JP2593319Y2 - インナーフェンダーの構造 - Google Patents

インナーフェンダーの構造

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JP2593319Y2
JP2593319Y2 JP1993001282U JP128293U JP2593319Y2 JP 2593319 Y2 JP2593319 Y2 JP 2593319Y2 JP 1993001282 U JP1993001282 U JP 1993001282U JP 128293 U JP128293 U JP 128293U JP 2593319 Y2 JP2593319 Y2 JP 2593319Y2
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JP
Japan
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inner fender
vehicle
mud
tire
outside
Prior art date
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JP1993001282U
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勝 田川
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の前輪の周囲に設
けたインナーフェンダーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の前輪の回転に伴って前方に飛び散
る泥はねを防止するために、前輪の前側にフェンダーか
らラバー製の平板で形成されたマッドガードを取付ける
技術は知られている。しかしながら、上記の従来技術は
マッドガードが平板のために、前方への泥はねを防ぐだ
けで、機能として十分でなく、その取付けはラバー板を
ボルト・ナットでリテーナを介して取付けるので、面倒
で時間の掛かる作業であった。
【0003】また実開昭64−10475号公報や実開
昭56−141875号公報等にはフェンダーが開示さ
れているが、強度と泥はねの防止と、はねた泥の案内と
を効果的に行うことはできなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案の
目的は、強度的に丈夫で薄くでき、かつマッドガードが
なくても泥はねを有効に防止でき、しかもはねた泥を効
果的に下方に案内できるインナーフェンダーの構造を提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、車両の
前輪の周囲に設けたインナーフェンダーの構造におい
て、インナーフェンダー(1)は取付状態でほぼ水平の
第1の部分(A)と、その第1の部分(A)の前端から
斜め下方に車体(5)の下部位置まで延びる第2の部分
(B)と、その第2の部分(B)の下端から斜め前方に
車体(5)の下方まで延びる第3の部分(C)とよりな
り、その第3の部分(C)の先端に断面L字状のとい
(D)を形成し、そのL字状のとい(D)は車両の内側
が低くなるように傾斜しており、そして長手方向に複数
のビード(2)が設けられ、かつ外側に下側に突出した
フランジ(19)を有している。
【0006】
【作用効果の説明】したがって、タイヤの回転により飛
散した泥水は主として第1の部分、第2の部分にぶつか
るが、いずれの部分にぶつかった泥水も、第2の部分、
第3の部分を通ってといの低い部分から車両の内側に落
下するので、車両の外側に泥はねを生じない。
【0007】また、第3の部分は斜め前方に傾斜してい
るので、タイヤとの距離が遠くなり、タイヤとインナフ
ェンダーとの間に浮遊する水滴の量が減っており、スピ
ードも遅くなっているので水滴が車軸方向に飛び出さな
い。
【0008】また、長手方向のビードにより強度が増
し、その分薄くできる。そしてこれらのビードは泥水の
流れを阻止しない。さらに外側にはフランジがあるの
で、補強と泥はね防止の効果がある。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を説
明する。
【0010】図1において、樹脂で形成されたインナー
フェンダー1は、図3をも参照して、取付状態でほぼ水
平になる第1の部分Aと、その第1の部分Aの前端から
斜め下方に延びる第2の部分Bと、その第2の部分Bの
下端から斜め前方に車体5の下方まで延びる第3の部分
Cと、第3の部分Cの先端にほぼ垂直に下方に延びる断
面がL字状のといとから構成されている。
【0011】また、インナーフェンダー1は長手方向の
補強のため複数のビード2が設けられ、図2を参照し
て、幅方向はタイヤ6を囲むように湾曲し、その先端の
といを形成する部分は、車両の外側3よりも内側4のほ
うが水平に対して低くなるよう傾斜して形成されてい
る。
【0012】そして、インナーフェンダー1の外側は、
全体的に下側に突出したフランジ1aを有し、補強と共
に外側への泥はねを防止するよう形成されている。
【0013】したがって、図3を参照して、タイヤ6の
回転によりS1のように飛散した水は第2の部分Bおよ
び第3の部分Cを伝いながらといの低い部分4の方向に
流れ、車両の内側からEのように路面に落ちるので、外
側に泥水を跳ねる事がない。
【0014】また、路面とタイヤ6の間に入った水や泥
はS2のようにタイヤ6の下方から前方に飛び散るが第
3の部分までの距離が遠いので、Fのように途中で落下
したりするので浮遊する水滴の量は少なくなり、といで
捕捉されて外側には飛散しない。
【0015】
【考案の効果】以上の通り、本考案によれば、下記のす
ぐれた効果を奏する。 (a) 前輪からインナーフェンダーに飛び散った泥水
は、第1ないし第3の部分からといに沿って流れて車両
の内側で落下するので、車両の外側に泥はねが生じな
い。 (b) 第3の部分は斜め前方に傾斜しているので、タ
イヤとの距離が遠くなり、タイヤとインナーフェンダー
との間に浮遊する流れの量が減っており、スピードも遅
くなっているので、泥水が車軸方向に飛び出さない。 (c) 長手方向のビードにより泥水の流れを阻害せず
に強度が増すことができる。 (d) 外側のフランジより車両の外側の泥はねを阻止
し、かつ補強効果が向上する。
【0016】したがって、マッドガードが不用になり重
量が軽くなると共に工数が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すインナーフェンダーの
斜視図。
【図2】図1のX−X断面図
【図3】図1のインナーフェンダーを車体に取付けた状
態を示す模式図。
【符号の説明】
1…インナーフェンダー 3…といの外側部 4…といの内側部 5…車体 6…タイヤ A…第1の部分 B…第2の部分 C…第3の部分 D…とい

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前輪の周囲に設けたインナーフェ
    ンダーの構造において、インナーフェンダー(1)は取
    付状態でほぼ水平の第1の部分(A)と、その第1の部
    分(A)の前端から斜め下方に車体(5)の下部位置ま
    で延びる第2の部分(B)と、その第2の部分(B)の
    下端から斜め前方に車体(5)の下方まで延びる第3の
    部分(C)とよりなり、その第3の部分(C)の先端に
    断面L字状のとい(D)を形成し、そのL字状のとい
    (D)は車両の内側が低くなるように傾斜しており、そ
    して長手方向に複数のビード(2)が設けられ、かつ外
    側に下側に突出したフランジ(19)を有していること
    を特徴とするインナーフェンダーの構造。
JP1993001282U 1993-01-22 1993-01-22 インナーフェンダーの構造 Expired - Lifetime JP2593319Y2 (ja)

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JPH0657773U JPH0657773U (ja) 1994-08-12
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JP4527863B2 (ja) * 2000-09-11 2010-08-18 永佳 佐藤 車椅子
JP4665070B2 (ja) * 2005-05-10 2011-04-06 三井金属アクト株式会社 車両用電動ステップ装置
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