JPH0676457U - 建設機械のステップ構造 - Google Patents
建設機械のステップ構造Info
- Publication number
- JPH0676457U JPH0676457U JP2389993U JP2389993U JPH0676457U JP H0676457 U JPH0676457 U JP H0676457U JP 2389993 U JP2389993 U JP 2389993U JP 2389993 U JP2389993 U JP 2389993U JP H0676457 U JPH0676457 U JP H0676457U
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 油圧ショベルの上部旋回体の外周面部に設け
られている従来技術のステップは、カバーの外周面部に
突設されている。そのステップの突設構造により、ステ
ップのカバーに対する取付強度及びカバー自体の強度が
低下するばかりでなく、外見上の美観を阻害していた。
この問題点を解決する。 [構成] 本考案の建設機械のステップ構造では、上部
旋回体のカバーの外周面部にほぼ水平な踏面部をそなえ
た足掛け凹部を形成し、その足掛け凹部付近のカバー板
を、所定の間隔を有する外側板と内側板に構成し、その
内側板に、外側板に対面する側に突出する突出部を形成
し、その突出上面部を外側板の内面部に固着せしめて構
成した。
られている従来技術のステップは、カバーの外周面部に
突設されている。そのステップの突設構造により、ステ
ップのカバーに対する取付強度及びカバー自体の強度が
低下するばかりでなく、外見上の美観を阻害していた。
この問題点を解決する。 [構成] 本考案の建設機械のステップ構造では、上部
旋回体のカバーの外周面部にほぼ水平な踏面部をそなえ
た足掛け凹部を形成し、その足掛け凹部付近のカバー板
を、所定の間隔を有する外側板と内側板に構成し、その
内側板に、外側板に対面する側に突出する突出部を形成
し、その突出上面部を外側板の内面部に固着せしめて構
成した。
Description
【0001】
本考案は、主として油圧ショベルなど建設機械,作業車両の車体外周面を覆っ ているカバーに形成したステップの構造に関する。
【0002】
図6は、従来技術のステップ1を装備している油圧ショベルの要部側面図であ る。図において、2は油圧ショベルの車体である上部旋回体、3は上部旋回体2 の外周面を覆っている複数個のカバーのうちの一個のカバー、4は運転室、5は 下部走行体、6は下部走行体5に巻装されている履帯、7は上部旋回体2のフロ ント部に装着されている作業アタッチメントである。
【0003】 従来より油圧ショベルでは、その上部旋回体2のカバー3の上面に昇って、点 検,清掃,修理などメンテナンス作業ができるようにしてある。この場合作業者 は、地面より、履帯6の上面、ステップ1を踏んで、カバー3の上面に上ってゆ く。
【0004】
油圧ショベルの上部旋回体の外周面を覆っているカバーは、その薄厚の板材が 合成樹脂材又は鋼板材を用いて成形されている。従来技術のステップは、上記カ バーの外周面部に突設されている。そのステップの突設構造により、ステップの カバーに対する取付強度及びカバー自体の強度が低下するばかりでなく、外見上 の美観を阻害していた。本考案は、上記の問題点を解決できるステップ構造を提 供することを目的とする。
【0005】
本考案の建設機械のステップ構造では、上部旋回体の外周面部に、外周面形状 が丸形の曲面をしているカバーをそなえ、そのカバーの上面に昇って点検などメ ンテナンス作業を可能にしている建設機械において、カバーの上面に昇る途中の カバーの外周面部に、ほぼ水平な踏面部をそなえた足掛け凹部を形成した。また カバーに形成した足掛け凹部付近のカバー板を、所定の間隔を有する外側板と内 側板に構成し、その内側板に、外側板に対面する側に突出する突出部を形成し、 その突出部の突出上面部の広さを足掛け凹部の踏面部の広さより小さく設定し、 上記突出上面部を外側板の内面部に固着せしめて構成した。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案のス テップである足掛け凹部8をそなえた油圧ショベルの正面図である。図において 、9は油圧ショベルの上部旋回体、10は上部旋回体9の外周面を覆っているカ バーのうちの一個のカバー、11は運転室、12は作業アタッチメント、13は 下部走行体である。図2は、図1のAより見た要部側面図である。図において、 14は足掛け凹部8の踏面部である。図3は、図2の平面図である。図4は、図 3のB部におけるカバー10の詳細図である。図において、15は足掛け凹部8 の外側板、16は内側板、17,18,19は内側板16に形成したそれぞれ突 出部である。図5は、図4における足掛け凹部8のC−C断面図である。
【0007】 次に、本考案のステップ構造を図1〜図5について述べる。本考案では、上部 旋回体9の右辺上部を覆っているカバー10の前側の外周部に、ほぼ水平な踏面 部14をそなえた足掛け凹部8を形成した。また足掛け凹部(8)付近のカバー 板を、所定の間隔l(図5に示す)を有する外側板15と内側板16に構成し、 その内側板16に、外側板15に対面する側に突出する突出部17,18,19 を形成し、その突出部(17,18,19)の突出上面部の広さ(図4における たとえば突出部17の突出上面部に示している破線の斜線の面積Sをいう)を踏 面部14の広さより小さく設定し、上記突出上面部を外側板15の内面部に固着 せしめて構成した。なお上記突出上面部の外側板15に対する固着は、カバー1 0の材料が合成樹脂材の場合にはカバー成形時の合成樹脂溶融熱の作用で行われ るが、材料が薄厚鋼板の場合にはスポット溶接などの手段によって行うようにす る。
【0008】 次に、本考案のステップ構造の作用について述べる。本考案のステップ構造で は、カバー10における足掛け凹部(8)付近のカバー板を、所定の間隔lを有 する外側板15と内側板16に構成し、その内側板16に、外側板15に対面す る側に突出部17,18,19を形成し、その突出部(17,18,19)の突 出上面部を外側板15の内面部に固着せしめている。それにより足掛け凹部8の 強度を十分に確保できるとともに、カバー(10)自体の強度を向上させること ができる。また油圧ショベルを側面側より見た場合に足掛け凹部8が見えないの で、カバー10の曲面の形状を損ねることがない。したがって上部旋回体9の側 面視丸形の美観を保持することができる。
【0009】
油圧ショベルの上部旋回体の外周面部に設けられている従来技術のステップは 、カバーの外周面部に突設されている。そのステップの突設構造により、ステッ プのカバーに対する取付強度及びカバー自体の強度が低下するばかりでなく、外 見上の美観を阻害していた。しかし本考案のステップ構造では、カバーの外周面 部にほぼ水平な踏面部をそなえた足掛け凹部を形成し、その足掛け凹部付近のカ バー板を、所定の間隔を有する外側板と内側板に構成し、その内側板に、外側板 に対面する側に突出する突出部を形成し、その突出上面部を外側板の内面部に固 着せしめて構成した。それにより足掛け凹部の強度を十分に確保できるとともに 、カバー自体の強度を向上させることができる。また油圧ショベルを側面側より 見た場合に足掛け凹部が見えないので、カバーの曲面の形状を損ねることがない 。したがって上部旋回体の側面視丸形の美観を保持することができる。
【図1】本考案のステップである足掛け凹部をそなえた
油圧ショベルの正面図である。
油圧ショベルの正面図である。
【図2】図1のAより見た要部側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3のB部におけるカバーの詳細図である。
【図5】図4における足掛け凹部のC−C断面図であ
る。
る。
【図6】従来技術のステップを装備している油圧ショベ
ルの要部側面図である。
ルの要部側面図である。
1 ステップ 2,9 上部旋回体 3,10 カバー 8 足掛け凹部 14 踏面部 15 外側板 16 内側板 17,18,19 突出部
Claims (2)
- 【請求項1】 上部旋回体の外周面部に、外周面形状が
丸形の曲面をしているカバーをそなえ、そのカバーの上
面に昇って点検などメンテナンス作業を可能にしている
建設機械において、カバーの上面に昇る途中のカバーの
外周面部に、ほぼ水平な踏面部をそなえた足掛け凹部を
形成したことを特徴とする建設機械のステップ構造。 - 【請求項2】 実用新案登録請求の範囲請求項1記載の
建設機械のステップ構造において、カバーに形成した足
掛け凹部付近のカバー板を、所定の間隔を有する外側板
と内側板に構成し、その内側板に、外側板に対面する側
に突出する突出部を形成し、その突出部の突出上面部の
広さを足掛け凹部の踏面部の広さより小さく設定し、上
記突出上面部を外側板の内面部に固着せしめたことを特
徴とする建設機械のステップ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2389993U JP2583663Y2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 建設機械のステップ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2389993U JP2583663Y2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 建設機械のステップ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676457U true JPH0676457U (ja) | 1994-10-28 |
JP2583663Y2 JP2583663Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=12123316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2389993U Expired - Lifetime JP2583663Y2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 建設機械のステップ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583663Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005207028A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 建設機械のステップ装置 |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP2389993U patent/JP2583663Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005207028A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 建設機械のステップ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2583663Y2 (ja) | 1998-10-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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