JP2549967Y2 - 油圧駆動車輛における作業機駆動装置 - Google Patents

油圧駆動車輛における作業機駆動装置

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JP2549967Y2
JP2549967Y2 JP1991073848U JP7384891U JP2549967Y2 JP 2549967 Y2 JP2549967 Y2 JP 2549967Y2 JP 1991073848 U JP1991073848 U JP 1991073848U JP 7384891 U JP7384891 U JP 7384891U JP 2549967 Y2 JP2549967 Y2 JP 2549967Y2
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井 徳 郎 坂
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、車体の下方に配設
した左右−対の走行部を、2ポンプ・2モータの走行用
油圧伝動装置でもって駆動する油圧駆動車輛において、
車体に装備する作業機を車体停止状態において稼働させ
る作業機駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の如き油圧駆動車輛の一例として
は、油圧駆動車輛の車体上に、コンプレッサと送風機と
からなる降雪装置を搭載して構成されるスノーマシンが
ある。しかして、従来のスノーマシンは、図6に示して
いるように、2ポンプ・2モータの走行用油圧伝動装置
における2ポンプ(タンデムプランジャポンプ101)
の後部に多連のギヤポンプ(102)を連設し、これら
のギヤポンプで降雪装置におけるコンプレッサ(10
3)駆動用の油圧モータ(104)及び送風機(10
5)駆動用の油圧モータを稼働するように構成されてい
る。
【0003】なお、図6の(106)はコンプレッサ用
の電磁弁、(107)は送風機用の電磁弁、(108)
は作動油タンク、(109)はオイルクーラー、(11
0)はエンジン、(111)は走行伝動系に組み込まれ
た駐車ブレーキ、(112)は走行用油圧伝動装置の油
圧モータ、(113)は走行伝動系の最終減速機、(1
14)は走行部の駆動スプロケットである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この種の油圧駆動車輛
においては、エンジンの最大出力に可及的に近い大きな
動力で作業機を駆動できると好都合なことが多いのであ
るが、従来のものは、上述のように走行用油圧伝動装置
におけるタンデムプランジャポンプの後部に連設する多
連のギヤポンプで作業機駆動用の油圧モータを駆動する
もので軸径などに制限を受けるから、ギヤポンプの容量
に限度があってエンジン最大出力の1/2程度の動力し
か取り出せなくて、エンジンの最大出力に可及的に近い
大きな動力で作業機を駆動する必要があっても、それに
対応することができなくて出力不足に陥るという問題点
があった。
【0005】そこで、従来のものの中には、油圧ポンプ
と油圧モータとを閉回路状に接続した静油圧式の走行ト
ランスミッションを備える油圧駆動車輛において、油圧
ポンプと油圧モータとの間に、前記油圧モータと作業機
用油圧回路とを前記油圧ポンプに選択的に切換接続する
為の切換弁を設けることにより、車体停止状態にして走
行トランスミッションの油圧ポンプを作業機用油圧回路
に切換接続し、もって作業機を大きな出力で稼働できる
ようにしたものがみられる(例えば、実開平3−703
2号公報参照)。
【0006】上述のように改良されたものによれば、所
要動力の大な作業機をも一応は出力不足なく稼働するこ
とはできるけれども、その作業機が始動する際の起動ト
ルクのピークを避けることはできず、また、作業機停止
の際の大きな慣性回転を緩やかに止めることができない
ものであったから、作業機の始動・停止に無理が生ずる
難点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、走行用油圧伝
動装置の油圧回路に、油圧パイロット方向切換弁を介し
て作業機駆動用油圧モータの油圧回路を接続し、前記方
向切換弁の切り換えにより走行用油圧回路の油圧ポンプ
でもって作業機駆動用油圧モータを稼働するように構成
された油圧駆動車輛の作業機駆動装置において、前記油
圧ポンプの油量コントロールレバーを作動する油圧シリ
ンダへの作動油給排管路と作業機駆動用油圧モータに制
動力を付与するための作動油給排管路とを切換弁を介し
て接続した制御回路を設け、この制御回路の油量コント
ロールレバー側の作動油給排管路に絞り弁を設けると共
に、作業機駆動用油圧モータ側の作動油給排管路に低圧
リリーフ弁を設けることによって、作業機始動時には前
記絞り弁を経ての作動油供給よる油量コントロールレバ
ーの動きで作業機を緩やかに始動させ、作業機停止には
回路切換え後、低圧リリーフ弁(9)によって設定され
る圧力で作業機駆動用油圧モータに制動力を付与して作
業機を緩やかに停止させるようにしている。
【0008】
【考案の実施の形態】実施例について図面を参照して説
明すると、図1は本考案による作業機駆動装置の第1実
施例を示す回路図、図2はその油量コントロール機構を
抽出して示した部分図、図3は本考案装置が実施された
油圧駆動車輛(スノーマシン)の側面図、図4は同じく
平面図である。
【0009】図3及び図4において、油圧駆動車輛の一
例であるスノーマシンは、下側に左右一対のクローラ走
行部(1)(1)を備えた車体(2)に、エンジン(1
0)と、作業機である降雪装置(3)を搭載し、また、
走行移動の際に搭乗する操縦部(11)を設けて構成さ
れている。なお、降雪装置は、コンプレッサ(12)と
送風機(13)とで構成されている。
【0010】そして、前記クローラ走行部(1)(1)
が、前記エンジン(10)を駆動源として回路組成され
る2ポンプ・2モータの走行用油圧伝動装置(HST)
によって駆動されるようになっており、さらに、前記降
雪装置(3)のコンプレッサ(12)及び送風機(1
3)が、作業機駆動用の油圧モータ(4b)(4a)で
夫々に駆動されるようになっていて、走行用油圧伝動装
置の2ポンプ・2モータと、作業機駆動用の油圧モータ
(4b)(4a)とが、図1に示す走行用油圧回路
(C)でもって作動制御されるようになっている。
【0011】図1において、走行用油圧伝動装置の2つ
の油圧ポンプ(5a)(5b)は、可変容量形のタンデ
ムプランジャポンプとして前記エンジン(10)の出力
部に装備され、又、2つの油圧モータ(14a)(14
b)は、左右のクローラ走行部(1)(1)の駆動スプ
ロケット(15)(15)に動力伝達する最終減速機
(16)(16)の入力がわにそれぞれ配設されてお
り、さらに、左右の最終減速機には、油圧によって作動
するブレーキ(17)(17)が組み込まれている。
【0012】そして、上記油圧ポンプ(5a)(5b)
と、油圧モータ(14a)(14b)と、最終減速機
(16)(16)に組み込まれているブレーキ(17)
(17)とが管路接続されて走行用油圧回路(C)が組
成されている。なお、(18)は作動油リザーブタン
ク、(19)はオイルフィルタ、(20)はオイルクー
ラー、(21)は駐車ブレーキ操作バルブ、(22)は
自動ブレーキ用電磁バルブである。
【0013】上記走行用油圧回路(C)には、油圧パイ
ロット方向切換弁(23)(23)を介して作業機駆動
用油圧モータ(4a)(4b)に作動油を給排する管路
が接続され、油圧パイロット方向切換弁(23)(2
3)の切り換えによって左右のクローラ走行部(1)
(1)の駆動が断たれて車体走行が停止されている場合
に作業機(3)を稼働することができるように構成さ
れ、この回路構成が次のようになっている。
【0014】すなわち、第1実施例(図1参照)におい
ては、作業機駆動用の油圧モータのうち、大きな駆動力
を必要とする送風機(13)の油圧モータ(4a)を、
走行用油圧伝動装置の一方の油圧ポンプ(5a)でもっ
て駆動し、比較的小さな力で駆動することができるコン
プレッサ(12)の油圧モータ(4b)を、走行用油圧
伝動装置の油圧ポンプ(5a)(5b)の後部に連設し
たギヤポンプ(32)でもって駆動するように構成して
いる。なお、(24)はギヤポンプ(32)とコンプレ
ッサ駆動用油圧モータ(4b)間の管路に設けられてい
る電磁弁、また、(31)はチャージポンプである。
【0015】前記油圧ポンプ(5a)は、油量コントロ
ールレバー(6)によって油量調節されるようになって
おり、その油量コントロールレバー(6)は、図2に抽
出して示しているように、作動ストローク(X)の油圧
シリンダ(27)で自動的に油圧ポンプ(5a)の調節
腕(28)を動かすものとなっている。
【0016】そして、前記油圧シリンダ(27)に作動
油を給排する作動油給排管路と、作業機(送風機13)
駆動用の油圧モータ(4a)に制動力を付与するための
作動油給排管路とを切換弁を介して接続した制御回路が
設けられ、この制御回路における油量コントロールレバ
ー(6)側の作動油給排管路に絞り弁(7)を設けられ
るとともに、作業機駆動用油圧モータ(4a)側の作動
油給排管路に低圧リリーフ弁(9)が設けられて、作業
機(13)を始動する際には前記絞り弁(7)を経ての
作動油供給よる油量コントロールレバーの動きで作業機
(13)を緩やかに始動させ、又、作業機(13)を停
止するする際には、回路切換え後に低圧リリーフ弁
(9)によって設定される作動油圧力で作業機駆動用の
油圧モータ(4a)に制動力を付与して作業機(13)
を緩やかに停止させることができるように構成されてい
る。なお、(25)(26)は、油圧モータ(4a)に
制動力を付与するための作動油給排管路のコントローラ
部(8)に設けられている切換バルブ、高圧リリーフ弁
である。
【0017】また、図5の別実施例においては、送風機
(13)の油圧モータ(4a)とコンプレッサ(12)
の油圧モータ(4b)の双方を、走行用油圧伝動装置の
一方の油圧ポンプ(5a)でもって駆動し、それぞれの
油圧モータの回転をフローコントロールバルブ(29)
(30)で制御するように構成しており、その他の構造
は第1実施例のものと略同様に構成している。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。 .走行用油圧伝動装置の油圧回路を切り換えることに
よって、作業機駆動用の油圧モータを走行用油圧伝動装
置の油圧ポンプでもって駆動することができるので、エ
ンジン最大出力に近い大きな出力で作業機を稼働するこ
とができ、出力不足になることが回避される。 .走行用油圧伝動装置の油圧回路を切り換える閉回路
切換であるから、リザーブ油量を増やす必要がなく、既
設の作動油リザーブタンク容量で対応できる。 .作業機を始動する際には絞り弁を経ての作動油供給
よる油量コントロールレバーの動きで作業機を緩やかに
始動させ、また、作業機を停止する際には回路切換え
後、低圧リリーフ弁によって設定される圧力で作業機駆
動用油圧モータに制動力を付与して作業機を緩やかに停
止させることができ、作業機の始動・停止が無理なく円
滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による作業機駆動装置の第1実施例を示
す回路図である。
【図2】第1実施例の回路中の油量コントロール機構を
抽出して示した部分図である。
【図3】本考案装置が実施された油圧駆動車輛(スノー
マシン)の側面図である。
【図4】本考案装置が実施された油圧駆動車輛(スノー
マシン)の平面図である。
【図5】本考案による作業機駆動装置の第2実施例を示
す回路図である。
【図6】従来の作業機駆動装置を示す回路図である。
【符号の説明】
4a 作業機駆動用油圧モータ 5a 油圧ポンプ 6 油量コントロールレバー 7 絞り弁 9 低圧リリーフ弁 13 送風機(作業機) 23 油圧パイロット方向切換弁 C 走行用油圧回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2ポンプ(5a)(5b)・2モータ
    (14a)(14b)の走行用油圧回路(C)に、油圧
    パイロット方向切換弁(23)(23)を介して作業機
    駆動用油圧モータ(4a)の作動油給排管路を接続し、
    前記方向切換弁(23)(23)の切り換えにより走行
    用油圧回路(C)を作業機駆動用油圧モータ(4a)の
    作動油給排管路に切換接続して走行用油圧回路(C)の
    油圧ポンプ(5a)でもって作業機駆動用油圧モータ
    (4a)を作動して作業機(13)を稼働するように構
    成された油圧駆動車輛の作業機駆動装置において、前記
    油圧ポンプ(5a)の油量コントロールレバー(6)を
    作動する油圧シリンダへの作動油給排管路と作業機駆動
    用油圧モータ(4a)に制動力を付与するための作動油
    給排管路とを切換弁を介して接続した制御回路を設け、
    この制御回路の油量コントロールレバー(6)側の作動
    油給排管路に絞り弁(7)を設けるとともに、作業機駆
    動用油圧モータ(4a)側の作動油給排管路に低圧リリ
    ーフ弁(9)を設けて、作業機始動時には前記絞り弁
    (7)を経ての作動油供給よる油量コントロールレバー
    の動きで作業機(13)を緩やかに始動させ、作業機停
    止には回路切換え後、低圧リリーフ弁(9)によって設
    定される圧力で作業機駆動用油圧モータ(4a)に制動
    力を付与して作業機(13)を緩やかに停止させるよう
    にしてある油圧駆動車輛における作業機駆動装置。
JP1991073848U 1991-08-20 1991-08-20 油圧駆動車輛における作業機駆動装置 Expired - Lifetime JP2549967Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60124729U (ja) * 1984-01-31 1985-08-22 三菱重工業株式会社 装軌車両の油圧走行装置
JP3007032U (ja) * 1994-02-28 1995-02-07 勤 上野山 伸縮自在舗装用レーキ

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