JP4985688B2 - 乗用型田植機 - Google Patents
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Description
また、苗植装置が左右中央位置に戻ってきた際にローリング制御を停止させる機構がないと共に、苗植装置が大幅にローリングしたときにローリング制御を停止させる機構が無いので、苗植装置が圃場面に適正に接地せず、苗の植付精度が低下する問題がある。
すなわち、乗用型走行車体(1)に昇降リンク機構(23)を介して昇降自在で且つローリング軸(26)を介してローリング自在に苗植装置(25)を装着し、ローリング軸(26)を昇降リンク機構(23)の後端部に設けた縦枠(27)に設け、苗植装置(25)には植付伝動ケース(29)と苗載台(30)と苗植付け具(31)とセンターフロート(32)とサイドフロート(33)とを設け、センターフロート(32)の上下位置検出に基づいてソレノイド油圧バルブ(52)を制御して苗植装置(25)の上下位置を制御する昇降制御手段を設け、乗用型走行車体(1)若しくは苗植装置(25)の左右傾斜を検出する水平センサー(64)による検出に基づいて昇降リンク機構(23)と苗植装置(25)との間に設けたローリング制御機構(59)を作動させて苗植装置(25)を所定の姿勢に制御するローリング制御手段を設けた乗用型田植機において、該ローリング制御機構(59)は、縦枠(27)の上部に支持板(27a)を固定して設け、該支持板(27a)の機体左右中心から左右一側方に偏った位置に電動モータ(60)を正逆転自在に設け、該電動モータ(60)に小径の駆動歯車(61a)を設け、該駆動歯車(61a)に噛合する大径の従動歯車(61b)を回動軸(61c)を介して支持板(27a)に回動自在に設け、前記駆動歯車(61a)と従動歯車(61b)とを機体左右中心から左右一側方に偏った位置で噛み合わせ、前記従動歯車(61b)にローリング駆動ピン(61d)を固定して設け、前記支持板(27a)に枢支軸(61e)を介して回動アーム(62)を回動自在に設け、該回動アーム(62)に形成した長孔(62a)に前記ローリング駆動ピン(61d)を嵌合させると共に、前記回動アーム(62)と苗植装置(25)の左右支持部材(29a)との間に左右引張バネ(63)を設け、前記回動アーム(62)が左右最大回動位置であることを検出する第1センサー(68)を設けて構成したことを特徴とする乗用型田植機とした。
また、電動モータ(60)や駆動歯車(61a)や従動歯車(61b)を機体から取外したり組み付けたりする作業も、電動モータ(60)や駆動歯車(61a)と従動歯車(61b)との噛合位置が機体の左右中心から左右一側方に偏った側から容易に行えてその作業効率が良い。
然も、ローリング制御機構(59)の構造が簡潔なものとなり、軽量で安価な機械を得ることができる。
更に、回動アーム(62)の回動位置を検出する第1センサー(68)を設けたことにより、回動アーム(62)が左右最大回動したときにそれ以上のローリング制御を停止させることができる。
請求項2記載の発明は、前記回動軸(61c)に作動検出体(66)を回動自在に設け、該作動検出体(66)に凸部(66a)を設け、前記従動歯車(61b)に円弧状の長孔(61b”)を形成し、該円弧状の長孔(61b”)に従動歯車(61b)と作動検出体(66)とを固定する螺子(67)を貫通させて設け、前記従動歯車(61b)と作動検出体(66)とが一体回動して回動アーム(62)が左右中央位置になると前記凸部(66a)を検出して回動アーム(62)を停止させる第2センサー(65)を設け、前記従動歯車(61b)の外周部に前記第1センサー(68)が当接する凹部(68a)を形成し、該凹部(68a)の最終端の凸部に前記第1センサー(68)が接触すると前記従動歯車(61b)の回動を停止させる構成としたことを特徴とする請求項1記載の乗用型田植機とした。
従って、従動歯車(61b)に形成した円弧状の長孔(61b”)に従動歯車(61b)と作動検出体(66)とを固定する螺子(67)を貫通させて設けたことにより、螺子(67)を緩めると検出回転体(66)の位置を回転調節することができ、回動アーム(62)を左右中央位置で確実に停止させることができる。
また、従動歯車(61b)と作動検出体(66)とが一体回転して回動アーム(62)が左右中央位置になると凸部(66a)を検出して回動アーム(62)の回動を停止させる第2センサー(65)を設けたことにより、ローリング制御が停止したときに苗植装置(25)を圃場面に適正に接地した状態とすることができる。
そして、第1センサー(68)が従動歯車(61b)の凹部(68a)の最終端の凸部に接触すると、従動歯車(61b)の回動を停止させる構成としたことにより、苗植装置(25)が左右最大回動位置を超えてローリングすることを防止できる。
また、電動モータ(60)や駆動歯車(61a)や従動歯車(61b)を機体から取外したり組み付けたりする作業も、電動モータ(60)や駆動歯車(61a)と従動歯車(61b)との噛合位置が機体の左右中心から左右一側方に偏った側から容易に行えてその作業効率が良い。従って、簡潔な構成で従来例の課題を解消することができる。
更に、回動アーム(62)の回動位置を検出する第1センサー(68)を設けたことにより、回動アーム(62)が左右最大回動したときにそれ以上のローリング制御を停止させることができるので、苗植装置(25)が左右最大回動位置を超えてローリングすることが防止され、苗の植付精度が向上する。
請求項2記載の発明の効果は、請求項1記載の発明の効果に加えて、従動歯車(61b)と作動検出体(66)を固定する螺子を設けたことにより、螺子(67)を緩めると検出回転体(66)の位置を回転調節することができるので、回動アーム(62)が左右中央位置で確実に停止するため、苗植装置(25)が圃場面に適正に接地した状態となり、苗の植付精度が向上する。
また、回動アーム(62)の回動が左右中央位置になると自動的に停止することにより、苗植装置(25)を圃場面に適正に接地した状態とすることができるので、苗の植付精度が向上する。
さらに、第1センサー(68)が従動歯車(61b)の凹部(68a)の最終端の凸部に接触すると、従動歯車(61b)の回動を停止させる構成としたことにより、苗植装置(25)が左右最大回動位置を超えてローリングすることを防止できるので、苗の植付精度が向上する。
40は施肥装置であって、前記支持フレーム24の上端部に固着されており、施肥タンク41…と、該各施肥タンク41…の下部に装着され施肥タンク41内の粒状肥料を一定量ずつ繰り出す肥料繰出装置42…と、該肥料繰出装置42にて繰り出された肥料を案内する透明の施肥パイプ43…と、センターフロート32・左右サイドフロート33・33に固着され苗植付け位置側方の圃場に施肥溝を掘り施肥パイプ43にて案内された粒状肥料を該施肥溝内に落下案内する作溝器44…とにより構成されている。尚、45は肥料繰出装置42…を駆動する駆動機構であって、左右フレーム2・2上に固設の施肥駆動ケ−ス46により回転動力が伝達される。そして、施肥駆動ケ−ス46には走行ミッションケース5より駆動軸47にて動力が伝達されるように構成されている。
前記の実施例では、水平センサー64で苗植装置25の水平に対する左右傾斜を検出し、ローリング制御機構のアクチュエータとして電動モータ60を用いて、苗植装置25を水平に制御する例を示したが、以下の実施例では、左右サイドフロート33・33の上下揺動作動にて苗植装置25の圃場面に対する左右傾斜を検出し、ローリング制御機構のアクチュエータとして油圧シリンダー72を用いて苗植装置25を水平に制御する例を示す。以下に、詳細に説明する。
78・78は左右切替体であって、油圧シリンダー72や油圧バルブ76と一体に回動する取付け板79に回動軸80・80にて各々回動自在に取付けられ、各々の下端部がバルブスプール77の左右端部に接当している。そして、各左右切替体78・78の回動軸80・80と下端部との間の中途部には各々連係ワイヤ81・81の一端が連結されている。この各連係ワイヤ81・81の他端は、前記左右サイドフロート33・33の回動軸82・82回りの上下揺動にて上下動するアーム83・83に各々融通スプリング84・84を介して連係されている。尚、左右切替体78・78の上端部間には引張スプリング85が設けられていて、左右切替体78・78の片方がバルブスプール77の片側を押した時に他方の切替体78がバルブスプール77の他方から離れる方向に引張スプリング85が作用して、バルブスプール77の切替え作動がスムーズに行えるようになって、ローリング制御が適正に行える。
23 昇降リンク機構
25 苗植装置
26 ローリング軸
27 縦枠
27a 支持板
29 植付伝動ケース
29a 左右支持部材
30 苗載台
31 苗植付け具
32 センターフロート
33 サイドフロート
51 制御装置
52 ソレノイド油圧バルブ
59 ローリング制御機構
60 電動モータ
61a 駆動歯車
61b 従動歯車
61b” 円弧状の長孔
61c 回動軸
61d ローリング駆動ピン
61e 枢支軸
62 回動アーム
62a 長孔
63 左右引張バネ
64 水平センサー
65 センサー(第2センサー)
66 作動検出体
66a 凸部
67 螺子
68 センサー(第1センサー)
68a 凹部
Claims (2)
- 乗用型走行車体(1)に昇降リンク機構(23)を介して昇降自在で且つローリング軸(26)を介してローリング自在に苗植装置(25)を装着し、ローリング軸(26)を昇降リンク機構(23)の後端部に設けた縦枠(27)に設け、苗植装置(25)には植付伝動ケース(29)と苗載台(30)と苗植付け具(31)とセンターフロート(32)とサイドフロート(33)とを設け、センターフロート(32)の上下位置検出に基づいてソレノイド油圧バルブ(52)を制御して苗植装置(25)の上下位置を制御する昇降制御手段を設け、乗用型走行車体(1)若しくは苗植装置(25)の左右傾斜を検出する水平センサー(64)による検出に基づいて昇降リンク機構(23)と苗植装置(25)との間に設けたローリング制御機構(59)を作動させて苗植装置(25)を所定の姿勢に制御するローリング制御手段を設けた乗用型田植機において、
該ローリング制御機構(59)は、縦枠(27)の上部に支持板(27a)を固定して設け、該支持板(27a)の機体左右中心から左右一側方に偏った位置に電動モータ(60)を正逆転自在に設け、該電動モータ(60)に小径の駆動歯車(61a)を設け、該駆動歯車(61a)に噛合する大径の従動歯車(61b)を回動軸(61c)を介して支持板(27a)に回動自在に設け、前記駆動歯車(61a)と従動歯車(61b)とを機体左右中心から左右一側方に偏った位置で噛み合わせ、前記従動歯車(61b)にローリング駆動ピン(61d)を固定して設け、前記支持板(27a)に枢支軸(61e)を介して回動アーム(62)を回動自在に設け、該回動アーム(62)に形成した長孔(62a)に前記ローリング駆動ピン(61d)を嵌合させると共に、
前記回動アーム(62)と苗植装置(25)の左右支持部材(29a)との間に左右引張バネ(63)を設け、前記回動アーム(62)が左右最大回動位置であることを検出する第1センサー(68)を設けて構成したことを特徴とする乗用型田植機。 - 前記回動軸(61c)に作動検出体(66)を回動自在に設け、該作動検出体(66)に凸部(66a)を設け、前記従動歯車(61b)に円弧状の長孔(61b”)を形成し、該円弧状の長孔(61b”)に従動歯車(61b)と作動検出体(66)とを固定する螺子(67)を貫通させて設け、
前記従動歯車(61b)と作動検出体(66)とが一体回動して回動アーム(62)が左右中央位置になると前記凸部(66a)を検出して回動アーム(62)を停止させる第2センサー(65)を設け、
前記従動歯車(61b)の外周部に前記第1センサー(68)が当接する凹部(68a)を形成し、該凹部(68a)の最終端の凸部に前記第1センサー(68)が接触すると前記従動歯車(61b)の回動を停止させる構成としたことを特徴とする請求項1記載の乗用型田植機。
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