JP3885162B2 - 田植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業を行う田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、走行車にリンク機構を介して植付部を昇降自在に装設させると共に、植付部を昇降させる油圧昇降シリンダと、植付部を昇降制御する油圧昇降バルブを設け、植付部を田面に下降着地させて苗植作業を行う一方、植付部を地上に上昇させて路上走行及び畦越え移動などを行っていたが、走行車のローリングまたはピッチングなどによって上昇させている植付部が揺振し易く、昇降シリンダの植付部支持荷重が急激に増減変化することにより、走行車に昇降シリンダを固定させる構造では、植付部側の荷重変化が昇降シリンダにショックとして伝達され、昇降シリンダまたは昇降バルブなどが油漏れまたは損傷し易い不具合があった。そこで、緩衝装置として圧縮バネを設けて昇降シリンダを走行車に取付け、植付部の揺振によるショックによって油圧シリンダなどの損傷または油漏れ等の不具合が発生するのを防止していた。しかし乍ら、前記圧縮バネのバネ力が小さいと、ショックによって圧縮バネが密着してバネ定数が急変し易く、ショックが吸収されない不具合があると共に、前記圧縮バネのバネ力が大きいと、ショックを吸収する適正な減衰力を容易に得られない不具合がある。また、苗載台の苗量または付着する泥土量などによって植付部の重量が変化することにより、植付部の最上昇高さが変化する不具合があり、畦越え移動のときに植付部を畦に接触させて損傷させ易い等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、走行車にリンク機構を介して昇降可能に設けた植付部と、前記植付部を昇降させる油圧昇降シリンダと、前記油圧昇降シリンダを作動制御する油圧昇降バルブと、前記油圧昇降シリンダと油圧昇降バルブとを接続する昇降油路と、その昇降油路を途中で分岐して接続するアキュムレータとを備えてなる田植機において、前記リンク機構より前方の前記走行車のフレームに前記油圧昇降シリンダ及び油圧昇降バルブを配置し、前記油圧昇降シリンダ及び油圧昇降バルブの両方より低い位置の前記走行車のフレームに前記アキュムレータを配置し、苗載台に苗が載っていない前記植付部の支持に必要な前記油圧昇降シリンダの油圧力より、前記アキュムレータのショック吸収圧力を低く設定したものであるから、取扱い操作性及びショック吸収機能の向上並びに前記油圧昇降シリンダ取付け構造の簡略化などを図ることができる。前記油圧昇降シリンダ及び油圧昇降 バルブより低い位置に前記アキュムレータを配置するから、前記アキュムレータ及び入口油路の空気を、組立てる際に、前記油圧昇降シリンダまたは油圧昇降バルブ側から抜取ることができ、前記アキュムレータを組立てる際に、油路を形成する配管内に入っている空気が前記アキュムレータに残るのを防止できる。また、前記苗載台が空のときの前記植付部の支持に必要な前記油圧昇降シリンダの油圧力より、前記アキュムレータのショック吸収圧力を低く設定するから、前記苗載台が空の状態、又は苗を満載した状態のいずれの場合であっても、前記アキュムレータが作動してショックを吸収できるものである。
【0004】
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】
請求項2に係る発明は、昇降シリンダと昇降バルブを接続するための昇降油路の内径より、アキュムレータの入口油路の内径を小さく形成したもので、前記昇降油路の管内抵抗よりも入口油路の管内抵抗が大きくなり、アキュムレータに作動油が出入するときに絞り抵抗となって減衰効果を助長できるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共に、乗降ステップ(11)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0010】
また、図中(15)は10条植え用の苗載台(16)並びに10条分の植付爪(17)などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。また前記植付ケース(20)の前側にヒッチ台(23)を設け、該ヒッチ台(23)をヒッチ機構(24)に連結させ、トップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク機構(27)後部にヒッチ機構(24)を取付け、走行車(1)後側にリンク機構(27)を介して植付部(15)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。
【0011】
また、図中(29)は走行変速レバー、(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条分均平用サイドフロート、(36)は10条用の側条施肥機である。
【0012】
さらに、前記運転席(13)両側の車体カバー(12)両側に左右補助デッキ(37)(37)を固定させ、該デッキ(37)(37)前部に前記乗降ステップ(11)(11)を固定させ、前記補助デッキ(37)(37)後部の機外側に左右サイドデッキ(38)(38)を起伏自在かつ脱着自在に連結させると共に、6条用の中央施肥部(39)と、各2条用の左右施肥部(40)(40)とに、前記施肥機(36)を分割して構成し、右施肥部(40)機外側に送肥ブロワ(41)を配設させ、運転席(13)両側にレバー(29)(30)(31)取付け位置を隔てて左右施肥部(40)(40)を収納する一方、6条分の中央苗台(42)と各2条分の左右苗台(43)(43)とに苗載台(16)を分割して形成し、苗台支点軸(44)(44)回りに左右苗台(43)(43)を上昇させて中央苗台(42)上側に折畳み収納させ、また2条分の植付爪(17)…及びフロート(35)を備える左右植付ケース(20)(20)を中央苗台(42)後側にケース支点軸(45)回りに回動させて折畳み収納させるように構成している。
【0013】
さらに、図4に示す如く、前記の左右一対の車体フレーム(3)(3)後端部上側に正面視門形のヒッチフレーム(46)を固定させ、前低後高に傾斜させて後端部をヒッチフレーム(46)中間に固定させる左右一対のサブフレーム(47)(47)の間に前記昇降シリンダ(28)を取付けると共に、車体フレーム(3)後端部に支軸(48)を介して前記ロワーリンク(26)前部を回転自在に取付け、またヒッチフレーム(46)中間のブラケット(49)に支軸(50)を介してトップリンク(25)前部を回転自在に取付けるもので、前記ロワーリンク(26)前端部の本機支持部に基板(51)を立設させ、基板(51)上端とロワーリンク(26)間にリンクフレーム(52)を側面視三角形に連結させて固定させ、前記三角形頂角の基板(51)とリンクフレーム(52)の連結固定部にピン(53)を介して昇降シリンダ(28)のピストンロッド(28a)を連結させている。
【0014】
さらに、図4及び図5に示す如く、前記ロワーリンク(26)の後端二叉部間に支軸(54)を介して前ヒッチ(55)下端部を連結させ、前ヒッチ(55)の上下長さ中間に貫通させる支軸(56)両端部にトップリンク(25)後端二叉部を連結させると共に、前ヒッチ(55)下端部に受筒(57)を一体固定させ、ローリング支点軸(58)の前半部を受筒(57)に軸受ベアリングを介して回転自在に軸支させる一方、後ヒッチ(60)の下端部に受筒(61)を一体固定させ、該受筒(61)にローリング支点軸(58)の後半部を貫挿固定させる。
【0015】
また、前ヒッチ(55)上端部に受枠(62)を固定させ、受枠(62)にボルト(62a)を介してローリング制御用の油圧ローリングシリンダ(63)を着脱自在に取付け、苗載台(16)を支える右側支柱フレーム(59)に結合フレーム(64)を介してローリングシリンダ(63)のピストンロッド(65)先端を連結させ、ピストンロッド(65)の進退動作制御によってローリング支点軸(58)回りに後ヒッチ(60)を左右に揺動させるもので、前後ヒッチ(55)(60)によってヒッチ機構(24)を形成する。また、後ヒッチ(60)下端部にクイックヒッチピン(66)を固定させ、後ヒッチ(60)上端部に上向き凹形のクイックヒッチフック(67)を固定させるもので、前記植付部(15)の中央植付ケース(20)前面部にブラケット(68)を介して前記ヒッチ台(23)下端部を固定させ、前向き凹形ノッチを有するノッチ板(69)をヒッチ台(23)下端部前面に固定させ、またヒッチ台(23)上端部にヒッチ軸(70)を横架させ、前記クイックヒッチピン(66)にノッチ板(69)を後方から嵌合させ、前記クイックヒッチフック(67)にヒッチ軸(70)を上方から嵌合させ、後ヒッチ(60)にヒッチ台(23)を着脱自在に連結させ、前記ローリング支点軸(58)回りにローリング自在に植付部(15)を取付け、前記ローリングシリンダ(63)制御により植付部(15)の左右傾斜調節を行うと共に、前記車体フレーム(3)後部と植付ケース(20)の間に植付PTO軸(71)を着脱自在に架設し、ミッションケース(4)の植付駆動力を植付ケース(20)に伸縮自在なPTO軸(71)を介して伝えるように構成している。
【0016】
さらに、図6に示す如く、前記エンジン(2)に取付けてエンジン(2)によって駆動する油圧ポンプ(72)を設け、また作動油タンクとして前記ミッションケース(4)を利用すると共に、前記油圧ポンプ(72)の圧油吐出側を高圧油路と低圧油路に2段階に分岐する2つのフローコントロールバルブ(73)(74)と、操向ハンドル(14)によって切換える操向バルブ(75)を備える操向バルブユニット(76)と、副変速レバー(30)によって切換える昇降バルブ(77)を備える昇降バルブユニット(78)と、ローリングバルブ(79)を備えるローリングバルブユニット(80)とを設けている。
【0017】
そして、前記油圧ポンプ(72)に接続させるフローコントロールバルブ(73)の低圧側にローリングバルブ(79)を介してローリングシリンダ(63)を接続させ、油圧ポンプ(72)によってローリングシリンダ(63)を駆動して植付部(15)の水平制御を行わせると共に、前記フローコントロールバルブ(73)の高圧側にもう1つのフローコントロールバルブ(74)を接続させ、該フローコントロールバルブ(74)の低圧側に操向バルブ(75)を介して操向シリンダ(81)を接続させ、油圧ポンプ(72)によって操向シリンダ(81)を駆動して左右前輪(6)(6)を方向転換させる操向操作を行わせる。また、前記フローコントロールバルブ(74)の高圧側に昇降バルブ(77)を介して昇降シリンダ(28)を接続させ、油圧ポンプ(72)によって昇降シリンダ(28)を駆動して植付部(15)を上昇させると共に、昇降シリンダ(28)を接続させる昇降バルブ(77)の二次側にガス式アキュムレータ(82)を配続させている。
【0018】
また、図3、図6、図7に示す如く、前記サブフレーム(47)の前記幅略中間に軸(83)を介して昇降シリンダ(28)を取付け、サブフレーム(47)の右側で昇降シリンダ(28)よりも高位置に昇降バルブ(77)を固定させ、該バルブ(77)を切換える昇降アーム(84)を前記副変速レバー(30)に連結させ、前記昇降シリンダ(28)よりも低位置の車体フレーム(3)上面に前記アキュムレータ(82)を固定させると共に、前記昇降シリンダ(28)と昇降バルブ(77)を油圧接続させる昇降油路(85)を形成する昇降油管(86)の途中にT形分岐管(87)を設け、前記アキュムレータ(82)を油圧接続させる入口油路(88)を入口油管(89)によって形成し、該入口油管(89)を前記分岐管(87)に接続させ、昇降油管(86)を接続させる分岐管(87)内部の昇降油路(85)の内径に比べ、入口油管(89)を接続させる分岐管(87)内部の入口油路(88)の内径を小さく形成し、昇降油路(85)よりも入口油路(88)の管内抵抗を大きく形成している。また、前記苗載台(16)に苗が載っていない空のときに植付部(15)を地上に持上げている昇降油路(85)の昇降油圧よりもアキュムレータ(82)のショック吸収圧を低く設定し、苗載台(16)が空のときの植付部(15)重量、乃至苗載台(16)に苗を満載したときの植付部(15)重量のいずれにおいても、植付部(15)からピストンロッド(28a)を介して昇降シリンダ(28)に伝わるショックをアキュムレータ(82)によって吸収させ、昇降シリンダ(28)をサブフレーム(47)に連結させる従来の圧縮バネを不要にしている。
【0019】
上記から明らかなように、走行車(1)にリンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降自在に装設させると共に、植付部(15)を昇降させる油圧昇降シリンダ(28)と、植付部(15)を昇降制御する油圧昇降バルブ(77)を設ける田植機において、前記昇降バルブ(77)の昇降シリンダ(28)接続側にアキュムレータ(82)を設け、植付部(15)を支える昇降シリンダ(28)のショックをアキュムレータ(82)によって吸収させている。そして、従来の圧縮バネによるショック吸収構造に比べ、ショックを吸収する適正な減衰力を確保し、また植付部(15)の最上昇高さを略一定維持させると共に、昇降バルブ(77)の制御状態に関係なく植付部(15)側から昇降シリンダ(28)に作用するショックを適正に吸収させ、また昇降バルブ(77)切換時に急激な油圧変化がなく植付部(15)をスムーズに昇降させ、取扱い操作性及びショック吸収機能の向上並びに昇降シリンダ(28)取付け構造の簡略化などを図る。また、昇降シリンダ(28)と昇降バルブ(77)を接続させる昇降油路(85)を途中で分岐してアキュムレータ(82)を設け、前記昇降油路(85)を形成する高圧油管(86)の改良によってアキュムレータ(82)を接続させ、組立作業の簡略化並びに製造コストの低減などを図れるように構成している。
【0020】
また、昇降シリンダ(28)または昇降バルブ(77)の少なくとも一方よりも低い位置にアキュムレータ(82)を設け、アキュムレータ(82)及び入口油路(88)の空気を組立時に昇降シリンダ(28)または昇降バルブ(77)方向に抜取り、組立時に油路(88)を形成する配管(89)内に入っている空気がアキュムレータ(82)に残るのを防止すると共に、植付部(15)の苗載台(16)が空のときの昇降油圧よりもアキュムレータ(82)のショック吸収圧を低く設定し、苗載台(16)が空のときから苗を満載した状態の苗植作業中の全ての状態でアキュムレータ(82)の緩衝動作を適正に得る。また、昇降シリンダ(28)と昇降バルブ(77)を接続させる昇降油路(85)の内径よりもアキュムレータ(82)の入口油路(88)の内径を小さく形成し、前記昇降油路(85)の管内抵抗よりも入口油路(88)の管内抵抗が大きくなり、アキュムレータ(82)に作動油が出入するときに絞り抵抗となって減衰効果を助長させるように構成している。
【0021】
さらに、図8に示す如く、昇降シリンダ(28)にアキュムレータ接続ポート(90)を形成し、アキュムレータ(82)の入口油路(88)を前記ポート(90)に接続させ、昇降バルブ(77)の昇降油路(85)と、アキュムレータ(82)の入口油路(88)を、昇降シリンダ(28)に各別に油圧接続させるもので、昇降シリンダ(28)にアキュムレータ接続ポート(90)を形成してアキュムレータ(82)を設け、昇降シリンダ(28)の改良によってアキュムレータ(82)を接続させ、組立作業の簡略化並びに製造コストの低減などを図れるように構成している。
【0022】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように、請求項1に係る発明は、走行車(1)にリンク機構(27)を介して昇降可能に設けた植付部(15)と、植付部(15)を昇降させる油圧昇降シリンダ(28)と、油圧昇降シリンダ(28)を作動制御する油圧昇降バルブ(77)と、油圧昇降シリンダ(28)と油圧昇降バルブ(77)とを接続する昇降油路(85)と、その昇降油路(85)を途中で分岐して接続するアキュムレータ(82)とを備えてなる田植機において、リンク機構(27)より前方の走行車(1)のフレーム(47)に油圧昇降シリンダ(28)及び油圧昇降バルブ(77)を配置し、油圧昇降シリンダ(28)及び油圧昇降バルブ(77)の両方より低い位置の走行車(1)のフレーム(3)にアキュムレータ(82)を配置し、苗載台(16)に苗が載っていない植付部(15)の支持に必要な油圧昇降シリンダ(28)の油圧力より、アキュムレータ(82)のショック吸収圧力を低く設定したものであるから、取扱い操作性及びショック吸収機能の向上並びに油圧昇降シリンダ(28)取付け構造の簡略化などを図ることができる。油圧昇降シリンダ(28)及び油圧昇降バルブ(77)より低い位置にアキュムレータ(82)を配置するから、アキュムレータ(82)及び入口油路(88)等の空気を、組立てる際に、油圧昇降シリンダ(28)または油圧昇降バルブ(77)側から抜取ることができ、アキュムレータ(82)等を組立てる際に、油路を形成する配管内に入っている空気がアキュムレータ(82)に残るのを防止できる。また、苗載台(16)が空のときの植付部(15)の支持に必用な油圧昇降シリンダ(28)の油圧力より、アキュムレータ(82)のショック吸収圧力を低く設定するから、苗載台が空の状態、又は苗を満載した状態のいずれの場合であっても、アキュムレータ(82)が作動してショックを吸収をできるも のである。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
請求項2に係る発明は、昇降シリンダ(28)と昇降バルブ(77)を接続するための昇降油路(85)の内径より、アキュムレータ(82)の入口油路(88)の内径を小さく形成したもので、前記昇降油路(85)の管内抵抗よりも入口油路(88)の管内抵抗が大きくなり、アキュムレータ(82)に作動油が出入するときに絞り抵抗となって減衰効果を助長できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】機体後部の側面図である。
【図4】リンク機構の側面図である。
【図5】同正面説明図である。
【図6】油圧回路図である。
【図7】前図の部分説明図である。
【図8】図6の変形例を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
(1)走行車
(3)車体フレーム
(15)植付部
(16)苗載台
(27)リンク機構
(28)昇降シリンダ
(47)サブフレーム
(77)昇降バルブ
(82)アキュムレータ
(85)昇降油路
(88)入口油路

Claims (2)

  1. 走行車にリンク機構を介して昇降可能に設けた植付部と、前記植付部を昇降させる油圧昇降シリンダと、前記油圧昇降シリンダを作動制御する油圧昇降バルブと、 前記油圧昇降シリンダと油圧昇降バルブとを接続する昇降油路と、その昇降油路を途中で分岐して接続するアキュムレータとを備えてなる田植機において、
    前記リンク機構より前方の前記走行車のフレームに前記油圧昇降シリンダ及び油圧昇降バルブを配置し、
    前記油圧昇降シリンダ及び油圧昇降バルブの両方より低い位置の前記走行車のフレームに前記アキュムレータを配置し、
    苗載台に苗が載っていない前記植付部の支持に必要な前記油圧昇降シリンダの油圧力より、前記アキュムレータのショック吸収圧力を低く設定したことを特徴とする田植機。
  2. 昇降シリンダと昇降バルブを接続するための昇降油路の内径より、アキュムレータの入口油路の内径を小さく形成したことを特徴とする請求項1に記載の田植機。
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