JP4534782B2 - 乗用型走行車両 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用田植機、収穫機、トラクタ等に利用する農作業機用の乗用型走行車両に関するものである。
左右一対の前輪及び後輪を備えた走行車体の後部に作業機を装着し、走行車体の前側に左右の前輪を操舵するステアリングハンドルを設けた農作業機において、走行車体の前側部にミッションケースを配置し、このミッションケース内に軸心が左右方向の伝動軸を複数設け、ステアリングハンドルにより回動されるステアリング軸をミッションケースの上部からケース内に挿入してケース底部まで延出し、このステアリング軸をミッションケース内の最前方位置にある左右方向の伝動軸の後側に配置したものは公知である(特許文献1)。
また、農作業機のミッションケースにおいて、ミッションケースを油圧装置のオイルタンクとして兼用するものは公知である(特許文献2)。
特開平9−248024号公報(1頁、図7) 特開平6−321129号公報(4頁、図8)
前記従来技術のように、農作業機のミッションケースを油圧装置のオイルタンクとして兼用するものでは、ギヤ変速装置で劣化したオイルが油圧装置に供給され、油圧装置の耐久性が低下するという不具合が発生する。
そこで、この発明は、ミッションケースをオイルタンク部とミッションケース部とに完全に仕切り構成して、前記不具合を解消すると共に、製作面での合理化も図ろうとするものである。
請求項1の発明は、エンジン(12)の回転動力を油圧無段変速装置(HST)及びミッションケース(11)のギヤ変速装置により変速して走行車輪(6,7)に伝達する乗用型走行車両において、ミッションケース(11)を、後下がりの仕切り壁(11c)によりオイルタンク部(11d)とミッションケース部(11e)とに完全に仕切り形成し該オイルタンク部(11d)とミッションケース部(11e)とを一体成形し、ミッションケース部(11e)とオイルタンク部(11d)とにまたがる同一平面上の分割面(11b)により左右に分割できる構成とし、オイルタンク部(11d)に油圧無段変速装置(HST)用のオイルを収容し、該オイルタンク部(11d)をミッションケース(11)の前部から後側下部にかけて配置し、油圧無段変速装置(HST)へのオイルの供給穴(74)をオイルタンク部(11d)の検油窓(71)よりも下方に配置したことを特徴とする乗用型走行車両とする。
前記構成によると、エンジン(12)の回転動力は油圧無段変速装置(HST)及びミッションケース(11)のギヤ変速装置により変速されて走行車輪(6,7)に伝達され、油圧無段変速装置(HST)とミッションケース(11)のオイルタンク部(11d)との間を作動用のオイルが給排されて油圧無段変速装置(HST)が作動る。また、ミッションケース部(11e)とオイルタンク部(11d)とにまたがる同一平面上の分割面(11b)を接合固着してミッションケース(11)を構成し、ミッションケース11の製造時には分割面(11b)を利用してミッションケース(11)成形用の型材を抜くことができる。
請求項2の発明は、ミッションケース部(11e)とオイルタンク部(11d)の各々に、検油窓(71)、給油穴(72)及びドレン穴(73)を設け、各々の検油窓(71)を左右一側に配置し、各々の給油穴(72)をミッションケース(11)の同じ壁面側に配置し、ドレン穴(73)をミッションケース部(11e)とオイルタンク部(11d)の下端部のミッションケース(11)の左右一側壁に配置したことを特徴とする請求項1記載の乗用型走行車両とする
請求項1の発明は、後下がりの仕切り壁(11c)により前記油圧無段変速装置(HST)用のオイルを収容するオイルタンク部(11d)とミッションケース部(11e)とに完全に仕切り形成し該オイルタンク部(11d)とミッションケース部(11e)とを一体成形して、ミッションケース部(11e)及びオイルタンク部(11d)を共用ケースとしているので、コスト低減及び軽量化を図りながら油圧無段変速装置(HST)用オイルの劣化を防止することができる。また、ミッションケース部(11e)とオイルタンク部(11d)とにまたがる同一平面上の分割面(11b)により左右に分割できる構成したので、ケース成形時の型材の抜き代を確保できて製造コストを低減し、ケースの合わせ精度を高めてオイル漏れを防止し、ケース内部のメンテナンスを容易にすることができる。更に、後下がりの仕切り壁(11c)により、ミッションケース(11)の前部から後側下部にかけてオイルタンク部(11d)を配置したので、オイルの冷却効果を高めることができる。しかも、油圧無段変速装置(HST)へのオイルの供給穴(74)をオイルタンク部(11d)の検油窓(71)よりも下方に配置したので、油圧無段変速装置(HST)へのオイルの供給を確実化することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の前記効果に加えて、各々の検油窓(71)を左右一側に配置し、各々の給油穴(72)をミッションケース(11)の同じ壁面側に配置し、ドレン穴(73)をミッションケース部(11e)とオイルタンク部(11d)の下端部のミッションケース(11)の左右一側壁に配置したので、オイルの交換等のメンテナンス作業が容易となる
図1〜図7には、この発明を具備した8条植え乗用田植機が図示されている。走行車両1に昇降用リンク装置2により作業装置の一種である苗植付装置3を連結すると共に、施肥装置4を設け、全体を乗用型施肥田植機に構成している。走行車両1の駆動輪である左右一対の前輪6,6及び後輪7,7を有する四輪駆動車両としている。
左右のメインフレーム10,10の前側部にミッションケース11がボルトで固定され、左右のメインフレーム10,10上にはゴムマウントMを介してエンジン12が搭載されていて、ミッションケース11の例えば左側壁面に前進及び後進速を無段変速できる油圧無段変速装置HSTをボルトで一体的に組み付け、油圧無段変速装置HSTの前方にステアリング軸14を上方に向けて突設している。
そして、ステアリング軸14の上端部にステアリングハンドル16が設けられ、そのステアリングハンドル16の下方部位に操作パネル17が設けられている。メインフレーム10,10の上部にはフロアとなる合成樹脂製のステップが一体形成されている機体カバー19が取り付けられていて、エンジン12の上方部位に操縦席20が設置されている。
機体カバー19は、機体前側部から操縦席20の左右両側まで水平面で覆う前側部カバー19aと機体後部の左右中央部を覆う後部中央カバー19bから構成されている。後部中央カバー19bの前側部上面に操縦席20が取り付けられている。
しかして、苗植付装置3や施肥装置4に対する各種操作及び苗載せ台3aへの予備苗の供給や施肥装置4への肥料供給時に、操縦者が操縦席20の左右両側の前側部カバー19a上を移動する際に、連続した平面状のステップ面を利用し能率的に安全に作業をすることができる。
ミッションケース11の左右側方に変向可能に設けた前輪支持ケース22,22に左右の前輪6,6は軸架されている。また、メインフレーム10,10の後部には横フレーム10aを左右方向に突設し、この横フレーム10aに設けたローリング軸25にケース連結フレーム24aを介して左右の後輪伝動ケース24,24はローリング自在に支持されている。
また、左右のメインフレーム10,10の後端部には左右の縦フレーム10g,10gの基部を溶接固着し、縦フレーム10g,10gに前記昇降用リンク装置2を上下回動自在に支持している。
エンジン12の回転動力は、伝動ベルト31を介して油圧無段変速装置HSTの入力軸35に伝達され、油圧無段変速装置HSTの出力軸36はミッションケース11内に延びてその先端部には駆動ギヤG1が取り付けられている。そしてミッションケース11の後側部のミッションケース部11eには、走行用一次軸50、走行二次軸51、植付一次軸52、植付二次軸53がそれぞれ左右平行に軸架されている。
油圧無段変速装置HSTの出力軸36の駆動ギヤG1と走行一次軸50のギヤG2が噛み合って走行一次軸50に動力が伝達され、走行一次軸50の変速ギヤG2、変速ギヤG4と走行二次軸51の変速ギヤG5、変速ギヤG6とがそれぞれ噛み合うことにより、変速動力が走行二次軸51に伝達される。また、変速ギヤG3,G4,G5,G6の何れのギヤとも噛み合わない位置がニュートラルになる。この変速ギヤ操作用の変速レバー90は操作パネル17に設けられていて、この変速レバー90は油圧無段変速装置HSTの変速操作もできる構成で、ニュートラルから前側に操作すると前進変速がなされ、ニュートラルから後側に操作すると後進変速がなされる構成である。
また、株間変速装置として、植付一次軸52に設けたギヤG7が走行一次軸50の変速ギヤG3に噛合し、植付一次軸52に設けたギヤG7がシフタ(図示省略)により移動されて、植付二次軸53のギヤG9あるいはギヤG10に噛合することにより植付一次変速され、植付二次軸53からベベルギヤG19、G20、植付部伝動軸58を経て苗植付装置3に動力が伝達される。なお、植付二次軸53から変速装置で変速された動力が植付部伝動軸58に伝達されるように構成してもよい。
次に、図7に基づき変速レバー90と各変速ギヤとの噛み合い関係について説明する。
変速レバー90のガイド溝91は図7(A)に示すように、機体の左右方向に変速レバー90を操作して変速ギヤG3、ギヤG4を移動させる横溝91aと、油圧無段変速装置HSTを前進側に増速操作する前方縦溝91b,91c,91d、及び、油圧無段変速装置HSTを後進側に増速操作する後方縦溝91eから構成されている。
図7(B)に示すように、変速レバー90を横溝91aのA位置に操作したときには、シフタ56により変速ギヤG3、ギヤG4が移動されて、変速ギヤG3とギヤG5とが噛み合い、ギヤG4とギヤG7とは噛み合わない。即ち、低速の作業速度で植付部伝動軸58は非駆動状態となり、変速レバー90をA位置から後方縦溝91eに沿って後側に操作すると、油圧無段変速装置HSTはニュートラルから後進速度が増速変速されて機体は後進する。なお、この状態では植付部伝動軸58は非駆動状態であるから苗植付装置3及び施肥装置4は作動しない。
また、図7(C)に示すように、変速レバー90を横溝91aのB位置に操作すると、シフタ56により変速ギヤG3、ギヤG4が移動されて、変速ギヤG3とギヤG5、ギヤG7とが噛み合い、ギヤG6とは噛み合わない。しかして、低速の作業速度で植付部伝動軸58が駆動状態となり、変速レバー90をB位置から前方縦溝91bに沿って前側に操作すると、油圧無段変速装置HSTはニュートラルから前進速度が増速変速されて機体は前進する。なお、この状態では植付部伝動軸58は駆動状態であるから、苗植付装置3及び施肥装置4が作動して苗植付作業及び施肥作業が同時になされる。
また、図7(D)に示すように、変速レバー90を横溝91aのC位置に操作すると、シフタ56により変速ギヤG3、ギヤG4が移動されて、変速ギヤG3とギヤG7とが噛み合い、ギヤG4とギヤG6とは噛み合わない。しかして、低速の作業速度で植付部伝動軸58が駆動状態となり、変速レバー90をC位置から前方縦溝91cに沿って前側に操作すると、油圧無段変速装置HSTはニュートラルから前進速度が増速変速されて機体は停止したままで、植付部伝動軸58の駆動速度が増速される。即ち、苗植付装置3及び施肥装置4のみを作動させることができる。
また、図7(E)に示すように、変速レバー90を横溝91aのD位置に操作すると、シフタ56により変速ギヤG3、ギヤG4が移動されて、すべての変速ギヤG3,ギヤG4,ギヤG5、ギヤG6、ギヤG7は噛み合わない。即ち、機体は停止し苗植付装置3及び施肥装置4も駆動されない状態となる。
最後に、図7(F)に示すように、変速レバー90を横溝91aのE位置に操作すると、シフタ56により変速ギヤG3、ギヤG4が移動されて、変速ギヤG4とギヤG6とが噛み合い、ギヤG3,ギヤG5,ギヤG7とは噛み合わない。しかして、高速の路上等の移動速度に変速されて、植付部伝動軸58は非駆動状態となり、変速レバー90をE位置から前方縦溝91dに沿って前側に操作すると、油圧無段変速装置HSTはニュートラルから前進速度が増速変速されて機体は高速で前進する。なお、植付部伝動軸58は非駆動状態であるので、苗植付装置3及び施肥装置4は作動しない。
また、ミッションケース11の後部には、左右のフロントアクスル60,60の中央部が支承され、前記走行二次軸51からギヤG6とギヤG21により動力が伝動され、デフ装置D1を介して左右の前輪6,6が駆動される構成である。
また、左右のフロントアクスル60,60には、デフ装置D1を挟んで左右の後輪駆動ベベルギヤ22G,22Gが一体回転するように設けられていて、この左右の後輪駆動ベベルギヤG22,G22に噛み合う従動ベベルギヤG23,G23に左右の後輪駆動輪62,62が左右の後輪サイドクラッチ機構C1,C1を介して連係している。ここで左右の後輪駆動ベベルギヤG22,G22と従動ベベルギヤG23,G23とで後輪伝動回転数が増速され、その増速された下手側に左右の後輪サイドクラッチ機構C1,C1があるので、クラッチの駆動伝達トルクが小さくなり小型のクラッチ機構としミッションケース11を小型化できる。そして、左右の後輪駆動軸62,62により左右の後輪伝動ケース24,24に動力を伝達し、左右の後輪伝動ケース24,24内の減速機構により減速し左右の後輪7,7に伝達される構成である。
65は四輪ブレーキであって、走行二次軸51の端部に設けられていて、機体カバー19上に設けたブレーキぺダル140を踏み込み操作すると、ブレーキが作動されて走行二次軸51が制動され、左右の前輪6,6及び左右の後輪7,7が制動される。
次に、図8〜図11に基づきミッションケース11について詳細に説明する。
ミッションケース11を例えば縦方向で且つ前後方向の同一平面からなる分割面11bにより左右のケース半体11a,11aに分割構成し、分割面11bを接合してボルト・ナットで固着しミッションケース11を構成している。また、左右のケース半体11a,11aを左右方向で且つ後下がりの仕切り壁11c,11cにより完全に仕切り、例えば、側面視で前側上下部及び後側下部のオイルタンク部11d,11dと、後側上部のミッションケース部11e,11eとに区分して構成している。
また、オイルタンク部11d,11d及びミッションケース部11e,11eを前後方向の同一平面上の分割面11bにより分割構成し、左右の分割面11b,11bを接合してボルト・ナットで固着して一体構成し、オイルタンク部11d,11dには油圧無段変速装置HSTや油圧制御弁やパワステ用のオイルを注入する。
そして、ミッションケース11の後側上部の左右一側に前進及び後進速後を無段変速できる油圧無段変速装置HSTをボルトで一体的に組み付け、油圧無段変速装置HSTの前方のオイルタンク部11d前端部には、ステアリング軸14を上方に向けて突設し、ステアリング軸14の上端部にステアリングハンドル16が設けられ、そのステアリングハンドル16の下方部位に操作パネル17が設けられている。
また、オイルタンク部11dのステアリング軸14の後方には縦方向のピットマンアーム軸26を設けて、ピットマンアーム軸26の下端にピットマンアーム27を取り付け、ステアリング軸14に設けたステアリングギヤ28とピットマンアーム軸26に設けた扇形ギヤ29とを噛み合わせて、ピットマンアーム27により左右の前輪6,6を操舵するように構成している。なお、30はパワステ装置である。
前記のように、ミッションケース11をミッションケース部11eとオイルタンク部11dに仕切り共用ケースとしているので、コスト低減及び軽量化を図ることができる。また、左右のケース半体11a,11aを仕切り壁11c,11cによりオイルタンク部11d及びミッションケース部11eとに完全に仕切り構成すると共に、前後方向で且つ縦方向の同一平面上の分割面11bにより左右に分割構成したので、分割面11b,11bによりケース成形時の型材の抜き代を確保して製造コストを低減し、ケースの合わせ精度を高めてオイル漏れを防止し、ケース内部のメンテナンスが容易となる。
また、前記のように、ミッションケース11を組立完成した後に、ミッションケース部11eの左右一側に油圧無段変速装置HSTを直接取り付ける構成であるので、油圧無段変速装置HSTの取付が容易となる。
また、前記のように、ミッションケース11の前側部左右にオイルタンク部11d,11dを設けたので、オイルタンクの容量のアップを図り、オイルの冷却効果を高めることができる。また、ミッションケース11の左右両側に略同容量のオイルタンク部11d,11dを設けたので、左右のバランスを向上させることができる。
また、ミッションケース11の左右のケース半体11a,11aを仕切り壁11c,11cにより仕切り、オイルタンク部11d,11dをミッションケース11の前側上下部及び後側下部に位置するように構成したので、オイルの冷却効果を高めることができる。
また、図12に示すように、ミッションケース11のオイルタンク部11d,11dとミッションケース部11e,11eを上端部まで仕切り壁11cにより完全に仕切り、オイルタンク部11d,11d及びミッションケース部11e,11eの上端部近傍の入力軸36部位までオイルを入れるようにして油面11f,11fを略同じ高さとし、オイルタンク部11d,11d及びミッションケース部11e,11eの油面11f部における左右一側の略同じ高さに検油窓71、71をそれぞれ設け、この検油窓71,71よりも高位側に給油穴72,72をそれぞれ同じ壁面側に設けている。
また、オイルタンク部11d,11d及びミッションケース部11e,11eの下端部の左右何れかの側面にドレン穴73,73を設け、オイルタンク部11d,11dの上下中間部位に油圧無段変速装置HSTへの供給穴74を設け、供給穴74とドレン穴73の中間部位の油圧無段変速装置HSTからの戻り穴75にフィルタ76を装着し、フィルタ76の耐久性を高めている。
しかして、ミッションケース11の上側壁面にオイルタンク部11dの給油穴72及びオイルタンク部11dの給油穴72を設け、また、オイルタンク部11dの検油窓71及びミッションケース部11eの検油窓71、並びに、ドレン穴73,73を左右の一側壁に設けたので、オイルの交換等のメンテナンス作業が容易となり、また、仮にオイルが漏れても他方のケース部への影響を少なくすることができる。
また、オイルタンク部11dの供給穴74を検油窓71より下方に配置したので、油圧無段変速装置HSTへのオイルの供給を確実化することができる。また、オイルタンク部11dの供給穴74をフィルタ76より上方に配置したので、油圧無段変速装置HSTに浄化したオイルを供給することができる。また、オイルタンク部11dに供給穴74及びフィルタ76を設けるにあたり、例えば、供給穴74及びフィルタ76を左右対称位置に配置して最大限遠い位置に配置すると、オイルの冷却効果を高めることができる。
また、左右のオイルタンク部11d,11dの分割面11bとミッションケース部11e,11eの分割面11bを接合してボルト・ナットで締結するにあたり、ボルト・ナットを同じサイズ(径)及び同じ締め付け方向にすると、組立て作業やメンテナンス作業が容易となる。
また、左右のオイルタンク部11d,11dの分割面11bとミッションケース部11e,11eの分割面11bを同一平面に構成すると、ミッションケース部11の加工を容易化しコストの低減を図ることができる。
また、左右のオイルタンク部11d,11dの分割面11b及びミッションケース部11e,11eの分割面11bを構成するにあたり、ケースの外周分割面78aに比較して内周部分割面78bの幅を狭くすると、ケースを軽量化することができる。
また、左右のオイルタンク部11d,11dの分割面11bとミッションケース部11e,11eの分割面11bに接着剤用の溝77を設け、接着剤を注入して接合固着すると、接着剤のはみ出しを防止し、オイルの漏れや汚れを防止できる。なお、接着剤用の溝77をケースの外周分割面78aにのみ設け、幅狭の内周部分割面78bには省略すると、構成を簡素化することができる。
また、左右のオイルタンク部11d,11d及びミッションケース部11e,11eに同じ種類のオイルを注入するようにすると、メンテナンスを容易化できる。また、ミッションケース11の左右一側のケース半体11aにのみオイルタンク部11dを設けた構成にすると、構成を簡素化できる。
また、前方の伝動軸の軸架されないオイルタンク部11dにステアリング軸14やピットマンアーム軸26を上方に向けて突設する構成であるので、ステアリング軸14やピットマンアーム軸26の設計の自由度を高めることができる。また、図11に示すように、ミッションケース11のオイルタンク部11d,11dの例えば右側前部を機体の中心線から左側に突出させた突出部11gに構成し、ミッションケース部11e,11eの後部右側面に油圧無段変速装置HSTを取り付けるように構成すると、左右のバランスを良くし、水田走行用機体として優れた走行性を発揮し、植付作業を良好に行なうことができる。
乗用型施肥田植機の側面図。 乗用型施肥田植機の平面図。 乗用型施肥田植機の一部省略した平面図。 乗用型施肥田植機の一部省略した切断平面図。 乗用型施肥田植機の一部省略した側面図。 ミッションケース部の側面図。 変速溝の平面図及び変速ギヤの噛み合い状態を示す図。 ミッションケースの左側面図。 ミッションケースの左側面図。 ミッションケースの右側面図。 ミッションケースの平面図。 ミッションケースの左側面図。
走行車両前輪(走行車輪)後輪(走行車輪)11ミッションケース11b分割面11c仕切り壁11dオイルタンク部11eミッションケース部12エンジン、71:検油窓、72:給油穴、73:ドレン穴、74:供給穴、HST油圧無段変速装置

Claims (2)

  1. エンジン(12)の回転動力を油圧無段変速装置(HST)及びミッションケース(11)のギヤ変速装置により変速して走行車輪(6,7)に伝達する乗用型走行車両において、ミッションケース(11)を、後下がりの仕切り壁(11c)によりオイルタンク部(11d)とミッションケース部(11e)とに完全に仕切り形成し該オイルタンク部(11d)とミッションケース部(11e)とを一体成形し、ミッションケース部(11e)とオイルタンク部(11d)とにまたがる同一平面上の分割面(11b)により左右に分割できる構成とし、オイルタンク部(11d)に油圧無段変速装置(HST)用のオイルを収容し、該オイルタンク部(11d)をミッションケース(11)の前部から後側下部にかけて配置し、油圧無段変速装置(HST)へのオイルの供給穴(74)をオイルタンク部(11d)の検油窓(71)よりも下方に配置したことを特徴とする乗用型走行車両。
  2. ミッションケース部(11e)とオイルタンク部(11d)の各々に、検油窓(71)、給油穴(72)及びドレン穴(73)を設け、各々の検油窓(71)を左右一側に配置し、各々の給油穴(72)をミッションケース(11)の同じ壁面側に配置し、ドレン穴(73)をミッションケース部(11e)とオイルタンク部(11d)の下端部のミッションケース(11)の左右一側壁に配置したことを特徴とする請求項1記載の乗用型走行車両。
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