JPH053569Y2 - - Google Patents

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JPH053569Y2
JPH053569Y2 JP1987181335U JP18133587U JPH053569Y2 JP H053569 Y2 JPH053569 Y2 JP H053569Y2 JP 1987181335 U JP1987181335 U JP 1987181335U JP 18133587 U JP18133587 U JP 18133587U JP H053569 Y2 JPH053569 Y2 JP H053569Y2
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boom
sand
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bonnet
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、バツクホー等の建設機械においてバ
ケツトにて掬い上げて搬送中の土砂がボンネツト
6や旋回フレーム7の上に落下した際に堆積する
のを防止するカバーに関するものである。
(ロ) 従来技術 従来から、バツクホー等において、落下土砂が
旋回装置部分の近傍に堆積したり、オペレーター
の上に落下することのないように保護する技術は
公知とされているのである。
例えば実開昭61−169161号公報の如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし該従来の技術においては、バケツトの下
方に垂れ幕状のゴム垂れを配置し、落下してくる
土砂を堆積しないように案内する構成であつたの
で、大きな土砂の固まりが落下した場合には、該
ゴム垂れでは十分に土砂を受け止めることが出来
ないという不具合いがあつたものである。
また該落下土砂防止用ゴム垂れをバケツトを回
動するブームの側に付設しているので、該バケツ
トやブームが掬いあげの為に回動すると、旋回フ
レームやボンネツトとゴム垂れとの間に間隙が発
生し、この部分から落下土砂が旋回装置の近傍に
浸入堆積してしまうという不具合いが有つたので
ある。
本考案の目的はこのような不具合いを解消する
ものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
走行装置上のスイベルジヨイント・旋回軸受
部・旋回ギア部等により構成された旋回装置の上
部に旋回フレーム7を固設し、該旋回フレーム7
上にボンネツト6を被覆した構成において、該旋
回フレーム7に左右1対のブーム支持ブラケツト
19,19を突出し、該ブーム支持ブラケツト1
9,19の間にブーム8のブーム枢支部21を構
成し、該ブーム支持ブラケツト19,19の間に
落下土砂ガイド板23を設け、ボンネツト6に、
前記落下土砂ガイド板23に連通する落下土砂ガ
イド部17を設けたものである。
また、ブーム8が前後に回動可能とする空間の
側方に設けたボンネツト6の上面に落下土砂案内
傾斜面構成したものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は本考案の防止カバーを付設したバツク
ホーの走行装置の部分を除いた側面図、第2図は
同じく正面図、第3図は旋回フレーム7とボンネ
ツト6の部分を分解した状態の斜視図である。
第1図において、旋回フレーム7の下側でクロ
ーラー式走行装置とのスイベルジヨイント・旋回
軸受部・旋回ギア部により構成された旋回装置が
配置されている。
該旋回装置は精密に構成された要部であり、該
部分に土砂が浸入することにより致命的な故障を
発生する原因となるのである。
また該旋回フレーム7の上の側方には座席16
が配置されており、該座席16にはオペレーター
が座つているので、この上にバケツト1から土砂
を落下することは出来ず、該部分を囲んだ安全フ
レーム9とブーム8との間には、土砂防止カバー
を張られているのである。
第1図において示す如く、該実施例のバツクホ
ーはブーム8を後方へ傾斜するとバケツト1が機
体の上方に折り曲げ収納可能とし、旋回フレーム
7の回転可能域さえあればバケツト1が旋回可能
な、小回り可能型のバツクホーを示しており、こ
の形式の場合には、特にバケツト1が旋回フレー
ム7や安全フレーム9の上部に位置するので、落
下してくる土砂を防止する装置が必要と成つてく
るのである。
旋回フレーム7の前部においてブーム支持ブラ
ケツト19,19を左右に突出し、該ブーム支持
ブラケツト19,19の間にブーム枢支部21を
設けて、該ブーム枢支部21にブーム8の基部を
枢支している。
ブーム8は「く」の字型に構成されており、上
端に揺動ブーム10を枢支し、揺動シリンダー1
1にて揺動可能としている。
また揺動ブーム10の先端にバケツトブーム1
3を上下シリンダー12により上下回動自在に枢
支しており、該バケツトブーム13の先端にバケ
ツトシリンダー14によりバケツト1を掬い取り
回動可能に枢支している。
またブーム8と旋回フレーム7の間に介装して
ブームシリンダー15を設け、該ブームシリンダ
ー2の基部をシリンダー枢支部20にて枢支して
いる。
該ブームシリンダー2の上面にもバケツト1よ
り土砂が落下して来るので、この上にはシリンダ
ー保護カバー15が被覆されている。
またブーム8の側方に落下してくる土砂を落下
土砂ガイド部17や落下土砂ガイド板22,23
に案内する為に土砂浸入防止板3が、ブーム8に
付設されている。
また土砂浸入防止板3の下端はゴム等の弾性体
により構成された土砂浸入防止弾性板4の上面に
載置されており、該土砂浸入防止弾性板4はボン
ネツト6の前部で、ブーム8の回動空間の側方に
構成された傾斜案内カバー5に連設されており、
バケツト1から土砂浸入防止板3の上に落下した
土砂を土砂浸入防止弾性板4から傾斜案内カバー
5に案内し、旋回フレーム7の先端から地上に案
内落下すべく構成している。
バケツト1の真下はブームシリンダー2とブー
ム8が配置されており、その下はブーム支持ブラ
ケツト19,19により左右を囲まれた空間に構
成されているのであるが、シリンダー保護カバー
15の上に落下した土砂が、ブーム支持ブラケツ
ト19,19の間に落下し該部分に滞留する可能
性があるのである。
本考案においては、第1図・第3図の如くブー
ム支持ブラケツト19,19の間に落下した土砂
を地上に案内落下させるべく、ブーム支持ブラケ
ツト19,19と間に、落下土砂ガイド板22,
23を配置しているのである。
落下土砂ガイド板22は「へ」の字型のガイド
板であり、ブーム支持ブラケツト19,19の間
に渡架されて補強を兼用しており、落下土砂ガイ
ド板23はボンネツト6に構成した落下土砂ガイ
ド部17からガイド板18を介して落下してくる
土砂を地上に案内するものである。
落下土砂ガイド部17は第3図に示す如く、ボ
ンネツト6の前部において、左右の位置の間の空
間に連通する溝であり、該落下土砂ガイド部17
内に、ブーム8が後方へ傾斜した場合に嵌入する
のである。
そして該落下土砂ガイド部17が、そのまま該
部分に落下した土砂の案内溝を構成しているので
ある。
第4図・第5図は土砂浸入防止弾性板4の実施
例を示す図面である。
該土砂浸入防止弾性板4は第4図・第5図に示
す如く傾斜案内カバー5と別体に構成しても良い
が、第6図・第7図の如く一体的に構成しても良
いものである。
第6図は土砂浸入防止板3と土砂浸入防止弾性
板4と傾斜案内カバー5の部分の斜視図、第7図
は同じく側面図、第8図は土砂浸入防止弾性板4
の部分の側面断面図、第9図は傾斜案内カバー5
を弾性体により構成し、下方に燃料タンク25を
配置した実施例の側面図、第10図・第11図は
燃料タンク25に注油する為に傾斜案内カバー5
を開放状態に維持するフツク27を設けた実施例
の斜視図である。
ボンネツト6は第2図の如く半月状に構成し、
ブーム8の前後回動可能空間のみ残して、右側側
方まで傾斜案内カバー5を延長しているのであ
る。
そして該ブーム支持ブラケツト19,19に挟
まれた空間の側方部には傾斜案内カバー5を設け
て、該部分に、土砂浸入防止板3から土砂浸入防
止弾性板4を経て落下してくる土砂を、前方の旋
回フレーム7の外部に落下すべく構成しているの
である。
そして該傾斜案内カバー5の下方のボンネツト
6と旋回フレーム7の作る空間内に、燃料タンク
25を配置しているのである。
該燃料タンク25に注油する場合には、傾斜案
内カバー5を上げてフツク27の部分を係止部2
8に係止し、開放状態を維持してタンク室蓋26
を開口して注油を行うのである。
またボンネツト6の後方の空間内にはエンジン
が配置されているのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、実用新案登録請求の範囲第1項の如く
構成したので、ブームシリンダー2の上に落下し
ブーム8の上から洩れて、ブーム支持ブラケツト
19,19の作る空間内にバケツト1より落下し
てくる土砂を、落下土砂ガイド板23により案内
して旋回フレーム7の端部から地上に落下させる
ことができるので、ブーム支持ブラケツト19,
19の間に滞留して、ブーム8の回動の邪魔とな
ることがないのである。
また該滞留した土砂が旋回装置に至り、該部分
に悪影響を与えることが無いのである。
第2に、実用新案登録請求の範囲第2項の如く
構成したことにより、ブーム8の側方にバケツト
1から落下した土砂は、土砂浸入防止板3から土
砂浸入防止弾性板4を経て、傾斜案内カバー5の
上に案内することができ、該傾斜案内カバー5か
ら旋回フレーム7の前端部より地上面に落下させ
ることができるのである。
また、従来の技術に如く、ブーム8の側方に弾
性板により防止カバーを設けただけの場合には、
該弾性防止カバーの上に大きな塊が落下した場合
には受け止められず、またブーム8の回動により
弾性防止カバーがずれて間隙ができ、該部分から
土砂が旋回フレームの上に落下し堆積するという
不具合いが有つたのであるが、ブーム8に固定し
土砂浸入防止板3や、ボンネツト6に固定した土
砂浸入防止弾性板4や傾斜案内カバー5を設けた
ことにより、このような不具合いを解消すること
が出来たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防止カバーを付設したバツク
ホーの走行装置の部分を除いた側面図、第2図は
同じく正面図、第3図は旋回フレーム7とボンネ
ツト6の部分を分解した状態の斜視図、第4図・
第5図は土砂浸入防止弾性板4の実施例を示す図
面、第6図は土砂浸入防止板3と土砂浸入防止弾
性板4と傾斜案内カバー5の部分の斜視図、第7
図は同じく側面図、第8図は土砂浸入防止弾性板
4の部分の側面断面図、第9図は傾斜案内カバー
5を弾性体により構成し、下方に燃料タン25を
配置した実施例の側面図、第10図・第11図は
燃料タンク25に注油する為に傾斜案内カバー5
を開放状態に維持するフツク27を設けた実施例
の斜視図である。 1……バケツト、2……ブームシリンダー、3
……土砂浸入防止板、4……土砂浸入防止弾性
板、5……傾斜案内カバー、6……ボンネツト、
7……旋回フレーム、8……ブーム、19……ブ
ーム支持ブラケツト、22,23……落下土砂ガ
イド板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 走行装置上のスイベルジヨイント・旋回軸受
    部・旋回ギア部等により構成された旋回装置の
    上部に旋回フレーム7を固設し、該旋回フレー
    ム7上にボンネツト6を被覆した構成におい
    て、該旋回フレーム7に左右1対のブーム支持
    ブラケツト19・19を突出し、該ブーム支持
    ブラケツト19・19の間にブーム8のブーム
    枢支部21を構成し、該ブーム支持ブラケツト
    19・19の間に落下土砂ガイド板23を設
    け、ボンネツト6に、前記落下土砂ガイド板2
    3に連通する落下土砂ガイド部17を設けたこ
    とを特徴とする建設機械の土砂防止カバー。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のブーム
    8が前後に回動可能とする空間の側方に設けた
    ボンネツト6の上面に落下土砂案内傾斜面を構
    成したことを特徴とする建設機械の土砂防止カ
    バー。
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JP1987181335U JPH053569Y2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27

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JP1987181335U JPH053569Y2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27

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JPH0184353U JPH0184353U (ja) 1989-06-05
JPH053569Y2 true JPH053569Y2 (ja) 1993-01-28

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2531241Y2 (ja) * 1990-05-10 1997-04-02 株式会社クボタ バックホウの排土カバー構造
JP2566846Y2 (ja) * 1993-02-04 1998-03-30 油谷重工株式会社 建設機械のガードの構造
EP2765246A4 (en) * 2011-09-30 2016-04-27 Volvo Constr Equip Ab DEVICE FOR PROTECTING COMPONENTS OF A BAGGER

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JPH0184353U (ja) 1989-06-05

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