JP4835329B2 - トラクタ - Google Patents

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Description

この発明は、トラクタに関する。特に、車体の後シートに後向姿勢で着座して前後進作業操作する後部作業操作装置に関し、安全操作を図るものである。
トラクタ車体の前側にフロントローダを設けると共に、後側に後シートやバックホーを配置して前後進しながら作業する技術や、車体を前後進操作するための前後進レバーや、前後進スイッチ等を設ける技術(例えば、特許文献1、特許文献2参照)が知られている。
特開2005ー256408号公報(第12頁、図5)。 特開2006ー62572号公報(第4頁、図5)。
車体後部の作業操作を後シートに着座した状態で行う作業形態では、前後進操作の切替を要し、この切替操作が煩雑であり、面倒である。しかも、前シートと後シートにおいて操作可能な形態であるため、操作上の誤操作や、危険性を伴い易い。
請求項1に記載の発明は、機体の前部に前部作業機を、機体の後部に後部作業機を装着し、前向き及び後向きの着座姿勢で前後進操作しながら作業するトラクタにおいて、
前シート1に着座して前シャトルレバー3の操作で前後進する構成とし、
後シート2に着座して前後進操作する後シャトルスイッチ5を設けるにあたり、前進スイッチ6Fと後進スイッチ6Rからなるメインスイッチ6及びサブスイッチ7から構成し、前進スイッチ6Fとサブスイッチ7の同時操作で前進を行い、後進スイッチ6Rとサブスイッチ7の同時操作で後進を行うように構成したことを特徴とするトラクタとしたものである。
前向きの着座姿勢で前部作業機を操作し、後向きの着座姿勢で後部作業機を操作するために前後進操作しながら作業するトラクタにおいて、トラクタ作業は、通常前シートに着座して、前シャトルレバーの操作で前後進操作する。
バックホー等の作業は、後シート2に着座して後シャトルスイッチ5等を操作して前後進する。この後向作業操作では、この後シャトルスイッチ5を操作することによって、前後進切替装置の前後切替弁を切替えることによって行われる。このときこの後シャトルスイッチ5は、メインスイッチ6とサブスイッチ7を同時に、しかも特別の操作注意しながら操作することによって前進駆動したり、後進駆動することができる。即ち、サブスイッチ7と前進スイッチ6Fを同時操作することで前進し、サブスイッチ7と後進スイッチ6Rを同時操作することで後進する。
請求項2に記載の発明は、後シート2に着座して後進側の左右操向を行う後操向スイッチ8を設けるにあたり、後操向スイッチ8を左操向スイッチ8Lと右操向スイッチ8Rから構成し、前記前進スイッチ6Fとサブスイッチ7と左操向スイッチ8L又は右操向スイッチ8Rの同時操作で前進での左右操向を行う構成とし、前記後進スイッチ6Rとサブスイッチ7と左操向スイッチ8L又は右操向スイッチ8Rの同時操作で後進での左右操向を行うように構成したことを特徴とする請求項1に記載のトラクタとしたものである。
又、これらの操作中において、前進、又は後進の走行方向を左右に変更するときは、後操向スイッチ8を操作することによって行う。即ち、前進スイッチ6Fとサブスイッチ7と左操向スイッチ8L又は右操向スイッチ8Rの同時操作で前進での左右操向を行う。後進スイッチ6Rとサブスイッチ7と左操向スイッチ8L又は右操向スイッチ8Rの同時操作で後進での左右操向を行う。
請求項に記載の発明は、所定の低い変速位置に操作されているときに、前記後シャトルスイッチ5が作動するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトラクタとしたものである。
所定の低い変速位置に操作されているときに、後シャトルスイッチ5が作動する。
請求項4に記載の発明は、前シート1に着座して使用するフロントローダ18を装着するフロントブラケット9及び後シート2に着座して使用するバックホー19を装着するリヤブラケット24を構成し、該フロントブラケット9とリヤブラケット24をマウントフレーム88で連結したことを特徴とする請求項1から請求項3に記載のトラクタとしたものである。
請求項1記載の発明は、トラクタの後向きでの前後進操作を行う後シャトルスイッチ5は、メインスイッチ6とサブスイッチ7から成り、これらの二個のスイッチ6、7を同時に操作することを要するために、操作に特別の注意を要して、誤操作を少なくすると共に、安全な前後進操作を行うことができ、しかも、この前後進操作中において、後操向スイッチ8を操作して操向をも同時に行うことができ、操作性を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、前進スイッチ6Fとサブスイッチ7と左操向スイッチ8L又は右操向スイッチ8Rの同時操作で前進での左右操向を行い、後進スイッチ6Rとサブスイッチ7と左操向スイッチ8L又は右操向スイッチ8Rの同時操作で後進での左右操向を行う構成とした。即ち、3つのスイッチの同時操作で進行方向を変える構成としたので、安全な後部作業操作での操向を行うことができる。
請求項3に記載の発明は、所定の低い変速位置に操作されているときに、後シャトルスイッチ5が作動するので、安全な作業となる。
請求項4に記載の発明は、フロントローダ18を装着するフロントブラケット9とバックホー19を装着するリヤブラケット24をマウントフレーム88で連結したので、剛性が向上する。
図例に基づいて、トラクタ車体10は、ステアリングハンドル11で操向する前輪12と、後輪13を有して、前部のボンネット14下に搭載のエンジン15によって駆動走行する乗用四輪駆動走行形態の構成としている。前シート1を後部の左右フェンダ16間に搭載して、この前シート1から前側のハンドル11等にわたる操縦部の上部に、キャビン、又はサンルーフ17を設ける。この車体10の前側にフロントローダ18を装着可能にし、後側にバックホー19等を装着可能にしている。フロントローダ18は、車体10前部に設けるフロントブラケット9に支持する。このフロントブラケット9上にローダブーム20を支持して、油圧伸縮のリフトシリンダ21によって昇降し、この前端部のバケット22をバケットシリンダ23の伸縮によって掬い角やダンプ角を回動する構成にしている。又、バックホー19は、車体10後端にリヤブラケット24を取付けて、アウトリガー25で支持する。このブラケット24の後部に旋回ブラケット26を、上下方向の旋回軸27周りに旋回可能に設け、この旋回ブラケット26に対して、リフトブーム28を昇降回動自在に設けて、ブームシリンダ29の油圧伸縮によって昇降可能に設ける。又、このリフトブーム28の後端にバケットアーム30を上下回動自在に設けて、アームシリンダ31の油圧伸縮によって回動可能に設ける。このバケットアーム30の先端にバケット32をバケットリンク33を介して回動自在に設け、バケットシリンダ34の油圧伸縮によって回動可能に設ける。このバックホー19の操作を行うための後シート2と、操作台35を、リヤブラケット24上に設け、運転者が後シート2に後向姿勢で着座して、この操作台35上の後部作業機操作のための操作具や、後シャトルスイッチ5、及び後操向スイッチ8等を操作してバックホー19の作業操作を行う。
前記車体10の主体を構成するクラッチハウジング40や、ミッションケース41、及びアクスルハウジング42等には、エンジン15から入力される入力軸43上にメインクラッチ44を設け、この入力軸43から連動される前後進軸45上にシャトルクラッチ伝動停止の中立位置Nから前進位置Fと後進位置Rのギヤ伝動に切替えるシャトルクラッチ46、47を設け、この前後進軸45から連動される主変速軸48には主変速ギヤ49を設け、副変速軸50には副変速ギヤ51を設けて、ピニオンギヤ軸52を伝動する。このピニオンギヤ軸52からはリヤデフギヤ53を介して後輪13を伝動すると共に、前輪12へ連動する前輪取出軸54を伝動する。この前輪取出軸54には、二駆、四駆切替用の前輪クラッチ55を設けている。又、前記入力軸43からPTO伝動軸56をギヤ伝動して、後側のPTO軸57を伝動する。ミッションケース41の後端上部には、油圧シリンダ58によって昇降されるリフトアーム59を設け、トラクタ後部に三点(三P)リンク機構等を介して装着するロータリ耕耘装置等の作業機を装着して昇降することができる。
ここにおいて、この発明に係る後部作業操作装置は、前向、後向着座姿勢で前後進操作しながら作業するトラクタにおいて、後シート2で前後進操作する後シャトルスイッチ5を、同時操作で出力可能の二個のメインスイッチ6とサブスイッチ7で構成すると共に、後進操向を操作する後操向スイッチ8を設けたことを特徴とする。前向、後向着座姿勢で前後進操作しながら作業するトラクタにおいて、トラクタ作業は、通常前シートに着座して、前シャトルレバーの操作で前後進操作できるが、バックホー等の作業は、後シート2に着座して後シャトルスイッチ5等を操作して前、後進する。この後向作業操作では、この後シャトルスイッチ5を操作することによって、前後進切替装置の前後切替弁を切替えることによって行われる。このときこの後シャトルスイッチ5は、メインスイッチ6とサブスイッチ7を同時に、しかも特別の操作注意しながら操作することによって前進駆動したり、後進駆動することができる。又、これらの操作中において、前進、又は後進の走行方向を左右に変更するときは、後操向スイッチ8を操作することによって行う。
又、前記操向スイッチ8を、前記後シャトルスイッチ5の片手操作可能な近傍位置に設けたことを特徴とするものである。前記後シャトルスイッチ5による前進、又は後進と共に、後操向スイッチ8による左右走行方向の変更を行うときは、これらメインスイッチ6、又はサブスイッチ7の近くに位置する後操向スイッチ8を、これらのスイッチ6、又は7を操作している同じ手で同時に操作することができる。
この実施例においては、後シート2で前後進操作する後シャトルスイッチ5を、この後シート2が後向作業操作の状態にあり、前シート1で前後進操作する前シャトルスイッチ4が中立位置にあり、かつ、車速が最低位置にあること等を、後シャトル条件として操作可能に構成している。トラクタ作業は、通常前シート1に着座して、前シャトルレバー3の操作で前シャトルスイッチ4(前進スイッチ4F、後進スイッチ4R)をON、OFFして、シャトルクラッチ46、47(前後進切替装置)の前後切替弁を前進ソレノイド66出力、又は後進ソレノイド67出力して、前後進操作することができる。又、バックホー等の作業は、後シート2に着座して後シャトルスイッチ5を操作して前、後進する。この後向作業操作では、後シャトルスイッチ5(メインスイッチ6の前進スイッチ6F、又は後進スイッチ6Rと、サブスイッチ7等)をON操作することによって、該前後切替弁を前進ソレノイド66出力、又は後進ソレノイド出力67して切替えることによって行われる。このときこの後シャトルスイッチ5によるONは、これら後シート2の姿勢や、前シャトルスイッチ4の中立位置にあること、及び主変速ギヤ49(主変速装置)や、副変速ギヤ51(副変速装置)等による変速位置が最低位置にあること等のシャトル条件として行われる。この後シャトルスイッチ5をONすると、前後進切替弁を出力して、前進、後進することができ、シャトル条件が整わないときは、前進、後進することができない。
又、前記のように後シャトルスイッチ5を押し操作してONすると、前記シャトル条件が整っていると所定時間の確認音が発信されて、前進、又は後進操作が行われたことを確認することができるようにしている。この確認音が発進されないときは、何らかの誤操作や、シャトル条件が整っていないか等の点検を行うことができる。
又、前記後シャトルスイッチ5のうち、何れかのメインスイッチ6、又はサブスイッチ7を、押し操作の間ONしてこのスイッチボタン自体を一定時間点灯する照光スイッチ形態としている。前記のように後シャトルスイッチ5を押し操作してONすると、前記シャトル条件が整っていると、この操作したスイッチ5が一定時間照光点灯するため、前進、又は後進操作が行われたことを確認することができる。このスイッチ5が点灯しないときは、誤操作や、シャトル条件が整っていないか等の点検を行うことができる。
前記フロントローダ18を装着して作業する場合は、前シート1に着座した状態で、ダッシュボード部、乃至この前シート1横側のフェンダ16部近くに配置の操作レバー等の操作することによって作業操作する。又、車体10の後部に前記のようにバックホー19を装着して作業を行うときは、この後シート2に着座して、後向き姿勢で操作台35部の操作機構を操作することによって作業する。この後向きシャトル操作を行うためには、後シャトル条件として、後シャトルスイッチ6を操作すること、後シート2が後向作業操作の状態にあること、前記前シート1で前後進操作する前シャトルレバー3や、前シャトルスイッチ4等が中立位置Nにあること、かつ、車速が最低位置にあること等が必要である。このためこのコントローラ60の入力側に、前シート1に着座して、前向姿勢で操作する前シャトルレバー3等によって前進、後進切替によって操作される前シャトルスイッチ4F、4Rや、後シート2に着座して、後向き姿勢で操作する後シャトルスイッチ5として、操作台35の上面に、前進、後進切替操作されるリニアスイッチボタン形態のメインスイッチ6とサブスイッチ7を設ける。この後シャトルスイッチ5の横側に接近した位置にこれと同形態の後操向スイッチ8を配置する。これらのスイッチ6、8は共にリニア形態に押して切替作動されるスイッチボタンによって作動される。メインスイッチ6では中立位置のスイッチOFF位置から左、右方向に押し作動し、左側を押すとこの押している間前進スイッチ6FをONし、又、右側を押すとこの押している間後進スイッチ6RをONするように切替られる。又、後操向スイッチ8では中立位置のOFF位置から前、後に押し作動する形態で、前側を押すとこの押している間右操向スイッチ8RをONし、後側を押すとこの押している間左操向スイッチ8LをONするように切替作動される。
又、前記主変速ギヤ49の主変速レバー等による変速位置を検出する主変速位置センサスイッチ61、副変速ギヤ51の副変速レバー等による副変速位置を検出する副変速位置センサスイッチ62等を設ける。これら変速位置センサスイッチ61、62によって、トラクタの走行車速が低速から高速域にわたるいずれの位置にあるか、特に最低速域にあるか否かを判別することができる。前記後シート2は、折畳形態や、起倒形態等に構成して、使用時には後向きに着座可能の状態にすると共に、不要時は折畳、乃至収納姿勢にして、前向操作時の作業昇降等の邪魔にならないように構成している。この後シート2が後向き作業操作状態にあることを検出する後シート2のシート向きセンサスイッチ63を設ける。
又、前記後シャトルスイッチ5は、前記メインスイッチ6とサブスイッチ7を同時押しすることによって、スイッチOFF位置からメインスイッチ6の前進スイッチ6FをONし、又は、後進スイッチ6RをONするように切替える構成している。又、このメインスイッチ6の前側のサブスイッチ7は、押すことによってスイッチONするもので、これらメインスイッチ6の前進スイッチ6F、又は後進スイッチ6Rに切替えるときは、このサブスイッチ7と同時押して有効となり、コントローラ60からの切替制御弁の前進ソレノイド66、又は後進ソレノイド67の出力が可能となる。この切替制御弁がこれら両ソレノイド66、67のOFFの時はシャトルクラッチ46、47は共に切り位置にあって中立位置Nとなり、前進ソレノイド66のON出力ではシャトルクラッチ46が入りになって前進位置F伝動状態となり、後進ソレノイド67のON出力ではシャトルクラッチ47が入りになって後進位置R伝動状態となる。このような図例のメインスイッチ6は、前進スイッチ6Fと後進スイッチ6Rを左右方向に向けて配置したが、これに代えて、前進スイッチ6Fを前側にし後進スイッチ6Rを後側にして、機体の進行方向に同調させた形態にして設けることも可能であり、誤操作を少なくすることができる。
又前記後操向スイッチ8は、スイッチOFF位置から左操向スイッチ8L、又は右操向スイッチ8Rを押してONにし、この押しを放すとOFFに戻る形態で、左操向ソレノイド71、又は右操向ソレノイド72を出力して、操向制御弁を作動して、操向クラッチ、乃至操向ブレーキを出力するものである。これら操向クラッチ、又は操向ブレーキは、前記リヤアクスルハウジング42内部において、前記リヤデフギヤ53から左右後輪13にわたる後輪伝動軸の周りに設けるもので、左、右いずれかの側の操向クラッチを切ることによって、車体走行方向をこの切り側へ操向旋回し、又は、左、右いずれかの側の操向ブレーキを効かせることによって、車体走行方向をこのブレーキ制動側へ操向旋回するものである。又、これら両操向クラッチと操向ブレーキを共に装着した形態として、操向クラッチを切ると共に操向ブレーキを効かせることにより操向することも可能である。この後操向スイッチ8は、中立位置のスイッチOFF位置から前側を押すと右操向スイッチ8RをONし、又、後側を押すと左操向スイッチ8LをONして、左、右操向ソレノイド71、72を出力することができる。又、この図例の後走行スイッチ8は押し操作方向を前後に向けた形態としているが、これに代えて、走行方向に同調するように左右に向けて、左操向スイッチ8Lを左側に、又右操向スイッチ8Rを右側にして設けることが可能であり、誤操作を少なくすることができる。
前記コントローラ60の出力側には、前記シャトルクラッチ46、47等を操作する油圧回路の電磁切替制御弁の前、後進ソレノイド66、67を設けると共に、この昇圧ソレノイド65を設ける。これら前進ソレノイド66は前記前シャトルレバー3による前シャトルスイッチ4のONによって出力されて、切替制御弁を切替えて前進側のシャトルクラッチ46を中立位置Nから前進位置Fへ作動させて、前進走行させる。又、この前進ソレノイド66は、後シャトルスイッチ5の前進スイッチ6FのONによって同様に出力して、前進走行される。又、後進ソレノイド67においても同様に操作されて、切替制御弁を中立位置Nから後進位置Bへ切替る。
又、前記後シャトルスイッチ5を操作する場合に、前記後シャトル条件を満足するときは、後シャトル操作が有効であるとして点灯するモニタランプ68を設ける。このモニタランプ68は、押し操作するスイッチボタン自体をモーメンタリ照光スイッチ形態として構成して、操作と同時に確認し易くしている。又、後シャトルスイッチ5のメインスイッチ6がONし、サブスイッチ7がONすると、一定時間ブザー69を発信して、昇降ソレノイド65、及び前進、又は後進ソレノイド66、67を出力するように構成している。このシャトル操作は、後シャトルスイッチ5がONしているとき、前シャトルスイッチ4がONになるときは無効と成って、後シート2で後向シャトル操作を牽制する。又、前記シートセンサ63の故障時の安全性を確保するため、前進高速走行時には、このシートセンサ63が後向きを検出しても、前進走行を停止しないように設定することができる。
前記のように後シャトル作動条件を満足しない場合は、前後進出力を停止する形態において、この条件を満たさない個所を、ブザー69の出力回数や、出力パターン等で識別可能に構成する。例えば、一定時間正常ブザー69を鳴らした後に、前後進ソレノイド66、67をON出力する出力パターン(1)として、シートセンサ63が後向きを検出し、前シャトル前、後進スイッチがOFFにあり、しかも副変速センサが1速位置を検出したこと等を条件とする場合がある。又、上記条件を満たさない場合は、該正常時のランプ68点滅を未達個所毎に異なるパターン(2)、〜(5)にして出力する構成としている。ここに、このランプ68点滅形態のパターン(2)は、前記シートセンサ63が前向きを検出している場合とする。パターン(3)は、シートセンサ63が後向きの場合であっても前シャトル前進スイッチ4F、又は後進スイッチ4BがONの時とする。パターン(4)は、シートセンサ63が後向きの場合であっても副変速センサ62が低速位置を検出しないときとする。パターン(5)は、シートセンサ63が後向きの場合であっても主変速センサ61が1速位置を検出しないときとする。
前記の後シャトルスイッチ5や、後操向スイッチ8等は、操作代35の右手側手元部に配置している。更に、この手元側にはメインキースイッチ76を設け、前側にはパイロットランプ77、ハザードランプ78等を配置している。又、これらの左手横側にはスロットルレバー79や、後部作業機をワンタッチ操作で昇降する昇降スイッチ80、後部作業機の作業用油圧ポンプ駆動の有無を表示するランプ付きのポンプスイッチ81、後部作業機の昇降高さを調節する高さ調節ダイヤル82、作業用ライトのスイッチ83、前記三Pリンクに装着するロータリ耕耘装置等の昇降高さを調節する調節ダイヤル84、及び、外部装着の油圧操作レバーを取付けて案内する油圧レバーガイド85等を配置している。
次に、主として図5〜図7に基づいて、前記フロントローダ18を装着するフロントブラケッ9と、バックホー19を装着するリヤブラケット24との間を連結するマウントフレーム88を、簡単、軽量化して、かつ剛性を高く維持する構成とするものである。このフロントブラケット9は、前記クラッチハウジング40前端部の左右両横側に配置される。この左右フロントブラケット9の下端部は、このクラッチハウジング40の底部を通る連結プレート89でボルト96締め連結し、この連結プレート89で連結される左、右両側部の各フロントブラケット9部は、左右一対の取付プレート90、91の間に適宜の間隔部97を形成して、後部間を丸パイプからなるブラケットパイプ92で溶接連結し、前端部間を左右から重合させて一体的に溶接している。この取付プレート90、91の後部にマウントフレーム88の前端部をボルト93締めによって連結する。このブラケットパイプ92は外側上部へ傾斜して外側端部に、フロントブラケット9の主体であるマウントブラケット94を一体に形成している。前記ブラケットパイプ92か後方へ突出する連結プレート95を設け、この連結プレート95の後端部に前記各チューブ材から成るマウントフレーム88の前端を連結する。又、このマウントフレーム88の内側には前記連結プレート89の一部がボルト93締めによって連結される。このようにマウントフレーム88の取付けられるフロントブラケット9は、ブラケットパイプ92に一体に取付けられる一対のプレート90、91間、乃至連結プレート95間に間隔部97を形成するため、フロントブラケット9の剛性を高めることができる。
又、前記リヤブラケット24側のマウントブラケット98は、プレート形態に形成されて、前記ミッションケース41後端底部を左右にわたる連結プレート99の両端部に連結されている。左、右各マウントブラケット98はボルト100締めによって、ミッションケース41の後端部、乃至リヤアクスルハウジング42に対して取付ける。このようなマウントブラケット98の前端面と、前記マウントフレーム88の後端面とを、前後に突き合わせて溶接等で接合し、これらの接合部の内側面に沿って接合板101を当てて溶接等で接合する。この接合板101は適宜の角度に屈曲して傾斜片部102を形成し、この傾斜片部102に対向するマウントフレーム88の後端部に同傾斜の接合傾斜面103を形成して、これら傾斜片部102とフレーム88の接合傾斜面103との間を重合し、溶接接合して連結する。このようなマウントフレーム88は、フロントローダ18による作業では前側から後方への推し力が働き、又、バックホー19による作業では後側から前方への推し力が働くが、これら前後方向の圧縮力を、このマウントフレーム88の後端面、及び接合傾斜面103と、マウントブラケット98の前端面、及び傾斜片部102との間で受けるため、剛性を高めることができ、安定した作業を行わせることができる。
次に、主として図8に基づいて、前記バックホー19をトラクタ車体10の後部に装着して作業する場合は、通常のロータリ耕耘装置等を装着して作業する三Pリンク機構の左右一対のロワリンク107や、このロワリンク107とリフトアーム54との間を連結する左右一対のリフトロッド105と等が不要になるため、バックホー作業時は、これら各リフトロッド105、及びロワリンク107を取外して、所定の位置に収納する。そして、このリフトロッド105を前記フェンダ16後端部の支柱106(図例では、サンルーフ17の後部支柱、及び安全フレーム支柱を構成している。)の後側面に沿わせて支持させて収納可能に設け、ロワリンク107を前記左右のマウントフレーム88間の下側に沿わせて支持させて収納可能に設けたものである。
次に、主として図9、図10に基づいて、材料SECC製のオイルサブタンク110を前記ミッションケース41の横側に取付けて、前記リフトアーム59の油圧ポンプ111等の戻りオイルを、油圧ホース112、113を経てこのサブタンク110に戻す。このサブタンク110はFC材から構成されるミッションケース41よりも、厚さが薄く、熱伝達がよく、最も上昇しやすい油圧作動のオイルをこのサブタンク110に戻すことによって、オイル冷却を効率的に冷すことができる。このサブタンク110はホース114を介してミッションケース41に連通して冷却したオイルをミッションケース41へ戻すようにしている。
又、前記ミッションケース41の左右横側に配置するサブタンク110において、このミッションケース41との間を連通するホース114の連通口部115位置を、ミッションケース41の前方位置に設定し、かつ、このサブタンク110の連通口部115をミッションケース41のオイル面Yよりも若干下位に設定する。これにより、図10ように、車体10が後下がり状態の傾斜したときは、サブタンク110内のオイル面Y1と、ミッションケース41内のオイル面Y2が独立的に形成される。このため、サブタンク110からミッションケース41内へのオイル移動が制限されて、各々適量のオイル量を保持する。116はミッションケース41底部のオイル排出口である。
後部作業操作台部の平面図。 後部作業操作制御部のブロック図。 トラクタ伝動機構部の側面図。 トラクタの側面図。 作業機マウントフレーム部の平面図と、側面図。 その一部の拡大平面図。 その斜視図。 そのトラクタ車体部の斜視図。 オイルサブタンクの配置側面図。 その作動状態を示す側面図。
1 前シート
2 後シート
3 前シャトルレバー
4 前シャトルスイッチ
4F 前進スイッチ
4R 後進スイッチ
5 後シャトルスイッチ
6 メインスイッチ
6F 前進スイッチ
6R 後進スイッチ
7 サブスイッチ
8 後操向スイッチ
8L 左操向スイッチ
8R 右操向スイッチ
フロントブラケット
18 フロントローダ
19 バックホー
24 リヤブラケット
35 操作台
46 前進側シャトルクラッチ
47 後進側シャトルクラッチ
66 前進ソレノイド
67 後進ソレノイド
71 左操向ソレノイド
72 右操向ソレノイド
88 マウントフレーム
N シャトルクラッチ中立位置
F シャトルクラッチ前進位置
R シャトルクラッチ後進位置

Claims (4)

  1. 機体の前部に前部作業機を、機体の後部に後部作業機を装着し、前向き及び後向きの着座姿勢で前後進操作しながら作業するトラクタにおいて、
    前シート(1)に着座して前シャトルレバー(3)の操作で前後進する構成とし、
    後シート(2)に着座して前後進操作する後シャトルスイッチ(5)を設けるにあたり、前進スイッチ(6F)と後進スイッチ(6R)からなるメインスイッチ(6)及びサブスイッチ(7)から構成し、前進スイッチ(6F)とサブスイッチ(7)の同時操作で前進を行い、後進スイッチ(6R)とサブスイッチ(7)の同時操作で後進を行うように構成したことを特徴とするトラクタ。
  2. 後シート(2)に着座して後進側の左右操向を行う後操向スイッチ(8)を設けるにあたり、後操向スイッチ(8)を左操向スイッチ(8L)と右操向スイッチ(8R)から構成し、前記前進スイッチ(6F)とサブスイッチ(7)と左操向スイッチ(8L)又は右操向スイッチ(8R)の同時操作で前進での左右操向を行う構成とし、前記後進スイッチ(6R)とサブスイッチ(7)と左操向スイッチ(8L)又は右操向スイッチ(8R)の同時操作で後進での左右操向を行うように構成したことを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
  3. 所定の低い変速位置に操作されているときに、前記後シャトルスイッチ(5)が作動するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトラクタ。
  4. 前シート(1)に着座して使用するフロントローダ(18)を装着するフロントブラケット(9)及び後シート(2)に着座して使用するバックホー(19)を装着するリヤブラケット(24)を構成し、該フロントブラケット(9)とリヤブラケット(24)をマウントフレーム(88)で連結したことを特徴とする請求項1から請求項3に記載のトラクタ。
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