される。文節２の油圧ポンプ２の
圧油は左右の走行モータ用方向切換弁４ｂ、５ｃ以外の
他のアクチェータ用の方向切換弁４ｃ〜４ｅ、５ｃ、５
ｄに専用に供給される。今回の場合は他のアクチェータ
用方向切換弁４ｄ、４ｅ、５ｃ。

５ｄは操作していないので旋回モータ用方向切換弁４ｃ
に全量供給される。このことは走行と他のアクチェータ
が完全に独立していることを意味している。

（発明の効果） 本発明は以上のような構成であるので、左右の走行を操
作中に走行以外の他のアクチェータを操作する場合、切
換弁５ｅが切り換るので、第１．第２の油圧ポンプのう
ち、一方の油圧ポンプからの圧油を他のアクチェータと
独立して走行専用に。

他の油圧ポンプからの圧油を走行以外の他のアクチェー
タの専用に供給することができるようにしたので、直進
走行中あるいはスピンターン操作中に他のアクチェータ
を作動させた場合でも直進走行、スピンターンの動作が
確実で、しがも走行以外の他のアクチェータの作動も確
実にでき、能率の良い作業を保障できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例油圧回路図。 第２図は同じく第２実施例油圧回路図。 第３図は同じく第３実施例油圧回路図。 第４図は従来公知の油圧回路図。 図において； ｌ　第１の油圧ポンプ２　第２の油圧ポンプ３　原動機 ４　第１の方向切換弁グループ ４ａ　、　５ａ　　メインリリーフバルブ４ｂ　　左走
行モータ用方向切換弁 ４ｃ　　旋回モータ用方向切換弁 ４ｄ　　アームシリンダ用方向切換弁 ４ｅ　　第２のブームシリンダ用方向切換弁４ｆ　　中
立通路　　　　４ｇ　　パラレル通路４ｈ　　戻り通路 ４１　　逆流防止用チェック弁 ４Ｊ　　通路　　　　　　４ｋ　　チェック弁口　絞り ５　第２の方向切換弁グループ ５ｂ　　右走行モータ用方向切換弁 ５ｃ　　第１のブームシリンダ用方向切換弁５ｄ　　バ
ケットシリンダ用方向切換弁５ｅ　　切換弁　　　　　
５ｆ　　中立通路５ｇ　　パラレル通路　　５ｈ　　戻
り通路５１　　逆流防止用チェック弁 ５ｊ　　通路　　　　　　５ｋ　　チェック弁５Ｑ　絞
り １０　　パイロットポンプ １１　　リリーフ弁 ６．７，８，９，１２，１３，１４，１５，１６，１７
，１８．１！Ｉｔ、２０．２１管路 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［ I ］次の構成要件１）〜３）よりなることを特徴と
   する第１の油圧ポンプと第２の油圧ポンプの２個の油圧
   ポンプ及びこれらの油圧ポンプによって駆動される複数
   のアクチエータに供給される圧油の方向を制御する第１
   の方向切換弁グループ（４）と第２の方向切換弁グルー
   プ（５）を備えた油圧ショベル等の建設機械の油圧回路
   。 １）第１の方向切換弁のグループ（４）には左右の走行
   の内、定められた１方の走行モータ用方向切換弁（４ｂ
   ）を上流に、走行との複合操作の対象となるアクチエー
   タ用の方向切換弁たとえば旋回モータ用方向切換弁（４
   ｃ）、アームシリンダ用方向切換弁（４ｄ）、第２のブ
   ームシリンダ用方向切換弁（４ｅ）等を下流に直列に接
   続し、第２の方向切換弁のグループ（５）には左右の走
   行の内、定められた他方の走行モータ用方向切換弁（５
   ｂ）を上流に、走行との複合操作の対象となるアクチエ
   ータ用の方向切換弁、たとえば第１のブームシリンダ用
   方向切換弁（５ｃ）、バケットシリンダ用方向切換弁（
   ５ｄ）等を下流に直列に接続する。 ２）これら直列に接続した通路に、中立通路（４ｆ）（
   ５ｆ）から自由に圧油が流れる方向に逆流防止用チェッ
   ク弁（４ｉ）（５ｉ）を各々設ける。 ３）第２の方向切換弁のグループ（５）あるいは第１の
   方向切換弁のグループ（４）のいずれか一方の上流に切
   換弁（５ｅ）を設け、この切換弁（５ｅ）により、 （ａ）通常は一方の油圧ポンプ（１又は２）の圧油は一
   方の方向切換弁のグループ（４又は５）の中立通路（４
   ｆ又は５ｆ）のみに供給し、他方の油圧ポンプ（２又は
   １）の圧油は他方の方向切換弁のグループ（５又は４）
   の切換弁（５ｅ）を介して中立通路（５ｆ又は４ｆ）の
   みに供給する。 （ｂ）この切換弁（５ｅ）が切換った状態では、一方の
   油圧ポンプ（１又は２）の圧油は一方の方向切換弁のグ
   ループ（４又は５）の中立通路（４ｆ又は５ｆ）と他方
   の方向切換弁のグループ（５又は４）の切換弁（５ｅ）
   を介して中立通路（５ｆ又は４ｆ）に供給し、他方の油
   圧ポンプ（２又は１）の圧油は他方の方向切換弁のグル
   ープ（５又は４）の切換弁（５ｅ）を介して他方の方向
   切換弁のグループ（５又は４）のパラレル通路（５ｇ又
   は４ｇ）と、一方の方向切換弁のグループ（４又は５）
   のパラレル通路（４ｇ又は５ｇ）とに供給可能とした。 ［II］第２の方向切換弁のグループ（５）あるいは第１
   の方向切換弁のグループ（４）のいずれか一方の上流に
   設けられた切換弁（５ｅ）が切換わった時、切換弁（５
   ｅ）の内部に、他方の油圧ポンプ（５又は４）の圧油の
   一部が一方の油圧ポンプ（４又は５）の圧油の方に流れ
   うるような通路を構成し、この通路に絞り及びチェック
   弁を直列に設けたことを特徴とする特許請求の範囲［
   I ］記載の油圧ショベル等の建設機械の油圧回路。 ［III］第１と第２の方向切換弁のグループ（４）（５
   ）のそれぞれに、パラレル通路（４ｇ）（５ｇ）と中立
   通路（４ｆ）（５ｆ）を接続する通路（４ｊ）（５ｊ）
   を設け、これら通路（４ｊ）（５ｊ）にパラレル通路（
   ４ｇ）（５ｇ）から中立通路（４ｆ）（５ｆ）のみに流
   れうる方向に各々チェック弁（４ｋ）（５ｋ）を設け、
   かつそれらチェック弁（４ｋ）（５ｋ）と直列に各々絞
   り（４ｌ）（５ｌ）を設けたことを特徴とする特許請求
   の範囲［ I ］記載の油圧ショベル等の建設機械の油圧
   回路。