JPH0661671U - クローラフレームの構造 - Google Patents

クローラフレームの構造

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JPH0661671U
JPH0661671U JP1034693U JP1034693U JPH0661671U JP H0661671 U JPH0661671 U JP H0661671U JP 1034693 U JP1034693 U JP 1034693U JP 1034693 U JP1034693 U JP 1034693U JP H0661671 U JPH0661671 U JP H0661671U
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JP
Japan
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crawler
frame
earth
sand
blocking plate
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Application number
JP1034693U
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Inventor
光夫 中谷
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来技術のクローラ式走行体では、泥土質地
面走行時に泥土がクローラフレームの上面側に堆積し、
それが上部転輪の外周側に乾燥固着するので、上部転輪
が回転不能となり破損事故をおこしていた。またクロー
ラ式走行体の不整地走行時にクローラの内周面の内側端
角部と、メインフレームの上面部が接触しその上面部を
損傷させていた。この問題点を解決する。 【構成】 クローラフレームのフレーム本体の前端側,
後端側に土砂遮断板21,22を立設し、その土砂遮断
板の上端縁部を、クローラ12の内周面とクローラリン
クに対して隙間を有するように正面視で凹部に形成し、
しかも土砂遮断板を平面視で前後の斜め方向に折り曲げ
形成し、その土砂遮断板をクローラフレームに対して着
脱可能に取付けて構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として油圧ショベルなどクローラ式建設機械における走行体のク ローラフレームの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、油圧ショベルの従来技術のクローラ式走行体1を示す側面図である。 図において、2はクローラ式走行体1の左右一対のクローラフレーム、3はクロ ーラフレーム2のフレーム本体、4,5はそれぞれフレーム本体3の前端面部, 後端面部に溶着している前部,後部連結面板、6は遊動輪取付用フレーム、7は 駆動モータ減速機取付用ハウジング、8は遊動輪、9は駆動輪、10は上部転輪 、11は下部転輪、12はクローラである。図5は、図4のAーAより見た要部 正面図である。図において、13はクローラ12のクローラリンク、14はリン クピンである。図6は、図4の要部平面図である。図において、15は駆動モー タ減速機である。図4〜図6に示すようにクローラ式走行体1では、左右一対の クローラフレーム2のそれぞれフレーム本体3の前部に遊動輪取付用フレーム6 を前部連結面板4を介して溶着し、またフレーム本体3の後部に駆動モータ減速 機(15)取付用ハウジング7を介して溶着し、またフレーム本体3の上面部の 正面視形状を中央部付近(図5に示す符号aの部分)が中高の山形に形成し、上 記クローラフレーム2の前端部に遊動輪8を、後端部に駆動輪9を、上部に上部 転輪10を、下部に下部転輪11を配置し、上記諸輪の外周側にわたってクロー ラ12を掛け回し装備している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
クローラ式走行体の走行時には、クローラの内周面上側へ巻上げられた泥土( 図4に示す仮想線のハッチングの部分)クローラフレームの上面側に堆積する。 従来技術のクローラ式走行体では、上記堆積した泥土が乾燥したときには上部転 輪の外周側に固着して、上部転輪が回転不能となり破損事故をおこしていた。ま た図5に示すように、クローラ12の内周面bの内側端角部イと、メインフレー ム16の上面部との間隔lがかなり小さいので、クローラ式走行体1の不整地走 行時に干渉接触し、メインフレーム16の上記上面部を損傷させていた。本考案 は、上記の問題点を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案では、クローラフレームのフレーム本体の前端側上面部と後端側上面部 のうち少くとも一方の上面部に金属又は非金属の土砂遮断板を立設し、その土砂 遮断板の上端縁部を、クローラの内周面とクローラリンクに対して隙間を有する ように正面視で凹部に形成し、また上記クローラ式走行体の走行時にクローラに よって巻上げられた土砂がクローラ本体の山形の上面部の頂部より外側の下り勾 配の傾斜面に沿って落下するように、土砂遮断板を平面視で前後の斜め方向に折 り曲げ形成し、その土砂遮断板をクローラフレームに対して着脱可能に取付けて 構成した。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案のク ローラフレーム17をそなえたクローラ式走行体1’の側面図である。図におい て、従来技術と同一構成要素を使用するものに対しては同符号を付す。18はク ローラフレーム17のフレーム本体、19,20はそれぞれフレーム本体18の 前端面部,後端面部に溶着している前部,後部連結面板、21,22はそれぞれ 土砂遮断板、23は締付ボルトである。図2は、図1のBーBより見た要部正面 図である。図3は、図1の要部平面図である。
【0006】 次に、本考案のクローラフレーム17の構造を図1〜図3について述べる。な お本考案の実施例ではクローラフレーム17のフレーム本体18の前部と後部に それぞれ土砂遮断板21と22を設けているが、土砂遮断板21と22のそれぞ れ構造及び作用機能は同様であるので、土砂遮断板21を代表例として説明する 。本考案ではフレーム本体18の前端側上面部に金属又は非金属の土砂遮断板2 1を立設し、その土砂遮断板21の上端縁部を、クローラ12の内周面(b)と クローラリンク13に対して隙間(図2に示す隙間S1,S2,S2)を有する 正面視で凹部(図2に示す符号24の凹部)に形成した。また上記クローラ式走 行体1’の走行時にクローラ12によって巻上げられた土砂がクローラ本体18 の山形の上面部の頂部より外側の下り勾配の傾斜面(図1及び図3に示す符号C の傾斜面)に沿って落下するように、土砂遮断板21を平面視(図3に示す)で 前後の斜め方向に折り曲げ形成した。そしてまた、上記土砂遮断板21をボルト (23)締付けにより、クローラフレーム17に対して着脱可能に取付けて構成 した。なお土砂遮断板21の材料は鋼板など金属板材、あるいはまた弾性を有す る合成樹脂材を使用している。
【0007】 次に、本考案のクローラフレーム1’の構造の作用について述べる。図1にお いて、クローラ式走行体1’が図示で左側から右方へ泥土質の地面を走行すると 、クローラ12の内周面(b)上側へ巻上げられた土砂は土砂遮断板21の前面 側に衝突する。衝突した土砂の略半分は遊動輪取付用フレーム6の内側下方へ落 下するが、他の略半分の土砂は図1に示す矢印ロの方向に、フレーム本体18の 外側の傾斜面Cに沿って落下する。それによりフレーム本体18の上面側に土砂 が堆積しないので、上部転輪10が泥土固着することはない。また土砂遮断板2 1の上端面部と、クローラ12及びクローラリンク13との間に設けた隙間S1 ,S2(図2に示す)は、クローラ12の内周面bの内側端角部イと、メインフ レーム16の上面部との間隔lより小寸に設定しているので、クローラ式走行体 1’の不整地走行時に上記内側端角部イと、メインフレーム16の上面部との干 渉接触はおこらない。しかし上記の場合にクローラ12の内周面が土砂遮断板2 1の上端縁部に接触するが、その上端縁部が多少損傷してもそれを代償としてメ インフレーム16の損傷を防止することができる。
【0008】
【考案の効果】
従来技術のクローラ式走行体では、走行時にクローラの内周面上側へ巻上げら れた泥土がクローラフレームの上面側に堆積し、それが上部転輪の外周側に乾燥 固着するので、上部転輪が回転不能となり破損事故をおこしていた。またクロー ラ式走行体の不整地走行時にクローラの内周面の内側端角部と、メインフレーム の上面部が接触しその上面部を損傷させていた。しかし本考案では、クローラフ レームのフレーム本体の前端側,後端側に土砂遮断板を立設し、その土砂遮断板 の上端縁部を、クローラの内周面とクローラリンクに対して隙間を有するように 正面視で凹部に形成し、しかも土砂遮断板を平面視で前後の斜め方向に折り曲げ 形成し、その土砂遮断板をクローラフレームに対して着脱可能に取付けて構成し た。それにより本考案の構造をそなえたクローラ式走行体が泥土質の地面を走行 すると、クローラの内周面上側へ巻上げられた土砂は土砂遮断板の前面側に衝突 する。衝突した土砂の略半分はクローラフレームの内側下方へ落下するが、他の 略半分の土砂はフレーム本体の外側の下り勾配の傾斜面に沿って落下する。それ によりフレーム本体の上面側に土砂が堆積しないので、上部転輪が泥土固着する ことはない。また本考案におけるクローラ式走行体が不整地走行を行ったときに は、クローラの内周面が土砂遮断板の上端縁部に接触する場合があるが、その上 端縁部が多少損傷してもそれを代償として、クローラの内周面の内側端角部と、 メインフレームの上面部との干渉接触を防止することができる。したがって本考 案の構造をそなえたクローラ式走行体では、上部転輪とメインフレームのメンテ ナンス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のクローラフレームをそなえたクローラ
式走行体の側面図である。
【図2】図1のBーBより見た要部正面図である。
【図3】図1の要部平面図である。
【図4】油圧ショベルの従来技術のクローラ式走行体を
示す側面図である。
【図5】図4のAーAより見た要部正面図である。
【図6】図4の要部平面図である。
【符号の説明】
1,1’ クローラ式走行体 2,17 クローラフレーム 3,18 フレーム本体 4,19 前部連結面板 5,20 後部連結面板 6 遊動輪取付用フレーム 7 駆動モータ減速機取付用ハウジング 8 遊動輪 9 駆動輪 10 上部転輪 12 クローラ 13 クローラリンク 16 メインフレーム 21,22 土砂遮断板 24 凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のクローラフレームのそれぞれ
    フレーム本体の前部に遊動輪取付用フレームを前部連結
    面板を介して溶着し、またフレーム本体の後部に駆動モ
    ータ減速機取付用ハウジングを後部連結面板を介して溶
    着し、またフレーム本体の上面部の正面視形状を中央部
    付近が中高の山形に形成し、上記クローラフレームの前
    端部に遊動輪を、後端部に駆動輪を、上部に上部転輪
    を、下部に下部転輪を配置し、上記諸輪にわたってクロ
    ーラを掛け回し装備しているクローラ式走行体のクロー
    ラフレームにおいて、クローラフレームのフレーム本体
    の前端側上面部と後端側上面部のうち少くとも一方の上
    面部に金属又は非金属の土砂遮断板を立設し、その土砂
    遮断板の上端縁部を、クローラの内周面とクローラリン
    クに対して隙間を有するように正面視で凹部に形成し、
    また上記クローラ式走行体の走行時にクローラによって
    巻上げられた土砂がクローラ本体の山形の上面部の頂部
    より外側の下り勾配の傾斜面に沿って落下するように、
    土砂遮断板を平面視で前後の斜め方向に折り曲げ形成
    し、その土砂遮断板をクローラフレームに対して着脱可
    能に取付けたことを特徴とするクローラフレームの構
    造。
JP1034693U 1993-02-15 1993-02-15 クローラフレームの構造 Pending JPH0661671U (ja)

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JP (1) JPH0661671U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010052548A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Kubota Corp クローラ走行装置
JP2012101654A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd 建設機械のサイドフレームの土砂堆積防止装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010052548A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Kubota Corp クローラ走行装置
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