JP2583663Y2 - 建設機械のステップ構造 - Google Patents
建設機械のステップ構造Info
- Publication number
- JP2583663Y2 JP2583663Y2 JP2389993U JP2389993U JP2583663Y2 JP 2583663 Y2 JP2583663 Y2 JP 2583663Y2 JP 2389993 U JP2389993 U JP 2389993U JP 2389993 U JP2389993 U JP 2389993U JP 2583663 Y2 JP2583663 Y2 JP 2583663Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- plate
- outer peripheral
- peripheral surface
- construction machine
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として油圧ショベル
など建設機械,作業車両の車体外周面を覆っているカバ
ーに形成したステップの構造に関する。
など建設機械,作業車両の車体外周面を覆っているカバ
ーに形成したステップの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来技術のステップ1を装備し
ている油圧ショベルの要部側面図である。図において、
2は油圧ショベルの車体である上部旋回体、3は上部旋
回体2の外周面を覆っている複数個のカバーのうちの一
個のカバー、4は運転室、5は下部走行体、6は下部走
行体5に巻装されている履帯、7は上部旋回体2のフロ
ント部に装着されている作業アタッチメントである。
ている油圧ショベルの要部側面図である。図において、
2は油圧ショベルの車体である上部旋回体、3は上部旋
回体2の外周面を覆っている複数個のカバーのうちの一
個のカバー、4は運転室、5は下部走行体、6は下部走
行体5に巻装されている履帯、7は上部旋回体2のフロ
ント部に装着されている作業アタッチメントである。
【0003】従来より油圧ショベルでは、その上部旋回
体2のカバー3の上面に昇って、点検,清掃,修理など
メンテナンス作業ができるようにしてある。この場合作
業者は、地面より、履帯6の上面、ステップ1を踏ん
で、カバー3の上面に上ってゆく。
体2のカバー3の上面に昇って、点検,清掃,修理など
メンテナンス作業ができるようにしてある。この場合作
業者は、地面より、履帯6の上面、ステップ1を踏ん
で、カバー3の上面に上ってゆく。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】油圧ショベルの上部旋
回体の外周面を覆っているカバーは、その薄厚の板材が
合成樹脂材又は鋼板材を用いて成形されている。従来技
術のステップは、上記カバーの外周面部に突設されてい
る。そのステップの突設構造により、ステップのカバー
に対する取付強度及びカバー自体の強度が低下するばか
りでなく、外見上の美観を阻害していた。本考案は、上
記の問題点を解決できるステップ構造を提供することを
目的とする。
回体の外周面を覆っているカバーは、その薄厚の板材が
合成樹脂材又は鋼板材を用いて成形されている。従来技
術のステップは、上記カバーの外周面部に突設されてい
る。そのステップの突設構造により、ステップのカバー
に対する取付強度及びカバー自体の強度が低下するばか
りでなく、外見上の美観を阻害していた。本考案は、上
記の問題点を解決できるステップ構造を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上部旋回体と、上部旋回
体の外周面部を形成する曲面状の外周面部を有するカバ
ーを有し、前記カバーの外周面部にほぼ水平な踏面部を
そなえた足掛け凹部を形成した。更にまた、前記カバー
の前記足掛け凹部付近を外側板と内側板の2層に構成
し、前記内側板は前記外側板に対面する側に突出する突
出部を有し、前記突出部と前記外側板の内面部とを固着
した。
体の外周面部を形成する曲面状の外周面部を有するカバ
ーを有し、前記カバーの外周面部にほぼ水平な踏面部を
そなえた足掛け凹部を形成した。更にまた、前記カバー
の前記足掛け凹部付近を外側板と内側板の2層に構成
し、前記内側板は前記外側板に対面する側に突出する突
出部を有し、前記突出部と前記外側板の内面部とを固着
した。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案の一実施例のステップであ
る足掛け凹部8をそなえた油圧ショベルの正面図であ
る。図において、9は油圧ショベルの上部旋回体、10
は上部旋回体9の外周面を覆っているカバーのうちの一
個のカバー、11は運転室、12は作業アタッチメン
ト、13は下部走行体である。図2は、図1のAより見
た要部側面図である。図において、14は足掛け凹部8
の踏面部である。図3は、図2の平面図である。図4
は、図3のB部におけるカバー10の詳細図である。図
において、15は足掛け凹部8の外側板、16は内側
板、17,18,19は内側板16に形成したそれぞれ
突出部である。図5は、図4における足掛け凹部8のC
−C断面図である。
に説明する。図1は、本考案の一実施例のステップであ
る足掛け凹部8をそなえた油圧ショベルの正面図であ
る。図において、9は油圧ショベルの上部旋回体、10
は上部旋回体9の外周面を覆っているカバーのうちの一
個のカバー、11は運転室、12は作業アタッチメン
ト、13は下部走行体である。図2は、図1のAより見
た要部側面図である。図において、14は足掛け凹部8
の踏面部である。図3は、図2の平面図である。図4
は、図3のB部におけるカバー10の詳細図である。図
において、15は足掛け凹部8の外側板、16は内側
板、17,18,19は内側板16に形成したそれぞれ
突出部である。図5は、図4における足掛け凹部8のC
−C断面図である。
【0007】次に、本考案の一実施例のステップ構造を
図1〜図5について述べる。本実施例では、上部旋回体
9の右辺上部を覆っているカバー10の前側の外周部
に、ほぼ水平な踏面部14をそなえた足掛け凹部8を形
成した。また足掛け凹部(8)付近のカバー板を、所定
の間隔l(図5に示す)を有する外側板15と内側板1
6に構成し、その内側板16に、外側板15に対面する
側に突出する突出部17,18,19を形成し、その突
出部(17,18,19)の突出上面部の広さ(図4に
おけるたとえば突出部17の突出上面部に示している破
線の斜線の面積Sをいう)を踏面部14の広さより小さ
く設定し、上記突出上面部を外側板15の内面部に固着
せしめて構成した。なお上記突出上面部の外側板15に
対する固着は、カバー10の材料が合成樹脂材の場合に
はカバー成形時の合成樹脂溶融熱の作用で行われるが、
材料が薄厚鋼板の場合にはスポット溶接などの手段によ
って行うようにする。
図1〜図5について述べる。本実施例では、上部旋回体
9の右辺上部を覆っているカバー10の前側の外周部
に、ほぼ水平な踏面部14をそなえた足掛け凹部8を形
成した。また足掛け凹部(8)付近のカバー板を、所定
の間隔l(図5に示す)を有する外側板15と内側板1
6に構成し、その内側板16に、外側板15に対面する
側に突出する突出部17,18,19を形成し、その突
出部(17,18,19)の突出上面部の広さ(図4に
おけるたとえば突出部17の突出上面部に示している破
線の斜線の面積Sをいう)を踏面部14の広さより小さ
く設定し、上記突出上面部を外側板15の内面部に固着
せしめて構成した。なお上記突出上面部の外側板15に
対する固着は、カバー10の材料が合成樹脂材の場合に
はカバー成形時の合成樹脂溶融熱の作用で行われるが、
材料が薄厚鋼板の場合にはスポット溶接などの手段によ
って行うようにする。
【0008】次に、本実施例のステップ構造の作用につ
いて述べる。本実施例のステップ構造では、カバー10
における足掛け凹部(8)付近のカバー板を、所定の間
隔lを有する外側板15と内側板16に構成し、その内
側板16に、外側板15に対面する側に突出部17,1
8,19を形成し、その突出部(17,18,19)の
突出上面部を外側板15の内面部に固着せしめている。
それにより足掛け凹部8の強度を十分に確保できるとと
もに、カバー(10)自体の強度を向上させることがで
きる。また油圧ショベルを側面側より見た場合に足掛け
凹部8が見えないので、カバー10の曲面の形状を損ね
ることがない。したがって上部旋回体9の側面視丸形の
美観を保持することができる。
いて述べる。本実施例のステップ構造では、カバー10
における足掛け凹部(8)付近のカバー板を、所定の間
隔lを有する外側板15と内側板16に構成し、その内
側板16に、外側板15に対面する側に突出部17,1
8,19を形成し、その突出部(17,18,19)の
突出上面部を外側板15の内面部に固着せしめている。
それにより足掛け凹部8の強度を十分に確保できるとと
もに、カバー(10)自体の強度を向上させることがで
きる。また油圧ショベルを側面側より見た場合に足掛け
凹部8が見えないので、カバー10の曲面の形状を損ね
ることがない。したがって上部旋回体9の側面視丸形の
美観を保持することができる。
【0009】
【考案の効果】本考案のステップ構造では、例えば油圧
ショベルを側面側より見た場合にはステップが見えず、
カバーの曲面の形状を損ねることもなく、外観上の美観
を保持することができる。またステップを構成する足掛
け凹部の強度を十分に確保できるとともに、カバー自体
の強度を向上させることができる。
ショベルを側面側より見た場合にはステップが見えず、
カバーの曲面の形状を損ねることもなく、外観上の美観
を保持することができる。またステップを構成する足掛
け凹部の強度を十分に確保できるとともに、カバー自体
の強度を向上させることができる。
【図1】本考案の第1実施例のステップである足掛け凹
部をそなえた油圧ショベルの正面図である。
部をそなえた油圧ショベルの正面図である。
【図2】図1のAより見た要部側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3のB部におけるカバーの詳細図である。
【図5】図4における足掛け凹部のC−C断面図であ
る。
る。
【図6】従来技術のステップを装備している油圧ショベ
ルの要部側面図である。
ルの要部側面図である。
1 ステップ 2,9 上部旋回体 3,10 カバー 8 足掛け凹部 14 踏面部 15 外側板 16 内側板 17,18,19 突出部
Claims (2)
- 【請求項1】 上部旋回体と、上部旋回体の外周面部を
形成する曲面状の外周面部を有するカバーを有し、前記
カバーの外周面部にほぼ水平な踏面部をそなえた足掛け
凹部を形成したことを特徴とする建設機械のステップ構
造。 - 【請求項2】 前記カバーの前記足掛け凹部付近を外側
板と内側板の2層に構成し、前記内側板は前記外側板に
対面する側に突出する突出部を有し、前記突出部と前記
外側板の内面部とを固着したことを特徴とする請求項1
記載の建設機械のステップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2389993U JP2583663Y2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 建設機械のステップ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2389993U JP2583663Y2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 建設機械のステップ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676457U JPH0676457U (ja) | 1994-10-28 |
JP2583663Y2 true JP2583663Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=12123316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2389993U Expired - Lifetime JP2583663Y2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 建設機械のステップ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583663Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005207028A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 建設機械のステップ装置 |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP2389993U patent/JP2583663Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0676457U (ja) | 1994-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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