JPH11289825A - 田植機 - Google Patents

田植機

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Publication number
JPH11289825A
JPH11289825A JP11622198A JP11622198A JPH11289825A JP H11289825 A JPH11289825 A JP H11289825A JP 11622198 A JP11622198 A JP 11622198A JP 11622198 A JP11622198 A JP 11622198A JP H11289825 A JPH11289825 A JP H11289825A
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JP
Japan
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electric motor
hydraulic
planting
hydraulic cylinder
rice transplanter
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Pending
Application number
JP11622198A
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English (en)
Inventor
Satoru Okada
田 悟 岡
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧構成部品数及び油圧配管の削減並
びに簡略化などにより、組立及び保守作業性の向上並び
に製造コストの低減などを行う。 【解決手段】 走行車(1)に植付部(15)をローリ
ング自在に設ける田植機において、前記植付部(15)
を左右傾斜調節するローリング制御用の油圧シリンダ
(63)に、該シリンダ(63)を駆動する油圧ポンプ
(72)と、該ポンプ(72)を駆動する電動モータ
(73)を一体的に固定させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば苗載台及び植
付爪を備えて連続的に苗植作業を行う田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、トップリンク及
びロワーリンクを介して走行車に植付部を昇降自在に装
設させると共に、ローリング自在に取付ける植付部の左
右傾斜を調節するローリング制御用油圧シリンダを設け
る技術があるが、前記シリンダを駆動する油圧ポンプを
走行車に取付け、植付部の昇降などと兼用して油圧ポン
プを利用していたから、油圧ポンプと油圧シリンダを接
続する油圧構成部品数及び油圧配管の削減並びに簡略化
を容易に行い得ず、組立及び保守作業性の向上並びに製
造コストの低減などを容易に図り得ない等の問題があ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、走行
車に植付部をローリング自在に設ける田植機において、
前記植付部を左右傾斜調節するローリング制御用の油圧
シリンダに、該シリンダを駆動する油圧ポンプと、該ポ
ンプを駆動する電動モータを一体的に固定させたもの
で、走行車の操作部と油圧シリンダ取付位置の間に電気
配線を行うだけで植付部のローリング制御を行わせ得、
油圧構成部品数及び油圧配管の削減並びに簡略化を容易
に行い得、組立及び保守作業性の向上並びに製造コスト
の低減などを容易に行い得ると共に、電動シリンダを設
けてローリング制御を行う構造に比べて作動速度が速く
て植付部傾動応答性向上などを容易に図り得るものであ
る。
【0004】また、走行車に設けるリンク機構にローリ
ング支点軸を介して植付部を連結させた状態で、ローリ
ング制御用の油圧シリンダ及び油圧ポンプ及び電動モー
タを一体的に着脱自在に設けたもので、走行車に植付部
を装設させた状態で、前記シリンダ及びポンプ及び電動
モータを着脱して組立保守作業を行い得、取扱い操作性
の向上などを容易に図り得るものである。
【0005】また、走行車の左右傾動を検出する角速度
センサと、植付部の左右傾動を検出する傾斜センサとに
より、ローリング制御用の電動モータを自動的に正逆転
制御するように構成したもので、角速度センサ及び傾斜
センサの検出結果に基づき電動モータを正逆転させるか
ら、植付部ローリング制御の応答性向上並びに制御機構
の簡略化などを容易に行い得るものである。
【0006】また、ローリング制御用の油圧シリンダの
ピストンロッドを、着脱自在な結合フレームによって植
付部に連結させたもので、例えば水平制御を行うコント
ローラまたはアクチュエータ部などが損傷したときな
ど、前記結合フレームを取外すことによって異常制御時
に前記シリンダの連結を解除し得、植付作業途中で油圧
シリンダによるローリング制御を中止して植付作業を続
行し得るものである。
【0007】また、ローリング制御用の電動モータによ
る油圧シリンダのローリング中央復帰動作を検出するセ
ンサを設けたもので、走行車に対して植付部を水平支持
させる電動モータの中央復帰動作を容易に行わせ得るも
のである。
【0008】また、リンク機構を形成するトップリンク
の一側方に片寄らせてローリング制御用の電動モータ及
び油圧ポンプ及び油圧シリンダを配設させたもので、ト
ップリンク後部取付位置と苗載台の間隔を狭少にして植
付部を走行車に近接させて支持し得、機体前後長を短く
構成し得るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同
平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車で
あり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に
搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアク
スルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持
させると共に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤ
アクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケー
ス(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして
前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予
備苗載台(10)を取付けると共に、乗降ステップ(1
1)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によ
って前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カ
バー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転
席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハ
ンドル(14)を設ける。
【0010】また、図中(15)は10条植え用の苗載
台(16)並びに10条分の植付爪(17)などを具備
する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載
台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(1
9)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に
支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケ
ース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該
ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪
ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(2
2)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付け
る。また前記植付ケース(20)の前側にヒッチ台(2
3)を設け、該ヒッチ台(23)をヒッチ機構(24)
に連結させ、トップリンク(25)及びロワーリンク
(26)を含むリンク機構(27)後部にヒッチ機構
(24)を取付け、走行車(1)後側にリンク機構(2
7)を介して植付部(15)を連結させ、前記リンク機
構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シ
リンダ(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前
記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時
に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の
苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作
業を行うように構成する。
【0011】また、図中(29)は走行変速レバー、
(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、
(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッ
チペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、
(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は
2条分均平用サイドフロート、(36)は10条用の側
条施肥機である。
【0012】さらに、前記運転席(13)両側の車体カ
バー(12)両側に左右補助デッキ(37)(37)を
固定させ、該デッキ(37)(37)前部に前記乗降ス
テップ(11)(11)を固定させ、前記補助デッキ
(37)(37)後部の機外側に左右サイドデッキ(3
8)(38)を起伏自在かつ脱着自在に連結させると共
に、6条用の中央施肥部(39)と、各2条用の左右施
肥部(40)(40)とに、前記施肥機(36)を分割
して構成し、右施肥部(40)機外側に送肥ブロワ(4
1)を配設させ、運転席(13)両側にレバー(29)
(30)(31)取付け位置を隔てて左右施肥部(4
0)(40)を収納する一方、6条分の中央苗台(4
2)と各2条分の左右苗台(43)(43)とに苗載台
(16)を分割して形成し、苗台支点軸(44)(4
4)回りに左右苗台(43)(43)を上昇させて中央
苗台(42)上側に折畳み収納させ、また2条分の植付
爪(17)…及びフロート(35)を備える左右植付ケ
ース(20)(20)を中央苗台(42)後側にケース
支点軸(45)回りに回動させて折畳み収納させるよう
に構成している。
【0013】さらに、図4に示す如く、前記の左右一対
の車体フレーム(3)(3)後端部上側に正面視門形の
ヒッチフレーム(46)を固定させ、前低後高に傾斜さ
せて後端部をヒッチフレーム(46)中間に固定させる
左右一対のサブフレーム(47)(47)の間に前記昇
降シリンダ(28)を取付けると共に、車体フレーム
(3)後端部に支軸(48)を介して前記ロワーリンク
(26)前部を回転自在に取付け、またヒッチフレーム
(46)中間のブラケット(49)に支軸(50)を介
してトップリンク(25)前部を回転自在に取付けるも
ので、前記ロワーリンク(26)前端部の本機支持部に
基板(51)を立設させ、基板(51)上端とロワーリ
ンク(26)間にリンクフレーム(52)を側面視三角
形に連結させて固定させ、前記三角形頂角の基板(5
1)とリンクフレーム(52)の連結固定部にピン(5
3)を介して昇降シリンダ(28)のピストンロッド
(28a)を連結させている。
【0014】さらに、図4及び図5に示す如く、前記ロ
ワーリンク(26)の後端二叉部間に支軸(54)を介
して前ヒッチ(55)下端部を連結させ、前ヒッチ(5
5)の上下長さ中間に貫通させる支軸(56)両端部に
トップリンク(25)後端二叉部を連結させると共に、
前ヒッチ(55)下端部に受筒(57)を一体固定さ
せ、ローリング支点軸(58)の前半部を受筒(57)
に軸受ベアリングを介して回転自在に軸支させる一方、
後ヒッチ(60)の下端部に受筒(61)を一体固定さ
せ、該受筒(61)にローリング支点軸(58)の後半
部を貫挿固定させる。
【0015】また、図6にも示す如く、前ヒッチ(5
5)上端部に受枠(62)を固定させ、受枠(62)に
ボルト(62a)を介してローリング制御用の油圧シリ
ンダ(63)を着脱自在に取付け、苗載台(16)を支
える右側支柱フレーム(59)に結合フレーム(64)
を介して油圧シリンダ(63)のピストンロッド(6
5)先端を連結させ、ピストンロッド(65)の進退動
作制御によってローリング支点軸(58)回りに後ヒッ
チ(60)を左右に揺動させるもので、前後ヒッチ(5
5)(60)によってヒッチ機構(24)を形成する。
また、後ヒッチ(60)下端部にクイックヒッチピン
(66)を固定させ、後ヒッチ(60)上端部に上向き
凹形のクイックヒッチフック(67)を固定させるもの
で、前記植付部(15)の中央植付ケース(20)前面
部にブラケット(68)を介して前記ヒッチ台(23)
下端部を固定させ、前向き凹形ノッチを有するノッチ板
(69)をヒッチ台(23)下端部前面に固定させ、ま
たヒッチ台(23)上端部にヒッチ軸(70)を横架さ
せ、前記クイックヒッチピン(66)にノッチ板(6
9)を後方から嵌合させ、前記クイックヒッチフック
(67)にヒッチ軸(70)を上方から嵌合させ、後ヒ
ッチ(60)にヒッチ台(23)を着脱自在に連結さ
せ、前記ローリング支点軸(58)回りにローリング自
在に植付部(15)を取付け、前記油圧シリンダ(6
3)制御により植付部(15)の左右傾斜調節を行うと
共に、前記車体フレーム(3)後部と植付ケース(2
0)の間に植付PTO軸(71)を着脱自在に架設し、
ミッションケース(4)の植付駆動力を植付ケース(2
0)に伸縮自在なPTO軸(71)を介して伝えるよう
に構成している。
【0016】さらに、複動型の前記油圧シリンダ(6
3)を往復駆動するギヤポンプ型油圧ポンプ(72)
と、該ポンプ(72)を正逆転駆動する可逆型電動モー
タ(73)と、油タンク(74)を、油路ベース(7
5)に一体固定させ、前記ポンプ(72)をタンク(7
4)に内設させると共に、前記シリンダ(63)に油路
ベース(75)を一体固定させ、前記ベース(75)に
形成する油路によってシリンダ(63)とポンプ(7
2)とタンク(74)を油圧接続させ、ローリング油圧
機構(A)を構成している。また、前記油圧シリンダ
(63)にスイッチブラケット(76)を介してマイク
ロスイッチ型中央復帰センサ(77)を固定させ、前記
ピストンロッド(65)に設けるセンサアーム(78)
によって中央に戻ったときにセンサ(77)を切換えて
ローリング中央(対本機水平)位置を検出させると共
に、図7に示す如く、前記後ヒッチ(60)に左右傾斜
リミットスイッチ(79)(80)を設け、前記受筒
(57)に固定したセンサアーム(81)によって各リ
ミットスイッチ(79)(80)を切換え、油圧シリン
ダ(63)のピストンロッド(65)がストロークエン
ド位置に到達する直前で電動モータ(73)を自動的に
停止させるように構成している。
【0017】さらに、前記苗載台(16)を支える左右
支柱フレーム(59)(59)に左右補正バネ(82)
(82)の一端側を係止させ、各バネ(82)(82)
の他端側を張力調節板(83)(83)に連結させ、前
記受枠(62)に固定した座板(84)に左右の張力調
節板(83)(83)を取付長さ調節自在に連結させ、
各バネ(82)(82)の張力によって下降側の植付部
(15)端部を上方に引上げ、例えば苗載台(16)の
左右移動に伴う植付部(15)重心の左右移動により植
付部(15)が左右に傾くのを各バネ(82)(82)
によって防ぐと共に、機体右側の支柱フレーム(59)
に固定したブラケット(85)に前記結合フレーム(6
4)の一端側を着脱自在にボルト(86)(86)止め
固定させ、結合フレーム(64)の他端側にボルト(8
7)及び抜止ナット(88)を介してピストンロッド
(65)端部を着脱自在に連結させ、前記ボルト(8
6)とナット(88)の離脱によって結合フレーム(6
4)が取外されるように構成している。
【0018】さらに、図8に示す如く、前記油圧シリン
ダ(63)と油圧ポンプ(72)を作動油逆流防止用パ
イロット弁(89)(89)を介して油圧接続させると
共に、補給用吸込み弁(90)(90)及び過負荷防止
用リリーフ弁(91)(91)を油圧ポンプ(72)に
油圧接続させ、走行車(1)のバッテリに電気配線(9
2)によって電気接続させる電動モータ(73)によっ
て油圧ポンプ(72)を正逆転させ、油圧シリンダ(6
3)のピストンロッド(65)を往復動作させるように
構成している。
【0019】さらに、図9に示す如く、前記副変速レバ
ー(30)の植付部(15)下降操作によってオンにな
る植付スイッチ(93)と、前記電動モータ(73)を
手動操作によって正逆転させる手動スイッチ(94)
と、植付部(15)の水平基準値を初期設定する水平設
定器(95)と、植付ケース(20)に設けて植付部
(15)の左右傾斜を検出する振子型傾斜センサ(9
6)と、走行車(1)に設けて走行車(1)の左右傾斜
速度(傾斜動作の速度)を検出するジャイロ型角速度セ
ンサ(97)と、前記電動モータ(73)の回転速度を
変更する変速器(98)を備えて前記モータ(73)を
正逆転させる水平ドライバ(99)と、正常時に点灯さ
せて異常動作を消灯表示させる自己診断発光ダイオード
(100)と、前記センサ(77)及びスイッチ(7
9)(80)を、マイクロコンピュータで形成するロー
リング制御用の水平コントローラ(101)に接続さ
せ、前記各センサ(96)(97)の検出結果に基づ
き、コントローラ(101)からの左上げまたは右上げ
ローリング駆動パルス信号出力により電動モータ(7
3)を正逆転作動させ、油圧シリンダ(63)を作動さ
せて植付部(15)の左右傾斜を修正するもので、左右
の後走行輪(8)(8)が転動する圃場耕盤の凹凸によ
って走行車(1)が左右に傾動したとき、植付部(1
5)の左右傾斜角度を傾斜センサ(96)によって検出
させると共に、走行車(1)の左右傾斜加速度を角速度
センサ(97)によって検出させ、植付部(15)の水
平制御を自動的に行わせるように構成している。
【0020】そして、図10のフローチャートに示す如
く、傾斜センサ(96)及び角速度センサ(97)を用
いた植付部(15)の水平制御動作が自動的に行われる
もので、角速度センサ(97)入力により走行車(1)
の左傾または右傾を検出したとき、角速度センサ(9
7)の検出結果に基づき電動モータ(73)を正逆転さ
せて油圧シリンダ(63)を作動させ、左傾または右傾
の修正を開始させると共に、傾斜センサ(96)入力に
よる植付部(15)の左傾または右傾を検出し、傾斜セ
ンサ(96)の検出結果に基づき油圧シリンダ(63)
を作動させ、植付部(15)の左上げまたは右上げ動作
により、植付部(15)の左右傾きを修正する。また、
植付スイッチ(93)がオフになって植付作業の終了を
検出すると、中央復帰センサ(77)がオンからオフに
またはオフからオンに切換わる中央復帰位置に戻る方向
に電動モータ(73)が正逆転し、走行車(1)に対し
て植付部(15)が水平になるローリング中央復帰動作
を自動的に行わせ、植付部(15)を中央復帰させて対
走行車(1)略水平に戻した後で各センサ(96)(9
7)の自動水平制御を停止させると共に、前記変速器
(98)操作により、電動モータ(73)のオン動作パ
ルス幅を変更したり、または電動モータ(73)の電源
電圧を変更し、電動モータ(73)の回転速度を切換え
て油圧シリンダ(63)の応答速度を調節するように構
成している。
【0021】上記から明らかなように、走行車(1)に
植付部(15)をローリング自在に設ける田植機におい
て、前記植付部(15)を左右傾斜調節するローリング
制御用の油圧シリンダ(63)に、該シリンダ(63)
を駆動する油圧ポンプ(72)と、該ポンプ(72)を
駆動する電動モータ(73)を一体的に固定させ、走行
車(1)の操作部と油圧シリンダ(63)取付位置の間
に電気配線を行うだけで植付部(15)のローリング制
御を行わせ、油圧構成部品数及び油圧配管の削減並びに
簡略化を行い、組立及び保守作業性の向上並びに製造コ
ストの低減などを行うと共に、電動シリンダを設けてロ
ーリング制御を行う構造に比べて作動速度が速くて植付
部(15)傾動応答性向上などを図れる。また、走行車
(1)に設けるリンク機構(27)にローリング支点軸
(58)を介して植付部(15)を連結させた状態で、
ローリング制御用の油圧シリンダ(63)及び油圧ポン
プ(72)及び電動モータ(73)を一体的に着脱自在
に受枠(62)にボルト(62a)によって設け、走行
車(1)に植付部(15)を装設させた状態で、前記シ
リンダ(63)及びポンプ(72)及び電動モータ(7
3)をボルト(62a)の螺着脱操作によって着脱して
組立保守作業を行い、走行車(1)に植付部(15)を
連結させた後で、後付けによって前記シリンダ(63)
及びポンプ(72)及び電動モータ(73)を取付けて
組立て、取扱い操作性の向上などを図ると共に、走行車
(1)の左右傾動を検出する角速度センサ(97)と、
植付部(15)の左右傾動を検出する傾斜センサ(9
6)とにより、ローリング制御用の電動モータ(73)
を自動的に正逆転制御し、角速度センサ(97)及び傾
斜センサ(96)の検出結果に基づき電動モータ(7
3)を正逆転させ、植付部(15)ローリング制御の応
答性向上並びに制御機構の簡略化などを行えるように構
成している。
【0022】また、ローリング制御用の油圧シリンダ
(63)のピストンロッド(65)を、着脱自在な結合
フレーム(64)によって植付部(15)に連結させ、
前記結合フレーム(64)を取外すことによって異常制
御時に前記シリンダ(63)の連結を解除し、植付作業
途中で油圧シリンダ(63)によるローリング制御を中
止して植付作業を続行させると共に、ローリング制御用
の電動モータ(73)による油圧シリンダ(63)のロ
ーリング中央復帰動作を検出するセンサ(77)を設
け、走行車(1)に対して植付部(15)を水平支持さ
せる電動モータ(73)の中央復帰動作を行わせるよう
に構成している。
【0023】さらに、図11に示す如く、前ヒッチ(5
5)上端に水平フレーム(102)を一体連結させ、前
ヒッチ(55)に水平フレーム(102)を介して受枠
(62)を連設させてボルト(62a)によって油圧シ
リンダ(63)を着脱自在に取付け、油圧シリンダ(6
3)の下側でトップリンク(25)と略同一高さに油圧
ポンプ(73)及び電動モータ(73)及び油タンク
(74)を配設させて油圧シリンダ(63)に一体固定
させるもので、リンク機構(27)を形成するトップリ
ンク(25)の一側方に片寄らせてローリング制御用の
電動モータ(73)及び油圧ポンプ(72)及び油圧シ
リンダ(63)を配設させ、電動モータ(73)等のロ
ーリング機構をトップリンク(25)と略同一高さに配
置させ、トップリンク(25)後部取付位置と苗載台
(16)の間隔を狭少にして植付部(15)を走行車
(1)に近接させて支持させ、機体前後長の短縮などを
行えるように構成している。
【0024】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、走行車(1)に植付部(15)をローリング自在に
設ける田植機において、前記植付部(15)を左右傾斜
調節するローリング制御用の油圧シリンダ(63)に、
該シリンダ(63)を駆動する油圧ポンプ(72)と、
該ポンプ(72)を駆動する電動モータ(73)を一体
的に固定させたもので、走行車(1)の操作部と油圧シ
リンダ(63)取付位置の間に電気配線を行うだけで植
付部(15)のローリング制御を行わせることができ、
油圧構成部品数及び油圧配管の削減並びに簡略化を容易
に行うことができ、組立及び保守作業性の向上並びに製
造コストの低減などを容易に行うことができると共に、
電動シリンダを設けてローリング制御を行う構造に比べ
て作動速度が速くて植付部(15)傾動応答性向上など
を容易に図ることができるものである。
【0025】また、走行車(1)に設けるリンク機構
(27)にローリング支点軸(58)を介して植付部
(15)を連結させた状態で、ローリング制御用の油圧
シリンダ(63)及び油圧ポンプ(72)及び電動モー
タ(73)を一体的に着脱自在に設けたもので、走行車
(1)に植付部(15)を装設させた状態で、前記シリ
ンダ(63)及びポンプ(72)及び電動モータ(7
3)を着脱して組立保守作業を行うことができ、走行車
(1)に植付部(15)を連結させた後で、後付けによ
って前記シリンダ(63)及びポンプ(72)及び電動
モータ(73)を取付けて組立てることができ、取扱い
操作性の向上などを容易に図ることができるものであ
る。
【0026】また、走行車(1)の左右傾動を検出する
角速度センサ(97)と、植付部(15)の左右傾動を
検出する傾斜センサ(96)とにより、ローリング制御
用の電動モータ(73)を自動的に正逆転制御するよう
に構成したもので、角速度センサ(97)及び傾斜セン
サ(96)の検出結果に基づき電動モータ(73)を正
逆転させるから、植付部(15)ローリング制御の応答
性向上並びに制御機構の簡略化などを容易に行うことが
できるものである。
【0027】また、ローリング制御用の油圧シリンダ
(63)のピストンロッド(65)を、着脱自在な結合
フレーム(64)によって植付部(15)に連結させた
もので、例えば水平制御を行うコントローラ(101)
またはアクチュエータ部などが損傷したときなど、前記
結合フレーム(64)を取外すことによって異常制御時
に前記シリンダ(63)の連結を解除でき、植付作業途
中で油圧シリンダ(63)によるローリング制御を中止
して植付作業を続行できるものである。
【0028】また、ローリング制御用の電動モータ(7
3)による油圧シリンダ(63)のローリング中央復帰
動作を検出するセンサ(77)を設けたもので、走行車
(1)に対して植付部(15)を水平支持させる電動モ
ータ(73)の中央復帰動作を容易に行わせることがで
きるものである。
【0029】また、リンク機構(27)を形成するトッ
プリンク(25)の一側方に片寄らせてローリング制御
用の電動モータ(73)及び油圧ポンプ(72)及び油
圧シリンダ(63)を配設させたもので、トップリンク
(25)後部取付位置と苗載台(16)の間隔を狭少に
して植付部(15)を走行車(1)に近接させて支持で
き、機体前後長を短く構成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図。
【図2】同平面図。
【図3】植付部の側面説明図。
【図4】リンク機構の側面図。
【図5】ローリング油圧機構の正面図。
【図6】同拡大平面図。
【図7】後ヒッチ部の正面図。
【図8】ローリング油圧回路図。
【図9】水平制御回路図。
【図10】水平制御フローチャート。
【図11】変形例を示すローリング油圧機構の正面図。
【符号の説明】
(1) 走行車 (15) 植付部 (25) トップリンク (27) リンク機構 (58) ローリング支点軸 (63) 油圧シリンダ (64) 結合フレーム (65) ピストンロッド (72) 油圧ポンプ (73) 電動モータ (77) 中央復帰センサ (96) 傾斜センサ (97) 角速度センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車に植付部をローリング自在に設け
    る田植機において、前記植付部を左右傾斜調節するロー
    リング制御用の油圧シリンダに、該シリンダを駆動する
    油圧ポンプと、該ポンプを駆動する電動モータを一体的
    に固定させたことを特徴とする田植機。
  2. 【請求項2】 走行車に設けるリンク機構にローリング
    支点軸を介して植付部を連結させた状態で、ローリング
    制御用の油圧シリンダ及び油圧ポンプ及び電動モータを
    一体的に着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の田植機。
  3. 【請求項3】 走行車の左右傾動を検出する角速度セン
    サと、植付部の左右傾動を検出する傾斜センサとによ
    り、ローリング制御用の電動モータを自動的に正逆転制
    御するように構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の田植機。
  4. 【請求項4】 ローリング制御用の油圧シリンダのピス
    トンロッドを、着脱自在な結合フレームによって植付部
    に連結させたことを特徴とする請求項1に記載の田植
    機。
  5. 【請求項5】 ローリング制御用の電動モータによる油
    圧シリンダのローリング中央復帰動作を検出するセンサ
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の田植機。
  6. 【請求項6】 リンク機構を形成するトップリンクの一
    側方に片寄らせてローリング制御用の電動モータ及び油
    圧ポンプ及び油圧シリンダを配設させたことを特徴とす
    る請求項1に記載の田植機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002010703A (ja) * 2000-06-29 2002-01-15 Iseki & Co Ltd 苗植機のローリング制御装置
JP2015153055A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 パーカー・ハネフィン日本株式会社 太陽光発電装置

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