JP2001279714A - 油圧ショベルのカバーと取っ手とステップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上部旋回体のマシンキャブ内の機器等の点
検、整備を地上から容易に可能とし、また旋回時に破損
し難い油圧ショベルのカバーと取っ手とステップを提供
することを目的とする。 【解決手段】 平面視で旋回フレーム(3)の外周端の曲
面形状に合わせて旋回フレーム(3)の上部にマシンキャ
ブ(5)の側面カバー(18)を開閉自在に取着する。また、
旋回フレーム(3) に旋回フレーム(3)の旋回半径(R2)か
らはみ出さないように取っ手(25)及び／又はステップを
取着すると共に、前記側面カバー(18)のこの取っ手(25)
及び／又はステップに相対する部分を切り欠いて側面カ
バー(18)を開閉可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルのマ
シンキャブのカバーと取っ手とステップに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の小旋回型油圧ショベル１０Ａのマ
シンキャブ３５のカバーと取っ手とステップの第１例に
ついて、図８，９により説明する。図８は、従来の小旋
回型油圧ショベル１０Ａの右側面図であり、図９は、図
８のＸ視図である。図８，９に示すように、油圧ショベ
ル１０Ａの下部走行体１の上部には上部旋回体３２が旋
回自在に搭載されている。この上部旋回体３２の旋回フ
レーム３３の上面には、オペレータキャブ３４、エンジ
ンや油圧機器等を収蔵するマシンキャブ３５、およびカ
ウンタウエイト３６が搭載され、またオペレータキャブ
３４の後方で、かつ左端部には燃料タンク３８が、右端
部には作動油タンク３７がそれぞれ搭載されている。マ
シンキャブ３５は、エンジンルーム３５ａとバルブルー
ム３５ｂとを有する。エンジンルーム３５ａは、周囲を
オペレータキャブ３４、カウンタウエイト３６、作動油
タンク３７および燃料タンク３８等によって包囲され、
かつ上部および側部をそれぞれ上面カバー４１，４２，
４３および側面カバー４４，４５により覆われ、内部に
エンジン、油圧ポンプ等を収蔵している。またバルブル
ーム３５ｂは、作動油タンク３７の前方で、かつ上部お
よび側部をそれぞれ上面カバー４６，４７および側面カ
バー４５により覆われ、内部に油圧バルブ３９等を収蔵
している。バルブルーム３５ｂの上面カバー４６は、図
８に２点鎖線で示すように上下方向に開閉自在に取着さ
れている。そして、旋回フレーム３３のデッキ３３ａに
は、メンテナンス時に下部走行体１の履帯上や上面カバ
ー４１，４２上に昇降するための取っ手４８およびステ
ップ４９が設けられている。

【０００３】また、マシンキャブのカバーの従来技術の
第２例としては、例えば実開平６−６７５５６号公報に
開示された小型ショベルのカバーがある。図１０は、同
公報に記載されたカバーを装備した小型ショベルの上部
旋回体の右側面図である。図１０において、図示しない
運転席の側方のタンク６０の前面を覆い、かつ上部旋回
体６１上面にわたってステップ部６２を兼ねた側面視が
Ｌ形のカバー６３を設け、そのカバー６３の前部を上部
旋回体６１の前部に対して上下方向に回動自在に蝶着し
ている。また、カバー６３の材料を樹脂材など非金属部
材で形成している。これにより、タンク６０の前面に配
置されている付属機器が見えず見映えがよいし、また、
タンク６０の前面の付属機器又はバッテリボックス６５
の内部等を点検する時に、ステップ部６２等をボルトで
取り外す手間がいらず、カバー６３を前方に回動させて
図１０の２点鎖線の位置に傾倒することにより、タンク
６０の前面部とバッテリボックス６５の上面部が開放さ
れるので、点検、修理などを容易に行うことができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようなカバーと取っ手とステップの構造には、次の
ような問題がある。図８，９に示したような小旋回型油
圧ショベル１０Ａの構成において、上面カバー４６を上
下に開閉するには、整備者は一旦、地上から下部走行体
１の履帯の上に上がるか、あるいはステップ４９に乗ら
なければならない。従って、油圧バルブ３９等の点検、
整備が地上から簡単にできないという問題がある。ま
た、昇降用の取っ手４８が旋回フレーム３３のデッキ３
３ａの外周端面から突出しているので、狭所における作
業時に破損する可能性がある。上記実開平６−６７５５
６号公報に開示された技術においては、車両が大型化し
た場合には、カバー６３の傾倒回動操作を行うには、整
備者は履帯の上かあるいは上部旋回体６１のカバー上に
上がらなければならず、この昇降が大変煩わしく作業性
が悪い。従って、同じく付属機器の点検、整備が地上か
ら容易にできないという問題がある。

【０００５】本発明は上記従来の問題点に着目し、上部
旋回体のマシンキャブ内の機器等の点検、整備を地上か
ら容易に可能とすること、及び旋回時に破損し難くする
ことの少なくともいずれかを満たす油圧ショベルのカバ
ーと取っ手とステップを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段および作用、効果】上記目
的を達成するために、本発明の基本構成は、旋回自在な
旋回フレームの上に、エンジンや油圧機器等を収蔵する
マシンキャブ、およびカウンタウエイトを搭載し、この
カウンタウエイトの旋回半径からはみ出さないように旋
回フレームを形成した油圧ショベルにおいて、マシンキ
ャブの側面カバーを旋回フレームの上に、平面視で旋回
フレームの外周端の曲面形状に合わせて、開閉自在に取
着した構成としている。上記構成によれば、平面視で旋
回フレームの外周端の曲面形状に合わせてマシンキャブ
の側面カバーを開閉自在に取着したため、側面カバーが
旋回フレームから出っ張らないので、旋回時に側面カバ
ーの破損を防止できる。また、作業者は地上から側面カ
バーを開閉できるので、地上から油圧機器等の点検、整
備が容易に可能となり、メンテナンス作業性を向上でき
る。

【０００７】また本発明の第２の基本構成は、カウンタ
ウエイトの旋回半径からはみ出さないように旋回フレー
ムを形成した油圧ショベルの取っ手とステップを、前記
旋回フレームの上に前記カウンタウエイトの旋回半径か
らはみ出さないように取着したことを特徴としている。
この構成によれば、取っ手やステップをカウンタウエイ
トの旋回半径以内に設けるので、旋回時に取っ手やステ
ップの破損を防止できる。

【０００８】また発明は、上記基本構成の油圧ショベル
のカバーにおいて、前記カウンタウエイトの旋回半径か
らはみ出さないように前記旋回フレームに取着した取っ
手及び／又はステップに相対する前記側面カバーの部分
を切り欠いて側面カバーを開閉可能としたことを特徴と
している。また、この側面カバーの切り欠き部分に、前
記カウンタウエイトの旋回半径からはみ出さないように
前記旋回フレームに取着した取っ手とステップを用いた
方がよい。この構成によれば、カウンタウエイトの旋回
半径からはみ出さないように旋回フレームに取っ手及び
／又はステップを取着したため、旋回時に取っ手やステ
ップが破損するのを少なくできる。また、側面カバーの
前記取っ手及び／又はステップに相対する部分を切り欠
いて側面カバーを開閉可能としたため、取っ手及び／又
はステップを設けても地上からの側面カバーの開閉は支
障なくできるので、メンテナンス作業性を向上できる。

【０００９】また発明は、上記基本構成の油圧ショベル
のカバーにおいて、前記旋回フレームの旋回半径からは
み出さないように旋回フレームに取着した取っ手及び／
又はステップに相対する前記側面カバーの部分を切り欠
いて側面カバーを開閉可能としたことを特徴としてい
る。また、この側面カバーの切り欠き部分に、前記旋回
フレームの旋回半径からはみ出さないように旋回フレー
ムに取着した取っ手とステップを用いた方がよい。この
構成によれば、旋回フレームの旋回半径からはみ出さな
いように旋回フレームに取っ手及び／又はステップを取
着したため、取っ手及び／又はステップが旋回フレーム
から出っ張らないので、旋回時に取っ手及び／又はステ
ップの破損を防止できる。また、側面カバーの前記取っ
手及び／又はステップに相対する部分を切り欠いて側面
カバーを開閉可能としたため、取っ手及び／又はステッ
プを設けても地上からの側面カバーの開閉は支障なくで
きるので、メンテナンス作業性を向上できる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下に、実施形態について図１乃
至図６により説明する。なお、以下の説明で、図８，９
と同一符号を付したものは同一構成要素である。

【００１１】先ず、本発明に係る油圧ショベルのカバー
と取っ手とステップを適用した小旋回型油圧ショベル１
０について、図１，２により説明する。図１は、小旋回
型油圧ショベル１０の右側面図であり、図２は、図１の
Ｚ視図である。図１，２に示すように、下部走行体１の
上部には上部旋回体２が旋回自在に搭載されている。こ
の上部旋回体２の旋回フレーム３の上面には、前部左側
にオペレータキャブ４、中央後部にエンジンや油圧機器
等を収蔵するマシンキャブ５、そして後端部にカウンタ
ウエイト６が搭載され、また、旋回フレーム３の中央前
部にはブーム２８等からなる作業機３０が揺動自在に装
着されている。さらに、旋回フレーム３の前後方向略中
央部の右側には、作動油タンク７および燃料タンク８が
搭載されている。

【００１２】マシンキャブ５は、エンジンルーム５ａと
バルブルーム５ｂとを有する。エンジンルーム５ａは、
周囲をオペレータキャブ４、カウンタウエイト６、作動
油タンク７および燃料タンク８等によって包囲され、か
つ上部および側部をそれぞれ上面カバー１１〜１５およ
び側面カバー１６により覆われ、内部にエンジン、油圧
ポンプ等を収蔵している。バルブルーム５ｂは、作動油
タンク７および燃料タンク８の前方で、かつ上部および
側部をそれぞれ上面カバー１９，２０および側面カバー
１７，１８により覆われ、内部に油圧バルブ９及びウォ
ッシャ水タンク２９等を収蔵している。

【００１３】そして、詳しくは後述するが、バルブルー
ム５ｂの側面カバー１８は上面カバー１９の前端面部の
側部にヒンジ２１により側方に開閉自在に蝶着されてお
り、また旋回フレーム３のデッキ３ａには昇降用の取っ
手２５およびステップ３ｂが設けられている。

【００１４】次に、マシンキャブ５のバルブルーム５ｂ
部について、図３〜図５により説明する。図３は、バル
ブルーム５ｂ部の斜視図である。また、図４は図３のＡ
−Ａ断面図であり、図５は図４のＹ視図である。図３に
示すように、バルブルーム５ｂは側面カバー１７，１８
と上面カバー１９，２０とにより覆われている。そし
て、側面カバー１７，１８と上面カバー１９は平面視で
外周側面を旋回フレーム３のデッキ３ａの曲面形状に合
わせて、デッキ３ａ上に装着されている。上面カバー２
０の後端部は作動油タンク７および燃料タンク８の上に
ボルトで固定されると共に、前端部は上面カバー１９の
後端部にボルトで固定されている。さらに、上面カバー
１９，２０には、デッキ３ａの前端部に設けられたステ
ップ３ｂに連なるように、切り欠き状のステップ１９
ａ，２０ａがそれぞれ設けられている。また、上面カバ
ー１９，２０には手すり２２，２３が平面視でデッキ３
ａの最大旋回半径Ｒ２以内に入るように設けられてお
り、ステップ３ｂ，１９ａ，２０ａと共に、後方のエン
ジンルーム５ａのメインテナンスを容易にしている。

【００１５】側面カバー１８の正面向かって左右方向の
一端部（本例では、右端部）は、ヒンジ２１により上面
カバー１９の前端部側面に左右方向に開閉自在に蝶着さ
れている。また側面カバー１８の他端部にはキャッチャ
ー２４が取着されており、キャッチャー２４により側面
カバー１７に係合自在とされている。

【００１６】図４，５に示すように、取っ手２５はデッ
キ３ａの外方に出っ張らないように、デッキ３ａ上にボ
ルト２６により取着されており、取っ手２５の奥には隠
しプレート２５ｂが上方に立設して取着されている。側
面カバー１８の開閉時にこの取っ手２５に干渉しないよ
うに、側面カバー１８の下部に切り欠き部２５ａを設け
ている。そして、この切り欠き部２５ａの端にはトリム
シール２７が挿入されており、側面カバー１８が閉じた
状態では、このトリムシール２７が前記隠しプレート２
５ｂに当接して防滴シールを行い、またバルブルーム５
ｂの内部が見えないようになっている。

【００１７】次に、本実施形態の作用、効果について、
図４乃至図６を参照して説明する。図６は、側面カバー
１８の開放時の状態を示す図である。図４に示すよう
に、側面カバー１８は、平面視で旋回フレーム３のデッ
キ３ａの外周端の曲面形状（これは図２に示すデッキ３
ａの最大旋回半径Ｒ２以内である）に合わせて設けたた
め、デッキ３ａから外方に出っ張らず、図２に示すカウ
ンタウエイト６の旋回半径Ｒ１よりも小さい。従って、
旋回フレーム３の旋回半径Ｒ２の範囲内で作業しても、
側面カバー１８の破損を防止できる。同様にして、取っ
手２５をデッキ３ａから外方に出っ張らないように設
け、ステップ３ｂをデッキ３ａの最大旋回半径Ｒ２以内
に設けたので、旋回半径Ｒ２の範囲内で作業しても取っ
手２５及びステップ３ｂの破損を防止できる。

【００１８】また、図４，５に示すように、側面カバー
１８には取っ手２５に干渉しないように切り欠き部２５
ａを設けており、かつ側面カバー１８は左右方向に開閉
自在となっている。従って、図６に示すように、地上か
ら側面カバー１８を開閉することにより、地上からバル
ブルーム５ｂ内の油圧バルブ９及びウォッシャ水タンク
２９等の機器の点検、整備が容易に可能となり、メンテ
ナンス作業性を向上できる。さらに、側面カバーに切り
欠き部２５ａを形成してその部分に取っ手２５を設ける
ので、取っ手２５を任意の位置に設けることができ、設
計の自由度が増す。

【００１９】なお、上記では旋回フレーム３のデッキ３
ａ上に取っ手２５を設け、この取っ手２５に相対する側
面カバー１８の一部を切り欠いて取っ手２５と干渉しな
いようにし、側面カバー１８を開閉自在とした実施例に
ついて説明したが、これに限定されない。即ち、図７に
示すように、取っ手２５の代わりにステップ５１を設
け、このステップ５１に干渉しないように側面カバー１
８に切り欠き部や凹み部を設けてもよい。また、開閉方
向を左右方向としたが、上下方向でもよく、この場合に
は地上から作業者の手の届く位置にキャッチャー２４を
設けると共に、上方又は下方に開いた側面カバーを支持
する支持レバー等を設ければよい。

【００２０】以上説明したように、本発明によると、マ
シンキャブの側面カバーを開閉自在に設けたので、地上
からマシンキャブ内の機器の点検、整備及び修理等が非
常に容易となり、メンテナンス性を向上できる。また、
平面視で側面カバーの外側面を旋回フレームデッキの外
周端の形状に合わせて到着し、取っ手及びステップもデ
ッキの最大旋回半径内に入るように取着しているので、
旋回時の側面カバー、取っ手及びステップの破損を防止
できる。さらに、このとき、取っ手及びステップに相対
する側面カバーに切り欠き部を形成して、取っ手及びス
テップに干渉せずに開閉可能としたので、側面カバー部
に取っ手及びステップを設けても支障なく開閉できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る油圧ショベルのカバーと取っ手と
ステップを適用した小旋回型油圧ショベルの右側面図で
ある。

【図２】図１のＺ視図である。

【図３】本発明に係る小旋回型油圧ショベルのバルブル
ーム部の斜視図である。

【図４】図３のＡ−Ａ断面図である。

【図５】図４のＹ視図である。

【図６】本発明に係る側面カバー開放時の状態を示す図
である。

【図７】本発明に係るステップ部の斜視図である。

【図８】従来技術の第１例の小旋回型油圧ショベルの右
側面図である。

【図９】図８のＸ視図である。

【図１０】従来技術の第２例の油圧ショベルの上部旋回
体の右側面図である。

【符号の説明】

１…下部走行体、２…上部旋回体、３…旋回フレーム、
３ａ…デッキ、３ｂ…ステップ、４…オペレータキャ
ブ、５…マシンキャブ、５ａ…エンジンルーム、５ｂ…
バルブルーム、６…カウンタウエイト、７…作動油タン
ク、８…燃料タンク、９…油圧バルブ、１０……小旋回
型油圧ショベル、１１，１２，１３，１４，１５…上面
カバー、１６，１７，１８…側面カバー、１９，２０…
上面カバー、１９ａ，２０ａ…ステップ、２１…ヒン
ジ、２２，２３…手すり、２４…キャッチャー、２５…
取っ手、２５ｂ…隠しプレート、２７…トリムシール、
２９…ウォッシャ水タンク、５１…ステップ。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 旋回自在な旋回フレーム(3) の上に、エ
   ンジンや油圧機器等を収蔵するマシンキャブ(5) 、およ
   びカウンタウエイト(6) を搭載し、このカウンタウエイ
   ト(6) の旋回半径(R1)からはみ出さないように旋回フレ
   ーム(3) を形成した油圧ショベルのカバーにおいて、 マシンキャブ(5) の側面カバー(18)を旋回フレーム(3)
   の上に、平面視で旋回フレーム(3) の外周端の曲面形状
   に合わせて、開閉自在に取着したことを特徴とする油圧
   ショベルのカバー。
2. 【請求項２】 旋回自在な旋回フレーム(3) の上に、エ
   ンジンや油圧機器等を収蔵するマシンキャブ(5) 、およ
   びカウンタウエイト(6) を搭載し、このカウンタウエイ
   ト(6) の旋回半径(R1)からはみ出さないように旋回フレ
   ーム(3) を形成した油圧ショベルの取っ手とステップに
   おいて、 前記旋回フレーム(3) の上に前記カウンタウエイト(6)
   の旋回半径(R1)からはみ出さないように取着したことを
   特徴とする油圧ショベルの取っ手とステップ。
3. 【請求項３】 請求項１記載の油圧ショベルのカバーに
   おいて、 前記カウンタウエイト(6) の旋回半径(R1)からはみ出さ
   ないように前記旋回フレーム(3) に取着した取っ手(25)
   及び／又はステップ(51)に相対する前記側面カバー(18)
   の部分を切り欠いて側面カバー(18)を開閉可能としたこ
   とを特徴とする油圧ショベルのカバー。
4. 【請求項４】 請求項３記載の側面カバー(18)の切り欠
   き部分に、前記カウンタウエイト(6) の旋回半径(R1)か
   らはみ出さないように前記旋回フレーム(3)に取着した
   ことを特徴とする油圧ショベルの取っ手とステップ。
5. 【請求項５】 請求項１記載のカバーを有する油圧ショ
   ベルにおいて、 前記旋回フレーム(3) の旋回半径(R2)からはみ出さない
   ように旋回フレーム(3) に取着した取っ手(25)及び／又
   はステップ(51)に相対する前記側面カバー(18)の部分を
   切り欠いて側面カバー(18)を開閉可能としたことを特徴
   とする油圧ショベルのカバー。
6. 【請求項６】 請求項５記載の側面カバー(18)の切り欠
   き部分に、前記旋回フレーム(3) の旋回半径(R2)からは
   み出さないように旋回フレーム(3) に取着したことを特
   徴とする油圧ショベルの取っ手とステップ。