JP4627483B2 - クローラ型トラクタ - Google Patents

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Description

本発明は、クローラ型トラクタに関するものであり、特に、ホイール型トラクタとの共用部分を利用して簡便に製造しうるクローラ型トラクタに関するものである。
図8は、従来の小型ホイール型トラクタ97の斜視図である。このトラクタ97は、4WD駆動4輪車であり、一般に、このようなホイール型トラクタは、油圧によって駆動される耕運用アタッチメント、畦整形用アタッチメント、土壌消毒用アタッチメント、栽培床作成用アタッチメント、種芋植え付け用アタッチメント、マルチ作業用アタッチメントなどの作業機が取付けられることが一般的である。しかしながら、ホイール型トラクタ97は接地圧が高いため、軟弱地や不整地での走行性が十分でない場合があり、特に小型トラクタの場合には、小型ゆえに牽引力が十分でない場合がある。このような場合、ホイール型トラクタ97をクローラ型トラクタに改良できれば、接地圧を低減できるため軟弱地や不整地での走行性を向上させることができ、同時に牽引力を増強させることができる。
このような技術として、例えばホイール型トラクタの操舵機構部を共用して、新たなクローラ型トラクタに改良するものがある(特許文献1)。該特許文献1は、クローラ型とホイール型での旋回機構の相違、すなわちホイール型のトラクタをクローラ型に改造した場合に、旋回内側の左右いずれかのブレーキペダルを踏み込んで片側のブレーキ装置を作動させ、片側の駆動スプロケットを制動して旋回内側のクローラを減速して車体を旋回させたのでは旋回操作性が良好ではない点に鑑みてなされたものであり、円形のステアリングハンドルの回転操作によってクローラ型トラクタの車体を旋回できるようにするとともに、ホイール型トラクタに備えられている操舵機構部を利用して部品を共用化することによりコストダウンを図ることを目的としたものである。
また、ホイール型トラクタは、多少バランスが悪い場合でもホイールが接地していれば走行可能であるのに対して、クローラ型トラクタではクローラの前端部が浮き上がり、牽引力が不足する場合がある。また、クローラ型トラクタは、主として湿田用に使用されるため、地上高を高く設定する必要がある。このような、トラクタの前後バランス及び地上高を簡単かつ安価な構成にて調整する技術も既に開示されている(特許文献2)。
該特許公報2には、駆動スプロケットと従動アイドラとの間にクローラを卷装した左右クローラ型走行装置を備えたトラクタであって、前記駆動スプロケットと従動アイドラとを支持するクローラフレームを、機体フレームに対して前後方向、およびまたは上下方向に取り付け位置を調整可能に形成したクローラ型トラクタが開示されている。該特許公報2に開示されるクローラ型トラクタは、トラクタ部分が中型または大型のものを対象としていると推定され、駆動スプロケットと従動アイドラとを支持するクローラフレームが取り付けられる機体フレームの先端部が、クローラ型走行装置の先端部より更に前部でトラクタ下部に取り付けられている。
一方、特に中型、大型のトラクタにおいて、クローラ型トラクタの駆動系を簡潔なものとし、かつ旋回性を改良する技術も開発されている(特許文献3)。例えば、特許文献3には、機体を旋回させる操向用のHSTを備えたクローラ形トラクタであって、機体を前後進させるリバーサ機構より後方の駆動系に操向用HSTを連結させた前輪駆動のクローラ形トラクタや、旋回用油圧無段変速機構(旋回用HST)の可変容量ポンプ(HST旋回ポンプ)を駆動ケースに並設させて、HST旋回ポンプをエンジン駆動系近傍にモータをデフ機構近傍に別途に設置してこれらの位置の制約をうけることのない良好な配置を行ったクローラ型トラクタが開示されている。このトラクタは、走行変速機構の副変速軸に操向用HSTの駆動部を連結させることで、走行速度に比例した旋回用HSTの回転駆動を行って旋回半径を常に略一定に保ってホイール形トラクタと同様の操作フィーリングの旋回を可能とさせることができるという。
また、ミッション構造を改善して、軽量・シンプル・低コストで、全長が短くても前後バランスおよび取り扱い性のよい作業機構成を備えたクローラ型トラクタとして、ミッションケースとアクスルケースとを一体的に構成し、左右一対のクローラ走行装置の間に横架される前後連結フレームによってミッションケースを支持し、該連結フレームの前方にアクスルケースを配置した前輪駆動のクローラ型トラクタも開示されている(特許文献4)。
特開2000−159143号公報 特開2002−145134号公報 特開2004−17841号公報 特開2004−66913号公報
前記したように、クローラ型トラクタは、接地圧が低いため、湿田での作業に適し、作業機の牽引力を増強させることができるが、特許文献1に示すように、単にホイール型トラクタの駆動輪を駆動スプロケットとして使用したのでは、湿田での作業に適する地上高を確保することができない場合がある。特に、クローラ型トラクタは、左右、上下バランスの調整がより強く求められるため、このような制御がより簡便に調整できれば便利である。この場合、前記特許文献2のように、クローラフレームに取り付け孔を開穿し、機体フレームに該取り付け孔に対応する被取り付け孔を開穿し、これらによって前後、上下方向にずらして固定するする方法では、固定箇所が多くて操作が煩雑である。また、クローラ型トラクタは、左右クローラ型走行装置がホイールと比較して重いため総重量も重くなりやすく、軽量化の必要性がより強く望まれる。
加えて、小型クローラ型トラクタであっても、中型や大型のクローラ型トラクタと同様に、優れた操作フィーリングを確保することが好ましい。しかしながら、旋回フィーリングを改善するために使用される、機体を旋回させる操向用のHST、機体を前後進させるリバーサ機構、旋回用HSTの可変容量ポンプなどを、単に小型クローラ型トラクタに転用することは構造上、困難である。特に、特許文献3や特許文献4記載のクローラ型トラクタは、フロントアクスルケースをエンジン前方下部にトランスミッションと分離して別体的に設けた前輪駆動方式であり、後輪駆動系とはその構造が異なる。従って、小型後輪駆動のホイール型トラクタの基本構造を利用し、低コストで小型の後輪駆動のクローラ型トラクタを製造することは容易でない。
そこで本発明は、後輪駆動の小型ホイール型トラクタの構造を可能な限り利用し、操作フィーリングに優れ、湿田に適する地上高を確保でき、かつ上下、左右バランスの調整が容易な小型クローラ型トラクタを提供するものである。
本発明者らは、小型クローラ型トラクタの製造に際して、小型ホイール型トラクタの基本構造を共用すれば安価に小型クローラ型トラクタが製造できること、その際、前記駆動スプロケットがHST旋回ポンプ及びHST旋回モータからの動力によって旋回され、かつHST旋回ポンプとHST旋回モータとが分割配置されるとともに、該HST旋回モータをミッションケースの上部に配置することにより、前記HSTモータのメンテナンス時にHSTモータ内の油が下方のミッションケース内へと流下させることとなるため、別途油処理を必要としない効果を見出し、本発明を完成させた。
また、前記HST旋回モータは、前記ミッションケース内のデファレンシャルギアの上部に配置されることにより、HST旋回モータ内の漏油を、HST旋回モータ下方に位置するデファレンシャルギア内に漏下させることができる。
また、HST旋回ポンプとHST旋回モータとを分割配置するとともに、HST旋回モータをミッションケース上部に位置させた際、該HSTモータが油面より上に位置するため、長期保管した際に、HST旋回モータ内の油が、HST旋回ポンプと、HST旋回モータとを連結する配管内を、自然に下方へと落ちてしまい、再始動した際にエア噛みする可能性があるため、前記配管にチェック弁を設けることにより油の下がりを防止することができる。または、前記HST旋回ポンプと前記HST旋回モータとを連結する配管の一部をS字形状とすることにより、同様に油下がりを防止することが可能である。
本発明によれば、ホイール型トラクタに備えられている共用部分を利用しているため、安価に小型クローラ型トラクタを製造することができる。しかも、ホイール型トラクタと比較して農作業機を牽引する力が大きく、軟弱地や不整地での走行性にも優れる。さらには、HST旋回モータの配置場所をミッションケースの上部、より好ましくはミッションケース内のデファレンシャルギアの上部とすることにより、HST旋回モータのメンテナンス性を向上することができるとともに、HST旋回ポンプとHST旋回モータとを連結する配管にチェック弁を設け、或いは、該配管自体の一部をS字形状とすることにより、HST旋回モータと、HST旋回ポンプとを連結する配管内の油下がりを防ぎ、HST旋回モータを油面位置より上方に配置した場合でもエア噛みを起こさない効果がある。
本発明の第一は、両端に従動アイドラを回転可能に支持するクローラフレームと、該クローラフレームの後部に設けたリアアクスル支持フレームにリアアクスルケースを支持するとともに、該リアアクスルケースに駆動スプロケットを装着し、かつ前記従動アイドラと前記駆動スプロケットとの間にクローラが巻装されるクローラ型走行装置を車両の左右に備えたクローラ型トラクタにおいて、前記駆動スプロケットがHST旋回ポンプ及びHST旋回モータからの動力によって旋回され、前記HST旋回ポンプと、前記HST旋回モータとが車両後部のミッションケースに近接かつ分割配置し、前記HST旋回ポンプの動力を副変速軸から得るとともに、前記HST旋回モータが前記ミッションケースの上部であって、前記HST旋回ポンプより上方に配置されることを特徴とする、クローラ型トラクタである。
本発明の第二は、前記HST旋回モータは、前記ミッションケース内のデファレンシャルギアの上部に配置されることを特徴とするクローラ型トラクタである。
本発明の第三は、前記HST旋回ポンプと前記HST旋回モータとを連結する配管に、チェック弁が配設されるクローラ型トラクタである。
本発明の第四は、前記HST旋回ポンプと前記HST旋回モータとを連結する配管の一部がS字形状であることを特徴とするクローラ型トラクタである。
このように、本発明のクローラ型トラクタは、ホイール型トラクタの構造を可能な限り利用して製造することができるクローラ型トラクタであり、特に、後輪駆動の小型ホイール型トラクタを使用して製造しうる後輪駆動のクローラ型トラクタである。
以下、本発明のクローラ型トラクタについて説明する。
本発明のクローラ型トラクタは、図1に示すように、クローラフレームの両端に従動アイドラが回転可能に支持され、かつリアアクスルに装着された駆動スプロケットが前記クローラフレームに固設され、前記従動アイドラと前記駆動スプロケットとの間にクローラが巻装されるクローラ型走行装置を機体の左右に備える、いわゆる後輪駆動のクローラ型トラクタである。クローラフレームの両端に従動アイドラが配置されるため、駆動スプロケットが従動アイドラの上部に配置され、駆動スプロケットの高い地上高を確保することができる。また、前記クローラフレームは、車体フレームと少なくとも2つの支持部材によって固設される。
そして、前記駆動スプロケットがHST旋回ポンプ及びHST旋回モータからの動力によって旋回され、かつHST旋回モータとが分割配置され、前記HST旋回モータがミッションケースの上部に配置される。また、前記HST旋回モータは、ボルトで前記ミッションケースに固定されており、さらには、前記HST旋回ポンプと前記HST旋回モータとを連結する配管に、チェック弁が配設される。または、前記配管の一部をS字形状とする。
本来、後輪駆動ホイール型トラクタにおいては、選択的に前後輪を同時に駆動する4輪駆動方式をも兼ね備えることが一般的であり、このため、前輪を駆動するためにミッションケースの主副変速機構から4駆取出口のカウンタシャフトを介して前輪を駆動していた。
しかし、ホイール型トラクタの構成を用いてクローラ型トラクタとして変更する場合、クローラ型トラクタでは、左右1対の駆動スプロケットを用いて、前後進及び左右旋回を行うため、ホイール型トラクタでの4駆取出口を必要としない。
このため、クローラ型トラクタにおいては、該4駆取出口をHST旋回ポンプの駆動入力部として用いることで、ホイール型とクローラ型との車体共用において形状変更を極力抑えることが可能となる。
このため、HST旋回ポンプをミッションケースの4駆取出口付近に配置し、HST旋回モータをミッションケースの上部に位置させ、これらを配管により連結することにより、HST旋回機構を構成することができる。特に、HST旋回モータをミッションケースのデファレンシャルギア上部に配置することにより、メンテナンス性を向上させることが可能である。
さらには、前記配管にチェック弁を設けることにより、前記HST旋回モータをミッションケース上部に配置した際においても、始動時のエア噛みを防止することが可能である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態について詳述する。
図1は本発明の一実施例に係るクローラ型トラクタの側面図、図2は同トラクタにおける走行部の斜視図、図3は同トラクタの断面平面図、図4は同トラクタにおける駆動部の断面側面図、図5は ミッションケースの一部拡大した上面視断面図、図6はHST旋回ポンプと、HST旋回モータとの接続を示す説明図である。図7はミッションケース内部と、HST旋回ポンプ及びHST旋回モータとの位置関係を示す透過斜視図、図8は従来のホイール型トラクタを示す斜視図である。
まず、クローラ型トラクタの概略構成について説明する。図1に示すように、機体1前方には図示しないエンジンを覆うボンネット2と、該ボンネット2の後ろには機体1の操縦を行うための運転席4が配設されている。
該運転キャビン4の前方には機体1の操行を司るステアリングハンドル9が配設され、後方には座席8が、該座席8の左右には、機体の走行や作業機の上げ下げ等を操作するための主変速レバー、副変速レバー及びPTO操作レバーなどの図示しない各種レバーが配設されている。そして、万が一、機体が横転したときに運転者を守るための、4本の安全フレームが前記運転席4全体を覆うように形成されている。運転キャビンの下方には、該運転キャビンに昇降するためのステップ10が配設されている。
また、機体1の後方には作業に応じて取り外し可能な作業機6が取り付けられており、この作業機6によりプラウや、ロータリーなどの作業を行うものである。さらに、機体1の下方には機体1の走行を行う左右一対のクローラ型走行部80が配設されている。
前記クローラ型走行部80は、図2に示すように、進行方向に延設された左右2本のクローラフレーム81L、81Rと、このクローラフレーム81L、81R間を連結する2本のサイドフレーム82、83と、からなり、前記クローラフレーム81L、81Rの前後端には、それぞれ従動アイドラ85が回転自在に支持され、該2つのアイドラ85間には、4つのイコライザ転輪86が回転自在に支持されている。そして、これら2つの従動アイドラ85と、4つのイコライザ転輪86と、駆動スプロケット60L、60Rとが、該駆動スプロケット60L、60Rを頂点とし、前記2つの従動アイドラ85間を結ぶ直線を底辺とする、略三角形状にクローラベルト95を巻回してなるクローラ型走行部80を形成している。
また、前方のサイドフレーム82からは、上方へ向けてさらに2本の接続フレーム87が配設されており、この接続フレーム87を、後述するクラッチハウジング5の側面にボルト締めすることにより、上部車体と、クローラ型走行部80とを連結している。さらに、前記クローラフレーム81L、81Rの後には、駆動軸59L、59Rを軸支するリアアクスルケース40L、40Rを支えるためのリアアクスル支持フレーム84L、84Rが前記クローラフレーム81L、81Rと一体で形成されている。
以下、本発明のクローラ型トラクタの走行系統について説明する。前記エンジン3からの駆動力は、図3に示すように、クラッチハウジング5を介してミッションケース23内の主副変速装置39で変速された後、左右のリアアクスルケース40L、40R内の左右の差動機構50L、50Rに入力される。該差動機構50L、50Rより延出した車軸59L、59Rの先端には、それぞれ前記クローラ型走行部80を駆動するための駆動スプロケット60L、60Rが設けられている。また、後述する機体1を旋回するための、HST旋回ポンプ72が前記ミッションケース23の側方に、HST旋回モータ73が前記デファレンシャルギア52L、52Rの上方に設けられている。
そして、前記HST旋回ポンプ72内の可動斜板は図示しない副変速アームを介してステアリングハンドルに連係され、該ステアリングハンドルの操作量に応じて前記HST旋回ポンプ72からの吐出量が調節される。HST旋回ポンプ72とHST旋回モータ73とは、図示しない配管で連結されており、前記HST旋回ポンプ72からの吐出量に応じてHST旋回モータ73の出力回転数と回転方向とが制御される。そして、HST旋回モータ73の出力と前記主副変速装置39からの出力とが、後述する差動装置L、50R内で合成され、前記駆動スプロケット60L、60Rを差動回転させることにより機体1を旋回させる。
本発明のクローラ型トラクタでは、上記したようにHST旋回ポンプ72及びHST旋回モータ73を配備するが、通常ミッションケース23の下部に配置されるHST旋回ポンプ72を、本発明においては前記ミッションケース23と並列配置させることで、高い最低地上高を確保することができる。また、HST旋回ポンプ72とHST旋回モータ73とが別体であるため、前記HST旋回モータ73をミッションケース23の上方に配置することにより、HST旋回モータ73を修理する場合にも、ミッションケース23内に貯留されるオイルがHST旋回モータ73から流出することなく、HST旋回モータのメンテナンスや交換など取り外しが容易になり、作業効率が向上する。更に、HST旋回モータ73がミッションケース23の上部、特に後述するデファレンシャルギア52L、52Rの上部に配置した場合には、HST旋回モータ73から漏下するオイルを直接差動機構に流下させることができる。
続いて、ミッションケース23内の動力伝達機構の構成を説明する。図4に示すように、前記エンジン3からの出力軸31は、クラッチハウジング5を介して、前後進切換え機構7へと入力される。該前後進切換え機構7は、機体1前進時には、前記出力軸31のギア33と前進ギア32とが噛合い、一方、機体1の後進時には、前記出力軸31と後進ギア34とが、後進用カウンタ軸35のカウンタギア36を介して噛合うことにより機体1の後進を行うものである。
そして、該前後進切換え機構7から主軸37を介して、さらに後方の主副変速装置39へと動力が伝達される。この主軸37と、該主軸37の上方に位置する主変速軸41とは、異なる歯数を有する4つの主変速ギア42を介して連結されている(主変速4段の場合)。この主変速ギアは常に前記主軸のギアと噛合し、共に回転している。一方、前記主変速ギアは、主変速軸41上に遊嵌されており、主変速ギアの回転により主変速軸41が回転することはないが、図示しない主変速レバーによって、前記4つの主変速ギア42の何れかを、選択的に主変速軸41上に固定することにより、主変速軸41は、主変速軸41上に固定された主変速ギア42の歯数に応じた回転駆動を行う。
このようにして回転駆動する主変速軸41は、主変速軸41後方に位置し該主変速軸41上に固設された2つのギア62から、副変速ギア46を介して、副変速軸45へと伝達される。該副変速軸45上には、異なる歯数を有する2つの副変速ギア46(副変速2段の場合)が摺動自在に形成されており、図示しない副変速レバーによって、これら2つのギア46が、副変速軸45上を前後に摺動して、選択的に前記主変速軸41上の何れかの前記ギア62と噛合することにより、副変速後の動力を得るものである。
そして、副変速後の動力は、副変速軸45後端に位置するベベルギア47を介して回転方向を前後方向から左右方向へと変え、後述するミッションケース23後方に位置する後述する差動機構50L、50Rへと入力される。
また、前記エンジン3の出力の一部は、前記前後進切換え機構7から、PTO変速ギア48を介してPTOカウンタ軸49に連結され、機体後方のPTO出力軸91に伝えられるようになっている。
また、前記HST旋回ポンプ72を駆動するための動力は、前記副変速軸45上に固設されたカウンタギア64を介して、副変速後の動力を複数のカウンタ軸61へと伝達され、最後にチェン65駆動により、前記HST旋回ポンプ72の入力軸63へと伝達される。
特に、HST旋回ポンプ72を駆動するための動力を、前記カウンタ軸61よりチェン65等を介して前記HST旋回ポンプ72に入力することにより、HST旋回ポンプ72を任意の位置に配置することが可能となる。よって、従来ではミッションケース23下部に配置することが多かった前記HST旋回ポンプ72を、ミッションケース23の側面に配置することにより、機体1の最低地上高を高くすることができる効果がある。
次に、機体1の旋回をおこなうための差動機構の構成について説明する。図5に示すように、前記副変速軸45の後端に固設されたベベルギア47と、ピニオン軸22の中央部分に固設されたベベルギア21とを介して、前後方向の前記副変速後の動力を、左右方向へと回転方向を変え、後述する左右の差動機構(遊星ギア機構50L、50R)へと伝達する。
ピニオン軸22の左右両端に固設されたギア25L、25Rは、該ギア25L、25Rと噛合するギア27L、27Rを介して、左右の入力軸20L、20Rを駆動する。該入力軸20L、20Rは、左右遊星ギア機構50L、50Rのそれぞれのサンギア51L、51Rを回転駆動する。そして、該遊星ギア機構50L、50Rにより後述する旋回のための差動回転を出力する。
次に、該遊星ギア機構50L、50Rについて詳述する。該遊星ギア機構50L、50Rは、入力軸20L、20Rに固設されたサンギア51L、51Rと、該サンギア51L、51Rの周りを自公転自在に設けられたプラネタリアギア53L、53Rと、該プラネタリアギア53L、53Rを軸支するとともに入力軸20L、20Rと車軸59L、59Rとに回転自在に遊嵌されたキャリア55L、55Rとからなる。そして、該キャリア55L、55Rの外周には、さらにキャリアギア56L、56Rが形成されている。
この遊星ギア機構50L、50Rの構成により、機体直進時、即ち、左右の駆動スプロケット60L、60Rの回転が等しい回転数となるときは、前記キャリア55L、55Rは回転せず、遊星ギア機構50L、50Rの各ギアは、その場で各軸上を自転回転して駆動スプロケット60L、60Rを回転させる。結果、左右の駆動スプロケット60L、60Rはそれぞれ同回転数かつ同回転方向で回転し、機体を直進させる。
一方、機体旋回時、即ち、左右の駆動スプロケット60L、60Rの回転が異なる回転数となるときは、前記キャリア55L、55Rを、後述するHST旋回モータ73により回転駆動させて、遊星ギア機構50L、50Rの前記プラネタリアギア53L、53Rを、サンギア51L、51R周囲において公転させる。
すると、前記サンギア51L、51Rの回転に加え、キャリア55L、55Rの回転により、前記サンギア51L、51Rと、前記キャリア55L、55Rとの間に位置するプラネタリアギア53L、53Rがサンギア51L、51R周りを公転し始める。このとき、サンギア51L、51Rの回転と、キャリア55L、55Rの回転とが等しい方向である場合には、これら、サンギア51L、51Rの回転と、キャリア55L、55Rの回転との和回転が、プラネタリアギア53L、53Rの自公転を介して、車軸ギア58L、58Rを和回転させる。
一方、サンギア51L、51Rの回転と、キャリア55L、55Rの回転とが異なる方向である場合、これら、サンギア51L、51Rの回転と、キャリア55L、55Rの回転との、差回転が、プラネタリア53L、53Rの自公転を介して、車軸ギア58L、58Rを差回転させる。
ここで、前記キャリア55L、55Rの回転は、HST旋回モータにより回転駆動されるが、HST旋回モータ73は、前述のとおり、ステアリングハンドル9の回動に伴い回転駆動され、該HST旋回モータ73の回転は、該HST旋回モータ73の出力ギア35に噛合する左右2つのデファレンシャルギア52L、52Rを介して左右の逆転軸43L、43Rをそれぞれ逆回転させる。そして、これら逆転軸43L、43Rはそれぞれ、逆転軸43L、43Rの一端に固設された差動ギア44L、44Rと、前記キャリアギア56L、56Rと、を介して左右のキャリア55L、55Rを逆回転させる。このようにして、HST旋回モータ73の回転に伴い、前記遊星ギア機構の左右のキャリア55L、55Rはそれぞれ逆回転し、結果、一方の遊星ギア機構は和回転となり、他方の遊星ギア機構は差回転となるため、左右の駆動スプロケット60L、60Rはそれぞれ異なる回転数で回転し、機体は旋回運動をすることとなる。
このように、前方のエンジン3から、ミッションケース23内の主副変速装置39を介して後方へと伝達される直進用の出力と、前記ステアリングハンドル9の回動操作により回転駆動する前記HST旋回モータ73の出力とが、前記差動機構(左右遊星ギア機構50L、50R)内で合成されることにより、左右のクローラ走行装置80の駆動スプロケット60L、60Rを差動回転させ、左方向若しくは右方向へと機体1を旋回させる構成である。
また、前記ピニオン軸22の片端には複数のブレーキ板29が前記ピニオン軸22上に形成されており、運転者の操作により図示しないブレーキペダルが操作されると、ブレーキアーム28が連動して回動し、該ブレーキアーム28の回動に伴い、ピニオン軸22にブレーキ作用を発生させるとともに機体1を減速させるものである。
特に、前記ブレーキ板29は、前記ピニオン軸22の右端に位置しており、前記ブレーキ板や、ブレーキアームなどを収容する図示しないブレーキケースを、前記右側の遊星ギア機構を収容する右リアアクスルケース40Rと一体とすることが可能である。
また、前記HST旋回モータ73が、左リアアクスルケース上に位置しているため、前記右リアアクスルケース40Rに配置されたブレーキ機構と、前記左リアアクスルケース40Lに配置されたHST旋回モータ73と、により機体1の重量バランスを保つことが可能である。
さらには、前記ブレーキ機構と、HST旋回モータ73とを左右に分けて配置することにより、ブレーキ機構を構成するリンク関係と、HST機構を構成する油圧配管類と、を左右のリアアクスルケース内に分けて配置することが可能であり、機体1のメンテナンス性が向上する効果がある。
次に、HST旋回ポンプとHST旋回モータの位置関係について、その具体的構成を説明する。図6は、HST旋回ポンプ72と、HST旋回モータ73との接続を示す説明図、また、図7はミッションケース内部と、HST旋回ポンプ72及びHST旋回モータ73との配置位置を示す透過斜視図である。
前述のように、従来、ホイール型トラクタにおいては、前後輪同時に動力を伝達する4輪駆動方式が一般的である。この場合、ミッションケースの主副変速機構から4駆取出口のカウンタシャフトを介して前輪へと動力を伝達する構成である。
しかし、クローラ型トラクタにおいては、前輪を駆動する必要はなく、後輪のスプロケットの差動回転により機体の前後進及び左右旋回を行う構成である。
よって、ホイール型トラクタと、クローラ型トラクタとの車体共有においては、ホイール型トラクタのミッションケース下方に位置する4駆取出口を、クローラ型トラクタのHST旋回ポンプ動力取出口へと設計変更し共有可能である。この場合、4駆取出口のカウンタシャフト位置に、HST旋回ポンプの入力軸を配置することにより、極力設計変更を加えずにホイール型と、トラクタ型との機体共用化が可能である。
そして、前記HST旋回ポンプ72を複数の配管を介して連結する前記HST旋回モータ73は、図7に示すように、前記デファレンシャルギア52L、52Rの上方に位置しており、前述の機体1側方に配置されたHST旋回ポンプ72と複数の配管により連結されている。このように、HST旋回ポンプ72と、HST旋回モータ73とを別々に分割配置し、特にHST旋回モータ73を、前記ミッションケース内のデファレンシャルギア52L、52Rの上部に配置することにより、HST旋回モータ73のメンテナンス時において該モータ73を取り外しても、HST旋回モータ73内の油がミッションケースの前記デファレンシャルギア52L、52Rに流下するため、別途油処理を必要としない。また、HST旋回モータ73は、ミッションケース上部にボルト等で固定すれば良く、メンテナンス時においても、ミッションケース上部にボルト締めによりHST旋回モータ73が固定されているため、容易にHST旋回モータ73を取り外すことができる。
しかし、HST旋回モータ73をミッションケース上部に配置することにより、メンテナンス性が向上するが、HST旋回モータ73がHST旋回ポンプ72より上方にレイアウトされており、必然的に油面より上方に位置することとなる。このため、長期間トラクタを保管した際に、HST旋回ポンプ72と、HST旋回モータ73とを連結する配管内の油が下方へと落下してしまい、トラクタを再始動したときにエア噛みする恐れがあった。このため、図6に示すように、前記配管内に、HST旋回ポンプ72からHST旋回モータ73へ一方向に油が流れるように、チェック弁tなどを入れることにより油下がりを防止し、再始動時のエア噛みを防止することが可能である。または、図7に示すように前記配管の一部をS字形状の配管Sにすることで、該S字形状の配管Sに油が貯留され、再始動時のエア噛みを防止するとともに、油下がりを防止できる効果がある。
なお、上述の例では、作業機の一例として小型のクローラ型トラクタ(農作業機)について説明したが、この発明はこれに限定されるものではなく、農作業機としてコンバインなど、また、建設作業機として、ブルトーザなど、クローラを備えたあらゆる小型作業機に適用することができる。
本発明のクローラ型トラクタの一例としてのクローラ型トラクタを示す側面図である。 クローラ型トラクタのクローラ部を示す斜視図である。 クローラ型トラクタの上面視断面図である。 ミッションケースの側面視断面図である。 ミッションケースの一部拡大した上面視断面図である。 HST旋回ポンプと、HST旋回モータとの接続を示す説明図である。 ミッションケース内部と、HST旋回ポンプ及びHST旋回モータとの位置関係を示す透過斜視図である。 従来のホイール型トラクタを示す斜視図である。
符号の説明
1 クローラ型トラクタ(機体)
2 ボンネット
3 エンジン
4 運転席(運転キャビン)
5 クラッチハウジング
6 作業機
7 前後進切換え機構
8 座席
10 ステップ
9 ステアリングハンドル
20L、20R 入力軸
21 ベベルギア
22 ピニオン軸
23 ミッションケース
25L、25R ギア
27L、27R ギア
28 ブレーキアーム
29 ブレーキ板
31 出力軸(エンジン出力軸)
34 後進用ギア
35 後進用カウンタ軸
36 カウンタギア
37 主軸
38 HSTモータ出力ギア
39 主副変速装置
40L、40R リアアクスルケース(リアアクスル)
41 主変速軸
42 主変速ギア
43L、43R 旋回駆動軸
44L、44R 差動ギア
45 副変速軸
46 副変速ギア(ギア)
47 ベベルギア
48 PTO変速ギア
49 PTOカウンタ軸
50L、50R 差動機構
51L、51R サンギア
52L、52R デファレンシャルギア
53L、53R プラネタリアギア
55L、55R キャリア
56L、56R キャリアギア
58L、58R 車軸ギア
59L、59R 車軸(駆動軸)
60L、60R 駆動スプロケット(スプロケット)
61 カウンタ軸
62 ギア
63 HST旋回ポンプ入力軸
64 カウンタギア
65 チェン
66 ギア
69 リアアクスル支持フレーム
72 HST旋回ポンプ
73 HST旋回モータ
80 クローラ型走行部
81L、81R クローラフレーム
82 サイドフレーム(前方サイドフレーム)
83 サイドフレーム(後方サイドフレーム)
84L、84R リアアクスル支持フレーム
85 従動アイドラ
86 イコライザ転輪
87 接続フレーム
91 PTO出力軸
95 クローラベルト
97 ホイール型トラクタ
S S字形状配管
t チェック弁

Claims (4)

  1. 両端に従動アイドラを回転可能に支持するクローラフレームと、該クローラフレームの後部に設けたリアアクスル支持フレームにリアアクスルケースを支持するとともに、該リアアクスルケースに駆動スプロケットを装着し、かつ前記従動アイドラと前記駆動スプロケットとの間にクローラが巻装されるクローラ型走行装置を車両の左右に備えたクローラ型トラクタにおいて、前記駆動スプロケットがHST旋回ポンプ及びHST旋回モータからの動力によって旋回され、前記HST旋回ポンプと、前記HST旋回モータとが車両後部のミッションケースに近接かつ分割配置し、前記HST旋回ポンプの動力を副変速軸から得るとともに、前記HST旋回モータが前記ミッションケースの上部であって、前記HST旋回ポンプより上方に配置されることを特徴とする、クローラ型トラクタ。
  2. 前記HST旋回モータは、前記ミッションケース内のデファレンシャルギアの上部に配置されることを特徴とする、請求項1記載のクローラ型トラクタ。
  3. 前記HST旋回ポンプと前記HST旋回モータとを連結する配管に、チェック弁が配設される、請求項1または2記載のクローラ型トラクタ。
  4. 前記HST旋回ポンプと前記HST旋回モータとを連結する配管の一部がS字形状であることを特徴とする、請求項1乃至3記載のクローラ型トラクタ。
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