JP3773830B2 - 作業車両の非常用走行機構 - Google Patents

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    • F16H61/4192Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧式無段変速機構(以下HSTと記載する)と遊星歯車機構とを備えた油圧−機械式変速装置を搭載した作業車両の、HSTが故障したときの非常用走行機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開2001−225761号公報に掲載されているように、HST(油圧式無段変速機構)と遊星歯車機構とを備えた油圧−機械式変速装置が知られている。油圧−機械式変速装置では動力伝達経路においてHSTの下方に遊星歯車機構を設けて無段変速できるようにしている。
上記油圧−機械式変速装置を備えた走行車両では、通常、HSTと遊星歯車機構とこれらを制御する制御装置が電気回路で接続されており、HSTの油圧ポンプの可動斜板角を制御装置で制御することにより変速している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、HST又は制御装置、HST及び制御装置が故障すると、走行車両はそれ以上の走行を停止してしまう。例えば、走行車両がトラクタの場合、作業中に圃場の中央でHST、制御装置、HST及び制御装置のうち何れかが故障すると、圃場の中で変速装置の修理をしなければならない事態が生じる。
そこで、本発明では、HST、制御装置、HST及び制御装置のうち何れかが故障した非常時に、一時的に走行車両を走行させるための非常用走行機構を提案する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、可動斜板による可変容量型の油圧ポンプと油圧モータを有する油圧式無段変速機構と、遊星歯車機構と、前進ギアと後進ギアの切り替えによる前後進切換機構と、これらを制御する制御装置を具備した油圧―機械式変速装置を搭載する走行車両において、油圧式無段変速機構、制御装置、油圧式無段変速機構及び制御装置のうち何れかの故障時に、油圧ポンプの可動斜板角をゼロとし、さらに、遊星歯車機構の要素であるサンギアの回転を固定した状態でエンジンを回転させて走行するようにしたものである。
【0006】
請求項2においては、前記油圧式無段変速機構と、遊星歯車機構と、前後進切換機構と制御装置とを接続している電子回路に、制御装置を経由しない非常用回路を構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る油圧−機械式トランスミッションのスケルトン図、図2はHSTの側面断面展開図、図3はミッション前部の側面断面展開図である。図4はHST斜板制御のための構成を示す説明図、図5はHST斜板の制御の例を説明するグラフ図、図6はモータ出力軸の回転を停止しサンギア1を固定させるための一例を示す図である。
図7は本発明の第二実施例に係るミッション前部の側面断面展開図、図8は同じくHST斜板制御のための構成を示す説明図である。
【0008】
〔第一実施例〕
図1乃至図3を参照して、本発明の第一実施例に係る油圧−機械式変速装置について説明する。この油圧−機械式変速装置は作業車両、本実施例では農用トラクタに適用されており、HST(油圧式無段変速機構)21、遊星歯車機構10及び前後進切換機構16を含むミッション30を備えて構成されている。
【0009】
まず、走行駆動系を説明する。
図2に示す如く、HST21は油圧ポンプ22及び油圧モータ23を備えており、両者21・22は平板状のセンタセクション32に付設されて、HSTハウジング31内に収容されている。前記センタセクション32はミッションケース33に固設されている。
【0010】
HST21の油圧ポンプ22の回転軸心をポンプ出力軸25が貫通しており、該ポンプ出力軸25は駆動源であるエンジン20からの動力を該油圧ポンプ22に伝達するとともに、遊星歯車機構10に伝達させ、さらには後述するPTO駆動系を介して、図1に示すPTO軸53へも動力を伝達させている。
【0011】
前記ポンプ出力軸25には油圧ポンプ22のシリンダブロック22bが係合されて相対回転不能とされ、ポンプ出力軸25とともにシリンダブロック22bが駆動される構成になっている。該シリンダブロック22bには複数のプランジャ22cが摺動自在に配設され、該プランジャ22cの頭部には可動斜板22aが当接している。該可動斜板22aは傾動自在に枢支され、その傾斜角を調節することにより油圧ポンプ22の容積を変更することができる。
【0012】
油圧ポンプ22により吐出された作動油は、センタセクション32に設けられた油路を介して油圧モータ23に送油される。そして、同様にシリンダブロック、プランジャ等より構成される固定容積型の油圧モータ23を駆動させることによって、該油圧モータ23のモータ出力軸26の回転速度及び方向を制御する構成になっている。
なお、本実施例のHST21では油圧ポンプのみを可変容積型とし、油圧モータは固定容積型としているが、その構成のHSTに限るものでもない。例えば、油圧ポンプと油圧モータの双方を可変容積型とする構成でも、本発明を適用することができる。
【0013】
ミッション30の構成について、図1乃至図4を参照して説明する。
ミッション30はミッションケース33により被装されており、該ミッションケース33にはポンプ出力軸25、モータ出力軸26、出力軸27、副変速軸28、PTO軸53等が水平で前後方向に配設され、それぞれ回動自在に支持されている。また、ミッションケース33内には前からHST21、遊星歯車機構10、前後進切換機構16が順に配設されている。
【0014】
そして、遊星歯車機構10の後部において、油圧−機械式変速装置の出力軸27に前進ギア11と後進ギア12の二つのギア11・12が遊嵌され、これらのギア11・12、前後進切換クラッチ19、リバースギア15及びパイプ軸7の前後に形成されたギア7a・7b等で前後進切換機構16を形成している。
そして、前進ギア11及び後進ギア12と、出力軸27との間には前後進切換クラッチ19を介設している。この前後進切換クラッチ19は、スライダ19aを前後に摺動させることによって出力軸27が、前進ギア11とのみ係合した状態(F)、後進ギア12とのみ係合した状態(R)、前進ギア11及び後進ギア12のいずれにも係合しない状態(N)に切り換えることができるようにしている。よって、前後進切換クラッチ19は二つの駆動モード(前進駆動モードと後進駆動モード)を切り換えるために用いられ、駆動モードに応じて、前進ギア11と後進ギア12のうちいずれか一方を出力軸27と係合させ他方を係合解除させることにより、前進ギア11と後進ギア12のいずれか一方から出力軸27に動力が伝達されるようにしている。
【0015】
また、HST21の油圧モータ23より後方に延出したモータ出力軸26には、モータ側入力ギア9が外嵌されており、該モータ側入力ギア9と、前記出力軸27に遊嵌したサンギア1の前部に外嵌したギア6とが噛合してサンギア1を出力軸27を中心として回転駆動している。
【0016】
一方、前記ポンプ出力軸25は前記HST21のセンタセクション32を貫通してミッションケース33内に延出しており、該延出部分上にポンプ側入力ギア8を外嵌している。該ポンプ側入力ギア8と、サンギア1に同心的に遊嵌したキャリア5の前部外周面に形成したギア5aとが噛合して、キャリア5を回転させている。
そして、該キャリア5には、前記サンギア1及びリングギア3と噛合する複数のプラネタリギア2・2が支承されて、これらの、サンギア1、プラネタリギア2・2、リングギア3、キャリア5等よりで遊星歯車機構10を構成している。
【0017】
前記遊星歯車機構10の第一の要素たるサンギア1は出力軸27に対して相対回転可能に外嵌され、プラネタリギア2は前記サンギア1と、サンギア1に同心して配置され前記前進ギア11と一体的に回動する第三の要素たるリングギア3に噛合している。そして、前進ギア11は、ポンプ出力軸25に遊嵌されたパイプ軸7の前部に形成されたギア7aに噛合している。
前記プラネタリギア2は、出力軸27上に遊嵌された第二の要素たるキャリア5に回転自在に支持され、自転しながら該キャリア5とともに公転し得るように構成されている。該キャリア5の前部にはギア5aが固設されており、該ギア5aは、前記ポンプ出力軸25上に外嵌したポンプ側入力ギア8と噛合している。
【0018】
また、前記前進ギア11と噛合するギア7aを前端部に形成したパイプ軸7の後端には、ギア7bが形成され、従って、これらのギア7a・7bはポンプ出力軸25に遊嵌した状態とされている。そして、後端側のギア7bはリバースギア15を介して出力軸27に遊嵌した後進ギア12に動力を伝達している。
【0019】
次に、前記前後進切換機構16より後方の動力伝達構成について説明する。
【0020】
出力軸27の後端にはカップリングを介して伝達軸34が連結されており、該伝達軸34の後部に二つのギア17・18を固定している。
前記伝達軸34と平行に副変速軸28が支持され、該副変速軸28上にはギア60・61が遊嵌されており、該ギア60・61が前記ギア17・18に噛合して互いに異なる回転数で駆動している。そして、副変速軸28に設けられた副変速クラッチ62を操作することにより、ギア60・61のうちいずれか一方の回転駆動力を副変速軸28に伝達できるように構成し、副変速機構を構成している。該副変速軸28の後端にはベベルギア69が形設され、該ベベルギア69を介して後輪デフ70に動力が伝達される。
【0021】
また、図3に示す如く、副変速軸28の前端部には二つのギア63・64が固設されており、該ギア63・64は前輪出力軸29上に遊嵌されたギア65・66にそれぞれ噛合し、該ギア65・66を異なる回転数で駆動している。また、前輪出力軸29上には二つの油圧クラッチ67・68が設けられており、該油圧クラッチ67・68のうちいずれか一方を接続することにより、ギア65・66のいずれか一方の回転駆動力を前輪出力軸29に伝達できるようにし、前輪増速切換機構を構成している。
【0022】
次に、図1を参照してPTO駆動系を説明する。
前記ポンプ出力軸25の後端はPTOクラッチ40を介してPTO入力軸41に伝達される。PTO入力軸41の後端には三つのギア42・43・44が相対回転不能に挿嵌され、それぞれPTO副変速軸45に遊嵌されたギア46・47・48に噛合している。そしてPTO副変速クラッチ49の操作により三段階に変速された出力が、ギア50・52・54を介してPTO軸53に伝達され、作業機等に動力を伝達するよう構成している。
【0023】
次に、以上の構成におけるトランスミッションにおいて、前進・後進の各駆動モードにおける走行駆動系の駆動伝達構成を説明する。
【0024】
最初に、前進駆動モードとしたときの駆動伝達構成について説明する。
前進駆動モードにおいては、前記前後進切換クラッチ19によって出力軸27は前進ギア11と係合され、後進ギア12とは係合を解除される。
【0025】
油圧モータ23から後方へ延出したモータ出力軸26に外嵌したモータ側入力ギア9と噛合するサンギア1の軸部に外嵌されたギア6によって、モータ出力軸26の回転動力はサンギア1に伝達されて、サンギア1を回転駆動する。
一方、油圧ポンプ22から後方へ延出したポンプ出力軸25に外嵌したポンプ側入力ギア8と噛合するキャリア5外周部に形成されたギア5aにより、ポンプ出力軸25の回転動力がキャリア5に伝達される。キャリア5が回転すると、遊星歯車機構10のプラネタリギア2が回転して、該プラネタリギア2によってサンギア1及びリングギア3に動力が伝達される。
従って、前記キャリア5に支持され、さらに前記サンギア1に噛合しているプラネタリギア2には、両者5・1の回転が合成されて伝達され、該合成された駆動力が、該プラネタリギア2に噛合するリングギア3に伝達される。リングギア3は出力軸27に遊嵌した前進ギア11と連結部材11aを介して連結固定されており、リングギア3と前進ギア11は出力軸27を中心に同様に回転する。そして、前進ギア11の回転動力は前後進切換クラッチ19によって出力軸27に伝達されている。
【0026】
このとき、モータ出力軸26のからの出力と、ポンプ出力軸25からの出力とが合成された回転動力によって、出力軸27は前進側へ回転することになる。従って、油圧ポンプ22と油圧モータ23の出力の大小によって出力軸27の回転速度を変化させ走行速度を変化させるのである。
そして、出力軸27の動力は副変速軸28を経て後輪や前輪に伝達され、車両が駆動されることとなる。
【0027】
次に、後進駆動モードとしたときの駆動伝達構成について説明する。
後進駆動モードにおいては、前記前後進切換クラッチ19によって出力軸27は後進ギア12に係合され、前進ギア11は係合を解除される。
【0028】
油圧モータ23から後方へ延出したモータ出力軸26に外嵌したモータ側入力ギア9と噛合するサンギア1の軸部に外嵌されたギア6によって、モータ出力軸26の回転動力はサンギア1に伝達されて、サンギア1を回転駆動している。
一方、油圧ポンプ22から後方へ延出したポンプ出力軸25に外嵌した入力ギア8と噛合するキャリア5外周部に形成されたギア5aにより、ポンプ出力軸25の回転動力がキャリア5に伝達される。キャリア5が回転すると、遊星歯車機構10のプラネタリギア2に伝達されて、該プラネタリギア2によってサンギア1に動力が伝達される。
【0029】
そして、該プラネタリギア2はリングギア3と噛合しており、リングギア3は出力軸27に遊嵌した前進ギア11と連結部材11aを介して連結固定されており、リングギア3と前進ギア11は出力軸27を中心に同様に回転する。前進ギア11は前後進切換クラッチ19とは係合が解除されているので、該前進ギア11の回転は出力軸27に伝達されずに、前進ギア11と噛合する出力ギア7aによって、該出力ギアを前端に形成するパイプ軸7に伝達される。パイプ軸7が回転駆動されると、この回転動力は、該パイプ軸7の後端に形成されたギア7bからリバースギア15を介して出力軸27に遊嵌した後進ギア12に伝達される。そして、後進駆動モードでは前後進切換クラッチ19が後進ギア12に係合されているので、該後進ギア12によって油圧モータ23と油圧ポンプ22の出力を合成した回転が出力軸27に伝達される。さらに、出力軸27の動力は副変速軸28を経て後輪や前輪に伝達され、車両が駆動されることとなる。
【0030】
次に、HST斜板制御機構の構成を説明する。
【0031】
本実施例においては図3に示す如く、モータ出力軸26に外嵌したモータ側入力ギア9に近接して設けた検出器81で、該モータ出力軸26の回転量をパルス信号として検出し、またその回転方向をも検出できるようにしている。さらに、図4に示す如く、前記出力軸27に固定したダミーギア82aにも検出器82を近接して設け、該検出器82にて該出力軸27の回転量やその方向を検出している。また、図1に示す如く、エンジン20のクランク軸にも検出器83が設けられて、エンジン回転数を検出可能としている。
【0032】
車両の運転席には主変速レバー84が設けられて、その枢支部には回動角検出手段(例えば、ポテンショメータ)84aが配設され、該主変速レバー84の操作位置を検出できるようにしている。また、同様に前後進切換レバー89が設けられて、その枢支部には回動角検出手段(例えば、ポテンショメータ)89が配設され、該主変速レバー89の操作位置を検出できるようにしている。さらに、副変速スイッチ87も設けられて、該副変速スイッチ87の操作位置を検出できるようにしている。
なお、本実施例では、主変速レバー84は中立と変速に、前後進切換レバー89は前進、中立及び後進に、副変速スイッチ87は低速、中速及び高速に切換操作可能としている。
【0033】
図4に示す如く前記三つの検出器81・82・83は制御装置90に電気的に接続され、該制御装置90は前記主変速レバー84の操作位置や前記検出器82の検出値をもとに、車速が該主変速レバー84で指示される車速となるよう、HST斜板角アクチュエータ86を通じて前記油圧ポンプ22の可動斜板22aの傾斜角度を制御する。
【0034】
また、前記第前後進切換クラッチ19のシフタ19aを駆動する油圧シリンダ94には、電磁弁93が接続されて圧油を給排可能に構成されており、前記制御装置90は該電磁弁93に対し電気的に接続され、同様に制御装置90に接続されている前記前後進切換レバー89の操作位置を検出することによって、前記電磁弁93を制御するようにしている。
【0035】
また、制御装置90では、回動角検出手段89aで得られた前後進切換レバー89の操作位置が、前進位置であるとき、「前進駆動モード」となって前記電磁弁93に信号を送り、前記前後進切換クラッチ19を前進ギア11と係合させ、後進ギア12との係合を解除させる。一方、後進位置であるとき、「HST後進駆動モード」となって電磁弁93に信号を送り、前記前後進切換クラッチ19を後進ギア12と係合させ、前進ギア11との係合を解除させる。また、中立位置であるとき、電磁弁93に信号を送って前後進切換クラッチ19と、前進ギア11及び後進ギア12の双方ともの係合を解除させる。このように、前記電磁弁93を電気的に制御してクラッチ19を係脱させるように構成している。
【0036】
なお、車両の運転部の適宜位置にはクラッチ係脱手段たるクラッチペダル85が配設され、該クラッチペダル85の枢支部にはその踏込み量を検出するための回動角検出手段(例えば、ポテンショメータ)85aが配設されて、該回動角検出手段85aは制御装置90に接続されている。
そして制御装置90はクラッチペダル85の踏込み量を調べ、予め定められた所定の閾値Aをこえて踏み込まれている場合は前記駆動モードの如何にかかわらず、前後進切換クラッチ19は前進ギア11及び後進ギア12の双方とも係合が解除された状態となるよう制御する。
この制御によって、前後進切換クラッチ19には、前述の如く駆動モードを切り換えさせるとともに、車両のメインクラッチ(動力伝達クラッチ)としての役割をも担わせている。
【0037】
ここで、HST21の油圧ポンプ22の吐出量と、油圧−機械式変速装置の出力軸である出力軸27の関係について説明する。
図5は、縦軸を油圧ポンプ吐出量、横軸を車速、即ち、油圧−機械式変速装置の合成出力による出力軸27の回転数としたグラフである。図のグラフG1はポンプ吐出量が−Aから+Aの範囲で変化した場合の後進モードによるポンプ吐出量と車速の関係を表し、グラフG2が前進モードによるポンプ吐出量と車速の関係を表している。つまり、上述した後進モードから前進モードへの切換操作は、この二つのグラフG1・G2の交点F1において行うことを示している。
交点F1では車速がゼロであり、即ち、出力軸27の回転数がゼロの状態であり、ポンプ吐出量は−Aから+Aの範囲で変化した場合の最大値となっている。
【0038】
また、図のF0点はHST21の油圧ポンプ22のポンプ吐出量がゼロとなる点、即ち、油圧ポンプ22の可動斜板22aの角度がゼロとなる点である。
このF0点では、制御装置90又は、HST21の少なくとも一方が故障したときに、主変速レバー84及び副変速スイッチ87を定位置に固定し、前後進切換レバー89とエンジンの回転数を操作することで車両を一時的に走行させて圃場から脱出するための、非常用走行機構を作動させることができる。
【0039】
以下に、上記非常用走行機構について説明する。
【0040】
まず、HST21の油圧モータ23より後方に延出するモータ出力軸26の回転を強制的に固定して、モータ出力軸26からの出力を遊星歯車機構10や出力軸27に伝達しないようにするとともに、遊星歯車機構10のサンギア1の回転を固定する。
例えば、図6に示す如く、ミッションケース33に穿設した孔33aに挿入した状態にある検出器81を取り外して、露出した孔33aから硬質の棒状部材102を挿入してモータ側入力ギア9に噛ませて、モータ側入力ギア9の回転を強制的に固定することができ、また、該モータ側入力ギア9に噛合するギア6が固定されることによって、サンギア1の回転が固定される。但し、前記棒状部材102はモータ出力軸26の回転力に抗することのできる物質を採用して、非常用走行時に折れたり破砕したりしないようにする。
そして、非常用走行機構を作動させるときには主変速レバー84は中立位置に固定してHST21の油圧ポンプ22の可動斜板22a角度をゼロとし、副変速スイッチ87は低速位置(Lo)に固定しておく。
【0041】
また、図4に示す如く、非常用回路99として、制御装置90を経由しない電気回路を構成する。非常用回路99には、その電気回路を必要に応じて閉じることのできるよう接続部材99aが設けられていて、通常は非常用回路99が開いていて電気信号は経由しないようにされている。そして、非常用回路99の接続部材99aを接続して電気回路を閉じると、電気信号は優先的に非常用回路99を経由して送られるようにされている。
【0042】
上述の如くモータ側入力ギア9の回転を強制的に固定すると、エンジン20の動力は油圧ポンプ22後方から延出するポンプ出力軸25からのみミッション30に伝達される。但し、油圧ポンプ22の可動斜板22aの角度はゼロであるので、エンジン20からの動力はHST21で変速されない。
ポンプ出力軸25に伝達された回転動力は該ポンプ出力軸25に外嵌された入力ギア8が、出力軸27に遊嵌したキャリア5の前部に形成されたギア5aと噛合して、遊星歯車機構10へ伝達される。キャリア5が回転すると、該キャリア5に支承されたプラネタリギア2・2が、その回転を固定されているサンギア1と噛合しながらサンギア1の周囲を回転する。そして、該プラネタリギア2・2と噛合しているリングギア3によって、該リングギア3と一体となって回転する前進ギア11に動力が伝達される。
【0043】
そして、前後進切換クラッチ19が前進ギア11と係合しているときは、前進ギア11の回転が出力軸27に伝達され、車両が前進する方向に出力軸27が回転駆動される。
また、前後進切換クラッチ19が後進ギア12と係合しているときは、前記前進ギア11の回転がポンプ出力軸25に遊嵌されたパイプ軸7の前端に形成されたギア7aと噛合して、該パイプ軸7を回転駆動し、さらに、パイプ軸7の後端に形成されたギア7bによって、リバースギア15を介して後進ギア12に動力が伝達され、出力軸27が車両が後進する方向へ回転駆動される。
【0044】
このように、HST21や該HST21を制御している制御装置90が故障したとき、非常用走行機構によって、前後進切換クラッチ19を操作する前後進切換レバー89で、走行方向の前後進を操作し、車速、即ち、出力軸27の回転数はエンジン20の回転数によって調整して、車両を走行させることができる。
よって、車両が圃場の中にあるとき等に、HST21や該HST21を制御している制御装置90が故障すれば、圃場内でトランスミッションを分解・修理することは困難であるが、本発明により車両の圃場からの脱出は可能となり、上記非常用走行機構によって車両は作業しやすい位置まで走行したうえで修理することができるので、作業能率の向上に寄与する。
【0045】
〔第二実施例〕
次に、第二実施例について説明する。
図7及び図8に示す如く、第二実施例は、前述の第一実施例と略同一の構成であるが、さらにモータ出力軸26とモータ側入力ギア9との間にクラッチ26aを設け、HST21の油圧モータ23から動力伝達の入切を、モータ出力軸26から出力軸27との間で制御できるようにしている。
【0046】
これに加え、前進ギア11と出力軸27の間に第一油圧クラッチ13を介設し、後進ギア12と出力軸27との間に第二油圧クラッチ14を介設している。この第一油圧クラッチ13及び第二油圧クラッチ14は、二つの駆動モード(前進駆動モードと後進駆動モード)を切り換えるために用いられ、駆動モードに応じて、前進ギア11と後進ギア12のうちいずれか一方を第一油圧クラッチ13又は第二油圧クラッチ14と係合させ他方を係合解除させることにより、前進ギア11と後進ギア12のいずれか一方から出力軸27に動力が伝達されるようにしている。
【0047】
次に、第二実施例におけるHST斜板制御機構の構成を説明する。
【0048】
図7及び図8に示す如く、モータ出力軸26に外嵌したモータ側入力ギア9に近接して設けた検出器81で、該モータ出力軸26の回転量をパルス信号として検出し、またその回転方向をも検出できるようにしている。さらに、前記出力軸27に固定したダミーギア82aにも検出器82を近接して設け、該検出器82にて該出力軸27の回転量やその方向を検出している。また、エンジン20のクランク軸にも検出器83が設けられて、エンジン回転数を検出可能としている。
【0049】
車両の運転席には主変速レバー84が設けられて、その枢支部には回動角検出手段(例えば、ポテンショメータ)84aが配設され、該主変速レバー84の操作位置を検出できるようにしている。また、同様に前後進切換レバー89が設けられて、その枢支部には回動角検出手段(例えば、ポテンショメータ)89が配設され、該主変速レバー89の操作位置を検出できるようにしている。さらに、副変速スイッチ87も設けられて、該副変速スイッチ87の操作位置を検出できるようにしている。
なお、本実施例では、主変速レバー84は中立と変速に、前後進切換レバー89は前進、中立及び後進に、副変速スイッチ87は低速、中速及び高速に切換操作可能としている。
【0050】
図8に示す如く前記三つの検出器81・82・83は制御装置90に電気的に接続され、該制御装置90は前記主変速レバー84の操作位置や前記検出器82の検出値をもとに、車速が該主変速レバー84で指示される車速となるよう、HST斜板角アクチュエータ86を通じて前記油圧ポンプ22の可動斜板22aの傾斜角度を制御する。
また、前記第一・第二油圧クラッチ13・14や、前記第三のクラッチ26aのシフタを駆動する油圧シリンダ97には、それぞれ電磁弁91・92・98が接続されて圧油を給排可能に構成されており、前記制御装置90は該電磁弁91・92・98に対し電気的に接続されている。
【0051】
前記第一・第二油圧クラッチ13・14に接続された電磁弁91・92は前記前後進切換レバー89の操作位置を検出することによって制御されている。
制御装置90では、回動角検出手段89aで得られた前後進切換レバー89の操作位置が、前進位置であるとき、「前進駆動モード」となって前記電磁弁91・92に信号を送り、前記第一の油圧クラッチ13を前進ギア11と係合させ、第二の油圧クラッチ14と後進ギア12との係合を解除させる。一方、後進位置であるとき、「HST後進駆動モード」となって電磁弁91・92に信号を送り、前記第二の油圧クラッチ14を後進ギア12と係合させ、前記第一の油圧クラッチ13と前進ギア11との係合を解除させる。また、中立位置であるとき、電磁弁91・92に信号を送って前記第一・第二油圧クラッチ13・14と、前進ギア11又は後進ギア12の双方ともの係合を解除させる。このように、前記電磁弁93を電気的に制御してクラッチ19を係脱させるように構成している。
【0052】
なお、車両の運転部の適宜位置にはクラッチ係脱手段たるクラッチペダル85が配設され、該クラッチペダル85の枢支部にはその踏込み量を検出するための回動角検出手段(例えば、ポテンショメータ)85aが配設されて、該回動角検出手段85aは制御装置90に接続されている。
そして、制御装置90によってクラッチペダル85の踏込み量を調べ、予め定められた所定の閾値Aをこえて踏み込まれている場合は前記駆動モードの如何にかかわらず、第一・第二油圧クラッチ13・14は前進ギア11及び後進ギア12の双方とも係合が解除された状態となるよう制御する。
この制御によって、第一・第二油圧クラッチ13・14には、前述の如く駆動モードを切り換えさせるとともに、車両のメインクラッチ(動力伝達クラッチ)としての役割をも担わせている。
【0053】
そして、第二実施例においても、第一実施例と同様に、制御装置90又は、HST21の少なくとも一方が故障したときに、主変速レバー84及び副変速スイッチ87を定位置に固定し、前後進切換レバー89とエンジンの回転数を操作することで車両を一時的に走行させて圃場から脱出するための、非常用走行機構を作動させることができる。
【0054】
以下に、上記非常用走行機構について説明する。
【0055】
まず、HST21の油圧モータ23より後方に延出するモータ出力軸26に設けられたクラッチ26aを切断して、モータ出力軸26からの出力を遊星歯車機構10や出力軸27に伝達しないようにする。
そして、非常用走行機構を作動させるときには主変速レバー84は中立位置に固定してHST21の油圧ポンプ22の可動斜板22a角度をゼロとし、副変速スイッチ87は低速位置(Lo)に固定しておく。但し、前後進切換レバー89を操作するときには、一時的に主変速レバー84を操作する必要がある。
【0056】
また、図7に示す如く、非常用回路99として、制御装置90を経由しない電気回路を構成する。非常用回路99には、その電気回路を必要に応じて閉じることのできるよう接続部材99aが設けられていて、通常は非常用回路99が開いていて電気信号は経由しないようにされている。そして、非常用回路99の接続部材99aを接続して電気回路を閉じると、電気信号は優先的に非常用回路99を経由して送られるようにされている。
【0057】
エンジン20の動力は油圧ポンプ22後方から延出するポンプ出力軸25からのみミッション30に伝達され、ポンプ出力軸25に伝達された動力は該ポンプ出力軸25に外嵌された入力ギア8が、出力軸27に遊嵌したキャリア5の前部に形成されたギア5aと噛合して、遊星歯車機構10へ伝達される。キャリア5が回転すると、該キャリア5に支承されたプラネタリギア2・2が、その回転を固定されているサンギア1と噛合しながらサンギア1の周囲を回転する。そして、該プラネタリギア2・2と噛合しているリングギア3によって、該リングギア3と一体となって回転する前進ギアに動力が伝達される。
【0058】
そして、第一油圧クラッチ13が前進ギア11と係合しているときは、前進ギア11の回転が出力軸27に伝達され、車両が前進する方向に出力軸が回転駆動される。
また、第二油圧クラッチ14が後進ギア12と係合しているときは、前記前進ギア11の回転がポンプ出力軸25に遊嵌されたパイプ軸7の前端に形成されたギア7aと噛合して、該パイプ軸7を回転駆動し、さらに、パイプ軸7の後端に形成されたギア7bによって、リバースギア15を介して後進ギア12に動力が伝達され、出力軸27が車両が後進する方向へ回転駆動される。
【0059】
このように、HST21や該HST21を制御している制御装置90が故障したとき、非常用走行機構によって、第一・第二油圧クラッチ13・14を操作する前後進切換レバー89で、走行方向の前後進を操作し、車速、即ち、出力軸27の回転数はエンジン20の回転数によって調整して、車両を走行させることができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0061】
即ち、請求項1に示す如く、可動斜板による可変容量型の油圧ポンプと油圧モータを有する油圧式無段変速機構と、遊星歯車機構と、前進ギアと後進ギアの切り替えによる前後進切換機構と、これらを制御する制御装置を具備した油圧―機械式変速装置を搭載する走行車両において、油圧式無段変速機構、制御装置、油圧式無段変速機構及び制御装置のうち何れかの故障時に、油圧ポンプの可動斜板角をゼロとし、さらに、遊星歯車機構の要素であるサンギアの回転を固定した状態でエンジンを回転させて走行するようにしたので、エンジンの回転動力を直接変速装置の出力軸に伝達して車両を走行させることを可能とし、さらに、前後進切換機構により前後動操作可能である。
【0062】
請求項2に示す如く、前記油圧式無段変速機構と、遊星歯車機構と、前後進切換機構と制御装置とを接続している電子回路に、制御装置を経由しない非常用回路を構成したので、制御装置が故障しても、非常用回路を利用して一時的に車両を走行するよう制御可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧−機械式トランスミッションのスケルトン図。
【図2】HSTの側面断面展開図。
【図3】ミッション前部の側面断面展開図。
【図4】HST斜板制御のための構成を示す説明図。
【図5】HST斜板の制御の例を説明するグラフ図。
【図6】モータ出力軸の回転を停止しサンギア1を固定させるための一例を示す図。
【図7】本発明の第二実施例に係るミッション前部の側面断面展開図。
【図8】同じくHST斜板制御のための構成を示す説明図。
【符号の説明】
1 サンギア
9 モータ側入力ギア
10 遊星歯車機構
16 前後進切換機構
20 エンジン
21 HST(油圧式無段変速機構)
22 油圧ポンプ
22a 可動斜板
23 油圧モータ
25 ポンプ出力軸
26 モータ出力軸
27 出力軸
90 制御装置
99 非常用回路

Claims (2)

  1. 可動斜板による可変容量型の油圧ポンプと油圧モータを有する油圧式無段変速機構と、遊星歯車機構と、前進ギアと後進ギアの切り替えによる前後進切換機構と、これらを制御する制御装置を具備した油圧―機械式変速装置を搭載する走行車両において、油圧式無段変速機構、制御装置、油圧式無段変速機構及び制御装置のうち何れかの故障時に、油圧ポンプの可動斜板角をゼロとし、さらに、遊星歯車機構の要素であるサンギアの回転を固定した状態でエンジンを回転させて走行するようにしたことを特徴とする作業車両の非常用走行機構。
  2. 前記油圧式無段変速機構と、遊星歯車機構と、前後進切換機構と制御装置とを接続している電子回路に、制御装置を経由しない非常用回路を構成したことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の非常用走行機構。
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