JP2533976Y2 - 車体外周面の隙間閉封構造 - Google Patents

車体外周面の隙間閉封構造

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JP2533976Y2
JP2533976Y2 JP946491U JP946491U JP2533976Y2 JP 2533976 Y2 JP2533976 Y2 JP 2533976Y2 JP 946491 U JP946491 U JP 946491U JP 946491 U JP946491 U JP 946491U JP 2533976 Y2 JP2533976 Y2 JP 2533976Y2
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純 小倉
秀行 花岡
憲政 田中
春吉 奥田
英治 咲谷
孝一郎 庭田
日出光 嶋津
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベルなど建設
機械,作業車両の車体外周面における外面板間の隙間を
なくすようにした隙間閉封構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来技術の油圧ショベル1の斜
視図である。図において、2は車体である上部旋回体、
3は上部旋回体2の外周部を覆っているガード、4はガ
ード3のうちのガードドア、5は作動油タンク、6は燃
料油タンク、7は運転室、8はカウンタウエイト、9は
下部走行体である。図7は、図6のA−Aより見た要部
断面図である。4は外側板のうちの一個であるガードド
ア、10は作動油タンク5の外面板、Sはガードドア4
と外面板10との間の隙間である。
【0003】上部旋回体2の外周面の一部を覆っている
ガードドア4と外面板10との間には、図7のように隙
間Sが存在する。そのために油圧ショベル1の作業時に
は、エンジン騒音が上記隙間Sより外部へ洩出し、騒音
公害をおこすこともあった。また油圧ショベル1の外部
側より上記隙間Sを通して内部機器が見えるので、近く
で見る油圧ショベル1の見映えが悪かった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】車体(上部旋回体)の
外周面を覆っている複数個の外側板には、互いに隣合う
外面板間に隙間が存在する。そのために油圧ショベルの
作業時には、エンジン騒音が上記隙間より外部へ洩出
し、騒音公害をおこすこともあった。また油圧ショベル
の外部側より上記隙間を通して内部機器が見えるので、
近くで見る油圧ショベルの見映えが悪かったという点で
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、車体外周面
の隣合う外面板間の隙間の内部側に、外部より車体の内
部が見えないようにステーを固定して設け、そのステー
の外面側に沿ってラバー部材を貼付け、また外面板の隣
合う側の端部をそれぞれ内部へ向けて屈曲させて、屈曲
部を形成し、そのそれぞれ屈曲部の先端縁を上記ステー
のラバー部材に当接させるように構成した。あるいはま
た隣合う外側板のうち一方の外側板の隣合う側の端部を
内側段差を有する段付曲げ部に形成し、その段付曲げ部
を車体に固定したステーに取付け、また上記段付曲げ部
の段差外面に沿ってラバー部材を貼付け、一方、隣合う
他方の外面板の隣合う側の端部を内部へ向けて屈曲させ
て、屈曲部を形成し、その屈曲部の先端縁を上記ラバー
部材に当接させるように構成した。あるいはまた隣り合
う外面板のうち一方の外面板の隣合う側の端部を内側段
差を有する段付曲げ部に形成し、その段付曲げ部の先端
部に沿ってモール部材を嵌着し、一方、隣合う他方の外
面板の隣合う側の端部内面に沿ってたて板を設け、その
たて板にラバースクリューを螺着し、他方の外面板のた
て板の先端縁を一方の外面板のモール部材に当接せしめ
たときラバースクリューの頭頂部を一方の外面部の段付
曲げ部の側面に当接せしめるように構成した。
【0006】
【実施例】図1は、本考案の請求項1の隙間閉封構造を
そなえた油圧ショベル11の要部斜視図である。図にお
いて、従来技術と同一構成要素を仕様しているものに対
しては同符号を付す。2’は車体である上部旋回体、
5’は作動油タンク、6’は燃料油タンク、12及び1
3はそれぞれ開放時状態のガードドア、14及び15は
それぞれガードドア12及び13を上部旋回体2’に螺
着しているヒンジ、16は上部旋回体2’に固定して設
けたステー、17はステー16の外面側に沿って貼付け
たラバー部材である。図2は、ガードドア12及び13
を閉じた状態の油圧ショベル11の側面図である。図3
は、図2のB−Bより見た隙間閉封構造を示す要部断面
図。
【0007】次に、本考案の請求項1の隙間閉封構造を
図1〜図3について述べる。隣合う外面板のうちガード
ドア12と13の隙間S1 (図3に示す)の内部側に、
外部より上部旋回体2’の内部が見えないようにステー
16を固定して設け、そのステー16の外面側に沿って
ラバー部材17を貼付け、またガードドア12,13の
隣合う側の端部をそれぞれ内部へ向けて屈曲させて、屈
曲部18及び19(図3に示す)を形成し、そのそれぞ
れ屈曲部18,19の先端縁イ,ロを上記ステー16の
ラバー部材17に当接させるように構成した。それによ
り油圧ショベル11の作業時にエンジン騒音が上記隙間
S1 から外部へ洩出することは、防止される。また油圧
ショベル11の外部側より、上記隙間S1 を通して内部
機器は見えなくなった。
【0008】図4は、本考案の請求項2の隙間閉封構造
を示す要部断面図である。図において、20及び21は
互いに隣合う外面板、22はステー、23は外面板20
をステー22に固定している締付ボルト、24はラバー
部材である。次に、図4における隙間閉封構造について
述べる。隣合う外面板20及び21のうち一方の外面板
20の隣合う側の端部を、内側段差(図4に示すように
内側段差の段差寸法はl である)を有する段付曲げ部2
5に形成し、その段付曲げ部25を車体(上部旋回体)
に固定したステー22に取付け、また上記段付曲げ部2
5の段差外面に沿ってラバー部材24を貼付け、一方、
隣合う他方の外面板21の隣合う側の端部を内部へ向け
て屈曲させて、屈曲部26を形成し、その屈曲部26の
先端縁ハを上記ラバー部材24に当接させるように構成
した。それにより油圧ショベル11の作業時にエンジン
騒音が図4に示す隙間S2 から外部へ洩出することは、
防止される。また油圧ショベル11の外部側より、上記
隙間S2 を通して内部機器は見えなくなった。
【0009】図5は、本考案の請求項3の隙間閉封構造
を示す要部断面図である。図において、27及び28は
互いに隣合う外面板、29は外面板27の隣合う側の端
部に形成した段付曲げ部、30はモール部材、31は外
面板28の隣合う側の端部内面に固着したたて板、32
はラバースクリューである。
【0010】次に、図5における隙間閉封構造について
述べる。隣合う外面板27及び28のうち一方の外面板
27の隣合う側の端部を、内側段差(図5に示すように
内側段差の段差寸法はmである)を有する段付曲げ部2
9に形成し、その段付曲げ部29の先端部に沿ってモー
ル部材30を嵌着し、一方、隣合う他方の外面板28の
隣合う側の端部内面に沿ってたて板31を設け、そのた
て板31にラバースクリュー32を螺着し、上記たて板
31の先端縁ニをモール部材30に当接せしめたときラ
バースクリュー32の頭頂部を、外面板27の段付曲げ
部29の側面ホに当接せしめるように構成した。それに
より油圧ショベル11の作業時にエンジン騒音が図5に
示す隙間S3 から外部へ洩出することは、防止される。
また油圧ショベル11の外部側より、上記隙間S3 を通
して内部機器は見えなくなった。またラバースクリュー
32のねじ部へ回動調整してその頭頂部の高さ位置をき
めることにより、外面板27と28とを相互に係止する
ことができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案では、車体外
周面の隣合う外面板間の隙間の内部側に、外部より車体
の内部が見えないようにステーを固定して設け、そのス
テーの外面側に沿ってラバー部材を貼付け、また外面板
の隣合う側の端部をそれぞれ内部へ向けて屈曲させて、
屈曲部を形成し、そのそれぞれ屈曲部の先端縁を上記ス
テーのラバー部材に当接させるように構成した。あるい
はまた隣合う外面板のうち一方の外面板の隣合う側の端
部を内側段差を有する段付曲げ部に形成し、その段付曲
げ部を車体に固定したステーに取付け、また上記段付曲
げ部の段差外面に沿ってラバー部材を貼付け、一方、隣
合う他方の外面板の隣合う側の端部を内部へ向けて屈曲
させて、屈曲部を形成し、その屈曲部の先端縁を上記ラ
バー部材に当接させるように構成した。あるいはまた隣
合う外面板のうち一方の外面板の隣合う側の端部を内側
段差を有する段付曲げ部に形成し、その段付曲げ部の先
端部に沿ってモール部材を嵌着し、一方、隣合う他方の
外面板の隣合う側の端部内面に沿ってたて板を設け、そ
のたて板にラバースクリューを螺着し、他方の外面板の
たて板の先端縁を一方の外面板のモール部材に当接せし
めたときラバースクリューの頭頂部を一方の外面板の段
付曲げ部の側面に当接せしめるように構成した。それに
より油圧ショベルの作業時に、エンジン騒音が外面板間
の隙間から外部へ洩出しないので、騒音公害防止に役立
つ。また油圧ショベルの外部側より、上記隙間を通して
内部機器が見えないので、近くで見る油圧ショベルの見
映えが良くなった。また外面板内面側のたて板にラバー
スクリューを設けた隙間閉封構造では、隣合う外面板を
相互に係止できるの便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の請求項1の隙間閉封構造をそなえた油
圧ショベルの要部斜視図である。
【図2】図1における油圧ショベルの側面図である。
【図3】図2のB−Bより見た隙間閉封構造を示す要部
断面図である。
【図4】本考案の請求項2の隙間閉封構造を示す要部断
面図である。
【図5】本考案の請求項3の隙間閉封構造を示す要部断
面図である。
【図6】従来技術の油圧ショベルの斜視図である。
【図7】図6のA−Aより見た要部断面図である。
【符号の説明】
1,11 油圧ショベル 2,2’ 上部旋回体(車体) 3 ガード 4,12,13 ガードドア(外面板) 10,20,21,27,28 外面板 16,22 ステー 17,24 ラバー部材 18,19,26 屈曲部 25,29 段付曲げ部 30 モール部材 31 たて板 32 ラバースクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 庭田 孝一郎 広島県広島市安佐南区祇園町南下安731 −1 (72)考案者 嶋津 日出光 宮城県仙台市泉区将監9丁目2−11− 101 審査官 大森 伸一

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の外周面を複数個の外面板で覆って
    いる建設機械において、隣合う外面板間の隙間の内部側
    に、外部より車体の内部が見えないようにステーを固定
    して設け、そのステーの外面側に沿ってラバー部材を貼
    付け、また外面板の隣合う側の端部をそれぞれ内部へ向
    けて屈曲させて、屈曲部を形成し、そのそれぞれ屈曲部
    の先端部を上記ステーのラバー部材に当接させるように
    構成したことを特徴とする車体外周部の隙間閉封構造。
  2. 【請求項2】 車体の外周部を複数個の外面板で覆って
    いる建設機械において、隣合う外面板のうち一方の外面
    板の隣合う側の端部を内側段差を有する段付曲げ部に形
    成し、その段付曲げ部を車体に固定したステーに取付
    け、また上記段付曲げ部の段差外面に沿ってラバー部材
    を貼付け、一方、隣合う他方の外面板の隣合う側の端部
    を内部へ向けて屈曲させて、屈曲部を形成し、その屈曲
    部の先端縁を上記ラバー部材に当接させるように構成し
    たことを特徴とする車体外周面の隙間閉封構造。
  3. 【請求項3】 車体の外周面を複数個の外面板で覆って
    いる建設機械において、隣合う外面板のうち一方の外側
    板の隣合う側の端部を内側段差を有する段付曲げ部に形
    成し、その段付曲げ部の先端部に沿ってモール部材を嵌
    着し、一方、隣合う他方の外面板の隣合う側の端部内面
    に沿ってたて板を設け、そのたて板にラバースクリュー
    を螺着し、他方の外面側のたて板の先端縁を一方の外面
    板のモール部材に当接せしめたときラバースクリューの
    頭頂部を一方の外面板の段付曲げ部の側面に当接せしめ
    るように構成したことを特徴とする車体外周面の隙間閉
    封構造。
JP946491U 1991-01-30 1991-01-30 車体外周面の隙間閉封構造 Expired - Lifetime JP2533976Y2 (ja)

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JPH04119853U JPH04119853U (ja) 1992-10-27
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