JP5662691B2 - 農作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、農作業車の車体カバーの技術に関する。
従来、車体に組み付けられて車体の一部を覆うカバー部材(以下、第一カバーと称する)と、第一カバーに連続して組み付けられて車体の一部を覆うカバー部材(以下、第二カバーと称する)と、を備える農作業車は種々知られている(特許文献1参照)。特許文献1における第一カバーは、ミッションケースやフロントアクスルケース等を覆う前部車体カバーであり、第二カバーは、第一カバーの上部に組み付けられる後部車体カバーまたはボンネットである。第一カバーは、ボルトや係合ピンや取付け金具等により車体フレームに組み付けられる。また、第二カバーは、ボルトや係合ピンや取付け金具等により第一カバーに組み付けられる。
特開平11−9030号公報
しかしながら、このような農作業車では、その第一カバーおよび第二カバーは、樹脂素材からなる成形品であるため寸法誤差が生じ易い。そして、当該農作業車では、第一カバーと第二カバーとの組付け部分に寸法誤差が生じていると、第二カバーを第一カバーに組み付ける際の組付け性が悪いという問題があった。例えば、第二カバーが所望の位置に配置されず、また、当該組付け部分に隙間が生じて、外観上好ましくない場合がある。また、前記組付け部分にシール部材等の他の部材を設けて、当該組付け性が悪いという問題を解消するようにしていたが、当該シール部材を設けるための手間と費用とがかかる。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、容易に且つ安価に、第二カバーを第一カバーに組み付ける際の組付け性を向上させた農作業車を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、車体に組み付けられる車体カバー(40)と、該車体カバー(40)に嵌合されて組み付けられるフロントカウル(60)とを備える農作業車において、前記フロントカウル(60)は、前部フロントカウル(61)と後部フロントカウル(62)とで構成し、該前部フロントカウル(61)の後側端部と、後部フロントカウル(62)の前側端部とを接合することで、略筒状のフロントカウル(60)を構成し、該フロントカウル(60)の下部には、前記前部フロントカウル(61)の下縁部(61a)と、後部フロントカウル(62)の下縁部(62a)により、下縁部(60a)を構成し、前記車体カバー(40)の前左右中央部を、前方が開口した平面視略U状に切欠き、該平面視略U状の切欠き部分は、前記フロントカウル(60)の下縁部(60a)の後部の形状に合わせた形状とし、該切欠き部分の周囲には、該フロントカウル(60)の下縁部(60a)を嵌合させる嵌合溝(44)を構成したものである。
請求項2においては、請求項1記載の農作業車において、前記車体カバー(40)に形成した嵌合溝の底部に、上下方向に貫通する連通孔を形成したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、車体に組み付けられる車体カバー(40)と該車体カバー(40)に嵌合されて組み付けられるフロントカウル(60)とを備える農作業車において、前記フロントカウル(60)は、前部フロントカウル(61)と後部フロントカウル(62)とで構成し、該前部フロントカウル(61)の後側端部と、後部フロントカウル(62)の前側端部とを接合することで、略筒状のフロントカウル(60)を構成し、該フロントカウル(60)の下部には、前記前部フロントカウル(61)の下縁部(61a)と、後部フロントカウル(62)の下縁部(62a)により、下縁部(60a)を構成し、前記車体カバー(40)の前左右中央部を、前方が開口した平面視略U状に切欠き、該平面視略U状の切欠き部分は、前記フロントカウル(60)の下縁部(60a)の後部の形状に合わせた形状とし、該切欠き部分の周囲には、該フロントカウル(60)の下縁部(60a)を嵌合させる嵌合溝(44)を構成したので、容易に且つ安価に、車体カバー(40)にフロントカウル(60)を組み付ける際の組付け性を向上させることができる。
請求項2においては、前記車体カバー(40)に形成した嵌合溝の底部に、上下方向に貫通する連通孔を形成したので、嵌合溝に流れ込んだ雨水や泥水などを、連通孔を介して、嵌合溝内から前部車体カバーの下方へ流れて、容易に車体の外部へ排出することができる。
本発明の実施形態に係る農作業車の全体的な構成を示した側面図。 本発明の実施形態に係る農作業車の第一カバーの平面図。 本発明の実施形態に係る農作業車の第一カバーに第二カバーを組み付ける前の状態を示した斜視図。 本発明の実施形態に係る農作業車の第一カバーに第二カバーを組み付けた状態を示した斜視図。 (a)図2における領域Aの拡大図、(b)図2における領域Bの拡大図。
次に、発明の実施形態を、図1から図5を用いて説明する。なお、本発明に係る農作業車1は、トラクター、コンバイン、田植機等の各種の農作業車であるが、以下において便宜上、田植機を例にして説明する。
まず、農作業車1の全体構成について説明する。なお、以下において、図1における矢印U方向を上方向として上下方向を規定して、矢印F方向を前方向として前後方向を規定する。
図1に示すように、農作業車1は、走行部2と植付装置3とを有し、走行部2により走行しながら、植付装置3により、苗を圃場に植え付けることができるように構成される。植付装置3は、走行部2の後方に配置されて、この走行部2の後部に昇降機構4を介して昇降可能に連結される。
走行部2において、エンジン5が車体フレーム6の後部に設けられる。ミッションケース7が車体フレーム6の前部に支持される。フロントアクスルケース8が車体フレーム6の前部に支持される。前車輪9がフロントアクスルケース8の左右両側に支承される。リアアクスルケース10が車体フレーム6の後部に支持される。後車輪11がリアアクスルケース10の左右両側に支承される。
走行部2の上部には運転操作部12が配置される。走行部2の上方を覆う車体カバーは、第一カバー31と、第二カバー32とにより構成される。運転操作部12では、第一カバー31がミッションケース7およびフロントアクスルケース8を覆うようにして車体フレーム6に組み付けられる。そして、第二カバー32が、当該第一カバー31に組み付けられて、第一カバー31の上方に配置される。なお以下において、第一カバー31は前部車体カバー40を示し、第二カバー32は、後部車体カバー50またはフロントカウル60を示す。また、運転操作部12では、前部車体カバー40の前上部にフロントカウル60が、前部車体カバー40の後上部に後部車体カバー50および運転席がそれぞれ設けられる。運転操作部12では、フロントカウル60の後上部に、操向操作用の操作ハンドル13、変速操作用の変速レバー14等の各種の操作具が配置される。そして、これらの操作具によって、走行部2および植付装置3に対して適宜の操作を行うことが可能とされる。
走行部2において、予備苗載台15が車体フレーム6の前部の左右両側から立設された各取付フレームに取り付けられて、フロントカウル60の左右両側方に配置される。そして、予備苗が予備苗載台15に載置されて、植付装置3への苗補給が可能とされる。
走行部2において、施肥装置17が車体フレーム6の後部に支柱フレーム18などを介して支持されて、運転操作部12の後方に配置される。施肥装置17は、植付条に対応する数の繰出装置19を有する。
植付装置3において、植付ミッションケース21が植付フレーム20の下部中央付近に支持され、植付伝動軸22が植付ミッションケース21から左右両側方に延設される。植付伝動ケース23・23・23がそれぞれ植付伝動軸22から後方に延設されて、左右方向に適宜の間隔をとって配置される。また、後述する株間変速ケース30がミッションケース7と植付ミッションケース21との間に設けられる。
各植付伝動ケース23の後端部左右両側には、ロータリケース24・24が回動自在に支持される。ロータリケース24は植付条数と同数、即ち本実施形態では6つ備えられる。そして、二つの植付爪25・25が、ロータリケース24の回転支点を挟むように、このロータリケース24の長手方向両側にそれぞれ取り付けられる。
苗載台26が植付伝動ケース23の上方に前高後低の傾斜状態で配置されて、植付フレーム20の後部に上下のガイドレールを介して左右方向に往復動可能に取り付けられる。苗載台26上に苗マットが条数分載置されて、ロータリケース24の回転時に植付爪25により苗が当該苗載台26上の苗マットから取出可能とされる。
植付装置3において、圃場面を整地するフロート27が、それぞれの前部側が後部側を回動支点として上下動自在となるように植付伝動ケース23に支持されて、植付伝動ケース23の下方に配置される。
また、前述の昇降機構4が走行部2と植付装置3との間に設けられる。具体的には、トップリンク28とロワリンク29の前部が、走行部2の車体フレーム6に上下回転自在に支持され、トップリンク28とロワリンク29の後部が、植付装置3の植付フレーム20の前部左右中央に支持される。昇降用シリンダが、ロワリンク29と走行部2との間に連結される。そして、この昇降用シリンダの伸縮動作によって、植付装置3が走行部2に対して上下方向に回動可能、即ち昇降可能とされる。
前部車体カバー40は、ミッションケース7とフロントアクスルケース8とを覆うようにして車体フレーム6に組み付けられてこれに固定され、車体の一部を被装する。前部車体カバー40は、ボルトや係合ピンや取付け金具等により車体フレーム6に組み付けられてこれに固定され、車体の一部を被装する。後部車体カバー50は、前部車体カバー40に嵌合されて組み付けられる(図3および図4参照)。後部車体カバー50は、エンジンを覆うようにして前部車体カバー40に組み付けられて、車体の一部を被装する。フロントカウル60は、前側を除く下部周囲が前部車体カバー40に嵌合されて組み付けられる(図3および図4参照)。フロントカウル60は、ステアリングコラムを覆うとともにハンドルの下方に配置されるように前部車体カバー40に組み付けられて、車体の一部を被装する。
後部車体カバー50は、図3または図4に示すように、その前部が湾曲しながら後上方に傾斜するとともに、その後部が前部車体カバー40のフロアより上方に一段高く形成されて構成される。後部車体カバー50における後部の左右中央部には運転席が配置され、その左右両側には作業用のステップが形成される。後部車体カバー50における前部の下縁部50aは、平面視円弧状に形成され、後述する前部車体カバー40の第一嵌合溝43に嵌合可能に形成される。
フロントカウル60は、図3または図4に示すように、前側に配置される前部フロントカウル61と、後側に配置される後部フロントカウル62とで構成される。フロントカウル60は、前部フロントカウル61と後部フロントカウル62との互いの側端部同士を嵌合させることで、後上がりに傾斜する略筒状に構成される。フロントカウル60の下縁部60aは、後述する前部車体カバー40の第二嵌合溝44に嵌合可能に形成される。後部フロントカウル62の下縁部62aの全部および前部フロントカウル61の下縁部61aの後部が、前部車体カバー40の第二嵌合溝44に嵌合される。
図2から図4に示すように、前部車体カバー40は、後部に第一組付け部41が設けられ、前部に第二組付け部42が設けられる。第一組付け部41と第二組付け部42以外の上面は、フロア(ステップ)として形成されている。前部車体カバー40は、平面視略四角形状に形成され、後部辺を上方に所定の長さ起立させて後縁部とし、この後縁部を前記後部車体カバー50の前下部を組み付けるための第一組付け部41としている。該第一組付け部41は、本実施形態では平面視前方を凸とした湾曲した形状とし、後部車体カバー50の下縁部50aの形状に合わせている。また、第一組付け部41は、断面視略U字状、つまり、二つの壁が平行するようにそれぞれ上方に向かって立設されて上方を開放した第一嵌合溝43が形成される。該第一嵌合溝43の深さは、後部車体カバー50の下縁部50aの上下方向の寸法誤差を許容できる深さとしている。このように構成された前部車体カバー40の第一嵌合溝43に、後部車体カバー50の前部の下縁部50aが上方より嵌合されて、後部車体カバー50は前部車体カバー40に組み付けられる(図4参照)。
前部車体カバー40の前左右中央部は、平面視略U状に切欠かれ、フロントカウル60の下縁部60aの形状に合わせている。この切欠き部分を上方に所定長さ起立させて前縁部とし、この前縁部をフロントカウル60の下縁部60aを組み付けるための第二組付け部42としている。
また、第二組付け部42は、断面視略U字状、つまり、二つの壁が平行するようにそれぞれ上方に向かって立設されて上方を開放した第二嵌合溝が形成される。第二嵌合溝44の深さは、フロントカウル60の下縁部60aの上下方向の寸法誤差を許容できる深さとしている。このように構成された前部車体カバー40の第二嵌合溝44にフロントカウル60の下縁部60aが上方より嵌合されて、フロントカウル60は前部車体カバー40に組み付けられる(図4参照)。
このように農作業車1の前部車体カバー40(第一カバー31)は、後部車体カバー50(第二カバー32)の縁部を嵌合可能な第一嵌合溝43を有する。また、農作業車1の前部車体カバー40(第一カバー31)は、フロントカウル60(第二カバー32)の縁部を嵌合可能な第二嵌合溝44を有する。そして、前部車体カバー40の第一嵌合溝43に後部車体カバー50の前部の下縁部50aが嵌合されて、後部車体カバー50が前部車体カバー40に組み付けられる。また、前部車体カバー40の第二嵌合溝44にフロントカウル60の下縁部60aが嵌合されて、フロントカウル60が前部車体カバー40に組み付けられる。また、このように後部車体カバー50およびフロントカウル60が前部車体カバー40に組付けられた際に、当該嵌合された後部車体カバー50の前部の下縁部50aにおける端面が、前部車体カバー40の第一嵌合溝43内に隠れることとなり、また、当該嵌合されたフロントカウル60の下縁部60aの端面が、前部車体カバー40の第二嵌合溝44内に隠れることとなる。即ち、当該農作業車1の組付け部分においては、外観上隙間が生じないこととなる。さらに、後部車体カバー50下縁部50aにおける端面と前部車体カバー40の第一嵌合溝43の底部との間、および、フロントカウル60下縁部60aにおける端面と前部車体カバー40の第二嵌合溝44の底部との間に隙間が生じないようにこれらを組付ける必要がないため、大きな歪みが生じることなくこれらの組み付けが可能となる。よって、農作業車1では、後部車体カバー50およびフロントカウル60と前部車体カバー40との組付け部分にシール部材などの他の部材を別途設けて前記隙間を埋める必要がなくなる。したがって、農作業車1では、後部車体カバー50およびフロントカウル60と前部車体カバー40との組付部分に関して多少の寸法誤差を許容して、容易に且つ安価に、後部車体カバー50およびフロントカウル60を前部車体カバー40に組み付ける際の組付け性を向上させることができる。
また、後部車体カバー50およびフロントカウル60を前部車体カバー40に組み付ける際に、第一嵌合溝43および第二嵌合溝44が位置決めとして機能することとなる。よって、農作業車1によれば、より容易に、後部車体カバー50およびフロントカウル60を前部車体カバー40に組み付ける際の組付け性を向上させることができる。
また、農作業車1における前部車体カバー40、後部車体カバー50、または、フロントカウル60が経年使用によって変形した場合であっても、後部車体カバー50およびフロントカウル60と、前部車体カバー40の第一嵌合溝43またはこれの第二嵌合溝44との間で逃げが生じて、歪みが生じにくくなる。したがって、農作業車1によれば、当該前部車体カバー40、後部車体カバー50、および、フロントカウル60に対する加工や部品交換が不要となり、メンテナンス性の向上を図ることができる。
農作業車1の前部車体カバー40(第一カバー31)は、上方に向かって開口する第一嵌合溝43を有する。このため、農作業車1によれば、ボルト止め等の作業を要さずに、これの後部車体カバー50の下縁部50aを前部車体カバー40の第一嵌合溝43に、また、フロントカウル60の下縁部60aを前部車体カバー40の第二嵌合溝44に嵌合させるだけで、容易に後部車体カバー50およびフロントカウル60を前部車体カバー40に組み付けることができるため、後部車体カバー50およびフロントカウル60と前部車体カバー40との組付作業やこれの分解等の作業性を向上させることができる。
なお、前部車体カバー40の第一嵌合溝43は、これに後部車体カバー50の縁部が嵌合された際に、当該後部車体カバー50の縁部と第一嵌合溝43の二つの壁との間に所定の隙間を有するように構成されてもよい。また、前部車体カバー40の第二嵌合溝44は、これにフロントカウル60の縁部が嵌合された際に、当該フロントカウル60の縁部と第二嵌合溝44の二つの壁との間に所定の隙間を有するように構成されてもよい。このように、所定の隙間を有するように前部車体カバー40の第一嵌合溝43および第二嵌合溝44が構成されることにより、後部車体カバー50およびフロントカウル60と前部車体カバー40との組付部分に関して、より寸法誤差を許容することが可能となる。
また、前部車体カバー40の第一嵌合溝43は、図2または図5に示すように、これの底部を上下方向に貫通する第一連通孔45を有する。前部車体カバー40の第一連通孔45は、第一嵌合溝43内と前部車体カバー40の下方とを連通する。前部車体カバー40の第一連通孔45は、第一嵌合溝43の底部における左方の中途部および右方の中途部に形成されて、左右対称となるように配置される。前部車体カバー40の第二嵌合溝44は、図2または図5に示すように、これの底部を上下方向に貫通する第二連通孔46を有する。前部車体カバー40の第二連通孔46は、第二嵌合溝44内と前部車体カバー40の下方とを連通する。前部車体カバー40の第二連通孔46は、第二嵌合溝44の底部における左方の中途部および右方の中途部に形成されて、左右対称となるように配置される。
このように、前部車体カバー40の第一嵌合溝43が第一連通孔45を有し、または、前部車体カバー40の第二嵌合溝44が第二連通孔46を有することにより、第一嵌合溝43または第二嵌合溝44に流れ込んだ雨水や泥水などが、当該第一嵌合溝43内または当該第二嵌合溝44内から前部車体カバー40の下方へ流れて容易に車体の外部へ排出されることになる。
また、前部車体カバー40の第一連通孔45が第一嵌合溝43の最も低い位置で、また、これの第二連通孔46が第二嵌合溝44の最も低い位置で形成されることで、前記雨水や泥水などを、当該第一嵌合溝43内または当該第二嵌合溝44内からより容易に車体の外部へ排出することができる。
なお、前部車体カバー40の第一連通孔および第二連通孔は、それぞれ左右対称となるように配置されることに限定されるものではなく、第一嵌合溝43の底部または第二嵌合溝44の底部における任意の場所に配置されてもよい。例えば、前部車体カバー40の第一連通孔および第二連通孔は、第一嵌合溝43および第二嵌合溝44の底部に一つづつ配置されてもよく、第一嵌合溝43および第二嵌合溝44の延長方向に所定間隔ごとに複数個配置してもよい。
前部車体カバー40の第一嵌合溝43は、図2に示すように、その第一組付け部41の後方側の壁が前後方向に切欠かれて形成される切欠き部47を有する。前部車体カバー40の切欠き部47は、第一嵌合溝43内と前部車体カバー40の後方とを連通する。前部車体カバー40の切欠き部47は、第一嵌合溝43の左方において第一連通孔45の右方に形成される。このように、前部車体カバー40の切欠き部47を有することにより、第一嵌合溝43に流れ込んだ雨水や泥水などが、当該第一嵌合溝43内から前部車体カバー40後方へ流れて車体の外部へ排出されることになる。なお、前部車体カバー40の切欠き部47は、第一嵌合溝43の右方に形成されてもよく、また、複数個形成されてもよい。また、前部車体カバー40における第二組付け部42の前方側の壁が前後方向に切欠かれて、当該第二嵌合溝44が切欠き部47を有する構成としてもよい。
なお、後部車体カバー50は、これの前部の下縁部50aが前部車体カバー40の第一嵌合溝43に嵌合されて前部車体カバー40に組み付けられることに加えて、ボルトや係合ピンや取付け金具等により車体(例えば、車体フレーム6)に固定される。フロントカウル60は、これの下縁部60aが前部車体カバー40の第二嵌合溝44に嵌合されて前部車体カバー40に組み付けられることに加えて、ボルトや係合ピンや取付け金具等により車体(例えば、ステアリングコラム)に固定される。
また、農作業車1では、これの前部車体カバー40(第一カバー31)が後部車体カバー50(第二カバー32)の縁部を嵌合可能な第一嵌合溝43を有するが、後部車体カバー50(第二カバー32)が前部車体カバー40(第一カバー31)の縁部を嵌合可能な嵌合溝を有する構成としてもよい。例えば、前部車体カバー40の後縁部に沿って上方に突出する凸条の嵌合凸部を形成し、後部車体カバー50の前部の下縁部50aに沿って下方に開口する当該嵌合凸部に嵌合可能な嵌合溝を形成して、後部車体カバー50が前部車体カバー40の縁部を嵌合可能な嵌合溝を有する構成としてもよい。また同様に、フロントカウル60(第二カバー32)が前部車体カバー40(第一カバー31)の縁部を嵌合可能な嵌合溝を有する構成としてもよい。例えば、前部車体カバー40の前縁部の凹状部分に沿って上方に突出する凸条の嵌合凸部を形成し、フロントカウル60の下縁部60aに沿って下方に開口する当該嵌合凸部に嵌合可能な嵌合溝を形成して、フロントカウル60が前部車体カバー40の縁部を嵌合可能な嵌合溝を有する構成としてもよい。
1 農作業車
31 第一カバー
32 第二カバー
40 前部車体カバー
43 第一嵌合溝
44 第二嵌合溝
50 後部車体カバー
60 フロントカウル

Claims (2)

  1. 車体に組み付けられる車体カバー(40)と、該車体カバー(40)に嵌合されて組み付けられるフロントカウル(60)とを備える農作業車において、
    前記フロントカウル(60)は、前部フロントカウル(61)と後部フロントカウル(62)とで構成し、
    該前部フロントカウル(61)の後側端部と、後部フロントカウル(62)の前側端部とを接合することで、略筒状のフロントカウル(60)を構成し、
    該フロントカウル(60)の下部には、前記前部フロントカウル(61)の下縁部(61a)と、後部フロントカウル(62)の下縁部(62a)により、下縁部(60a)を構成し、
    前記車体カバー(40)の前左右中央部を、前方が開口した平面視略U状に切欠き、該平面視略U状の切欠き部分は、前記フロントカウル(60)の下縁部(60a)の後部の形状に合わせた形状とし、
    該切欠き部分の周囲には、該フロントカウル(60)の下縁部(60a)を嵌合させる嵌合溝(44)を構成した
    ことを特徴とする農作業車。
  2. 請求項1記載の農作業車において、前記車体カバー(40)に形成した嵌合溝の底部に、上下方向に貫通する連通孔を形成したことを特徴とする農作業車。
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