JP2566846Y2 - 建設機械のガードの構造 - Google Patents

建設機械のガードの構造

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JP2566846Y2
JP2566846Y2 JP1993008361U JP836193U JP2566846Y2 JP 2566846 Y2 JP2566846 Y2 JP 2566846Y2 JP 1993008361 U JP1993008361 U JP 1993008361U JP 836193 U JP836193 U JP 836193U JP 2566846 Y2 JP2566846 Y2 JP 2566846Y2
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JP
Japan
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construction machine
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rain
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JP1993008361U
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JPH0660652U (ja
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政義 池田
重之 小田
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベルなど建設
機械,作業車両の車体上面部におけるガードの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来技術の油圧ショベル1の側
面図である。図において、2は車体である上部旋回体、
3は上部旋回体2の上面部を覆っているガード部材、4
はエンジン上部ガード、5はキャブ、6はカウンタウエ
イト、7はガード部材3を締付固定しているボルト、8
は下部走行体である。図6は、図5における上部旋回体
2の要部斜視図である。図5及び図6に示すように、上
部旋回体2の上面部には複数個のガード部材3及びエン
ジン上部ガード4が配設され、上部旋回体2の上面部を
覆っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来技術では、上部旋
回体の上面部に配設されている複数個のガード部材がそ
れぞれ湾曲のない直平面で、しかも水平状態に配設され
ていた。そのために上部旋回体の上面に降りかかる砂ほ
こりや雨雪が溜ったり、堆積したりすることが多かっ
た。その砂ほこりや雨雪の除去清掃作業が困難であるば
かりでなく、作業者が上部旋回体の上面に上らなければ
ならないので、安全面で問題があった。本考案は、上記
の問題点を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上部旋回体の上面部を覆
うガードを有し、前記ガードが複数枚のガード部材によ
り構成されている建設機械において、前記複数枚のガー
ド部材を前記上部旋回体の略中央部付近から左右両側及
び後方側へ向けて下り勾配を形成するように配置して
前記ガードを構成するようにした。更にまた、前記複数
のガード部材は、前記ガード部材の外面側が外側へ膨ら
む湾曲面を有するようにした。更にまた、前記上部旋回
体に搭載されたキャブより後方のガードを、少なくとも
複数の前記ガード部材で構成した。
【作用】上部旋回体の上面に降りかかった砂ほこりや雨
雪が、下り勾配を形成するように配置された複数個のガ
ード部材上面に沿って、左右両側及び後方側へ向けて流
れ落ちる。したがって、上部旋回体の上面に砂ほこりや
雨雪が溜まったり、堆積することはない。更に、ガード
部材は、ガード部材の外面側が外側に向けて膨らむ湾曲
面を有しているので、上部旋回体の何れの箇所に配置さ
れるガード部材についても適切な湾曲形状を形成するこ
とでより顕著に上記作用を効することができる。なお上
部旋回体の清掃を行うときには、上部旋回体の上面に上
ることなく、地上から圧水を注ぐことにより容易に清掃
を行うことができる。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案の一実施例のガードの構造
をそなえた油圧ショベル9の要部側面図である。図にお
いて、10は上部旋回体、11は上部旋回体10の上面
部を覆っている複数枚のガード部材、12はキャブ、1
3はカウンタウエイトである。図2は、図1における上
部旋回体14の要部平面図である。図においてOーO
は上部旋回体10の前後方向中心線である。図3は、図
2のAーAより見た要部断面図である。図において、1
4は上部旋回体10の内部側に固定されているステー、
15はステー14の取付座下面に固着したナット、16
ガード部材11に形成したボルト締付用凹穴部、17
ガード部材11をステー14のナット15に締付固定
しているボルト、18はボルト締付用凹穴部16の蓋部
材である。図4は、上部旋回体10の要部斜視図であ
る。図において、矢印イ,〜,トは上部旋回体10の上
面に降りかかる砂ほこりや雨雪が流れ落ちる方向を示
す。
【0006】次に、本考案の一実施例のガードの構造を
図1〜図4について述べる。本考案では、複数個のガー
ド部材11の外面側がそれぞれ外側に僅かにふくらむよ
うな湾曲面(たとえば図3に示すような曲率半径Rの湾
曲面)に形成し、しかも上部旋回体10の上面の略中央
部が中高で、左右両側及び後方側へ向けて下り勾配(た
とえば図3に示すように傾斜角が角度aなる下り勾配)
となるように上記複数個のガード部材11を配置して構
成した。
【0007】次に、本考案の一実施例のガード構造の作
用について述べる。本考案では、上部旋回体10のガー
ド部材11の上面に降りかかった砂ほこりや雨雪がガー
ド部材11の湾曲傾斜上面に沿って左(図4に示す矢印
イ,ロの方向)、右(図4に示す矢印ハ,ニの方向)、
又は後方(図4に示す矢印ホ,ヘ,トの方向)側へ向け
て流れ落ちる。したがって、上部旋回体10の上面に砂
ほこりや雨雪が溜まったり、堆積することはない。なお
上部旋回体10の清掃を行うときには、上部旋回体10
の上面に上ることなく、地上から圧水を注ぐことにより
容易に清掃を行うことができる。
【0008】
【考案の効果】従来技術では、上部旋回体の上面部に配
設されている複数個のガード部材がそれぞれ湾曲のない
直平面で、しかも水平状態に配設されていた。そのため
に上部旋回体の上面に降りかかる砂ほこりや雨雪が溜っ
たり、堆積したりすることが多かった。その砂ほこりや
雨雪の除去清掃作業が困難であるばかりでなく、作業者
が上部旋回体の上面に上らなければならなかった。しか
し本考案の建設機械のガードの構造では、上部旋回体の
上面に降りかかった砂ほこりや雨雪が、下り勾配を形成
するように配置された複数個のガード部材上面に沿っ
て、左右両側及び後方側へ向けて流れ落ちる。したがっ
て、上部旋回体の上面に砂ほこりや雨雪が溜まったり、
堆積することはない。更に、ガード部材は、ガード部材
の外面側が外側に向けて膨らむ湾曲面を有しているの
で、上部旋回体の何れの箇所に配置されるガード部材に
ついても適切な湾曲形状を形成することでより顕著に上
記作用を効することができる。なお上部旋回体の清掃を
行うときには、上部旋回体の上面に上ることなく、地上
から圧水を注ぐことにより容易に清掃を行うことができ
る。したがって本考案のガードの構造をそなえた建設機
械では、常に上部旋回体の美観を保持できるとともに、
上部旋回体外周面の清掃時に安全性を発揮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のガードの構造をそなえた油
圧ショベルの要部側面図である。
【図2】図1における上部旋回体の要部平面図である。
【図3】図2のAーAより見た要部断面図である。
【図4】本考案の一実施例のガードの構造をそなえた
部旋回体の要部斜視図である。
【図5】従来技術の油圧ショベルの側面図である。
【図6】図5における上部旋回置あの要部斜視図であ
る。
【符号の説明】 1,9 油圧ショベル 2,10 上部旋回体 3,11 ガード部材 5,12 キャブ 6,13 カウンタウエイト 14 ステー 16 締付用凹穴部 17 ボルト

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体の上面部を覆うガードを有
    し、前記ガードが複数枚のガード部材により構成されて
    いる建設機械において、前記複数枚のガード部材を前記
    上部旋回体の略中央部付近から左右両側及び後方側へ向
    けて下り勾配を形成するように配置して前記ガードを
    構成するようにしたことを特徴とする建設機械のガード
    の構造。
  2. 【請求項2】 前記複数のガード部材は、前記ガード部
    材の外面側が外側へ膨らむ湾曲面を有することを特徴と
    する請求項1記載の建設機械のガードの構造。
  3. 【請求項3】 前記上部旋回体に搭載されたキャブより
    後方のガードを、少なくとも複数の前記ガード部材で構
    成したことを特徴とする請求項1及び2記載の建設機械
    のガードの構造。
JP1993008361U 1993-02-04 1993-02-04 建設機械のガードの構造 Expired - Lifetime JP2566846Y2 (ja)

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JPH0660652U JPH0660652U (ja) 1994-08-23
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JPH053569Y2 (ja) * 1987-11-27 1993-01-28

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