JP2022096959A - 乗用型苗移植機 - Google Patents

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大介 今泉
Daisuke Imaizumi
泰輔 岩見
Taisuke Iwami
雅貴 朝田
Masaki Asada
弘茂 小松
Hiroshige Komatsu
直也 山本
Naoya Yamamoto
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】ミッションケースの後部にメインフレームを固定し、ミッションケースの前部にエンジンフレームを固定してエンジンを搭載した構成なので、ミッションケース、メインフレーム及びエンジンフレームを各々強固に構成しなければならず、車体重量が重くなり、水田で良好な走行性能を発揮できないものであった。そこで、強固な構成でありながら車体重量を軽量な構成とし水田での走行性能に優れた乗用型苗移植機を提供する。【解決手段】前部にエンジン11を搭載した走行車体2の後側に苗植付部を装着した乗用型苗移植機において、ミッションケース7が固定された左右メインフレーム9a,9aをミッションケース7前方まで設け、ミッションケース7前方で左右メインフレーム9a,9aを横フレーム9bで連結し、横フレーム9bよりも前方に延びる左右メインフレーム9a,9a前部にエンジン11を搭載する。【選択図】図3

Description

本発明は、走行車体に苗植付部を装着した乗用型苗移植機に関する。
従来、走行車体の後部に苗植付部を装着した乗用型田植機において、走行車体のメインフレームの前部にミッションケースを固定し、該ミッションケース前部に設けたエンジンフレームにエンジンを搭載していた。(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-079040号公報
ミッションケースの後部にメインフレームを固定し、ミッションケースの前部にエンジンフレームを固定してエンジンを搭載した構成なので、ミッションケース、メインフレーム及びエンジンフレーム各部材を強固に構成しなければならず、車体重量が重くなり、水田圃場で良好な走行性能を発揮できないものであった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、強固な構成でありながら車体重量を軽量な構成とし水田圃場での走行性能に優れた乗用型苗移植機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、前部にエンジン11を搭載した走行車体2の後側に苗植付部を装着した乗用型苗移植機において、ミッションケース7が固定された左右メインフレーム9a,9aをミッションケース7前方まで設け、ミッションケース7前方で左右メインフレーム9a,9aを横フレーム9bで連結し、該横フレーム9bよりも前方に延びる左右メインフレーム9a,9a前部にエンジン11を搭載した乗用型苗移植機である。
請求項1記載の発明によれば、ミッションケース7が固定された左右メインフレーム9a,9aをミッションケース7前方まで設け、ミッションケース7前方で左右メインフレーム9a,9aを横フレーム9bで連結し、該横フレーム9bよりも前方に延びる左右メインフレーム9a,9a前部にエンジン11を搭載したので、左右メインフレーム9a,9aと横フレーム9bという簡素で軽量なフレーム構成でありながら、エンジン11及びミッションケース7を強固に支持できる。従って、強固で車体重量が軽量な構成とし水田圃場での走行性能に優れた乗用型苗移植機を得ることができる。
請求項2記載の発明は、横フレーム9bをミッションケース7前部と固定した請求項1に記載の乗用型苗移植機である。
請求項3記載の発明は、エンジン11の出力軸に設けた駆動プーリ13aとミッションケース7内に駆動力を変速して伝達する静油圧式無段変速装置14の入力軸に設けた入力プーリ13bの間に伝動ベルト13cを巻回し、該伝動ベルト13cの下側を上方に向けて押し上げて伝動ベルト13cを張るテンションプーリ13dを設け、該テンションプーリ13dにより伝動ベルト13cの下側を上方に向けて押し上げた部分の空間に横フレーム9bを設けた請求項1または請求項2に記載の乗用型苗移植機である。
請求項4記載の発明は、左右メインフレーム9a,9a前部間を連結するコ字状のエンジン搭載フレーム12上にエンジン11を搭載した請求項1~3のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機である。
請求項5記載の発明は、エンジン11を走行車体2左右方向を向いた横置きで搭載し、エンジン11の左右一側にラジエータ18を設けた請求項1~4のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機である。
左右メインフレームと横フレームという簡素で軽量なフレーム構成でありながら、エンジン及びミッションケースを強固に支持できる。従って、強固で車体重量が軽量な構成とし水田圃場での走行性能に優れた乗用型苗移植機を得ることができる。
本発明の実施の形態にかかる乗用型田植機の側面図である。 同乗用型田植機の要部の正面図である。 同要部の斜視図である。 同要部の側面図である。 同要部の正面図である。 同要部の正面図である。 同要部の平断面図である。 同要部の正面図である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
<全体構成>
図1は、本発明の乗用型苗移植機の典型例である施肥装置を装着した乗用型田植機の側面図である。また、図2は同乗用型田植機の正面図である。この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置4の本体部分が設けられている。また、走行車体2の前部左右両側には、支持フレームに支持された補給用の苗を載せておく一対の予備苗載台が設けられている。
なお、乗用型田植機1の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向と後進方向をそれぞれ前、後という。
<走行車体2>
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪5,5及び左右一対の後輪6,6を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース7が配置され、そのミッションケース7の左右側方に左右前輪ファイナルケース8,8が設けられ、該左右前輪ファイナルケース8,8の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪5,5が各々取り付けられている。
図3、図4に示すように、左右メインフレーム9a,9a間の中途部にミッションケース7上部が固着されており、そのメインフレーム9a,9aの後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして左右後輪ギヤケース10,10がローリング自在に支持され、その左右後輪ギヤケース10,10から外向きに突出する左右後輪車軸に左右後輪6,6が取り付けられている。
エンジン11は、左右メインフレーム9a,9a前部に設けられた左右メインフレーム9a,9a間を繋ぐコ字状の前後エンジン搭載フレーム12,12上に搭載されており、該エンジン11の回転動力が、ベルト伝動装置13にて静油圧式無段変速装置(以下、HSTという)14に伝達され、該HST14の出力軸から回転動力がミッションケース7に伝達される。ミッションケース7に伝達された回転動力は、該ミッションケース7内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。
そして、走行動力は、一部が左右前輪ファイナルケース8,8に伝達されて左右前輪5,5を駆動すると共に、残りが左右後輪ギヤケース10,10に伝達されて左右後輪6,6を駆動する。
また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケースに伝達され、それから植付伝動軸によって苗植付部へ伝動されるとともに、施肥伝動機構によって施肥装置4へ伝動される。
HST14は、ミッションケース7の後部に設けられており、エンジン11の熱気がHST14に伝わり難く、HST14の性能が安定する。
ベルト伝動装置13は、エンジン11の出力軸に設けた駆動プーリ13aとHST14の入力軸に設けた入力プーリ13bの間に伝動ベルト13cを巻回し、該伝動ベルト13cの下側を上方に向けて押し上げて伝動ベルト13cを張るテンションプーリ13dより構成される。そして、テンションプーリ13dにより伝動ベルト13cの下側を上方に向けて押し上げた部分の空間に左右メインフレーム9a,9a間を連結する横フレーム9bが設けられている。
従って、ミッションケース7が固着された左右メインフレーム9a,9aをミッションケース7前方まで設けて、該左右メインフレーム9a,9a前部間に固定したコ字状の前後エンジン搭載フレーム12,12上にエンジン11を搭載し、左右メインフレーム9a,9aを連結する横フレーム9bをエンジン11のすぐ近くに配置でき、左右メインフレーム9a,9aと横フレーム9bという簡素な車体重量が軽量なフレーム構成でありながら、エンジン11及びミッションケース7を強固に支持できる。よって、強固で車体重量が軽量な構成とし水田圃場での走行性能に優れた乗用型田植機を得ることができる。
また、左右メインフレーム9a,9a間の横フレーム9bをミッションケース7前部と固着しており、更に、強固な構成となっている。
そして、図7に示すように、テンションプーリ13d基部の回動支点部は、エンジン11の出力軸に設けた駆動プーリ13a外側に設けた凹部13a’内に配置されており、エンジン11部分の左右幅を狭く構成している。
そして、左右メインフレーム9a,9aから左右外側に延びる横フレーム9b左右両端部に左右予備苗載台の支持フレーム基部を固定しており、重量物である左右予備苗載台を強固に支持できる。
そして、左右メインフレーム9a,9a前部間を繋ぐコ字状の前後エンジン搭載フレーム12,12上にエンジン11を搭載したので、エンジン11下側にエンジンベース等の太いフレーム材を設けることなく安価で簡素な構成で強固にエンジン11を支持でき、エンジン11の最低地上高を高く設定できる。また、エンジン搭載フレーム12,12下端は、ミッションケース7下端よりも距離hだけ地上高を高くしており、車体前部から圃場に進入し易い。
エンジン11の上部はボンネット15で覆われており、その後部に前輪5,5を操向操作する操縦ハンドル16が設けられている。
走行車体2右側で操縦ハンドル16右側近くにHST操作レバー17が設けられており、該HST操作レバー17を操作してHST14を中立位置、前進位置での増速及び減速、後進位置での増速及び減速に切り替える。
図6に示すように、エンジン11は、走行車体2左右方向を向いた横置きで前後エンジン搭載フレーム12,12の上に搭載され、走行車体2右側でエンジン11右側にラジエータ18、シュラウド、ラジエータファン19が設けられ、エンジン11の上側にエアクリーナ20が設けられ、走行車体2左側でエンジン11左側に前記ベルト伝動装置13が設けられ、ベルト伝動装置13左外側下方にマフラー21が設けられ、エンジン11及びベルト伝動装置13上方にラジエータ18のリザーブタンク22が設けられている。また、走行車体2右側でエンジン11右側にアクセルペダル23が設けられ、走行車体2右側のボンネット15部分にタブレットを載置するタブレットケースが設けられている。
ラジエータ18は、基部が前後エンジン搭載フレーム12,12に固定され、後上部が操縦ハンドル16を回転操作自在に支持するコラムに固定されたラジエータステー18aに支持されている。ラジエータステー18aの基部及び後上部には、縦長の長孔が設けられており、前後エンジン搭載フレーム12,12及びコラムに対して上下調節可能に固定されている。
従って、ラジエータ18はラジエータステー18aに支持されているので、車体からラジエータステー18aを脱着することによりラジエータ18を車体から脱着できて、メンテナスが容易であり、且つ、ラジエータステー18aがラジエータ18の保護部材として作用し、脱着の際にラジエータ18が他部材に接当して破損することを防止できる。また、シュラウドやラジエータファン19に対して上下位置調節をして、適正な位置に設けることができる。
また、ラジエータステー18aは、基部が前後エンジン搭載フレーム12,12に固定され、後上部がコラムに固定されているので、ラジエータステー18aがコラムの強化部材として機能する。
そして、ラジエータ18は、横長の構成とし、ラジエータ18前部がエンジン11の右側に位置し、ラジエータ18後部がコラムの右側に位置するようにエンジン11からコラム側に出っ張った配置としている。従って、コラム右側方の空間を活用して、大型のラジエータ18を設けることができ、冷却効果が良い。
また、ラジエータ18下端は、左右メインフレーム9a,9aや後述のフロアステップ25よりも上方に配置し、圃場からの泥土や泥水がかかり難い構成としている。
マフラー21は、後述のフロアステップ25下方でエンジン11の左外側下方のエンジンベースに固定されており、マフラー21の熱がエンジン11があるボンネット15内に影響を与えにくくしている。
従って、マフラー21がエンジン11に固定されているので、機体からの固定部材が不要で安価な構成であり、マフラー21がフロアステップ25下方でエンジン11の左外側下方に配置されているので、マフラー21の熱がエンジン11があるボンネット15内に影響を与えにくく、エンジン11のオーバーヒートを防ぐ。
そして、エンジン11上部の排気口からマフラー21への排気管は、エンジン11上部から左側へ、そして下側へベルト伝動装置13の前側を通ってエンジン11に沿って設けている。従って、他部材が邪魔にならず最短経路で配管でき安価である。
リザーブタンク22は、エンジン11左側上部でコラム前方に配置され、コラムに基部が固定されたステーに取り付けられている。
従って、エンジン11左側上部に取り付け部がない位置でもコラムにステーを設けて取り付けることができ、また、コラム前側に沿ってラジエータ18まで送液ホースを配置しやすい。
エアクリーナ20は、エンジン11上部に設けられている。エンジン11とコラムと上方前部に配置したヘッドライトLとボンネット15の空いた空間に配置でき、ボンネット15を小型にすることができる。
即ち、走行車体2前部に横置きで搭載されたエンジン11の右側にHST操作レバー17、ラジエータ18、シュラウド、ラジエータファン19、アクセルペダル23及びタブレットケースが設けられ、エンジン11の左側にベルト伝動装置13及びマフラー21が設けられ、エンジン11の上側にエアクリーナ20及びリザーブタンク22が設けられている。
ボンネット15後方の走行車体2上部は、車体カバー24で覆われている。該車体カバー24の下部は、作業者が水平状のフロアステップ25になっており、その一部が格子状で該フロアステップ25を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。車体カバー24の後部中央は上方に隆起した凸状になっていて上部に操縦座席26が設けられている。車体カバー24の後部で操縦座席26左右側方及び後方は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ27となっている。
ボンネット15は、中央ケース部15Cと左ケース部15Lと右ケース部15Rで分割構成し、左ケース部15L側にリザーブタンク22及びベルト伝動装置13を設け、右ケース部15R側にラジエータ18を設け、左右ケース部15L,15Rの前部には外気取入れ用のスリットを設け、中央ケース部15CにヘッドライトLを設け、中央ケース部15C内の右側にエアクリーナ20を設け、中央ケース部15C内の左側にヒューズボックスBを設けている(図8参照)。
そして、中央ケース部15Cの上部は、前部に設けた車体左右方向の支軸にて後方側が上方に開閉する開閉フードになっており、該開閉フードを開けることにより、エンジンオイルの残量チェックや給油が行なえてメンテナンスの作業性が良い。
更に、左ケース部15Lを外すと、リザーブタンク22の残量チェックや冷却水の補給、ベルト伝動装置13のチェックやメンテナス及びヒューズボックスBのチェックやヒューズ交換が容易に行なえ、右ケース部15Rを外すと、ラジエータ18やエアクリーナ20の掃除及び交換が容易に行なえる。
そして、図5の車体正面図に示すように、エンジン11を搭載するエンジン搭載フレーム12が車体左右中央部のガードとして機能しエンジン11を保護する。そして、車体左右両側には、左右バンパ31,31を設けてマフラー21等を保護する。
そして、左右メインフレーム9a,9a間でミッションケース7の後方位置で左右後輪ギヤケース10,10の前方位置(車体側面視で前輪5の接地点と後輪6の接地点の前後方向中間位置)に左右幅が狭くて前後方向に長い燃料タンクを設ける。
従って、燃料タンクは左右幅が狭いので、車体が左右方向に傾斜しても車体左右方向の重心変動が少なく、燃料タンクは車体側面視で前輪5の接地点と後輪6の接地点の前後方向中間位置に設けられているので、車体が前後方向に傾斜しても前後傾斜の影響をあまり受けず車体前後方向の重心変動も少ない。よって、重心変動の少ない走行性能の優れた走行車体2を得ることができる。
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク28と左右一対の下リンク29,29を備えている。これらリンク28,29,29は、その基部側がメインフレーム9の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム30に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンクが連結されている。そして、縦リンクの下端部に苗植付部に回転自在に支承された連結軸が挿入連結され、連結軸を中心として苗植付部がローリング自在に連結されている。メインフレーム9に固着した支持部材と上リンク25に一体形成したスイングアームの先端部との間に昇降油圧シリンダが設けられており、該昇降油圧シリンダを油圧で伸縮させることにより、上リンク25が上下に回動し、苗植付部がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
一方、走行車体2前部にエンジン11を搭載したことにより操縦座席26に着座した操縦者の前方視界が悪くなることを補うために、走行車体2の前部左右両側に設けた左右予備苗載台は、走行車体2の前端部から多少後方の操縦ハンドル16左右側方付近に配置されており、前方左右視界が良くなっている。また、車体前部のコーナー部分に左右予備苗載台がないので、旋回も容易である。
<苗植付部>
苗植付部は8条植の構成で、フレームを兼ねる植付伝動ケース、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分づつ各条の苗取出口に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口に供給する苗送りベルトにより苗を下方に移送する苗載台、苗取出口に供給された苗を圃場に植付ける苗植付装置、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ等を備えている。
苗植付部の下部には中央にセンターフロート、その左右両側にサイドフロートが設けられている。これらフロートを圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロートが泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置により苗が植付けられる。各フロートは圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロートの前部の上下動が迎角制御センサにより検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダを制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
<施肥装置4>
施肥装置4は、肥料ホッパ32に貯留されている粒状の肥料を繰出部33によって一定量づつ繰り出し、その肥料を施肥ホース34でフロートに取り付けた施肥ガイドまで導き、施肥ガイドの前側に設けた作溝体によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥構内に落とし込むようになっている。電動ブロアで発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバを経由して施肥ホース34に吹き込まれ、施肥ホース34内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
2 走行車体
7 ミッションケース
9a メインフレーム
9b 横フレーム
11 エンジン
12 エンジン搭載フレーム
13a 駆動プーリ
13b 入力プーリ
13c 伝動ベルト
13d テンションプーリ
14 静油圧式無段変速装置
18 ラジエータ

Claims (5)

  1. 前部にエンジン(11)を搭載した走行車体(2)の後側に苗植付部を装着した乗用型苗移植機において、ミッションケース(7)が固定された左右メインフレーム(9a,9a)をミッションケース(7)前方まで設け、ミッションケース(7)前方で左右メインフレーム(9a,9a)を横フレーム(9b)で連結し、該横フレーム(9b)よりも前方に延びる左右メインフレーム(9a,9a)前部にエンジン(11)を搭載したことを特徴とする乗用型苗移植機。
  2. 横フレーム(9b)をミッションケース(7)前部と固定したことを特徴とする請求項1に記載の乗用型苗移植機。
  3. エンジン(11)の出力軸に設けた駆動プーリ(13a)とミッションケース(7)内に駆動力を変速して伝達する静油圧式無段変速装置(14)の入力軸に設けた入力プーリ(13b)の間に伝動ベルト(13c)を巻回し、該伝動ベルト(13c)の下側を上方に向けて押し上げて伝動ベルト(13c)を張るテンションプーリ(13d)を設け、該テンションプーリ(13d)により伝動ベルト(13c)の下側を上方に向けて押し上げた部分の空間に横フレーム(9b)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗用型苗移植機。
  4. 左右メインフレーム(9a,9a)前部間を連結するコ字状のエンジン搭載フレーム(12)上にエンジン(11)を搭載したことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機。
  5. エンジン(11)を走行車体(2)左右方向を向いた横置きで搭載し、エンジン(11)の左右一側にラジエータ(18)を設けたことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機。
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