JPH0724312Y2 - 車両の泥はね防止装置 - Google Patents

車両の泥はね防止装置

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JPH0724312Y2
JPH0724312Y2 JP1988125623U JP12562388U JPH0724312Y2 JP H0724312 Y2 JPH0724312 Y2 JP H0724312Y2 JP 1988125623 U JP1988125623 U JP 1988125623U JP 12562388 U JP12562388 U JP 12562388U JP H0724312 Y2 JPH0724312 Y2 JP H0724312Y2
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JP
Japan
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vehicle
tire
inner fender
center line
fender
Prior art date
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Application number
JP1988125623U
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JPH0248493U (ja
Inventor
邦久 志村
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車等車両の泥はね防止装置に関する。
[従来の技術] 例えばキャブオーバ型車両のタイヤハウスは、アウタフ
ェンダと、アウタフェンダの車両内方に設けられたイン
ナフェンダと、インナフェンダの後縁から吊設されたス
プラッシュボードとからなっている。
しかし、タイヤの遠心力によりタイヤハウス内に飛散し
た泥水の相当部分は、車両側方に飛散する不具合があ
る。
この車両側方への泥水の飛散を防止するに関し、実公昭
61−34217号公報には、インナフェンダの下面に前側が
車両中心線に近付くように傾く複数の突条を設け、これ
ら突条によりタイヤの回転でタイヤハウス内に誘起され
る空気の流れを車両内方に偏流させる技術が示されてい
る。しかし、この公知技術によれば、泥水が突条の側壁
に衝突して飛散するので、飛散量は減らず、また、突条
の高さだけインナフェンダとタイヤとの間隔が狭くなり
飛散量が減らない。
また、本出願人による実開昭62−152886号公報には、タ
イヤハウス内にタイヤの略上半部全体を覆う樹脂製のス
プラッシュカバーを設け、該カバーをフレームに固定す
ると共に、カバーとフロアパネルとの間に緩衝用のラバ
ーを介装し、カバーの上側部分を車両内方に変形させ、
泥水を車両内方に向わせる技術が示されている。この技
術自体は有効なものであるが、しかし、構造が複雑で組
付けが面倒であると共に、樹脂材を使用する場合ははね
石等に対し破損するおそれがあり、また、コスト高にな
る。
[解決しようとする課題] したがって本考案の目的はタイヤの回転による泥はねを
簡単な構成で防止でき、かつ強度的には丈夫な車両の泥
はね防止装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の車両の泥はね防止装置によれば、タイヤハウス
を形成するインナフェンダの下面を車両の中心線側が低
くなるように傾斜させ、かつインナフェンダの前部、中
間部および後部にそれぞれ複数列の凹条が設けられ、そ
れらの凹条はインナフェンダからタイヤの反対側に突出
した部分で台形に構成され、そしていずれの凹条もその
前方が後方より車両の中心線に近づくように傾いてい
る。
なお、本明細書において、凹条とはサスペンションの撓
み等を考慮したインナフェンダの設計位置すなわち基準
線に対してタイヤの反対側に突出している溝状の部分を
意味している。したがって突条とは基準線からタイヤの
方に突出しているものをいう。
[作用効果の説明] したがって、周知の如く、泥水は回転するタイヤの遠心
力によってはね飛ばされてインナフェンダの下面に衝突
する。その衝突した泥水はインナフェンダの傾きによ
り、車両の中心線側すなわち内方に流れ、また凹条内を
車両の中心線側に流れる。その際に、凹条は基準線より
も反タイヤ側に突出した台形であるので、タイヤハウス
内の寸法が多く確保でき、スプラッシュのはね返りを少
なくすることができる。そして凹条はインナフェンダの
前部、中部、後部と実質的に全面に形成されているの
で、実質的に遠心力で上方にはね飛ばされた泥水を中心
線側に案内できる。特にこのように凹条を設けたため
に、インナフェンダの内面全面にタイヤの回転により誘
起される空気の流れを中心線側を向かせることができ、
泥水が車両の外側方に飛び出すのを防止できる。さら
に、インナフェンダの実質的全面に凹条を形成すること
によりインナフェンダの強度を高めることもできる。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図ないし第3図において、キャブ1には、アウタフ
ェンダ2と、インナフェンダ10と、スプラッシュボード
3とによりタイヤ4の上半部を覆うタイヤハウス5が形
成されている。なお、図中の符号6はフロアパネル、7
はフロントアクスルである。
そのインナフェンダ10Aは、下面全体が車両の中心線側
すなわち内方Cが低くなるように傾斜して形成されてい
る。
そしてインナフェンダ10Aに前側Fが車両中心線に近付
くように傾斜した複数の凹条11が形成されている。
これら凹条11は、第3図に示すように断面が台形状であ
って、第2図の例では後部10aには6個、前部10bの後側
の中間部には6個、前側には5個がそれぞれ形成されて
いるが、この数は限定されるものではない。
したがって、泥水は付着時の慣性力により凹条11内を車
両の前側内方に流れる。また、凹条11はタイヤの回転力
によりタイヤハウス5内に誘起される空気の流れを車両
内方に偏流させ、上記の作用をさらに向上させる。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、下記のすぐれた効果を奏
する。
(i)凹条のためタイヤハウス内の寸法を確保でき、サ
スペンションと無関係に設計でき、タイヤと干渉するこ
とがない。
(ii)凹条が台形のためスプラッシュのはね返りをより
少なく押えることができる。
(iii)インナフェンダの内面の全面に車両の中心側を
向く空気流を発生し、泥水を車両の中心側に案内でき
る。
(iv)インナフェンダの強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図はイン
ナフェンダの斜視図、第3図は第2図のB−B線に沿う
断面図である。 5……タイヤハウス、10、10A……インナフェンダ、11
……凹条、C……車両の中心線側

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤハウスを形成するインナフェンダの
    下面を車両の中心線側が低くなるように傾斜させ、かつ
    インナフェンダの前部、中間部および後部にそれぞれ複
    数列の凹条が設けられ、それらの凹条はインナフェンダ
    からタイヤの反対側に突出した部分で台形に構成され、
    そしていずれの凹条もその前方が後方より車両の中心線
    に近づくように傾いていることを特徴とする車両の泥は
    ね防止装置。
JP1988125623U 1988-09-28 1988-09-28 車両の泥はね防止装置 Expired - Lifetime JPH0724312Y2 (ja)

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JPH0248493U JPH0248493U (ja) 1990-04-04
JPH0724312Y2 true JPH0724312Y2 (ja) 1995-06-05

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JP5994742B2 (ja) * 2013-07-01 2016-09-21 トヨタ自動車株式会社 ホイールハウス構造
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JPS6134217U (ja) * 1984-07-31 1986-03-01 悌司 村上 使い捨てカイロを両側から挾み吊り下げる器具
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JPH0248493U (ja) 1990-04-04

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