JP2003072602A - 移動農機 - Google Patents

移動農機

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JP2003072602A
JP2003072602A JP2001271955A JP2001271955A JP2003072602A JP 2003072602 A JP2003072602 A JP 2003072602A JP 2001271955 A JP2001271955 A JP 2001271955A JP 2001271955 A JP2001271955 A JP 2001271955A JP 2003072602 A JP2003072602 A JP 2003072602A
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Tomohito Maekawa
智史 前川
Makoto Inoue
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体の前後バランスを良好とさせて走
行性能を安定維持させると共に、油圧供給部4と油圧機
器117との配管長さを短かしてこの油圧構造のコンパ
クト化を図る。 【解決手段】 ミッションケース4及び油圧機器11
7を機体に装備させた移動農機において、ミッションケ
ース4を平面視で機体中心に対し一側方に偏位させて配
置させると共に、ミッションケース4の偏位させた反対
側に油圧機器117を配置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミッションケース及
び油圧機器を機体に装備させた田植機或いはトラクタな
ど移動農機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、特開平8−84
515号公報に示す如く、植付部を昇降動作させるコン
トロールバルブなどの重量物の油圧機器を、機体後部の
メインフレームに取付けた構造にあっては機体の前後バ
ランスを悪化させるばかりでなく、ミッションケースな
ど油圧供給部と油圧機器間の配管を長くしてこの油圧構
造を複雑化させていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、ミ
ッションケース及び油圧機器を機体に装備させた移動農
機において、ミッションケースを平面視で機体中心に対
し一側方に偏位させて配置させると共に、ミッションケ
ースの偏位させた反対側に油圧機器を配置させて、機体
の前後バランスを良好とさせて走行性能を安定維持させ
ると共に、油圧供給部と油圧機器との配管長さを短かし
てこの油圧構造のコンパクト化を図るものである。
【0004】また、フロントアクスルケースの上部に着
脱自在に油圧機器を固定させて、機体中央部に配置され
る他の装置類との干渉を防止して容易に且つ安定確実に
油圧機器を装備させるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面
図、図3は車体フレームの側面図、図4は同平面図を示
し、図中1は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン
2を車体フレーム3に搭載させ、ミッションケース4側
方にフロントアクスルケース5を介して水田走行用前輪
6を支持させると共に、前記ミッションケース4後方の
リヤアクスルケース7に水田走行用後輪8を支持させ
る。そして前記エンジン2等を覆うボンネット9両側に
予備苗載台10を取付けると共に、作業者が搭乗する車
体カバー11によって前記ミッションケース4等を覆
い、前記車体カバー11後側上方にシートフレーム12
を介して運転席13を取付け、その運転席13の前方で
前記ボンネット9後部に操向ハンドル14を設ける。
【0006】また、図中15は5条植え用の苗載台16
並びに複数の苗植付爪17などを具備する植付部であ
り、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台16を下部レ
ール18及びガイドレール19を介して植付ケース20
に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速
回転させるロータリケース21を前記植付ケース20に
支持させ、該ケース21の回転軸芯を中心に対称位置に
一対の爪ケース22・22を配設し、その爪ケース22
・22先端に苗植付爪17・17を取付ける。
【0007】また、前記植付ケース20前側のヒッチブ
ラケット23をトップリンク24及びロワーリンク25
を含む昇降リンク機構26を介し走行車1後側に連結さ
せ、前記リンク機構26を介して植付部15を昇降させ
る油圧昇降シリンダ27をロワーリンク25に連結さ
せ、前記前後輪6・8を走行駆動して移動すると同時
に、左右に往復摺動させる苗載台16から一株分の苗を
植付爪17によって取出し、連続的に苗植え作業を行う
ように構成する。
【0008】また、図中28は主変速レバー、29は植
付部15の昇降・植付クラッチの入切・マーカ操作を行
う植付操作レバー、30はブレーキペダル、31はアク
セルペダル、32はデフロックペダル、33は感度調節
レバー、34は植付部15を任意高さ位置に停止させる
植付油圧バルブストップレバー、35はユニットクラッ
チレバーであり、操向ハンドル14位置近傍に主変速及
び昇降レバー28・29やブレーキ及びアクセルペダル
30・31やデフロックペダル32を配設すると共に、
運転席13位置近傍に感度調節及びストップ及びユニッ
トクラッチレバー33・34・35を配設している。
【0009】さらに、図中36は1条分均平用センタフ
ロート、37は2条分均平用サイドフロート、38は肥
料ホッパ39内の肥料を送風機40の送風力でフレキシ
ブル形搬送ホース41を介しフロート36・37の側条
作溝器42に排出させる5条用側条施肥機である。
【0010】図3乃至図5に示す如く、前記車体フレー
ム3は前部フレーム43と中間フレーム44と後部フレ
ーム45とに3分割させ、前部フレーム43にエンジン
2を、中間フレーム44にフロントアクスルケース5
を、後部フレーム45にリヤアクスルケース7及びエン
ジン2に燃料を供給する燃料タンク46などを設けるも
ので、前部フレーム43は左右側フレーム43a・43
bの前端を前フレーム47で、中間をベースフレーム4
8で相互に連結させて平面視4角枠状に形成し、左右側
フレーム43a・43bの固定ブラケット49とベース
フレーム48に防振ゴムを介しエンジン2を上載させる
ように構成している
【0011】また、前記後部フレーム45は左右側フレ
ーム45a・45bの中間立上り部50間をパイプフレ
ーム51と門形フレーム52とで略平行に連結させると
共に、リヤアクスルケース7に左右下端を固設する門形
フレーム53に左右側フレーム45a・45bの後端を
一体連結させ、左右側フレーム45a・45bの立上り
部50間に燃料タンク46を配設するように構成してい
る。
【0012】さらに、前記中間フレーム44は、前部左
右側フレーム43a・43bの後端と後部左右側フレー
ム45a・45bの前端に左右中間フレーム44の前後
端をボルト54を介し取外し自在に固定させると共に、
左右中間フレーム44の下面にボルト55を介し左右フ
ロントアクスルケース5を取外し自在に固定させ、前記
ミッションケース4に左右フロントアクスルケース5を
接続固定させるように構成している。
【0013】また、前部の左右側フレーム43a・43
bの断面積を後部の左右側フレーム45a・45bより
大に形成して、重量物のエンジン2を搭載する前部フレ
ーム43を堅固なものに形成すると共に、前部フレーム
43に比べ強度を必要としない中間フレーム44や後部
フレーム45を軽量に形成して、前後バランスや強度バ
ランスを良好とさせるように構成している。さらに分割
させた前部フレーム43・中間フレーム44・後部フレ
ーム45にエンジン2・フロントアクスルケース5及び
ミッションケース4・リヤアクスルケース7などをそれ
ぞれ分割させた状態で組立て一体化させることによっ
て、組立性やメンテナンス性を向上させることができ
る。
【0014】そして、前部フレーム43の前後外側と後
部フレーム45の前外側にステップフレーム56・57
・58を突設させ、これらフレーム56・57・58の
外側間を前パイプ59で連結させ、後部フレーム45の
立上り部50の上側間にブラケット60を介し固設する
ステップフレーム61と、前記フレーム58の左右外側
とに左右後パイプ62を連結させ、左右後パイプ62の
後側間を横フレーム62aで連結させ、門形フレーム5
3の上側水平部と横フレーム62aとステップフレーム
61の略中央部を前後方向の2本のフレーム62bで連
結させ、後パイプ62前側の低位置の水平部に足踏台6
3を着脱自在にボルト止め固定させ、前記門形フレーム
52とステップフレーム61とにシートフレーム12を
介し運転席13を支持させると共に、各フレーム56・
57・58・61の上面に車体カバー11を取外し自在
に固定保持させるように構成している。
【0015】図6乃至図12にも示す如く、前記ミッシ
ョンケース4は前面左側にパワーステアリングケース6
4、右側に油圧式無段変速機構(HST)65をそれぞ
れ配設させ、無段変速機構65の変速入力軸66を車体
前方向に突出させ、エンジン2下側で前後方向のカウン
タ軸67に入力軸66を連結させると共に、エンジン出
力軸68に伝達ベルト69を介し前記カウンタ軸67を
連結させて、エンジン出力を無段変速機構65を介しミ
ッションケース4に伝達するように構成している。
【0016】また、前記ミッションケース4とリヤアク
スルケース7とは車体の中心ライン上でパイプ製の連結
フレーム70で一体連結させ、ミッションケース4後方
に後走行出力軸71及びPTO出力軸72を突出させ、
リヤアクスルケース7前方に突出させる入力軸73に伝
達軸74を介し前記出力軸71を連結させ、またリヤア
クスルケース7上部の軸受75に設ける中介軸76に自
在継手軸77を介し前記PTO出力軸72を連結させ、
前記植付ケース20の入力軸に自在継手軸78を介し中
介軸76を連結させるように構成している。
【0017】また、前記連結フレーム70はフロント及
びリヤアクスルケース5・7に接続させ、連結フレーム
70の後部上面にシリンダ取付座79を固設して、車体
の中心ライン上で昇降シリンダ27の基端を取付座79
に支持させるように構成している。なお前記連結フレー
ム70内を昇降シリンダ27などの油圧の油タンクに用
いても良く、またフロント及びアクスルケース5・7に
連結フレーム70を連通接続させて、これらケース5・
7や連結フレーム70内を油タンクに用いても良い。
【0018】図6、図13にも示す如く、前記リヤアク
スルケース7は平面視で門形に形成し、ケース7両側の
左右ギヤケース部80外面にロープフック81を固設す
ると共に、左右ギヤケース部80間に形成される門形空
間部82に前記ロワーリンク25を配設させるもので、
アクスルケース7の中央上面に固定手段であるボルト8
3を介しリンク軸受部材84を固定させ、リンク軸受部
材84に前支点軸85を介しロワーリンク25の前端側
を連結させ、昇降シリンダ27のピストンロッド86先
端をロワーリンク25に固定する枢着板25aに連結さ
せ、前記ヒッチブラケット23に後支点軸88を介しロ
ワーリンク25の後端側を連結させ、門形フレーム53
とヒッチブラケット23間を連結するトップリンク24
とによって植付部15の昇降を行うように構成してい
る。
【0019】前記ロワーリンク25は4角パイプで形成
し、前後支点軸85・88が嵌合する支点筒軸89・9
0をロワーリンク25の前後端側に設けて、部品の軽量
化と、ローリングなどに対する剛性向上を図るように構
成している。
【0020】図14乃至図19にも示す如く、前記燃料
タンク46は運転席13下方で後部左右側フレーム45
a・45bの立上り部50間の余剰スペースに配設させ
るもので、前記パイプフレーム51の取付部材91にボ
ルト92を介し取外し自在にタンク46前端を固定させ
ると共に、前記ステップフレーム61の下側にボルト9
3を介し固設するタンク取付板94に、タンク46中間
の左右突出縁46aをボルト95を介し固定させて、車
体カバー11後側の立上り部11a内の車体中心ライン
上で運転席13と連結フレーム70と左右側フレーム4
5a・45bとで囲まれたデッドスペースにバランス良
好にタンク46を配設するように構成している。
【0021】図6、図8に示す如く、前記パワーステア
リングケース64下側のステアリングアーム98に第1
及び第2ロッド99・100を介しリヤアクスルケース
7内の左右サイドクラッチを操作するカム部材101を
連結させるもので、連結フレーム70を上下方向に貫通
させる縦軸102の上下突出端に上下揺動アーム103
・104を固定させ、連結フレーム70より右側位置で
ステアリングアーム98と下揺動アーム104間を第1
ロッド99で、また上揺動アーム103とカム部材10
1間を第2ロッド100で連結させて、操向ハンドル1
4操作に連動させた左右サイドクラッチの入切動作を行
わせるように構成している。
【0022】図14乃至図19に示す如く、燃料タンク
46内の燃料をエンジン2のキャブレター105に供給
する供給ライン106と、供給ライン106中の燃料を
タンク46に戻すタンク戻りライン107とを備えると
共に、前記供給ライン106に燃料コック108・燃料
フィルタ109・燃料ポンプ110など燃料供給装置1
11を介設させるもので、足踏台63内側位置の左側フ
レーム45a外側の固定台112にボルト113を介し
取外し自在に取付板114を固定させ、前記燃料コック
108・燃料フィルタ109・燃料ポンプ110を取付
板114に一体的に固定取付けして前後輪6・8間に配
設するように構成している。
【0023】また、前記燃料供給装置111は側面視で
足踏台63とラップさせ、燃料供給装置111の左外側
を覆うように設けると共に、足踏台63内側に形成され
る開口63aを通しての機体外側よりの燃料供給装置1
11の保守点検など容易に可能とさせて、メンテナンス
性を向上させるように構成している。
【0024】そして、燃料タンク46底部の供給口11
5とコック108間を第1燃料ホース106aで、コッ
ク108とフィルタ109間を第2燃料ホース106b
で、フィルタ109とポンプ110間を第3燃料ホース
106cで、ポンプ110とキャブレター105間を第
4燃料ホース106dでそれぞれ連結させると共に、第
4燃料ホース106dの中途部とタンク46とを戻りラ
イン107で連結させ、第4燃料ホース106dと戻り
ライン107とを左側フレーム43aの内側面に沿わせ
て前後方向に配置させるように構成している。
【0025】上記から明らかなように、機体前部に配置
するエンジン2と機体後部に配置する燃料タンク46を
接続する燃料供給ライン106に燃料供給装置111を
介設させた田植機において、燃料供給装置111を前後
車輪である前後輪6・8間に配置させたことによって、
エンジン2から燃料供給装置111を離してヒートバラ
ンスを良好とさせて、ベーパーロック現象などの悪影響
を防止することができる。
【0026】また、車体のメインフレームである車体フ
レーム3(後部フレーム45)の外側方に燃料供給装置
111を配置させたことによって、機体外側からの燃料
供給装置111の保守点検など容易に可能とさせて、メ
ンテナンス性を容易に向上させることができる。
【0027】さらに、車体フレーム3の外側方に連結さ
せる補助ステップフレームである後パイプ62の内方に
燃料供給装置111を配置させたことによって、燃料供
給装置111の外側を後パイプ62で保護して、燃料供
給装置111の安定保持を確実に図って、信頼性を向上
させることができる。
【0028】またさらに、左側後パイプ62に設ける足
踏台63と燃料供給装置111を側面視でラップさせた
ことによって、燃料供給装置111の外側を足踏台63
で保護すると共に、足踏台63内側に形成される開口6
3aを通して、燃料供給装置111の保守点検など容易
に可能とさせてメンテナンス性を向上させることができ
る。
【0029】図5、図11、図15、図20、図22に
示す如く、前記ミッションケース4は機体中心ライン
(C)に対し左右一側に偏位させて配置させ、偏位させ
た方向と反対側の空きスペースに植付部15を昇降制御
する重量物のコントロールバルブ117を配設するもの
で、左右側フレーム43a・45a、43b・45b間
の右寄りにミッションケース4を配設すると共に、ミッ
ションケース4と左側フレーム43a・45a間にコン
トロールバルブ117を配置させている。また前記コン
トロールバルブ117の底面に門形状のブラケット11
8を取外し自在にボルト止め固定させると共に、ミッシ
ョンケース4の左外側に突出させるフロントアクスルケ
ース5の上部にボルト119を介し取外し自在にブラケ
ット118を固定させて、フロントアクスルケース5の
上部に着脱自在に重量物であるコントロールバルブ11
7を固定させるように構成している。
【0030】そして、ミッションケース4を平面視で機
体中心に対し一側方に偏位させて配置させると共に、ミ
ッションケース4の偏位させた反対側に油圧機器である
コントロールバルブ117を配置させることによって、
機体の前後バランスを良好とさせて走行性能を安定維持
させると共に、油圧供給部(油圧タンク)となるミッシ
ョンケース4とコントロールバルブ117との配管長さ
を短かしてこの油圧構造のコンパクト化を図り、また、
フロントアクスルケース5の上部に着脱自在にコントロ
ールバルブ117を固定させることによって、機体中央
部に配置される他の装置類との干渉を防止して容易に且
つ安定確実にコントロールバルブ117を装備させるこ
とができる。
【0031】図29にも示す如く、エンジン2によって
駆動する油圧ポンプ120の供給油圧回路121を、フ
ローコントロールバルブ122によって高圧油路123
と低圧油路124に分岐して、操向ハンドル14によっ
て操向シリンダ125の操向バルブ126を切換えるパ
ワーステアリングケース64と、上昇及び下降ソレノイ
ド127・128によって電磁弁(比例弁)であるコン
トロールバルブ117を操作し昇降シリンダ27を駆動
する昇降バルブユニット129とを高圧油路123に設
けると共に、植付部15の左右傾斜姿勢を制御する水平
シリンダ130の水平操作用ソレノイドバルブ131を
有する水平バルブユニット132を低圧油路124に設
けて、植付部15の昇降制御を前記バルブ117の上昇
及び下降ソレノイド127・128の励磁操作によって
行うように構成している。
【0032】また、前記コントロールバルブ117と昇
降シリンダ27とを接続するシリンダ油路133にスト
ップバルブ134を介設し、該ストップバルブ134の
ストップレバー34の閉操作によって植付部15を任意
高さ位置に停止させると共に、前記昇降シリンダ28の
上昇シリンダ室27aにアキュムレータ135を接続さ
せて、上昇シリンダ室27aの急激な圧力変動を吸収し
て植付部15をスムーズに昇降させるように構成してい
る。
【0033】図30に示す如く、前記油圧式無段変速機
構65は可変容量形油圧ポンプ136及び定容量油圧モ
ータ137と無段変速用チャージポンプ138とブレー
キペダル30操作などで無段変速油圧回路の高圧側を開
いて低圧とさせる圧抜き形逆止弁139とを設けて、無
段変速機構65で無段変速後のエンジン出力をミッショ
ンケース4に入力させるように構成している。
【0034】そして、前記油圧ポンプ120及びチャー
ジポンプ138とをミッションケース4後側に配設さ
せ、ポンプ120・138上方にフローコントロールバ
ルブ122を配設させ、チャージポンプ38と無段変速
機構65左外側の油入口140間を接続する管路を金属
製の配管である鋼管141で形成し、エンジン2後側の
冷却風を取入れる冷却ファン142の取入口143付近
に鋼管141を通すことによって、極めて経済的な手段
によって油圧無段変速機65など油圧駆動部に供給する
油の冷却効果を高めて、油圧駆動部の駆動効率を容易に
向上させることができる。
【0035】また、前記フローコントロールバルブ12
2と水平バルブユニット132とを接続する低圧油路1
24及び水平バルブユニット132とミッションケース
4間を接続する戻り油路144の一部を鋼管(金属製)
145で形成するもので、図11及び図16に示す如
く、燃料タンク46の左右両側位置に配置させる配管で
ある油路124・144部分を鋼管145で形成するこ
とによって、鋼管145内の油の冷却効果を高めてロー
リング制御機構である水平シリンダ130に供給される
制御作動油の温度上昇を防止して、ローリング制御の精
度を良好とさせると共に、機体後方の水平シリンダ13
0までの比較的長尺な配管である油路124・144が
損傷するなどの不都合を防止して配管の耐久性を向上さ
せることができる。
【0036】図25、図26に示す如く、前記運転席1
3を支持する門形フレーム52の左側に感度調節及びス
トップレバー33・34を、右側に3本のユニットクラ
ッチレバー35をそれぞれ配設すると共に、フレーム5
2の中央部に固定する取付台146に水平シリンダ13
0など各制御部を作動するコントローラ147・リレー
148・植付作業速度感応型植深さ自動調節機構用サー
ジアブソーバ149など各種電装品150を配設させ、
前記ストップレバー34を上方に突出させるストップバ
ルブ134の下側にアキュムレータ135を一体的に設
けている。
【0037】また、図5、図15、図28に示す如く、
エンジン2より右側の前パイプ59右外側にバッテリ台
151を固設させ、該バッテリ台151に載置するバッ
テリ152からの電気配線である電気コード153を前
記電装品150や水平操作用ソレノイドバルブ131な
どに右側フレーム45bの内側に沿って後方に延出させ
て連結させ、燃料の供給ライン106及びタンク戻りラ
イン107の燃料配管や、昇降シリンダ27のシリンダ
油路133及びタンク戻り油路154など油圧配管を車
体を左側に配置させるのに対し電気コード153を車体
右側に配置させるように構成している。
【0038】このように、シリンダ油路133及びタン
ク戻り油路154など油圧配管や、燃料の供給ライン1
06及びタンク戻りライン107の燃料配管や、電気コ
ード153を平面視機体中心に対し左右に振り分け配置
させたことによって、各油路133・154、燃料ライ
ン106・107、電気コード153の3者の組立性を
向上させ、組立時間を短縮化させて、組立精度と作業能
率の向上化を図ることができる。
【0039】また、機体中心である中心ライン(C)に
対し一側方に油路133・154及び燃料ライン106
・107を、他側方に電気コード153を配置させるこ
とによって、油圧及び燃料配管系に油や燃料洩れなどが
発生した場合や、電気配線系にトラブルが発生した場合
にも相互に悪影響を与えることを防止して、作業の信頼
性を向上させることができる。
【0040】図18にも示す如く、前記門形フレーム5
2の取付台146にボルト155を介し取外し自在に固
定するコントローラ147など電装品150は運転席1
3下位置でステップである車体カバー11の立上り部1
1a内に配置させて、前後輪6・8より電装品150を
離して電装品150に泥水がかかることを最少に防止す
ると共に、運転席13下方のデッドスペースを有効利用
してコンパクトに配置して、雨或いは洗車時に電装品1
50に水がかかるのを防いで性能の安定保持を図るよう
に構成している。
【0041】また、運転席13を支持する支持部材であ
る門形フレーム52に電装品150を取付けて、このフ
レーム52を電装品150の取付部材に兼用させて、構
成のコンパクト化と製造コストの低減化を図ると共に、
電装品150配設位置近傍の車体カバー11に開口部1
56を設けて、前記燃料タンク46の給油口157や門
形フレーム52及びステップフレーム61にシートフレ
ーム12を支持させる前後ブラケット158・159を
開口部156に臨ませ、その都度車体カバー11を取外
すなどの手間の煩わしさなく、電装品150の保守点検
を容易に可能とさせてメンテナンス性を向上させるよう
に構成している。
【0042】さらに、前記開口部156を蓋部材160
で閉塞可能に設けるもので、蓋部材160をボルト16
1で車体カバー11に取付けて、開口部156を略密閉
状態とするときには、雨や洗車時に電装品150に水が
かかるのを確実に防止して、電装品150の性能の安定
保持と信頼性を向上させることを可能とさせるものであ
る。
【0043】なお、図16、図22中161はミッショ
ンケース4の作動油をフロントアクスルケース5のサク
ション口162を介し油圧及びチャージポンプ120・
138に送給する油圧サクション管、163はフローコ
ントロールバルブ122からの高圧作動油をパワーステ
アリングケース64に送給する油圧送り管、164はパ
ワーステアリングケース64からの作動油をコントロー
ルバルブ117に送給する植付昇降用の油圧送り管、1
65はコントロールバルブ117からの作動油をミッシ
ョンケース4に戻す油圧戻り管である。
【0044】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、ミッションケース4及び油圧機器117を機体に装
備させた移動農機において、ミッションケース4を平面
視で機体中心(C)に対し一側方に偏位させて配置させ
ると共に、ミッションケース4の偏位させた反対側に油
圧機器117を配置させたものであるから、機体の前後
バランスを良好とさせて走行性能を安定維持させると共
に、油圧供給部4と油圧機器117との配管長さを短か
してこの油圧構造のコンパクト化を図ることができるも
のである。
【0045】また、フロントアクスルケース5の上部に
着脱自在に油圧機器117を固定させたものであるか
ら、機体中央部に配置される他の装置類との干渉を防止
して容易に且つ安定確実に油圧機器117を装備させる
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図。
【図2】田植機の全体平面図。
【図3】走行車体の側面図。
【図4】走行車体の平面図。
【図5】車体の平面説明図。
【図6】駆動部の側面説明図。
【図7】駆動部の平面説明図。
【図8】サイドクラッチ操作系の平面説明図。
【図9】車体の斜視説明図。
【図10】車体の斜視説明図。
【図11】車体の斜視説明図。
【図12】駆動部の斜視説明図。
【図13】昇降リンク部の斜視説明図。
【図14】燃料タンク部の側面図。
【図15】配線説明図。
【図16】燃料供給部の平面説明図。
【図17】燃料供給部の側面説明図。
【図18】車体カバー開口部の説明図。
【図19】タンク部の平面説明図。
【図20】ミッションケース部の斜視説明図。
【図21】昇降リンク機構部の斜視説明図。
【図22】ミッションケース部の斜視説明図。
【図23】車体カバーの斜視説明図。
【図24】車体カバーの開口部の説明図。
【図25】電装品取付部の説明図。
【図26】電装品取付部の説明図。
【図27】燃料供給装置の取付説明図。
【図28】バッテリの取付説明図。
【図29】油圧回路図。
【図30】無段変速機の油圧回路図。
【符号の説明】
4 ミッションケース 5 フロントアクスルケース 117 コントロールバルブ(油圧機器)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケース及び油圧機器を機体に
    装備させた移動農機において、ミッションケースを平面
    視で機体中心に対し一側方に偏位させて配置させると共
    に、ミッションケースの偏位させた反対側に油圧機器を
    配置させたことを特徴とする移動農機。
  2. 【請求項2】 フロントアクスルケースの上部に着脱自
    在に油圧機器を固定させたことを特徴とする請求項1記
    載の移動農機。
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