JPH0331124Y2 - - Google Patents

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JPH0331124Y2
JPH0331124Y2 JP1414585U JP1414585U JPH0331124Y2 JP H0331124 Y2 JPH0331124 Y2 JP H0331124Y2 JP 1414585 U JP1414585 U JP 1414585U JP 1414585 U JP1414585 U JP 1414585U JP H0331124 Y2 JPH0331124 Y2 JP H0331124Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は左右に往復移動させる苗載台と、この
苗載台から一株分の苗を取出して植付ける植爪と
を有する植付部を備え、連続的に田植作業を行う
田植機の植付制御装置に関する。
「従来の技術」 従来、例えば実公昭56−16893号公報に示す如
く、水平調節部材を作動させる油圧切換弁を介し
て、昇降調節部材を作動させる油圧切換弁を油圧
ポンプに連通接続させ、前記各切換弁のいずれか
一方を、また前記各切換弁を略同時に作動させる
技術があつた。
「考案が解決しようとする問題点」 前記従来技術では、水平(ローリング)制御用
及び昇降制御用の各油圧切換弁を油圧ポンプに対
し直列に配設していたので、各切換弁を同時に作
動させたとき、水平制御の戻り油により昇降調節
部材(油圧シリンダ)が作動することにより、水
平制御途中でもこの戻り油により昇降制御が行わ
れ、植付部が傾いた状態で昇降する不都合があ
り、植付部一側方ではフロートの泥押し作用によ
り隣接の既植苗を押倒し、また植付部他側方では
浮苗が発生する問題があつた。
また複数のフロートを植付部下側に配設する構
造において、機体中央のフロートの接地圧変化に
より植付部を昇降させる技術があつたが、前記従
来技術と同様にフロートの泥押し並びに浮苗の発
生などの問題があつた。
さらに機体左右の2つ以上のフロートの接地圧
変化により植付部を昇降させる技術もあつたが、
その2つ以上のフロートの少なくとも1つの上げ
信号により植付部を上昇させていたので、植付部
が左右に傾いた状態で上昇する不具合があり、前
記従来技術と同様の問題があつた。
なお、前記従来構造では、植付部の重心に対し
水平制御の中心を高い位置に設定することによ
り、植付部の上昇により左右傾斜が自動的に修正
されるが、現行の田植機構造では水平制御の中心
をそれ程高く設定し難く、また苗載台の往復動に
より植付部重心が左右に移動するから、田植機体
を直進走行させても植付爪により植付けた苗列が
蛇行し易い等の問題が生じた。
「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、植付部の支持高さを変更す
る昇降調節部材と、植付部の左右傾斜を修正する
水平調節部材とを備えた装置において、田植機体
の前後方向中心線に対し左右対称に位置する2つ
以上のフロートの接地圧変化に基づいて行う前記
水平調節部材のローリング制御を、前記昇降調節
部材の昇降制御よりも独立して優先させたことを
特徴とするものである。
「作用」 従つて、左右対称の2つ以上のフロートの接地
圧変化に基づく同一検出信号により植付部の水平
制御と昇降制御を夫々行い得、従来に比べて植付
部の姿勢検出構造の簡略化などを容易に図り得る
と共に、水平制御により植付部を水平に支持して
左右フロートの接地圧を均等にした後で昇降制御
を行うことにより、植付部の昇降制御による苗の
植付深さ調節を植付部が水平に支持されていると
きだけ行い得、フロートの泥押し並びに浮苗の発
生などを従来に比べて容易に防止し得、また従来
のように植付部の水平制御の中心を重心位置に対
して著しく高く設定する必要がなく、苗載台を左
右に往復動させても従来のように植付苗列が蛇行
するのを阻止して得、前記植付部の支持構造を簡
潔にして従来よりも安定良く田植作業を行えるも
のである。
「実施例」 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。第1図は植付制御回路図、第2図は乗用田植
機の側面図、第3図は同平面図を示し、図中1は
作業者が搭乗する走行車であり、エンジン2を搭
載する車体フレーム3後端をミツシヨンケース4
に連設させ、前記ミツシヨンケース4の前部両側
にフロントアクスルケース5を介して水田走行用
前輪6を支持させると共に、前記ミツシヨンケー
ス4の後部両側に車軸ケースである伝動ケース7
を連設し、前記伝動ケース7後端部に水田走行用
後輪8を支持させる。そして前記エンジン2を覆
うボンネツト9両側外方に予備苗載台10を取付
けると共に、ステツプ11を形成する車体カバー
12によつて前記伝動ケース7等を覆い、前記車
体カバー12上部に運転席13を取付け、其の運
転席13の前方で前記ボンネツト9後部に操向ハ
ンドル14を設ける。
更に図中15は多条植え用の苗載台16並びに
複数の植付爪17……などを具有する植付部であ
り、前高後低の後傾式の苗載台16を案内レール
18及びガイドレール19を介して植付ケース2
0に左右往復摺動自在に支持させると共に、クラ
ンク運動させる植付アーム21並びに植付爪駆動
軸22を介して植付ケース20に植付爪17を取
付ける。また前記植付ケース20の前側にセンタ
ーピン23を介して支持フレーム24を設け、ト
ツプリンク25及びロアーリンク26を含む三点
リンク機構27を介して走行車1後側に支持フレ
ーム24を連結させ、前記リンク機構27を介し
て植付部15を昇降させる昇降調節部材である油
圧シリンダ28を備え、上記前後輪6,8を略定
速で走行駆動すると同時に、左右に往復摺動させ
る苗載台16から一株分の苗を植付爪17によつ
て取出し、連続的に田植え作業を行うように構成
する。
また、図中29は走行変速レバー、30は植付
昇降レバー、31は走行副変速レバー、32は走
行クラツチペダル、33,33は左右ブレーキペ
ダル、34は中央フロート、35,35は一対の
サイドフロート、36,36は一対の最外側フロ
ートであり、田植機体の前後方向中心線上に中央
フロート34を、またその前後方向中心線に対し
左右対称にサイドフロート35及び最外側フロー
ト36を夫々配設している。
第4図及び第5図に示す如く、前記植付ケース
20前側に固設したサンターピン23を支持フレ
ーム24の受筒37に回転自在に軸支し、前記セ
ンターピン23を中心に植付部15を左右に傾動
自在に取付けると共に、前記センターピン23を
中心に植付部15を左右に傾倒させてこれを水平
に支持する水平調節部材である油圧シリンダ38
を備え、前記支持フレーム24上側に架台39を
介して前記シリンダ38を取付け、前記シリンダ
38のピストンロツド40にこれと略平行にアー
ム41を介してロツド42を連結させる。前記ロ
ツド42中間を植付ケース20前側の基板43に
摺動自在に貫挿させ、前記アーム41と基板43
間のロツド42に緩衝バネ44を巻装させ、前記
シリンダ38のピストンロツド40進退制御によ
りセンターピン23を中心に植付部15を走行車
1に対し左右に傾けるように構成している。
また第4図及び第6図に示す如く、最外側フロ
ート36の前部上面を植付ケース20の連結パイ
プ20aに折曲自在なリンク45,46,47及
びブラケツト48を介して連結支持すると共に、
前記植付ケース20下側に植付深さ調節軸49を
回転自在に軸支し、前記調節軸49に接地圧検出
アーム50前端を回転自在に支持させ、最外側フ
ロート36の後部上面に設けたブラケツト51に
支軸52を介して前記検出アーム50後端を連結
する。そして前記調節軸49に植付深さ調節アー
ム53前端を固定し、その調節アーム53後端を
前記検出アーム50下面にこの下方から当接可能
に延設させ、接地圧検出バネ54により各アーム
50,53を当接支持すると共に、植付部15の
左右傾斜並びに植付爪17による苗の植付深さ変
化を検出するポテンシヨメータ型の左右植付セン
サ55,56を備え、最外側の左右植付ケース2
0,20に左右の植付センサ55,56を夫々取
付け、前記センサ55,56をリンク57,58
により、前記検出アーム50に連結し、検出バネ
54に抗して検出アーム50を持上げる最外側フ
ロート36の上昇動作を前記センサ55,56に
より検出するように構成している。
さらに、植付深さ調節レバー59基端を前記調
節軸49に連結させ、植付ケース20に設ける植
付深さ調節プレート60に前記レバー59中間を
係脱自在に係止し、前記レバー59操作によつて
植付ケース20とフロート36の相対支持間隔を
変更して苗の植付深さを設定するもので、最外側
フロート36と同様に、センターフロート34及
びサイドフロート35,35の前側をリンク4
6,47により支持する一方、前記センターフロ
ート34及びサイドフロート35,35の後側を
植付深さ調節アーム53により前記調節軸49に
支持させ、前記レバー59操作により全てのフロ
ート34,35,36を昇降させるように構成し
ている。
第7図及び第8図は前記各油圧シリンダ28,
38を作動制御する油圧回路図であり、第7図に
示す如く、上昇及び下降ソレノイド61,62を
有する3位置3ポート型電磁油圧切換弁63を介
して昇降調節用油圧シリンダ28に油圧ポンプ6
4を連通接続すると共に、第8図に示す如く、右
傾及び左傾ソレノイド65,66を有する4位置
4ポート型電磁油圧切換弁67を介して水平調節
用油圧シリンダ38に油圧ポンプ68を連通接続
し、前記各切換弁63,67操作により各シリン
ダ38を夫々作動可能に構成している。
さらに第1図及び第9図に示す如く、前記各植
付センサ55,56並びに基準接地圧設定器69
を入力接続するマイクロコンピユータ型植付制御
回路70を備え、電源71を印加する自動制御ス
イツチ72を設けると共に、昇降用ドライバ73
を介して上昇及び下降ソレノイド61,62を、
またローリング用ドライバ74を介して右傾及び
左傾ソレノイド65,66を、前記植付制御回路
70に夫々接続させる。そして、田植機体の前後
方向中心線に対し左右対称に位置する左右の最外
側フロート36,36の接地圧変化を左右の植付
センサ55,56により検出し、左右の前記各セ
ンサ55,56の出力差に基づいてローリング用
ドライバ74などを介して油圧シリンダ38によ
り植付部15を左右に傾動させて植付け田面に対
し略水平に支持すると共に、前記各センサ55,
56の出力が略等しく植付部15が略水平な姿勢
で支持されているとき、前記各センサ55,56
のいずれか一方の出力またはこれらの平均値と前
記設定器69の基準値との差に基づき、昇降用ド
ライバ73などを介して油圧シリンダ28により
植付部15を昇降させ、苗の植付深さを略一定に
保つもので、前記油圧シリンダ38のローリング
(水平)制御を、前記油圧シリダ28の昇降制御
よりも優先させて行うように構成している。
本考案は上記の如く構成するもので、第9図の
フローチヤートに示す如く、自動制御スイツチ7
2をオン操作して左右の植付センサ55,56の
接地圧信号を入力し、各センサ55,56の入力
が等しいか否かを植付制御回路70により判断す
るもので、走行車1の左右傾き或いは苗載台16
の苗の片寄りなどにより植付け田面に対して植付
部15が左右に傾いているとき、左右センサ5
5,56の出力差を演算し、右傾斜であるか左傾
斜であるかを判断し、ローリング用ドライバ74
を介して右傾または左傾ソレノイド65,66を
作動させ、油圧シリンダ38を作動制御して植付
部15の左右傾斜を修正し、植付け田面に対し植
付部15を略水平に支持する。
また前記植付部15が水平に支持されていると
き、並びに前記油圧シリンダ38によるローリン
グ制御が完了したとき、前記各センサ55,56
の接地圧出力と基準接地圧設定器69の基準値と
を比較し、その接地圧出力が設定以上であるか設
定以下であるかを判断し、接地圧出力と基準値と
の差を演算し、昇降用ドライバ73を介して上昇
または下降ソレノイド61,62を作動させ、油
圧シリンダ28を作動制御して植付部15を昇降
させ、三点リンク機構27による植付部15の支
持高さを調節してフロート36の接地圧を設定範
囲内に保ち、植付爪17の苗の植付深さを略一定
に保つものである。
なお、第7図及び第8図において、水平調節用
の油圧切換弁67を介して油圧ポンプ68に昇降
調節用の油圧切換弁63を配設させ、第7図の油
圧ポンプ64を省くことも容易に行えるものであ
る。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、植付
部15の支持高さを変更する油圧シリンダ28な
どの昇降調節部材と、植付部15の左右傾斜を修
正する油圧シリンダ38などの水平調節部材とを
備えた装置において、田植機体の前後方向中心線
に対し左右対称に位置する2つ以上のフロート3
6,36の接地圧変化に基づいて行う前記水平調
節部材38のローリング制御を、前記昇降調節部
材28の昇降制御よりも独立して優先させたもの
で、左右対称の2つ以上のフロート36,36の
接地圧変化に基づく同一検出信号により植付部1
5の水平制御と昇降制御を夫々行うことができ、
従来に比べて植付部15の姿勢検出構造の簡略化
などを容易に図ることができると共に、水平制御
により植付部15を水平に支持して左右フロート
36,36の接地圧を均等にした後で昇降制御を
行うことにより、植付部15の昇降制御による苗
の植付深さ調節を植付部15が水平に支持されて
いるときだけ行うことができ、フロート36の泥
押し並びに浮苗の発生などを従来に比べて容易に
防止でき、また従来のように植付部15の水平制
御の中心を重心位置に対して著しく高く設定する
必要がなく、苗載台16を左右に往復動させても
従来のように植付苗列が蛇行するのを阻止でき、
前記植付部15の支持構造を簡潔にして従来より
も安定良く田植作業を行うことができる等の実用
的な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す植付制御回路
図、第2図は乗用田植機の側面図、第3図は同平
面図、第4図は部分側面図、第5図及び第6図は
部分平面図、第7図及び第8図は油圧回路図、第
9図は植付制御回路のフローチヤートである。 15……植付部、28……油圧シリンダ(昇降
調節部材)、36……最外側フロート、38……
油圧シリンダ(水平調節部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 植付部の支持高さを変更する昇降調節部材と、
    植付部の左右傾斜を修正する水平調節部材とを備
    えた装置において、田植機体の前後方向中心線に
    対し左右対称に位置する2つ以上のフロートの接
    地圧変化に基づいて行う前記水平調節部材のロー
    リング制御を、前記昇降調節部材の昇降制御より
    も独立して優先させたことを特徴とする田植機の
    植付制御装置。
JP1414585U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0331124Y2 (ja)

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JPS61131711U JPS61131711U (ja) 1986-08-18
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