JPH11289826A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JPH11289826A
JPH11289826A JP12002498A JP12002498A JPH11289826A JP H11289826 A JPH11289826 A JP H11289826A JP 12002498 A JP12002498 A JP 12002498A JP 12002498 A JP12002498 A JP 12002498A JP H11289826 A JPH11289826 A JP H11289826A
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lifting
cylinder
valve
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Hideki Matsuoka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱い操作性及びショック吸収機能の
向上並びに昇降シリンダ(28)取付け構造の簡略化な
どを図る。 【解決手段】 走行車(1)にリンク機構(27)を介
して植付部(15)を昇降自在に装設させると共に、植
付部(15)を昇降させる油圧昇降シリンダ(28)
と、植付部(15)を昇降制御する油圧昇降バルブ(7
7)を設ける田植機において、前記昇降バルブ(77)
の昇降シリンダ(28)接続側にアキュムレータ(8
2)を設け、植付部(15)を支える昇降シリンダ(2
8)のショックをアキュムレータ(82)によって吸収
させるように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば苗載台及び植
付爪を備えて連続的に苗植作業を行う田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、走行車にリンク
機構を介して植付部を昇降自在に装設させると共に、植
付部を昇降させる油圧昇降シリンダと、植付部を昇降制
御する油圧昇降バルブを設け、植付部を田面に下降着地
させて苗植作業を行う一方、植付部を地上に上昇させて
路上走行及び畦越え移動などを行っていたが、走行車の
ローリングまたはピッチングなどによって上昇させてい
る植付部が揺振し易く、昇降シリンダの植付部支持荷重
が急激に増減変化することにより、走行車に昇降シリン
ダを固定させる構造では、植付部側の荷重変化が昇降シ
リンダにショックとして伝達され、昇降シリンダまたは
昇降バルブなどが油漏れまたは損傷し易い不具合があっ
た。そこで、緩衝装置として圧縮バネを設けて昇降シリ
ンダを走行車に取付け、植付部の揺振によるショックに
よって油圧シリンダなどの損傷または油漏れ等の不具合
が発生するのを防止していた。しかし乍ら、前記圧縮バ
ネのバネ力が小さいと、ショックによって圧縮バネが密
着してバネ定数が急変し易く、ショックが吸収されない
不具合があると共に、前記圧縮バネのバネ力が大きい
と、ショックを吸収する適正な減衰力を容易に得られな
い不具合がある。また、苗載台の苗量または付着する泥
土量などによって植付部の重量が変化することにより、
植付部の最上昇高さが変化する不具合があり、畦越え移
動のときに植付部を畦に接触させて損傷させ易い等の問
題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、走行
車にリンク機構を介して植付部を昇降自在に装設させる
と共に、植付部を昇降させる油圧昇降シリンダと、植付
部を昇降制御する油圧昇降バルブを設ける田植機におい
て、前記昇降バルブの昇降シリンダ接続側にアキュムレ
ータを設け、植付部を支える昇降シリンダのショックを
アキュムレータによって吸収させるように構成したもの
で、従来の圧縮バネによるショック吸収構造に比べ、シ
ョックを吸収する適正な減衰力を容易に確保し得、また
植付部の最上昇高さを略一定維持し得ると共に、昇降バ
ルブの制御状態に関係なく植付部側から昇降シリンダに
作用するショックを適正に吸収し得、また昇降バルブ切
換時に急激な油圧変化がなく植付部をスムーズに昇降さ
せ得、取扱い操作性及びショック吸収機能の向上並びに
昇降シリンダ取付け構造の簡略化などを容易に図り得る
ものである。
【0004】また、昇降シリンダと昇降バルブを接続さ
せる昇降油路を途中で分岐してアキュムレータを設けた
もので、前記昇降油路を形成する高圧油管の改良によっ
てアキュムレータを容易に接続し得、組立作業の簡略化
並びに製造コストの低減などを容易に図り得るものであ
る。
【0005】また、昇降シリンダにアキュムレータ接続
ポートを形成してアキュムレータを設けたもので、昇降
シリンダの改良によってアキュムレータを容易に接続し
得、組立作業の簡略化並びに製造コストの低減などを容
易に図り得るものである。
【0006】また、昇降シリンダまたは昇降バルブの少
なくとも一方よりも低い位置にアキュムレータを設けた
もので、アキュムレータ及び入口油路の空気を組立時に
昇降シリンダまたは昇降バルブ方向に容易に抜取り得、
組立時に油路を形成する配管内に入っている空気がアキ
ュムレータに残るのを容易に防止し得るものである。
【0007】また、植付部の苗載台が空のときの昇降油
圧よりもアキュムレータのショック吸収圧を低く設定し
たもので、苗載台が空のときから苗を満載した状態の苗
植作業中の全ての状態でアキュムレータの緩衝動作を適
正に得られるものである。
【0008】また、昇降シリンダと昇降バルブを接続さ
せる昇降油路の内径よりもアキュムレータの入口油路の
内径を小さく形成したもので、前記昇降油路の管内抵抗
よりも入口油路の管内抵抗が大きくなり、アキュムレー
タに作動油が出入するときに絞り抵抗となって減衰効果
を容易に助長し得るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同
平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車で
あり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に
搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアク
スルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持
させると共に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤ
アクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケー
ス(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして
前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予
備苗載台(10)を取付けると共に、乗降ステップ(1
1)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によ
って前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カ
バー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転
席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハ
ンドル(14)を設ける。
【0010】また、図中(15)は10条植え用の苗載
台(16)並びに10条分の植付爪(17)などを具備
する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載
台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(1
9)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に
支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケ
ース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該
ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪
ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(2
2)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付け
る。また前記植付ケース(20)の前側にヒッチ台(2
3)を設け、該ヒッチ台(23)をヒッチ機構(24)
に連結させ、トップリンク(25)及びロワーリンク
(26)を含むリンク機構(27)後部にヒッチ機構
(24)を取付け、走行車(1)後側にリンク機構(2
7)を介して植付部(15)を連結させ、前記リンク機
構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シ
リンダ(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前
記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時
に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の
苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作
業を行うように構成する。
【0011】また、図中(29)は走行変速レバー、
(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、
(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッ
チペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、
(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は
2条分均平用サイドフロート、(36)は10条用の側
条施肥機である。
【0012】さらに、前記運転席(13)両側の車体カ
バー(12)両側に左右補助デッキ(37)(37)を
固定させ、該デッキ(37)(37)前部に前記乗降ス
テップ(11)(11)を固定させ、前記補助デッキ
(37)(37)後部の機外側に左右サイドデッキ(3
8)(38)を起伏自在かつ脱着自在に連結させると共
に、6条用の中央施肥部(39)と、各2条用の左右施
肥部(40)(40)とに、前記施肥機(36)を分割
して構成し、右施肥部(40)機外側に送肥ブロワ(4
1)を配設させ、運転席(13)両側にレバー(29)
(30)(31)取付け位置を隔てて左右施肥部(4
0)(40)を収納する一方、6条分の中央苗台(4
2)と各2条分の左右苗台(43)(43)とに苗載台
(16)を分割して形成し、苗台支点軸(44)(4
4)回りに左右苗台(43)(43)を上昇させて中央
苗台(42)上側に折畳み収納させ、また2条分の植付
爪(17)…及びフロート(35)を備える左右植付ケ
ース(20)(20)を中央苗台(42)後側にケース
支点軸(45)回りに回動させて折畳み収納させるよう
に構成している。
【0013】さらに、図4に示す如く、前記の左右一対
の車体フレーム(3)(3)後端部上側に正面視門形の
ヒッチフレーム(46)を固定させ、前低後高に傾斜さ
せて後端部をヒッチフレーム(46)中間に固定させる
左右一対のサブフレーム(47)(47)の間に前記昇
降シリンダ(28)を取付けると共に、車体フレーム
(3)後端部に支軸(48)を介して前記ロワーリンク
(26)前部を回転自在に取付け、またヒッチフレーム
(46)中間のブラケット(49)に支軸(50)を介
してトップリンク(25)前部を回転自在に取付けるも
ので、前記ロワーリンク(26)前端部の本機支持部に
基板(51)を立設させ、基板(51)上端とロワーリ
ンク(26)間にリンクフレーム(52)を側面視三角
形に連結させて固定させ、前記三角形頂角の基板(5
1)とリンクフレーム(52)の連結固定部にピン(5
3)を介して昇降シリンダ(28)のピストンロッド
(28a)を連結させている。
【0014】さらに、図4及び図5に示す如く、前記ロ
ワーリンク(26)の後端二叉部間に支軸(54)を介
して前ヒッチ(55)下端部を連結させ、前ヒッチ(5
5)の上下長さ中間に貫通させる支軸(56)両端部に
トップリンク(25)後端二叉部を連結させると共に、
前ヒッチ(55)下端部に受筒(57)を一体固定さ
せ、ローリング支点軸(58)の前半部を受筒(57)
に軸受ベアリングを介して回転自在に軸支させる一方、
後ヒッチ(60)の下端部に受筒(61)を一体固定さ
せ、該受筒(61)にローリング支点軸(58)の後半
部を貫挿固定させる。
【0015】また、前ヒッチ(55)上端部に受枠(6
2)を固定させ、受枠(62)にボルト(62a)を介
してローリング制御用の油圧ローリングシリンダ(6
3)を着脱自在に取付け、苗載台(16)を支える右側
支柱フレーム(59)に結合フレーム(64)を介して
ローリングシリンダ(63)のピストンロッド(65)
先端を連結させ、ピストンロッド(65)の進退動作制
御によってローリング支点軸(58)回りに後ヒッチ
(60)を左右に揺動させるもので、前後ヒッチ(5
5)(60)によってヒッチ機構(24)を形成する。
また、後ヒッチ(60)下端部にクイックヒッチピン
(66)を固定させ、後ヒッチ(60)上端部に上向き
凹形のクイックヒッチフック(67)を固定させるもの
で、前記植付部(15)の中央植付ケース(20)前面
部にブラケット(68)を介して前記ヒッチ台(23)
下端部を固定させ、前向き凹形ノッチを有するノッチ板
(69)をヒッチ台(23)下端部前面に固定させ、ま
たヒッチ台(23)上端部にヒッチ軸(70)を横架さ
せ、前記クイックヒッチピン(66)にノッチ板(6
9)を後方から嵌合させ、前記クイックヒッチフック
(67)にヒッチ軸(70)を上方から嵌合させ、後ヒ
ッチ(60)にヒッチ台(23)を着脱自在に連結さ
せ、前記ローリング支点軸(58)回りにローリング自
在に植付部(15)を取付け、前記ローリングシリンダ
(63)制御により植付部(15)の左右傾斜調節を行
うと共に、前記車体フレーム(3)後部と植付ケース
(20)の間に植付PTO軸(71)を着脱自在に架設
し、ミッションケース(4)の植付駆動力を植付ケース
(20)に伸縮自在なPTO軸(71)を介して伝える
ように構成している。
【0016】さらに、図6に示す如く、前記エンジン
(2)に取付けてエンジン(2)によって駆動する油圧
ポンプ(72)を設け、また作動油タンクとして前記ミ
ッションケース(4)を利用すると共に、前記油圧ポン
プ(72)の圧油吐出側を高圧油路と低圧油路に2段階
に分岐する2つのフローコントロールバルブ(73)
(74)と、操向ハンドル(14)によって切換える操
向バルブ(75)を備える操向バルブユニット(76)
と、副変速レバー(30)によって切換える昇降バルブ
(77)を備える昇降バルブユニット(78)と、ロー
リングバルブ(79)を備えるローリングバルブユニッ
ト(80)とを設けている。
【0017】そして、前記油圧ポンプ(72)に接続さ
せるフローコントロールバルブ(73)の低圧側にロー
リングバルブ(79)を介してローリングシリンダ(6
3)を接続させ、油圧ポンプ(72)によってローリン
グシリンダ(63)を駆動して植付部(15)の水平制
御を行わせると共に、前記フローコントロールバルブ
(73)の高圧側にもう1つのフローコントロールバル
ブ(74)を接続させ、該フローコントロールバルブ
(74)の低圧側に操向バルブ(75)を介して操向シ
リンダ(81)を接続させ、油圧ポンプ(72)によっ
て操向シリンダ(81)を駆動して左右前輪(6)
(6)を方向転換させる操向操作を行わせる。また、前
記フローコントロールバルブ(74)の高圧側に昇降バ
ルブ(77)を介して昇降シリンダ(28)を接続さ
せ、油圧ポンプ(72)によって昇降シリンダ(28)
を駆動して植付部(15)を上昇させると共に、昇降シ
リンダ(28)を接続させる昇降バルブ(77)の二次
側にガス式アキュムレータ(82)を配続させている。
【0018】また、図3、図6、図7に示す如く、前記
サブフレーム(47)の前記幅略中間に軸(83)を介
して昇降シリンダ(28)を取付け、サブフレーム(4
7)の右側で昇降シリンダ(28)よりも高位置に昇降
バルブ(77)を固定させ、該バルブ(77)を切換え
る昇降アーム(84)を前記副変速レバー(30)に連
結させ、前記昇降シリンダ(28)よりも低位置の車体
フレーム(3)上面に前記アキュムレータ(82)を固
定させると共に、前記昇降シリンダ(28)と昇降バル
ブ(77)を油圧接続させる昇降油路(85)を形成す
る昇降油管(86)の途中にT形分岐管(87)を設
け、前記アキュムレータ(82)を油圧接続させる入口
油路(88)を入口油管(89)によって形成し、該入
口油管(89)を前記分岐管(87)に接続させ、昇降
油管(86)を接続させる分岐管(87)内部の昇降油
路(85)の内径に比べ、入口油管(89)を接続させ
る分岐管(87)内部の入口油路(88)の内径を小さ
く形成し、昇降油路(85)よりも入口油路(88)の
管内抵抗を大きく形成している。また、前記苗載台(1
6)に苗が載っていない空のときに植付部(15)を地
上に持上げている昇降油路(85)の昇降油圧よりもア
キュムレータ(82)のショック吸収圧を低く設定し、
苗載台(16)が空のときの植付部(15)重量、乃至
苗載台(16)に苗を満載したときの植付部(15)重
量のいずれにおいても、植付部(15)からピストンロ
ッド(28a)を介して昇降シリンダ(28)に伝わる
ショックをアキュムレータ(82)によって吸収させ、
昇降シリンダ(28)をサブフレーム(47)に連結さ
せる従来の圧縮バネを不要にしている。
【0019】上記から明らかなように、走行車(1)に
リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降自在
に装設させると共に、植付部(15)を昇降させる油圧
昇降シリンダ(28)と、植付部(15)を昇降制御す
る油圧昇降バルブ(77)を設ける田植機において、前
記昇降バルブ(77)の昇降シリンダ(28)接続側に
アキュムレータ(82)を設け、植付部(15)を支え
る昇降シリンダ(28)のショックをアキュムレータ
(82)によって吸収させている。そして、従来の圧縮
バネによるショック吸収構造に比べ、ショックを吸収す
る適正な減衰力を確保し、また植付部(15)の最上昇
高さを略一定維持させると共に、昇降バルブ(77)の
制御状態に関係なく植付部(15)側から昇降シリンダ
(28)に作用するショックを適正に吸収させ、また昇
降バルブ(77)切換時に急激な油圧変化がなく植付部
(15)をスムーズに昇降させ、取扱い操作性及びショ
ック吸収機能の向上並びに昇降シリンダ(28)取付け
構造の簡略化などを図る。また、昇降シリンダ(28)
と昇降バルブ(77)を接続させる昇降油路(85)を
途中で分岐してアキュムレータ(82)を設け、前記昇
降油路(85)を形成する高圧油管(86)の改良によ
ってアキュムレータ(82)を接続させ、組立作業の簡
略化並びに製造コストの低減などを図れるように構成し
ている。
【0020】また、昇降シリンダ(28)または昇降バ
ルブ(77)の少なくとも一方よりも低い位置にアキュ
ムレータ(82)を設け、アキュムレータ(82)及び
入口油路(88)の空気を組立時に昇降シリンダ(2
8)または昇降バルブ(77)方向に抜取り、組立時に
油路(88)を形成する配管(89)内に入っている空
気がアキュムレータ(82)に残るのを防止すると共
に、植付部(15)の苗載台(16)が空のときの昇降
油圧よりもアキュムレータ(82)のショック吸収圧を
低く設定し、苗載台(16)が空のときから苗を満載し
た状態の苗植作業中の全ての状態でアキュムレータ(8
2)の緩衝動作を適正に得る。また、昇降シリンダ(2
8)と昇降バルブ(77)を接続させる昇降油路(8
5)の内径よりもアキュムレータ(82)の入口油路
(88)の内径を小さく形成し、前記昇降油路(85)
の管内抵抗よりも入口油路(88)の管内抵抗が大きく
なり、アキュムレータ(82)に作動油が出入するとき
に絞り抵抗となって減衰効果を助長させるように構成し
ている。
【0021】さらに、図8に示す如く、昇降シリンダ
(28)にアキュムレータ接続ポート(90)を形成
し、アキュムレータ(82)の入口油路(88)を前記
ポート(90)に接続させ、昇降バルブ(77)の昇降
油路(85)と、アキュムレータ(82)の入口油路
(88)を、昇降シリンダ(28)に各別に油圧接続さ
せるもので、昇降シリンダ(28)にアキュムレータ接
続ポート(90)を形成してアキュムレータ(82)を
設け、昇降シリンダ(28)の改良によってアキュムレ
ータ(82)を接続させ、組立作業の簡略化並びに製造
コストの低減などを図れるように構成している。
【0022】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、走行車(1)にリンク機構(27)を介して植付部
(15)を昇降自在に装設させると共に、植付部(1
5)を昇降させる油圧昇降シリンダ(28)と、植付部
(15)を昇降制御する油圧昇降バルブ(77)を設け
る田植機において、前記昇降バルブ(77)の昇降シリ
ンダ(28)接続側にアキュムレータ(82)を設け、
植付部(15)を支える昇降シリンダ(28)のショッ
クをアキュムレータ(82)によって吸収させるように
構成したもので、従来の圧縮バネによるショック吸収構
造に比べ、ショックを吸収する適正な減衰力を容易に確
保でき、また植付部(15)の最上昇高さを略一定維持
できると共に、昇降バルブ(77)の制御状態に関係な
く植付部(15)側から昇降シリンダ(28)に作用す
るショックを適正に吸収でき、また昇降バルブ(77)
切換時に急激な油圧変化がなく植付部(15)をスムー
ズに昇降させることができ、取扱い操作性及びショック
吸収機能の向上並びに昇降シリンダ(28)取付け構造
の簡略化などを容易に図ることができるものである。
【0023】また、昇降シリンダ(28)と昇降バルブ
(77)を接続させる昇降油路(85)を途中で分岐し
てアキュムレータ(82)を設けたもので、前記昇降油
路(85)を形成する高圧油管(86)の改良によって
アキュムレータ(82)を容易に接続でき、組立作業の
簡略化並びに製造コストの低減などを容易に図ることが
できるものである。
【0024】また、昇降シリンダ(28)にアキュムレ
ータ接続ポート(90)を形成してアキュムレータ(8
2)を設けたもので、昇降シリンダ(28)の改良によ
ってアキュムレータ(82)を容易に接続でき、組立作
業の簡略化並びに製造コストの低減などを容易に図るこ
とができるものである。
【0025】また、昇降シリンダ(28)または昇降バ
ルブ(77)の少なくとも一方よりも低い位置にアキュ
ムレータ(82)を設けたもので、アキュムレータ(8
2)及び入口油路(88)の空気を組立時に昇降シリン
ダ(28)または昇降バルブ(77)方向に容易に抜取
ることができ、組立時に油路(88)を形成する配管
(89)内に入っている空気がアキュムレータ(82)
に残るのを容易に防止できるものである。
【0026】また、植付部(15)の苗載台(16)が
空のときの昇降油圧よりもアキュムレータ(82)のシ
ョック吸収圧を低く設定したもので、苗載台(16)が
空のときから苗を満載した状態の苗植作業中の全ての状
態でアキュムレータ(82)の緩衝動作を適正に得るこ
とができるものである。
【0027】また、昇降シリンダ(28)と昇降バルブ
(77)を接続させる昇降油路(85)の内径よりもア
キュムレータ(82)の入口油路(88)の内径を小さ
く形成したもので、前記昇降油路(85)の管内抵抗よ
りも入口油路(88)の管内抵抗が大きくなり、アキュ
ムレータ(82)に作動油が出入するときに絞り抵抗と
なって減衰効果を容易に助長できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図。
【図2】同平面図。
【図3】機体後部の側面図。
【図4】リンク機構の側面図。
【図5】同正面説明図。
【図6】油圧回路図。
【図7】前図の部分説明図。
【図8】図6の変形例を示す油圧回路図。
【符号の説明】 (1) 走行車 (15) 植付部 (16) 苗載台 (27) リンク機構 (28) 昇降シリンダ (77) 昇降バルブ (82) アキュムレータ (85) 昇降油路 (88) 入口油路 (90) アキュムレータ接続ポート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車にリンク機構を介して植付部を昇
    降自在に装設させると共に、植付部を昇降させる油圧昇
    降シリンダと、植付部を昇降制御する油圧昇降バルブを
    設ける田植機において、前記昇降バルブの昇降シリンダ
    接続側にアキュムレータを設け、植付部を支える昇降シ
    リンダのショックをアキュムレータによって吸収させる
    ように構成したことを特徴とする田植機。
  2. 【請求項2】 昇降シリンダと昇降バルブを接続させる
    昇降油路を途中で分岐してアキュムレータを設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の田植機。
  3. 【請求項3】 昇降シリンダにアキュムレータ接続ポー
    トを形成してアキュムレータを設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の田植機。
  4. 【請求項4】 昇降シリンダまたは昇降バルブの少なく
    とも一方よりも低い位置にアキュムレータを設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の田植機。
  5. 【請求項5】 植付部の苗載台が空のときの昇降油圧よ
    りもアキュムレータのショック吸収圧を低く設定したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の田植機。
  6. 【請求項6】 昇降シリンダと昇降バルブを接続させる
    昇降油路の内径よりもアキュムレータの入口油路の内径
    を小さく形成したことを特徴とする請求項1に記載の田
    植機。
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